SOMPOホールディングス
基本情報
- 正式社名
- SOMPOホールディングス株式会社
- 英文社名
- Sompo Holdings, Inc.
- 証券コード
- 8630(東京証券取引所)
- 会計基準
- IFRS
- 発行済株式数
- 934,228,767 株
- ROE(自己資本利益率)
- 13.7%2026年3月期
- 1株あたり配当金
- 150 円2026年3月期
- 従業員数
- 55,702 人2026年3月期末・有価証券報告書
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
親会社の所有者に帰属する当期利益・ROE
総資産・親会社の所有者に帰属する持分・持分比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 税引前利益 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期2026-03-31期末 | 53,729億円 | +6.1% | 8,432億円 | 6,401億円 | 11.9% |
| 2025年3月期2025-03-31期末 | 50,655億円 | +4.7% | 3,303億円 | 2,431億円 | 4.8% |
| 2024年3月期2024-03-31期末 | 48,368億円 | — | 6,145億円 | 5,297億円 | 11.0% |
直近5期の通年決算です。出典は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書で、利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。日本企業は円で決算を出すため、円換算はしていません。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★この推移は3期です。会社は2025年3月期(第15期)からIFRSを任意適用しており、有価証券報告書のIFRSの表は移行日(2023年4月1日)・2024年3月期・2025年3月期・2026年3月期の3事業年度分しかありません。★★★日本基準の表は2025年3月期で終わっています(2022年3月期〜2025年3月期の4期)。当期の日本基準の数値は載っていません。★★★当サイトは基準の違う数字を1本の線で並べないため、当期を含むIFRSの3期を載せています。★★保険収益はIFRS第17号で定義される保険サービスからの収益で、資産運用収益を含みません。日本基準の経常収益とは別のものです。参考までに、日本基準の経常収益は4兆1,674億96百万円(2022年3月期)から5兆4,537億69百万円(2025年3月期)でした。★★保険収益は3期で11.1%増(4兆8,368億30百万円 → 5兆3,729億21百万円)です(当サイトの計算)。★★★税引前利益は2025年3月期に3,302億79百万円へ46.3%落ち込み、2026年3月期に8,432億26百万円へ2.6倍になりました(当サイトの計算)。★★親会社の所有者に帰属する当期利益も同じ形で、5,296億55百万円 → 2,431億32百万円 → 6,400億86百万円と動いています。★★★当サイトはこの振れの理由を書きません。会社が要因を数値で分解していないためです。★★1株当たりの数値は、2024年4月1日付の1株→3株の株式分割を移行日に遡って反映した基準です。1株当たり配当金が300円から132円へ下がって見えるのはこのためで、減配ではありません。★親会社所有者帰属持分比率は25.0%から27.8%へ上がっています。
事業の概要
国内損害保険事業
主として日本国内の損害保険引受業務、資産運用業務およびそれらに関連する業務。外部顧客からの収益の47.9%を占める
利益構成比41.9%2,681億円・利益率10.0%
- 自動車保険
- 火災保険
- 傷害保険
- 損害保険ジャパン
海外保険事業
主として海外の保険引受業務および資産運用業務。外部顧客からの収益の43.4%で、部門の利益では最大
利益構成比46.0%2,945億円・利益率12.1%
- Sompo International(米国・欧州)
- コマーシャル保険・再保険
- 農業保険
国内生命保険事業
主として日本国内の生命保険引受業務および資産運用業務。外部顧客からの収益の4.6%
利益構成比10.7%686億円・利益率26.5%
- SOMPOひまわり生命保険
- 医療保険
- 定期保険
介護事業
主として介護および介護周辺サービスの提供業務。外部顧客からの収益の3.3%
利益構成比1.2%80億円・利益率4.3%
- SOMPOケア
- 有料老人ホーム
- 在宅介護サービス
注目ポイント
