ENEOSホールディングス
基本情報
ENEOSホールディングス5020東京証券取引所
ENEOSホールディングス株式会社
石油製品ほか・石油天然ガス開発・機能材・電気・再生可能エネルギーの5事業。2026年3月期の売上高は11兆7,654億70百万円。
売上高は11.8兆円で、エクソンモービル(52.8兆円)の約0.2倍。従業員は約34,099人。
- 時価総額3.6兆円
- 売上高11.8兆円
- 営業利益4,666億円
- 純利益2,587億円
- 株価1,345円
- PER14.0倍
- PBR1.08倍
- ROE8.0%
- 配当利回り2.53%
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
親会社の所有者に帰属する当期利益・ROE
資産合計・親会社所有者帰属持分・持分比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 税引前利益 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期2026-03-31期末 | 117,655億円 | -4.5% | 4,666億円 | 4.0% | 4,488億円 | 2,587億円 | 2.2% |
| 2025年3月期2025-03-31期末 | 123,225億円 | -0.2% | 1,061億円 | 0.9% | 882億円 | 2,261億円 | 1.8% |
| 2024年3月期2024-03-31期末 | 123,446億円 | -17.8% | 3,814億円 | 3.1% | 3,679億円 | 2,881億円 | 2.3% |
| 2023年3月期2023-03-31期末 | 150,166億円 | +37.5% | 2,813億円 | 1.9% | 2,574億円 | 1,438億円 | 1.0% |
| 2022年3月期2022-03-31期末 | 109,218億円 | — | 7,859億円 | 7.2% | 7,718億円 | 5,371億円 | 4.9% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
石油製品ほか
石油の精製と販売、基礎化学品、潤滑油、ガス、水素
部門の利益2,924億円・利益率2.8%
- ★★★外部売上10兆3,417億87百万円で連結の87.9%。ところがセグメント利益2,923億62百万円は、5部門の合計3,753億38百万円の77.9%(当サイトの計算)
- ★★★セグメント利益率2.8%。石油・天然ガス開発の23.5%とは桁が違う
- ★★前期は507億5百万円の赤字だった。1期で3,430億円ほど改善している
- ★減価償却費及び償却費2,090億97百万円、減損損失268億77百万円
- ガソリン・軽油・灯油・重油
- 基礎化学品
- 潤滑油
- ガス・水素
石油・天然ガス開発
石油・天然ガスその他の鉱物・エネルギー資源の探鉱・探査・開発。二酸化炭素の回収・輸送・貯留も含む
部門の利益508億円・利益率23.5%
- ★★★外部売上2,167億44百万円は連結の1.8%にすぎないのに、セグメント利益508億33百万円は5部門の合計の13.5%(当サイトの計算)
- ★★★セグメント利益率23.5%で5部門のうち最も高い
- ★持分法による投資利益122億37百万円を含む
- ★二酸化炭素の回収・輸送・貯留(CCS)と利用もこの部門
- 原油・天然ガスの探鉱と開発
- CCS(二酸化炭素の回収・貯留)
機能材
合成ゴム、二次電池材料、エマルション、熱可塑性エラストマー、高機能ポリマー
部門の利益111億円・利益率3.3%
- ★外部売上3,365億7百万円で連結の2.9%。セグメント利益110億76百万円(3.3%)
- ★減損損失56億81百万円を計上している
- ★合成ゴムと二次電池材料が中心
- 合成ゴム・特殊合成ゴム
- 二次電池材料
- 高機能ポリマー・モノマー
電気
発電事業、電力の調達・販売、都市ガス、海外再生可能エネルギー、VPP
部門の利益220億円・利益率6.6%
- ★外部売上3,321億98百万円で連結の2.8%。セグメント利益219億96百万円(6.6%)
- ★セグメント利益率6.6%は、石油製品ほかの2.8%より高い
- ★海外の再生可能エネルギーとVPP(仮想発電所)もこの部門
- 発電・電力販売
- 都市ガス
- 海外再生可能エネルギー・VPP
再生可能エネルギー
風力発電、太陽光発電、バイオマス発電
部門の利益▲9億円・利益率▲2.0%
- ★★9億29百万円の赤字。前期は169億6百万円の赤字だった
- ★外部売上468億61百万円で連結の0.4%と5部門で最小
- ★前期の減損損失174億72百万円から、当期は24億69百万円へ減っている
- 風力発電
- 太陽光発電
- バイオマス発電
注目ポイント
