チャールズ・シュワブ

基本情報

チャールズ・シュワブSCHWNYSE

SCHWAB CHARLES CORP

個人向け(79.4%)と独立系アドバイザー向けの2部門。部門の利益指標は税引前利益。

売上高は3.8兆円で、大和証券グループ本社(1.5兆円)の約2.6倍。従業員は約33,000人。

  • 時価総額30.5兆円
  • 売上高3.8兆円
  • 営業利益
  • 純利益1.4兆円
  • 株価110.16USD
  • PER23.7倍
  • PBR3.85倍
  • ROE18.1%
  • 配当利回り0.98%
正式社名
SCHWAB CHARLES CORP
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Security Brokers, Dealers & Flotation CompaniesSIC 6211
発行済株式数
1,729,335,714 株
1株あたり利益(EPS)
4.65 米ドルFY2025・希薄化後
1株あたり配当金
1.08 米ドルFY2025
従業員数
約33,000 人常勤・非常勤・臨時の従業員と業務委託を合わせた常勤換算。10-Kの記載は「約33,000人の常勤従業員に相当」

売上高と利益の推移

売上高と純利益の推移(億円)(利益率)00.0%8,0008.0%16,00016.0%24,00024.0%32,00032.0%40,00040.0%29,6399,370FY202133,22711,496FY202230,1468,109FY202331,3779,509FY202438,28314,167FY202531.6%34.6%26.9%30.3%37.0%売上高純利益純利益率

財務ハイライト(過去5期)

純利益・ROE

純利益・ROE(億円)00.0%4,0005.0%8,00010.0%12,00015.0%16,00020.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・自己資本・自己資本比率

総資産・自己資本・自己資本比率(兆円)0.00.0%30.03.0%60.06.0%90.09.0%120.012.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産自己資本自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(兆円)▲16.0▲8.00.08.016.0FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株あたり利益(EPS・希薄化後)

1株あたり利益(EPS・希薄化後)(米ドル)02346FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比純利益純利益率
FY20252025-12-31期末38,283億円+22.0%14,167億円37.0%
FY20242024-12-31期末31,377億円+4.1%9,509億円30.3%
FY20232023-12-31期末30,146億円-9.3%8,109億円26.9%
FY20222022-12-31期末33,227億円+12.1%11,496億円34.6%
FY20212021-12-31期末29,639億円9,370億円31.6%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

インベスター・サービシズ(個人向け)

個人の投資家に直接、証券口座・投資助言・銀行サービスを提供する。企業の従業員向けの株式報酬の管理も含む

売上構成比 79.4%売上構成比79.4%30,406億円

利益構成比81.3%14,917億円・利益率49.1%

強み・実績
  • ★★純収益189億99百万ドルで2部門の79.4%。前期の155億58百万ドルから22.1%増えた
  • ★★税引前利益93億21百万ドル(49.1%)。前期の63億20百万ドルから47.5%増
  • ★★純収益の内訳は、金利収支93億28百万ドル(49.1%)・資産管理運営手数料47億56百万ドル・トレーディング収益35億25百万ドル・銀行預金口座の手数料7億66百万ドル・その他6億24百万ドル
主な製品・サービス
  • 証券口座(手数料無料の株式売買)
  • 投資助言サービス
  • 銀行サービス(預金・住宅ローン)
  • 従業員向け株式報酬の管理

アドバイザー・サービシズ(独立系アドバイザー向け)

