アッヴィ
基本情報
アッヴィABBVNYSE
AbbVie Inc.
単一セグメント。指標は純利益。
売上高は9.8兆円で、武田薬品工業(4.5兆円)の約2.2倍。従業員は約57,000人。
- 時価総額72.3兆円
- 売上高9.8兆円
- 営業利益2.4兆円
- 純利益6,763億円
- 株価255.48USD
- PER108.3倍
- 配当利回り2.60%
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当期純利益
総資産・株主資本(マイナス)
キャッシュ・フロー
1株あたり利益(EPS・希薄化後)
★★★2025年12月期に自己資本がマイナスになりました。
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 97,879億円 | +8.6% | 24,126億円 | 24.6% | 6,763億円 | 6.9% |
| FY20242024-12-31期末 | 90,156億円 | +3.7% | 14,623億円 | 16.2% | 6,846億円 | 7.6% |
| FY20232023-12-31期末 | 86,929億円 | -6.4% | 20,416億円 | 23.5% | 7,783億円 | 9.0% |
| FY20222022-12-31期末 | 92,908億円 | +3.3% | 28,994億円 | 31.2% | 18,942億円 | 20.4% |
| FY20212021-12-31期末 | 89,937億円 | — | 28,685億円 | 31.9% | 18,472億円 | 20.5% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
注目ポイント
- ★★★主力製品が入れ替わった3年間ヒュミラ(アダリムマブ)は2023年12月期に144億4百万ドルで連結の26.5%を占める最大の製品でした。バイオシミラーの参入で2024年12月期89億93百万ドル、2025年12月期45億40百万ドルへ、2期で68.5%減っています。★★同じ免疫領域のスキリージとリンヴォックがこれを埋めました。スキリージは77億63百万→175億62百万ドル、リンヴォックは39億69百万→83億4百万ドル。2製品の合計258億66百万ドルは、いまや連結の売上高の42.3%です。★結果として、免疫領域の売上そのものは261億36百万→304億6百万ドルへ16.4%増えています。
- ★★★営業利益150億75百万ドルに対し、純利益は42億26百万ドル差の72.0%が営業利益より下で消えています。内訳は支払利息(純額)26億27百万ドル・その他費用57億93百万ドル・為替差損58百万ドル・法人税23億64百万ドルです。★★★その他費用の主因は「条件付対価負債の公正価値の変動」で、2025年12月期は65億ドル(2024年12月期は38億ドル)。会社は10-Kに、この変動が「スキリージの将来の売上見込みが上がったこと、時の経過、割引率の低下、ロイヤルティ期間の見積りが延びたこと」を反映すると記載しています。★★つまりスキリージが売れるほど、この非現金の費用は膨らみます。★当ページの8社の中で、営業利益と純利益がこれほど離れている会社は他にありません。
- ★★医薬品でない事業を持つエステティクス(美容)が48億60百万ドル・売上高の7.9%を占めます。ボトックス コスメティック26億2百万ドル、ジュビダーム コレクション9億93百万ドル、その他12億65百万ドルです。2020年に買収したアラガンから引き継いだ事業です。★★当ページの医薬品8社のうち、医薬品でない柱を持つのはこの会社とメルク(動物用医薬品9.9%)、そしてジョンソン・エンド・ジョンソン(医療機器35.9%)だけです。★ただしエステティクスは減っています。2023年12月期の52億94百万ドルから48億60百万ドルへ8.2%減です。★アイケア(眼科)21億9百万ドル・売上高の3.4%も、同じくアラガン由来です。
- ★取得IPR&Dとマイルストーンが5期で増えている会社は損益計算書に「取得した仕掛研究開発費とマイルストーン」という独立の行を持ちます。2023年12月期7億78百万ドル→2024年12月期27億57百万ドル→2025年12月期50億16百万ドルと増えています。★これは他社の開発中の医薬品を取得したときに、資産にせず一括で費用に落としたものです。当ページのギリアド・サイエンシズとバーテックス・ファーマシューティカルズも同じ行を持ち、金額が期によって大きく動きます。★会社は通期の見通しでも「第2四半期までに発生した取得IPR&Dとマイルストーンによる1株当たり0.58ドルの不利な影響を含む」「第2四半期より後に発生しうる分は、信頼できる予測ができないため除いている」と記載しています。
