ボストン・サイエンティフィック
基本情報
ボストン・サイエンティフィックBSXNYSE
BOSTON SCIENTIFIC CORP
心臓血管(66.0%)とメドサージの2部門。5期で売上が68.9%、営業利益が3.01倍。
売上高は3.2兆円で、テルモ(1.1兆円)の約2.8倍。従業員は約59,000人。
- 時価総額10.9兆円
- 売上高3.2兆円
- 営業利益5,782億円
- 純利益4,638億円
- 株価46.84USD
- PER24.1倍
- PBR2.80倍
- ROE12.6%
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
純利益・ROE
総資産・自己資本・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株あたり利益(EPS・希薄化後)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 32,126億円 | +19.9% | 5,782億円 | 18.0% | 4,638億円 | 14.4% |
| FY20242024-12-31期末 | 26,802億円 | +17.6% | 4,166億円 | 15.5% | 2,966億円 | 11.1% |
| FY20232023-12-31期末 | 22,789億円 | +12.3% | 3,750億円 | 16.5% | 2,513億円 | 11.0% |
| FY20222022-12-31期末 | 20,296億円 | +6.7% | 2,639億円 | 13.0% | 1,027億円 | 5.1% |
| FY20212021-12-31期末 | 19,025億円 | — | 1,919億円 | 10.1% | 1,576億円 | 8.3% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
心臓血管(Cardiovascular)
心臓と血管の治療に使う機器。不整脈治療のカテーテル(電気生理学)、心臓ポンプ、ステント、心臓弁など
利益構成比65.5%6,886億円・利益率32.4%
- ★★売上高132億66百万ドルで2部門の66.0%。前期の108億40百万ドルから22.4%増えた
- ★★部門の営業利益43億3百万ドル(利益率32.4%)。前期の32億30百万ドル(29.8%)から利益率が2.6ポイント上がった
- ★研究開発費13億9百万ドルで、部門の売上の9.9%。メドサージの7.4%より高い
- ★直近の四半期(2026年4〜6月期)の売上は36億24百万ドルで8.3%増
- FARAPULSE(パルスフィールドアブレーション)
- WATCHMAN(左心耳閉鎖)
- ACURATE(経カテーテル大動脈弁)
- 冠動脈ステント
- 末梢血管のインターベンション
メドサージ(MedSurg)
内視鏡・泌尿器・ニューロモデュレーションの3分野。消化器内視鏡の処置具、結石治療、脊髄刺激療法など
利益構成比34.5%3,630億円・利益率33.2%
- ★売上高68億29百万ドルで2部門の34.0%。前期の60億32百万ドルから13.2%増えた
- ★★部門の利益率33.2%は心臓血管の32.4%より高い。規模は半分だが採算はよい
- ★★直近の四半期の内訳は、内視鏡7億93百万ドル・泌尿器6億84百万ドル・ニューロモデュレーション3億41百万ドル。ニューロモデュレーションが12.7%増と最も伸びた
- ★研究開発費5億7百万ドルで、部門の売上の7.4%
- 消化器内視鏡の処置具
- 泌尿器(結石治療・前立腺)
- ニューロモデュレーション(脊髄刺激療法)
- 内視鏡下の画像システム
注目ポイント
- ★★★5期で売上が68.9%、営業利益が3.01倍売上高は118億88百万ドルから200億74百万ドルへ、5期とも前期を上回って増えました。営業利益は11億99百万→36億13百万ドル(3.01倍)、純利益は9億85百万→28億98百万ドル(2.94倍)です。★売上高営業利益率は10.1%から18.0%へ上がっています。★★当ページの医療機器7社の中で、最も伸びた会社の1つです(インテュイティブ・サージカルは5期で売上76.3%増)。★★伸びの中心は心臓血管部門で、5期のうち直近3期だけでも88億28百万→108億40百万→132億66百万ドルと50.3%増えました。不整脈治療のパルスフィールドアブレーション(FARAPULSE)がその中心だと会社は10-Kで説明しています。
