インテュイティブ・サージカル
基本情報
インテュイティブ・サージカルISRGNasdaq
INTUITIVE SURGICAL INC
手術支援ロボット「ダビンチ」の単一セグメント。売上の84%が繰り返し発生する収益で、本体の販売は24.6%。
売上高は1.6兆円で、オリンパス(1.0兆円)の約1.6倍。従業員は約17,021人。
- 時価総額21.1兆円
- 売上高1.6兆円
- 営業利益4,714億円
- 純利益4,571億円
- 株価372.60USD
- PER47.3倍
- PBR7.39倍
- ROE16.7%
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
純利益・ROE
総資産・自己資本・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株あたり利益(EPS・希薄化後)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 16,107億円 | +20.5% | 4,714億円 | 29.3% | 4,571億円 | 28.4% |
| FY20242024-12-31期末 | 13,367億円 | +17.2% | 3,759億円 | 28.1% | 3,717億円 | 27.8% |
| FY20232023-12-31期末 | 11,401億円 | +14.5% | 2,828億円 | 24.8% | 2,877億円 | 25.2% |
| FY20222022-12-31期末 | 9,958億円 | +9.0% | 2,524億円 | 25.3% | 2,116億円 | 21.3% |
| FY20212021-12-31期末 | 9,138億円 | — | 2,914億円 | 31.9% | 2,728億円 | 29.9% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
注目ポイント
- ★★★手術支援ロボット1本足の会社会社は10-Kに「米国会計基準にいう1つのセグメントとして事業を行っている」と明記しており、部門別の表がありません。★★製品は手術支援ロボットの「ダビンチ」と、肺の検査に使う「アイオン」の2系統だけです。★★★2025年12月期のダビンチによる手術は約3,153,000件(前期比18%増)、アイオンによる手術は約144,100件(同51%増)と会社は開示しています。★2025年12月末時点の設置台数は、ダビンチ約11,106台(前期比12%増)、アイオン約995台(同24%増)です。★★当ページの医療機器7社の中で、これほど単一の製品系統に集中している会社は他にありません。
- ★★★売上の84%が繰り返し発生する収益会社は「繰り返し発生する収益(recurring revenue)」を84億65百万ドル・売上高の84%と開示しています(前期も84%、前々期は83%)。★中身は、手術のたびに使う器具・アクセサリ60億18百万ドル(59.8%)と、保守サービス15億72百万ドル(15.6%)です。★本体(システム)の販売は24億73百万ドル・24.6%にとどまります。★★つまり本体を売って終わりではなく、使われるほど収益が積み上がる形です。★設置台数が増え、1台当たりの使用回数も増えています。会社は「2025年のダビンチの1台当たり年間手術件数は、2024年に比べて3%増えた」と記載しています。★2025年12月末時点で、まだ売上として認識していない契約の残りは30億ドルあり、「およそ半分が今後12か月以内に、残りは本体の販売・リース・保守の契約期間(通常は最長5年)にわたって認識される見込み」と会社は記載しています。
- ★★ダビンチ5への入れ替えが進んでいる2025年12月期に設置されたダビンチは1,721台(前期1,526台から13%増)で、うち870台が最新の「ダビンチ5」でした。前期は362台だったので2.4倍です。★一方アイオンの設置は195台で、前期の271台から28%減っています。★本体の売上が25.8%増えたのは、この入れ替えが寄与しています。★★売上総利益率は66.0%で、前期の67.5%から1.5ポイント下がりました。★会社は通期の見通しで「関税による影響を売上の1.0%と見込む」と記載しています。
- ★従業員1万7千人の職種別の内訳が開示されている会社は10-Kに、2025年12月31日時点で約17,021人の常勤従業員がおり、研究開発が約2,288人、製造が約7,625人、営業・サービスが約4,837人だと記載しています。★★当ページの医療機器7社で最も少ない人数です(サーモフィッシャーサイエンティフィック約125,000人、アボット約115,000人、メドトロニック約95,000人、ダナハー約60,000人、ボストン・サイエンティフィック約59,000人、ストライカー約56,000人)。★★製造が45%を占めるのが特徴で、本体と器具を自社で作っています。★2025年12月末時点の現金・現金同等物と投資は90億3千万ドルあります。
地域別の売上
地域別の売上高2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)
