インテュイット

基本情報

インテュイットINTUNasdaq

INTUIT INC.

グローバル・ビジネス・ソリューションズ58.8%・コンシューマー25.9%・クレジットカルマ12.0%・プロタックス3.3%の4部門。売上の約92%が米国国内で、地域別の表そのものが無い。

売上高は3.0兆円で、富士通(3.5兆円)の約0.9倍。従業員は約18,200人。

  • 時価総額15.7兆円
  • 売上高3.0兆円
  • 営業利益7,879億円
  • 純利益6,192億円
  • 株価358.06USD
  • PER26.2倍
  • PBR4.97倍
  • ROE20.3%
  • 配当利回り1.16%
正式社名
INTUIT INC.
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Services-Prepackaged SoftwareSIC 7372
発行済株式数
273,537,000 株
1株あたり利益(EPS)
13.67 米ドルFY2025・希薄化後
1株あたり配当金
4.16 米ドルFY2025
従業員数
約18,200 人7か国。★これに加えて1月から4月に平均約12,300人の季節雇用を採っている(主に確定申告の時期の顧客対応のため)。2026年5月にフルタイム従業員の17%削減を公表しており、削減後の人数は未公表

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(億円)(利益率)00.0%8,0008.0%16,00016.0%24,00024.0%32,00032.0%15,4164,001FY202120,3664,115FY202222,9945,027FY202326,0625,809FY202430,1377,879FY202526.0%20.2%21.9%22.3%26.1%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

純利益・ROE

純利益・ROE(億円)00.0%2,0008.0%4,00016.0%6,00024.0%8,00032.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・自己資本・自己資本比率

総資産・自己資本・自己資本比率(兆円)0.00.0%1.520.0%3.040.0%4.560.0%6.080.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産自己資本自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲10,000▲5,00005,00010,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株あたり利益(EPS・希薄化後)

1株あたり利益(EPS・希薄化後)(米ドル)0481216FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20252025-07-31期末30,137億円+15.6%7,879億円26.1%6,192億円20.5%
FY20242024-07-31期末26,062億円+13.3%5,809億円22.3%4,742億円18.2%
FY20232023-07-31期末22,994億円+12.9%5,027億円21.9%3,815億円16.6%
FY20222022-07-31期末20,366億円+32.1%4,115億円20.2%3,306億円16.2%
FY20212021-07-31期末15,416億円4,001億円26.0%3,300億円21.4%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

グローバル・ビジネス・ソリューションズ

中小・中堅企業と会計事務所向け。会計ソフトのQuickBooks を中心に、給与計算・決済処理・融資・マーケティング自動化(メールチンプ)までを提供する

売上構成比 58.8%売上構成比58.8%17,727億円

利益構成比62.2%13,550億円・利益率76.4%

強み・実績
  • ★★売上高110億77百万ドルで連結の58.8%。同社の最大の部門
  • オンライン部分が83億2百万ドル、デスクトップ部分が27億75百万ドル。オンラインの内訳は会計41億20百万ドル・付随サービス41億82百万ドル
  • 会計ソフトだけの会社ではない。決済処理・提携銀行を通じた当座預金・事業者向け融資(QuickBooks Capital)まで自社で提供する
主な製品・サービス
  • QuickBooks Online・Desktop
  • Intuit Enterprise Suite(中堅企業向け)
  • QuickBooks Payroll・Time
  • Mailchimp(マーケティング自動化)
  • QuickBooks Capital(融資)

コンシューマー

米国とカナダの個人向け確定申告ソフト TurboTax。自分で申告する形と、専門家が支援・代行する TurboTax Live の2つがある

売上構成比 25.9%売上構成比25.9%7,794億円

利益構成比27.8%6,059億円・利益率77.7%

強み・実績
  • ★★売上高48億70百万ドルで連結の25.9%。この部門が季節性の主因
  • 販売地域は米国とカナダのみと会社が10-Kに明記している
  • ★米国の連邦申告でTurboTaxが処理した件数は2026年7月期に3,900万件(前期3,990万件)
主な製品・サービス
  • TurboTax(オンライン・デスクトップ)
  • TurboTax Live
  • TurboTax Live Full Service