- ★★通期の見通しにGAAPの金額が1つも無い会社が2026年7月31日に公表した2026年12月期の見通しは、調整後(非GAAP)の希薄化後1株当たり利益13.87ドル〜14.07ドルだけです。売上高の見通しは金額でも伸び率でも示されていません。★当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため、このページには「今期の見通し」の節がありません。★会社はこの範囲を13.91〜14.11ドルから引き下げています。理由として、2026年第3四半期に完了を見込むアポジー・セラピューティクスの買収による1株当たり0.14ドルの希薄化を挙げ、うち0.10ドルは前回の見通しを上回る業績によって相殺されるとしています。★★この見通しには、第2四半期までに発生した取得IPR&Dとマイルストーンによる1株当たり0.58ドルの不利な影響が含まれます。会社は「第2四半期より後に発生しうる分は、いずれも信頼できる予測ができないため除いている」と記載しています。★当ページのIBM・アクセンチュアも同じようにGAAPの金額をほとんど示しません。一方アムジェンは売上高とGAAPの1株当たり利益の両方を金額で示しています。
地域別の売上
地域別の売上高(製品の出荷先の国)2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)
- 米国
- その他の国
- ドイツ
- 日本
- カナダ
- 中国
- フランス
- 英国
- スペイン
- イタリア
- ブラジル
- オーストラリア
2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の地域別の売上高です。
治療領域別の売上高2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)
- 免疫(スキリージ・リンヴォック・ヒュミラ)
- ニューロサイエンス
- オンコロジー
- エステティクス(美容)
- その他の主要製品
- その他
- アイケア(眼科)
★★★免疫領域が売上高の49.7%(304億6百万ドル)を占めます。
最新の決算
2026年4〜6月期2026-07-31 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期 | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 27,190億円 | 24,683億円 | +10.2% |
| 営業利益 | 10,294億円 | 7,832億円 | +31.4% |
| 純利益 | 5,782億円 | 1,501億円 | +285.2% |
| 売上高営業利益率 | 37.9% | 31.7% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
日本企業との違い
武田薬品工業4502
★★消化器系・免疫の領域で正面から重なる。武田薬品工業の最大は消化器系疾患1兆4,075億円(うちENTYVIO 9,580億円)、アッヴィの最大は免疫304億6百万ドル(49.7%。スキリージ175億62百万・リンヴォック83億4百万ドル)。いずれも炎症性腸疾患を含む領域。★★★ただし主力製品の入れ替わり方が対照的。アッヴィはヒュミラが3期で68.5%減った分を2製品が埋めたが、武田薬品工業はニューロサイエンスが26.8%減って埋め合わせが起きていない。★どちらも単一セグメント
「医薬品事業」の単一セグメントで、2026年3月期の売上収益は4兆5,057億円。どちらも単一セグメントで、部門別の表を持たない点が共通します。★★消化器系・免疫の領域で正面から重なります。 武田薬品工業の最大のビジネスエリアは消化器系疾患1兆4,075億円(31.2%)で、うちENTYVIO(エンタイビオ)が9,580億円。アッヴィの最大の領域は免疫304億6百万ドル(49.7%)で、うちスキリージ175億62百万ドル・リンヴォック83億4百万ドルです。いずれも炎症性腸疾患を含む領域です。★★★ただし主力製品の入れ替わり方が対照的です。 アッヴィはヒュミラが3期で68.5%減った分をスキリージとリンヴォックが埋めましたが、武田薬品工業はニューロサイエンスが5,658億円から4,143億円へ26.8%減り、埋め合わせが起きていません。★武田薬品工業は血漿分画製剤1兆575億円(23.5%)を持ち、アッヴィにこれに当たる事業はありません。★逆にアッヴィはエステティクス(美容)48億60百万ドルを持ちます。
