アップラビン

基本情報

アップラビンAPPNasdaq

AppLovin Corp

モバイルアプリ向けを中心とする広告の仕組み(AppLovin Ads・MAX・Adjust・Wurl)を提供する会社で、報告セグメントは広告の1つ。2025年12月期の売上高54億81百万ドル(70.0%増)・営業利益41億52百万ドル(75.8%)。

売上高は8,447億円で、楽天グループ(2.5兆円)の約0.3倍。従業員は約898人。

  • 時価総額16.3兆円
  • 売上高8,447億円
  • 営業利益6,399億円
  • 純利益5,138億円
  • 株価314.49USD
  • PER32.3倍
  • PBR49.69倍
  • ROE206.8%
正式社名
AppLovin Corp
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Services-Computer Programming, Data Processing, Etc.SIC 7370
発行済株式数
337,278,000 株
1株あたり利益(EPS)
9.75 米ドルFY2025・希薄化後
従業員数
約898 人常勤876人とパートタイム・インターン22人の合計。15か国にいて、約60%が米国外。研究開発に約380人(42%)

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(億円)(利益率)▲2,000▲20.0%00.0%2,00020.0%4,00040.0%6,00060.0%8,00080.0%10,000100.0%4,305231FY20214,342▲74FY20222,8381,190FY20234,9692,945FY20248,4476,399FY20255.4%▲1.7%41.9%59.3%75.8%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

純利益・ROE

純利益・ROE(億円)▲1,500▲60.0%00.0%1,50060.0%3,000120.0%4,500180.0%6,000240.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・自己資本・自己資本比率

総資産・自己資本・自己資本比率(億円)00.0%3,00010.0%6,00020.0%9,00030.0%12,00040.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産自己資本自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲6,000▲3,00003,0006,0009,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株あたり利益(EPS・希薄化後)

1株あたり利益(EPS・希薄化後)(米ドル)▲3036912FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20252025-12-31期末8,447億円+70.0%6,399億円75.8%5,138億円60.8%
FY20242024-12-31期末4,969億円+75.1%2,945億円59.3%2,435億円49.0%
FY20232023-12-31期末2,838億円-34.6%1,190億円41.9%550億円19.4%
FY20222022-12-31期末4,342億円+0.9%▲74億円▲1.7%▲297億円▲6.8%
FY20212021-12-31期末4,305億円231億円5.4%55億円1.3%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

75.8%売上高営業利益率(2025年12月期)営業利益41億52百万ドル÷売上高54億81百万ドル(当サイトの計算・継続事業)。★前期は59.3%、前々期は41.9%。★売上高はパブリッシャーへの支払いを差し引いた純額
72%増インストール1件あたりの純売上高2025年12月期。インストール件数は3%増。★会社が売上高の増加の主因として10-Kに記載している数値。★2026年4〜6月期は1件あたり58%増・件数2%減
7億16百万ドルアプリ事業の売却対価2025年6月30日完了。現金4億31百万ドル+Tripledotの普通株式(2億85百万ドル・同社の発行済株式の約22%)。★税引前で1億6百万ドルの売却益を非継続事業に計上した
21億92百万ドル自己株式の取得(2025年12月期)キャッシュ・フロー計算書の金額。551万1,519株を取得して消却した。★同期の営業活動によるキャッシュ・フロー39億71百万ドルの55.2%(当サイトの計算)。★配当は出していない

