ウェルタワー

基本情報

ウェルタワーWELLNYSE

WELLTOWER INC.

高齢者向け住宅・介護施設・外来医療施設だけに絞ったREIT。部門はシニアハウジング(自社運営)78.3%・トリプルネット・外来医療施設・全社の4区分で、部門の利益はNOI(売上高から物件の運営費だけを引いた金額)。

売上高は1.7兆円で、三菱地所(1.7兆円)の約1.0倍。従業員は約712人。

  • 時価総額26.9兆円
  • 売上高1.7兆円
  • 営業利益
  • 純利益1,499億円
  • 株価238.07USD
  • PER171.3倍
  • PBR3.99倍
  • ROE2.5%
  • 配当利回り1.18%
正式社名
WELLTOWER INC.
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Real Estate Investment TrustsSIC 6798
発行済株式数
705,914,450 株
1株あたり利益(EPS)
1.39 米ドルFY2025・希薄化後
1株あたり配当金
2.82 米ドルFY2025
従業員数
約712 人10-Kの記載は「712人(米国642人・英国49人・カナダ21人)」。★高齢者向け住宅の運営は提携先の運営会社が行うため、施設で働く人はこの数に入らない

売上高と利益の推移

売上高と純利益の推移(億円)(利益率)00.0%4,0002.5%8,0005.0%12,0007.5%16,00010.0%20,00012.5%7,589538FY20219,379226FY202210,623544FY202312,7891,523FY202417,3451,499FY20257.1%2.4%5.1%11.9%8.6%売上高純利益純利益率

財務ハイライト(過去5期)

当社株主に帰属する当期純利益・ROE

当社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)00.0%4001.0%8002.0%1,2003.0%1,6004.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・純資産・株主資本比率

総資産・純資産・株主資本比率(兆円)0.00.0%3.020.0%6.040.0%9.060.0%12.080.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産純資産株主資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲24,000▲16,000▲8,00008,00016,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)00112FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比純利益純利益率
FY20252025-12-31期末17,345億円+35.6%1,499億円8.6%
FY20242024-12-31期末12,789億円+20.4%1,523億円11.9%
FY20232023-12-31期末10,623億円+13.3%544億円5.1%
FY20222022-12-31期末9,379億円+23.6%226億円2.4%
FY20212021-12-31期末7,589億円538億円7.1%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

シニアハウジング(自社運営)

高齢者向け住宅を、運営会社と組んで自社の収益として計上する形。売上高の78.3%で最大

売上構成比 78.3%売上構成比78.3%13,586億円

利益構成比52.6%3,664億円・利益率27.0%

主な製品・サービス
  • 入居者からの利用料(84億52百万ドル)
  • 米国・英国・カナダの高齢者向け住宅

トリプルネット(長期賃貸)

物件を長期で貸し、税金・保険・修繕を借り手が負担する形。運営費がほとんどかからない

売上構成比 11.0%売上構成比11.0%1,916億円

利益構成比26.8%1,863億円・利益率97.2%

主な製品・サービス
  • 賃料収入(11億93百万ドル)
  • 高齢者向け住宅・介護施設・病院

外来医療施設

医療提供者へ貸す外来向けの施設。会社は2025年に大半を売却し、残りはトリプルネットの形へ移した

売上構成比 7.2%売上構成比7.2%1,251億円

利益構成比12.6%878億円・利益率70.2%

主な製品・サービス
  • 賃料収入(7億74百万ドル)
  • 医療提供者向けの外来施設

全社(部門に配分しない)