- ★★★売上の9割近くが石油製品、利益率は2.8%石油製品ほかは外部売上10兆3,417億87百万円で連結の87.9%を占めますが、セグメント利益率は2.8%です。★★★いちばん利益率が高いのは石油・天然ガス開発の23.5%で、外部売上は2,167億44百万円(連結の1.8%)にすぎません。★そのほかは電気6.6%・機能材3.3%・再生可能エネルギー△2.0%です(いずれも当サイトの計算)。★★★当ページのエクソンモービル・シェブロンとまったく同じ形です。原油と天然ガスを掘る事業が利益率を稼ぎ、それを精製して売る事業は売上だけが大きい。★★★ただし規模が違います。エクソンモービルの上流の外部売上は393億89百万ドル(約6兆3,112億円)で、ENEOSホールディングスの石油・天然ガス開発2,167億44百万円の29倍です(ページ下部のレートで換算・当サイトの計算)。★日本の会社は精製・販売に寄っており、掘るほうの規模が小さいという違いがはっきり出ます。
- ★★★JX金属の上場で、会社の姿が変わった会社は2025年3月19日に、子会社だったJX金属株式会社が東京証券取引所プライム市場へ新規上場したと記載しています。株式上場に際してJX金属株式の一部を売り出したことにより、JX金属および同社子会社等からなる金属事業を非継続事業に分類しました。★★★5期の推移を読むときに、ここが効きます。会社は「第15期(2025年3月期)の売上高・営業利益・税引前利益については非継続事業を除いた継続事業の金額を記載し、第14期(2024年3月期)の数値も同様に組み替えて表示している」と注記しています。組み替えられているのは直近3期だけで、2022年3月期と2023年3月期には金属事業が入ったままです。★★従業員数が43,683人(2024年3月期)から34,238人(2025年3月期)へ9,445人減ったのも、事業をやめたからではなく子会社が持分法適用会社に変わったためです。★2026年3月期には、金属事業の持分法による投資利益が継続事業として「その他」の区分に入っています。
- ★★2027年3月期は増益の予想を据え置いている2026年8月7日の第1四半期決算短信で、会社は通期の業績予想を「前回(5月14日)発表を据え置いている」と記載しています。★売上高12兆8,500億円(9.2%増)・営業利益6,100億円(30.7%増)・税引前利益5,900億円(31.5%増)・親会社の所有者に帰属する当期利益4,150億円(60.4%増)です。★1株当たり当期利益は155円72銭としています。★★会社は「在庫影響を除いた利益相当額」も併せて示しています。通期の予想は5,900億円(24.4%増)で、参考として2026年3月期の実績4,744億54百万円を挙げています。在庫影響とは、総平均法および簿価切下げによる棚卸資産の評価が売上原価に与える影響だと注記されています。★★★石油の会社の利益は、原油価格が動くと在庫の評価を通じて大きく揺れます。会社が「在庫影響を除いた」数字を併記しているのはそのためです。★配当予想は年34円(中間17円・期末17円)で、前期と同額です。
- ★2026年4〜6月期は営業利益が8.6倍になった第1四半期の売上高は3兆4,078億31百万円で18.7%増、営業利益は4,825億96百万円で859.5%増でした。★★前年同期は営業利益が502億99百万円しかなく、親会社の所有者に帰属する四半期損失145億16百万円の赤字でした。1株当たり四半期利益も△5円40銭から154円64銭へ転じています。★★通期の予想営業利益6,100億円のうち、4,825億96百万円を第1四半期だけで計上しています(当サイトの計算)。★★★当ページのエクソンモービルは、同じ四半期について「中東の供給途絶」と「世界的な製油能力の減少」で「世界の製油マージンが過去10年の幅を大きく上回った」と説明しています。★★当サイトはENEOSホールディングスの増減の理由を書きません。会社が数値で分解していないためです。★第1四半期末の親会社所有者帰属持分比率は38.9%(2026年3月期末は37.1%)です。
部門ごとの売上と利益
2026年3月期有価証券報告書のセグメント注記より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 石油製品ほか | 103,418億円 | 2,924億円 | 2.8% |
| 石油・天然ガス開発 | 2,167億円 | 508億円 | 23.5% |
| 機能材 | 3,365億円 | 111億円 | 3.3% |
| 電気 | 3,322億円 | 220億円 | 6.6% |
| 再生可能エネルギー | 469億円 | ▲9億円 | ▲2.0% |
| その他・調整額 | 4,914億円 | 913億円 | — |
| 連結 | 117,655億円 | 4,666億円 | 4.0% |
★★★この会社でいちばん目を引くのは、売上と利益の並びが逆になっていることです。
地域別の売上
地域別の売上高2026年3月期
- 日本
- その他
- シンガポール
- 中国
2026年3月期の外部顧客の所在地別の売上高です。
最新の決算