注目ポイント

  • ★★★2025年6月にアプリ事業を売却し、広告の仕組みだけの会社になった2025年6月30日に、アプリ事業(10のスタジオが運営する基本無料のモバイルゲーム200本超。スタジオには自社保有と提携先がある)をTripledotとその子会社へ売却しました。★対価は7億16百万ドルで、内訳は現金4億31百万ドルと、Tripledotの普通株式5億9,690万株(評価額2億85百万ドル・同社の発行済株式の約22%)です。同社はこの株式を持分法で会計処理しています。★★売却で1億6百万ドルの利益(税引前)を計上した一方、2025年3月末にアプリ事業ののれん1億89百万ドルを減損しており、2025年12月期のアプリ事業の損失は税引後で99百万ドルでした(非継続事業)。★★★会社は売却を「事業と業績に大きな影響を与える戦略的な転換」と判断し、アプリ事業の損益を示すすべての期の継続事業から除きました。以後、報告セグメントは広告の1つです。★アプリ事業の売上高は2024年12月期に14億85百万ドルで、同期の当時の連結売上高47億9百万ドルの31.5%でした。★Tripledotはいまも顧客の1社で、2026年4〜6月期に同社との取引から18百万ドルの売上高を計上しています。
  • ★★★売上高54億81百万ドルのうち41億52百万ドルが営業利益2025年12月期(継続事業)は売上高54億81百万ドル(前期比70.0%増)に対して営業利益41億52百万ドル(前期比117.3%増)で、売上高営業利益率は75.8%です(当サイトの計算。前期は59.3%)。★★費用の合計は13億29百万ドルで、前期の13億13百万ドルとほぼ同じです。研究開発費は2億27百万ドル(39.6%減)、販売・マーケティング費は2億4百万ドル(19.5%減)で、会社はいずれも株式報酬に関連する人件費の減少を主な理由に挙げています。売上原価は6億65百万ドル(27.8%増)で、主にネットワーク基盤の運用費用の増加です。★★★比率を読むときの注意が1つあります。会社は広告枠の取引で代理人として扱われるため、売上高は広告主から受け取る額からパブリッシャー(広告枠を持つアプリ)への支払いを差し引いた純額です(10-Kの注記)。★従業員は898人(2025年12月31日現在)で、1人あたりの売上高は約610万ドルです(当サイトの計算)。
  • ★★★売上の伸びの中身は「インストール1件あたりの純売上高」会社は売上高の増加の主因を広告主向けの仕組み(2025年12月期の10-Kでは Axon Ads Manager、2026年8月5日提出の10-Qからは AppLovin Ads と呼ぶ)の成績の向上と説明し、2025年12月期はインストール件数が3%増、インストール1件あたりの純売上高が72%増だったと記載しています。★2024年12月期は件数50%増・1件あたり22%増2026年4〜6月期は1件あたり58%増・件数2%減でした。★★会社は10-Kで、広告の仕組みが主にモバイルアプリ、特にモバイルゲームの中で動いていること、売上の大きな部分が Apple App Store・Google Play Store・Meta などの少数の配信基盤に依存していることを「集中のリスク」として挙げています。★MetaとGoogleは同社の顧客・提携先であり、10-Kが競争の節で挙げる広告会社の例(Meta・Google・Amazon・Unity Software)にも入っています。★2024年からウェブのEC(電子商取引)の広告主にも顧客を広げ始めたと会社は記載しています。★売上高の10%以上を占める顧客はいません(2023〜2025年12月期)。
  • ★★売上の48.4%が米国以外。日本は10-Kに1度も出てこない2025年12月期の地域別(利用者の所在地による区分)は米国28億27百万ドル(売上高の51.6%)・米国以外26億53百万ドルで、会社が開示する区分はこの2つだけです。★★★2025年12月期の10-Kの全文に「Japan」という語は1度も出てきません(当サイトが全文を数えました)。2026年4〜6月期の10-Qにも出てきません。★2022年12月期と2023年12月期の10-Kでは、賃借している拠点の一覧に東京(Tokyo, Japan)が含まれていました。2024年12月期と2025年12月期の10-Kは拠点を北京・上海・ベルリン・フランクフルト・シンガポールなどと例示しており、東京の名前はありません。★同じ業界ページの楽天グループ・リクルートホールディングスの社名も、10-Kには出てきません。★従業員898人は15か国にいて、約60%が米国外です。