貸付金の利息収入と、現金の運用による受取利息。部門に配分しない収益と費用

売上構成比 3.4%売上構成比3.4%592億円

利益構成比8.0%557億円・利益率94.1%

主な製品・サービス
  • 貸付金の利息収入(2億44百万ドル)
  • 現金の運用による受取利息
2,500件超保有する物件数10-Kの記載は「2,500件を超える物件」。★会社は「これらの物件のデータを集めており、投資先・商品・価格帯・提携先を選ぶうえでの強みになっている」と記載している。★博士号を持つ統計の専門家が率いるデータ分析の部門を置いているとも記載
20.0%英国の売上の比率2025年12月期。21億66百万ドル。★会社は「2025年に公表した取引のうち最大のものは、英国の高齢者向け住宅の不動産ポートフォリオを52億ポンドで取得する案件」と記載。★カナダも6.8%(7億34百万ドル)で、46億カナダドルの取得契約を進めている
20億84百万ドル減価償却費(2025年12月期)当期純利益9億36百万ドルの2.2倍(当サイトの計算)。★不動産を持つ会社は建物の償却が利益を圧縮する。★このほか支払利息6億51百万ドル・一般管理費17億48百万ドルがNOIから引かれる

注目ポイント

  • ★★★部門の利益がNOIで、利益率の差が非常に大きい★★★部門ごとの利益率は、トリプルネット97.2%・外来医療施設70.2%・シニアハウジング(自社運営)27.0%です。★★理由は費用の負担者が違うためです。トリプルネットは物件を長期で貸し、税金・保険・修繕を借り手が負担する契約なので、会社の側に運営費がほとんどかかりません。シニアハウジング(自社運営)は、運営会社と組んで入居者からの利用料を自社の収益として計上し、運営費も会社が負担します。シニアハウジングの物件運営費は61億99百万ドルで、連結64億88百万ドルの大半を占めます。★★★この欄の「部門の利益」は営業利益ではありません。NOI(売上高から物件の運営費だけを引いた金額)で、会社自身がGAAPで定義された表示ではないと断っています。★★減価償却費20億84百万ドル・支払利息6億51百万ドル・一般管理費17億48百万ドルは引かれていません。NOI 43億49百万ドルからこれらを引いていくと、当期純利益9億36百万ドルになります。
  • ★★★売上は5期で2.29倍、当期純利益は9億36百万ドル売上高は47億42百万ドル(2021年12月期)から108億38百万ドル(2025年12月期)へ2.29倍になりました(当サイトの計算)。2025年12月期だけで35.6%増です。★★★一方で当期純利益は9億36百万ドルで、売上高の8.6%にとどまります(当サイトの計算)。2025年12月期は売上が35.6%増えたのに、当期純利益は1.6%減っています。★★理由の1つは減価償却費で、20億84百万ドルと当期純利益の2.2倍あります。不動産を持つ会社は、建物の償却が利益を圧縮します。★★★総資産と株主資本も大きく増えました。総資産349億10百万ドル→673億3百万ドル、株主資本176億36百万ドル→421億29百万ドルで、いずれも2倍近くです。新株の発行と物件の取得によるもので、資本剰余金は508億98百万ドルあります。★★株主資本比率は62.6%です。★★★当サイトは、これ以上の因果関係を書きません。
  • ★★高齢者向け住宅と医療施設だけに絞ったREIT★★★会社が持つのは、高齢者向け住宅・介護施設・外来医療施設です。オフィスビルも商業施設も物流施設も持ちません。★部門はシニアハウジング(自社運営)84億89百万ドル・トリプルネット11億97百万ドル・外来医療施設7億81百万ドル・全社3億69百万ドルです。★★シニアハウジング(自社運営)だけで売上高の78.3%を占めます(当サイトの計算)。★会社は2,500件を超える物件を持つと記載しています。★★★外来医療施設は縮小しています。会社は「2025年に外来医療のポートフォリオの大半を売却し、残りは主に医療提供者へのトリプルネットの賃貸になった」と記載しています。★★当ページのプロロジスは物流施設、アメリカン・タワーは通信鉄塔、サイモン・プロパティー・グループは商業施設で、4社とも持つ資産の種類が違います。日本側の三井不動産と三菱地所は、オフィス・商業・住宅・物流をあわせ持つ総合不動産です。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期10-Kのセグメント注記より

部門売上高部門の利益利益率
シニアハウジング(自社運営)13,586億円3,664億円27.0%
トリプルネット(長期賃貸)1,916億円1,863億円97.2%
外来医療施設1,251億円878億円70.2%
全社(部門に配分しない)592億円557億円94.1%
連結17,345億円6,962億円40.1%