2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)2026-08-07 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 34,078億円 | 28,700億円 | +18.7% |
| 営業利益 | 4,826億円 | 503億円 | +859.5% |
| 親会社の所有者に帰属する四半期利益 | 4,150億円 | ▲145億円 | 黒字転換 |
| 売上高営業利益率 | 14.2% | 1.8% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
会社が公表している今期の見通し
2027年3月期の業績予想(会社の公表値)2026-08-07 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 128,500億円 | +9.2% |
| 営業利益 | 6,100億円 | +30.7% |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 4,150億円 | +60.4% |
| 売上高営業利益率 | 4.7% | — |
- ★★会社は「通期の連結業績予想は、前回(5月14日)発表を据え置いています」と記載しています。第1四半期の実績が予想を大きく上回っても、通期の予想は変えていません。
- ★税引前利益は5,900億円(31.5%増)、1株当たり当期利益は155円72銭としています。
- ★★会社は「在庫影響を除いた利益相当額」を併記しています。通期の予想は5,900億円で24.4%増、参考として2026年3月期の実績4,744億54百万円を挙げています。在庫影響とは、総平均法および簿価切下げによる棚卸資産の評価が売上原価に与える影響だと注記されています。
- ★配当予想は年34円(中間17円・期末17円)で、前期と同額です。「直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無」と記載されています。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。
アメリカの対応企業
エクソンモービルXOM
どちらも掘るところから精製・販売までを持つ統合型で、売上の大半が精製・販売、利益率は掘るほうが高いという形も同じ。★★ただし規模が違う。エクソンモービルの上流の外部売上は約6兆3,112億円で、ENEOSの石油・天然ガス開発2,167億44百万円の29倍。★ENEOSは売上の74.7%が日本
売上高をENEOSホールディングスと並べる- エクソンモービル52.8兆円FY2025
- ENEOSホールディングス11.8兆円直近の通期
- エクソンモービル108.6兆円
- ENEOSホールディングス3.6兆円
シェブロンCVX
どちらも統合型で、上流の利益率が下流より高いという形が同じ。★シェブロンの上流の売上534億52百万ドル(約8兆5,645億円)に対し、ENEOSの石油・天然ガス開発は2,167億44百万円。★シェブロンは生産量の約21%がOPEC+の国、ENEOSは売上の74.7%が日本
売上高をENEOSホールディングスと並べる- シェブロン30.0兆円FY2025
- ENEOSホールディングス11.8兆円直近の通期
- シェブロン66.8兆円
- ENEOSホールディングス3.6兆円
コノコフィリップスCOP
コノコフィリップスは精製をしない上流だけの会社で、ENEOSの中では石油・天然ガス開発(売上の1.8%)だけが対応する。★ENEOSの事業の中心は石油製品の精製・販売(87.9%)
売上高をENEOSホールディングスと並べる- コノコフィリップス9.4兆円FY2025
- ENEOSホールディングス11.8兆円直近の通期
- コノコフィリップス26.2兆円
- ENEOSホールディングス3.6兆円
よくある質問
ENEOSホールディングスのアメリカ版はどこですか?
エクソンモービル(XOM)とシェブロン(CVX)が近い会社です。★★どちらも掘るところから精製・販売までを持つ統合型で、売上の大半は精製・販売、利益率は掘るほうが高いという並びも同じです。★★利益率の水準までよく似ています。ENEOSの石油製品ほかは2.8%、シェブロンの下流は2.3%、エクソンモービルのエネルギー製品は3.0%。掘るほうは、ENEOSが23.5%、シェブロンが24.0%、エクソンモービルが54.2%です。★★★規模が大きく違います。エクソンモービルの上流の外部売上は約6兆3,112億円で、ENEOSホールディングスの石油・天然ガス開発2,167億44百万円の29倍です。★★★コノコフィリップスは精製をしない上流だけの会社なので、重なりは薄くなります。★★地理も違います。ENEOSは売上の74.7%が日本、エクソンモービルは4部門の合計のうち米国が42.5%、コノコフィリップスは米国が79.1%です。
石油製品の事業が大きいのに、利益が小さいのはなぜですか?