- ★★★部門の売上が連結の売上と一致しない会社は部門の業績を「社内で決めた一定の為替レート」で測っています。10-Kには、部門の売上高・売上原価・販売管理費・研究開発費・営業利益のいずれも「為替の影響を除くために社内で定めた標準の為替レートに基づく」と記載されています。★★そのため2部門の売上の合計200億95百万ドルは、連結の売上高200億74百万ドルより21百万ドル大きくなります。会社は表の中でこの差を「為替変動の影響」という独立の行として示しています。★★部門の営業利益からも、会社が「事業の趨勢を示さない」と判断した項目が除かれています。無形資産の償却8億97百万ドル、減損・買収・事業構造改革・訴訟・EU医療機器規則(MDR)への対応費用の合計11億2百万ドル、全社費用9億58百万ドルです。★★そのため部門の利益率32.4%・33.2%を、連結の売上高営業利益率18.0%と並べて読むことはできません。
- ★★2部門の利益率がほぼ同じ心臓血管32.4%・メドサージ33.2%と、部門の利益率がほぼ並んでいます。★規模は心臓血管132億66百万ドル対メドサージ68億29百万ドルで約2倍の差がありますが、採算の水準は変わりません。★★当ページの他社と比べると、この形は珍しいです。ジョンソン・エンド・ジョンソンは医薬品36.9%対医療機器12.2%で3倍、ダナハーは診断26.7%対ライフサイエンス7.1%で3.8倍、サーモフィッシャーサイエンティフィックは36.3%対14.0%で2.6倍の開きがあります。★研究開発費の比率は違います。心臓血管9.9%、メドサージ7.4%です。
- ★無配で、自社株買いを行っている同社は配当を出していません。当ページの医療機器7社のうち、配当が無いのはこの会社とインテュイティブ・サージカルの2社です。★2026年4〜6月期には、公表していた20億ドルの加速型自社株買いを完了し、約4,000万株を取得したと会社は決算発表資料に記載しています。★同じ四半期に、心臓血管・整形外科の分野で独自の生体材料やインプラントを開発するMiRus LLCへ15億ドルを出資し、約34%の持分と、同社の経カテーテル大動脈弁置換(TAVR)事業を取得する独占的な選択権を得たとも記載しています。★当サイトは配当や資本政策の良し悪しを述べません。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)10-Kのセグメント報告の注記より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 心臓血管(Cardiovascular) | 21,231億円 | 6,886億円 | 32.4% |
| メドサージ(MedSurg) | 10,929億円 | 3,630億円 | 33.2% |
| 為替の影響と、部門に配分していない費用 | ▲34億円 | ▲4,732億円全社費用(ヘッジと為替の影響を含む)△9億58百万、のれん・無形資産の減損と買収・売却・事業構造改革・訴訟・EU医療機器規則対応の費用△11億2百万、無形資産の償却△8億97百万ドル | — |
| 連結 | 32,126億円 | 5,782億円 | 18.0% |
★★★部門の売上高は「社内で決めた一定の為替レート」で測られています。
地域別の売上
地域別の売上高2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)
- 米国
- 欧州・中東・アフリカ
- アジア太平洋
- 中南米・カナダ
2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の地域別の売上高です。
最新の決算
2026年4〜6月期2026-07-29 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期 | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,709億円 | 8,100億円 | +7.5% |
| 営業利益 | 1,885億円 | 1,311億円 | +43.8% |
| 純利益 | 1,452億円 | 1,276億円 | +13.8% |
