コンステレーション・エナジー

基本情報

コンステレーション・エナジーCEGNasdaq

Constellation Energy Corp

ミッドアトランティック・ミッドウェスト・ニューヨーク・ERCOT・その他の電力地域の5地域+その他。送配電網を持たない発電と販売の会社で、発電量の89.1%が原子力。

売上高は4.1兆円で、関西電力(4.1兆円)の約1.0倍。従業員は約15,339人。

  • 時価総額15.7兆円
  • 売上高4.1兆円
  • 営業利益4,939億円
  • 純利益3,711億円
  • 株価276.75USD
  • PER37.4倍
  • PBR6.75倍
  • ROE16.8%
  • 配当利回り0.56%
正式社名
Constellation Energy Corp
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Electric ServicesSIC 4911
発行済株式数
354,307,379 株
1株あたり利益(EPS)
7.40 米ドルFY2025・希薄化後
1株あたり配当金
1.55 米ドルFY2025
従業員数
約15,339 人10-Kの表の記載は常勤15,291人+非常勤48人で合計15,339人。★2026年1月7日に買収したカルパインで約2,500人が加わる(この人数には含まれない)

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(億円)(利益率)▲10,000▲4.0%00.0%10,0004.0%20,0008.0%30,00012.0%40,00016.0%50,00020.0%31,446▲554FY202139,113792FY202239,8782,577FY202337,7186,965FY202440,8634,939FY2025▲1.8%2.0%6.5%18.5%12.1%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

当社株主に帰属する当期純利益・ROE

当社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)▲2,000▲15.0%00.0%2,00015.0%4,00030.0%6,00045.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・純資産・株主資本比率

総資産・純資産・株主資本比率(兆円)0.00.0%2.58.0%5.016.0%7.524.0%10.032.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産純資産株主資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲12,000▲6,00006,00012,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)▲404812FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20252025-12-31期末40,863億円+8.3%4,939億円12.1%3,711億円9.1%
FY20242024-12-31期末37,718億円-5.4%6,965億円18.5%6,000億円15.9%
FY20232023-12-31期末39,878億円+2.0%2,577億円6.5%2,597億円6.5%
FY20222022-12-31期末39,113億円+24.4%792億円2.0%▲256億円▲0.7%
FY20212021-12-31期末31,446億円▲554億円▲1.8%▲328億円▲1.0%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

ミッドアトランティック

PJM(米国北東部の電力市場)の東半分。ニュージャージー・メリーランド・バージニア・ウェストバージニア・デラウェア・ワシントンD.C.とペンシルベニア/ノースカロライナの一部

売上構成比 25.4%売上構成比25.4%10,382億円

利益構成比31.4%5,459億円・利益率52.6%

主な製品・サービス
  • 原子力発電(2025年の発電量52,914GWh)
  • 発電設備10,386MW(全体の33%)
  • 法人・自治体・家庭向けの電力販売

ミッドウェスト

PJMの西半分と、MISO(中西部の電力市場)の米国内。部門のRNFでは最大

売上構成比 22.7%売上構成比22.7%9,289億円

利益構成比34.1%5,925億円・利益率63.8%

主な製品・サービス
  • 原子力発電(2025年の発電量93,866GWh)
  • 発電設備11,606MW(全体の37%)
  • 法人・自治体・家庭向けの電力販売

その他の電力地域

ニューイングランド・南部・西部・カナダ。発電設備は全体の5%だが売上高は21.9%

売上構成比 21.9%売上構成比21.9%8,935億円

利益構成比7.5%1,311億円・利益率14.7%

主な製品・サービス
  • 発電設備1,849MW(全体の5%)
  • 他社から買った電力の販売
  • 法人・自治体・家庭向けの電力販売

ニューヨーク

NYISO(ニューヨーク州の電力市場)。部門の利益率では最も高い

売上構成比 8.6%売上構成比8.6%3,505億円

利益構成比14.7%2,561億円・利益率73.1%

主な製品・サービス
  • 原子力発電(2025年の発電量26,339GWh)
  • 発電設備3,093MW(全体の10%)
  • 法人・自治体・家庭向けの電力販売