当サイトは理由を書いていません。会社が数値で分解していないためです。★事実として、石油製品ほかの外部売上は10兆3,417億87百万円で連結の87.9%を占めますが、セグメント利益率は2.8%です。★★★いちばん利益率が高いのは石油・天然ガス開発の23.5%で、外部売上は2,167億44百万円(連結の1.8%)にすぎません。★そのほかは電気6.6%・機能材3.3%・再生可能エネルギー△2.0%です(いずれも当サイトの計算)。★★★当ページのエクソンモービル・シェブロンもまったく同じ形です。原油と天然ガスを掘る事業が利益率を稼ぎ、それを精製して売る事業は売上だけが大きい。★★★コノコフィリップスは精製をしないため、この形になりません。同社は売上高589億44百万ドルに対し純利益79億88百万ドル(13.6%)で、ENEOSの2.2%とは桁が違います(当サイトの計算)。★★日本側では出光興産も同じ形で、燃料油が売上の83.8%で利益率2.6%、資源が2.5%で16.3%です。
従業員が1年で9,445人減ったのはなぜですか?
事業をやめたからではありません。★2025年3月19日に、子会社だったJX金属株式会社が東京証券取引所プライム市場へ新規上場しました。株式上場に際してJX金属株式の一部を売り出したことにより、JX金属および同社子会社等からなる金属事業を非継続事業に分類しています。★★JX金属が子会社から持分法適用会社に変わったため、連結の従業員数から外れました。★従業員数は41,852人→44,617人→43,683人→34,238人→34,099人と推移しています。★★2026年3月期には、金属事業の持分法による投資利益が継続事業として「その他」の区分に入っています。会社は「セグメント利益又は損失の『その他』927億59百万円には、持分法適用会社となったJX金属及び同社子会社等からなる金属事業の持分法による投資利益が含まれています」と注記しています。
5期の推移を、そのまま並べて読んでよいですか?
2022年3月期と2023年3月期だけ、土台が違います。★★★会社は「第15期(2025年3月期)の売上高、営業利益及び税引前利益については、非継続事業を除いた継続事業の金額を記載しており、第14期(2024年3月期)の数値も同様に組み替えて表示しています」と注記しています。★★つまり組み替えられているのは直近3期だけで、2022年3月期と2023年3月期には金属事業が入ったままです。★★2023年3月期の15兆166億円という売上高は、金属事業を含んだ数字であることに注意が要ります。★当サイトは金額を書き換えていません。会社が公表していない数字を作ることになるためです。★★営業利益の振れも大きいです。7,859億5百万→2,812億85百万→3,814億11百万→1,060億93百万→4,666億27百万円。2025年3月期がとくに低く、そこから4.4倍に戻っています。★★★当サイトは増減の理由を書きません。会社が数値で分解していないためです。
日本での売上はどれくらいですか?
8兆7,892億95百万円で、連結の74.7%です(当サイトの計算)。★そのほかはシンガポール9,841億6百万円(8.4%)・中国5,534億34百万円(4.7%)・その他1兆4,386億35百万円(12.2%)。★会社は「売上高は顧客の所在地に基づき、国又は地域に分類している」と注記しています。★非流動資産の所在地別は、日本3兆1,340億20百万円・その他5,449億47百万円です。★★★当ページの米国3社とは、地理の姿がまったく違います。エクソンモービルは4部門の合計のうち米国が42.5%、シェブロンは上流も下流も米国と海外がほぼ半々、コノコフィリップスは米国が79.1%です。★★ENEOSホールディングスは日本が4分の3で、国内の石油需要に強く結びついた会社であることが数字に出ています。★会社は「収益の10%を超える外部顧客がない」とも記載しています。
「その他」の区分が大きいのはなぜですか?
