電機・産業機械Electrical Equipment & Industrial Machinery
日本の顔ぶれ
- 三菱電機インフラ・インダストリー・モビリティ・ライフ・デジタルイノベーション・セミコンダクター・デバイスとその他の6区分を持つ。2026年3月期の売上高5兆8,947億47百万円・営業利益4,330億95百万円(7.3%)。★営業利益には特別退職金1,053億98百万円が入っており、会社はこれを除いた営業利益率を9.1%としている。★北米の売上高は8,527億78百万円(14.5%)で、うち米国は7,297億79百万円(12.4%)。★2026年7月31日に通期予想を引き上げ、2027年3月期の調整後営業利益を6,200億円とした。従業員150,386人。アメリカではイートンパーカー・ハネフィン
- SMC方向制御機器・駆動機器・空気圧補助機器などの空気圧機器を中心とする自動制御機器の会社で、報告セグメントは1つ。2026年3月期の売上高8,425億41百万円・営業利益1,905億58百万円(22.6%)。★営業利益率は2023年3月期の31.3%から下がった。★米国向けの売上は837億8百万円(9.9%)で、3期続けて減った。★自己資本比率は91.5%。★2027年3月期は売上高1兆円(会社が中期目標と記載する金額)を予想する。従業員24,773人。アメリカではパーカー・ハネフィンイートン
アメリカの対応企業
イートンETN
Eaton Corporation plc
配電や電源の機器を扱う電気の2部門(電気・米州と電気・グローバル)と、航空宇宙・車両・eモビリティの5つの報告セグメントを持つ。2025年12月期の売上高274億48百万ドル(10.3%増)・純利益40億87百万ドル。★損益計算書に営業利益の行が無く、部門の営業利益の合計は67億13百万ドル(24.5%)。★売上高の62.4%が米国。★2026年6月10日に、車両とeモビリティの事業をダナと統合して切り離す契約を結んだ。★10-Kに Japan の語は出てこない。従業員97,303人。
- 売上高4.2兆円
- 純利益6,299億円
- 時価総額24.5兆円
- 株価409.15USD
- 掲載企業内シェア56.1%
- 決算期FY2025 · 米国基準
- 三菱電機
- SMC
パーカー・ハネフィンPH
Parker-Hannifin Corporation
ダイバーシファイド・インダストリアル(売上高の67.2%)と航空宇宙システム(32.8%)の2つの報告セグメントを持つ。2026年6月期の売上高214億99百万ドル(8.3%増)・営業利益にあたる額50億68百万ドル(23.6%)。★損益計算書に営業利益の行が無く、部門注記の小計を営業利益として並べている。★ダイバーシファイド・インダストリアル部門の主な競合13社の1社にSMCを挙げる。★2026年8月13日にフィルトレーション・グループの買収を完了した。従業員約59,850人。
- 売上高3.3兆円
- 純利益5,622億円
- 時価総額18.2兆円
- 株価934.34USD
- 掲載企業内シェア43.9%
- 決算期FY2026 · 米国基準
- SMC
- 三菱電機
カードの下にある「対応する日本企業」は、その米国企業と事業が重なる会社です。
規模の比較
日本企業(オレンジ)と米国企業(青)を同じ物差しで並べています。
日米の構造の違い
売上高を円に直すと、三菱電機がSMCの7.0倍
- 三菱電機(2026年3月期) — 5兆8,947億47百万円
- イートン(2025年12月期) — 約4兆2,301億円(274億48百万ドル)
- パーカー・ハネフィン(2026年6月期) — 約3兆3,133億円(214億99百万ドル)
- SMC(2026年3月期) — 8,425億41百万円
★円換算はこのページ下部に記載のレートを使っています(当サイトの計算)。 ★★三菱電機の売上高は、イートンの1.4倍、パーカー・ハネフィンの1.8倍です。 ★★イートンはSMCの5.0倍、パーカー・ハネフィンはSMCの3.9倍です。 ★決算期が3通りです。三菱電機とSMCは2026年3月期、イートンは2025年12月期、パーカー・ハネフィンは2026年6月期です。
営業利益の行が無いのは、米国の2社
★★★イートンとパーカー・ハネフィンは、損益計算書に営業利益の行を持ちません。
- ★★イートン — 推移の図は純利益、直近の四半期は税引前利益で描いています。部門の営業利益の合計67億13百万ドルは、無形資産の償却・支払利息・事業構造改革の費用などを部門に配分する前の数字です
- ★★パーカー・ハネフィン — 部門注記の小計(支払利息とその他の損益を引く前の利益)50億68百万ドルを、営業利益にあたる額として並べています。部門の利益の合計52億73百万ドルから、全社の一般管理費2億5百万ドルを引いた額です