独立系の登録投資顧問(RIA)に対して、顧客資産の保管・売買の執行・実務の支援を提供する

売上構成比 20.6%売上構成比20.6%7,877億円

利益構成比18.7%3,422億円・利益率43.4%

強み・実績
  • 純収益49億22百万ドルで2部門の20.6%。前期の40億48百万ドルから21.6%増えた
  • ★★税引前利益21億38百万ドル(43.4%)。前期の13億72百万ドルから55.8%増
  • ★★★純資金流入は2,848億ドルで、個人向けの2,138億ドルを上回る。顧客の数は「数千のRIA」だが、1件あたりの資産が大きい
主な製品・サービス
  • 顧客資産の保管(カストディ)
  • 売買の執行
  • RIA向けの業務支援
  • RIA向けの技術基盤
4,986億ドル純資金流入(年間)2025年12月期(前期3,616億ドル)。★内訳はアドバイザー・サービシズ2,848億ドル・インベスター・サービシズ2,138億ドル。★会社はこの数字から、系列外の銀行に預けられた譲渡性預金の流出208億ドルを除いていると注記している
117億50百万ドル金利収支(純額)2025年12月期。純収益239億21百万ドルの49.1%にあたる。前期91億44百万ドルから28%増。★同社は2019年に米国株の売買手数料を無料にしており、収益の柱は手数料ではなく金利収支
39億21百万ドルトレーディング収益2025年12月期。純収益の16.4%にとどまる。前期32億64百万ドルから20%増。★株式の売買手数料そのものではなく、注文の取り次ぎに伴う収益が中心
124億62百万ドル支払利息を除く費用2025年12月期(前期119億14百万ドル)。★最大は人件費64億91百万ドル(52.1%)。次いで専門サービス費11億97百万ドル、設備費11億17百万ドル。★純収益が22.0%増えたのに対し、費用の伸びは5%にとどまった

注目ポイント

  • ★★★純収益の半分が金利収支金利収支(純額)が117億50百万ドルで純収益の49.1%を占めます。顧客から預かった資金を運用して得る利息と、支払う利息の差です。★★株式の売買手数料(トレーディング収益)は39億21百万ドル・16.4%にとどまります。同社は2019年に米国株の売買手数料を無料にしました。★★★つまり同社の収益は、株式市場の売買の多さよりも金利の水準に左右されます。2023年12月期に純収益が落ち、2025年12月期に22.0%戻したのも、この構造と重なります。★会社は10-Kのリスク要因で「金利の変化に対する貸借対照表の位置づけ」「利息を生む資産の構成と伸び」「資金調達の手段を確保できるか」を、業績を左右する要因として挙げています。★★当ページの野村ホールディングス・大和証券グループ本社は、部門別の純収益に金利収支をこの粒度で分けて示していません。
  • ★★★同じ口座を、個人と独立系アドバイザーの2つの入口で売る2つの部門は、扱う商品ではなく「誰を通じて使うか」で分かれています。インベスター・サービシズ(189億99百万ドル・79.4%)は個人が直接使う入口アドバイザー・サービシズ(49億22百万ドル・20.6%)は独立系の登録投資顧問(RIA)を通じて使う入口です。★会社は10-Kに「両部門とも同じ基盤の規模と効率を使うが、部門の費用は数百万の顧客に対応するインベスター・サービシズと、数千のRIAに対応するアドバイザー・サービシズという力学を反映する」と記載しています。★★★純資金流入では、アドバイザー・サービシズ(2,848億ドル)が個人向け(2,138億ドル)を上回ります。顧客の数は少ないが1件あたりの資産が大きい形です。★部門の利益率は49.1%対43.4%と近い水準です。★★日本の証券会社にこの区分はありません。野村ホールディングスと大和証券グループ本社は、いずれも自社の営業員を通じた販売が中心です。
  • ★★純資金流入が年間4,986億ドル2025年12月期の純資金流入(net new client assets)は4,986億ドルでした。前期の3,616億ドルから37.9%増えています。★内訳はアドバイザー・サービシズ2,848億ドル・インベスター・サービシズ2,138億ドルです。★★会社はこの数字から、系列外の銀行に預けられた譲渡性預金の流出208億ドルを除いていると注記しています。★★円に直すと約79兆8千億円で、大和証券グループ本社の連結の営業収益(1兆4,680億円)の54倍以上にあたります(当サイトの計算・ページ下部のレートによる)。★当サイトは資金の流入が多いことの良し悪しを述べません。会社が公表した数字を並べています。
  • ★従業員は常勤換算で約33,000人会社は10-Kに、2025年12月31日時点で常勤・非常勤・臨時の従業員と業務委託を合わせ、常勤換算で約33,000人にあたると記載しています。★★純収益239億21百万ドルを人数で割ると1人当たり約72万5千ドル(約1億1,600万円)です(当サイトの計算)。★★当ページのブラックストーン(約5,285人)とは規模がまったく違います。同社は運用資産1.3兆ドル超を5,285人で運用しており、事業の形が異なります。★会社は「クライアントの目を通して」という戦略の言葉を10-Kに記載しています。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)10-Kの注記24より

