医薬品卸Pharmaceutical Distribution

日本の顔ぶれ

アメリカの対応企業

マッケソンMCK

McKesson Corporation

北米医薬品・オンコロジー・マルチスペシャリティ・処方技術ソリューション・医療・外科ソリューションの4部門。連結の売上高4,034億30百万ドル・継続事業の税引前利益62億1百万ドル。北米医薬品が売上の83.5%を占め、部門利益率は1.09%。自己資本が5期ともマイナス。

  • 売上高63.3兆円
  • 純利益7,477億円
  • 時価総額16.9兆円
  • 株価924.78USD
  • 掲載企業内シェア100.0%
  • 決算期FY2026 · 米国基準
対応する日本企業
  • メディパルホールディングス
  • アルフレッサ ホールディングス

カードの下にある「対応する日本企業」は、その米国企業と事業が重なる会社です。

規模の比較

日米の掲載企業の売上高の比較(円換算)マッケソンFY2026 · 米国基準63.3兆円メディパルホールディングス2026年3月期 · 日本基準3.8兆円アルフレッサ ホールディングス2026年3月期 · 日本基準3.1兆円

日本企業(オレンジ)と米国企業(青)を同じ物差しで並べています。

日米の構造の違い

卸の利益率が、国を越えて1%前後にそろう

★★★これがこの業界のいちばんの読みどころです。

★★規模はまったく違います。マッケソンの売上高はページ下部のレートで約63兆8,952億円で、メディパルホールディングスの3兆8,173億54百万円の16.74倍、アルフレッサ ホールディングスの3兆1,040億64百万円の20.58倍です(当サイトの計算)。

★★★それでも利益率はほぼ同じです。医薬品の卸という事業の形が、国を越えて同じ数字になっていることが読み取れます。

当サイトは理由を書きません。3社とも数値で分解していないためです。

いちばん大きい事業が、いちばん利益率が低い

★★★3社すべてに共通します。

★★流通そのものではなく、その周りの事業のほうが利益率が高いという形です(いずれも当サイトの計算)。

★★★メディパルホールディングスでは、この差が利益の順番を逆転させています。化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業は売上では2番目なのに、3部門の利益の49.8%を出しています。

連結で見ても、利益率は1%台

マッケソンは売上高4,034億30百万ドルに対し継続事業の税引前利益62億1百万ドルで1.54%。

メディパルホールディングスは売上高3兆8,173億54百万円に対し営業利益531億82百万円で1.39%。

アルフレッサ ホールディングスは売上高3兆1,040億64百万円に対し営業利益361億64百万円で1.17%(いずれも当サイトの計算)。

★★★当サイトが載せている業界の中でも、いちばん利益率が低い水準です。★当サイトの石油・ガスのページでは精製・販売が2〜3%、小売のページではホーム・デポが13%台です。

3社とも、地域別の内訳を開示していない

★★日本側2社は、そろって同じ書き方をしています。「本邦の外部顧客への売上高が売上高の90%を超えるため、記載を省略しております」。

マッケソンも地域別の売上を単独では開示していません。北米医薬品部門が「米国とカナダの顧客」を対象としていると記載されているだけです。

★★★医薬品の卸は、自国の中で完結する事業であることが、開示の形に出ています。

直近の四半期は、3社とも「増収・減益」

マッケソンは売上高7.7%増に対し純利益21.7%減(当サイトの計算)。

メディパルホールディングスは売上高4.7%増に対し営業利益4.7%減。

アルフレッサ ホールディングスは売上高4.1%増に対し営業利益19.6%減。

★★3社とも、売上は伸びているのに利益が伸びていません。★★★当サイトは理由を書きません。3社とも数値で分解していないためです。

「部門の利益」が指すものは、3社とも違う

マッケソン支払利息と法人税を引く前の営業利益

メディパルホールディングスアルフレッサ ホールディングス営業利益

★★★さらに、日本側2社は「主要な経営指標等の推移」に営業利益の欄がありません。そのため当サイトの推移の図には経常利益を描いています。部門の表と推移の図で、利益の定義が違います。

★★当サイトは会社ごとに定義を確かめ、ページに書いています。

見通しの示し方が、日米で分かれる

★★日本側2社は、日本の制度にもとづき決算短信で通期の業績予想を公表します。メディパルホールディングスは売上高3兆9,440億円(3.3%増)・営業利益535億円(0.6%増)、アルフレッサ ホールディングスは売上高3兆1,440億円(1.3%増)・営業利益339億円(6.3%減)。

★★★マッケソンは、SECの提出書類に通期の見通しを書きません。中長期の数値目標も公表していません。

★★この違いは制度によるもので、当サイトはどちらが良いとは書きません。

自己資本のかたちは大きく違う

★★★マッケソンの自己資本は5期ともマイナスです(2026年3月期末で△21億72百万ドル・自己資本比率△2.6%)。赤字だからではなく、自社株買いを長く続けた結果です。

日本側2社の自己資本比率は、メディパルホールディングス33.5%・アルフレッサ ホールディングス32.2%(いずれも2026年6月末)です。

★★同じ事業をしていても、資本の作り方はまったく違います。

よくある質問

メディパルとアルフレッサのアメリカ版はどこですか?