地域別の売上

地域別の売上高(利用者の所在地による区分)2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)

  • 米国 51.6%51.6%4,357億円米国
  • 米国以外 48.4%48.4%4,089億円米国以外

2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の地域別の売上高です。

最新の決算

2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-08-05 公表

項目2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2025年4〜6月期増減
売上高2,965億円1,940億円+52.8%
営業利益2,303億円1,476億円+56.0%
継続事業からの純利益1,952億円1,190億円+64.1%
純利益1,952億円1,263億円+54.5%
売上高営業利益率77.7%76.1%

会社が公表した決算資料の数値です。

会社が公表している中長期の目標

2026年7〜9月期の見通し(会社は次の四半期だけを示す)2026年8月5日の決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)に記載

会社が掲げる「会社が10-Kに掲げる使命」は「企業と、その企業にとって理想的な顧客とのあいだに意味のあるつながりをつくる」です。

会社が示している数値2026年8月5日の決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)に記載

項目テーマ主な重点活動
12026年7〜9月期の売上高20億55百万〜20億85百万ドル会社が示した数値
  • 売上高 20億55百万〜20億85百万ドル(前年同期の実績14億5百万ドルに対して46.3〜48.4%の増加にあたる。当サイトの計算)
  • ★直前の2026年4〜6月期の実績19億24百万ドルに対しては6.8〜8.4%の増加にあたる(当サイトの計算)
22026年7〜9月期の調整後EBITDA17億10百万〜17億40百万ドル(利益率83%)会社が示した数値
  • ★調整後EBITDA 17億10百万〜17億40百万ドル、調整後EBITDAの利益率83%
  • ★★調整後EBITDAは会社が定義した指標で、米国会計基準の利益ではない(純利益に非継続事業の損益・支払利息・法人税・減価償却費・株式報酬費用などを足し戻したもの)
  • ★2026年4〜6月期の実績は16億14百万ドル
3自己株式の取得取得枠の残りは18億ドル(2026年6月30日時点)直近の動き
  • ★2026年1〜6月に327万5,252株を15億ドルで取得して消却した
  • 取得枠に期限は無く、会社は特定の額を取得する義務を負わないと10-Qに記載している
  • ★配当はこれまで出しておらず、10-Kは予見できる将来に現金配当を支払う予定はないと記載している

★★★会社は期間を区切った中長期の数値目標を、当サイトが確認したSECの提出書類(10-K・10-Q・決算発表資料)に記載していません。

経営目標(財務)

指標2026年4〜6月期(実績)会社が掲げた目標
売上高19億24百万ドル2026年7〜9月期は20億55百万〜20億85百万ドル
米国会計基準(GAAP)での利益の見通し営業利益14億94百万ドル公表されていない
期間を区切った中長期の数値目標公表されていない

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。

日本企業との違い

楽天グループ4755

重なるのは、広告を売る事業があるという点だけです。アップラビンは報告セグメントが広告の1つで、モバイルアプリ向けを中心とする広告の仕組みを売ります。楽天グループのインターネットサービスにも広告の事業が含まれますが、広告の売上は単独で開示されていません。★アップラビンの10-Kに楽天グループの社名は出てこず(0件)、楽天グループの資料にもアップラビンの社名はありません。

報告セグメントはインターネットサービス・フィンテック・モバイルの3つで、広告の販売は『楽天市場』などを運営するインターネットサービスの中に含まれます(2025年12月期のセグメントに係る売上収益は1兆3,696億97百万円)。★★アップラビンは広告の仕組みだけの単一セグメントで、クレジットカード・銀行・携帯電話の事業を持ちません。★規模は楽天グループの2025年12月期の売上収益が2兆4,965億75百万円、アップラビンの2025年12月期の売上高が54億81百万ドル(ページ下部のレートで約8,447億円)です。★★利益の出方が逆です。楽天グループの2025年12月期は親会社の所有者に帰属する当期損失が1,778億86百万円、アップラビンは純利益が33億34百万ドル(ページ下部のレートで約5,138億円)でした。★決算期はどちらも12月末で、会計基準は楽天グループがIFRS、アップラビンが米国会計基準です。

