アムジェン
基本情報
アムジェンAMGNNasdaq
AMGEN INC
単一セグメント。指標は純利益。
売上高は5.9兆円で、武田薬品工業(4.5兆円)の約1.3倍。従業員は約31,500人。
- 時価総額37.4兆円
- 売上高5.9兆円
- 営業利益1.5兆円
- 純利益1.2兆円
- 株価432.42USD
- PER30.4倍
- PBR27.00倍
- ROE106.1%
- 配当利回り2.23%
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
純利益・ROE
総資産・自己資本・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株あたり利益(EPS・希薄化後)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 58,816億円 | +10.0% | 14,531億円 | 24.7% | 12,341億円 | 21.0% |
| FY20242024-12-31期末 | 53,491億円 | +18.6% | 11,616億円 | 21.7% | 6,546億円 | 12.2% |
| FY20232023-12-31期末 | 45,115億円 | +7.1% | 12,638億円 | 28.0% | 10,750億円 | 23.8% |
| FY20222022-12-31期末 | 42,127億円 | +1.3% | 15,309億円 | 36.3% | 10,486億円 | 24.9% |
| FY20212021-12-31期末 | 41,576億円 | — | 12,225億円 | 29.4% | 9,431億円 | 22.7% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
注目ポイント
- ★★★1製品に頼らない構造最大のプロリアでも売上高の12.0%です。10億ドルを超える製品が14あり、骨粗鬆症・高コレステロール・乾癬・関節リウマチ・がん・喘息・痛風・甲状腺眼症と、疾患領域も分かれています。★★同じ単一セグメントでも、当ページのバーテックス・ファーマシューティカルズ(1製品で85.9%)やギリアド・サイエンシズ(1製品で48.7%)とは正反対の形です。★会社は10-Kで自らを「45年以上前にバイオテクノロジー産業の立ち上げに関わり、世界有数の独立系バイオテクノロジー企業に育った」と説明しています。約100か国で事業を行っています。
- ★★★部門の利益指標は「純利益」で、費用の内訳まで開示される同社は「ヒト用医薬品」の単一の営業セグメント兼報告セグメントです。会社は10-Kに「最高経営意思決定者(最高経営責任者)は連結の水準で経営資源を配分しており、部門の業績指標は純利益である」と記載しています。★★そのかわり、セグメントの注記に費用の内訳が並びます。製造原価98億45百万ドル、売上原価に含まれる利益配分とロイヤルティ21億92百万ドル、研究開発費72億72百万ドル、販売・マーケティング費45億90百万ドル、一般管理費24億60百万ドル、その他の部門項目△9億31百万ドル、受取利息△4億8百万ドル、支払利息(純額)27億55百万ドル、法人税12億65百万ドル。差し引きが部門の純利益77億11百万ドルで、連結の純利益と一致します。★部門の資産は総資産そのものだと会社は記載しています。
- ★★上位3社の卸で総売上の77%会社は10-Kに、3社の顧客がそれぞれ総売上高の10%以上を占め、合計で77%にあたると記載しています。★マッケソン34%(262億53百万ドル)・センコーラ27%(209億86百万ドル)・カーディナルヘルス16%(125億62百万ドル)です。★売掛金でも、この3社で75%を占めます(前期は70%)。★当ページのギリアド・サイエンシズも同じ3社で74%、ジョンソン・エンド・ジョンソンは48.4%です。米国の医薬品はごく少数の卸を通して流れます。
- ★研究開発費が3期で1.52倍研究開発費は2023年12月期47億84百万ドル→2024年12月期59億64百万ドル→2025年12月期72億72百万ドルと増えています。売上高に対する比率は17.0%→17.8%→19.8%です。★★当ページの8社の中では中位です。バーテックス・ファーマシューティカルズは32.6%、ジョンソン・エンド・ジョンソンは15.6%、アッヴィは14.9%、ギリアド・サイエンシズは19.7%です。★設備投資も増えています。会社は通期の見通しで2026年12月期の設備投資を約26億ドルと示しています。
地域別の売上
地域別の売上高(顧客の所在地基準)2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)
- 米国
- 米国以外