マッケソン(MCK)です。★★★当サイトの業界ページで、掲載した組み合わせがすべて◎(正面から競合)になったのは、この業界が初めてです。★★★利益率がそろっています。マッケソンの北米医薬品部門1.09%(会社の記載)、メディパルホールディングスの医療用医薬品等卸売事業0.99%、アルフレッサ ホールディングスの医療用医薬品等卸売事業1.21%(後2者は当サイトの計算)。★★規模は16〜20倍違います。マッケソンの売上高はページ下部のレートで約63兆8,952億円です。★3社とも決算期は3月末で、比べやすい組み合わせでもあります。

なぜ利益率がこんなに低いのですか?

当サイトは理由を書いていません。3社とも数値で分解していないためです。★事実として、医薬品の卸そのものの利益率は3社とも1%前後です。★★連結で見ても1.17%〜1.54%にとどまります(当サイトの計算)。★★★医薬品の卸は、仕入れた薬をそのまま届ける事業なので、売上には薬の価格がそのまま乗ります。★★当サイトが載せている業界の中でも、いちばん利益率が低い水準です。石油・ガスの精製・販売でも2〜3%あります。★★★規模が16〜20倍違っても利益率が同じという点が、この業界のいちばんの特徴です。

利益率が高い事業もあるのですか?

あります。マッケソンの処方技術ソリューションは17.98%、★アルフレッサ ホールディングスの医薬品等製造事業は3.24%、★メディパルホールディングスの化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業は2.14%です(いずれも当サイトの計算)。★★★3社とも、いちばん大きい事業がいちばん利益率が低いという並びです。★★流通そのものではなく、その周りの事業のほうが利益率が高いという形になっています。★★★メディパルホールディングスでは、この差が利益の順番を逆転させています。化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業は売上では2番目なのに、3部門の利益の49.8%を出しています(当サイトの計算)。

マッケソンの自己資本がマイナスなのはなぜですか?

自社株買いを長く続けた結果です。2026年3月期末の自己資本は△21億72百万ドル、自己資本比率は△2.6%で、5期ともマイナスでした。★★★赤字だからではありません。同社は5期とも純利益を出しており、2026年3月期は47億62百万ドルです。★★利益剰余金より自己株式のほうが大きくなったという形です。★そのためROEもマイナスになり、当サイトの図では下向きに描かれます。★★当サイトが載せている会社では、ボーイングとロウズにも同じ形があります。★日本側2社の自己資本比率は33.5%と32.2%(いずれも2026年6月末)で、こちらは通常の形です。★★★当サイトは良し悪しを述べません。

日本の売上はどれくらいですか?

3社とも、地域別の内訳を開示していません。日本側2社はそろって「本邦の外部顧客への売上高が売上高の90%を超えるため、記載を省略しております」と記載しています。★マッケソンも地域別の売上を単独では開示しておらず、北米医薬品部門が「米国とカナダの顧客」を対象としていると記載されているだけです。★★★医薬品の卸は、自国の中で完結する事業であることが、開示の形に出ています。★★当サイトが載せている他の業界とは対照的です。たとえばアップルは日本を独立した報告セグメントとして開示し、アマゾンは日本の売上を単独開示しています。

通期の見通しはどこが公表していますか?

日本側の2社です。メディパルホールディングスは2027年3月期について売上高3兆9,440億円(3.3%増)・営業利益535億円(0.6%増)・経常利益675億円(10.9%減)・当期純利益430億円(1.1%増)としています。★アルフレッサ ホールディングスは売上高3兆1,440億円(1.3%増)・営業利益339億円(6.3%減)・経常利益366億円(5.3%減)・当期純利益208億円(50.2%減)としています。★★★マッケソンは、SECの提出書類に通期の見通しを書きません。★★これは制度の違いによるもので、当サイトはどちらが良いとは書きません。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。★3社とも決算期は3月末です。★直近の四半期は、マッケソンが2026年7月30日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)、日本側2社が2026年8月5日に公表した第1四半期決算短信によります。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。

注記(2件)
アメリカの対応企業
日米それぞれの開示資料(年次報告書・有価証券報告書)でセグメントを突き合わせ、重なりを確認できたものだけを載せています。どこがどう重なるかは下の「日米の構造の違い」で説明しています。
規模の比較
米ドルはページ下部のレートで円換算しました。会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません(各社の基準を併記しています)。上のカードの「掲載企業内シェア」は、掲載した米国企業1社の売上高合計に占める割合です。世界市場でのシェアではありません。

出典

売上高・純利益は各社の直近の通年決算(米国企業 FY2026/日本企業 2026年3月期)によります。出典は米国SEC(証券取引委員会)の年次報告書(10-K)、金融庁EDINETの有価証券報告書、株価はYahoo Finance。円換算は1米ドル = 157.01円。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。

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