| 売上高営業利益率 | 21.6% | 16.2% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
会社が公表している今期の見通し
2026年12月期の見通し2026-07-29 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高の伸び率(報告ベース) | 前期比 5.5%〜6.5%増 | +5.5%〜+6.5%(会社の表記) |
| 売上高の伸び率(オーガニックベース) | 前期比 5%〜6%増 | — |
- ★★会社は売上高の見通しを金額ではなく伸び率で示しています。「報告ベース」は為替の影響を含むGAAPの伸び率、「オーガニックベース」は為替の影響と、比較できる期間が1年に満たない買収・売却の影響を除いたものです。
- ★利益の見通しは、調整後(非GAAP)の1株当たり利益3.28ドル〜3.32ドルだけです。当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため、表には入れていません。
- ★会社は「将来の調整後1株当たり利益の見通しをGAAPの見通しへ調整した表は示していない」とし、理由として「無形資産の減損、買収関連費用、事業構造改革費用、訴訟費用といった項目の影響を、合理的な確からしさをもって、かつ過大な労力なしに予測することができないため」と記載しています。
- ★第3四半期については、売上高の伸び率を報告・オーガニックとも3%〜5%、調整後1株当たり利益を0.80〜0.82ドルと見込むとしています。
- ★為替は通期の売上を0.5%押し下げると見込むとしています。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。
日本企業との違い
テルモ4543
★★★当ページで最も正面から重なる組み合わせ。テルモの最大の事業は心臓血管カンパニー6,764億円(59.8%)、ボストン・サイエンティフィックの最大の部門も心臓血管132億66百万ドル(66.0%)。どちらもカテーテル治療の機器が主力で、区分の名前まで一致する。★★規模はボストン・サイエンティフィックの心臓血管部門132億66百万ドル(約2兆1,231億円)が、テルモの心臓血管カンパニー6,764億円を大きく上回る。★利益の定義が違う(テルモは調整後営業利益、ボストン・サイエンティフィックは一定為替レートで測った部門営業利益)。★テルモは血液・細胞テクノロジーカンパニー(2,310億円)を持つ
心臓血管カンパニー(59.8%)を中心とする4事業で、2026年3月期の売上収益は1兆1,319億円。★★★当ページの日米7社の中で、最も正面から重なる組み合わせです。 テルモの最大の事業は心臓血管カンパニー6,764億円(59.8%)、ボストン・サイエンティフィックの最大の部門も心臓血管132億66百万ドル(66.0%)。どちらもカテーテル治療の機器が主力です。★★部門の利益率も近い水準です。 テルモの心臓血管カンパニーは24.2%(調整後営業利益ベース)、ボストン・サイエンティフィックの心臓血管は32.4%(一定為替レートベース)。ただし利益の定義が違うため、そのまま比べることはできません。★★規模はボストン・サイエンティフィックのほうが大きいです(売上高200億74百万ドル対1兆1,319億円)。★伸び方も違います。 ボストン・サイエンティフィックは5期で68.9%増、テルモは同じ期間でより緩やかです。★テルモは血液・細胞テクノロジーカンパニー2,310億円を持ち、ボストン・サイエンティフィックにこれに当たる事業はありません。
売上高をボストン・サイエンティフィックと並べる- テルモ1.1兆円2026年3月期
- ボストン・サイエンティフィック3.2兆円直近の通期
- テルモ3.8兆円
- ボストン・サイエンティフィック10.9兆円
オリンパス7733
★★消化器内視鏡の処置具という点で重なる。ボストン・サイエンティフィックのメドサージ部門には内視鏡事業があり、直近の四半期の売上は7億93百万ドル(前年同期比7.6%増)。★★★ただし立ち位置が逆。オリンパスは内視鏡そのものを作る会社(消化器内視鏡ソリューション6,974億円)で、ボストン・サイエンティフィックはその内視鏡を通して使う処置具を作る会社。★★採算の形が大きく違う(オリンパスのサージカルインターベンションは149億円の営業損失、ボストン・サイエンティフィックのメドサージは利益率33.2%)