- 米国
- 米国以外
2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の地域別の売上高です。
収益の種類別の売上高2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)
- 器具・アクセサリ
- システム(本体)
- 保守サービス
★★★器具・アクセサリが売上高の59.8%(60億18百万ドル)を占めます。
最新の決算
2026年4〜6月期2026-07-16 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期 | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,629億円 | 3,905億円 | +18.5% |
| 営業利益 | 1,555億円 | 1,190億円 | +30.7% |
| 純利益 | 1,309億円 | 1,054億円 | +24.3% |
| 売上高営業利益率 | 33.6% | 30.5% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
会社が公表している今期の見通し
2026年12月期の見通し2026-07-16 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| ダビンチによる手術件数の伸び率 | 前期比 約13.5%〜15.5%増 | +13.5%〜+15.5%(会社の表記) |
- ★★★会社はGAAPの金額で通期の見通しを1つも公表していません。公表しているのは手術件数の伸び率と、非GAAPの売上総利益率68.0%〜69.0%、非GAAPの営業費用の伸び率11%〜13%です。そのため上の表は1行だけです。
- ★会社は手術件数について「この範囲の中間値に近くなると見込む」と記載しています。
- ★★非GAAPの売上総利益率の見通しには、関税による影響を売上の1.0%として織り込んでいると会社は記載しています。「発表時点で有効な関税が年末まで続くことを前提としており、想定を超える関税が課された場合、2026年の業績への影響は重要なものとなりうる」とも書いています。
- ★会社は非GAAPの見通しをGAAPの数値へ調整した表を示していません。理由として「訴訟の帰結を含む一部の項目について、正確な時期と最終的な結果を、合理的な確からしさをもって、かつ過大な労力なしに予測することができないため」と記載しています。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。
日本企業との違い
オリンパス7733
★★★外科手術の現場という点で正面から重なる。オリンパスのサージカルインターベンション事業は腹腔鏡下手術のエネルギーデバイスや内視鏡外科の機器を扱い、インテュイティブ・サージカルのダビンチは腹腔鏡下手術をロボットで行う装置。★★★ただし採算の形が正反対。オリンパスのサージカルインターベンションは149億円の営業損失、インテュイティブ・サージカルの売上高営業利益率は29.3%。★★収益の作り方も違う。インテュイティブ・サージカルは売上の84%が繰り返し発生する収益で、本体の販売は24.6%
消化器内視鏡ソリューション(69.0%)とサージカルインターベンション(31.0%)の2セグメントで、2026年3月期の売上収益は1兆107億円。★★★外科手術の現場という点で、最も正面から重なる相手です。 オリンパスのサージカルインターベンション事業は腹腔鏡下手術のエネルギーデバイスや内視鏡外科の機器を扱い、インテュイティブ・サージカルのダビンチは腹腔鏡下手術をロボットで行う装置です。★★ただし採算の形が正反対です。 オリンパスのサージカルインターベンションは2026年3月期に149億円の営業損失でしたが、インテュイティブ・サージカルの全社の売上高営業利益率は29.3%です。★★★収益の作り方も違います。 インテュイティブ・サージカルは売上の84%が繰り返し発生する収益(器具・アクセサリと保守)で、本体の販売は24.6%。オリンパスは本体と処置具の両方を持ちますが、この比率を開示していません。★規模はインテュイティブ・サージカルのほうが大きいです(売上高100億65百万ドル対1兆107億円)。
売上高をインテュイティブ・サージカルと並べる- オリンパス1.0兆円2026年3月期
- インテュイティブ・サージカル1.6兆円直近の通期
- オリンパス2.4兆円
- インテュイティブ・サージカル21.1兆円
シスメックス6869
★★★「装置を置いて、消耗品で稼ぐ」という形が最も近い組み合わせ。シスメックスは試薬61.6%・機器20.6%・保守サービス13.9%、インテュイティブ・サージカルは器具・アクセサリ59.8%・本体24.6%・保守15.6%で、ほぼ同じ構成。★★どちらも「繰り返し発生する収益」が事業の中心(インテュイティブ・サージカルはこれを84%と明示)。★★ただし分野が違う(検体検査と手術)。★★部門の切り方も正反対(シスメックスは地域で5つ、インテュイティブ・サージカルは単一セグメント)。★規模は約3.2倍の差