2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の地域別の売上高です。
製品別の売上高2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)
★★★1製品への依存が、当ページの医薬品8社で最も低い会社です。
最新の決算
2026年4〜6月期2026-08-04 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期 | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16,090億円 | 14,690億円 | +9.5% |
| 営業利益 | 5,624億円 | 4,251億円 | +32.3% |
| 純利益 | 3,801億円 | 2,292億円 | +65.9% |
| 売上高営業利益率 | 35.0% | 28.9% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
会社が公表している今期の見通し
2026年12月期の見通し2026-08-04 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 382億〜394億ドル | +3.9%〜+7.2%(当サイトの計算) |
| 1株当たり利益(GAAP・希薄化後) | 15.80〜17.08ドル | +11.0%〜+20.0%(当サイトの計算) |
- ★★会社はGAAPの金額で売上高と1株当たり利益の両方を示しています。当ページの医薬品8社の中では、これができる会社は多くありません(アッヴィはGAAPの金額を1つも示さず、ギリアド・サイエンシズは1株当たり損失で示しています)。
- ★GAAPの実効税率は14.5%〜16.0%を見込むとしています。非GAAPの1株当たり利益は22.30〜23.50ドル、非GAAPの実効税率は15.0%〜16.5%です。
- ★設備投資は約26億ドル、自社株買いは30億ドルを超えないとしています。
- ★前期比は当サイトの計算です(売上高は2025年12月期の367億51百万ドル、1株当たり利益は同14.23ドルとの比較)。会社は伸び率を示していません。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。
日本企業との違い
武田薬品工業4502
★★製品の分散のしかたが最も近い組み合わせ。武田薬品工業は消化器系31.2%・血漿分画製剤23.5%・希少疾患16.9%・オンコロジー12.9%・ニューロサイエンス9.2%と分かれ、アムジェンも10億ドル超の製品が14あり最大のプロリアでも12.0%。★★大型買収を経て負債を抱えた点も共通(武田薬品工業は2019年のシャイアー、アムジェンは2023年のホライズン約278億ドル)。★直近の期は分かれた(武田薬品工業は5期唯一の赤字、アムジェンは純利益89%増)
「医薬品事業」の単一セグメントで、2026年3月期の売上収益は4兆5,057億円。どちらも単一セグメントで、部門別の表を持たない点が共通します。★★製品の分散のしかたが最も近い組み合わせです。 武田薬品工業は消化器系疾患31.2%・血漿分画製剤23.5%・希少疾患16.9%・オンコロジー12.9%・ニューロサイエンス9.2%と分かれ、アムジェンも10億ドルを超える製品が14あり、最大のプロリアでも12.0%です。当ページの医薬品8社の中で、1製品に頼らない形はこの2社が代表的です。★★大型買収を経て負債を抱えた点も共通します。 武田薬品工業は2019年のシャイアー買収、アムジェンは2023年のホライズン買収(約278億ドル)です。どちらも買収後に償却負担と支払利息が重くなりました。★ただし直近の期の結果は分かれています。 武田薬品工業の2026年3月期は税引前損失1,424億円・当期損失1,524億円で5期唯一の赤字、アムジェンの2025年12月期は純利益77億11百万ドルで前期比89%増でした。
売上高をアムジェンと並べる- 武田薬品工業4.5兆円2026年3月期
- アムジェン5.9兆円直近の通期
- 武田薬品工業9.2兆円
- アムジェン37.4兆円
第一三共4568
どちらもバイオ医薬品が主力(第一三共は抗体薬物複合体、アムジェンは10-Kで自らを「45年以上前にバイオテクノロジー産業の立ち上げに関わった」と説明)。★★ただし製品の集中度は正反対。第一三共はエンハーツを軸に据えるが、アムジェンは骨粗鬆症・高コレステロール・乾癬・関節リウマチ・がん・喘息・痛風・甲状腺眼症と広く分かれる。★地域も違う(第一三共は日本27.3%、アムジェンは米国71.9%)