ERCOT(テキサス)

テキサス州の電力市場。のれんの大半はこの部門にある

売上構成比 7.5%売上構成比7.5%3,047億円

利益構成比10.5%1,820億円・利益率59.7%

主な製品・サービス
  • 原子力発電(2025年の発電量9,571GWh)
  • 発電設備4,742MW(全体の15%)
  • 法人・自治体・家庭向けの電力販売

その他(地域に配分しない事業)

天然ガスの卸・小売、英国のエネルギー関連の販売、持続可能性のサービス、および評価損益

売上構成比 14.0%売上構成比14.0%5,705億円

利益構成比1.7%293億円・利益率5.1%

主な製品・サービス
  • 天然ガスの卸売と小売
  • 英国でのエネルギー関連の販売
  • ヘッジ取引の未実現の評価損益
89.1%発電量に占める原子力の比率2025年の自社発電量204,944GWhのうち原子力は182,690GWh(当サイトの計算)。★天然ガス・石油は6%、再生可能エネルギー(水力・風力・太陽光)は2%。★会社は「国内最大のクリーンエネルギーの生産者」と10-Kに記載している
31,676MW自社の発電設備(2025年12月末)持分比率で換算した数値。ミッドウェスト11,606MW(37%)・ミッドアトランティック10,386MW(33%)・ERCOT 4,742MW(15%)・ニューヨーク3,093MW(10%)・その他1,849MW(5%)。★別に、他社との契約による電力4,798MWがある
129億ドル原子力の廃炉に備えた負債2025年12月末の資産除去債務(ARO)。★原子力を主力とする会社に固有の項目で、会社は各号機ごとに確率で重みづけした割引キャッシュフローの模型で見積もっていると記載している

注目ポイント

  • ★★★2026年1月7日にカルパインを買収した(この表には含まれない)会社は10-Kの冒頭に「2026年1月7日、コンステレーションはカルパインの発行済持分のすべてを現金と株式で取得した。特記しない限り、この Form 10-K の情報はカルパインを含まない」と明記しています。★★★したがって、当サイトの部門の表と5期の推移にカルパインは入っていません。★★一方、直近の四半期(2026年4〜6月期)には入っています。会社は「カルパインは21GWの天然ガス火力を持ち、その多くはテキサス・カリフォルニア・北東部のコンバインドサイクル発電所である」「カルパインの小売事業は年間およそ62TWhの需要を加える」「およそ2,500人の従業員が加わる」と記載しています。★★★会社は買収後の姿を「世界最大の民間の発電事業者であり、国内最大のクリーンで信頼できるエネルギーの生産者」「原子力・天然ガス・地熱・水力・風力・太陽光をあわせて55GWの設備」と記載しています。★★2026年第1四半期から、カルパインは6つ目の報告部門になりました。★★★当サイトの表が次の10-Kで大きく変わる会社です。
  • ★★★発電量の89.1%が原子力2025年の自社発電量204,944GWhのうち、原子力が182,690GWh(89.1%)を占めます(当サイトの計算)。★天然ガス・石油は6%、再生可能エネルギー(水力・風力・太陽光)は2%と会社は記載しています。★★会社は自らを「国内最大のクリーンエネルギーの生産者」と10-Kに記載しています。★地域別の原子力の発電量はミッドウェスト93,866GWh・ミッドアトランティック52,914GWh・ニューヨーク26,339GWh・ERCOT 9,571GWhです。★★原子力の廃炉に備えた負債(資産除去債務)は129億ドルで、総資産572億49百万ドルの22.5%にあたります(当サイトの計算)。★★★この比率は、日本の電力会社と比べるときにいちばん効く数字です。会社は「天然ガス・石油の発電所は許認可の対象ではないため、いつ閉めるかは基本的に商業上の判断である」とも記載しています。
  • ★★部門の利益がRNFで、他の業界とは水準が違う★★★この表の「部門の利益」は営業利益ではありません。RNF(Operating revenues net of purchased power and fuel expenses)といい、売上高から購入電力費と燃料費だけを引いた金額です。★★会社自身が「GAAPで定義された表示ではない」と断っています。人件費・減価償却費・原子力の廃炉費用などは引かれていないため、利益率は42.5%と高く出ます。★同じ期の営業利益は30億86百万ドル(営業利益率12.1%)、当期純利益は23億19百万ドルです。★★部門ごとのRNFの比率はニューヨーク73.1%・ミッドウェスト63.8%・ERCOT 59.7%・ミッドアトランティック52.6%に対し、その他の電力地域は14.7%です。★★その他の電力地域は発電設備が全体の5%しかないのに売上高は21.9%あります。自社で発電せずに買った電力を売るぶんが多いと、購入電力費が引かれてRNFの比率が下がります。★★★当サイトはこの差がよいか悪いかを書きません。
  • ★★エクセロンから分離して独立した会社会社は2022年2月1日に、エクセロン・コーポレーションから分離して独立した上場会社になりました。会社は10-Kに「エクセロンが保有していた全株式を、その株主へ持株比率に応じて交付することで分離が完了した」と記載しています。★★そのため当サイトの5期の推移のうち、2021年12月期は独立前の数値です。1株当たり利益はこの期だけ図から落としています(株式が公開されていないため意味を持ちません)。★★同じ形の会社が当サイトにもう1社あります。GEベルノバは2024年4月2日にGEから分かれました。★なお発電事業を行う子会社のコンステレーション・エナジー・ジェネレーションは、2002年から独立の登録者としてSECに書類を出しています。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期(カルパインを含まない)10-Kの Note 5 — Segment Information より