売上高をアップラビンと並べる
  • 楽天グループ2.5兆円2025年12月期
  • アップラビン8,447億円直近の通期
時価総額をアップラビンと並べる
  • 楽天グループ1.6兆円
  • アップラビン16.3兆円

リクルートホールディングス6098

報告セグメントは重なりません。アップラビンは広告の1区分、リクルートホールディングスはHRテクノロジー・人材派遣・マーケティング・マッチング・テクノロジーの3区分です。★両社とも、相手の社名を資料に書いていません。★このページで並べているのは、どちらもインターネット上の仕組みで利用者と事業者を結ぶ会社だからです。

報告セグメントはHRテクノロジー(Indeedなど)・人材派遣・マーケティング・マッチング・テクノロジーの3つで、2026年3月期の外部顧客からの売上収益は人材派遣が1兆6,793億27百万円、HRテクノロジーが1兆4,544億40百万円、マーケティング・マッチング・テクノロジーが5,635億84百万円です。★★Indeedは成果報酬型またはサブスクリプション型のサービスを企業に提供し、アップラビンは広告主からキャンペーンの目標にもとづいて決まる料金を受け取ります。アップラビンは人材派遣のような人手のサービスを持ちません。規模はリクルートホールディングスの2026年3月期の売上収益が3兆6,973億51百万円、アップラビンの2025年12月期の売上高が54億81百万ドル(ページ下部のレートで約8,447億円)です。★★純利益はアップラビン(33億34百万ドル・約5,138億円)が、リクルートホールディングスの親会社の所有者に帰属する当期利益4,969億12百万円を上回ります。★決算期はリクルートホールディングスが3月末、アップラビンが12月末で、3か月ずれます。

売上高をアップラビンと並べる
  • リクルートホールディングス3.7兆円2026年3月期
  • アップラビン8,447億円直近の通期
時価総額をアップラビンと並べる
  • リクルートホールディングス22.8兆円
  • アップラビン16.3兆円

会計基準は3社で違います。アップラビンは米国会計基準、楽天グループとリクルートホールディングスはIFRSです。★決算期はアップラビンと楽天グループが12月末、リクルートホールディングスが3月末で、アップラビンの2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)とリクルートホールディングスの2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)は3か月ずれます。★★アップラビンの売上高は、広告主から受け取る額からパブリッシャーへの支払いを差し引いた純額です(10-Kの注記)。★★アップラビンの2025年12月期の売上高と営業利益は、2025年6月30日に売却したアプリ事業を除いた継続事業の数値です(純利益はアプリ事業の損失を含みます)。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

よくある質問

アップラビンに対応する日本企業はどこですか?

★★★正面から重なる会社は、同じ業界ページの日本企業にはありません。アップラビンは広告主から料金を受け取る広告の仕組みだけの会社(報告セグメントは1つ)で、楽天グループ・リクルートホールディングスとは事業の形が違うためです。★楽天グループは報告セグメントがインターネットサービス・フィンテック・モバイルの3つで、広告の販売は『楽天市場』などを運営するインターネットサービスの中に含まれます。★リクルートホールディングスはHRテクノロジー(Indeedなど)・人材派遣・マーケティング・マッチング・テクノロジーの3つです。★★規模は楽天グループ(2兆4,966億円)がアップラビン(約8,447億円)の約3.0倍、リクルートホールディングス(3兆6,974億円)がアップラビンの約4.4倍です(アップラビンの2025年12月期の売上高54億81百万ドルを、ページ下部のレートで円換算)。★純利益はアップラビンが約5,138億円、リクルートホールディングスが4,969億円(親会社の所有者に帰属する当期利益)で、楽天グループは1,779億円の当期損失(親会社の所有者に帰属する分)です。決算期と会計基準はそろっていません。

アプリ事業の売却で何が変わったのですか?

