大和証券グループ本社
基本情報
大和証券グループ本社8601東京証券取引所
株式会社大和証券グループ本社
3つの報告セグメント(ウェルスマネジメント/アセットマネジメント/グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング)+その他。部門別の純営業収益ではウェルスマネジメント部門が42.1%で最大。
売上高は1.5兆円で、チャールズ・シュワブ(3.8兆円)の約0.4倍。従業員は約14,984人。
- 時価総額2.7兆円
- 売上高1.5兆円
- 営業利益—
- 純利益1,753億円
- 株価1,751円
- PER13.9倍
- ROE10.3%
- 配当利回り3.66%
株価
月末の終値です。2021年10月から2026年09月まで。株式分割は反映済みで、配当は含みません。出典はYahoo Finance。
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売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
親会社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 経常利益 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期2026-03-31期末 | 14,680億円 | +7.0% | 2,345億円 | 1,753億円 | 11.9% |
| 2025年3月期2025-03-31期末 | 13,720億円 | +7.4% | 2,247億円 | 1,544億円 | 11.3% |
| 2024年3月期2024-03-31期末 | 12,775億円 | +47.5% | 1,746億円 | 1,216億円 | 9.5% |
| 2023年3月期2023-03-31期末 | 8,661億円 | +39.8% | 869億円 | 639億円 | 7.4% |
| 2022年3月期2022-03-31期末 | 6,195億円 | — | 1,358億円 | 949億円 | 15.3% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
ウェルスマネジメント部門
主に個人や未上場法人のお客様に幅広い金融商品・サービスを提供。部門別の純営業収益でも利益でも最大
利益構成比48.0%1,120億円・利益率37.9%
- 大和証券の本支店を通じた資産管理・コンサルティング
- 投資信託・債券・保険などの販売とラップ口座
- 大和ネクスト銀行の預金と資金運用
グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門
国内外の機関投資家・事業法人向けの市場業務と投資銀行業務
利益構成比25.3%590億円・利益率22.9%
- 株式・債券・為替とその派生商品のセールス及びトレーディング
- 国内外における有価証券の引受け
- M&Aアドバイザリー
アセットマネジメント部門
投資信託の設定・運用と投資助言。部門の利益率が最も高い
利益構成比28.0%654億円・利益率58.5%
- 大和アセットマネジメントによる投資信託の設定・運用
- 不動産を投資対象とした投資法人・ファンドの運用
- プライベート・エクイティ、再生可能エネルギー、インフラなどへの投資
注目ポイント
- ★★★「売上高」が2つあり、部門別の表は別のほうを使っている★★★有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」は営業収益1兆4,679億83百万円を売上高として載せています。★★一方、部門別・地域別の表は純営業収益7,204億27百万円を使います。★会社は注記に「上記の純営業収益は主に、営業収益、金融費用、その他の営業費用及び支払手数料(販売費・一般管理費)より構成されております」と書いています。★★★当サイトの5期の図はページ上部と同じ営業収益で描き、部門別・地域別の表には純営業収益であることを明記しています。★野村ホールディングスも同じ形で、収益合計4兆7,584億86百万円に対して純収益は2兆1,677億13百万円です。
- ★★★部門の利益は経常利益で、同じ業界の他社と段階が違う★★★大和証券グループ本社の部門の利益は経常利益です。営業外収益・営業外費用まで加減した後で、特別損益と法人税を引く前の金額です。★野村ホールディングス・ゴールドマン・サックス・モルガン・スタンレー・チャールズ・シュワブは税引前利益で、特別損益にあたるものまで含めた後の金額です。★S&Pグローバルは部門の営業利益です。★★ブラックロックは報告セグメントが1つしかないため、部門別の利益そのものがありません。★★★同じ業界の中で、部門の利益の段階が税引前利益・経常利益・営業利益の3通りに割れています。