- ★★★推移が3期しかないのは、2025年3月期にIFRSへ移行したため★★★会社は第15期(2025年3月期)からIFRSを任意適用しました。有価証券報告書のIFRSの表は移行日(2023年4月1日)・2024年3月期・2025年3月期・2026年3月期の3事業年度分しかありません。★★★日本基準の表は2025年3月期で終わっており、当期の日本基準の数値は載っていません。★★当サイトは基準の違う数字を1本の線で並べないため、当期を含むIFRSの3期を載せています。★参考までに、日本基準の連結経常収益は4兆1,674億96百万円(2022年3月期)・4兆5,258億69百万円・4兆9,336億46百万円・5兆4,537億69百万円(2025年3月期)でした。★★東京海上ホールディングスは1年遅れて2026年3月期からIFRSへ移行しており、同社は日本基準の5期の表がまだそろっています。★★★保険収益(IFRS)と経常収益(日本基準)は別のもので、保険収益は資産運用収益を含みません。
- ★★★部門の利益が営業利益ではなく、親会社の所有者に帰属する当期利益★★★会社は「報告セグメントの利益または損失は親会社の所有者に帰属する当期利益をベースとした数値としております」と注記しています。法人所得税と非支配持分を差し引いた後の金額で、営業利益ではありません。★国内損害保険事業2,681億12百万円・海外保険事業2,944億89百万円・国内生命保険事業686億5百万円・介護事業79億51百万円・その他13億19百万円で、調整額△3億91百万円を引くと連結の6,400億86百万円になります。★★東京海上ホールディングスも同じ定義です。★★★第一ライフグループは経常利益ベースで、日本の3社の中でも分かれています。★米国のプログレッシブは税引前引受利益、チャブはセグメント利益、メットライフは調整後利益(非GAAP)で、6社すべて違います。
- ★★★介護事業を報告セグメントとして持つ★★★介護事業を報告セグメントとして開示しているのは、掲載している日米6社でこの会社だけです。★外部顧客からの収益1,862億7百万円(全体の3.3%)・セグメント利益79億51百万円で、会社は「主として介護および介護周辺サービスの提供業務」と説明しています(割合は当サイトの計算)。★★部門資産は4,311億91百万円で、5区分で最も小さい区分です。★設備投資(資本的支出)は301億5百万円で、国内損害保険事業341億55百万円に次ぐ規模です。収益の比重(3.3%)に比べて設備投資の比重(30.3%)が大きい形です(当サイトの計算)。★★地域別の注記で「その他の営業収益は主に介護事業における収益であり、国内で生じております」と記載されています。★★★当サイトは事業の見通しを述べません。
- ★★通期の予想は当期利益23.4%減★★★会社が示す2027年3月期の予想は、親会社の所有者に帰属する当期利益4,900億円(23.4%減)と基本的1株当たり当期利益549円17銭だけです。★★保険収益・税引前利益の予想は示されていません。★★日米6社で通期の予想が減益なのはこの会社だけです。★中期経営計画の資料では、2026年度の修正連結利益を5,000億円(2025年度実績5,352億円)、修正連結ROEを11%程度(同13.4%)と見込んでいます。★★★当サイトは減益の理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。★配当予想は年200円(中間100円・期末100円)で、2026年3月期の150円から50円の増配です。
- ★★直近の四半期は保険収益28.0%増・当期利益52.8%増★★2026年4〜6月期は保険収益1兆6,169億82百万円(28.0%増)・税引前四半期利益2,403億31百万円(59.3%増)・親会社の所有者に帰属する四半期利益1,811億68百万円(52.8%増)でした。★1株当たり四半期利益は203円14銭(前年同期127円41銭)。★保険サービス損益は1,215億円(前年同期比234億円増)、金融損益は1,463億円(同798億円増)と会社が記載しています。★★連結の範囲に重要な変更があり、Sompo Life Re Ltd. が新規に加わりました。★親会社所有者帰属持分比率は28.1%(前期末27.8%)。★期末自己株式数は4,198万5,747株から4,508万7,578株へ増えています。★★★当サイトは増益の理由を書きません。会社が四半期については要因を数値で分解していないためです。★★通期の予想は減益なので、この四半期の伸びは通期の予想には織り込まれていない形です。
部門ごとの売上と利益