★★★部門の利益は営業利益ではなく「NOI」です。

地域別の売上

地域別の売上高2025年12月期

  • 米国 73.2%73.2%12,702億円米国
  • 英国 20.0%20.0%3,468億円英国
  • カナダ 6.8%6.8%1,175億円カナダ

2025年12月期の地域別の売上高です。

最新の決算

2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-07-28 公表

項目2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2025年4〜6月期増減
売上高5,673億円4,078億円+39.1%
純利益712億円483億円+47.4%
売上高純利益率12.6%11.8%

会社が公表した決算資料の数値です。

日本企業との違い

三菱地所8802

★★★規模がほとんど同じ組み合わせ。ウェルタワーの売上高108億38百万ドルは、ページ下部のレートで約1兆7,345億円。三菱地所の1兆7,461億円とほぼ並ぶ(当サイトの計算)。★★★ただし持つ資産がまったく違う。三菱地所は丸の内のオフィスビルを中心に商業・住宅・物流をあわせ持つ総合不動産、ウェルタワーは高齢者向け住宅・介護施設・外来医療施設だけ。★★事業の形も違う。三菱地所は自社で開発して保有・運営する会社、ウェルタワーはREITで利益のほとんどを配当として払い出す仕組み。★1株当たり配当は2.82ドルで5期とも払っている。

コマーシャル不動産・住宅・海外・投資マネジメントなどの区分で、2026年3月期の営業収益は1兆7,461億48百万円。★★★規模がほとんど同じ組み合わせです。 ウェルタワーの売上高108億38百万ドルは、ページ下部のレートで約1兆7,345億円。三菱地所の1兆7,461億円とほぼ並びます(当サイトの計算)。★★★ただし持つ資産がまったく違います。 三菱地所は丸の内のオフィスビルを中心に商業・住宅・物流をあわせ持つ総合不動産、ウェルタワーは高齢者向け住宅・介護施設・外来医療施設だけです。★★事業の形も違います。 三菱地所は自社で開発して保有・運営する会社、ウェルタワーはREIT(不動産投資信託)で、利益のほとんどを配当として払い出す仕組みです。★1株当たり配当は2.82ドルで、5期とも払っています。

売上高をウェルタワーと並べる
  • 三菱地所1.7兆円2026年3月期
  • ウェルタワー1.7兆円直近の通期
時価総額をウェルタワーと並べる
  • 三菱地所4.6兆円
  • ウェルタワー26.9兆円

三井不動産8801

三井不動産はオフィス・商業施設・住宅の分譲が柱で、分譲(売って利益を得る)事業を大きく持つ。ウェルタワーは売らずに持ち続けて賃料と利用料を得る形で、分譲にあたる事業が無い。★★接点は「海外に大きく出ている」という点。三井不動産は米国・英国で開発を進め、ウェルタワーは売上の20.0%が英国、6.8%がカナダ。★規模は三井不動産(2兆7,097億円)がウェルタワー(約1兆7,345億円)の1.56倍。

賃貸・分譲・マネジメント・施設営業などの区分で、2026年3月期の営業収益は2兆7,097億47百万円。★★★重なりは薄い組み合わせです。 三井不動産はオフィス・商業施設・住宅の分譲が柱で、分譲(売って利益を得る)事業を大きく持ちます。★★ウェルタワーは売らずに持ち続けて賃料と利用料を得る形で、分譲にあたる事業がありません。★★接点は「海外に大きく出ている」という点です。三井不動産は米国・英国で開発を進め、ウェルタワーは売上の20.0%が英国、6.8%がカナダです。★規模は三井不動産のほうが大きいです(2兆7,097億円対約1兆7,345億円で1.56倍)。

売上高をウェルタワーと並べる
  • 三井不動産2.7兆円2026年3月期
  • ウェルタワー1.7兆円直近の通期
時価総額をウェルタワーと並べる
  • 三井不動産4.2兆円
  • ウェルタワー26.9兆円

3社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。決算期は日本2社が3月末、ウェルタワーが12月末です。★★ウェルタワーはREIT(不動産投資信託)で、日本の2社は事業会社です。利益のほとんどを配当として払い出す仕組みのため、株主資本や利益の見え方が違います。★★部門の利益の定義も違います。ウェルタワーはNOI(売上高から物件の運営費だけを引いた金額)で、減価償却費も支払利息も引かれていません。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

よくある質問

ウェルタワーと正面から重なる日本の会社はどこですか?