本社統括・EMEA統括・米州統括・中国統括・AP統括という地域別の5セグメントで、2026年3月期の売上収益は5,000億円。★★★「装置を置いて、消耗品で稼ぐ」という形が最も近い相手です。 シスメックスは製品別の内訳で試薬が61.6%(3,079億円)・機器が20.6%・保守サービスが13.9%と開示しており、インテュイティブ・サージカルの器具・アクセサリ59.8%・本体24.6%・保守15.6%とほぼ同じ形です。★★どちらも「繰り返し発生する収益」が事業の中心です。インテュイティブ・サージカルはこれを84%と明示しています。★★ただし分野が違います。 シスメックスは検体検査(血液・尿の分析)、インテュイティブ・サージカルは手術です。★★部門の切り方も正反対です。 シスメックスは地域で5つに分け、インテュイティブ・サージカルは単一セグメントです。★規模はインテュイティブ・サージカルが約3.2倍です。
売上高をインテュイティブ・サージカルと並べる- シスメックス5,000億円2026年3月期
- インテュイティブ・サージカル1.6兆円直近の通期
- シスメックス1.2兆円
- インテュイティブ・サージカル21.1兆円
テルモ4543
★★「本体を売って、消耗品で稼ぐ」形が近い。テルモはカテーテルやガイドワイヤーといった使い切りの製品を主力とし、インテュイティブ・サージカルは売上の59.8%が手術のたびに使う器具・アクセサリ。★★★ただし治療の分野が違う。テルモの主力は心臓と血管の治療で、インテュイティブ・サージカルのダビンチは泌尿器・婦人科・一般外科の腹腔鏡下手術が中心。心臓血管の領域には入っていない。★利益率はインテュイティブ・サージカルのほうが高い(29.3%対15.6%)
心臓血管カンパニー(59.8%)を中心とする4事業で、2026年3月期の売上収益は1兆1,319億円。★★「本体を売って、消耗品で稼ぐ」という形が近いです。 テルモはカテーテルやガイドワイヤーといった使い切りの製品を主力とし、インテュイティブ・サージカルは売上の59.8%が手術のたびに使う器具・アクセサリです。★★★ただし治療の分野が違います。 テルモの主力は心臓と血管の治療(カテーテル治療)で、インテュイティブ・サージカルのダビンチは泌尿器・婦人科・一般外科の腹腔鏡下手術が中心です。心臓血管の領域には入っていません。★利益率はインテュイティブ・サージカルのほうが高いです(29.3%対15.6%)。★規模は近いです(売上高100億65百万ドル対1兆1,319億円)。
売上高をインテュイティブ・サージカルと並べる- テルモ1.1兆円2026年3月期
- インテュイティブ・サージカル1.6兆円直近の通期
- テルモ3.8兆円
- インテュイティブ・サージカル21.1兆円
4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。インテュイティブ・サージカルは12月期の米国会計基準、テルモ・オリンパス・シスメックスは3月期のIFRSです。★インテュイティブ・サージカルは配当を出していないため、1株当たり配当の欄が空きます。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
よくある質問
インテュイティブ・サージカルと正面から重なる日本の会社はどこですか?
分野ではオリンパス、稼ぎ方ではシスメックスです。★★オリンパスのサージカルインターベンション事業は、腹腔鏡下手術のエネルギーデバイスや内視鏡外科の機器を扱い、ダビンチが行う手術と現場が重なります。ただしオリンパスの同事業は2026年3月期に149億円の営業損失でした。★★★シスメックスとは収益の作り方がほぼ同じ形です。シスメックスは試薬61.6%・機器20.6%・保守13.9%、インテュイティブ・サージカルは器具・アクセサリ59.8%・本体24.6%・保守15.6%。どちらも「装置を置いて、消耗品で稼ぐ」形です。★テルモとも、使い切りの製品が主力という点で近いです。★★ただしどの1社とも、手術支援ロボットという製品では重なりません。日本にダビンチに相当する規模の製品を持つ上場企業はありません。
「繰り返し発生する収益が84%」とは、どういうことですか?
会社は10-Kで「繰り返し発生する収益(recurring revenue)」を84億65百万ドル・売上高の84%と開示しています(前期も84%、前々期は83%)。★中身は、手術のたびに使う器具・アクセサリ60億18百万ドル(59.8%)と、保守サービス15億72百万ドル(15.6%)、および本体の使用に応じた収益です。★本体(システム)の販売は24億73百万ドル・24.6%にとどまります。★★つまり本体を売って終わりではなく、使われるほど収益が積み上がる形です。★設置台数が増え、1台当たりの使用回数も増えています。会社は「2025年のダビンチの1台当たり年間手術件数は、2024年に比べて3%増えた」と記載しています。★2025年12月末時点で、まだ売上として認識していない契約の残りは30億ドルあり、「およそ半分が今後12か月以内に、残りは本体の販売・リース・保守の契約期間(通常は最長5年)にわたって認識される見込み」と会社は記載しています。
手術件数はどれくらいですか?
