ユナイテッドヘルス・グループ
基本情報
ユナイテッドヘルス・グループUNHNYSE
UNITEDHEALTH GROUP INC
ユナイテッドヘルスケア(健康保険)とオプタム3部門(薬剤給付・医療サービス・データ)。部門間の取引が1,734億36百万ドルと大きく、オプタムの売上の6割以上が同じグループの保険加入者向け。
売上高は71.6兆円で、第一ライフグループ(6.9兆円)の約10.3倍。従業員は約390,000人。
- 時価総額56.4兆円
- 売上高71.6兆円
- 営業利益3.0兆円
- 純利益1.9兆円
- 株価392.95USD
- PER29.7倍
- PBR3.52倍
- ROE12.2%
- 配当利回り2.22%
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・株主資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 716,277億円 | +11.8% | 30,350億円 | 4.2% | 19,294億円 | 2.7% |
| FY20242024-12-31期末 | 640,597億円 | +7.7% | 51,671億円 | 8.1% | 23,053億円 | 3.6% |
| FY20232023-12-31期末 | 594,736億円 | +14.6% | 51,785億円 | 8.7% | 35,818億円 | 6.0% |
| FY20222022-12-31期末 | 518,782億円 | +12.7% | 45,507億円 | 8.8% | 32,200億円 | 6.2% |
| FY20212021-12-31期末 | 460,264億円 | — | 38,361億円 | 8.3% | 27,663億円 | 6.0% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
ユナイテッドヘルスケア
健康保険の引き受け。売上は前期比16%増だが、営業利益は40%減った
部門の利益15,084億円・利益率2.7%
- メディケア&リタイアメント(1,712億85百万ドル)
- コミュニティ&ステート(943億90百万ドル)
- employer&individual(792億28百万ドル)
オプタム・アールエックス(Optum Rx)
薬剤給付の管理と調剤。4部門で営業利益が最大
部門の利益11,512億円・利益率4.6%
- 薬剤給付管理(PBM)
- 調剤・在宅配送
- 専門薬の取り扱い
オプタム・ヘルス(Optum Health)
診療所・在宅医療などの医療サービス。4部門で唯一の営業赤字
部門の利益▲445億円・利益率▲0.3%
- プライマリケアの診療所
- 外来手術・在宅医療
- 医療費の支払い管理
オプタム・インサイト(Optum Insight)
医療機関・保険者向けのデータとソフトウェア。4部門で利益率が最も高い
部門の利益4,199億円・利益率13.5%
- 医療機関向けの収益サイクル管理
- データ分析とコンサルティング
- 医療の事務処理のソフトウェア
注目ポイント
- ★★★売上は増えているのに、営業利益が41%減った★★★2025年12月期の売上高は4,475億67百万ドルで前期比12%増、営業利益は189億64百万ドルで前期比41%減です。★★営業利益率は8.1%から4.2%へ下がりました。★★★部門別で見ると、ユナイテッドヘルスケアは売上16%増・営業利益40%減、オプタム・ヘルスは売上3%減・営業利益が77億70百万ドルの黒字から2億78百万ドルの赤字へ変わっています。★オプタム・アールエックスだけが営業利益を増やしました(58億36百万ドル→71億93百万ドル・23%増)。★★★会社が10-Kに書いている手がかりは「医療費の傾向が、価格設定と給付設計で織り込んだ水準を上回る利用の増加として現れている」という記述です。★★医療費率は83.2%(2023年12月期)→85.5%→89.1%と2期で5.9ポイント上がりました。★★★当サイトは、これ以上の因果関係を書きません。会社が数値で分解していないためです。
- ★★★部門間の取引で1,734億36百万ドルを消去している★★★4部門の売上高を足すと6,210億3百万ドルになりますが、消去が1,734億36百万ドルあり、連結は4,475億67百万ドルです。★★消去の内訳は、オプタムの3部門どうしが54億80百万ドル、オプタムとユナイテッドヘルスケアのあいだが1,679億56百万ドルです。★★★つまり、オプタムの売上2,706億20百万ドルの6割以上が、同じグループのユナイテッドヘルスケア向けです(当サイトの計算)。保険を売る会社が、その加入者に薬と医療サービスを自社で提供している形です。★営業利益の側には消去がありません。4部門の営業利益を足すと連結と一致します。★★★この形の日本企業は、当サイトの保険の業界ページにありません。東京海上ホールディングス・SOMPOホールディングス・第一生命ホールディングスは、いずれも保険の引き受けと資産運用が事業の柱です。