- ★★★通期の業績予想を公表していない★★★会社は決算短信に「当社グループの主たる事業である有価証券関連業の業績は、経済情勢や相場環境に大きな影響を受ける状況にあり、その業績予想を行うことは困難であるため記載しておりません」と明記しています。★★配当予想も金額としては示していません。ただし2025年3月期から2027年3月期までは1株当たり配当金額(通期)の下限を44円と設定しており、決算短信の予想欄にはこの下限が入っています。★★★そのためこのページには「今期の見通し」の節がありません。★野村ホールディングスも同じで、日本の2社とも通期の予想を出していません。
- ★★中期経営計画の最終年度が2026年度★★グループ中期経営計画「〜“Passion for the Best”2026〜」は2026年度が最終年度です。★2026年度の主な数値目標は連結経常利益2,400億円以上・連結ROE10%程度・ベース利益1,500億円です。★★ベース利益はウェルスマネジメント部門、証券アセットマネジメント、不動産アセットマネジメントの経常利益の合計と会社が定義しています。★★2026年3月期の実績は経常利益2,345億10百万円・ROE10.3%です(当サイトの計算による比較)。★★★当サイトはこの目標が達成できるかどうかを述べません。
- ★★アセットマネジメント部門の利益率が58.5%★★アセットマネジメント部門は純営業収益1,119億30百万円に対して経常利益654億32百万円で、利益率58.5%です(当サイトの計算)。★ウェルスマネジメント部門は37.9%、グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門は22.9%です。★★ただし規模は最も小さく、部門別の純営業収益の15.9%にとどまります。★会社は不動産を投資対象とした投資法人・ファンドの運用や、プライベート・エクイティ・再生可能エネルギー・インフラなどへの投資もこの部門に入れています。★★★当サイトは利益率が高い理由を書きません。会社が部門ごとの費用構造を数値で分解していないためです。
部門ごとの売上と利益
2026年3月期有価証券報告書の注記「セグメント情報等」より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| ウェルスマネジメント部門 | 2,958億円 | 1,120億円 | 37.9% |
| グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門 | 2,574億円 | 590億円 | 22.9% |
| アセットマネジメント部門 | 1,119億円 | 654億円 | 58.5% |
| その他 | 376億円 | ▲29億円 | ▲7.8% |
| 調整額 | 177億円 | 10億円セグメント間の取引消去・純営業収益から控除する支払手数料・未実現損益の調整などの合計。会社が差異調整の表で示している | — |
| 連結 | 7,204億円 | 2,345億円 | — |
★★★この表の「売上高」は純営業収益です。
地域別の純営業収益
大和証券グループ本社の海外売上比率は13.2%です。2026年3月期の地域別の純営業収益のうち、日本以外の地域の合計が占める割合で、当サイトが下の区分から計算しました。
地域別の純営業収益2026年3月期
- 日本
- 欧州
- アジア・オセアニア
- アメリカ
2026年3月期の地域別の純営業収益です。
最新の決算
2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)2026-08-03 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,344億円 | 3,264億円 | +33.1% |
| 経常利益 | 881億円 | 437億円 | +101.5% |
| 純利益 | 564億円 | 312億円 | +80.6% |
| 売上高純利益率 | 13.0% | 9.6% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
中期経営計画
グループ中期経営計画「〜“Passion for the Best”2026〜」2024年4月〜2027年3月・最終年度は2026年度
