サーモフィッシャーサイエンティフィック

基本情報

サーモフィッシャーサイエンティフィックTMONYSE

THERMO FISHER SCIENTIFIC INC.

ラボラトリー製品・バイオ医薬サービス(53.5%)、ライフサイエンス・ソリューションズ、分析機器、特殊診断の4部門。病院で使う機器にあたるのは特殊診断(10.3%)だけで、主力は研究室の消耗品と受託開発製造。

売上高は7.1兆円で、シスメックス(5,000億円)の約14.3倍。従業員は約125,000人。

  • 時価総額36.8兆円
  • 売上高7.1兆円
  • 営業利益1.2兆円
  • 純利益1.1兆円
  • 株価622.18USD
  • PER35.1倍
  • PBR4.31倍
  • ROE13.0%
  • 配当利回り0.28%
正式社名
THERMO FISHER SCIENTIFIC INC.
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Measuring & Controlling Devices, NECSIC 3829
発行済株式数
369,747,286 株
1株あたり利益(EPS)
17.74 米ドルFY2025・希薄化後
1株あたり配当金
1.72 米ドルFY2025
従業員数
約125,000 人会社は従業員を「コリーグ」と呼ぶ。地域の内訳は南北アメリカ59,000人・アジア太平洋22,000人・欧州中東アフリカ44,000人

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(兆円)(利益率)0.00.0%1.56.0%3.012.0%4.518.0%6.024.0%7.530.0%6.31.6FY20217.21.3FY20226.91.1FY20236.91.2FY20247.11.2FY202525.6%18.7%16.0%17.1%17.4%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

純利益・ROE

純利益・ROE(億円)00.0%4,0006.0%8,00012.0%12,00018.0%16,00024.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・自己資本・自己資本比率

総資産・自己資本・自己資本比率(兆円)0.00.0%5.015.0%10.030.0%15.045.0%20.060.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産自己資本自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲45,000▲30,000▲15,000015,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株あたり利益(EPS・希薄化後)

1株あたり利益(EPS・希薄化後)(米ドル)05101520FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20252025-12-31期末71,307億円+3.9%12,397億円17.4%10,729億円15.0%
FY20242024-12-31期末68,623億円+0.1%11,742億円17.1%10,138億円14.8%
FY20232023-12-31期末68,587億円-4.6%10,977億円16.0%9,594億円14.0%
FY20222022-12-31期末71,881億円+14.5%13,432億円18.7%11,123億円15.5%
FY20212021-12-31期末62,753億円16,049億円25.6%12,363億円19.7%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

ラボラトリー製品・バイオ医薬サービス

研究室で使う消耗品・機器・化学品の供給と、医薬品の受託開発製造(CDMO)・臨床試験の支援。4部門で最大

売上構成比 53.5%売上構成比53.5%38,118億円

利益構成比33.1%5,361億円・利益率14.0%

強み・実績
  • ★★外部顧客への売上238億18百万ドルで連結の53.5%。4部門で最大
  • ★★部門の利益率14.0%は4部門で最も低い。売上の規模は最大だが、利益では3部門とほぼ並ぶ
  • ★売上原価が186億9百万ドルで、部門の総売上239億84百万ドルの77.6%を占める
主な製品・サービス
  • 研究用消耗品(プラスチック器具・化学品)
  • 受託開発製造(CDMO)
  • 臨床試験の支援(Patheon・PPD)
  • 研究室向けの流通(Fisher Scientific)

ライフサイエンス・ソリューションズ

生命科学の研究に使う試薬・機器・消耗品。バイオ医薬品の製造にも使われる

売上構成比 19.7%売上構成比19.7%14,053億円

利益構成比37.3%6,030億円・利益率36.3%

強み・実績
  • ★★★部門の利益率36.3%は4部門で最も高い。利益額も37億68百万ドルで最大
  • ★★部門間取引が15億93百万ドルあり、4部門で最も大きい。他の部門へ試薬や消耗品を供給している
  • ★外部顧客への売上87億81百万ドルで連結の19.7%
主な製品・サービス
  • 生物学的試薬・抗体
  • 遺伝子解析の試薬
  • 細胞培養の資材
  • バイオ生産用の資材