★★★報告セグメントが2つから1つになり、過去の数値の範囲も変わりました。★同社は2025年6月30日にアプリ事業(基本無料のモバイルゲーム)を売却し、対価は現金4億31百万ドルとTripledotの普通株式(2億85百万ドル・同社の発行済株式の約22%)の計7億16百万ドルでした。★★会社は売却を「事業と業績に大きな影響を与える戦略的な転換」と判断し、アプリ事業の損益を非継続事業として、示すすべての期の継続事業から除きました。2024年12月期の10-Kまでは広告とアプリの2部門でしたが、いまは広告の1部門です。★★2024年12月期の売上高は、当時の10-Kでは47億9百万ドル、組み替え後の継続事業では32億24百万ドルで、差の14億85百万ドルがアプリ事業の売上高でした。★アプリ事業の営業損益は2024年12月期に37百万ドルの損失、2025年1〜6月は1億35百万ドルの損失(のれんの減損1億89百万ドルを含む)でした。★★継続事業の売上高営業利益率は2024年12月期が59.3%で、アプリ事業を含む当時の数値(39.8%)とは約20ポイント違います(いずれも当サイトの計算)。★キャッシュ・フロー計算書は、売却前の期も会社全体(継続事業と非継続事業の合計)のまま示されています。

5期の推移で、2023年12月期に売上高が減って見えるのはなぜですか?

★★★集計の範囲が変わったためで、事業が縮んだのではありません。2021年12月期と2022年12月期の売上高(27億93百万ドル・28億17百万ドル)はアプリ事業を含む当時の数値2023年12月期以降はアプリ事業を除いた継続事業の数値です。会社は2025年12月期の10-Kで直近3期を組み替えましたが、それより前の2期は組み替えていません。★当サイトは会社が公表していない数値を作らないため、そのまま並べています。★★同じ範囲で比べられる数値として、会社は当時の10-Kで広告部門(2023年12月期の10-Kまでの名前はソフトウェア・プラットフォーム)の売上高を開示していました。2021年12月期6億74百万ドル、2022年12月期10億49百万ドル、2023年12月期18億42百万ドル、2024年12月期32億24百万ドルで、2023年12月期と2024年12月期はいまの継続事業の売上高と一致します。★2025年12月期の売上高54億81百万ドルは、2021年12月期の広告部門の売上高の約8.1倍です(当サイトの計算)。★★営業利益も同じで、左の2期(1億50百万ドル・△48百万ドル)はアプリ事業を含みます。★純利益・総資産・自己資本・キャッシュ・フロー・1株当たり利益は、5期とも会社全体の数値です。

なぜ部門ごとの売上と利益の表がないのですか?

会社の報告セグメントが1つだけだからです。10-Kに「アプリ事業の売却後、当社は残る事業を連結の水準で単一の営業セグメントかつ報告セグメントとして運営している」と記載されています。★★最高経営意思決定者(CEO)が部門の利益として使うのは、継続事業からの純利益です。10-Kはその費用の内訳として、2025年12月期のデータセンター費用5億43百万ドル・人件費2億7百万ドル・株式報酬費用2億8百万ドル・支払利息など2億7百万ドル・法人税5億20百万ドルなどを示しています。★会社は製品別の売上高も開示していません。売上高の「ほぼすべて」が広告主向けの仕組み(AppLovin Ads)からで、それ以外のサービスの売上は重要でないと記載しています。★そのため当ページは、会社が開示している地域別(米国と米国以外)を載せています。★★2024年12月期の10-Kまでは広告とアプリの2部門でした(上の質問をご覧ください)。

売上高営業利益率75.8%はどう読めばよいですか?