会社が掲げる「グループ経営基本方針」は「お客様の資産価値最大化」です。
経営目標(財務)
| 指標 | 2026年3月期(2025年度)の実績 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|---|
| 連結経常利益(2026年度) | 2,345億10百万円 | 2,400億円以上 |
| 連結ROE(2026年度) | 10.3% | 10%程度 |
| ベース利益(2026年度) | — | 1,500億円 |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。
アメリカの対応企業
チャールズ・シュワブSCHW
★★個人向けの資産管理が最大の部門という点が共通(大和証券グループ本社のウェルスマネジメント純営業収益2,958億円・経常利益率37.9%、チャールズ・シュワブのインベスター・サービシズ49.1%)。★★★ただしチャールズ・シュワブは営業員を持たない。顧客は自分でオンラインの口座を使うか、社外の独立系登録投資顧問(RIA)を通じて使う。大和証券グループ本社は自社の営業員を通じた対面の販売が中心。★★そのアドバイザー・サービシズ部門の純資金流入2,848億ドルは、個人向けの2,138億ドルを上回る
売上高を大和証券グループ本社と並べる- チャールズ・シュワブ3.8兆円FY2025
- 大和証券グループ本社1.5兆円直近の通期
- チャールズ・シュワブ26.4兆円
- 大和証券グループ本社2.7兆円
モルガン・スタンレーMS
個人向けの資産管理・機関投資家向けの市場業務・資産運用の3つを持つという点が重なる。★★比重も近く、大和証券グループ本社はウェルスマネジメント部門が部門別の純営業収益の42.1%、モルガン・スタンレーはウェルス・マネジメントが純収益の44.9%である(当サイトの計算)。★★★ただし規模の差が大きい。モルガン・スタンレー(706億45百万ドル・約11兆2,136億円)は大和証券グループ本社の純営業収益(7,204億円)の15.58倍で、日米8社で最も差が大きい組み合わせである。★★部門の利益は大和が経常利益、モルガン・スタンレーが税引前利益で段階が違う。★★★自国の比重も違い、大和は日本86.8%、モルガン・スタンレーは米州74.9%である。
個人向けの資産管理・機関投資家向けの市場業務・資産運用の3つを持つという点が重なります。★★比重も近く、大和はウェルスマネジメント部門が部門別の純営業収益の42.1%、モルガン・スタンレーはウェルス・マネジメントが44.9%です(当サイトの計算)。★規模はモルガン・スタンレー(706億45百万ドル・ページ下部のレートで約11兆2,136億円)が大和証券グループ本社の純営業収益(7,204億円)の15.57倍で、日米8社で最も差が大きい組み合わせです。★★部門の利益は大和が経常利益、モルガン・スタンレーが税引前利益で段階が違います。★★★海外の比重は正反対で、大和は海外が13.2%、モルガン・スタンレーは米州以外が25.1%です。
売上高を大和証券グループ本社と並べる- モルガン・スタンレー11.2兆円FY2025
- 大和証券グループ本社1.5兆円直近の通期
- モルガン・スタンレー47.2兆円
- 大和証券グループ本社2.7兆円
ブラックストーンBX
アセットマネジメント部門(純営業収益1,119億円・15.5%)が接する。★★採算の高さは近い形。大和証券グループ本社のアセットマネジメント部門の経常利益率58.5%は3部門で最も高く、資産運用は預かった資産に応じて報酬が入るため、規模が大きくなるほど採算がよくなるという点でブラックストーンと共通する。★★★ただし運用する資産の性質が違う(上場している株式や債券 対 未公開の企業・不動産・私募のクレジット)。★★「利益の何割を配る」という配当方針を数字で示している点は共通(ブラックストーンは分配可能利益の約85%、大和証券グループ本社は配当性向50%以上)
売上高を大和証券グループ本社と並べる- ブラックストーン2.3兆円FY2025
- 大和証券グループ本社1.5兆円直近の通期
- ブラックストーン13.2兆円
- 大和証券グループ本社2.7兆円
ゴールドマン・サックスGS
機関投資家向けの市場業務と投資銀行業務を持つ点が重なる。大和証券グループ本社のグローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門(部門別の純営業収益の36.6%)と、ゴールドマン・サックスのグローバル・バンキング&マーケッツ(純収益の71.1%)が対応する(当サイトの計算)。★★★ただし比重がまったく違う。★規模はゴールドマン・サックス(582億83百万ドル・約9兆2,513億円)が大和証券グループ本社の純営業収益(7,204億円)の12.85倍。★★部門の利益は大和が経常利益、ゴールドマン・サックスが税引前利益で段階が違う。★★従業員数は14,984人対47,400人。★★★自国の比重も逆向きで、大和は日本86.8%、ゴールドマン・サックスは米州62.7%である。