- ★三菱電機 — 営業利益4,330億95百万円は連結損益計算書の数字です。有価証券報告書の5期の表に営業利益の欄が無いため、推移の図は税引前当期純利益で描いています
- ★SMC — 有価証券報告書の5期の表に営業利益の欄が無いため、会社のANNUAL REPORTの営業利益で5期を描いています(各年度の決算短信の数字と一致することを確かめています)
営業利益率は、パーカー・ハネフィンとSMCが2割台
- パーカー・ハネフィン(2026年6月期) — 売上高214億99百万ドル・営業利益にあたる額50億68百万ドル → 23.6%
- SMC(2026年3月期) — 売上高8,425億41百万円・営業利益1,905億58百万円 → 22.6%
- 三菱電機(2026年3月期) — 売上高5兆8,947億47百万円・営業利益4,330億95百万円 → 7.3%
- イートン(2025年12月期) — 営業利益の行が無い。税引前利益49億32百万ドル → 売上高税引前利益率18.0%
★利益率はいずれも当サイトの計算です。 ★★★物差しがそろっていません。パーカー・ハネフィンは部門注記の小計、イートンは税引前利益で、三菱電機とSMCの営業利益と同じ段階の数字ではありません。 ★★三菱電機の営業利益には、特別退職金1,053億98百万円が入っています。会社はこれを除いた営業利益率を9.1%としています。 ★SMCの営業利益率は、2023年3月期の31.3%から下がりました。会社は「原価率の上昇、人件費ならびに減価償却費の増加」を挙げています。
5期の売上高の伸びは、イートンが39.8%
- イートン — 売上高196億28百万ドル(2021年12月期)→274億48百万ドル(2025年12月期)、39.8%増
- パーカー・ハネフィン — 売上高158億62百万ドル(2022年6月期)→214億99百万ドル(2026年6月期)、35.5%増
- 三菱電機 — 売上高4兆4,767億58百万円(2022年3月期)→5兆8,947億47百万円(2026年3月期)、31.7%増
- SMC — 売上高7,273億97百万円(2022年3月期)→8,425億41百万円(2026年3月期)、15.8%増
★いずれも当サイトの計算です。 ★★SMCの営業利益は2,278億57百万円から1,905億58百万円へ16.4%減りました(当サイトの計算)。★パーカー・ハネフィンの営業利益にあたる額は29億75百万ドルから50億68百万ドルへ増えています。イートンと三菱電機は、推移の表に営業利益がありません。 ★イートンの2021年12月期には、2021年8月に売却した油圧事業の売上が含まれます(非継続事業に分けられていないため)。
部門の利益の物差しが、4社で違う
- ★★三菱電機=営業利益。セミコンダクター・デバイス16.6%・インフラ10.6%・インダストリー・モビリティ7.8%・デジタルイノベーション7.6%・ライフ7.4%(内部売上を含む区分の売上高で割った当サイトの計算)
- ★★SMC=報告セグメントは自動制御機器事業の1つ。部門ごとの表はありません
- ★★イートン=部門の営業利益。無形資産の償却・支払利息・事業構造改革の費用・買収と売却の費用などを部門に配分しません。電気・米州29.9%・航空宇宙23.9%・電気・グローバル19.4%・車両16.7%・eモビリティ△2.3%
- ★★パーカー・ハネフィン=部門の利益。全社の一般管理費・株式報酬費用・買収の取引費用を部門に配分せず、取得した無形資産の償却は含みます。航空宇宙システム26.0%・ダイバーシファイド・インダストリアル23.8%
★★★そのため当サイトは、部門の利益率を4社で並べて比べません。それぞれの会社のページで、会社の物差しのまま載せています。
米国での売上の比率
- ★★パーカー・ハネフィン=米国が138億19百万ドル(64.3%)。販売した拠点の所在地による区分で、北米(米国・カナダ・メキシコ)は66.9%です
- ★★イートン=米国が171億22百万ドル(62.4%)。販売先の所在地による区分です
- ★三菱電機=北米が8,527億78百万円(14.5%)、うち米国が7,297億79百万円(12.4%)
- ★SMC=米国が837億8百万円(9.9%)。顧客の所在地による区分で、2023年3月期の1,001億35百万円から3期続けて減りました
★★米国2社は、日本単独の売上を開示していません。10-Kの全文に「Japan」という語は、どちらにも出てきません(当サイトが数えました)。
互いをどう見ているか
★★★このページの会社を名指ししているのは、パーカー・ハネフィンの10-Kだけです。