売上高をアッヴィと並べる- 武田薬品工業4.5兆円2026年3月期
- アッヴィ9.8兆円直近の通期
- 武田薬品工業9.2兆円
- アッヴィ72.3兆円
アステラス製薬4503
★★1製品への依存度が近い(アステラス製薬はXTANDIで44.9%、アッヴィはスキリージで28.7%)。★★★ただしアッヴィは主力製品の交代をすでに1度経験している。ヒュミラは2023年12月期に連結の26.5%を占める最大の製品だったが、バイオシミラーの参入で2期で68.5%減った。★免疫領域ではアステラス製薬のプログラフ(2,077億円)と接するが、用途が異なる
「医薬品事業」の単一セグメントで、2026年3月期の売上収益は2兆1,392億円。XTANDI1製品で44.9%(9,608億円)を占めます。★★1製品への依存度が近い形です。 アステラス製薬はXTANDIで44.9%、アッヴィはスキリージで28.7%。どちらも1製品が売上の3割から4割を占めます。★★★ただしアッヴィは、主力製品の交代をすでに1度経験しています。 ヒュミラは2023年12月期に144億4百万ドル・連結の26.5%を占める最大の製品でしたが、バイオシミラーの参入で2期で68.5%減りました。その分をスキリージとリンヴォックが埋めています。★免疫領域という点では、アステラス製薬のプログラフ(免疫抑制剤)2,077億円と接しますが、プログラフは臓器移植後の拒絶反応の抑制で、アッヴィの免疫領域(乾癬・関節リウマチ・炎症性腸疾患)とは用途が異なります。★アステラス製薬は無配ではなく、アッヴィも配当を出しています(1株6.65ドル)。
売上高をアッヴィと並べる- アステラス製薬2.1兆円2026年3月期
- アッヴィ9.8兆円直近の通期
- アステラス製薬4.3兆円
- アッヴィ72.3兆円
第一三共4568
どちらも医薬品以外の柱を少しだけ持つ(第一三共はヘルスケア4.3%、アッヴィはエステティクス7.9%とアイケア3.4%)。★★主力の疾患領域は重ならない。第一三共はオンコロジー中心、アッヴィのオンコロジーは10.9%にとどまり柱は免疫領域。★★★地域構成が大きく違う。第一三共は米国35.3%・日本27.3%、アッヴィは米国76.2%で医薬品8社の中で最も米国に偏る
「医薬品事業」の単一セグメントで、2026年3月期の売上収益は2兆1,230億円。医療用医薬品が95.6%を占めます。★★どちらも医薬品以外の柱を少しだけ持ちます。 第一三共はヘルスケア(一般用医薬品)907億円で4.3%、アッヴィはエステティクス48億60百万ドルで7.9%とアイケア21億9百万ドルで3.4%です。★★主力の疾患領域は重なりません。 第一三共はオンコロジー(エンハーツ)を中心に据え、アッヴィのオンコロジーは66億55百万ドル・10.9%にとどまります。アッヴィの柱は免疫領域です。★★地域構成が大きく違います。 第一三共は米国35.3%・日本27.3%とバランスがあり、アッヴィは米国76.2%で当ページの医薬品8社の中で最も米国に偏っています。★アッヴィの日本での売上は12億74百万ドル(全体の2.1%)で、第一三共の日本での売上5,801億円とは規模が違います。
売上高をアッヴィと並べる- 第一三共2.1兆円2026年3月期
- アッヴィ9.8兆円直近の通期
- 第一三共5.6兆円
- アッヴィ72.3兆円
4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。アッヴィは12月期の米国会計基準、武田薬品工業・第一三共・アステラス製薬は3月期のIFRSです。★★アッヴィは営業利益と純利益が大きく離れる会社です(2025年12月期は150億75百万ドル対42億26百万ドル)。営業利益で比べるか純利益で比べるかで、印象が大きく変わります。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
よくある質問
アッヴィと正面から重なる日本の会社はどこですか?