クレジットカルマ

信用スコアと信用情報を無料で見られるサービス。利用者ごとに合うクレジットカード・ローン・保険を示すことで収益を得る

売上構成比 12.0%売上構成比12.0%3,622億円

利益構成比6.1%1,336億円・利益率36.9%

強み・実績
  • 売上高22億63百万ドルで連結の12.0%。部門利益率36.9%は4部門で最も低い
  • 2020年12月3日に総対価81億ドルで取得した
  • TurboTaxへの導線と、Credit Karma Money(提携銀行を通じた預金・当座)を持つ
主な製品・サービス
  • 信用スコア・信用情報の閲覧
  • クレジットカード・ローンの紹介
  • Credit Karma Money
2億93百万ドル事業再編の費用2026年7月期 第4四半期に、損益計算書の独立した行として計上(前年同期は1百万ドル)。2026年5月20日に公表した組織の簡素化によるもの。★この費用が無ければ、同四半期の営業利益は7億67百万ドル相当だった
68.3%2〜4月に立つ営業利益の割合2026年7月期。四半期別の営業利益5億34百万・8億55百万・40億20百万・4億75百万ドルのうち、第3四半期(2〜4月)が通期58億84百万ドルに占める割合(当サイトの計算)
約8%国際売上の比率2025年7月期・2024年7月期・2023年7月期のいずれも約8%。★会社は地域別の表を開示しておらず、この1行だけ。逆算すると米国が約92%
4.16米ドル1株あたり配当金2025年7月期。2021年7月期の2.36ドルから毎期増えている(2.36→2.72→3.12→3.60→4.16)。★連続増配の年数はSECの提出書類に記載が無いため、当サイトも年数は書いていない

注目ポイント

  • ★★★1年の稼ぎが3か月に集中する会社は10-Kに「当社のコンシューマーおよびプロタックスの提供物には、著しく際立った季節性がある。所得税申告の製品・サービスの売上は通常11月から4月に大きく集中する」「この季節性は今後も四半期の業績に重要な影響を与え続ける」と記載しています。★★★2026年7月期の四半期別の営業利益は、5億34百万ドル・8億55百万ドル・40億20百万ドル・4億75百万ドル。2〜4月の1四半期だけで通期58億84百万ドルの68.3%を占めます(当サイトの計算)。★売上でも、同じ四半期が通期214億48百万ドルの39.9%にあたります。★前の期(2025年7月期)も四半期別の営業利益は2億71百万・5億93百万・37億20百万・3億39百万ドルで、同じ形でした。
  • ★★★確定申告と中小企業の経理だけで売上2兆円台。しかも9割が米国内2025年7月期の売上高は188億31百万ドル、2026年7月期は214億48百万ドルです。★★会社は10-Kに「国際売上は連結売上の約8%」と1行だけ書いており、地域別の表そのものがありません。つまり約92%が米国国内です。★TurboTax と プロタックスの販売地域は米国とカナダのみと会社が明記しています。★10-Kの全文に「Japan」という語は1度も出てきません。日本での事業展開の記載はありません。★従業員は約18,200人(7か国)で、これに加えて1月から4月に平均約12,300人の季節雇用を採っています。
  • ★★売上の87%がサービス売上2025年7月期の売上188億31百万ドルのうち、サービス売上が164億ドルで87%(2026年7月期は189億11百万ドル・88%)。★中身は会計・給与計算・決済処理・中小企業向け融資・提携銀行を通じた当座預金・マーケティング自動化・専門家による代行までを含みます。ソフトを売り切る会社ではありません。★費用の面でも、2025年7月期の販売・マーケティング費50億35百万ドルが研究開発費29億28百万ドルの1.7倍です。
  • ★2026年7月期に従業員を17%減らした会社は2026年5月20日の決算発表で「フルタイム従業員を17%削減して組織を簡素化する」と公表し、四半期報告書に「2026年計画」として3億〜3億4千万ドルの再編費用を見込むと記載しました。★実際に2026年7月期の第4四半期に2億93百万ドルを計上しています(損益計算書の独立した行)。★削減後の人数は公表されていません。★2026年7月期の第4四半期の営業利益4億75百万ドルは、この費用を引いた後の数字です。前年同期の3億39百万ドルからは40%増えています。