2025年12月期の継続事業の売上高54億81百万ドルに対して、営業利益が41億52百万ドルです(当サイトの計算で75.8%)。★★★読むときに2つのことに注意が要ります。★①売上高は純額です。会社は広告枠の取引で代理人として扱われるため、広告主から受け取る額からパブリッシャーへの支払いを差し引いた額を売上高にしています。取引の総額を売上高にする場合に比べて売上高が小さくなるので、同じ営業利益でも比率は大きく出ます。★②費用の合計がほぼ前期並みです。費用の合計は13億29百万ドルで前期の13億13百万ドルとほぼ同じ一方、売上高は70.0%増えました。研究開発費と販売・マーケティング費は、会社によると株式報酬に関連する人件費の減少で減っています。★純利益率は60.8%(会社の開示。継続事業では62.6%)です。★★当サイトは、この比率が続くかどうかを書きません。

売上高の伸びは何によるものですか?

会社は、広告主向けの仕組み(2025年12月期の10-Kでは Axon Ads Manager、2026年8月5日提出の10-Qからは AppLovin Ads)の成績の向上を主な理由に挙げています。2025年12月期は売上高が70.0%増え、インストール件数が3%増、インストール1件あたりの純売上高が72%増でした。★2024年12月期は売上高75%増で、件数50%増・1件あたり22%増です(会社の記載)。★2026年4〜6月期は売上高52.8%増で、1件あたり58%増・件数2%減でした。★★会社は、AIを使った広告の推薦エンジン「Axon AI」の改良などで売上を伸ばせると10-Kに記載しています。2024年からはウェブのECの広告主にも顧客を広げ始め、テレビ向けの配信(CTV)の Wurl も持っています。★★集中のリスクも10-Kに書かれています。広告の仕組みは主にモバイルゲームの中で動いており、売上の大きな部分が Apple App Store・Google Play Store・Meta などの少数の配信基盤に依存するとしています。★当サイトは、この伸びが続くかどうかを書きません。

ROEが206.8%になっているのはなぜですか?

★★★自己資本が純利益に比べて小さいためです。2025年12月期の純利益は33億34百万ドル、期首と期末の自己資本の平均は16億12百万ドルでした(期首10億90百万ドル・期末21億35百万ドル)。★★株主資本等変動計算書で自己資本を大きく減らしている項目は、自己株式の取得(2023〜2025年12月期の3期で43億33百万ドル)と、株式報酬の純額決済で差し引いた源泉徴収分の株式(同17億81百万ドル)です(合計は当サイトの計算)。★自己資本は2022年12月期末の19億3百万ドルから2024年12月期末には10億90百万ドルまで減り、2025年12月期末は21億35百万ドルでした。同社は配当を出していません。当サイトのROEは、純利益÷(期首と期末の自己資本の平均)で計算しています。会社が公表している数値ではありません。★★他社のROEと並べて読める数字ではありません。

日本での売上はどれくらいですか?

開示されていません。★★★2025年12月期の10-Kの全文に「Japan」という語は1度も出てきません(当サイトが全文を数えました)。2026年4〜6月期の10-Qにも出てきません。★会社の地域別は米国と米国以外の2区分だけで、2025年12月期は米国28億27百万ドル(売上高の51.6%)・米国以外26億53百万ドルです。区分は利用者の所在地によります。★★2022年12月期と2023年12月期の10-Kでは、賃借している拠点の一覧に東京(Tokyo, Japan)が含まれていました。2024年12月期と2025年12月期の10-Kは拠点を北京・上海・ベルリン・フランクフルト・シンガポールなどと例示しており、東京の名前はありません。★10-Kが示す子会社の一覧(3社)にも日本の会社はありません。同じ業界ページの楽天グループとリクルートホールディングスの社名も、10-Kには出てきません。

株式の種類と議決権はどうなっていますか?