免疫領域では武田薬品工業と重なります。 アッヴィの最大の領域は免疫304億6百万ドル(売上の49.7%)で、武田薬品工業の最大のビジネスエリアは消化器系疾患1兆4,075億円(31.2%)。いずれも炎症性腸疾患を含む領域です。★★ただし規模が違います。 アッヴィの免疫領域304億6百万ドルは、ページ下部のレートで円に直すと約4兆8,653億円。武田薬品工業の連結売上収益4兆5,057億円を上回ります。★1製品への依存度ではアステラス製薬に近い形です(アステラス製薬はXTANDIで44.9%、アッヴィはスキリージで28.7%)。★★地域構成では、どの1社とも遠いです。 アッヴィは米国76.2%で、日本側3社(武田薬品工業は海外90.4%、第一三共は米国35.3%・日本27.3%、アステラス製薬は米国44.2%)のいずれとも形が違います。
営業利益150億ドルなのに純利益が42億ドルなのはなぜですか?
差の72.0%が営業利益より下で消えています。 内訳は支払利息(純額)26億27百万ドル・その他費用57億93百万ドル・為替差損58百万ドル・法人税23億64百万ドルです。★★★その他費用の主因は「条件付対価負債の公正価値の変動」で、2025年12月期は65億ドル(2024年12月期は38億ドル)。会社は10-Kに、この変動が「スキリージの将来の売上見込みが上がったこと、時の経過、割引率の低下、ロイヤルティ期間の見積りが延びたこと」を反映すると記載しています。★★つまりスキリージが売れるほど、この非現金の費用は膨らみます。★支払利息が重いのは、有利子負債が674億96百万ドル(短期借入25億ドル+1年内返済60億56百万ドル+長期589億41百万ドル)あるためです。総資産1,339億60百万ドルの半分を超えます。★★当ページの医薬品8社の中で、営業利益と純利益がこれほど離れている会社は他にありません。
ヒュミラはどうなったのですか?
2023年12月期に144億4百万ドル(連結の26.5%)で最大の製品でしたが、2025年12月期は45億40百万ドルへ、2期で68.5%減りました。 バイオシミラー(バイオ医薬品の後続品)の参入によるものです。★★同じ免疫領域のスキリージとリンヴォックがこれを埋めました。 スキリージは77億63百万→175億62百万ドル(2.26倍)、リンヴォックは39億69百万→83億4百万ドル(2.09倍)。2製品の合計は117億32百万→258億66百万ドルで、増加分141億34百万ドルはヒュミラの減少分98億64百万ドルを上回っています。★結果として、免疫領域の売上そのものは261億36百万→304億6百万ドルへ16.4%増えました。★直近の四半期でもこの流れは続いています。会社は2026年4〜6月期について、スキリージ55億5百万ドル(24.4%増)、リンヴォック25億25百万ドル(24.5%増)、ヒュミラ7億56百万ドル(35.9%減)と公表しています。
医薬品以外の事業はありますか?
エステティクス(美容)が48億60百万ドル・売上高の7.9%を占めます。ボトックス コスメティック26億2百万ドル、ジュビダーム コレクション9億93百万ドル、その他12億65百万ドルです。★2020年に買収したアラガンから引き継いだ事業で、同じくアラガン由来のアイケア(眼科)21億9百万ドル・3.4%もあります。★★当ページの医薬品8社のうち、医薬品でない柱を持つのはこの会社とメルク(動物用医薬品9.9%)、そしてジョンソン・エンド・ジョンソン(医療機器35.9%)だけです。★ただしエステティクスは減っています。 2023年12月期の52億94百万ドルから48億60百万ドルへ8.2%減です。直近の四半期でも、会社はボトックス コスメティック7億28百万ドル・ジュビダーム2億45百万ドルと公表しています。
日本での売上はどれくらいですか?