2026年3月期有価証券報告書の注記「5.セグメント情報」(IFRS)より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 国内損害保険事業 | 26,855億円 | 2,681億円 | 10.0% |
| 海外保険事業 | 24,287億円 | 2,945億円 | 12.1% |
| 国内生命保険事業 | 2,587億円 | 686億円 | 26.5% |
| 介護事業 | 1,862億円 | 80億円 | 4.3% |
| その他 | 420億円 | 13億円 | — |
| 調整額 | 4億円 | ▲4億円収益はその他の営業収益3億78百万円とセグメント間取引消去△851億68百万円、利益は全額セグメント間取引消去 | — |
| 連結財務諸表計上額 | 56,015億円 | 6,401億円 | — |
★★★この表の「売上高」は外部顧客からの収益で、保険収益とその他の営業収益の合計です。会社は「収益は、保険事業にあっては保険収益、その他の事業にあってはその他の営業収益、連結財務諸表計上額にあっては保険収益とその他の営業収益の合計金額を記載しております」と注記しています。★★★連結財務諸表計上額5兆6,014億96百万円は、ページ上部の保険収益5兆3,729億21百万円より2,285億75百万円大きい数字です。差はその他の営業収益で、主に介護事業の収益です(当サイトの計算)。★★★部門の利益は営業利益ではありません。会社は「報告セグメントの利益または損失は親会社の所有者に帰属する当期利益をベースとした数値としております」と注記しており、法人所得税と非支配持分を差し引いた後の金額です。★★東京海上ホールディングスも同じ定義です。★5区分の利益を足すと6,404億78百万円で、調整額△3億91百万円を引くと連結の6,400億86百万円になります。★★部門資産は国内損害保険6兆4,441億35百万円・海外保険8兆1,643億39百万円・国内生命保険3兆297億29百万円・介護4,311億91百万円・その他5,343億8百万円で、海外保険が総資産の43.9%を占めます(当サイトの計算)。★「その他」は報告セグメントに含まれない事業セグメントで、当社(保険持株会社)・デジタル関連事業・アセットマネジメント事業等です。当サイトはカードを置かず、表の金額だけを示しています。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の収益
地域別の収益2026年3月期
- 日本
- 海外
2026年3月期の地域別の収益です。会社が有価証券報告書の注記「5.セグメント情報 (5) 地域ごとの情報」(IFRS)よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★会社が開示している区分はこの2つだけです。日本3兆1,390億14百万円(56.0%)・海外2兆4,624億82百万円(44.0%)で、2区分の合計は連結の収益5兆6,014億96百万円と一致します(割合は当サイトの計算)。★★東京海上ホールディングスは日本・米国・その他の3区分、第一ライフグループは日本・米国・その他の3区分で、米国を単独で示していないのはSOMPOホールディングスだけです。★会社は「主に顧客の所在地を基礎とした社内管理区分により分類しております」と注記しています。★前期は日本3兆349億37百万円・海外2兆2,512億73百万円でしたので、海外は9.4%増えています(当サイトの計算)。★★非流動資産は日本9,358億4百万円・海外3,098億24百万円(合計1兆2,456億28百万円)で、海外の割合は24.9%と収益の比重より小さい形です(当サイトの計算)。★★その他の営業収益は主に介護事業における収益であり、国内で生じていると会社が注記しています。
最新の決算
2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)2026-08-14 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 保険収益 | 16,170億円 | 12,636億円 | +28.0% |
| 税引前利益 | 2,403億円 | 1,508億円 | +59.3% |
| 純利益 | 1,812億円 | 1,186億円 | +52.8% |
| 保険収益税引前利益率 | 14.9% | 11.9% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。純利益は親会社の所有者に帰属する四半期利益。★★★保険収益28.0%増・税引前四半期利益59.3%増・親会社の所有者に帰属する四半期利益52.8%増でした。★1株当たり四半期利益は203円14銭(前年同期127円41銭)。★四半期包括利益は2,212億34百万円(同2,667億53百万円)で17.1%減っています。★保険サービス損益は1,215億円(前年同期比234億円増)、金融損益は1,463億円(同798億円増)と会社が記載しています。★★連結の範囲に重要な変更があり、Sompo Life Re Ltd. が新規に加わりました。★親会社所有者帰属持分比率は28.1%(前期末27.8%)。★★★当サイトは増益の理由を書きません。会社が四半期については要因を数値で分解していないためです。