★★普通株式はクラスA・クラスB・クラスCの3種類が定められています(クラスCは発行されていません)。上場しているのはクラスAだけです。★クラスAは1株1票、クラスBは1株20票、クラスCは議決権がありません。配当と残余財産の権利は種類にかかわらず同じです。★★★クラスBはすべて、共同創業者でCEOの人物と取締役1名(関係者を含む)が持ち、2人は議決権の行使について契約を結んでいます。2025年12月31日時点で、この契約の当事者の議決権は全体の約67%です(10-Kの記載)。★発行済株式数は、2026年7月31日時点でクラスA 3億444万3千株・クラスB 3,020万8千株です(10-Qの表紙。千株単位)。当サイトは種類の違う株式を合計して時価総額を計算しています。

なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?

会社が通期の見通しを示していないためです。★会社が決算発表資料で示すのは次の四半期の見通しだけで、2026年8月5日には2026年7〜9月期の売上高20億55百万〜20億85百万ドル、調整後EBITDA 17億10百万〜17億40百万ドル(利益率83%)を示しました。★★利益の見通しは会社独自の指標である調整後EBITDAだけで、米国会計基準の営業利益・純利益の見通しはありません。会社は「株式報酬費用などの調整項目が不確実で変動しうるため、将来のGAAPの数値と調整表は示していない」と記載しています。★そのため当ページには「今期の見通し」の節がなく、「会社が公表している中長期の目標」の節に会社の言い方のまま載せています。★★期間を区切った中長期の数値目標も、当サイトが確認したSECの提出書類にはありません。

数値はいつ時点のものですか?

推移・基本情報・地域別は2025年12月期で、根拠は2026年2月19日に提出された年次報告書(Form 10-K)です。★直近の四半期(2026年4月1日〜6月30日)は2026年8月5日に提出された四半期報告書(Form 10-Q)により、次の四半期の見通しは同じ日に公表された決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)によります。★アプリ事業を含む当時の売上高と部門別は、2024年12月期の10-K(2025年2月27日提出)と2023年12月期の10-K(2024年2月26日提出)によります。★同社の決算期は12月末です。★株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。米ドルもページ下部に記載のレートで円換算しています。