分析機器

質量分析計・クロマトグラフ・電子顕微鏡などの分析装置と、それに付随するソフトウェア・サービス

売上構成比 16.5%売上構成比16.5%11,768億円

利益構成比17.2%2,778億円・利益率23.0%

強み・実績
  • ★外部顧客への売上73億53百万ドルで連結の16.5%
  • ★★部門の利益が前期の19億55百万ドルから17億36百万ドルへ11.2%減った。4部門で唯一の減益
  • ★研究開発費5億73百万ドルは4部門で最大
主な製品・サービス
  • 質量分析計
  • クロマトグラフ
  • 電子顕微鏡
  • 分光分析装置

特殊診断

病院や検査機関で使う診断用の試薬・機器。移植診断・微生物検査・アレルギー検査など

売上構成比 10.3%売上構成比10.3%7,368億円

利益構成比12.4%2,010億円・利益率26.9%

強み・実績
  • ★外部顧客への売上46億4百万ドルで連結の10.3%。4部門で最も小さい
  • ★部門の利益率26.9%は4部門で2番目に高い
  • ★研究開発費1億78百万ドルで、売上に対する比率は3.8%
主な製品・サービス
  • 移植診断
  • 微生物検査
  • アレルギー・自己免疫検査
  • 臨床検査用の試薬
17億30百万ドル買収に伴う無形資産の償却2025年12月期。部門に配分していない項目のうち最大。前期19億52百万ドル、前々期23億38百万ドルと減り続けている。★部門の利益の合計101億9百万ドルと連結の税引前利益73億8百万ドルの差28億1百万ドルの、6割を占める
15億25百万ドル設備投資2025年12月期の有形固定資産の取得(前期14億ドル)。★うち10億5百万ドルがラボラトリー製品・バイオ医薬サービスで、全体の65.9%。受託開発製造の設備によるもの
20億33百万ドル部門間の取引2025年12月期。うち15億93百万ドルがライフサイエンス・ソリューションズからで、同部門の総売上103億74百万ドルの15.4%にあたる。★研究用の試薬や消耗品を他の部門へ供給している
959億19百万ドル部門に配分していない資産2025年12月末。総資産1,103億43百万ドルの86.9%にあたる。★4部門に配分されているのは143億24百万ドルだけ。買収で積み上がったのれんと無形資産が全社の資産として扱われている

注目ポイント

  • ★★★医療機器の会社ではなく、研究と製造を支える会社4部門のうち、病院で使う医療機器にあたるのは特殊診断46億4百万ドル(売上の10.3%)だけです。★最大のラボラトリー製品・バイオ医薬サービス238億18百万ドル(53.5%)は、研究室の消耗品の供給と、医薬品の受託開発製造(CDMO)・臨床試験の支援です。★ライフサイエンス・ソリューションズ87億81百万ドル(19.7%)は研究用の試薬、分析機器73億53百万ドル(16.5%)は質量分析計や電子顕微鏡です。★★当サイトはこの会社を医療機器の業界ページに置いていますが、テルモ・オリンパス・シスメックスのように患者に使う機器を作る会社とは事業の位置が違います。同じページのダナハーも近い形です。★★むしろ顧客側に、当ページの医薬品8社が並びます。受託開発製造と臨床試験の支援は、製薬会社が外に出す仕事です。
  • ★★★通期の見通しをSECの提出書類に書かない会社は決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)に「2026年の年間見通し」という見出しを置いていますが、中身は「本日午前8時30分(米国東部時間)の決算説明の電話会議で、2026年の財務見通しを更新して示す」という1文だけです。★★金額も伸び率も書かれていません。そのためこのページには「今期の見通し」の節がありません。当サイトは、SECに提出された書類に記載のある数値だけを載せています。★★当ページのダナハー・インテュイティブ・サージカルも、GAAPの金額を1つも示しません(いずれも非GAAPの比率だけ)。ボストン・サイエンティフィックだけが、売上高の伸び率をGAAPベースで示しています。
  • ★★部門の売上と利益の順位が食い違う売上ではラボラトリー製品・バイオ医薬サービスが238億18百万ドルで断然の1位ですが、部門の利益では33億50百万ドルで2位です。★1位はライフサイエンス・ソリューションズの37億68百万ドルで、外部売上は87億81百万ドルとその3分の1しかありません。★★部門の利益率は36.3%対14.0%で2.6倍の開きがあります。★分析機器23.0%・特殊診断26.9%が間に入ります。★★このため「どの部門が大きいか」は、売上で見るか利益で見るかで答えが変わります。
  • ★従業員12万5千人の内訳が開示されている会社は10-Kに、2025年12月31日時点で約125,000人を雇用し、南北アメリカ59,000人・アジア太平洋22,000人・欧州中東アフリカ44,000人という地域分布だと記載しています。★★当ページの医療機器7社で最も多い人数です(アボット約115,000人、メドトロニック約95,000人、ダナハー約60,000人、ボストン・サイエンティフィック約59,000人、インテュイティブ・サージカル約17,021人)。★会社は従業員を「コリーグ(colleagues)」と呼びます。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)10-Kの注記11より