部門ごとの売上と利益

2025年7月期(2024年8月1日〜2025年7月31日)10-Kのセグメント注記より

部門売上高部門の利益利益率
グローバル・ビジネス・ソリューションズ17,727億円13,550億円76.4%
コンシューマー7,794億円6,059億円77.7%
クレジットカルマ3,622億円1,336億円36.9%
プロタックス994億円853億円85.8%
部門に配分していない費用▲13,920億円
連結30,137億円7,879億円26.1%

★★★部門の利益の合計136億21百万ドルと、連結の営業利益49億23百万ドルの差が86億98百万ドルもあります。

最新の決算

2026年7月期 第4四半期(2026年5月1日〜7月31日)2026-08-25 公表

項目2026年7月期 第4四半期(2026年5月1日〜7月31日)2025年5月1日〜7月31日増減
売上高6,968億円6,131億円+13.7%
営業利益760億円543億円+40.1%
純利益581億円610億円-4.7%
売上高営業利益率10.9%8.9%

会社が公表した決算資料の数値です。

会社が公表している中長期の目標

2027年7月期の見通し2026年8月25日の決算発表資料に記載

会社が掲げる「中長期の目標について」は「会社は中長期の数値目標を公表していない」です。

会社が示している数値2026年8月25日の決算発表資料に記載

項目テーマ主な重点活動
12027年7月期の売上高232億79百万〜235億12百万ドル(前年比9〜10%増)会社が示した数値
  • 売上高 232億79百万〜235億12百万ドル(2026年7月期の実績214億48百万ドルに対して9〜10%増)
  • 部門別も金額で示している。グローバル・ビジネス・ソリューションズ 130億68百万〜131億58百万ドル、コンシューマー 89億55百万〜90億88百万ドル、メールチンプ 12億56百万〜12億66百万ドル
  • ★★2026年8月1日からメールチンプが独立した報告セグメントになるため、見通しも3区分で示されている
22027年7月期の利益GAAPの営業利益 74億8百万〜74億90百万ドル(26〜27%増)会社が示した数値
  • GAAPの営業利益 74億8百万〜74億90百万ドル(前年比26〜27%増)
  • GAAPの希薄化後1株当たり利益 20.12〜20.36ドル(2026年7月期の実績16.46ドル)
  • ★★同じ日から、非GAAPの指標で株式報酬費用を除外する扱いをやめると会社は述べている
3株主還元を続ける配当を毎期増やし、自社株買いも続ける直近の動き
  • 2026年7月期の自社株買いは55億ドル(前年比96%増)。配当の支払額は13億47百万ドル
  • 2026年8月25日に2027年7月期の第1四半期の配当を1株1.38ドル(前年同期比15%増)と決議した
  • 自社株買いの枠は2026年5月に80億ドルを追加し、2026年8月25日時点の残枠は79億ドル

★★★会社は売上成長率や営業利益率などの中長期の数値目標を、SECの提出書類に記載していません。

経営目標(財務)

指標2026年7月期(実績)会社が掲げた目標
売上高214億48百万ドル2027年7月期は232億79百万〜235億12百万ドル
GAAPの営業利益58億84百万ドル2027年7月期は74億8百万〜74億90百万ドル
中長期の目標2025年7月期の売上高営業利益率26.1%会社はSECの提出書類に中長期の数値目標を記載していない

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。

日本企業との違い

富士通6702

会計・給与計算・請求という基幹業務の領域では重なる。★★★ただし客層が正反対。インテュイットは10-Kに主要顧客を「消費者と中小・中堅企業」と明記しており、富士通が主軸とする官公庁・大企業向けの大規模案件とは異なる。★インテュイットの10-Kは競合にシステムインテグレーターを名指ししていない(挙げるのは業務ソフト提供者・税務申告サービス・会計事務所・決済銀行など)