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注記(4件)
売上高と利益の推移
★★★5期の売上高と営業利益は、2022年12月期と2023年12月期のあいだで集計の範囲が変わっています。同社は2025年6月30日にアプリ事業(自社で運営していたモバイルゲーム)を売却し、2025年12月期の10-Kで2023年12月期と2024年12月期をアプリ事業を除いた継続事業の数値に組み替えました。★★2021年12月期と2022年12月期は組み替えられていません(10-Kが示すのは3期分のため)。当サイトは会社が公表していない数値を作らないため、左の2期はアプリ事業を含む当時の10-Kの数値のまま並べています。★★★そのため売上高が2022年12月期の28億17百万ドルから2023年12月期の18億42百万ドルへ減って見えますが、事業が縮んだのではありません。会社が当時開示していた部門別では、のちに継続事業となる広告部門(2023年12月期の10-Kまでの名前はソフトウェア・プラットフォーム)の売上高は6億74百万ドル(2021年12月期)、10億49百万ドル(2022年12月期)、18億42百万ドル(2023年12月期)で、アプリ部門は21億19百万ドル、17億68百万ドル、14億41百万ドルでした。2023年12月期と2024年12月期の広告部門の売上高は、いまの継続事業の売上高と一致します。アプリ事業を含む当時の売上高は、2023年12月期が32億83百万ドル、2024年12月期が47億9百万ドルでした。★★営業利益も同じで、左の2期(1億50百万ドル・△48百万ドル)はアプリ事業を含み、右の3期は含みません。★★純利益・総資産・自己資本・キャッシュ・フロー・1株当たり利益は、5期ともアプリ事業を含む会社全体の数値です(2025年12月期の純利益33億34百万ドルには、非継続事業となったアプリ事業の損失99百万ドルが含まれます)。★★2024年12月期と2025年12月期のROEが134.7%・206.8%と大きいのは、自己資本が純利益に比べて小さいためです(よくある質問をご覧ください)。★2021年12月期の1株当たり利益0.09ドルの分子は、上場前の転換優先株式などに配分した分を差し引いた3,188万ドルで、純利益3,545万ドルとは違います。★株式分割はありません。配当は出していません。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。
地域別の売上
会社が10-Kで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★会社が開示している地域別はこの2区分だけで、区分は利用者の所在地によります。米国が28億27百万ドルで売上高の51.6%、米国以外が26億53百万ドルで48.4%です(構成比は当サイトの計算)。★2区分の合計は連結の売上高54億81百万ドルと完全に一致します。★前期(2024年12月期)は米国17億26百万ドル・米国以外14億98百万ドルで、伸びは米国が63.8%、米国以外が77.2%でした(当サイトの計算)。★2026年4〜6月期は米国9億90百万ドル・米国以外9億34百万ドルです。★★★日本単独の売上は開示されていません。2025年12月期の10-Kの全文に「Japan」という語は1度も出てきません(当サイトが全文を数えました)。★★会社の報告セグメントは1つだけなので、部門ごとの売上と利益の表はありません。会社は製品別の売上高も開示しておらず、売上高の「ほぼすべて」が広告主向けの仕組みからだと記載しています。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。2026年8月5日提出の四半期報告書(Form 10-Q)の損益計算書から書き写し、同じ日の決算発表資料と一致することを確認しています。★★売上高は52.8%増の19億24百万ドル、営業利益は56.0%増の14億94百万ドルです。会社は増収の主因を AppLovin Ads の成績の向上とし、インストール1件あたりの純売上高が58%増え、インストール件数は2%減ったと記載しています。★★★前年同期の純利益8億20百万ドルには、2025年6月30日に売却したアプリ事業の損益(非継続事業・税引後4,768万ドルの利益)が含まれます。売却益1億6百万ドルはこの四半期に計上されました。継続事業だけで比べると、純利益は7億72百万ドルから12億67百万ドルへ64.1%増です(当サイトの計算)。★研究開発費は4,403万ドルから9,990万ドルへ増え、会社は株式報酬に関連する人件費の増加を理由に挙げています。★営業外損益は22百万ドルの費用から62百万ドルの収益に変わりました(非上場株式の評価益31百万ドル、受取利息の増加など)。★会社は同じ日の資料で、調整後EBITDA(会社独自の指標)を16億14百万ドルと示しています。物差しが違うため、当サイトの表には並べていません。
会社が公表している中長期の目標
示しているのは次の四半期の見通しだけで、金額は売上高と調整後EBITDA(会社独自の利益の指標)です。★★米国会計基準(GAAP)での営業利益・純利益の見通しは示されていません。会社は「株式報酬費用などの調整項目が不確実で変動しうるため、将来のGAAPの数値と調整表は示していない」と記載しています。★そのため当ページには「今期の見通し」の節を置かず、ここに会社の言い方のまま載せています。
目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社がSECに提出した決算発表資料(2026年8月5日)に記載した内容です。★★利益の見通しは調整後EBITDAだけで、米国会計基準での見通しはありません。当ページの表や図に並べている米国会計基準の実績とは物差しが違います。★会社は将来に関する記述の留保を資料に記載しています。★★会社は通期(2026年12月期)の見通しも示していません。

出典

地域別の売上高、四半期決算、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-02-19 公表)2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-05 公表)2026年12月期 第2四半期の決算発表(Form 8-K 添付資料99.1)(2026-08-05 公表)2024年12月期 Form 10-K(2025-02-27 公表)2023年12月期 Form 10-K(2024-02-26 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)は米国SECに提出されたXBRLデータによります。発行済株式数は、その後に株式数が変わっているため、10-K(2025年12月期) 表紙から当サイトが書き写しました。金額は1米ドル=154.12円、株価と時価総額は1米ドル=154.12円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。

投資判断は自己責任で行ってください。

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数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。

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