部門売上高うち外部顧客向け部門の利益利益率
ラボラトリー製品・バイオ医薬サービス38,384億円38,118億円5,361億円14.0%
ライフサイエンス・ソリューションズ16,602億円14,053億円6,030億円36.3%
分析機器12,089億円11,768億円2,778億円23.0%
特殊診断7,483億円7,368億円2,010億円26.9%
部門間取引の消去と、部門に配分していない損益▲3,254億円▲4,483億円売上原価の調整△64百万、販売管理費の調整△2億7百万、事業構造改革その他の費用△3億62百万、買収に伴う無形資産の償却△17億30百万、受取利息9億93百万、支払利息△14億19百万、その他△12百万ドル
連結(税引前利益)71,307億円11,696億円16.4%

★★★部門の売上は部門間取引を含んだ金額です。

地域別の売上

地域別の売上高2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)

  • 北米 51.7%51.7%36,862億円北米
  • 欧州 26.5%26.5%18,926億円欧州
  • アジア太平洋 18.2%18.2%12,965億円アジア太平洋
  • その他の地域 3.6%3.6%2,556億円その他の地域

2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の地域別の売上高です。

最新の決算

2026年4〜6月期2026-07-23 公表

項目2026年4〜6月期2025年4〜6月期増減
売上高19,195億円17,372億円+10.5%
営業利益3,340億円2,935億円+13.8%
純利益2,778億円2,588億円+7.4%
売上高営業利益率17.4%16.9%

会社が公表した決算資料の数値です。

日本企業との違い

シスメックス6869

★★検査・診断という軸で重なる。サーモフィッシャーサイエンティフィックの特殊診断部門(46億4百万ドル)と分析機器部門(73億53百万ドル)が、シスメックスの領域にある。★★「装置を置いて、試薬で稼ぐ」形も共通(シスメックスは試薬が61.6%)。★★★ただし規模と幅が大きく違う。サーモフィッシャーサイエンティフィックの売上高はシスメックスの14倍を超え、主力はシスメックスが手がけない受託開発製造と臨床試験の支援。★部門の切り方も逆(シスメックスは地域、同社は事業)

本社統括・EMEA統括・米州統括・中国統括・AP統括という地域別の5セグメントで、2026年3月期の売上収益は5,000億円。★★★当ページの日本側3社の中で、最も正面から重なる相手です。 シスメックスは検体検査(血液・尿の分析)の機器と試薬を作る会社で、サーモフィッシャーサイエンティフィックの特殊診断部門(46億4百万ドル)分析機器部門(73億53百万ドル)が同じ領域にあります。★★「装置を置いて、試薬で稼ぐ」という形も共通します。 シスメックスは試薬が売上の61.6%(3,079億円)、サーモフィッシャーサイエンティフィックのライフサイエンス・ソリューションズ部門も試薬が中心です。★★★ただし規模と幅が大きく違います。 サーモフィッシャーサイエンティフィックの売上高445億56百万ドルは、シスメックスの連結売上収益の14倍を超えます。しかも同社の主力は、シスメックスが手がけない受託開発製造(CDMO)と臨床試験の支援です。★部門の切り方も逆です。 シスメックスは地域で5つ、サーモフィッシャーサイエンティフィックは事業で4つに分けています。

売上高をサーモフィッシャーサイエンティフィックと並べる
  • シスメックス5,000億円2026年3月期
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック7.1兆円直近の通期
時価総額をサーモフィッシャーサイエンティフィックと並べる
  • シスメックス1.2兆円
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック36.8兆円

テルモ4543

重なりは薄い。テルモは患者に直接使う製品(カテーテル・輸液・血液バッグ)、サーモフィッシャーサイエンティフィックの主力は研究室の消耗品と医薬品の受託開発製造。★接点は血液・細胞テクノロジーカンパニー(2,310億円)で、同社のライフサイエンス・ソリューションズ部門(細胞培養の資材)と接する。★★顧客が違う(テルモは病院、サーモフィッシャーサイエンティフィックは製薬会社・研究機関・検査機関)。★規模は約6.3倍の差