- ★★健康保険の会社で、日本に対応する上場企業がない★★★日本の公的医療保険にあたる部分を、米国では民間の会社が担っています。★会社は2025年12月末で民間保険の加入者2,965万人(リスク型816万5,000人+事務受託型2,148万5,000人)を抱えます。★★部門別の売上でも、メディケア&リタイアメント(高齢者向け)が1,712億85百万ドル、コミュニティ&ステート(低所得者向け)が943億90百万ドルで、公的な制度の運営を請け負う部分が大きい形です。★★★日本には、これに対応する上場企業がありません。公的医療保険は健康保険組合・協会けんぽ・市町村が運営しており、株式会社ではないためです。★★当サイトが同社を保険の業界ページに置いたのは、保険料を集めて給付を払うという事業の形が共通するためです。扱う保険の種類は、日本側3社(損害保険・生命保険)と重なりません。★会社は従業員39万人超を抱え、うち16万5,000人近くが臨床の専門職だと記載しています。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kの「Reportable Segments」の表より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| ユナイテッドヘルスケア | 551,976億円 | 15,084億円 | 2.7% |
| オプタム・アールエックス(Optum Rx) | 247,620億円 | 11,512億円 | 4.6% |
| オプタム・ヘルス(Optum Health) | 163,170億円 | ▲445億円 | ▲0.3% |
| オプタム・インサイト(Optum Insight) | 31,075億円 | 4,199億円 | 13.5% |
| 消去(部門間の取引) | ▲277,564億円 | 0億円オプタムの3部門どうしの消去54億80百万ドルと、オプタムとユナイテッドヘルスケアのあいだの消去1,679億56百万ドルの合計。営業利益の側には消去がない | — |
| 連結 | 716,277億円 | 30,350億円 | 4.2% |
★★★部門間の取引がとても大きい会社です。
最新の決算
2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-07-16 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 179,294億円 | 178,628億円 | +0.4% |
| 営業利益 | 12,789億円 | 8,242億円 | +55.2% |
| 純利益 | 8,776億円 | 5,451億円 | +61.0% |
| 売上高営業利益率 | 7.1% | 4.6% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
会社が公表している今期の見通し
2026年12月期の見通し2026-07-16 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 営業利益 | 254億50百万ドル超 | +34.2%超(前期比・当サイトの計算) |
| 純利益 | 167億50百万ドル超 | +38.9%超(前期比・当サイトの計算) |
| 1株当たり利益(GAAP・希薄化後) | 18.45〜18.95ドル | +39.5%〜+43.2%(前期13.23ドルとの比較・当サイトの計算) |
- ★★会社はGAAPの金額で営業利益・純利益・1株当たり利益をすべて示しています。当ページの米国3社(プログレッシブ・チャブ・メットライフ)は、いずれもここまで示していません。
- ★会社は2026年7月16日にこの見通しを引き上げました。営業利益は240億ドル超から254億50百万ドル超へ、純利益は156億ドル超から167億50百万ドル超へ、1株当たり利益は17.10ドル超から18.45〜18.95ドルへ。
- ★★部門ごとの営業利益の見通しも示されています。ユナイテッドヘルスケア120億ドル超・オプタム・インサイト49億25百万ドル超・オプタム・アールエックス62億50百万ドル超・オプタム・ヘルス22億75百万ドル超で、オプタムの小計は134億50百万ドル超です。