部門売上高部門の利益利益率
ミッドアトランティック10,382億円5,459億円52.6%
ミッドウェスト9,289億円5,925億円63.8%
その他の電力地域8,935億円1,311億円14.7%
ニューヨーク3,505億円2,561億円73.1%
ERCOT(テキサス)3,047億円1,820億円59.7%
その他(地域に配分しない事業)5,705億円293億円5.1%
連結40,863億円17,367億円42.5%

★★★部門の利益は営業利益ではなく「RNF」です。

最新の決算

2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-08-06 公表

項目2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2025年4〜6月期増減
売上高12,009億円9,764億円+23.0%
営業利益928億円1,522億円-39.0%
純利益821億円1,343億円-38.9%
売上高営業利益率7.7%15.6%

会社が公表した決算資料の数値です。

日本企業との違い

関西電力9503

どちらも原子力を主力に置く電力会社。関西電力は通期の業績予想の前提に原子力利用率70%程度を置き、コンステレーション・エナジーは発電量204,944GWhのうち182,690GWh(89.1%)が原子力である。★★規模もほぼ同じで、関西電力4兆566億円に対しコンステレーション・エナジーは約4兆862億円(1.01倍)。7社のなかで規模がいちばん近い組み合わせ(当サイトの計算)。★★★ただし送配電網の有無が違う。関西電力は送配電事業を独立した報告部門として持つが、コンステレーション・エナジーは発電と販売だけで送配電網を持たない。★★部門の利益の定義も違う。関西電力は経常利益から受取配当金を除いた利益、コンステレーション・エナジーはRNF(購入電力費と燃料費だけを引いた金額)。★株主資本比率は関西電力35.1%、コンステレーション・エナジー25.4%。

エネルギー事業(外部売上の80.4%)・送配電事業・情報通信事業・生活ビジネスソリューション事業の4部門で、2026年3月期の売上高は4兆566億38百万円。★★★この2社は「原子力を主力に置く電力会社」という点で重なります。 関西電力は通期の業績予想の前提に原子力利用率70%程度を置いており、コンステレーション・エナジーは発電量の89.1%が原子力です。★★規模もほぼ同じです。関西電力4兆566億円に対し、コンステレーション・エナジーは約4兆862億円で1.01倍です(当サイトの計算)。★★★ただし送配電網の有無が違います。 関西電力は送配電事業を独立した報告部門として持ちますが、コンステレーション・エナジーは発電と販売だけです。★株主資本比率は関西電力35.1%、コンステレーション・エナジー25.4%です。