心臓血管カンパニー(59.8%)を中心とする4事業で、2026年3月期の売上収益は1兆1,319億円。★★重なりは薄い組み合わせです。 テルモはカテーテル・輸液・血液バッグなど患者に直接使う製品を作る会社で、サーモフィッシャーサイエンティフィックの主力である研究室の消耗品・受託開発製造とは事業の位置が違います。★★接点は血液・細胞テクノロジーカンパニー(2,310億円)です。テルモは血液成分の採取・処理の装置と、細胞治療の製造支援を手がけており、サーモフィッシャーサイエンティフィックのライフサイエンス・ソリューションズ部門(細胞培養の資材・バイオ生産用の資材)と接します。★規模はサーモフィッシャーサイエンティフィックが約6.3倍です。★★顧客も違います。 テルモの顧客は病院、サーモフィッシャーサイエンティフィックの顧客は製薬会社・研究機関・検査機関が中心です。

売上高をサーモフィッシャーサイエンティフィックと並べる
  • テルモ1.1兆円2026年3月期
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック7.1兆円直近の通期
時価総額をサーモフィッシャーサイエンティフィックと並べる
  • テルモ3.8兆円
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック36.8兆円

オリンパス7733

重なりは薄い。オリンパスは患者の体内に入れる内視鏡と手術機器を作る会社で、サーモフィッシャーサイエンティフィックの4部門にこれに当たる事業は無い。★★接点は分析機器部門(73億53百万ドル)の電子顕微鏡。オリンパスもかつて顕微鏡を主力の1つとしていたが、2023年に科学事業を分離した。★規模は約7倍の差。★売上高営業利益率はオリンパス9.6%対サーモフィッシャーサイエンティフィック17.4%

消化器内視鏡ソリューション(69.0%)とサージカルインターベンション(31.0%)の2セグメントで、2026年3月期の売上収益は1兆107億円。★★重なりは薄い組み合わせです。 オリンパスは患者の体内に入れる内視鏡と手術機器を作る会社で、サーモフィッシャーサイエンティフィックの4部門にこれに当たる事業はありません。★★接点があるとすれば分析機器部門(73億53百万ドル)で、こちらは質量分析計・クロマトグラフ・電子顕微鏡を扱います。オリンパスもかつて顕微鏡を主力の1つとしていましたが、2023年に科学事業を分離しています。規模はサーモフィッシャーサイエンティフィックが約7倍です。★★採算の形も違います。 オリンパスの2026年3月期の売上高営業利益率は9.6%、サーモフィッシャーサイエンティフィックは17.4%です。

売上高をサーモフィッシャーサイエンティフィックと並べる
  • オリンパス1.0兆円2026年3月期
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック7.1兆円直近の通期
時価総額をサーモフィッシャーサイエンティフィックと並べる
  • オリンパス2.4兆円
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック36.8兆円

4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。サーモフィッシャーサイエンティフィックは12月期の米国会計基準、テルモ・オリンパス・シスメックスは3月期のIFRSです。★サーモフィッシャーサイエンティフィックの決算期は52/53週制で、四半期は暦の四半期と数日ずれます。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

よくある質問

サーモフィッシャーサイエンティフィックは医療機器の会社ですか?

病院で使う医療機器にあたるのは、4部門のうち特殊診断46億4百万ドル(売上の10.3%)だけです。最大のラボラトリー製品・バイオ医薬サービス238億18百万ドル(53.5%)は、研究室の消耗品の供給と、医薬品の受託開発製造(CDMO)・臨床試験の支援です。★ライフサイエンス・ソリューションズ87億81百万ドル(19.7%)は研究用の試薬、分析機器73億53百万ドル(16.5%)は質量分析計や電子顕微鏡です。★★当サイトはこの会社を医療機器の業界ページに置いていますが、テルモ・オリンパスのように患者に使う機器を作る会社とは事業の位置が違います。同じページのダナハーも近い形です。★★むしろ顧客側に、医薬品の業界ページの8社が並びます。受託開発製造と臨床試験の支援は、製薬会社が外に出す仕事です。

部門の売上を足すと連結の売上高より大きくなるのはなぜですか?

部門の売上に部門間取引が含まれているためです。 4部門の総額は465億89百万ドルで、そこから部門間取引20億33百万ドルを引くと、連結の売上高445億56百万ドルになります。★★部門間取引の78.4%(15億93百万ドル)はライフサイエンス・ソリューションズからで、同部門の総売上103億74百万ドルの15.4%にあたります。研究用の試薬や消耗品を、他の部門へ供給しているためです。★★★そのため部門の利益率は、外部顧客への売上ではなく総額に対して計算されます。たとえばライフサイエンス・ソリューションズの36.3%は、37億68百万ドル÷103億74百万ドルです。外部売上87億81百万ドルで割ると42.9%になりますが、会社が示している比率は前者です。★当ページの表には、総額と外部売上の両方を載せています。

部門の売上と利益で順位が違うのはなぜですか?