サービスソリューション(66.1%)・ハードウェアソリューション(26.6%)・ユビキタスソリューション(6.6%)の3事業で、連結売上収益は3兆5,030億円。★★会計・給与計算・請求といった基幹業務のシステムという領域では重なります。 インテュイットは中小・中堅企業向けに QuickBooks を提供し、富士通は顧客ごとにシステムを作り運用を請け負います。★★★ただし客層が正反対です。 インテュイットは10-Kに主要顧客を「消費者と中小・中堅企業」と明記しており、富士通が主軸とする官公庁・大企業向けの大規模案件とは客層が異なります。★インテュイットの10-Kは、競合として「業務ソフト提供者」「税務申告サービス」「会計・コンサル・税務事務所」「決済・銀行」を挙げており、システムインテグレーターを名指ししていません。ハードウェアも持ちません(富士通は売上の26.6%)。

売上高をインテュイットと並べる
  • 富士通3.5兆円2026年3月期
  • インテュイット3.0兆円直近の通期
時価総額をインテュイットと並べる
  • 富士通6.8兆円
  • インテュイット15.7兆円

NEC6701

決済・金融の領域で接する。インテュイットは加盟店の決済処理・請求書の支払・提携銀行を通じた当座預金・事業者向け融資を自社で提供する。★★★ただし地理が大きく違う。売上の約92%が米国国内で、TurboTax とプロタックスの販売地域は米国とカナダのみ

2026年3月期から報告セグメントを作り直し、ITサービス事業(70.0%)と社会インフラ事業(26.1%)の2つになりました。連結売上収益は3兆5,827億円。★★決済・金融の領域で接します。 インテュイットは加盟店の決済処理、請求書の支払、提携銀行を通じた当座預金、事業者向け融資(QuickBooks Capital)を自社で提供しています。NECも金融機関向けシステムを主力の1つとしています。★★★ただし地理が大きく違います。 インテュイットは売上の約92%が米国国内で、TurboTax とプロタックスの販売地域は米国とカナダのみと10-Kに明記されています。10-Kの全文に「Japan」という語が1度も出てきません。NECは社会インフラ事業に携帯電話基地局・光伝送システム・航空宇宙・防衛・海洋システムを持ちます。 インテュイットにこれに当たる事業はありません。

売上高をインテュイットと並べる
  • NEC3.6兆円2026年3月期
  • インテュイット3.0兆円直近の通期
時価総額をインテュイットと並べる
  • NEC6.7兆円
  • インテュイット15.7兆円

野村総合研究所4307

ハードウェアを作らない点が共通。★★部門の利益の作り方が大きく違う。野村総合研究所は部門の利益に調整額を足すと連結の営業利益になるが、インテュイットは差が86億98百万ドルもある。★季節性も違う(インテュイットは2〜4月に営業利益の68.3%)

コンサルティング・金融ITソリューション・産業ITソリューション・ITプラットフォームサービスの4部門で、連結売上収益は8,147億円。ハードウェアを作らない点はインテュイットと同じです。★★部門の利益の作り方が大きく違います。 野村総合研究所は部門の利益に調整額を足すと連結の営業利益になりますが、インテュイットは部門の利益の合計136億21百万ドルと連結の営業利益49億23百万ドルの差が86億98百万ドルもあります。会社が「カスタマーサクセス」と「製品開発」を部門に配分していないためです。★★収益の形も違います。 インテュイットは売上の87%がサービス売上で、月額・年額の継続課金が中心。2025年7月期の連結の売上高営業利益率は26.1%、2026年7月期は27.4%です。★季節性も違います。 インテュイットは2〜4月の1四半期に営業利益の68.3%が立ちます。

売上高をインテュイットと並べる
  • 野村総合研究所8,147億円2026年3月期
  • インテュイット3.0兆円直近の通期
時価総額をインテュイットと並べる
  • 野村総合研究所3.1兆円
  • インテュイット15.7兆円

4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。インテュイットは7月末の米国会計基準、富士通・NEC・野村総合研究所は3月期のIFRSです。★インテュイットの推移と基本情報は2025年7月期で、最新の四半期(2026年7月期 第4四半期)とは1年ずれます。 米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

よくある質問

なぜ推移が2025年7月期までなのですか?