「医薬品事業」の単一セグメントで、2026年3月期の売上収益は2兆1,230億円。医療用医薬品が95.6%を占めます。★★規模がもっとも近い相手です。 アムジェンの売上高367億51百万ドルは、第一三共の連結売上収益の2.8倍前後です(ページ下部のレートによる)。★★★ただし製品の集中度は正反対です。 第一三共はエンハーツを軸に据えたオンコロジー中心の構成で、アムジェンは骨粗鬆症・高コレステロール・乾癬・関節リウマチ・がん・喘息・痛風・甲状腺眼症と疾患領域が広く分かれています。★バイオ医薬品という点では重なります。 アムジェンは10-Kで自らを「45年以上前にバイオテクノロジー産業の立ち上げに関わり、世界有数の独立系バイオテクノロジー企業に育った」と説明しており、第一三共も抗体薬物複合体(ADC)を主力に据えています。★地域構成は違います。 第一三共は米国35.3%・日本27.3%、アムジェンは米国71.9%です。
売上高をアムジェンと並べる- 第一三共2.1兆円2026年3月期
- アムジェン5.9兆円直近の通期
- 第一三共5.6兆円
- アムジェン37.4兆円
アステラス製薬4503
★★★製品の集中度がこの上なく対照的。アステラス製薬はXTANDI1製品で44.9%、アムジェンは最大のプロリアでも12.0%。掲載中の医薬品11社の両端にある。★がんの領域では接する(アムジェンのビーリンサイト15億59百万・カイプロリス14億12百万・ベクティビックス11億75百万ドル)が、いずれもアムジェンにとっては数ある柱の1つ。★従業員数はアムジェン 約31,500人に対しアステラス製薬14,099人
「医薬品事業」の単一セグメントで、2026年3月期の売上収益は2兆1,392億円。XTANDI1製品で44.9%(9,608億円)を占めます。★★★製品の集中度がこの上なく対照的です。 アステラス製薬はXTANDI1製品で44.9%、アムジェンは最大のプロリアでも12.0%。当ページの日米11社の中で、この2社は両端に位置します。★★そのため業績の振れ方も違います。 アステラス製薬のROEは1.1%→3.3%→17.4%とV字を描き、アムジェンの振れは買収の会計処理によるものです。★がんの領域では接します。 アステラス製薬のXTANDI(前立腺がん)・PADCEV(尿路上皮がん)に対し、アムジェンはビーリンサイト15億59百万ドル(白血病)・カイプロリス14億12百万ドル(多発性骨髄腫)・ベクティビックス11億75百万ドル(大腸がん)を持ちます。いずれもアムジェンにとっては数ある柱の1つです。★従業員数は約31,500人で、アステラス製薬の14,099人の2.2倍です。
売上高をアムジェンと並べる- アステラス製薬2.1兆円2026年3月期
- アムジェン5.9兆円直近の通期
- アステラス製薬4.3兆円
- アムジェン37.4兆円
4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。アムジェンは12月期の米国会計基準、武田薬品工業・第一三共・アステラス製薬は3月期のIFRSです。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
よくある質問
アムジェンと正面から重なる日本の会社はどこですか?
製品の分散のしかたでは武田薬品工業が最も近い形です。 武田薬品工業は消化器系疾患31.2%・血漿分画製剤23.5%・希少疾患16.9%・オンコロジー12.9%・ニューロサイエンス9.2%と分かれ、アムジェンも10億ドルを超える製品が14あり、最大のプロリアでも12.0%です。★★大型買収を経て負債を抱えた点も共通します。 武田薬品工業は2019年のシャイアー買収、アムジェンは2023年のホライズン買収(約278億ドル)です。★規模では第一三共・アステラス製薬に近いです(アムジェンの売上高367億51百万ドルは両社の2.7〜2.8倍前後)。★★1製品への依存という物差しでは、アステラス製薬(XTANDIで44.9%)とちょうど正反対です。
1製品に頼っていないというのは、どういうことですか?
最大のプロリア(骨粗鬆症)でも44億14百万ドル・売上高の12.0%にとどまります。★10億ドルを超える製品が14あります。 プロリア44億14百万ドル、レパーサ30億16百万ドル、オテズラ22億65百万ドル、エンブレル22億26百万ドル、イベニティ21億ドル、ランマーク20億84百万ドル、テプザ19億3百万ドル、ビーリンサイト15億59百万ドル、ロミプレート15億24百万ドル、テゼスパイア14億78百万ドル、カイプロリス14億12百万ドル、ネスプ13億89百万ドル、クリスタキシア13億40百万ドル、ベクティビックス11億75百万ドルです。★★★当ページの医薬品8社では、バーテックス・ファーマシューティカルズ(1製品で85.9%)、ギリアド・サイエンシズ(48.7%)、アッヴィ(28.7%)と続き、アムジェンが最も低いです。★疾患領域も骨粗鬆症・高コレステロール・乾癬・関節リウマチ・がん・喘息・痛風・甲状腺眼症と広く分かれています。
単一セグメントなのに、費用の内訳が開示されているのはなぜですか?