売上ではラボラトリー製品・バイオ医薬サービスが238億18百万ドルで断然の1位ですが、部門の利益では33億50百万ドルで2位です。★1位はライフサイエンス・ソリューションズの37億68百万ドルで、外部売上は87億81百万ドルとその3分の1しかありません。★★部門の利益率は36.3%対14.0%で2.6倍の開きがあります。★分析機器23.0%・特殊診断26.9%が間に入ります。★★このため「どの部門が大きいか」は、売上で見るか利益で見るかで答えが変わります。ラボラトリー製品・バイオ医薬サービスは売上原価が186億9百万ドルあり、部門の総売上239億84百万ドルの77.6%を占めます。受託製造と流通の比重が大きいことを示しています。

5期でどう動いたのですか?

山を1つ越えた形です。 売上高は392億11百万ドル(2021年12月期)→449億15百万→428億57百万→428億79百万→445億56百万ドル(2025年12月期)。★★2022年12月期の449億15百万ドルがいまだに最高で、2025年12月期はまだそこに届いていません。★★利益の落ち方はもっと大きいです。営業利益は100億28百万→83億93百万→68億59百万→73億37百万→77億46百万ドル。2021年12月期から2023年12月期にかけて31.6%減り、そこから2期かけて戻しつつある形です。★売上高営業利益率は25.6%→18.7%→16.0%→17.1%→17.4%です。★★会社は10-Kのリスク要因で、公衆衛生上の緊急事態・パンデミックが過去に事業へ影響を与えたと記載していますが、当サイトは各期の増減の理由をMD&Aの該当箇所で確認していないため、金額だけを載せています。1株当たり配当は1.04ドルから1.72ドルへ、5期とも前期を上回っています。

今期の見通しの節がないのはなぜですか?

SECに提出された書類に、通期の見通しの数値が1つも書かれていないためです。★★会社は決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)に「2026年の年間見通し」という見出しを置いていますが、中身は「本日午前8時30分(米国東部時間)の決算説明の電話会議で、2026年の財務見通しを更新して示す」という1文だけです。金額も伸び率も書かれていません。当サイトは、SECに提出された書類に記載のある数値だけを載せています。電話会議の内容は提出書類に含まれないため、当ページには載せていません。★★当ページの医療機器7社の中でも、これは珍しい形です。ダナハーとインテュイティブ・サージカルはGAAPの金額を示さないものの非GAAPの比率は公表しており、ボストン・サイエンティフィックは売上高の伸び率をGAAPベースで示しています。

日本での売上はどれくらいですか?

開示されていません。 地域別の区分は北米230億33百万ドル(51.7%)・欧州118億26百万ドル(26.5%)・アジア太平洋81億1百万ドル(18.2%)・その他15億97百万ドル(3.6%)の4つで、日本はアジア太平洋に含まれます。会社は10-Kの別の表で、米国222億40百万ドル・その他223億16百万ドルという2区分も示しています。米国だけで49.9%です。★長期性資産は米国65億47百万ドル・その他54億65百万ドルで、こちらも日本は独立していません。★★日本への言及は10-Kの税務の節にあり、「オーストラリア・カナダ・中国・デンマーク・フィンランド・フランス・ドイツ・日本・シンガポール・スウェーデン・英国・米国といった主要な法域で税務調査の対象となりうる」と記載されています。

従業員は何人ですか?

約125,000人(2025年12月31日時点)です。会社は従業員を「コリーグ(colleagues)」と呼びます。★地域の内訳も開示されており、南北アメリカ59,000人・アジア太平洋22,000人・欧州中東アフリカ44,000人です。★★当ページの医療機器7社で最も多い人数です(アボット約115,000人、メドトロニック約95,000人、ダナハー約60,000人、ボストン・サイエンティフィック約59,000人、ストライカー約56,000人、インテュイティブ・サージカル約17,021人)。★部門に配分されていない資産が959億19百万ドル・総資産の86.9%を占めます。買収で積み上がったのれんと無形資産が全社の資産として扱われているためです。

中期経営計画はありますか?