12億74百万ドル(売上高の2.1%)です。2023年12月期の10億8百万ドルから26.4%増えています。★★日本を国名で開示している数少ない会社です。当ページの医薬品8社のうち、日本の金額が分かるのはイーライリリー(21億32百万ドル)とこの会社の2社だけです。★区分の基準は「製品の出荷先」で、会社は10-Kに「product shipment destination」と注記しています。当ページの他社(顧客の所在地・請求先など)とは基準が違います。★国別の開示は12区分あり、米国466億3百万ドル、ドイツ17億38百万ドル、日本12億74百万ドル、カナダ12億22百万ドル、中国10億6百万ドルと続きます。★長期性資産(有形固定資産)は米国34億4百万ドル・欧州18億4百万ドル・その他4億20百万ドルで、日本は独立していません。
「取得IPR&Dとマイルストーン」とは何ですか?
他社の開発中の医薬品を取得したときに、資産にせずその期に一括で費用に落としたものです。会社は損益計算書に独立の行として持っています。★金額は2023年12月期7億78百万ドル→2024年12月期27億57百万ドル→2025年12月期50億16百万ドルと増えています。★★当ページのギリアド・サイエンシズとバーテックス・ファーマシューティカルズも同じ行を持ち、金額が期によって大きく動きます。ギリアド・サイエンシズは2026年4〜6月期の1四半期だけで111億83百万ドルを計上し、四半期の純損失につながりました。★会社は通期の見通しについて「第2四半期までに発生した取得IPR&Dとマイルストーンによる1株当たり0.58ドルの不利な影響を含む」「第2四半期より後に発生しうる分は、いずれも信頼できる予測ができないため除いている」と記載しています。
今期の見通しの表がないのはなぜですか?
会社がGAAPの金額で通期の見通しを1つも公表していないためです。 公表しているのは調整後(非GAAP)の希薄化後1株当たり利益13.87ドル〜14.07ドルだけで、売上高の見通しは金額でも伸び率でも示されていません。★当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため、この節では金額を示せません。★会社は2026年7月31日にこの範囲を13.91〜14.11ドルから引き下げています。理由として、2026年第3四半期に完了を見込むアポジー・セラピューティクスの買収による1株当たり0.14ドルの希薄化を挙げ、うち0.10ドルは前回の見通しを上回る業績によって相殺されるとしています。★★当ページのアクセンチュア・IBMも同じ形で、GAAPの金額をほとんど示しません。一方アムジェンは売上高とGAAPの1株当たり利益の両方を金額で示しています。
中期経営計画はありますか?
会社は売上高・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★10-Kの戦略の記述は言葉だけで、数値がありません。★武田薬品工業・第一三共・アステラス製薬が中期経営計画で示すような、数値目標の一覧にあたるものをアッヴィはSECの提出書類に出していません。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、アッヴィは12月末、武田薬品工業・第一三共・アステラス製薬は3月末です。直近の四半期の実績は、会社が2026年8月3日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
注記(3件)
- 売上高と利益の推移
- 154億8百万ドル(2021年12月期)→172億54百万ドル→103億60百万ドル→33億25百万ドル→△32億70百万ドル(2025年12月期)と、4期連続で減っています。分母が負のときのROEと自己資本比率は意味を持たないため、図には描いていません。★総資産は1,465億29百万ドルから1,339億60百万ドルへ8.6%減っただけなので、減ったのは自己資本の側です。★会社は配当と自社株買いを続けており、2025年12月期の1株当たり配当は6.65ドルでした。★★当サイトは良し悪しを述べません。会社が公表した金額を並べています。