部門売上高部門の利益利益率
インベスター・サービシズ(個人向け)30,406億円14,917億円49.1%
アドバイザー・サービシズ(独立系アドバイザー向け)7,877億円3,422億円43.4%
連結(税引前利益)38,283億円18,339億円47.9%

★★部門の利益は営業利益ではなく「税引前利益(income before taxes on income)」です。

地域別の売上

純収益の内訳2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)

  • 金利収支(純額) 49.1%49.1%18,804億円金利収支(純額)
  • 資産管理・運営手数料 27.2%27.2%10,412億円資産管理・運営手数料
  • トレーディング収益 16.4%16.4%6,275億円トレーディング収益
  • 銀行預金口座の手数料 4.1%4.1%1,564億円銀行預金口座の手数料
  • その他 3.2%3.2%1,227億円その他

★★★金利収支(純額)が純収益の49.1%(117億50百万ドル)を占めます。

最新の決算

2026年4〜6月期2026-07-21 公表

項目2026年4〜6月期2025年4〜6月期増減
純収益11,318億円9,364億円+20.9%
純利益4,481億円3,402億円+31.7%

会社が公表した決算資料の数値です。

日本企業との違い

大和証券グループ本社8601

★★個人向けの資産管理が最大の部門という点が共通(大和証券グループ本社のウェルスマネジメント純営業収益2,958億円・経常利益率37.9%、チャールズ・シュワブのインベスター・サービシズ49.1%)。★★★ただしチャールズ・シュワブは営業員を持たない。顧客は自分でオンラインの口座を使うか、社外の独立系登録投資顧問(RIA)を通じて使う。大和証券グループ本社は自社の営業員を通じた対面の販売が中心。★★そのアドバイザー・サービシズ部門の純資金流入2,848億ドルは、個人向けの2,138億ドルを上回る

ウェルスマネジメント・グローバルマーケッツ&インベストメントバンキング・アセットマネジメントの3部門で、2026年3月期の純営業収益(部門の表の合計)は7,204億円、営業収益は1兆4,680億円。★★個人向けの資産管理が最大の部門という点が共通します。 大和証券グループ本社のウェルスマネジメント部門は純営業収益2,958億円・経常利益1,120億円(37.9%)、チャールズ・シュワブのインベスター・サービシズは49.1%です。★★★ただしチャールズ・シュワブは営業員を持ちません。 同社の顧客は自分でオンラインの口座を使うか、社外の独立系登録投資顧問(RIA)を通じて使います。大和証券グループ本社は自社の営業員を通じた対面の販売が中心です。★★そのアドバイザー・サービシズ部門は純収益49億22百万ドル(20.6%)で、純資金流入2,848億ドルは個人向けの2,138億ドルを上回ります。規模はチャールズ・シュワブが大きいです(純収益239億21百万ドル対7,204億円)。

売上高をチャールズ・シュワブと並べる
  • 大和証券グループ本社1.5兆円2026年3月期
  • チャールズ・シュワブ3.8兆円直近の通期
時価総額をチャールズ・シュワブと並べる
  • 大和証券グループ本社2.9兆円
  • チャールズ・シュワブ30.5兆円