2026年7月期の年次報告書(Form 10-K)が、2026年8月31日時点でまだ提出されていないためです。 会社は2026年8月25日に2026年7月期の通期実績(売上高214億48百万ドル・営業利益58億84百万ドル・純利益45億66百万ドル)を決算発表資料で公表していますが、当サイトの5期の推移はSECのXBRL(年次報告書に含まれるデータ)から自動取得しているため、まだ2026年7月期が入っていません。★そのため、上の推移と基本情報は2025年7月期、下の「最新の決算」は2026年7月期の第4四半期という組み合わせになっています。 10-Kが提出され次第、取り直します。

インテュイットと正面から重なる日本の会社はどこですか?

どの1社とも正面からは重なりません。 会計・給与計算・請求といった業務の領域では富士通・NECと重なりますが、客層が正反対です。インテュイットは10-Kに主要顧客を「消費者と中小・中堅企業」と明記しており、3社が主軸とする官公庁・大企業向けの大規模案件とは異なります。★インテュイットの10-Kは、競合として「業務ソフト提供者」「税務申告サービス」「会計・コンサル・税務事務所」「決済・銀行」「個人金融管理サービス」「信用情報機関」を挙げており、システムインテグレーターを名指ししていません。販売のしかたも違います。 10-Kが挙げる販路は「自社サイト・アプリ・コールセンター」「マルチチャネルの購入体験」「アプリストア」「パートナー」で、個別の受託開発は登場しません。

1年の稼ぎが3か月に集中するというのは、どういうことですか?

会社は10-Kに「当社のコンシューマーおよびプロタックスの提供物には、著しく際立った季節性がある。所得税申告の製品・サービスの売上は通常11月から4月に大きく集中する」「この季節性は今後も四半期の業績に重要な影響を与え続ける」と記載しています。★★2026年7月期の四半期別の営業利益は、5億34百万ドル・8億55百万ドル・40億20百万ドル・4億75百万ドル。2〜4月の1四半期だけで通期58億84百万ドルの68.3%を占めます(当サイトの計算)。★売上でも、同じ四半期が通期214億48百万ドルの39.9%にあたります。★前の期(2025年7月期)も四半期別の営業利益は2億71百万・5億93百万・37億20百万・3億39百万ドルで、同じ形でした。

部門の利益の合計と連結の営業利益が大きく違うのはなぜですか?

会社が「カスタマーサクセス」と「製品開発」を部門に配分していないためです。部門の利益の合計136億21百万ドルと、連結の営業利益49億23百万ドルの差は86億98百万ドルあります。会社はこれを「配分していない全社の項目」と呼び、内訳を開示しています。その他の全社費用60億78百万ドル・株式報酬費用19億68百万ドル・その他無形資産の償却4億81百万ドル・取得技術の償却1億56百万ドル・事業再編費用15百万ドルです。★TurboTax Live や QuickBooks Live の税務・簿記の専門家の人件費もここに入ります。★そのため部門の利益率(例えばグローバル・ビジネス・ソリューションズの76.4%)を、連結の売上高営業利益率26.1%と並べて読むことはできません。

部門の区分が毎年変わると書いてあるのはなぜですか?

会社が実際に組み替えているためです。★2025年7月期は4区分(グローバル・ビジネス・ソリューションズ/コンシューマー/クレジットカルマ/プロタックス)。★2025年8月1日付でコンシューマー・クレジットカルマ・プロタックスを1つのコンシューマー部門に統合し、2026年7月期は2区分になりました。★さらに2026年8月1日付でメールチンプをグローバル・ビジネス・ソリューションズから分離し、2027年7月期からは3区分になります。★当ページの部門の表は2025年7月期の4区分です。複数の期を並べるときは、どの期がどの区分かをご確認ください。

地域別の節がないのはなぜですか?