ありません。★★★ウェルタワーは高齢者向け住宅・介護施設・外来医療施設だけに絞ったREITです。オフィスビルも商業施設も物流施設も持ちません。★★日本側の三井不動産と三菱地所は、オフィス・商業・住宅・物流をあわせ持つ総合不動産で、資産の種類がまったく違います。★★★規模では三菱地所とほとんど同じです。ウェルタワーの売上高108億38百万ドルは約1兆7,345億円で、三菱地所の1兆7,461億円と並びます(当サイトの計算)。★三井不動産とは「海外に大きく出ている」という点で接します。ウェルタワーは売上の20.0%が英国、6.8%がカナダです。★★★日本にも高齢者向け施設に投資するREITはありますが、当サイトはSECに提出書類を出している米国企業とEDINETに提出する日本企業を対象にしており、投資法人は業界ページに入っていません。

部門の利益率が97.2%と27.0%で大きく違うのはなぜですか?

★★★費用の負担者が違うためです。トリプルネット(97.2%)は、物件を長期で貸し、税金・保険・修繕を借り手が負担する契約です。会社の側に運営費がほとんどかかりません。★シニアハウジング(自社運営・27.0%)は、運営会社と組んで入居者からの利用料を自社の収益として計上し、運営費も会社が負担する形です。★同部門の物件運営費は61億99百万ドルで、連結64億88百万ドルの大半を占めます。★外来医療施設は70.2%です。★★★この欄の「部門の利益」は営業利益ではありません。NOI(Net Operating Income)といい、売上高から物件の運営費だけを引いた金額です。会社自身が「GAAPで定義された表示ではない」と断っています。★★減価償却費20億84百万ドル・支払利息6億51百万ドル・一般管理費17億48百万ドルは引かれていません。★★★したがって、利益率の高さがそのまま収益力の高さを意味するわけではありません。当サイトは優劣を書きません。

売上が5期で2.29倍になったのに、利益が小さいのはなぜですか?

当サイトは、確認できた範囲でだけ書きます。売上高は47億42百万ドル(2021年12月期)から108億38百万ドル(2025年12月期)へ2.29倍になりました(当サイトの計算)。2025年12月期だけで35.6%増です。★★★一方で当期純利益は9億36百万ドルで、売上高の8.6%にとどまります(当サイトの計算)。2025年12月期は売上が35.6%増えたのに、当期純利益は1.6%減っています。★★理由の1つは減価償却費で、20億84百万ドルと当期純利益の2.2倍あります。不動産を持つ会社は、建物の償却が利益を圧縮します。このほか支払利息6億51百万ドル・一般管理費17億48百万ドルがNOIから引かれます。★★★総資産と株主資本も大きく増えました。総資産349億10百万ドル→673億3百万ドル、株主資本176億36百万ドル→421億29百万ドルで、いずれも2倍近くです。新株の発行と物件の取得によるもので、資本剰余金は508億98百万ドルあります。★★★当サイトは、これ以上の因果関係を書きません。

どんな物件を持っているのですか?

高齢者向け住宅・介護施設・外来医療施設です。会社は10-Kに「2,500件を超える物件」を持つと記載しています。★部門はシニアハウジング(自社運営)84億89百万ドル・トリプルネット11億97百万ドル・外来医療施設7億81百万ドル・全社3億69百万ドルです。★★シニアハウジング(自社運営)だけで売上高の78.3%を占めます(当サイトの計算)。★★★外来医療施設は縮小しています。会社は「2025年に外来医療のポートフォリオの大半を売却し、残りは主に医療提供者へのトリプルネットの賃貸になった」と記載しています。★★会社はデータ分析にも触れています。「これらの物件のデータを集めており、投資先・商品・価格帯・提携先を選ぶうえでの強みになっている」「博士号を持つ統計の専門家が率いるデータ分析の部門を置いている」と記載しています。★当ページのプロロジスは物流施設、アメリカン・タワーは通信鉄塔、サイモン・プロパティー・グループは商業施設で、4社とも持つ資産の種類が違います。

日本での売上はどれくらいですか?