野村ホールディングス8604

個人向けの資産管理という点で重なる(野村ホールディングスのウェルス・マネジメント純収益4,879億円・税引前利益率41.8%、チャールズ・シュワブのインベスター・サービシズ純収益189億99百万ドル・49.1%)。★★★ただし収益の源泉が違う。チャールズ・シュワブは純収益の49.1%が金利収支で、株式の売買手数料は16.4%にすぎない(2019年に米国株の売買手数料を無料にした)。★★野村ホールディングスが持つホールセール部門(純収益1兆1,622億円・53.6%)に当たる事業を、チャールズ・シュワブは持たない

ホールセール・ウェルスマネジメント・インベストメントマネジメント・バンキングの4部門で、2026年3月期の純収益(部門の表の合計)は2兆1,677億円、収益合計は4兆7,585億円。★★個人向けの資産管理という点で重なります。 野村ホールディングスのウェルス・マネジメント部門は純収益4,879億円・税引前利益2,040億円(41.8%)、チャールズ・シュワブのインベスター・サービシズは純収益189億99百万ドル・税引前利益93億21百万ドル(49.1%)です。★★★ただし収益の源泉が違います。 チャールズ・シュワブは純収益の49.1%が金利収支で、株式の売買手数料は16.4%にすぎません。同社は2019年に米国株の売買手数料を無料にしました。★★野村ホールディングスはホールセール部門(純収益1兆1,622億円・59.2%)を持ちます。 投資銀行業務と機関投資家向けのトレーディングで、チャールズ・シュワブにこれに当たる事業はありません。規模はチャールズ・シュワブのほうが大きいです(純収益239億21百万ドル対2兆1,677億円)。

売上高をチャールズ・シュワブと並べる
  • 野村ホールディングス4.8兆円2026年3月期
  • チャールズ・シュワブ3.8兆円直近の通期
時価総額をチャールズ・シュワブと並べる
  • 野村ホールディングス5.1兆円
  • チャールズ・シュワブ30.5兆円

3社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。チャールズ・シュワブは12月期の米国会計基準、野村ホールディングス・大和証券グループ本社は3月期です。★★★3社とも「売上高」にあたる欄が純収益(または純営業収益)で、支払利息などを差し引いたあとの金額です。事業会社の売上高とは別のものなので、他の業界のページと直接は比べられません。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

よくある質問

チャールズ・シュワブと正面から重なる日本の会社はどこですか?

個人向けの資産管理という点では、野村ホールディングスのウェルス・マネジメント部門と大和証券グループ本社のウェルスマネジメント部門です。★★★ただし稼ぎ方が大きく違います。 チャールズ・シュワブは純収益の49.1%が金利収支で、株式の売買手数料(トレーディング収益)は16.4%にすぎません。同社は2019年に米国株の売買手数料を無料にしました。★★★販売の形も違います。 同社の顧客は自分でオンラインの口座を使うか、社外の独立系登録投資顧問(RIA)を通じて使います。日本の2社は自社の営業員を通じた対面の販売が中心です。★★野村ホールディングスが持つホールセール部門(投資銀行業務と機関投資家向けトレーディング)に当たる事業を、チャールズ・シュワブは持ちません。

純収益の半分が金利収支というのは、どういうことですか?

顧客から預かった資金を運用して得る利息と、支払う利息の差です。2025年12月期は117億50百万ドルで純収益239億21百万ドルの49.1%を占めます。★資産管理・運営手数料は65億6百万ドル(27.2%)、トレーディング収益は39億21百万ドル(16.4%)、銀行預金口座の手数料は9億77百万ドル(4.1%)、その他が7億67百万ドルです。★★★株式の売買手数料は純収益の6分の1にすぎません。同社は2019年に米国株の売買手数料を無料にしており、収益の柱は手数料ではなく金利収支と資産管理料です。★★この形は、証券会社というより銀行に近いものです。会社は銀行(Charles Schwab Bank)を傘下に持ちます。★★つまり同社の収益は、株式市場の売買の多さよりも金利の水準に左右されます。会社は10-Kのリスク要因で「金利の変化に対する貸借対照表の位置づけ」「利息を生む資産の構成と伸び」「資金調達の手段を確保できるか」を、業績を左右する要因として挙げています。★前期比では金利収支が28%増、銀行預金口座の手数料が34%増えました。

2つの部門は何が違うのですか?