2025年12月期のダビンチによる手術は約3,153,000件で、前期の約2,683,000件から18%増えました。★肺の検査に使うアイオンによる手術は約144,100件で、前期の約95,500件から51%増です。★2025年12月末時点の設置台数は、ダビンチ約11,106台(前期比12%増)、アイオン約995台(同24%増)です。★★当ページの医療機器7社のうち、手術件数と設置台数を年次報告書で開示しているのはこの会社だけです。★2025年12月期に設置されたダビンチは1,721台(前期1,526台から13%増)で、うち870台が最新の「ダビンチ5」でした(前期は362台)。★一方アイオンの設置は195台で、前期の271台から28%減っています。
部門別の売上と利益の表がないのはなぜですか?
会社が10-Kに「米国会計基準にいう1つのセグメントとして事業を行っている」と明記しているためです。★製品は手術支援ロボットの「ダビンチ」と、肺の検査に使う「アイオン」の2系統だけで、部門を分けていません。★代わりに、収益の種類別(器具・アクセサリ/本体/保守サービス)と地域別(米国/米国以外)の内訳を載せています。★★当ページの医療機器7社の中で、これほど単一の製品系統に集中している会社は他にありません。テルモは4事業、オリンパスは2セグメント、シスメックスは地域別の5セグメント、サーモフィッシャーサイエンティフィックは4部門、ダナハーは3部門、ボストン・サイエンティフィックは2部門を持ちます。
日本での売上はどれくらいですか?
開示されていません。 会社の地域別の区分は「米国」と「米国以外」の2つだけです。★米国が売上高の68%(68億15百万ドル)で、会社は10-Kで「68%・67%・66%」(2025年・2024年・2023年)と示しており、米国の比率は3期で上がっています。★★ただし10-Kは日本を名指ししています。会社は直接販売を行う国として「日本、韓国、インド、台湾、カナダ」を挙げ(中国は復星医薬との合弁を通じて)、「米国(一部の官公庁向け)、中国、日本では、販売代理店も利用している」と記載しています。★米国以外の内訳も種類別に開示されており、器具・アクセサリ18億15百万ドル、システム8億91百万ドル、保守サービス5億41百万ドルです。
今期の見通しはどこまで公表されていますか?
GAAPの金額は1つも公表されていません。 会社が2026年7月16日に公表したのは、ダビンチによる手術件数の伸び率(前期比 約13.5%〜15.5%増)と、非GAAPの売上総利益率68.0%〜69.0%、非GAAPの営業費用の伸び率11%〜13%です。★会社は手術件数について「この範囲の中間値に近くなると見込む」と記載しています。★★非GAAPの売上総利益率の見通しには、関税による影響を売上の1.0%として織り込んでいると会社は記載しています。「発表時点で有効な関税が年末まで続くことを前提としており、想定を超える関税が課された場合、2026年の業績への影響は重要なものとなりうる」とも書いています。★当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため、見通しの表には手術件数の伸び率だけが入っています。★見通しは10-Kにも四半期報告書にも記載がありません。SECに提出される決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)にあります。
配当はありますか?
出していません。 当ページの医療機器7社のうち、配当が無いのはこの会社とボストン・サイエンティフィックの2社です。★そのため当ページの推移の表では、1株当たり配当の欄が5期とも空きます。★2025年12月期には、480万株を23億ドルで自己株式として取得しています。★2025年12月末時点の現金・現金同等物と投資は90億3千万ドルあり、前期の88億3千万ドルから2千万ドル増えました。会社は「営業活動によるキャッシュ・フローとストックオプションの行使・従業員株式購入による収入が、自社株買い・設備投資・株式報酬の源泉徴収に使った現金を上回ったため」と説明しています。★当サイトは配当の有無について良し悪しを述べません。
中期経営計画はありますか?