売上高をコンステレーション・エナジーと並べる
  • 関西電力4.1兆円2026年3月期
  • コンステレーション・エナジー4.1兆円直近の通期
時価総額をコンステレーション・エナジーと並べる
  • 関西電力2.9兆円
  • コンステレーション・エナジー15.7兆円

東京電力ホールディングス9501

どちらも原子力発電所を持つ電力会社だが、位置づけが正反対。コンステレーション・エナジーは発電量の89.1%が原子力で利益の源、東京電力ホールディングスは原子力損害賠償引当金5,204億47百万円を抱え、2026年3月期は災害特別損失9,138億93百万円で当期純損失4,542億63百万円。★★★送配電網の有無も違う。東京電力ホールディングスはパワーグリッド(外部売上の19.4%)を独立した報告部門として持つが、コンステレーション・エナジーは発電と販売だけ。★規模は東京電力ホールディングス(6兆3,285億円)がコンステレーション・エナジー(約4兆862億円)の1.55倍。★★株主資本比率は21.8%対25.4%。

エナジーパートナー(電気の小売・外部売上の76.4%)・パワーグリッド(送配電19.4%)・ホールディングス・リニューアブルパワー・フュエル&パワーの5部門で、2026年3月期の売上高は6兆3,285億74百万円。★★★いちばん大きな違いは送配電網を持つかどうかです。 東京電力ホールディングスはパワーグリッドという送配電の部門を持ちますが、コンステレーション・エナジーは発電と販売だけで、送配電網を持ちません。★★原子力の位置づけも逆向きです。 コンステレーション・エナジーは発電量の89.1%が原子力で、それが利益の源です。東京電力ホールディングスは原子力損害賠償引当金5,204億47百万円を抱え、2026年3月期は災害特別損失9,138億93百万円で当期純損失4,542億63百万円でした。★規模は東京電力ホールディングスのほうが大きいです(6兆3,285億円対約4兆862億円で1.55倍)。

売上高をコンステレーション・エナジーと並べる
  • 東京電力ホールディングス6.3兆円2026年3月期
  • コンステレーション・エナジー4.1兆円直近の通期
時価総額をコンステレーション・エナジーと並べる
  • 東京電力ホールディングス8,487億円
  • コンステレーション・エナジー15.7兆円

大阪ガス9532

都市ガスが本業の会社と、原子力中心の発電会社で重なりは薄い。★接点は天然ガスで、コンステレーション・エナジーも天然ガスの卸・小売を「その他」の区分に持つ(35億65百万ドル)。★★2026年1月7日に買収したカルパインは天然ガス火力21GWを持ち、会社は買収後の設備を55GWと記載している(通期の数値には含まれない)。★規模はコンステレーション・エナジー(約4兆862億円)が大阪ガス(2兆303億円)の2.01倍。★★株主資本比率は大阪ガス54.4%、コンステレーション・エナジー25.4%。

国内エネルギー(外部売上の80.7%)・ライフ&ビジネス ソリューション・海外エネルギーの3部門で、2026年3月期の売上高は2兆303億2百万円。★★重なりは薄い組み合わせです。 大阪ガスは都市ガスを本業とし、海外エネルギー(米国のガス・電力事業を含む)を持ちます。コンステレーション・エナジーは原子力を中心とする発電会社です。★★接点は「天然ガス」で、コンステレーション・エナジーも天然ガスの卸・小売を「その他」の区分に持っています(35億65百万ドル)。★★★さらに2026年1月に買収したカルパインは天然ガス火力21GWを持ち、会社は買収後の設備を55GWと記載しています。★規模はコンステレーション・エナジーのほうが大きいです(約4兆862億円対2兆303億円で2.01倍)。