- ★★★売上高はほぼ横ばいなのに、純利益が3分の1になりました。売上高は561億97百万ドル(2021年12月期)から611億60百万ドル(2025年12月期)へ8.8%増えた一方、純利益は115億42百万ドルから42億26百万ドルへ63.4%減っています。★★営業利益で見ると形が違います。同じ5期で179億24百万→150億75百万ドルの15.9%減にとどまります。営業利益と純利益で減り方がまったく違うのがこの会社の特徴です。★★★差の主因は「その他費用」です。2025年12月期は57億93百万ドルで、会社は10-Kに「条件付対価負債の公正価値の変動による費用65億ドル(2024年12月期は38億ドル)」が含まれると記載しています。★さらに支払利息が2025年12月期に26億27百万ドルあります(2021年12月期は買収に伴う多額の負債を抱えた状態が続いています)。★★2023年12月期と2024年12月期の落ち込みは、ヒュミラのバイオシミラー参入によるものです。同製品の売上は2023年12月期144億4百万ドル→2024年12月期89億93百万ドル→2025年12月期45億40百万ドルと、2期で68.5%減りました。★1株当たり配当は5.31ドルから6.65ドルへ、5期とも前期を上回っています。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。
- 地域別の売上
- 会社が10-Kの注記16で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★米国が売上高の76.2%(466億3百万ドル)を占めます。当ページの医薬品8社の中で最も米国に偏っています。★★区分の基準は「製品の出荷先」です。会社は10-Kに「product shipment destination(製品の出荷先)に基づく」と注記しています。当ページの他社(顧客の所在地・請求先など)とは基準が違います。★★★日本を国名で開示している数少ない会社です。12億74百万ドル(全体の2.1%)で、2023年12月期の10億8百万ドルから26.4%増えています。8社のうち日本の金額が分かるのは、イーライリリー(21億32百万ドル)とこの会社の2社だけです。★長期性資産(有形固定資産)は米国34億4百万ドル・欧州18億4百万ドル・その他4億20百万ドルで、日本は独立していません。★12区分の合計は連結の売上高と一致します。
- 中身はスキリージ175億62百万ドル・リンヴォック83億4百万ドル・ヒュミラ45億40百万ドルです。★★★ヒュミラの落ち方と、それを埋めた2製品の伸びが、この会社の直近3期を説明します。ヒュミラは2023年12月期の144億4百万ドルから45億40百万ドルへ68.5%減、一方スキリージは77億63百万→175億62百万ドルへ2.26倍、リンヴォックは39億69百万→83億4百万ドルへ2.09倍になりました。2製品の合計は117億32百万→258億66百万ドルで、ヒュミラの減少分98億64百万ドルを上回っています。★★エステティクス(ボトックス コスメティック26億2百万ドル・ジュビダーム9億93百万ドルなど)は医薬品ではありません。当ページの他の7社に、これに当たる事業はありません。ただし前期の51億76百万ドルから6.1%減っています。★ニューロサイエンスの主力はヴレイラー36億21百万ドル・ボトックス セラピューティック37億69百万ドルです。★7区分の合計は連結の売上高と一致します。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。★★★純利益が3.85倍になっています(9億38百万→36億13百万ドル)。★★理由は営業利益より下にあります。「その他費用」が26億62百万ドルから14億75百万ドルへ11億87百万ドル減り、「取得IPR&Dとマイルストーン」も8億23百万ドルから2億91百万ドルへ減りました。★売上高の伸びは10.2%で、会社は決算発表資料に「免疫領域が87億86百万ドル・15.1%増、うちスキリージ55億5百万ドル・24.4%増、リンヴォック25億25百万ドル・24.5%増、ヒュミラ7億56百万ドル・35.9%減」と記載しています。★★当サイトが載せている純利益は「アッヴィに帰属する純利益」です。非支配持分を含む純利益は36億16百万ドルです。
出典
地域別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-20 公表)/2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-03 公表)/2026年12月期 第2四半期の決算発表(Form 8-K 添付資料99.1)(2026-07-31 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.04円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。
投資判断は自己責任で行ってください。
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数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
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