ウーバー・テクノロジーズ

基本情報

ウーバー・テクノロジーズUBERNYSE

Uber Technologies, Inc

配車(モビリティ)・料理などの配達(デリバリー)・貨物(フレイト)の3つの報告セグメントを持つ。2025年12月期の売上高520億17百万ドル(18.3%増)・営業利益55億65百万ドル(10.7%)で、5社で最も売上が大きい。

売上高は8.0兆円で、楽天グループ(2.5兆円)の約3.2倍。従業員は約34,000人。

  • 時価総額22.8兆円
  • 売上高8.0兆円
  • 営業利益8,576億円
  • 純利益1.5兆円
  • 株価72.56USD
  • PER15.3倍
  • PBR5.48倍
  • ROE41.4%
  • 配当利回り0.00%
正式社名
Uber Technologies, Inc
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Services-Business Services, NECSIC 7389
発行済株式数
2,042,560,121 株
1株あたり利益(EPS)
4.73 米ドルFY2025・希薄化後
1株あたり配当金
0.00 米ドルFY2025
従業員数
約34,000 人10-Kの人的資本の節に「当社と子会社の従業員は世界で約34,000人」と記載。★70を超える国と15,000を超える都市で事業を行っている。★ドライバーと配達員は従業員に含まれない(会社は独立した事業者として扱っており、その区分が各国で争われていると10-Kに記載)

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(兆円)(利益率)▲2.0▲25.0%0.00.0%2.025.0%4.050.0%6.075.0%8.0100.0%10.0125.0%2.7▲0.6FY20214.9▲0.3FY20225.70.2FY20236.80.4FY20248.00.9FY2025▲22.0%▲5.7%3.0%6.4%10.7%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

純損益・ROE

純損益・ROE(億円)▲16,000▲100.0%▲8,000▲50.0%00.0%8,00050.0%16,000100.0%FY21FY22FY23FY24FY25純損益ROE

総資産・自己資本・自己資本比率

総資産・自己資本・自己資本比率(兆円)0.00.0%2.515.0%5.030.0%7.545.0%10.060.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産自己資本自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲16,000▲8,00008,00016,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株あたり損益(EPS・希薄化後)

1株あたり損益(EPS・希薄化後)(米ドル)▲5▲2025FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20252025-12-31期末80,166億円+18.3%8,576億円10.7%15,493億円19.3%
FY20242024-12-31期末67,777億円+18.0%4,314億円6.4%15,190億円22.4%
FY20232023-12-31期末57,456億円+17.0%1,711億円3.0%2,908億円5.1%
FY20222022-12-31期末49,127億円+82.6%▲2,823億円▲5.7%▲14,088億円▲28.7%
FY20212021-12-31期末26,901億円▲5,909億円▲22.0%▲764億円▲2.8%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

モビリティ(Mobility)

配車(ライドシェア)を中心に、タクシー・カーシェア・マイクロモビリティ・レンタル・公共交通までの移動をアプリで仲介する。金融サービスの提携商品と広告もこの部門に入る

売上構成比 57.0%売上構成比57.0%45,726億円

部門の利益12,174億円・利益率26.6%

強み・実績
  • ★★売上高296億70百万ドルで連結の57.0%、前期比18.3%増。部門の調整後EBITDAは78億99百万ドルで、3部門の合計114億38百万ドルの69.1%を占める(当サイトの計算)
  • ★会社は増収の理由を取扱高の17%増(トリップ数の増加による)と説明している。一方でドライバーへの支払いとインセンティブが16億ドル、保険費用が8億51百万ドル増えた(1マイルあたりの保険料率と走行距離の増加)
  • 売上高は多くの市場でドライバーの取り分を差し引いた金額だが、英国などで自社がサービスの提供に責任を負う場合は運賃の総額を計上している(下の国別の売上の注記)
主な製品・サービス
  • 配車(ライドシェア)
  • タクシーの配車
  • カーシェア・レンタル
  • マイクロモビリティ
  • 公共交通との接続
  • 広告・金融サービスの提携商品

デリバリー(Delivery)

Uber Eats で飲食店の料理を届けるほか、食料品・酒類・コンビニエンスストアの商品などの小売(会社は Grocery & Retail と呼ぶ)も扱う。小売や飲食店から配達だけを請け負う Uber Direct と広告も含む

売上構成比 33.2%売上構成比33.2%26,582億円

部門の利益5,505億円・利益率20.7%

強み・実績
  • ★★売上高172億48百万ドルで連結の33.2%、前期比25.4%増で3部門のうち最も伸びた。部門の調整後EBITDAは35億72百万ドルで、前期から45%増えた
  • ★会社は増収の理由を取扱高の22%増(トリップ数の増加)と、広告の売上の5億68百万ドル増と説明している
  • ★★2025年10〜12月期にデリバリーを初めて使った人の約58%は、同社のサービスそのものを初めて使う人だった(10-K)。★配車と配達の両方を使う人は、片方だけの人の3倍を超える取扱高を生んでいると会社は記載している(両方を提供する国での比較)
主な製品・サービス
  • Uber Eats(料理の配達)
  • 食料品・酒類・日用品の配達
  • Uber Direct(配達の受託)
  • 広告

フレイト(Freight)