日本での事業はありません。会社が示す地域別は、米国79億36百万ドル(73.2%)・英国21億66百万ドル(20.0%)・カナダ7億34百万ドル(6.8%)の3区分だけです。★★★英国の比重が2割あるのが特徴です。会社は10-Kで「2025年に公表した取引のうち最大のものは、英国の高齢者向け住宅の不動産ポートフォリオを52億ポンドで取得する案件」と記載しています。★★カナダでも大きな取得を進めています。会社は「2025年3月に、38の高齢者向け住宅と9つの開発用地をあわせて46億カナダドルで取得する契約を公表した」「2026年前半に完了する見込み」と記載しています。★従業員の構成も同じ形で、712人のうち米国642人・英国49人・カナダ21人です。

従業員が712人しかいないのはなぜですか?

★★★高齢者向け住宅の運営を、提携先の運営会社が行うためです。会社は「シニアハウジング(自社運営)は、運営会社と組んで入居者からの利用料を自社の収益として計上する形」だと10-Kで説明しています。施設で実際に働く人は、この712人には入りません。★★売上高108億38百万ドルを従業員数で割ると、1人当たり約24億3,600万円になります(当サイトの計算)。★内訳は米国642人・英国49人・カナダ21人です。★★不動産を持つ会社は、こうした形が珍しくありません。当ページのプロロジス・アメリカン・タワー・サイモン・プロパティー・グループも、資産の規模に比べて従業員は多くありません。

今期の見通しはどこまで公表されていますか?

GAAPの金額を公表していません。会社が決算発表で示すのは、正規化FFO(Funds From Operations)という不動産投資信託でよく使われる指標の1株当たりの金額で、非GAAPの指標です。★★当サイトはGAAPの数値を載せる方針なので、このページには「今期の見通し」の節がありません。★★中長期の数値目標もSECの提出書類では公表しておらず、「中長期の目標」の節もありません。★★当ページのプロロジス・アメリカン・タワー・サイモン・プロパティー・グループも同じ形です。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。

直近の四半期の数値の出どころが他社と違うのはなぜですか?

★★この四半期がSECのXBRLにまだ入っていないためです。会社は2026年7月28日に四半期報告書(Form 10-Q)を提出していますが、当サイトが5期の推移に使っているSECのXBRL(companyfacts API)には、この四半期のデータがまだ入っていません。★★そこで当サイトは、四半期報告書の損益計算書から数値を手で書き写しています。書き写したのは売上高35億44百万ドル・普通株主に帰属する当期純利益4億45百万ドルと、前年同期の25億48百万ドル・3億1百万ドルです。★★当サイトの鮮度の検査も、この場合は手で書き写した元の提出書類の日付で測るようにしてあります。同じことがシティグループとS&Pグローバルでも起きています。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、ウェルタワーは12月末、日本2社は3月末です。★ウェルタワーの5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別と地域別は2025年12月期のForm 10-K(2026年2月12日提出)によります。★★直近の四半期(2026年4〜6月期)だけは、SECのXBRLに取り込まれていないため、四半期報告書(2026年7月28日提出)の損益計算書から手で書き写しています。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。