扱う商品ではなく、「誰を通じて使うか」で分かれています。インベスター・サービシズ(純収益189億99百万ドル・79.4%)は、個人の投資家が直接使う入口です。証券口座・投資助言・銀行サービス、企業の従業員向け株式報酬の管理を提供します。★アドバイザー・サービシズ(49億22百万ドル・20.6%)は、独立系の登録投資顧問(RIA)を通じて使う入口です。顧客資産の保管・売買の執行・RIA向けの業務支援と技術基盤を提供します。★★会社は10-Kに「両部門とも同じ基盤の規模と効率を使うが、部門の費用は数百万の顧客に対応するインベスター・サービシズと、数千のRIAに対応するアドバイザー・サービシズという力学を反映する」と記載しています。★★★純資金流入では、アドバイザー・サービシズ(2,848億ドル)が個人向け(2,138億ドル)を上回ります。顧客の数は少ないが1件あたりの資産が大きい形です。★部門の利益率は49.1%対43.4%と近い水準です。★★日本の証券会社にこの区分はありません。

部門の利益が営業利益ではないのはなぜですか?

会社が10-Kでそう開示しているためです。部門の利益指標は「税引前利益(income before taxes on income)」で、法人税を差し引く前の金額です。★★連結の損益計算書にも営業利益の行がありません。そのため当サイトが5期そろえて描ける利益は純利益だけで、推移の図は純利益で描いています。★★当ページの証券・資産運用5社のうち、営業利益の行を持つのはブラックロックだけです。ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーも税引前利益、ブラックストーンは分配可能利益という非GAAPの指標を業績の物差しとしています。★売上高の欄も「純収益(net revenues)」で、支払利息を差し引いたあとの金額です。★★そのため他の業界のページと、売上高や利益率を直接は比べられません。

純資金流入とは何ですか?

顧客が新しく預けた資産から、引き出した資産を引いた金額です。2025年12月期は4,986億ドルで、前期の3,616億ドルから37.9%増えました。★内訳はアドバイザー・サービシズ2,848億ドル・インベスター・サービシズ2,138億ドルです。★会社はこの数字から、系列外の銀行に預けられた譲渡性預金の流出208億ドルを除いていると注記しています。★★円に直すと約79兆8千億円で、大和証券グループ本社の連結の営業収益(1兆4,680億円)の54倍以上にあたります(当サイトの計算・ページ下部のレートによる)。★★この会社の事業を純収益だけで説明することはできません。預かる資産が増えれば、そこから生じる金利収支と資産管理料も増える形です。★当サイトは資金の流入が多いことの良し悪しを述べません。

従業員は何人ですか?

常勤換算で約33,000人です。会社は10-Kに「常勤・非常勤・臨時の従業員と業務委託を合わせ、常勤換算で約33,000人にあたる」と記載しています。★★純収益239億21百万ドルを人数で割ると1人当たり約72万5千ドル(約1億1,600万円)です(当サイトの計算)。★★当ページのブラックストーン(約5,285人で運用資産1.3兆ドル超)とは、事業の形がまったく違います。シュワブは数百万の個人顧客に口座を提供する会社、ブラックストーンは機関投資家と富裕層から預かった資金を非公開の資産に投じる会社です。★費用の内訳では、人件費が64億91百万ドルで支払利息を除く費用124億62百万ドルの52.1%を占めます。★純収益が22.0%増えたのに対し、費用の伸びは5%にとどまりました。

今期の見通しの節がないのはなぜですか?

会社が通期の見通しを金額で公表していないためです。 10-K・四半期報告書・決算発表資料のいずれにも、純収益や利益の見通しの数値がありません。★★当ページの証券・資産運用5社の中で、これは珍しい形ではありません。ゴールドマン・サックス・モルガン・スタンレー・ブラックストーンも、通期の見通しを金額で示していません。★野村ホールディングス・大和証券グループ本社も、決算短信で通期の業績予想を公表していません。証券会社は市場の動きに業績が左右されるため、予想を出さないのが日米に共通した形です。

中期経営計画はありますか?