会社が「部門の業績指標は純利益」としているためです。 10-Kには「最高経営意思決定者(最高経営責任者)は連結の水準で経営資源を配分しており、部門の業績指標は純利益である」と記載されています。★★そのため、セグメントの注記に売上から純利益までの全項目が並びます。製造原価98億45百万ドル、売上原価に含まれる利益配分とロイヤルティ21億92百万ドル、研究開発費72億72百万ドル、販売・マーケティング費45億90百万ドル、一般管理費24億60百万ドル、その他の部門項目△9億31百万ドル、受取利息△4億8百万ドル、支払利息(純額)27億55百万ドル、法人税12億65百万ドル。★差し引きが部門の純利益77億11百万ドルで、連結の純利益と一致します。★部門の資産は総資産そのものだと会社は記載しています。★★当ページのアッヴィ・ギリアド・サイエンシズ・バーテックス・ファーマシューティカルズも、部門の指標は純利益です。単一セグメントの会社が指標を開示するようになったのは、米国の会計基準の改正(ASU 2023-07)によるものです。
2024年12月期に利益が落ち込んだのはなぜですか?
2023年10月6日に完了したホライズン・セラピューティクスの買収(総額約278億ドル)の会計処理によるものです。 会社は10-Kに次のように記載しています。★買収した棚卸資産の時価への評価替えの償却が2024年12月期に24億ドル(2025年は13億ドル、2023年は6億56百万ドル)。★無形資産の償却が2024年12月期に48億ドル(2025年は43億ドル、2023年は32億ドル)。★支払利息(純額)が2024年12月期に31億55百万ドル(2025年は27億55百万ドル、2023年は28億75百万ドル)。★★その結果、純利益は67億17百万→40億90百万→77億11百万ドルと、2024年12月期だけがへこみました。同じ3期の売上高は281億90百万→334億24百万→367億51百万ドルと素直に伸びています。★★買収は「企業結合」として処理されました。当ページのギリアド・サイエンシズやバーテックス・ファーマシューティカルズが行った「資産取得」とは扱いが違い、企業結合では取得価額が無形資産になって何年もかけて償却されます。★ホライズンで得た製品は、2025年12月期にテプザ19億3百万ドル・クリスタキシア13億40百万ドルを売り上げています。
日本での売上はどれくらいですか?
開示されていません。 会社の地域別の区分は「米国」と「米国以外」の2つだけで、「米国以外の製品売上の相当部分は欧州で売られたものに関連する」と注記されています。★米国が売上高の71.9%(264億19百万ドル)です。★★ただし10-Kには日本への言及が複数あります。オテズラについて「米国・日本・オーストラリアではあらゆる重症度の成人の尋常性乾癬に承認」「日本では掌蹠膿疱症の治療にも承認」と記載されています。会社は「日本・中国その他のアジア、中南米、中東にも、自社の関連会社、第三者の買収、製品権の取得、提携によって展開している」とも書いています。★★当ページの医薬品8社のうち、日本を国名で開示しているのはイーライリリー(21億32百万ドル)とアッヴィ(12億74百万ドル)の2社だけです。
卸への集中はどれくらいですか?
3社で総売上の77%です。会社は10-Kに、マッケソン34%(262億53百万ドル)・センコーラ27%(209億86百万ドル)・カーディナルヘルス16%(125億62百万ドル)と記載しています。★売掛金でも、この3社で75%を占めます(前期は70%)。★★当ページのギリアド・サイエンシズも同じ3社で総製品売上の74%、ジョンソン・エンド・ジョンソンは48.4%です。米国の医薬品はごく少数の卸を通して流れます。★日本側3社の有価証券報告書には、これに相当する開示がありません。
今期の見通しはどこまで公表されていますか?
GAAPの金額で、売上高と1株当たり利益の両方が公表されています。 2026年8月4日の決算発表で、2026年12月期の売上高382億〜394億ドル、GAAPの希薄化後1株当たり利益15.80〜17.08ドル、GAAPの実効税率14.5%〜16.0%としています。★設備投資は約26億ドル、自社株買いは30億ドルを超えないとしています。★★当ページの医薬品8社の中では、これができる会社は多くありません。アッヴィはGAAPの金額を1つも示さず、ギリアド・サイエンシズは1株当たり「損失」で示しています。★非GAAPの1株当たり利益は22.30〜23.50ドルですが、当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため表には入れていません。★見通しは10-Kにも四半期報告書にも記載がありません。SECに提出される決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)にあります。
中期経営計画はありますか?