会社は売上高・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★通期の見通しは1年ぶんだけで、複数年にわたる数値目標の一覧はありません。★10-Kの戦略の記述は言葉だけです。会社は「クインチュプル・エイム(5つの目標)」として、患者の予後の改善、患者と医療チームの体験の向上、医療へのアクセスの拡大、1件あたりの総治療費の低減を挙げ、「患者にとっての価値=治療の有効性÷侵襲性」という定義を示しています。★テルモ・オリンパス・シスメックスが中期経営計画で示すような数値目標の一覧を、インテュイティブ・サージカルはSECの提出書類に出していません。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、インテュイティブ・サージカルは12月末、テルモ・オリンパス・シスメックスは3月末です。直近の四半期の実績は、会社が2026年7月21日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
注記(4件)
- 売上高と利益の推移
- ★★★5期で売上高が76.3%、営業利益が61.8%増えました。売上高は57億10百万ドル(2021年12月期)→62億22百万→71億24百万→83億52百万→100億65百万ドル(2025年12月期)で、5期とも前期を上回っています。★★利益は2022年12月期に一度へこんでいます。営業利益は18億21百万→15億77百万→17億67百万→23億49百万→29億46百万ドル、純利益は17億5百万→13億22百万→17億98百万→23億23百万→28億56百万ドル。当サイトは2022年12月期の減益の理由を10-Kの該当箇所で確認していないため、金額だけを載せています(直近の10-KのMD&Aは2023年12月期以降の3期しか扱っていません)。★売上高営業利益率は31.9%→25.3%→24.8%→28.1%→29.3%です。★★2025年12月期の売上総利益率は66.0%で、前期の67.5%から1.5ポイント下がりました。★営業利益には株式報酬費用8億3百万ドル(前期6億88百万ドル)が含まれますと会社は記載しています。★★同社は配当を出していません。2025年12月期には480万株を23億ドルで自己株式として取得しています。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。
- 地域別の売上
- 会社が10-Kで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★米国が売上高の68%(68億15百万ドル)を占めます。会社は10-Kで「68%・67%・66%」(2025年・2024年・2023年)と示しており、米国の比率は3期で上がっています。★★区分は米国と米国以外の2つだけで、日本の金額は開示されていません。★★★ただし10-Kは日本を名指ししています。会社は直接販売を行う国として「日本、韓国、インド、台湾、カナダ」を挙げ(中国は復星医薬との合弁を通じて)、「米国(一部の官公庁向け)、中国、日本では、販売代理店も利用している」と記載しています。★米国以外の内訳も、種類別に開示されています。器具・アクセサリ18億15百万ドル、システム8億91百万ドル、保守サービス5億41百万ドルです。★米国では器具・アクセサリ42億3百万ドル、システム15億81百万ドル、保守サービス10億30百万ドル。★2区分の合計は連結の売上高と一致します。
- 手術のたびに使う消耗品で、前期の50億79百万ドルから18.5%増えました。★★本体(システム)の販売は24億73百万ドル・24.6%にとどまります。前期の19億66百万ドルから25.8%増。★保守サービスは15億72百万ドル・15.6%で、前期の13億7百万ドルから20.3%増えました。★★★会社は「繰り返し発生する収益」を84億65百万ドル・売上高の84%と開示しています。器具・アクセサリと保守サービス、および本体の使用に応じた収益を合わせたものです。本体を売って終わりではなく、使われるほど収益が積み上がる形です。★3区分の合計は連結の売上高100億65百万ドルと一致します(器具・アクセサリ60億18百万+システム24億73百万=製品の売上84億92百万ドル、これに保守サービス15億72百万ドルを足したもの)。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。★売上高は18.5%増、営業利益は30.7%増、純利益は24.3%増えました。売上高営業利益率は30.5%から33.6%へ上がっています。★★四半期の売上高は8期連続で前年同期を上回っています。2024年1〜3月期の18億91百万ドルから、2026年4〜6月期の28億92百万ドルへ増えました。
- 会社が公表している今期の見通し
- ★見通しは10-Kにも四半期報告書にも記載がなく、SECに提出された決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)にあります。★★当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため、この表には売上高も利益も入っていません。手術件数は、会社が金額でなく件数の伸び率で示している唯一の項目です。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
出典
地域別の売上高、四半期決算、今期の見通しは、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-03 公表)/2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-07-21 公表)/2026年12月期 第2四半期の決算発表(Form 8-K 添付資料99.1)(2026-07-16 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.04円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
更新日