機関投資家向けの市場業務と投資銀行業務を持つ点が重なります。大和のグローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門(36.6%)と、ゴールドマン・サックスのグローバル・バンキング&マーケッツ(71.1%)が対応します。★★★ただし比重がまったく違います。★規模はゴールドマン・サックス(582億83百万ドル・約9兆2,513億円)が大和証券グループ本社の純営業収益(7,204億円)の12.85倍です(当サイトの計算)。★★部門の利益は大和が経常利益、ゴールドマン・サックスが税引前利益です。★★従業員数は14,984人対47,400人です。
売上高を大和証券グループ本社と並べる- ゴールドマン・サックス9.3兆円FY2025
- 大和証券グループ本社1.5兆円直近の通期
- ゴールドマン・サックス41.5兆円
- 大和証券グループ本社2.7兆円
ブラックロックBLK
★★★重なるのは資産運用だけ。ブラックロックは会社まるごとが資産運用で、大和証券グループ本社のアセットマネジメント部門は部門別の純営業収益の15.9%にとどまる(当サイトの計算)。★規模はブラックロック(242億16百万ドル・約3兆8,438億円)が大和証券グループ本社の純営業収益(7,204億円)の5.34倍。★★★財務の形がまったく違う。ブラックロックの株主資本比率32.9%に対し、大和の自己資本比率は4.6%である。★★利益率の水準は近く、大和のアセットマネジメント部門は経常利益率58.5%、ブラックロックの営業利益率は29.1%である(当サイトの計算)。★★大和も不動産・プライベートエクイティ・再生可能エネルギー・インフラへの投資をこの部門に入れている。
★★★重なるのは資産運用だけです。大和のアセットマネジメント部門は部門別の純営業収益の15.9%にとどまり、ブラックロックは会社まるごとが資産運用です。★規模はブラックロック(242億16百万ドル・約3兆8,438億円)が大和証券グループ本社の純営業収益(7,204億円)の5.34倍です(当サイトの計算)。★★★財務の形がまったく違います。ブラックロックの株主資本比率は32.9%、大和の自己資本比率は4.6%です。★★利益率は近い形で、大和のアセットマネジメント部門は経常利益率58.5%、ブラックロックの営業利益率は29.1%です(当サイトの計算)。★★ブラックロックは報告セグメントが1つしかなく、部門ごとの利益を開示していません。
売上高を大和証券グループ本社と並べる- ブラックロック3.8兆円FY2025
- 大和証券グループ本社1.5兆円直近の通期
- ブラックロック25.9兆円
- 大和証券グループ本社2.7兆円
S&PグローバルSPGI
★★★事業の位置が違う。大和証券グループ本社は証券を売買し資産を運用する会社、S&Pグローバルは自分では投資をしない。★★大和証券グループ本社は顧客側にあたる。アセットマネジメント部門が指数連動型の商品を出せば、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスに利用料を払う関係。★★★採算の水準が違う。大和証券グループ本社のアセットマネジメント部門の経常利益率58.5%は3部門で最も高いが、S&Pグローバルのインデックス部門は69.1%、レーティングス部門は66.2%。★規模は近い(S&Pグローバルの売上高153億36百万ドル 対 営業収益1兆4,680億円)
売上高を大和証券グループ本社と並べる- S&Pグローバル2.4兆円FY2025
- 大和証券グループ本社1.5兆円直近の通期
- S&Pグローバル19.1兆円
- 大和証券グループ本社2.7兆円
大和証券グループ本社は日本基準、米国6社は米国会計基準です。「売上高」にあたる数字は会社ごとに範囲が違います。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
★★★日米8社のうち大和証券グループ本社が最も小さい規模です。純営業収益7,204億27百万円は、モルガン・スタンレー(約11兆2,136億円)の0.06倍、ゴールドマン・サックス(約9兆2,589億円)の0.08倍、ブラックロック(約3兆8,438億円)の0.19倍、チャールズ・シュワブ(約3兆7,970億円)の0.19倍、S&Pグローバル(約2兆4,343億円)の0.30倍、ブラックストーン(約2兆2,937億円)の0.31倍にあたります(当サイトの計算)。★野村ホールディングスの純収益2兆1,677億13百万円と比べても0.33倍です。