会社は純収益・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★10-Kの戦略の記述は言葉だけで、数値がありません。会社は「クライアントの目を通して(Through Clients' Eyes)」という戦略の言葉を10-Kに記載しています。★野村ホールディングス・大和証券グループ本社が中期経営計画で示すような数値目標の一覧を、チャールズ・シュワブはSECの提出書類に出していません。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、チャールズ・シュワブは12月末、野村ホールディングス・大和証券グループ本社は3月末です。直近の四半期の実績は、会社が2026年8月7日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。

注記(4件)
売上高と利益の推移
★★同社の売上高にあたるのは「純収益(net revenues)」で、支払利息を差し引いたあとの金額です。★★連結の損益計算書に営業利益の行がありません。当サイトが5期そろえて描ける利益が純利益しかないため、推移の図は純利益で描いています。当ページの証券・資産運用の米国5社のうち、営業利益の行を持つのはブラックロックだけです。★★★純収益は185億20百万ドル(2021年12月期)→207億62百万→188億37百万→196億6百万→239億21百万ドル(2025年12月期)。★★2023年12月期にいったん落ちて、そこから2期で27.0%戻しています。★★純利益も58億55百万→71億83百万→50億67百万→59億42百万→88億52百万ドルと同じ形です。★2025年12月期は純収益が22.0%増、純利益が49.0%増えました。★1株当たり配当は0.72ドルから1.08ドルへ増えています。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。★★同社は銀行を傘下に持つため、総資産に対する自己資本の比率は事業会社と同じ物差しでは読めません。自己資本比率の分母である総資産には、顧客から預かった資金が含まれます。
部門ごとの売上と利益
当ページの証券・資産運用の米国5社のうち4社(ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、この会社、そしてブラックストーンの調整後指標)が、営業利益ではない指標を使っています。売上高の欄も「純収益(net revenues)」で、支払利息を差し引いたあとの金額です。★★2部門の合計は連結と一致します(純収益239億21百万ドル、税引前利益114億59百万ドル)。この会社には「配分していない全社費用」の行がありません。★★★部門の分かれ方が独特です。同じ証券口座の仕組みを使いながら、個人が直接使うか(インベスター・サービシズ)、独立系アドバイザーを通じて使うか(アドバイザー・サービシズ)で分けています。会社は10-Kに「両部門の純収益の構成の違いは、顧客資産の構成・取引の頻度・それぞれに固有の価格設定による」「両部門とも同じ基盤の規模と効率を使うが、部門の費用は数百万の顧客に対応するインベスター・サービシズと、数千のRIAに対応するアドバイザー・サービシズという力学を反映する」と記載しています。★部門の利益率は49.1%対43.4%で、規模が4倍近く違うわりに近い水準です。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の売上
顧客から預かった資金を運用して得る利息と、支払う利息の差です。★資産管理・運営手数料は65億6百万ドル・27.2%トレーディング収益は39億21百万ドル・16.4%です。★★★株式の売買手数料(トレーディング収益)は純収益の6分の1にすぎません。同社は2019年に米国株の売買手数料を無料にしており、収益の柱は手数料ではなく金利収支と資産管理料です。★★この形は、証券会社というより銀行に近いものです。会社は銀行(Charles Schwab Bank)を傘下に持ちます。★5区分の合計は連結の純収益239億21百万ドルと一致します。前期比では、金利収支が28%増、銀行預金口座の手数料が34%増、トレーディング収益が20%増えました。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。純収益は20.9%増、純利益は31.7%増えました。★利益率は出していません。同社の損益計算書に営業利益の行が無く、他社と同じ物差しの利益率を作れないためです。★売上高の欄は「純収益」で、支払利息を差し引いたあとの金額です。

出典

部門別・地域別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-25 公表)2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-07 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.02円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。

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