会社は売上高・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★通期の見通しすら提出書類に無いため、複数年にわたる数値目標の一覧もありません。★テルモ・オリンパス・シスメックスが中期経営計画で示すようなものを、サーモフィッシャーサイエンティフィックはSECの提出書類に出していません。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、サーモフィッシャーサイエンティフィックは12月末、テルモ・オリンパス・シスメックスは3月末です。★サーモフィッシャーサイエンティフィックの四半期は52/53週制のため、暦の四半期と数日ずれます(直近の四半期は2026年3月29日〜6月27日)。直近の四半期の実績は、会社が2026年7月31日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。

注記(4件)
売上高と利益の推移
★★★山を1つ越えた5期です。売上高は392億11百万ドル(2021年12月期)→449億15百万→428億57百万→428億79百万→445億56百万ドル(2025年12月期)。2022年12月期の449億15百万ドルがいまだに最高で、2025年12月期はまだそこに届いていません。★★利益の落ち方はもっと大きいです。営業利益は100億28百万→83億93百万→68億59百万→73億37百万→77億46百万ドル。2021年12月期から2023年12月期にかけて31.6%減り、そこから2期かけて戻しつつある形です。純利益も77億25百万→69億50百万→59億95百万→63億35百万→67億4百万ドルと同じ形をしています。★売上高営業利益率は25.6%→18.7%→16.0%→17.1%→17.4%です。★★会社は10-Kの事業の説明で、公衆衛生上の緊急事態・パンデミックが過去に事業へ影響を与えたとリスク要因に記載していますが、当サイトは各期の増減の理由を10-Kの該当箇所で確認していないため、金額だけを載せています。1株当たり配当は1.04ドルから1.72ドルへ、5期とも前期を上回っています。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。
部門ごとの売上と利益
上の表の「売上高」は部門間取引を含む総額で、外部顧客への売上はその下に書いた金額です。4部門の総額465億89百万ドルから部門間取引20億33百万ドルを引くと、連結の売上高445億56百万ドルになります。★★そのため部門の利益率は、外部顧客への売上ではなく総額に対して計算されます。たとえばライフサイエンス・ソリューションズの36.3%は、37億68百万ドル÷103億74百万ドルです。外部売上87億81百万ドルで割ると42.9%になりますが、会社が示している比率は前者です。★★部門の利益の合計101億9百万ドルと、連結の税引前利益73億8百万ドルの差は28億1百万ドルです。会社が部門に配分していない項目の内訳は、売上原価の調整△64百万・販売管理費の調整△2億7百万・事業構造改革その他△3億62百万・買収に伴う無形資産の償却△17億30百万・受取利息9億93百万・支払利息△14億19百万・その他△12百万ドルです。★部門別の資産も開示されています(ライフサイエンス・ソリューションズ34億46百万、分析機器31億70百万、特殊診断13億23百万、ラボラトリー製品・バイオ医薬サービス64億85百万、配分していない959億19百万ドル)。配分していない資産が全体の86.9%を占めます。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の売上
会社が10-Kの注記11で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★北米が売上高の51.7%(230億33百万ドル)を占めます。★★日本の金額は開示されていません。アジア太平洋81億1百万ドル(18.2%)に含まれます。★★会社は10-Kの別の表で、米国222億40百万ドル・その他223億16百万ドルという2区分も示しています。米国だけで49.9%です。★長期性資産は米国65億47百万ドル・その他54億65百万ドルで、こちらも日本は独立していません。★★日本への言及は10-Kの税務の節にあり、「オーストラリア・カナダ・中国・デンマーク・フィンランド・フランス・ドイツ・日本・シンガポール・スウェーデン・英国・米国といった主要な法域で税務調査の対象となりうる」と記載されています。★4区分の合計は連結の売上高と1百万ドル差(会社側の丸め)で一致します。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年3月29日〜6月27日)の数値です。同社の四半期は暦の四半期と数日ずれます。★★売上高は10.5%増、営業利益は13.8%増、純利益は7.4%増えました。売上高営業利益率は16.9%から17.4%へ上がっています。★会社は決算発表資料で、調整後営業利益(非GAAP)を27億3千万ドル・前年同期比15%増、調整後営業利益率を22.8%(前年同期21.9%)と公表しています。当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため、表にはGAAPの営業利益20億87百万ドルを載せています。

出典

部門別・地域別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-26 公表)2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-07-31 公表)2026年12月期 第2四半期の決算発表(Form 8-K 添付資料99.1)(2026-07-23 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.04円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。

投資判断は自己責任で行ってください。

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数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。

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