売上高をコンステレーション・エナジーと並べる
  • 大阪ガス2.0兆円2026年3月期
  • コンステレーション・エナジー4.1兆円直近の通期
時価総額をコンステレーション・エナジーと並べる
  • 大阪ガス2.2兆円
  • コンステレーション・エナジー15.7兆円

4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。決算期は日本3社が3月末、コンステレーション・エナジーが12月末です。★★★コンステレーション・エナジーの通期の数値には、2026年1月7日に買収したカルパインが含まれません。10-Kが「特記しない限りカルパインを含まない」と明記しているためです。直近の四半期には含まれます。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

よくある質問

コンステレーション・エナジーと正面から重なる日本の会社はどこですか?

関西電力です。★★★どちらも原子力を主力に置く電力会社だからです。関西電力は通期の業績予想の前提に原子力利用率70%程度を置いており、コンステレーション・エナジーは発電量204,944GWhのうち182,690GWh(89.1%)が原子力です。★★規模もほぼ同じで、関西電力4兆566億円に対しコンステレーション・エナジーは約4兆862億円(1.01倍)です。★★★ただし送配電網の有無が違います。関西電力は送配電事業を独立した報告部門として持ちますが、コンステレーション・エナジーは発電と販売だけで、送配電網を持ちません。★東京電力ホールディングスも同じ違いがあります。同社はパワーグリッド(送配電)が外部売上の19.4%です。★★大阪ガスとは重なりが薄いです。同社は都市ガスが本業で、コンステレーション・エナジーの天然ガスは「その他」の区分にとどまります。

発電のうち原子力はどれくらいですか?

2025年の自社発電量204,944GWhのうち、原子力が182,690GWh(89.1%)です(当サイトの計算)。★天然ガス・石油は6%、再生可能エネルギー(水力・風力・太陽光)は2%と会社は記載しています。★★会社は自らを「国内最大のクリーンエネルギーの生産者」と10-Kに記載しています。★地域別の原子力の発電量はミッドウェスト93,866GWh・ミッドアトランティック52,914GWh・ニューヨーク26,339GWh・ERCOT 9,571GWhです。★★原子力の廃炉に備えた負債(資産除去債務)は129億ドルで、総資産572億49百万ドルの22.5%にあたります(当サイトの計算)。★★★ただし、2026年1月7日に買収したカルパインは天然ガス火力21GWを持ちます。会社は買収後の設備を「原子力・天然ガス・地熱・水力・風力・太陽光をあわせて55GW」と記載しており、構成は大きく変わります。会社も「カルパインの買収により、当社の設備構成は天然ガスの比重が高まる方向へ大きく変わる」と10-Kに記載しています。

カルパインの買収はどう扱われていますか?

★★★通期の表には含まれず、直近の四半期には含まれます。会社は10-Kの冒頭に「2026年1月7日、コンステレーションはカルパインの発行済持分のすべてを現金と株式で取得した。特記しない限り、この Form 10-K の情報はカルパインを含まない」と明記しています。★★したがって、当サイトの部門の表・5期の推移・地域の数値にカルパインは入っていません。★★一方、2026年4〜6月期の売上高75億4百万ドルには入っています。会社は「カルパインは21GWの天然ガス火力を持ち、その多くはテキサス・カリフォルニア・北東部のコンバインドサイクル発電所である」「カルパインの小売事業は年間およそ62TWhの需要を加える」「およそ2,500人の従業員が加わる」と記載しています。★★★会社は買収後の姿を「世界最大の民間の発電事業者であり、国内最大のクリーンで信頼できるエネルギーの生産者」「55GWの設備で2,700万世帯ぶんに相当する発電能力」と記載しています。★★2026年第1四半期から、カルパインは6つ目の報告部門になりました。★★★次の10-Kで、当サイトの表は大きく変わります。

部門の利益率が50%を超えているのはなぜですか?