会社が地域別の表を開示していないためです。 10-Kに書かれているのは「2025年7月期・2024年7月期・2023年7月期のいずれも、国際売上は連結の総売上の約8%であった」という1行だけで、区分ごとの金額はありません。★会社はあわせて「当社のすべての部門は主に米国で事業を行い、主に米国の顧客に販売している」と記載しています。逆算すると米国が約92%です。★★10-Kの全文に「Japan」という語が1度も出てきません。日本での事業展開の記載はありません。★TurboTax とプロタックスの販売地域は米国とカナダのみと明記されています。

2022年7月期に売上が32%増えたのはなぜですか?

買収によるものです。 会社は10-Kで、主な理由を2つ挙げています。★メールチンプ(2021年11月1日完了・総対価120億ドル)が同期の売上に7億62百万ドル寄与したこと。★クレジットカルマ(2020年12月3日完了・総対価81億ドル)が、前の期は取得日以降しか含まれなかったのに対し、この期は通期で含まれたこと(9億40百万ドル増)。★2つ合わせて増加額30億93百万ドルの55%にあたります。残りは既存の事業の伸びです。

直近の四半期の営業利益が小さいのはなぜですか?

季節性と、事業再編の費用の両方によるものです。季節性が主で、前の期の第4四半期も営業利益は3億39百万ドル(第3四半期37億20百万ドルの9.1%)でした。むしろ前の期のほうが偏りは強かったことになります。あわせて事業再編の費用2億93百万ドルが、この四半期の損益計算書に独立した行として計上されています(前年同期は1百万ドル)。会社は2026年5月に「フルタイム従業員の17%削減」を公表し、その費用の大半をこの四半期に計上すると予告していました。この費用が無ければ7億67百万ドル相当でした。★それでも営業利益は前年同期比40%増えています。

連続増配は何年ですか?

当ページには書いていません。 SECの提出書類に記載が見つからないためです。10-Kにも委任状説明書にも「◯年連続増配」に相当する記述がありません。★1株当たり配当の推移は確認できます。 2021年7月期2.36ドル→2022年7月期2.72ドル→2023年7月期3.12ドル→2024年7月期3.60ドル→2025年7月期4.16ドル→2026年7月期4.80ドルで、毎期増えています。★2026年8月25日には2027年7月期の第1四半期の配当を1株1.38ドル(前年同期比15%増)と決議しています。

中期経営計画はありますか?

会社は売上成長率や営業利益率などの中長期の数値目標を、SECの提出書類に記載していません。10-K・四半期報告書・委任状説明書を確認しましたが、期間を区切った財務の数値目標はありません。★委任状説明書には「長期の売上・営業利益の成長計画に良好な進捗」という報酬委員会の評価文がありますが、数値は開示されていません。通期の見通しは金額で出しており、2026年8月25日には2027年7月期について「売上高232億79百万〜235億12百万ドル(9〜10%増)」「GAAPの営業利益74億8百万〜74億90百万ドル(26〜27%増)」と公表しています。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、インテュイットは7月末、富士通・NEC・野村総合研究所は3月末です。★インテュイットの推移と基本情報は2025年7月期で、2026年7月期の年次報告書はまだ提出されていません。 直近の四半期の実績は、会社が2026年8月25日に公表した決算発表資料によります(米国企業の第4四半期は四半期報告書として単独では提出されないため)。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。