- ★★医療費率は88.1%±25ベーシスポイント、実効税率はおよそ18.5%としています。2025年12月期の実績は医療費率89.1%・実効税率12.9%でした。
- ★調整後(非GAAP)の1株当たり利益は19.50〜20.00ドルとしていますが、当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため表には入れていません。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。
日本企業との違い
第一ライフグループ8750
どちらも人の健康と生死に関わる保険を扱う。★★★ただし仕組みがまったく違う。日本では公的医療保険が国民のほぼ全員をおおい、生命保険会社はその上乗せを担う。米国では公的な制度そのものを民間の会社が請け負うため、ユナイテッドヘルス・グループの売上にはメディケア&リタイアメント1,712億85百万ドル・コミュニティ&ステート943億90百万ドルが含まれる。★★規模も大きく違う。ユナイテッドヘルス・グループの売上高は4,475億67百万ドル(ページ下部のレートで約71兆6,277億円)で、第一ライフグループの経常収益11兆3,082億75百万円をはるかに上回る。★日本にはこの会社に対応する上場企業が無い。
国内生命保険・海外生命保険・資産運用などの区分で、2026年3月期の保険料等収入は6兆9,440億66百万円(経常収益は11兆3,082億75百万円)。★★この3社のなかでは、いちばん近いのが第一ライフグループです。 どちらも人の健康と生死に関わる保険を扱います。★★★ただし仕組みがまったく違います。 日本では公的医療保険が国民のほぼ全員をおおい、生命保険会社はその上乗せを担います。米国では公的な制度そのものを民間の会社が請け負うため、ユナイテッドヘルス・グループの売上にはメディケア&リタイアメント(高齢者向け)1,712億85百万ドル・コミュニティ&ステート(低所得者向け)943億90百万ドルが含まれます。★★規模も大きく違います。 ユナイテッドヘルス・グループの売上高は4,475億67百万ドル(ページ下部のレートで約71兆6,277億円)。第一ライフグループの経常収益11兆3,082億75百万円をはるかに上回ります。
売上高をユナイテッドヘルス・グループと並べる- 第一ライフグループ6.9兆円2026年3月期
- ユナイテッドヘルス・グループ71.6兆円直近の通期
- 第一ライフグループ6.7兆円
- ユナイテッドヘルス・グループ56.4兆円
東京海上ホールディングス8766
損害保険が中心の会社と、健康保険と医療サービスの会社で重なりは薄い。★接点は「保険料を集めて給付を払う」という事業の形だけ。★★★さらにユナイテッドヘルス・グループは保険だけの会社ではない。売上4,475億67百万ドルのうちオプタム(薬剤給付・医療サービス・データ)が2,706億20百万ドルを占める。★規模はユナイテッドヘルス・グループ(約71兆6,277億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,722億円)の8.07倍。
国内損害保険・国内生命保険・海外保険の区分で、2026年3月期の経常収益は8兆8,722億77百万円。★★★重なりは薄い組み合わせです。 東京海上ホールディングスは損害保険が中心で、自動車保険・火災保険などを扱います。ユナイテッドヘルス・グループは健康保険と医療サービスです。★★接点は「保険料を集めて給付を払う」という事業の形だけです。★★★さらにユナイテッドヘルス・グループは、保険だけの会社ではありません。 売上4,475億67百万ドルのうち、オプタム(薬剤給付・医療サービス・データ)が2,706億20百万ドルを占めます。★規模はユナイテッドヘルス・グループのほうが大きいです(約71兆6,277億円対8兆8,722億円で8.07倍)。
売上高をユナイテッドヘルス・グループと並べる- 東京海上ホールディングス8.9兆円2026年3月期
- ユナイテッドヘルス・グループ71.6兆円直近の通期
- 東京海上ホールディングス14.9兆円
- ユナイテッドヘルス・グループ56.4兆円
SOMPOホールディングス8630
損害保険が中心の会社と、健康保険と医療サービスの会社で重なりは薄い。★★ただし1点だけ接点がある。SOMPOホールディングスは介護事業を持ち、保険の外側で高齢者にサービスを提供している。ユナイテッドヘルス・グループのオプタム・ヘルス(1,019億57百万ドル)も、診療所・在宅医療などの医療サービスそのものを提供する事業である。どちらも「保険を売る会社が、給付の先にあるサービスも自分で持つ」形。★規模はユナイテッドヘルス・グループ(約71兆6,277億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の13.33倍。