★★★「売上高」の物差しが3通りに割れます。大和と野村ホールディングスは支払利息を引く前の総額(営業収益・収益合計)、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは引いた後の純収益、ブラックロックは資産運用会社なのでそのまま収益です。上の比較は大和の純営業収益7,204億27百万円を使っています。営業収益1兆4,679億83百万円で比べるとモルガン・スタンレーは7.64倍、ゴールドマン・サックスは6.31倍、ブラックロックは2.62倍になります(当サイトの計算)。
★★★部門の利益を経常利益で示すのは大和だけです。大和は経常利益(営業外損益まで加減した後、特別損益と法人税を引く前)、野村ホールディングス・ゴールドマン・サックス・モルガン・スタンレー・チャールズ・シュワブは税引前利益(特別損益にあたるものまで含めた後)、S&Pグローバルは部門の営業利益です。ブラックロックは部門そのものがありません。
★★★地域別の売上を載せている6社で、自国の比重が最も高いのが大和です。純営業収益の86.8%が日本で、海外は13.2%です。野村ホールディングスは海外49.8%、ゴールドマン・サックスは米州62.7%、モルガン・スタンレーは米州74.9%、ブラックロックは米州65.9%、S&Pグローバルは米国60.8%です。
★★★通期の見通しは、日米8社のうち7社が金額で示していません。大和は「有価証券関連業の業績は、経済情勢や相場環境に大きな影響を受ける状況にあり、その業績予想を行うことは困難であるため記載しておりません」と明記し、ゴールドマン・サックス・モルガン・スタンレー・ブラックロックもGAAPの金額による見通しを示しません。S&Pグローバルは公表しており、2026年7月28日の決算発表からGAAPの1株当たり利益16.35〜16.60ドルなども示しています。8社のページとも「今期の見通し」の節を置いていません。
★★中期経営計画の数値目標を掲げるのは大和と野村ホールディングスです。大和は2026年度に連結経常利益2,400億円以上・連結ROE10%程度・ベース利益1,500億円、野村は2030年度にROE10〜12%+・税引前当期純利益7,500億円超です。ゴールドマン・サックスは年次報告書(10-K)に景気の一巡を通したROE14〜16%・ROTE15〜17%、モルガン・スタンレーはROTCE20%を書いています。
★決算期は大和が3月末、米国6社は12月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。
よくある質問
大和証券グループ本社に対応する米国企業はどこですか?
★★★モルガン・スタンレーです。個人向けの資産管理・機関投資家向けの市場業務・資産運用の3つを持つ点が重なり、比重も近い形です。大和はウェルスマネジメント部門が部門別の純営業収益の42.1%、モルガン・スタンレーはウェルス・マネジメントが44.9%です(当サイトの計算)。★★★ただし規模の差が大きく、モルガン・スタンレー(約11兆2,136億円)は大和の純営業収益(7,204億円)の15.57倍で、日米8社で最も差が大きい組み合わせです。★機関投資家向けに絞ればゴールドマン・サックス(約9兆2,589億円・12.85倍)、★資産運用だけを見ればブラックロック(約3兆8,438億円・5.34倍)があります。★★★海外の比重はどの組み合わせでも正反対です。
部門の表の「売上高」が連結の営業収益と合わないのはなぜですか?
★★★部門の表に入っているのは純営業収益で、営業収益ではないためです。★会社は注記に「上記の純営業収益は主に、営業収益、金融費用、その他の営業費用及び支払手数料(販売費・一般管理費)より構成されております」と書いています。★3部門と「その他」の合計は7,026億94百万円で、これに調整額177億33百万円を足すと連結の純営業収益7,204億27百万円になります。★★連結の営業収益1兆4,679億83百万円は金融費用(支払利息)を引く前の総額で、純営業収益はその49.1%にあたります(当サイトの計算)。★★外部顧客への純営業収益で見ると、報告セグメント計は6,684億48百万円です。★野村ホールディングスも同じ形で、収益合計4兆7,584億86百万円に対して純収益は2兆1,677億13百万円です。
部門の利益はどの段階の利益ですか?