注記(4件)
売上高と利益の推移
★★★この図に描いているのは2025年7月期までです。会社は2026年8月25日に2026年7月期の通期実績(売上高214億48百万ドル・営業利益58億84百万ドル・純利益45億66百万ドル)を公表していますが、年次報告書(Form 10-K)がまだ提出されていないため、当サイトの推移には入っていません。下の「最新の決算」は2026年7月期の第4四半期です。★★2022年7月期に売上高が96億33百万ドルから127億26百万ドルへ32%増えています。会社は10-Kで、主な理由をメールチンプの買収(2021年11月1日完了・総対価120億ドル。同期の売上に7億62百万ドル寄与)と、クレジットカルマ(2020年12月3日完了・総対価81億ドル)が通期で寄与したこと(9億40百万ドル増)と説明しています。2つ合わせて増加額30億93百万ドルの55%にあたります。★5期を通じて売上高は96億33百万ドルから188億31百万ドルへ2.0倍、営業利益は25億から49億23百万ドルへ2.0倍になりました。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。
部門ごとの売上と利益
会社はこれを「配分していない全社の項目」と呼び、内訳を開示しています。その他の全社費用60億78百万ドル・株式報酬費用19億68百万ドル・その他無形資産の償却4億81百万ドル・取得技術の償却1億56百万ドル・事業再編費用15百万ドルです。★★差がこれほど大きいのは、会社が「カスタマーサクセス」と「製品開発」を部門に配分していないためです。TurboTax Live や QuickBooks Live の税務・簿記の専門家の人件費もここに入ります。そのため部門の利益率(例えばグローバル・ビジネス・ソリューションズの76.4%)を、連結の売上高営業利益率26.1%と並べて読むことはできません。4区分の売上の合計188億31百万ドルは連結の売上高と一致します。部門の利益指標は segment operating income(部門の売上高から、その部門の売上原価と営業費用を引いたもの)で、最高経営意思決定者(CEOと最高財務責任者)が資源配分と業績評価に使うと10-Kに明記されています。★★★この4区分は2025年7月期が最後です。会社は2025年8月1日付でコンシューマー・クレジットカルマ・プロタックスを1つのコンシューマー部門に統合し、2026年7月期は2区分になりました。さらに2026年8月1日付でメールチンプをグローバル・ビジネス・ソリューションズから分離し、2027年7月期からは3区分になります。期によって枠組みが変わるので、複数の期を並べるときは注意が要ります。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年5月1日〜7月31日)の数値です。米国企業の第4四半期は四半期報告書(10-Q)として単独では提出されないため、会社が2026年8月25日に公表した決算発表資料から書き写しています。★★売上高が14%、営業利益が40%増えています。★★この四半期の営業利益4億75百万ドルには、事業再編の費用2億93百万ドルが含まれます(損益計算書の独立した行。前年同期は1百万ドル)。会社は2026年5月に「フルタイム従業員の17%削減」を公表し、その費用の大半をこの四半期に計上すると予告していました。この費用が無ければ7億67百万ドル相当でした。★★営業利益が第3四半期の40億20百万ドルの12%しかないのは季節性によるものです。前の期も第4四半期は3億39百万ドルで、第3四半期37億20百万ドルの9.1%でした。むしろ前の期のほうが偏りは強かったことになります。純利益が前年同期から5%減っているのは、前年同期の法人税が15百万ドルの戻し(利益側)だったのに対し、当期は1億77百万ドルの費用だったためです。会社は前期に株式報酬に関する超過税額控除1億43百万ドルを認識し、通期の実効税率が約20%になったと説明しています(2026年7月期は約24%)。★2026年7月期の通期は売上高214億48百万ドル(14%増)・営業利益58億84百万ドル(20%増)・純利益45億66百万ドル(18%増)でした。
会社が公表している中長期の目標
10-K・四半期報告書・委任状説明書を確認しましたが、期間を区切った財務の数値目標はありません。委任状説明書には「長期の売上・営業利益の成長計画に良好な進捗」という報酬委員会の評価文がありますが、数値は開示されていません。★★通期の見通しは金額で出しており、しかもGAAPと非GAAPの両方を示します。当サイトは会社が公表した数値をそのまま紹介するにとどめます(憲法B-7)。
目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社がSECに提出した決算発表資料(2026年8月25日)に記載した内容です。★★中長期の数値目標はSECの提出書類に記載がありません。会社は将来に関する記述の留保を資料に記載しています。★2026年7月期の年次報告書(Form 10-K)は2026年8月31日時点でまだ提出されていません。提出されれば部門別の利益と組み替えの表が明らかになります。

出典

部門別の売上高、四半期決算、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年7月期 Form 10-K(2025-09-03 公表)2026年7月期 第4四半期および通期の決算発表(Form 8-K 添付資料99.01)(2026-08-25 公表)2022年7月期 Form 10-K(2022-09-02 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.04円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。

投資判断は自己責任で行ってください。

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