消化器内視鏡ソリューション(69.0%)とサージカルインターベンション(31.0%)の2セグメントで、2026年3月期の売上収益は1兆107億円。★★★消化器内視鏡の処置具という点で重なります。 ボストン・サイエンティフィックのメドサージ部門には内視鏡事業があり、直近の四半期の売上は7億93百万ドル(前年同期比7.6%増)。内視鏡を通して使う処置具(止血・切除・ステント留置)が中心です。★★ただし立ち位置が逆です。 オリンパスは内視鏡そのものを作る会社(消化器内視鏡ソリューション6,974億円)で、ボストン・サイエンティフィックはその内視鏡を通して使う処置具を作る会社です。★★採算の形が大きく違います。 オリンパスのサージカルインターベンションは2026年3月期に149億円の営業損失、ボストン・サイエンティフィックのメドサージは利益率33.2%です。★どちらも2部門制ですが、オリンパスは製品の系統で、ボストン・サイエンティフィックは治療の分野で分けています。
売上高をボストン・サイエンティフィックと並べる- オリンパス1.0兆円2026年3月期
- ボストン・サイエンティフィック3.2兆円直近の通期
- オリンパス2.4兆円
- ボストン・サイエンティフィック10.9兆円
シスメックス6869
重なりは薄い。シスメックスは検体検査(血液・尿の分析)の機器と試薬を作る会社で、患者の体に入れる機器を作っていない。ボストン・サイエンティフィックの製品はステント・カテーテル・心臓弁・脊髄刺激装置など体内に入れるものが中心。★★部門の切り方も正反対(シスメックスは地域で5つ、ボストン・サイエンティフィックは治療の分野で2つ)。★規模は6倍を超える差。★共通するのはどちらも米国が最大の市場という点
本社統括・EMEA統括・米州統括・中国統括・AP統括という地域別の5セグメントで、2026年3月期の売上収益は5,000億円。★★重なりは薄い組み合わせです。 シスメックスは検体検査(血液・尿の分析)の機器と試薬を作る会社で、患者の体に入れる機器を作っていません。 ボストン・サイエンティフィックの製品は、ステント・カテーテル・心臓弁・脊髄刺激装置など体内に入れるものが中心です。★★★部門の切り方が正反対です。 シスメックスは地域で5つに分け、ボストン・サイエンティフィックは治療の分野で2つに分けています。★規模も大きく違います。 ボストン・サイエンティフィックの売上高200億74百万ドルは、シスメックスの連結売上収益の6倍を超えます。★共通するのは、どちらも米国が最大の市場という点です(ボストン・サイエンティフィックは64.1%、シスメックスは米州統括が26.1%)。
売上高をボストン・サイエンティフィックと並べる- シスメックス5,000億円2026年3月期
- ボストン・サイエンティフィック3.2兆円直近の通期
- シスメックス1.2兆円
- ボストン・サイエンティフィック10.9兆円
4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。ボストン・サイエンティフィックは12月期の米国会計基準、テルモ・オリンパス・シスメックスは3月期のIFRSです。★ボストン・サイエンティフィックは配当を出していないため、1株当たり配当の欄が空きます。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
よくある質問
ボストン・サイエンティフィックと正面から重なる日本の会社はどこですか?
テルモです。 テルモの最大の事業は心臓血管カンパニー6,764億円(売上の59.8%)、ボストン・サイエンティフィックの最大の部門も心臓血管132億66百万ドル(66.0%)。どちらもカテーテル治療の機器が主力で、当ページの日米7社の中で最も正面から重なる組み合わせです。★★オリンパスとも、消化器内視鏡の処置具という点で重なります。ただしオリンパスは内視鏡そのものを作る側、ボストン・サイエンティフィックはその内視鏡を通して使う処置具を作る側という違いがあります。★シスメックスとの重なりは薄いです。同社は検体検査の会社で、患者の体に入れる機器を作っていません。
部門の売上を足しても連結の売上高にならないのはなぜですか?