会社が公表している今期の見通し
2027年3月期2026-08-14 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 純利益 | 4,900億円 | -23.4% |
| 1株あたり配当金 | 200円 | — |
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。★★★この行はIFRSの「親会社の所有者に帰属する当期利益」です。★★会社が示す通期の予想はこの1項目だけで、保険収益・税引前利益の予想はありません。★★★日米6社で通期の予想が減益なのはこの会社だけです(23.4%減)。★基本的1株当たり当期利益の予想は549円17銭。★直近に公表されている業績予想からの修正はありません。★★配当予想は年200円(中間100円・期末100円)で、2026年3月期の150円から50円の増配です。★★★当サイトは減益の理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
中期経営計画
中期経営計画(2024年度〜2026年度)2024年4月〜2027年3月・最終年度は2026年度
会社が掲げる「掲げる姿」は「SOMPO P&C(損害保険事業)とSOMPOウェルビーイングの2つのビジネス領域」です。
経営目標(財務)
| 指標 | 2025年度(2026年3月期)の実績 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|---|
| 修正連結ROE | 13.4% | 13〜15% |
| 修正EPS成長率 | — | 年率+12%超 |
| 修正連結利益(2026年度の予想) | 5,352億円 | 5,000億円 |
| SOMPO P&C(2026年度の予想) | 4,847億円 | 4,600億円 |
| SOMPOウェルビーイング(2026年度の予想) | 741億円 | 750億円 |
| 政策保有株式の削減(2026年度まで) | — | 9,700億円以上 |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★★修正連結利益・修正連結ROEは会社独自の指標で、IFRSやGAAPで定義されたものではありません。★2026年度の修正連結ROEの見込みは11%程度で、中期経営計画の目標レンジ13〜15%を下回る見込みです。★修正EPS成長率の2026年度の見込みは年率+19%程度と会社が記載しています。★★事業別の内訳(2025年度実績→2026年度予想)は、国内損害保険事業2,194億円→1,800億円、海外保険事業2,653億円→2,800億円、国内生命保険事業613億円→610億円、介護事業109億円→130億円、その他ウェルビーイング19億円→10億円、その他△236億円→△350億円です。★★★政策保有株式は2026年度までに8,000億円以上の削減を目標としていましたが、2026年5月に9,700億円以上へ引き上げられました。★★会社は事業や地域の枠を超えた運営に向けて、「SOMPO P&C(損害保険事業)」と「SOMPOウェルビーイング」の2つのビジネス領域に集約したと記載しています。★★★当サイトはこれらの目標が達成できるかどうかを述べません。
アメリカの対応企業
チャブCB
損害保険を軸に海外へ広げた会社どうし。SOMPOホールディングスは海外保険事業が外部顧客からの収益の43.4%、チャブは正味収入保険料の37%が北米以外である(当サイトの計算)。★規模はチャブ(約9兆4,367億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の1.76倍。★★★ただし部門の分け方が違う。SOMPOは地域と業態を混ぜた4区分+その他、チャブは商品と地域を組み合わせた6区分である。★★★SOMPOは介護事業を報告セグメントとして持ち、チャブに対応する部門が無い。★★部門の利益もSOMPOが親会社の所有者に帰属する当期利益、チャブがセグメント利益で段階が違う。