外部売上4,913億73百万円・セグメント利益912億89百万円で、5部門に入らない事業が集められています。★会社が挙げる内容は、アスファルト舗装・土木工事・建築工事、非鉄金属製品および機能材料・薄膜材料の製造販売と非鉄金属リサイクル、不動産賃貸、資金調達等のグループ共通業務です。★★★利益が大きく見えるのは、JX金属の持分法投資利益が入っているためです。会社は「セグメント利益又は損失の『その他』927億59百万円には、持分法適用会社となったJX金属及び同社子会社等からなる金属事業の持分法による投資利益が含まれています」と注記しています。★調整額は△14億70百万円で、うち各報告セグメントおよび「その他」に配分していない全社収益・全社費用の純額が8億71百万円です。★5部門と「その他・調整額」の合計は連結と一致します。
今期の見通しはどこまで公表されていますか?
売上高・営業利益・税引前利益・当期利益がすべて金額で公表されています。★2026年8月7日の第1四半期決算短信で、2027年3月期について売上高12兆8,500億円(9.2%増)・営業利益6,100億円(30.7%増)・税引前利益5,900億円(31.5%増)・親会社の所有者に帰属する当期利益4,150億円(60.4%増)としています。1株当たり当期利益は155円72銭です。★会社は「通期の連結業績予想は、前回(5月14日)発表を据え置いています」と記載しています。★★「在庫影響を除いた利益相当額」も併記されており、通期の予想は5,900億円(24.4%増)、参考として2026年3月期の実績4,744億54百万円が挙げられています。在庫影響とは、総平均法および簿価切下げによる棚卸資産の評価が売上原価に与える影響だと注記されています。★配当予想は年34円(中間17円・期末17円)で、前期と同額です。★★★当ページの米国3社は、通期の見通しをSECの提出書類に書きません。同じ業界でも、見通しの示し方が日米で分かれます。
直近の四半期はどうでしたか?
2026年4〜6月期は、売上高が18.7%増・営業利益が859.5%増でした。★★前年同期は営業利益が502億99百万円しかなく、親会社の所有者に帰属する四半期損失145億16百万円の赤字でした。1株当たり四半期利益も△5円40銭から154円64銭へ転じています。★★通期の予想営業利益6,100億円のうち、4,825億96百万円を第1四半期だけで計上しています(当サイトの計算)。会社は通期の予想を据え置いています。★★★当ページのエクソンモービルは、同じ四半期について「第2四半期の市況は、中東の供給途絶と世界的な製油能力の減少に強く影響され続けた」「世界の製油マージンは、前例のない規模の製油能力の減少により、過去10年の幅を大きく上回った」と四半期報告書に記載しています。★★当サイトはENEOSホールディングスの増減の理由を書きません。会社が数値で分解していないためです。★四半期末の親会社所有者帰属持分比率は38.9%(2026年3月期末は37.1%)です。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は直近の年次報告書によります。ENEOSホールディングスは3月末が決算期で、2026年3月期(第16期)の有価証券報告書は2026年6月23日に金融庁EDINETへ提出されました。★直近の四半期と通期の業績予想は、会社が2026年8月7日に公表した2027年3月期 第1四半期決算短信によります。★比較している米国企業の決算期は3社とも12月末です。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
注記(5件)
- 売上高と利益の推移
- 利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。会社はIFRSを適用しており、売上高を「売上高」、純利益を「親会社の所有者に帰属する当期利益」、自己資本にあたるものを「親会社の所有者に帰属する持分」と呼びます。当サイトは日米の会社を同じ言葉で並べるため、表の見出しは全社共通の言い方にそろえています。★★★2022年3月期と2023年3月期だけ、土台が違います。会社は2025年3月19日にJX金属株式会社が東京証券取引所プライム市場へ新規上場したことに伴い、金属事業を非継続事業に分類しました。会社は「第15期(2025年3月期)の売上高・営業利益・税引前利益については非継続事業を除いた継続事業の金額を記載し、第14期(2024年3月期)の数値も同様に組み替えて表示している」と注記しています。つまり組み替えられているのは直近3期だけで、2022年3月期と2023年3月期には金属事業が入ったままです。★★2023年3月期の15兆166億円という売上高は、金属事業を含んだ数字であることに注意が要ります。★★営業利益の振れが非常に大きい会社です。7,859億5百万→2,812億85百万→3,814億11百万→1,060億93百万→4,666億27百万円。2025年3月期がとくに低く、そこから4.4倍に戻っています。★★★当サイトは増減の理由を書きません。会社が数値で分解していないためです。★当期利益は5,371億17百万→1,437億66百万→2,881億21百万→2,260億71百万→2,587億26百万円です。★1株当たり配当は22円が3期続いたあと、26円・34円と上がっています。★★従業員数が2025年3月期に43,683人から34,238人へ9,445人減っています。これは事業をやめたのではなく、JX金属が子会社から持分法適用会社に変わったためです。★株式分割はありません。発行済株式数が32億30百万株から27億7百万株へ減っているのは自己株式の消却によるものです。