会社が部門の業績を「社内で決めた一定の為替レート」で測っているためです。 10-Kには、部門の売上高・売上原価・販売管理費・研究開発費・営業利益のいずれも「為替の影響を除くために社内で定めた標準の為替レートに基づく」と記載されています。★★そのため2部門の売上の合計200億95百万ドルは、連結の売上高200億74百万ドルより21百万ドル大きくなります。会社は表の中でこの差を「為替変動の影響」という独立の行として示しており、当ページでも同じ形で載せています。★この標準レートは年によって見直されると会社は記載しています。★過去の期の数値も、当期の表示に合わせて一定為替レートで組み替えられています。★★なお、GAAPベースの部門別の売上(心臓血管132億50百万ドル・メドサージ68億24百万ドル)は、10-Kの収益の注記に別途あります。当ページの表は、会社が公表している部門の利益率と対応させるため、一定為替レートの数値を使っています。
部門の利益率32.4%・33.2%を、連結の営業利益率18.0%と比べられますか?
比べられません。 部門の営業利益からは、会社が「事業の趨勢を示さない」と判断した項目が除かれているためです。★具体的には、無形資産の償却8億97百万ドル、のれん・無形資産の減損と買収・売却・事業構造改革・訴訟・EU医療機器規則(MDR)への対応費用の合計11億2百万ドル、全社費用(ヘッジと為替の影響を含む)9億58百万ドルです。★2部門の合計65億70百万ドルから、これら29億57百万ドルを引くと、連結の営業利益36億13百万ドルになります。★★当ページの医療機器7社は、部門の利益の定義が会社ごとに違います。ダナハーは営業利益をそのまま使い、サーモフィッシャーサイエンティフィックは部門間取引を含む売上に対して測り、この会社は一定為替レートで測ります。会社をまたいで部門の利益率を比べることはできません。
5期でどれくらい伸びたのですか?
売上高は118億88百万ドル(2021年12月期)から200億74百万ドル(2025年12月期)へ68.9%増えました。5期とも前期を上回っています。★営業利益は11億99百万→36億13百万ドル(3.01倍)、純利益は9億85百万→28億98百万ドル(2.94倍)です。★売上高営業利益率は10.1%から18.0%へ上がりました。★★伸びの中心は心臓血管部門で、直近3期だけでも88億28百万→108億40百万→132億66百万ドルと50.3%増えています。不整脈治療のパルスフィールドアブレーション(FARAPULSE)がその中心だと会社は10-Kで説明しています。★★当ページの医療機器7社の中で、最も伸びた会社の1つです(インテュイティブ・サージカルは5期で売上76.3%増)。★2022年12月期だけ、営業利益が増えたのに純利益が減っています(営業利益11億99百万→16億49百万ドル、純利益9億85百万→6億42百万ドル)。当サイトは理由を10-Kの該当箇所で確認していないため、金額だけを載せています。
2部門の利益率がほぼ同じなのは珍しいのですか?
★★当ページの他社と比べると珍しい形です。 ボストン・サイエンティフィックは心臓血管32.4%・メドサージ33.2%で、規模が約2倍違うのに採算の水準が変わりません。★他社の部門間の開きは次のとおりです。ジョンソン・エンド・ジョンソン(医薬品の業界ページ)は医薬品36.9%対医療機器12.2%で3倍、ダナハーは診断26.7%対ライフサイエンス7.1%で3.8倍、サーモフィッシャーサイエンティフィックはライフサイエンス・ソリューションズ36.3%対ラボラトリー製品・バイオ医薬サービス14.0%で2.6倍です。★ただし研究開発費の比率は違います。心臓血管は部門の売上の9.9%(13億9百万ドル)、メドサージは7.4%(5億7百万ドル)です。★販売管理費の比率は逆で、メドサージ31.0%・心臓血管27.8%です。
日本での売上はどれくらいですか?