国内損害保険・海外保険・国内生命保険・介護などの区分で、2026年3月期の保険収益は5兆3,729億21百万円。★★★重なりは薄い組み合わせです。 SOMPOホールディングスも損害保険が中心です。★★ただし1点だけ接点があります。 SOMPOホールディングスは介護事業を持ち、保険の外側で高齢者にサービスを提供しています。ユナイテッドヘルス・グループのオプタム・ヘルス(1,019億57百万ドル)も、診療所・在宅医療などの医療サービスそのものを提供する事業です。★★★どちらも「保険を売る会社が、給付の先にあるサービスも自分で持つ」形です。★規模はユナイテッドヘルス・グループのほうが大きいです(約71兆6,277億円対5兆3,729億円で13.33倍)。
売上高をユナイテッドヘルス・グループと並べる- SOMPOホールディングス5.4兆円2026年3月期
- ユナイテッドヘルス・グループ71.6兆円直近の通期
- SOMPOホールディングス6.4兆円
- ユナイテッドヘルス・グループ56.4兆円
4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は一致しません。★★日本3社の売上高にあたるのは、東京海上ホールディングスが経常収益、SOMPOホールディングスが保険収益、第一ライフグループが保険料等収入で、3社とも別のものです。ユナイテッドヘルス・グループは総収益です。決算期は日本3社が3月末、ユナイテッドヘルス・グループが12月末です。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
よくある質問
ユナイテッドヘルス・グループと正面から重なる日本の会社はどこですか?
ありません。★★★日本の公的医療保険にあたる部分を、米国では民間の会社が担っているためです。★同社の売上のうち、メディケア&リタイアメント(高齢者向け)が1,712億85百万ドル、コミュニティ&ステート(低所得者向け)が943億90百万ドルで、公的な制度の運営を請け負う部分が大きい形です。★★日本では公的医療保険を健康保険組合・全国健康保険協会・市町村が運営しており、株式会社ではありません。そのため対応する上場企業がありません。★★当ページで比較的近いのは第一ライフグループで、どちらも人の健康と生死に関わる保険を扱います。ただし日本の生命保険会社は公的保険の上乗せを担う立場です。★東京海上ホールディングスとSOMPOホールディングスは損害保険が中心で、さらに離れます。★★★当サイトが同社を保険の業界ページに置いたのは、保険料を集めて給付を払うという事業の形が共通するためです。
売上が増えているのに利益が減ったのはなぜですか?
当サイトは、会社が10-Kに書いた記述の範囲でしか書きません。★★★2025年12月期の売上高は4,475億67百万ドルで前期比12%増、営業利益は189億64百万ドルで前期比41%減です。営業利益率は8.1%から4.2%へ下がりました。★★部門別で見ると、ユナイテッドヘルスケアは売上16%増・営業利益40%減、オプタム・ヘルスは売上3%減・営業利益が77億70百万ドルの黒字から2億78百万ドルの赤字へ変わっています。★オプタム・アールエックスだけが営業利益を増やしました(58億36百万ドル→71億93百万ドル・23%増)。★★★会社が書いているのは「医療費の傾向が、価格設定と給付設計で織り込んだ水準を上回る利用の増加として現れている」という記述です。金額での分解はしていません。★★医療費率(保険料収入のうち医療費に充てた比率)は83.2%(2023年12月期)→85.5%→89.1%と2期で5.9ポイント上がりました。★★★当サイトは、これ以上の因果関係を書きません。
部門の売上を足すと連結より大きいのはなぜですか?
★★★部門間の取引が非常に大きいためです。★4部門の売上高を足すと6,210億3百万ドルになりますが、消去が1,734億36百万ドルあり、連結は4,475億67百万ドルです。★★消去の内訳は、オプタムの3部門どうしが54億80百万ドル、オプタムとユナイテッドヘルスケアのあいだが1,679億56百万ドルです。★★★つまり、オプタムの売上2,706億20百万ドルの6割以上が、同じグループのユナイテッドヘルスケア向けです(当サイトの計算)。保険を売る会社が、その加入者に薬と医療サービスを自社で提供している形です。★一方、営業利益の側には消去がありません。4部門の営業利益を足すと連結と一致します。★★当サイトの部門の表に載せている売上高は、部門間の取引を含む金額です。外部顧客だけの内訳ではありません。
オプタムとは何ですか?