★★★この欄の「部門の利益」は営業利益ではないためです。会社はRNF(Operating revenues net of purchased power and fuel expenses)という指標を使っています。売上高から購入電力費と燃料費だけを引いた金額で、人件費・減価償却費・原子力の廃炉費用などは引かれていません。★★会社自身が「これはGAAPで定義された表示ではなく、他社の表示と比べられるとは限らない」と10-Kに断っています。会社は「最高経営責任者が最高経営意思決定者であり、地域ごとのRNFを主に見て資源の配分を決めている」と記載しています。★★★同じ期の営業利益は30億86百万ドル(営業利益率12.1%)、当期純利益は23億19百万ドルです。★★部門ごとのRNFの比率はニューヨーク73.1%・ミッドウェスト63.8%・ERCOT 59.7%・ミッドアトランティック52.6%に対し、その他の電力地域は14.7%です。自社で発電せずに買った電力を売るぶんが多いと、購入電力費が引かれて比率が下がります。

送配電網は持っていますか?

持っていません。会社は10-Kで、5つの報告部門を「自社の発電設備がある地域と、顧客に向き合う活動を行う地域」と説明しています。発電と販売の会社であり、送配電網の所有・運営は事業に含まれません。★★★ここが日本の電力会社との最も大きな違いです。東京電力ホールディングスはパワーグリッド(外部売上の19.4%)、関西電力は送配電事業を、いずれも独立した報告部門として持っています。★会社は2022年2月1日にエクセロン・コーポレーションから分離しており、送配電を行う会社(コモンウェルス・エジソン、PECO、ボルティモア・ガス・アンド・エレクトリック)はエクセロン側に残りました。★★当サイトのデューク・エナジー・ネクステラ・エナジー・サザンは、いずれも送配電を含む規制事業を持ちます。この4社のなかでコンステレーション・エナジーだけが違う形です。

今期の見通しはどこまで公表されていますか?

SECへの提出書類に、通期の見通しの記載がありません。2025年12月期のForm 10-Kにも、2026年8月6日提出の四半期報告書にも、通期の売上高・利益の予想の表がありません。★★そのため当サイトのページには「今期の見通し」の節がありません。★★中長期の数値目標も、SECへの提出書類では公表していません。「中長期の目標」の節もありません。★★当ページのサザンも同じです。デューク・エナジーとネクステラ・エナジーは調整後(非GAAP)の1株当たり利益だけを示します。会社が数値で示した先行きは、2026年の四半期配当を0.4265ドルへ10%引き上げることです(2025年は0.3878ドル)。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。

1株当たり配当の出どころが他社と違うのはなぜですか?

★★★会社がSECのXBRLに「四半期の額」を年間の期間として付けているためです。そのまま使うと、2025年12月期の1株当たり配当が0.3878ドル(実際の4分の1)と出ます。★★当サイトは10-Kの表で四半期の額を確かめ、4倍した年間の額に置き換えています。2022年12月期0.564ドル・2023年12月期1.128ドル・2024年12月期1.41ドル・2025年12月期1.5512ドルです。★2022年・2023年の四半期の額(0.1410ドル・0.2820ドル)は、2023年12月期のForm 10-Kで確かめました。★★2021年12月期は配当がありません。会社は2022年2月1日にエクセロンから分離するまで、独立した上場会社ではありませんでした。★★同じ理由で、2021年12月期の1株当たり利益も当サイトの図から落としています。

中期経営計画はありますか?

会社は売上高・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★当ページの日本3社は、いずれも中期経営計画で数値目標を示します(関西電力は経営計画2026で自己資本比率「30%台半ば」、大阪ガスは中期経営計画2026で「連結自己資本比率45%以上」)。★★コンステレーション・エナジーはSECの提出書類にこれに当たるものを出していません。参考までに、2025年12月末の株主資本比率は25.4%(株主資本145億17百万ドル÷総資産572億49百万ドル)です。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、コンステレーション・エナジーは12月末、日本3社は3月末です。★★★コンステレーション・エナジーの通期の数値には、2026年1月7日に買収したカルパインが含まれません。10-Kが「特記しない限りカルパインを含まない」と明記しているためです。★直近の四半期の実績は、会社が2026年8月6日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)によります。こちらにはカルパインが含まれます。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。