★★★経常利益です。営業利益に営業外収益・営業外費用を加減した金額で、特別損益と法人税を差し引く前です。★部門別の経常利益はウェルスマネジメント部門1,120億33百万円・アセットマネジメント部門654億32百万円・グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門589億95百万円・その他が29億19百万円の損失です。★報告セグメント計2,364億61百万円に、その他・セグメント間の取引消去・未実現損益の調整額・その他の調整額を加減すると連結の経常利益2,345億10百万円になります。★★★野村ホールディングス・ゴールドマン・サックス・モルガン・スタンレー・チャールズ・シュワブは税引前利益で、段階が違います。★★S&Pグローバルは部門の営業利益です。★★ブラックロックは報告セグメントが1つしかないため、部門ごとの利益そのものがありません。★★★同じ業界の中で、部門の利益の段階が税引前利益・経常利益・営業利益の3通りに割れています。
アセットマネジメント部門の利益率が高いのはなぜですか?
★★★当サイトは理由を書きません。会社が部門ごとの費用構造を数値で分解していないためです。★アセットマネジメント部門は純営業収益1,119億30百万円に対して経常利益654億32百万円で、利益率58.5%です(当サイトの計算)。★ウェルスマネジメント部門は37.9%、グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門は22.9%です。★★ただし規模は最も小さく、部門別の純営業収益の15.9%にとどまります。★★この部門には、投資信託の設定・運用と投資助言のほか、不動産を投資対象とした投資法人・ファンドの運用、金銭債権・プライベート・エクイティ・ベンチャーキャピタル・不動産・再生可能エネルギー・インフラなどへの投資が入ると会社が記載しています。★従業員数は1,330人で、ウェルスマネジメント部門の5,877人、グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門の3,282人より少ない形です。
なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?
★★★会社が通期の業績予想を公表していないためです。★決算短信に「当社グループの主たる事業である有価証券関連業の業績は、経済情勢や相場環境に大きな影響を受ける状況にあり、その業績予想を行うことは困難であるため記載しておりません」と明記されています。★★配当予想も金額としては示していません。ただし2025年3月期から2027年3月期までは1株当たり配当金額(通期)の下限を44円と設定しており、決算短信の予想欄にはこの下限が入っています。★配当方針は「中間配当及び期末配当の年2回を基本とし、連結業績を反映して半期毎に配当性向50%以上の配当を行う」です。★★★野村ホールディングスも同じで、「経済情勢や市場環境などによる不確実性があるため、業績予想は行っておりません」と記載しています。★★★米国のゴールドマン・サックス・モルガン・スタンレー・ブラックロックもGAAPの金額による見通しを示しません。掲載している日米8社のうち7社が、通期の見通しを金額で示していません。★S&Pグローバルは公表しており、2026年7月28日の決算発表からGAAPの1株当たり利益16.35〜16.60ドルなども示しています。
海外の比重が13.2%と低いのはなぜですか?
★★★当サイトは理由を書きません。会社が地域別の増減を数値で分解していないためです。★2026年3月期の地域別の純営業収益は、日本6,253億22百万円(86.8%)・欧州486億51百万円(6.8%)・アジア・オセアニア285億10百万円(4.0%)・アメリカ179億41百万円(2.5%)です(当サイトの計算)。★★野村ホールディングスは海外が純収益の49.8%で、日本の2社でも形が大きく違います。★会社は「純営業収益は主として顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております」と注記しています。★★前期の日本は5,591億6百万円でしたので11.8%増え、アメリカは63億52百万円から179億41百万円へ2.82倍になっています(当サイトの計算)。★★有形固定資産は本邦に所在するものが連結貸借対照表の90%を超えるため、地域別の記載を省略していると会社が注記しています。
中期経営計画はどうなっていますか?