損害保険を軸に海外へ広げた会社どうしです。SOMPOホールディングスは海外保険事業が外部顧客からの収益の43.4%、チャブは正味収入保険料の37%が北米以外です(当サイトの計算)。★規模はチャブ(594億2百万ドル・基準日のレートで約9兆4,367億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の1.76倍です。★★★ただし部門の分け方が違います。SOMPOは地域と業態を混ぜた4区分+その他、チャブは商品と地域を組み合わせた6区分です。★★★SOMPOは介護事業を報告セグメントとして持ち、チャブに対応する部門がありません。★★部門の利益もSOMPOが親会社の所有者に帰属する当期利益、チャブがセグメント利益で段階が違います。
売上高をSOMPOホールディングスと並べる- チャブ9.4兆円FY2025
- SOMPOホールディングス5.4兆円直近の通期
- チャブ21.0兆円2026-08-22 時点
- SOMPOホールディングス6.3兆円2026-08-22 時点
プログレッシブPGR
損害保険が事業の中心という点が重なる。SOMPOホールディングスは国内損害保険と海外保険で外部顧客からの収益の91.3%、プログレッシブはパーソナルラインとコマーシャルラインで引受収益の100%である(当サイトの計算)。★規模はプログレッシブ(約13兆9,276億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.59倍。★★★ただし事業の地理が正反対で、プログレッシブは米国内だけ、SOMPOは海外が44.0%である。★★5期の伸びも対照的で、プログレッシブの総収益は83.8%増、SOMPOの保険収益は3期で11.1%増である(当サイトの計算)。★★★SOMPOは介護事業を持ち、プログレッシブに対応する部門が無い。
損害保険が事業の中心という点が重なります。SOMPOホールディングスは国内損害保険と海外保険で外部顧客からの収益の91.3%、プログレッシブはパーソナルラインとコマーシャルラインで引受収益のほぼ全部です(当サイトの計算)。★規模はプログレッシブ(876億71百万ドル・約13兆9,276億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.59倍です。★★★ただし事業の地理が正反対で、プログレッシブは米国内だけ、SOMPOは海外が44.0%です。★★5期の伸びも対照的で、プログレッシブの総収益は83.8%増、SOMPOの保険収益は3期で11.1%増です(当サイトの計算)。★★★SOMPOは介護事業を持ち、プログレッシブに対応する部門がありません。
売上高をSOMPOホールディングスと並べる- プログレッシブ13.9兆円FY2025
- SOMPOホールディングス5.4兆円直近の通期
- プログレッシブ20.3兆円2026-08-22 時点
- SOMPOホールディングス6.3兆円2026-08-22 時点
メットライフMET
保険という点で重なるが、SOMPOホールディングスは損害保険が中心、メットライフは生命保険と年金が中心である。★SOMPOの国内生命保険事業は外部顧客からの収益の4.6%にとどまる。★規模はメットライフ(約12兆2,457億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.28倍。★★どちらも直近で部門を組み替えている(SOMPOは2025年3月期のIFRS移行、メットライフは2025年12月期の部門再編)。★★★財務の形は大きく違う。メットライフの株主資本比率は3.8%、SOMPOの親会社所有者帰属持分比率は27.8%である。
保険という点で重なりますが、★★★SOMPOホールディングスは損害保険が中心、メットライフは生命保険と年金が中心です。★SOMPOの国内生命保険事業は外部顧客からの収益の4.6%にとどまります。★規模はメットライフ(770億84百万ドル・約12兆2,457億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.28倍です。★★どちらも直近で部門を組み替えています(SOMPOは2025年3月期のIFRS移行、メットライフは2025年12月期の部門再編)。★★★財務の形は大きく違います。メットライフの株主資本比率は3.8%、SOMPOの親会社所有者帰属持分比率は27.8%です。
売上高をSOMPOホールディングスと並べる- メットライフ12.2兆円FY2025
- SOMPOホールディングス5.4兆円直近の通期
- メットライフ9.5兆円2026-08-22 時点
- SOMPOホールディングス6.3兆円2026-08-22 時点
SOMPOホールディングスは2025年3月期からIFRS、米国3社は米国会計基準です。保険会社の「売上高」にあたる数字は会社ごとに範囲が違います。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。