開示されていません。 アジア太平洋30億80百万ドル(売上の15.3%)に含まれます。★米国が売上高の64.1%(128億64百万ドル)、欧州・中東・アフリカが34億51百万ドル(17.2%)、中南米・カナダが6億78百万ドル(3.4%)です。★★★ただし10-Kは日本の規制当局に何度も触れています。「2025年の第2四半期と第3四半期に、米国のFDAの承認と日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)の承認を得て、薬剤抵抗性の症例を含むよう添付文書の適応を広げた」と記載され、リスク要因でも「中国の規制、日本の厚生労働省とPMDAの規制、中東・東南アジアの多くの国の規制」を挙げています。★直近の四半期(2026年4〜6月期)の地域別の伸びは、米国6.2%・欧州中東アフリカ6.1%・アジア太平洋11.2%・中南米カナダ22.4%(いずれも報告ベース)と会社は公表しています。
今期の見通しはどこまで公表されていますか?
売上高は伸び率で、利益は非GAAPの1株当たり利益だけです。 2026年7月29日の決算発表で、2026年12月期の売上高の伸び率を報告ベースで5.5%〜6.5%、オーガニックベースで5%〜6%としています。★「報告ベース」は為替の影響を含むGAAPの伸び率、「オーガニックベース」は為替の影響と、比較できる期間が1年に満たない買収・売却の影響を除いたものです。★利益の見通しは、調整後(非GAAP)の1株当たり利益3.28ドル〜3.32ドルだけで、当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため表には入れていません。★会社は「将来の調整後1株当たり利益の見通しをGAAPの見通しへ調整した表は示していない」とし、理由として「無形資産の減損、買収関連費用、事業構造改革費用、訴訟費用といった項目の影響を、合理的な確からしさをもって、かつ過大な労力なしに予測することができないため」と記載しています。★★当ページの医療機器7社の中では、GAAPベースの数値を示している数少ない会社です。サーモフィッシャーサイエンティフィックはSECの提出書類に見通しを書かず、ダナハーとインテュイティブ・サージカルはGAAPの金額を1つも示しません。
配当はありますか?
出していません。 当ページの医療機器7社のうち、配当が無いのはこの会社とインテュイティブ・サージカルの2社です。★そのため当ページの推移の表では、1株当たり配当の欄が5期とも空きます。★2026年4〜6月期には、公表していた20億ドルの加速型自社株買いを完了し、約4,000万株を取得したと会社は決算発表資料に記載しています。★同じ四半期に、心臓血管・整形外科の分野で独自の生体材料やインプラントを開発するMiRus LLCへ15億ドルを出資し、約34%の持分と、同社の経カテーテル大動脈弁置換(TAVR)事業を取得する独占的な選択権を得たとも記載しています。★当サイトは配当や資本政策の良し悪しを述べません。
中期経営計画はありますか?
会社は売上高・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★通期の見通しは1年ぶんだけで、複数年にわたる数値目標の一覧はありません。★10-Kの企業文化の記述は言葉だけです。会社は「Caring(思いやり)、Diversity(多様性)、Global Collaboration(世界規模の協働)、High Performance(高い成果)、Meaningful Innovation(意味のある革新)、Winning Spirit(勝つ意志)」という価値観を挙げています。★テルモ・オリンパス・シスメックスが中期経営計画で示すような数値目標の一覧を、ボストン・サイエンティフィックはSECの提出書類に出していません。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、ボストン・サイエンティフィックは12月末、テルモ・オリンパス・シスメックスは3月末です。直近の四半期の実績は、会社が2026年8月3日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
注記(5件)
- 売上高と利益の推移
- ★★★5期で売上高が68.9%、営業利益が3.01倍、純利益が2.94倍になりました。売上高は118億88百万ドル(2021年12月期)→126億82百万→142億40百万→167億47百万→200億74百万ドル(2025年12月期)で、5期とも前期を上回っています。★★利益の伸びはさらに大きく、営業利益は11億99百万→16億49百万→23億43百万→26億3百万→36億13百万ドル、純利益は9億85百万→6億42百万→15億70百万→18億53百万→28億98百万ドルです。★売上高営業利益率は10.1%→13.0%→16.5%→15.5%→18.0%と上がっています。★★2022年12月期だけ、営業利益が増えたのに純利益が減っています(営業利益11億99百万→16億49百万ドル、純利益9億85百万→6億42百万ドル)。当サイトは理由を10-Kの該当箇所で確認していないため、金額だけを載せています(直近の10-KのMD&Aは2023年12月期以降の3期しか扱っていません)。★★同社は配当を出していません。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。