★★グループ中期経営計画「〜“Passion for the Best”2026〜」は2026年度が最終年度です。★2026年度の主な数値目標は連結経常利益2,400億円以上・連結ROE10%程度・ベース利益1,500億円と会社が有価証券報告書に記載しています。★★ベース利益はウェルスマネジメント部門、証券アセットマネジメント、不動産アセットマネジメントの経常利益の合計と会社が定義する独自の指標です。★★★当サイトはベース利益の実績値を持っていません。会社が有価証券報告書に金額を記載していないためです。★2026年3月期の実績は経常利益2,345億10百万円・ROE10.3%です。★グループ経営基本方針は「お客様の資産価値最大化」です。★★★当サイトはこれらの目標が達成できるかどうかを述べません。
自己資本比率4.6%は低くないのですか?
★★★証券会社は顧客の取引にともなう資産を大きく抱えるため、総資産が大きく出ます。一般の会社と同じ物差しでは読めません。★総資産38兆776億46百万円に対して純資産は2兆458億9百万円です。★★5期で5.0%から4.6%へ下がっています。総資産が27兆5,310億89百万円から38兆776億46百万円へ38.3%増えた一方、純資産は1兆6,398億88百万円から2兆458億9百万円へ24.8%増にとどまったためです(当サイトの計算)。★★野村ホールディングスの自己資本比率5.9%も近い水準です。★米国のゴールドマン・サックスは6.9%、モルガン・スタンレーは7.9%です。★★★資産運用会社のブラックロックは32.9%で、まったく違う水準になります。★★ROEは10.3%で、分母の純資産が小さいぶん高く出る点に注意が要ります。
直近の四半期はどうでしたか?
★2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)の実績は、営業収益4,343億64百万円(33.1%増)・純営業収益2,203億99百万円(42.0%増)・営業利益775億12百万円(114.3%増)・経常利益880億89百万円(101.5%増)・親会社株主に帰属する四半期純利益564億14百万円(80.6%増)です。★部門別の純営業収益と経常利益はウェルスマネジメント部門882億30百万円・372億74百万円、アセットマネジメント部門409億28百万円・303億62百万円、グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門765億12百万円・227億10百万円です。★会社は主因として、委託手数料が株式取引の増加で65.3%増、引受け・売出し等の手数料が大型の引受案件などで91.8%増になったことを挙げています。★ラップ関連の契約資産残高は過去最高の6兆7,650億円、大和ネクスト銀行の預金残高は前連結会計年度末比4.8%増の5兆3,085億円・銀行口座数は同3.9%増の237万口座です。★★会社は通期の業績予想を示していません。
大和証券グループ本社の決算はいつ発表されますか?
大和証券グループ本社の決算期末は3月31日で、決算は四半期ごとに発表されます。直近の決算の発表日のうち、当サイトが決算短信などで確かめたものは次のとおりです。
- 2026年8月3日:2027年3月期 第1四半期
- 2026年4月27日:2026年3月期(通期)
- 2026年2月2日:2026年3月期 第3四半期
次の決算の発表予定日は、東京証券取引所が「決算発表予定日」で公表しています(会社から連絡のあった予定をまとめたもので、変わることがあります)。
数値はいつ時点のものですか?