★★★日米6社のうちSOMPOホールディングスが最も小さい規模です。保険収益5兆3,729億円は、プログレッシブ(約13兆9,276億円)の0.39倍、メットライフ(約12兆2,457億円)の0.44倍、チャブ(約9兆4,367億円)の0.57倍にあたります(当サイトの計算)。
★★★保険収益(IFRS第17号)は資産運用収益を含みません。米国3社の総収益は投資収益を含むので、そのまま比べると日本側が小さく見えます。参考までに、SOMPOの日本基準の連結経常収益は2025年3月期で5兆4,537億69百万円でした。
★★★部門の利益の定義が6社で6通りです。SOMPOは親会社の所有者に帰属する当期利益(法人所得税を引いた後)、プログレッシブは税引前引受利益(投資収益を含まない)、チャブはセグメント利益(引受利益+純投資収益)、メットライフは調整後利益(非GAAP)です。利益率をそのまま並べることはできません。
★★★介護事業を報告セグメントとして持つのはSOMPOだけです。外部顧客からの収益1,862億7百万円(全体の3.3%)、セグメント利益79億51百万円で、米国3社にこれに当たる事業はありません。
★★通期の予想が減益なのはSOMPOだけです。親会社の所有者に帰属する当期利益4,900億円(23.4%減)を示しています。米国3社はGAAPの見通しを1つも示しません。
★★中長期の目標の出し方も分かれます。SOMPOは修正連結ROE13〜15%・修正EPS成長率年率+12%超(いずれも会社独自の指標)、プログレッシブはコンバインド・レシオ96以下、メットライフは調整後ROE15〜17%、チャブは数値目標を公表していません。
★決算期はSOMPOが3月末、米国3社は12月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。
よくある質問
SOMPOホールディングスに対応する米国企業はどこですか?
チャブです。★★損害保険を軸に海外へ広げた会社どうしで、SOMPOホールディングスは海外保険事業が外部顧客からの収益の43.4%、チャブは正味収入保険料の37%が北米以外です(当サイトの計算)。★規模はチャブ(約9兆4,367億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の1.76倍、プログレッシブ(約13兆9,276億円)は2.59倍、メットライフ(約12兆2,457億円)は2.28倍です。★★★ただし部門の分け方が違います。SOMPOは4区分+その他、チャブは6区分です。★★★SOMPOは介護事業を報告セグメントとして持ち、米国3社に対応する部門がありません。
なぜ推移が3期しかないのですか?
★★★会社が2025年3月期(第15期)からIFRSを任意適用したためです。★有価証券報告書のIFRSの表は移行日(2023年4月1日)・2024年3月期・2025年3月期・2026年3月期の3事業年度分しかありません。★★★日本基準の表は2025年3月期で終わっており、当期(2026年3月期)の日本基準の数値は載っていません。★★当サイトは基準の違う数字を1本の線で並べないため、当期を含むIFRSの3期を載せています。★参考までに、日本基準の連結経常収益は4兆1,674億96百万円(2022年3月期)・4兆5,258億69百万円・4兆9,336億46百万円・5兆4,537億69百万円(2025年3月期)でした。★★東京海上ホールディングスは1年遅れて2026年3月期からIFRSへ移行しており、同社は日本基準の5期の表がまだそろっています。★★★保険収益(IFRS第17号)は保険サービスからの収益で、資産運用収益を含みません。日本基準の経常収益とは別のものです。
介護事業とは何ですか?
★★★介護および介護周辺サービスの提供業務で、会社は報告セグメントの1つとして開示しています。★外部顧客からの収益1,862億7百万円(全体の3.3%)・セグメント利益79億51百万円・部門資産4,311億91百万円です(割合は当サイトの計算)。★★★介護事業を報告セグメントとして持つのは、掲載している日米6社でこの会社だけです。★設備投資(資本的支出)は301億5百万円で、国内損害保険事業341億55百万円に次ぐ規模です。収益の比重(3.3%)に比べて設備投資の比重(30.3%)が大きい形です(当サイトの計算)。★★地域別の注記で「その他の営業収益は主に介護事業における収益であり、国内で生じております」と記載されています。★中期経営計画では、介護事業の修正利益を2025年度109億円から2026年度130億円へとしています。★★★当サイトは事業の見通しを述べません。
部門の表の合計が保険収益と合わないのはなぜですか?