注記(3件)
売上高と利益の推移
★★★2022年2月1日にエクセロンから分離して独立した会社になりました。そのため2021年12月期は独立前の数値で、1株当たり利益は当サイトの図から落としています(株式が公開されていないため意味を持ちません)。★★売上高は196億49百万ドル(2021年12月期)→244億40百万→249億18百万→235億68百万→255億33百万ドル(2025年12月期)で、5期で30.0%増です(当サイトの計算)。★★★利益の動きが大きく、方向がそろっていません。営業利益は△3億46百万→4億95百万→16億10百万→43億52百万ドル(2024年12月期)→30億86百万ドル、当期純利益は△2億5百万→△1億60百万→16億23百万→37億49百万ドル(2024年12月期)→23億19百万ドルです。★★2024年12月期がいちばん大きく、2025年12月期は減っています。★★★当サイトは増減の理由を書きません。会社が数値で分解していないためです。★★1株当たり利益は△0.49→5.01→11.89→7.40ドルです。★★★1株当たり配当は当サイトが年間の額に直しています。会社はSECのXBRLに四半期の額(2025年は0.3878ドル)を年間の期間として付けているため、そのままでは4分の1の額が出ます。10-Kの表で四半期の額を確かめ、4倍した年間の額(0.564→1.128→1.41→1.5512ドル)を載せています。★会社は2026年の四半期配当を0.4265ドルへ10%引き上げると公表しています。★株主資本比率は25.4%(株主資本145億17百万ドル÷総資産572億49百万ドル)です。★株式分割はありません。★★★この5期にカルパインは含まれません。買収は2026年1月7日で、10-Kは「特記しない限りカルパインを含まない」と明記しています。
部門ごとの売上と利益
RNFは Operating revenues net of purchased power and fuel expenses、つまり売上高から購入電力費と燃料費だけを引いた金額です。★★会社自身が「これはGAAPで定義された表示ではなく、他社の表示と比べられるとは限らない」と10-Kに断っています。会社は「最高経営責任者が最高経営意思決定者であり、地域ごとのRNFを主に見て資源の配分を決めている」「購入電力費と燃料費が重要な部門費用である」と記載しています。★★したがって利益率は他の業界の部門とは水準がまったく違います(42.5%)。人件費・減価償却費・原子力の廃炉費用などは引かれていません。★★★5つの地域部門の合計は売上高219億68百万ドル・RNF 106億69百万ドルで、そこに「その他」35億65百万ドル・1億83百万ドルを足すと連結の255億33百万ドル・108億52百万ドルになります。★「その他」には天然ガスの卸・小売、英国でのエネルギー関連の販売、およびヘッジ取引の未実現の評価損益が入ります。★★会社は「最高経営意思決定者は部門ごとの総資産を見ていない」とも記載しており、部門別の資産は開示されていません。★★★この表にカルパインは含まれません。買収は2026年1月7日です。2026年第1四半期からは、カルパインを6つ目の報告部門として加えています。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。★★★この四半期にはカルパインが含まれます。買収は2026年1月7日で、通期の10-Kと5期の推移には含まれません。★★売上高は23.0%増えましたが、営業利益は39.0%減、当期純利益は38.9%減です(当サイトの計算)。売上高営業利益率は15.6%から7.7%へ下がっています。★★★当サイトは増減の理由を書きません。会社が数値で分解していないためです。★★会社は2026年第1四半期から、カルパインを6つ目の報告部門としています。部門はミッドアトランティック・ミッドウェスト・ニューヨーク・ERCOT・その他の電力地域・カルパインの6つです。★参考までに、2026年1〜3月期は売上高111億22百万ドル・営業利益23億32百万ドル・当期純利益15億90百万ドルでした。★会社は2026年の四半期配当を0.4265ドルへ引き上げています(2025年は0.3878ドル)。

出典

部門別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-24 公表)2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-06 公表)2023年12月期 Form 10-K(2024-02-27 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.02円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。

投資判断は自己責任で行ってください。

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