- ★★ダイバーシファイド・インダストリアル部門の主な競合13社の1社に「SMC Corporation」を挙げています(Bosch Rexroth・Festo・IMI/Norgren・Emerson/ASCO などと並べ、どの会社も部門のすべての製品と競合するわけではないと断っています)
- ★★航空宇宙システム部門の主な競合9社の1社に「Eaton Corporation plc」を挙げています
★★イートンの10-Kに、三菱電機・SMC・パーカー・ハネフィンの社名は出てきません。 ★★日本2社の資料にも、米国2社の社名はありません。三菱電機は有価証券報告書・決算短信・決算説明会資料・新中期経営戦略で0回、SMCは有価証券報告書・決算短信・決算説明会資料・書き起こしで0回です(当サイトが数えました)。★SMCは決算説明会の質疑で、米国での主なライバルとしてFestoを挙げています。
重なるのは、空気圧機器と配電の機器
- ★★SMCの空気圧機器(方向制御機器・駆動機器・空気圧補助機器) ↔ パーカー・ハネフィンの空気圧のアクチュエータ・レギュレータ・バルブ(ダイバーシファイド・インダストリアル部門)
- ★★三菱電機の変電機器・電力流通システム・配電制御機器 ↔ イートンの電気の2部門(売上高の73.2%)
- ★三菱電機のFA機器(制御機器・駆動機器) ↔ パーカー・ハネフィンの電子機器・ドライブ・コントローラと電気機械式のアクチュエータ
★★ただし、どの組み合わせも会社の一部の事業どうしです。三菱電機は空調・家電や自動車機器、防衛・宇宙、半導体も持ち、パーカー・ハネフィンは売上高の32.8%が航空宇宙システム部門です。★SMCとイートンは、事業の重なりが薄い組み合わせです。
自己資本比率は、SMCが91.5%
- SMC(2026年3月末) — 91.5%(自己資本比率)
- 三菱電機(2026年3月末) — 60.9%(親会社株主帰属持分比率)
- パーカー・ハネフィン(2026年6月末) — 49.9%
- イートン(2025年12月末) — 47.1%
★米国2社は自己資本÷総資産の当サイトの計算です。 ★★パーカー・ハネフィンは5期で34.1%から49.9%へ上がりました。 ★★★当サイトはこの差の安全性の意味を書きません。
直近の四半期と、通期の見通し
- ★三菱電機(2026年4〜6月) — 売上高1兆4,971億9百万円(14.0%増)・営業利益1,395億1百万円(24.6%増)。2026年7月31日に通期予想を引き上げ、2027年3月期を売上高6兆2,700億円・調整後営業利益6,200億円・親会社株主に帰属する当期純利益4,950億円としました
- ★SMC(2026年4〜6月) — 売上高2,709億87百万円(35.4%増)・営業利益739億86百万円(66.4%増)。2027年3月期の予想は売上高1兆円・営業利益2,190億円・親会社株主に帰属する当期純利益1,700億円です
- ★イートン(2026年4〜6月) — 売上高85億31百万ドル(21.4%増)・税引前利益11億44百万ドル(3.5%減)・純利益8億21百万ドル(16.4%減)。2026年12月期の見通しは、オーガニックの増収率11〜13%・部門の利益率24.1〜24.5%・1株当たり利益10.36〜10.56ドルです
- ★パーカー・ハネフィン(2026年4〜6月) — 売上高57億55百万ドル(9.8%増)・営業利益にあたる額14億74百万ドル(24.0%増)・純利益10億91百万ドル(18.2%増)。2027年6月期の見通しは、売上高の5.5〜8.5%増と1株当たり利益30.00〜31.00ドルです
★★4社とも直近の四半期は増収です。純利益が減ったのはイートンだけです。 ★★通期の利益を金額で示しているのは、日本2社です。米国2社は伸び率と1株当たり利益の範囲で示しています。
よくある質問
三菱電機のアメリカ版はどこですか?
1社で当てはまる会社はありません。★★三菱電機は発電所の監視・制御システムや変電・配電の機器、防衛・宇宙、FA機器と自動車機器、昇降機と空調・家電、半導体までを1社で手がけ、報告セグメントが6区分あるためです。★★重なるのは一部の事業です。変電・配電の機器ではイートン(売上高の73.2%が電気の2部門)、FA機器の一部ではパーカー・ハネフィンと重なります。★どちらの会社の資料にも、三菱電機の社名は出てきません(三菱電機の資料にも両社の社名はありません)。★規模は三菱電機の売上高5兆8,947億47百万円に対し、イートン約4兆2,301億円・パーカー・ハネフィン約3兆3,133億円です(このページのレートで換算・当サイトの計算)。
SMCのアメリカ版はどこですか?