ユナイテッドヘルス・グループの、保険以外の3つの事業をまとめた呼び方です。★オプタム・アールエックス(1,547億26百万ドル) … 薬剤給付の管理と調剤。4部門で営業利益が最大(71億93百万ドル)★オプタム・ヘルス(1,019億57百万ドル) … 診療所・在宅医療などの医療サービス。2025年12月期は2億78百万ドルの営業赤字★オプタム・インサイト(194億17百万ドル) … 医療機関・保険者向けのデータとソフトウェア。利益率13.5%で4部門で最も高い。★★3つを合わせた小計は売上2,706億20百万ドル・営業利益95億39百万ドル(利益率3.5%)です(部門間の消去54億80百万ドルを引いた後)。★★★オプタムの売上の6割以上は、同じグループのユナイテッドヘルスケア向けです(当サイトの計算)。★残る1部門のユナイテッドヘルスケア(3,449億3百万ドル)が、健康保険の引き受けです。
加入者はどれくらいいますか?
民間保険は2025年12月末で2,965万人です。★内訳はリスク型816万5,000人・事務受託型2,148万5,000人です。リスク型は会社が保険のリスクを負う契約、事務受託型は雇用主がリスクを負い会社は事務を受託する契約です。★前期は2,973万人でほぼ横ばいで、リスク型が8%減り、事務受託型が3%増えました。★★このほかにメディケア(高齢者向け)とメディケイド(低所得者向け)の加入者があり、部門別の売上ではメディケア&リタイアメントが1,712億85百万ドル、コミュニティ&ステートが943億90百万ドルです。★会社は「2026年にメディケイドの加入者が減る」と10-Kに記載しており、理由として「適用資格の縮小と、1つの州からの撤退」を挙げています。
今期の見通しはどこまで公表されていますか?
GAAPの金額で、営業利益・純利益・1株当たり利益がすべて示されています。★2026年7月16日の決算発表で、会社は2026年12月期について「営業利益254億50百万ドル超」「純利益167億50百万ドル超」「1株当たり利益(希薄化後)18.45〜18.95ドル」としています。★★会社はこの日、見通しを引き上げました。営業利益は240億ドル超から、純利益は156億ドル超から、1株当たり利益は17.10ドル超からの引き上げです。★★部門ごとの営業利益の見通しも示されています。ユナイテッドヘルスケア120億ドル超・オプタム・インサイト49億25百万ドル超・オプタム・アールエックス62億50百万ドル超・オプタム・ヘルス22億75百万ドル超で、オプタムの小計は134億50百万ドル超です。★★医療費率は88.1%±25ベーシスポイント、実効税率はおよそ18.5%としています。★調整後(非GAAP)の1株当たり利益は19.50〜20.00ドルとしていますが、当サイトはGAAPの数値を載せる方針のため表には入れていません。★★★当ページの米国3社(プログレッシブ・チャブ・メットライフ)は、いずれもGAAPの金額を1つも示していません。同社だけが違う形です。
中期経営計画はありますか?