注記(4件)
売上高と利益の推移
★★★損益計算書に営業利益の行がありません。収益から費用を引く途中に「営業利益」という小計を置かない形なので、当サイトの推移の図は当期純利益を描いています。★★★売上高が5期で2.29倍になりました。47億42百万ドル(2021年12月期)→58億60百万→66億37百万→79億91百万→108億38百万ドル(2025年12月期)です(当サイトの計算)。★★2025年12月期だけで35.6%増えています。★★★一方で当期純利益は小さく、動きも違います。3億36百万→1億41百万→3億40百万→9億51百万→9億36百万ドル2025年12月期は売上が35.6%増えたのに、当期純利益は1.6%減っています。★★理由の1つは減価償却費で、2025年12月期は20億84百万ドルと当期純利益の2.2倍あります(当サイトの計算)。不動産を持つ会社は、建物の償却が利益を圧縮します。★★★当サイトは、これ以上の因果関係を書きません。会社が数値で分解していないためです。★★1株当たり利益は0.78→0.30→0.66→1.57→1.39ドルです。★★1株当たり配当金は2.44ドル(3期)→2.56→2.82ドルへ増えました。★★★総資産と株主資本が大きく増えています。総資産349億10百万ドル→673億3百万ドル、株主資本176億36百万ドル→421億29百万ドルで、いずれも2倍近くです(当サイトの計算)。新株の発行と物件の取得によるもので、資本剰余金は508億98百万ドルあります。★株主資本比率は62.6%です。★株式分割はありません。
部門ごとの売上と利益
NOIは Net Operating Income、つまり売上高から物件の運営費だけを引いた金額です。★★会社は「物件そのものの運営の成績を、借入の影響を除いて測る指標」と説明し、GAAPで定義された表示ではないと断っています。会社は「最高経営意思決定者(副会長兼最高執行責任者)は、NOIを使って資源の配分と物件ごとの成績の評価をしている」と記載しています。★★★したがって、減価償却費20億84百万ドル・支払利息6億51百万ドル・一般管理費17億48百万ドルは引かれていません。NOI 43億49百万ドルからこれらを引いていくと、当期純利益9億36百万ドルになります。★★★部門ごとの利益率の差が非常に大きいです。トリプルネットは97.2%、外来医療施設は70.2%、シニアハウジング(自社運営)は27.0%です。★★理由は費用の負担者が違うためで、トリプルネットは税金・保険・修繕を借り手が負担する契約シニアハウジングは会社が運営費を負担する形です。★シニアハウジングの物件運営費は61億99百万ドルで、連結64億88百万ドルの大半を占めます。★4区分の合計は連結の売上高・NOIと一致します。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の売上
会社がSECに提出されたXBRLの地域別の内訳よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★米国が79億36百万ドルで73.2%英国が21億66百万ドルで20.0%カナダが7億34百万ドルで6.8%です。★★★英国の比重が2割あるのが特徴です。会社は10-Kで「2025年に公表した取引のうち最大のものは、英国の高齢者向け住宅の不動産ポートフォリオを52億ポンドで取得する案件」と記載しています。★★カナダでも大きな取得を進めています。会社は「2025年3月に、38の高齢者向け住宅と9つの開発用地をあわせて46億カナダドルで取得する契約を公表した」「2026年前半に完了する見込み」と記載しています。★★★日本での事業はありません。従業員の構成も同じ形で、会社は「712人(米国642人・英国49人・カナダ21人)」と記載しています。★3区分の合計は連結の売上高と一致します。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。純利益は普通株主に帰属する金額。★★売上高39.1%増・当期純利益47.4%増でした(当サイトの計算)。★★伸びの大半は入居者からの利用料で、29億84百万ドル(前年同期19億71百万ドル)と51.4%増えています。★賃料収入は4億59百万ドル(同4億83百万ドル)で減りました。外来医療のポートフォリオを2025年に売却したためです。★物件運営費は21億50百万ドル(同15億14百万ドル)、減価償却費は7億37百万ドル(同4億95百万ドル)、支払利息は1億81百万ドル(同1億41百万ドル)です。★★株主資本は421億29百万ドル(2025年12月末)から464億14百万ドル(2026年6月末)へ増えました。新株の発行によるもので、資本剰余金が508億98百万ドルから551億80百万ドルへ増えています。★★★この四半期の数値はSECのXBRLにまだ入っていないため、当サイトが四半期報告書の損益計算書から手で書き写しています。この会社の損益計算書には営業利益の行が無いので、当サイトの表も売上高と純利益の2行です。★★★当サイトは増益の理由をこれ以上書きません。

出典

部門別・地域別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-12 公表)2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-07-28 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.02円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。

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