★5期の推移・部門別・地域別・従業員数は2026年3月期(2026年3月31日まで)の数値で、有価証券報告書は2026年6月17日に提出されました。★直近の四半期は2026年4〜6月期で、決算短信は2026年8月3日に公表されたものです。★株価と時価総額はページ下部の更新日時点のものです。★★米ドルの円換算はページ下部に記載のレートを使っています。★★★当サイトは数値の出典をページの最後に必ず示します。
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米国の掲載企業
注記(5件)
- 売上高と利益の推移
- 利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。★★★この図の「売上高」は営業収益です。受入手数料・トレーディング損益・金融収益などの合計で、金融費用(支払利息)を引く前の総額です。★★★部門別・地域別の表は「純営業収益」で作られており、2026年3月期は7,204億27百万円です。営業収益1兆4,679億83百万円の49.1%にあたります(当サイトの計算)。★★★5期で営業収益は2.37倍、経常利益は1.73倍になりました。★2023年3月期だけ利益が落ち込んでいますが、会社はこの表について要因を数値で示していません。★★自己資本比率は5.0%から4.6%へ下がっています。証券会社は顧客の取引にともなう資産を大きく抱えるため、総資産が大きく出ます。★1株当たり配当額は33円から64円へ増えています。
- 部門ごとの売上と利益
- 営業収益から金融費用・その他の営業費用・支払手数料を差し引いた後の収益で、ページ上部の営業収益1兆4,679億83百万円とは別のものです。3部門と「その他」の合計は7,026億94百万円、これに調整額177億33百万円を足すと連結の純営業収益7,204億27百万円になります。★★★部門の利益は経常利益で、営業外収益・営業外費用まで加減した後、特別損益と法人税を引く前の金額です。★野村ホールディングスと米国のゴールドマン・サックス・モルガン・スタンレーは税引前利益なので、同じ業界の中でも段階がそろいません。★★アセットマネジメント部門の利益率は58.5%で、ウェルスマネジメント部門の37.9%、グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門の22.9%を大きく上回ります(当サイトの計算)。★★「その他」は29億19百万円の損失です。子会社の統合・管理、情報サービス、事務代行、不動産賃貸などが入ります。
- 「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
- 地域別の純営業収益
- 会社が有価証券報告書の注記「関連情報 2.地域ごとの情報」よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★日本が純営業収益の86.8%を占めます。★欧州486億51百万円(6.8%)・アジア・オセアニア285億10百万円(4.0%)・アメリカ179億41百万円(2.5%)が続きます(当サイトの計算)。★★★海外は13.2%で、野村ホールディングスの49.8%とは形がまったく違います。地域別の売上を載せている6社で最も国内に寄った形です。★会社は「純営業収益は主として顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております」と注記しています。★★有形固定資産は本邦に所在するものが連結貸借対照表の90%を超えるため、地域別の記載を省略していると会社が注記しています。★前期の日本は5,591億6百万円でしたので、11.8%増えています(当サイトの計算)。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。売上高は営業収益、純利益は親会社株主に帰属する四半期純利益。★★★営業収益33.1%増・純営業収益42.0%増・経常利益101.5%増・純利益80.6%増でした。★★純営業収益は2,203億99百万円です(前年同期1,552億52百万円)。★★部門別の純営業収益と経常利益はウェルスマネジメント部門882億30百万円・372億74百万円、アセットマネジメント部門409億28百万円・303億62百万円、グローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキング部門765億12百万円・227億10百万円です。★会社は主因として、委託手数料が株式取引の増加で65.3%増、引受け・売出し等の手数料が大型の引受案件などで91.8%増になったことを挙げています。★ラップ関連の契約資産残高は過去最高の6兆7,650億円、大和ネクスト銀行の預金残高は前連結会計年度末比4.8%増の5兆3,085億円です。★★会社は通期の業績予想を示していません。★1株当たり四半期純利益は40円68銭(前年同期22円20銭)です。
- 中期経営計画
- 目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★会社は有価証券報告書に「中期経営計画における2026年度の主な数値目標としては、連結経常利益2,400億円以上、連結ROE10%程度、ベース利益(ウェルスマネジメント部門、証券アセットマネジメント、不動産アセットマネジメントの経常利益合計)1,500億円等を定めております」と記載しています。★★★ベース利益は会社独自の指標で、3つの区分の経常利益の合計です。当サイトはこの実績値を持っていません。会社が有価証券報告書に金額を記載していないためです。★★2026年度は中期経営計画の最終年度にあたります。★会社は2026年度の経営方針で、ベース利益の増加により連結業績の安定性が向上したと記載しています。★★★当サイトはこれらの目標が達成できるかどうかを述べません。
出典
部門別の売上高と地域別の純営業収益、四半期決算、中期経営計画は、次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2026年3月期)(2026-06-17 公表)/2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-08-03 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。米国企業の金額は1米ドル=158.73円(業界ページと同じ固定レート)、株価と時価総額は1米ドル=157.83円で円に直しています。
投資判断は自己責任で行ってください。
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