- 部門ごとの売上と利益
- 会社は10-Kに、部門の業績を「為替の影響を除くために社内で定めた標準の為替レートに基づいて」評価すると記載しています。そのため2部門の合計200億95百万ドルは、連結の売上高200億74百万ドルより21百万ドル大きくなります。上の表ではその差を「為替の影響」として消去の行に入れています。★★部門の営業利益からも、会社が「事業の趨勢を示さない」と判断した項目が除かれています。具体的には無形資産の償却、のれん・無形資産の減損、買収・売却に関する費用、事業構造改革の費用、一部の訴訟費用、EU医療機器規則(MDR)への対応費用です。★★2部門の合計65億70百万ドルから、配分していない29億57百万ドルを引くと、連結の営業利益36億13百万ドルになります。内訳は全社費用△9億58百万・上記の各種費用△11億2百万・無形資産の償却△8億97百万ドルです。★2025年の第4四半期に営業セグメントを組み替えましたが、報告セグメントには影響がないと会社は記載しています。★過去の期の数値も、当期の表示に合わせて一定為替レートで組み替えられています。
- 「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
- 地域別の売上
- 会社が10-Kで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★米国が売上高の64.1%(128億64百万ドル)を占めます。★★日本の金額は開示されていません。アジア太平洋30億80百万ドル(15.3%)に含まれます。★★★ただし10-Kは日本の規制当局に何度も触れています。「2025年の第2四半期と第3四半期に、米国のFDAの承認と日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)の承認を得て、薬剤抵抗性の症例を含むよう添付文書の適応を広げた」と記載され、リスク要因でも「中国の規制、日本の厚生労働省とPMDAの規制、中東・東南アジアの多くの国の規制」を挙げています。★直近の四半期(2026年4〜6月期)の地域別の伸びは、米国6.2%・欧州中東アフリカ6.1%・アジア太平洋11.2%・中南米カナダ22.4%(いずれも報告ベース)と会社は公表しています。★4区分の合計は連結の売上高と1百万ドル差(会社側の丸め)で一致します。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。★売上高は7.5%増、営業利益は43.8%増、純利益は13.8%増えました。売上高営業利益率は16.2%から21.6%へ上がっています。★部門別の売上は心臓血管36億24百万ドル(8.3%増)・メドサージ18億18百万ドル(5.9%増)と会社は公表しています。メドサージの内訳は内視鏡7億93百万ドル(7.6%増)・泌尿器6億84百万ドル(1.1%増)・ニューロモデュレーション3億41百万ドル(12.7%増)です。★地域別の伸びは米国6.2%・欧州中東アフリカ6.1%・アジア太平洋11.2%・中南米カナダ22.4%(いずれも報告ベース)。★会社は同じ資料で、GAAPの1株当たり純利益0.61ドル、調整後1株当たり利益(非GAAP)0.86ドルと公表しています。当サイトはGAAPの数値を載せる方針です。
- 会社が公表している今期の見通し
- ★見通しは10-Kにも四半期報告書にも記載がなく、SECに提出された決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)にあります。★当ページの医療機器7社の中では、GAAPベースの数値を示している数少ない会社です。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
出典
部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通しは、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-17 公表)/2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-03 公表)/2026年12月期 第2四半期の決算発表(Form 8-K 添付資料99.1)(2026-07-29 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.04円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
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