★★★部門の表の「収益」が、保険収益とその他の営業収益の合計だからです。★会社は「収益は、保険事業にあっては保険収益、その他の事業にあってはその他の営業収益、連結財務諸表計上額にあっては保険収益とその他の営業収益の合計金額を記載しております」と注記しています。★★連結財務諸表計上額5兆6,014億96百万円は、ページ上部の保険収益5兆3,729億21百万円より2,285億75百万円大きい数字です(当サイトの計算)。★差はその他の営業収益で、主に介護事業の収益です。★★地域別の表も同じ基準(日本3兆1,390億14百万円・海外2兆4,624億82百万円、合計5兆6,014億96百万円)です。★★★当サイトは基準の違う数字を足し引きしていません。
通期の予想が減益なのはなぜですか?
★★★当サイトは理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。★2027年3月期の予想は親会社の所有者に帰属する当期利益4,900億円で、2026年3月期の6,400億86百万円から23.4%減です。★★掲載している日米6社で、通期の予想が減益なのはこの会社だけです。★中期経営計画の資料では、2026年度の修正連結利益を5,000億円(2025年度実績5,352億円)、修正連結ROEを11%程度(同13.4%)と見込んでいます。★事業別では国内損害保険事業2,194億円→1,800億円、海外保険事業2,653億円→2,800億円、国内生命保険事業613億円→610億円、介護事業109億円→130億円としています(いずれも修正利益)。★★直近の四半期(2026年4〜6月期)は当期利益が52.8%増なので、この四半期の伸びは通期の予想には織り込まれていない形です。★★★当サイトは業績の見通しを述べません。
部門の利益はなぜ営業利益ではないのですか?
★★★保険会社の損益計算書には営業利益の行がありません。★★会社は「報告セグメントの利益または損失は親会社の所有者に帰属する当期利益をベースとした数値としております」と注記しており、法人所得税と非支配持分を差し引いた後の金額です。★国内損害保険事業2,681億12百万円・海外保険事業2,944億89百万円・国内生命保険事業686億5百万円・介護事業79億51百万円・その他13億19百万円で、調整額△3億91百万円を引くと連結の6,400億86百万円になります。★★東京海上ホールディングスも同じ定義です。★★★第一ライフグループは経常利益ベース、プログレッシブは税引前引受利益、チャブはセグメント利益、メットライフは調整後利益(非GAAP)で、6社すべて違います。
直近の四半期はどうでしたか?
★★2026年4〜6月期は保険収益1兆6,169億82百万円(28.0%増)・税引前四半期利益2,403億31百万円(59.3%増)・親会社の所有者に帰属する四半期利益1,811億68百万円(52.8%増)でした。★1株当たり四半期利益は203円14銭(前年同期127円41銭)。★四半期包括利益は2,212億34百万円(同2,667億53百万円)で17.1%減っています。★保険サービス損益は1,215億円(前年同期比234億円増)、金融損益は1,463億円(同798億円増)と会社が記載しています。★★連結の範囲に重要な変更があり、Sompo Life Re Ltd. が新規に加わりました。★親会社所有者帰属持分比率は28.1%(前期末27.8%)。★★★当サイトは増益の理由を書きません。会社が四半期については要因を数値で分解していないためです。
数値はいつ時点のものですか?
3期の推移・部門別・地域別・従業員数・中期経営計画は2026年3月期の有価証券報告書(2026年6月17日提出)、直近の四半期の実績・通期の予想・配当予想は2026年8月14日公表の第1四半期決算短信によります。株価と時価総額はページ上部に記載した基準日の値です。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- 2026年3月期(2026-03-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)/2026-08-14 公表
- IR資料の確認日
- 2026-08-22
部門別の売上高と地域別の収益、四半期決算、今期の見通し、中期経営計画は、同社のIRサイトで公開されている次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2026年3月期)(2026-06-17 公表)/2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(2026-08-14 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。
投資判断は自己責任で行ってください。
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数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。