会社は売上高・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★通期の見通しは1年ぶんだけです。★★当ページの日本3社は中長期の目標を公表しています(東京海上ホールディングスは修正純利益9,500億円・修正ROE13.0%、SOMPOホールディングスは修正連結ROE13〜15%、第一ライフグループはグループ修正利益4,500億円)。★参考までに、2025年12月期の株主資本比率は32.3%(株主資本1,000億90百万ドル÷総資産3,095億81百万ドル)です。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、ユナイテッドヘルス・グループは12月末、日本3社は3月末です。★ユナイテッドヘルス・グループの5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別と加入者数は2025年12月期のForm 10-K(2026年3月2日提出)によります。直近の四半期の実績は、会社が2026年8月10日にSECへ提出した四半期報告書(Form 10-Q)、通期の見通しは2026年7月16日の決算発表資料によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
注記(4件)
- 売上高と利益の推移
- ★★★売上高は5期で55.6%増えました。2,875億97百万ドル(2021年12月期)→3,241億62百万→3,716億22百万→4,002億78百万→4,475億67百万ドル(2025年12月期)です(当サイトの計算)。★★★しかし営業利益は2023年12月期を境に減っています。239億70百万→284億35百万→323億58百万ドル(2023年12月期)→322億87百万→189億64百万ドル(2025年12月期)。2025年12月期は前期比41%減です。★★★営業利益率は8.7%(2023年12月期)→8.1%→4.2%と下がりました(当サイトの計算)。★★当期純利益も172億85百万→201億20百万→223億81百万→144億5百万→120億56百万ドルと、2023年12月期を境に減っています。★★1株当たり利益は18.08→21.18→23.86→15.51→13.23ドルです。★★★会社は「医療費の傾向が、価格設定と給付設計で織り込んだ水準を上回る利用の増加として現れている」と10-Kに記載しています。医療費率(メディカル・ケア・レシオ)は83.2%(2023年12月期)→85.5%→89.1%と上がりました。★★★当サイトは、これ以上の因果関係を書きません。会社が数値で分解していないためです。★1株当たり配当金は5.60ドルから8.73ドルへ5期とも増えています。★株主資本比率は32.3%(株主資本1,000億90百万ドル÷総資産3,095億81百万ドル)です。★株式分割はありません。
- 部門ごとの売上と利益
- 4部門の売上高を足すと6,210億3百万ドルになりますが、消去が1,734億36百万ドルあり、連結は4,475億67百万ドルです。★★消去の内訳は、オプタムの3部門どうしが54億80百万ドル、オプタムとユナイテッドヘルスケアのあいだが1,679億56百万ドルです。オプタムがユナイテッドヘルスケアの加入者に薬や医療サービスを提供しているためです。★一方、営業利益の側には消去がありません。4部門の営業利益を足すと189億64百万ドルで、連結と一致します。★★★オプタム・ヘルスが2億78百万ドルの営業赤字です。前期は77億70百万ドルの黒字でした。★★ユナイテッドヘルスケアも、売上が16%増えた一方で営業利益は40%減っています(155億84百万ドル→94億25百万ドル)。★利益率が最も高いのはオプタム・インサイトの13.5%ですが、売上は194億17百万ドルで4部門のなかで最小です。★★会社は3つのオプタムをまとめた小計も示しており、売上2,706億20百万ドル・営業利益95億39百万ドル(利益率3.5%)です。★部門別の売上は部門間の取引を含む金額で、外部顧客だけの内訳ではありません。
- 「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。★★売上高は0.4%増とほぼ横ばいですが、営業利益は55.2%増、当期純利益は61.0%増でした(当サイトの計算)。売上高営業利益率は4.6%から7.1%へ上がっています。★★★医療費率は86.7%で、通期(2025年12月期)の89.1%より低い水準でした。会社は「費用と価格の規律、および給付の構成の変化を反映している」と記載しています。★事業費率は12.7%(前年同期12.3%)。★1株当たり利益は6.04ドル、調整後(非GAAP)は6.38ドルです。★営業活動によるキャッシュ・フローは111億ドルで、当期純利益の1.9倍。負債資本比率は41.2%です。★★会社は同じ日に通期の見通しを引き上げました。★★★当サイトは増益の理由をこれ以上書きません。
- 会社が公表している今期の見通し
- ★見通しは10-Kにも四半期報告書にも記載がなく、SECに提出された決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)にあります。★前期比は、2025年12月期の実績(営業利益189億64百万ドル・当期純利益120億56百万ドル・1株当たり利益13.23ドル)との比較で当サイトが計算した値です。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
出典
部門別の売上高、四半期決算、今期の見通しは、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-03-02 公表)/2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-10 公表)/2026年12月期 第2四半期の決算発表(Form 8-K 添付資料99.1)(2026-07-16 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=160.04円、株価と時価総額は1米ドル=160.02円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。
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