会社は売上高・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★通期の見通しは1年ぶんだけで、複数年にわたる数値目標の一覧はありません。★武田薬品工業・第一三共・アステラス製薬が中期経営計画で示すようなものを、アムジェンはSECの提出書類に出していません。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、アムジェンは12月末、武田薬品工業・第一三共・アステラス製薬は3月末です。直近の四半期の実績は、会社が2026年8月5日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
注記(4件)
- 売上高と利益の推移
- ★★★2023年10月6日に完了したホライズン・セラピューティクスの買収(総額約278億ドル)が、この5期の形を決めています。売上高は259億79百万ドル(2021年12月期)から367億51百万ドル(2025年12月期)へ41.5%増えました。★★ただし利益は途中で沈みます。純利益は58億93百万→65億52百万→67億17百万→40億90百万→77億11百万ドル。2024年12月期だけがへこんでいます。★★★理由は買収の会計処理です。会社は10-Kに、製造原価に含めた「買収した棚卸資産の時価への評価替えの償却」が2024年12月期に24億ドル(2025年12月期は13億ドル、2023年12月期は6億56百万ドル)あったと記載しています。無形資産の償却も2024年12月期48億ドル・2023年12月期32億ドルと増えています。★★支払利息も重くなりました。2023年12月期28億75百万→2024年12月期31億55百万→2025年12月期27億55百万ドル。買収資金の借入によるものです。★2025年12月期に純利益が89%増えたのは、これらの一過性の負担が薄れ、売上が334億24百万→367億51百万ドルへ10.0%増えたためです。★1株当たり配当は7.22ドルから9.66ドルへ、5期とも前期を上回っています。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。★★同社は自己資本が総資産に比べて極端に小さい会社です。買収と自社株買いを借入で行ってきたためで、ROEは通常の物差しでは読めません。
- 地域別の売上
- 会社が10-Kの注記3で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★米国が売上高の71.9%(264億19百万ドル)を占めます。★★区分は米国と米国以外の2つだけで、会社は「米国以外の製品売上の相当部分は欧州で売られたものに関連する」と注記しています。★★日本の金額は開示されていません。ただし10-Kには日本への言及が複数あり、オテズラについて「米国・日本・オーストラリアではあらゆる重症度の成人の尋常性乾癬に承認」「日本では掌蹠膿疱症の治療にも承認」と記載されています。会社は「日本・中国その他のアジア、中南米、中東にも、自社の関連会社、第三者の買収、製品権の取得、提携によって展開している」とも書いています。★2区分の合計は連結の売上高と一致します。
- 最大のプロリアでも44億14百万ドル・売上高の12.0%にとどまります。バーテックス・ファーマシューティカルズは1製品で85.9%、ギリアド・サイエンシズは48.7%、アッヴィは28.7%です。★10億ドルを超える製品が14あるのがこの会社の形です。★★うち3製品はホライズン買収で得たものです。テプザ19億3百万ドル(2023年12月期は買収後の3か月ぶんだけで4億48百万ドル)、クリスタキシア13億40百万ドル(同2億72百万ドル)。★★伸びと減りが同時に起きています。レパーサは16億35百万→30億16百万ドル(3期で1.84倍)、イベニティは11億60百万→21億ドル(1.81倍)、ビーリンサイトは8億61百万→15億59百万ドル(1.81倍)。一方エンブレルは36億97百万→22億26百万ドルへ39.8%減りました。★16区分の合計は連結の売上高と一致します。「その他の製品」は会社が個別に開示していない製品をまとめたものです。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。★売上高が初めて四半期で100億ドルを超えました。前年同期比9.5%増です。★営業利益は32.3%増、純利益は65.9%増で、売上の伸びを大きく上回っています。★★四半期の純利益は期によって大きく振れます。2024年1〜3月期は1億13百万ドルの赤字、2024年7〜9月期は28億30百万ドル、2025年7〜9月期は32億16百万ドル。ホライズン買収に伴う償却と法人税の期ずれによるものです。
- 会社が公表している今期の見通し
- ★見通しは10-Kにも四半期報告書にも記載がなく、SECに提出された決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)にあります。★1株当たりの金額は円に直していません。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
出典
地域別の売上高、四半期決算、今期の見通しは、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-13 公表)/2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-05 公表)/2026年12月期 第2四半期の決算発表(Form 8-K 添付資料99.1)(2026-08-04 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.04円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
更新日