空気圧機器で重なるのはパーカー・ハネフィンです。★★★パーカー・ハネフィンの10-K(2026年6月期)は、主力のダイバーシファイド・インダストリアル部門の主な競合13社の1社として「SMC Corporation」を名指ししています。★★ただしパーカー・ハネフィンは油圧・ろ過・シールなども扱い、売上高の32.8%は航空宇宙システム部門です。SMCの報告セグメントは自動制御機器事業の1つです。★★SMCの資料には、パーカー・ハネフィンの社名は出てきません。SMCは決算説明会の質疑で、米国での主なライバルとしてFestoを挙げています。★規模はパーカー・ハネフィンがSMCの3.9倍です(当サイトの計算)。
4社は互いを競合と呼んでいますか?
名指ししているのは、パーカー・ハネフィンの10-Kだけです。★★ダイバーシファイド・インダストリアル部門の主な競合13社にSMC、航空宇宙システム部門の主な競合9社にイートンを挙げています。★★イートンの10-Kに、三菱電機・SMC・パーカー・ハネフィンの社名は出てきません。★★三菱電機とSMCの資料にも、米国2社の社名はありません(当サイトが数えました)。★そのため当サイトは、このページで会社全体の優劣を比べる書き方をしていません。
イートンの営業利益はいくらですか?
損益計算書に営業利益の行が無いため、当サイトは営業利益を載せていません。★★2025年12月期は、税引前利益が49億32百万ドル(売上高の18.0%)、純利益が40億87百万ドルです。★★部門の表の合計(部門の営業利益)は67億13百万ドル(24.5%)ですが、無形資産の償却・支払利息・事業構造改革の費用などを部門に配分する前の数字で、税引前利益より大きくなります。★そのためイートンのページの推移の図は純利益、直近の四半期は税引前利益で描いています。
パーカー・ハネフィンの「営業利益」は何の数字ですか?
部門注記の小計です。★★パーカー・ハネフィンの損益計算書にも営業利益の行はありません。★★2026年6月期の50億68百万ドルは、部門の利益の合計52億73百万ドルから全社の一般管理費2億5百万ドルを引いた、支払利息とその他の損益を引く前の利益です。★会社はSECのXBRLでこの数字に営業利益のタグを付けています。★三菱電機やSMCの営業利益と、同じ段階の数字ではありません。
三菱電機の営業利益率は7.3%と9.1%のどちらですか?
どちらも正しい数字で、特別退職金を含めるかどうかが違います。★★2026年3月期の営業利益4,330億95百万円は、特別退職金1,053億98百万円を含む連結損益計算書の数字で、売上高に対して7.3%です(当サイトの計算)。★★会社はこの特別退職金の影響を除いた営業利益率を9.1%としています。★2027年3月期からは、会社は調整後営業利益を使います。
部門ごとの利益率を4社で比べられますか?
比べられません。★★★部門の利益の物差しが4社で違うためです。三菱電機は営業利益、イートンは無形資産の償却や支払利息などを配分しない部門の営業利益、パーカー・ハネフィンは全社の一般管理費や株式報酬費用を配分しない部門の利益です。★SMCは報告セグメントが1つで、部門ごとの表がありません。★★当サイトは各社のページで、会社の物差しのまま載せています。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)と、そのあとに公表された決算資料によります。★三菱電機とSMCは2026年3月期(有価証券報告書はそれぞれ2026年6月19日・6月26日提出)、イートンは2025年12月期(10-Kは2026年2月26日提出)、パーカー・ハネフィンは2026年6月期(10-Kは2026年8月21日提出)です。★直近の四半期は、三菱電機が2026年4〜6月期の決算短信(2026年7月31日)、SMCが2026年4〜6月期の決算短信(2026年8月7日)、イートンが2026年4〜6月期の10-Q(2026年7月31日)、パーカー・ハネフィンが2026年4〜6月期の決算発表(2026年8月6日)です。★株価と時価総額、米ドルの円換算レートはページ下部に記載しています。
注記(2件)
- アメリカの対応企業
- 日米それぞれの開示資料(年次報告書・有価証券報告書)でセグメントを突き合わせ、重なりを確認できたものだけを載せています。どこがどう重なるかは下の「日米の構造の違い」で説明しています。
- 規模の比較
- 米ドルはページ下部のレートで円換算しました。会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません(各社の基準を併記しています)。上のカードの「掲載企業内シェア」は、掲載した米国企業2社の売上高合計に占める割合です。世界市場でのシェアではありません。
出典
売上高・純利益は各社の直近の通年決算(米国企業 FY2025・FY2026/日本企業 2026年3月期)によります。出典は米国SEC(証券取引委員会)の年次報告書(10-K)、金融庁EDINETの有価証券報告書、株価はYahoo Finance。金額の円換算は1米ドル = 154.12円、株価と時価総額は1米ドル = 154.12円。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
更新日