- 部門ごとの売上と利益
- 石油製品ほかは外部売上10兆3,417億87百万円で連結の87.9%を占めますが、セグメント利益率は2.8%にとどまります。石油・天然ガス開発は外部売上2,167億44百万円(連結の1.8%)で、セグメント利益率23.5%です(比率は当サイトの計算)。★★★当ページのエクソンモービル・シェブロンとまったく同じ形です。エクソンモービルはエネルギー製品(燃料)が部門売上の75.5%で利益率3.0%、上流が売上12.2%で54.2%。シェブロンは下流が売上71.0%で2.3%、上流が29.0%で24.0%です。★★部門の利益は営業損益です。会社は「セグメント利益又は損失は、連結損益計算書における営業損益で表示している」と記載しています。★★「その他・調整額」が大きく見えます。外部売上4,913億73百万円・利益912億89百万円で、このうち利益の927億59百万円は「その他」の区分です。会社は「セグメント利益の『その他』には、持分法適用会社となったJX金属及び同社子会社等からなる金属事業の持分法による投資利益が含まれる」と注記しています。★「その他」の事業内容はアスファルト舗装・土木・建築、非鉄金属製品と機能材料の製造販売、非鉄金属リサイクル、不動産賃貸、資金調達等のグループ共通業務です。★5部門と『その他・調整額』の合計は連結と一致します。★セグメント利益4,666億27百万円に金融収益207億82百万円を足し、金融費用386億54百万円を引くと税引前利益4,487億55百万円になります。
- 「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
- 地域別の売上
- 会社が有価証券報告書のセグメント注記で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★日本が8兆7,892億95百万円で74.7%です。シンガポール9,841億6百万円(8.4%)・中国5,534億34百万円(4.7%)・その他1兆4,386億35百万円(12.2%)(比率は当サイトの計算)。★会社は「売上高は顧客の所在地に基づき、国又は地域に分類している」と注記しています。★★★当ページの米国3社とは、地理の姿がまったく違います。エクソンモービルは米国が4部門の合計の42.5%、コノコフィリップスは米国が79.1%、シェブロンは上流も下流も米国と海外がほぼ半々です。ENEOSホールディングスは日本が4分の3で、国内の石油需要に強く結びついた会社であることが数字に出ています。★非流動資産の所在地別は、日本3兆1,340億20百万円・その他5,449億47百万円です。★会社は「収益の10%を超える外部顧客がない」と記載しています。★4区分の合計は連結の売上高と一致します。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★★★3か月(2026年4月1日〜6月30日)で、営業利益が859.5%増という大きな伸びでした。前年同期は親会社の所有者に帰属する四半期損失145億16百万円の赤字で、そこから4,149億81百万円の黒字へ転じています。★1株当たり四半期利益は△5円40銭から154円64銭へ。★売上高は18.7%増です。★★通期の予想営業利益6,100億円のうち、4,825億96百万円を第1四半期だけで計上しています(当サイトの計算)。会社は通期の予想を据え置いています。★★★当ページのエクソンモービルは、同じ四半期について「中東の供給途絶」と「世界的な製油能力の減少」により「世界の製油マージンが過去10年の幅を大きく上回った」と説明しています。★★当サイトはENEOSホールディングスの増減の理由を書きません。会社が数値で分解していないためです。★四半期末の資産合計は9兆6,258億70百万円、親会社所有者帰属持分比率は38.9%です。
- 会社が公表している今期の見通し
- ★業績予想は有価証券報告書ではなく、2026年8月7日の第1四半期決算短信に載っています。★★当ページの米国3社は、通期の売上高や利益の見通しをSECの提出書類に書きません。日本の3社は制度にもとづいて決算短信で公表するため、同じ業界でも見通しの示し方が日米で分かれます。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
出典
部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通しは、同社のIRサイトで公開されている次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2026年3月期・第16期)(2026-06-23 公表)/2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(2026-08-07 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。
投資判断は自己責任で行ってください。
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数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
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