荷主と運送会社をデジタルの市場でつなぐ貨物の仲介と、輸送管理などの物流サービス。事業の中心は北米と欧州

売上構成比 9.8%売上構成比9.8%7,858億円

部門の利益▲51億円・利益率▲0.6%

強み・実績
  • 売上高50億99百万ドルで連結の9.8%、前期比0.8%減。部門の調整後EBITDAは33百万ドルの損失(前期は74百万ドルの損失)
  • ★会社は取扱高の1%減(為替の影響を除く)の理由を「厳しい貨物市場の循環」と説明している
  • ★★売上の計上の仕方が他の2部門と違う。ほとんどの市場で自社が輸送サービスに責任を負うため、荷主から受け取る総額を売上高に計上し、運送会社への支払いを売上原価に入れている(10-K)。利益率を他の2部門と同じ物差しで比べることはできない
  • ★2021年11月12日に輸送管理の Transplace を取得した(取得対価の公正価値23億ドル・2022年12月期の10-K)
主な製品・サービス
  • 貨物の仲介(荷主と運送会社のマッチング)
  • 輸送管理(マネージド・トランスポーテーション)
  • 物流サービス
1,934億54百万ドル取扱高(Gross Bookings)2025年12月期。前期比19%増(為替の影響を除くと20%増)。配車の運賃と配達の注文の総額(税・通行料・手数料を含み、ドライバーや飲食店の取り分・割引を差し引く前。チップは含まない)に、フレイトの売上高を足したもの。★売上高520億17百万ドルは取扱高の26.9%(当サイトの計算)。会社が定義した指標で、監査済みの財務諸表の項目ではない
50億ドルオランダの評価性引当金の取り崩し2025年12月期。繰延税金資産に対する評価性引当金を取り崩し、法人税は43億46百万ドルの利益側になった。★その結果、純利益100億53百万ドルは営業利益55億65百万ドルの1.8倍(当サイトの計算)。★2024年12月期にも米国分64億ドルを取り崩している
2億200万人月間の利用者(MAPCs)2025年10〜12月期の月平均で、前年同期比18%増。1か月に1回以上、配車を使うか配達を受け取った人の数(両方使っても1人と数える)。★2025年のトリップ数は135億6,700万回(20%増)。★会員制度 Uber One の会員は4,600万人(2025年12月31日)。いずれも会社が定義した指標
65億ドル自社株買い(2025年12月期)8,000万株を取得して消却した(手数料を除く)。★自社株買いの枠は2024年2月の70億ドルと2025年7月の200億ドルの合計270億ドルで、2025年12月31日時点の残りは192億ドル。★配当は出していない

注目ポイント

  • ★★★純利益100億53百万ドルは営業利益の1.8倍。50億ドルは税金の戻し2025年12月期は売上高520億17百万ドル(前期比18.3%増)・営業利益55億65百万ドル(前期比98.8%増)・純利益100億53百万ドル(前期比2.0%増)でした。★★★純利益が営業利益を大きく上回るのは、法人税が43億46百万ドルの利益側(ベネフィット)になったためです。会社は10-Kで、オランダの繰延税金資産に対する評価性引当金50億ドルを取り崩したと説明し、根拠にオランダで12四半期の累計で利益が出ていることを挙げています。★★2024年12月期も同じ形で、米国の連邦・州の繰延税金資産に対する評価性引当金64億ドルを取り崩し、純利益98億56百万ドルが営業利益27億99百万ドルを大きく上回りました。★保有する他社株式の評価損益も純利益を動かします。2025年12月期は差し引き97百万ドルの損失で、会社は Aurora の8億2百万ドルの損失、Lucid の1億55百万ドルの損失と、Didi の4億9百万ドル、Waabi の1億79百万ドル、Grab の1億45百万ドルの利益を挙げています。★当サイトの表と図は米国会計基準の数値です。会社が決算発表資料で示す調整後EBITDAは87億30百万ドル(35%増)でした。
  • ★★★部門の利益は減価償却費と株式報酬費用を引く前。2026年から物差しを変えた2025年12月期の10-Kで、部門の利益は「部門の調整後EBITDA」です。★★3部門の合計は114億38百万ドル(モビリティ78億99百万・デリバリー35億72百万・フレイト△33百万ドル)で、連結の営業利益55億65百万ドルの2倍を超えます。そこから全社の管理費と基盤の研究開発費27億8百万ドル、株式報酬費用18億26百万ドル、減価償却費7億19百万ドル、訴訟・法人税以外の税・規制に関する引当金の変動と和解5億64百万ドル、その他56百万ドルを引くと、営業利益になります。★★部門の利益率(モビリティ26.6%・デリバリー20.7%)を、連結の売上高営業利益率10.7%と並べて読むことはできません(利益率は当サイトの計算)。★★★会社は2026年1〜3月期から、部門の物差しを「部門の営業利益」に変えました。減価償却費(買収で得た無形資産の償却を除く)と株式報酬費用を部門の費用に含める形です。会社は同じ時期に、調整後EBITDAを主要な指標から外したと決算発表資料に記載しています。★当ページの部門の表は変更前の2025年12月期の数値です。
  • ★★★デリバリーヒーローへの公開買付けで合意(2026年7月16日)。まだ完了していない会社は2026年7月16日、ドイツ・ベルリンに本社を置く料理配達の Delivery Hero SE(デリバリーヒーロー)と企業結合契約を結び、1株41.50ユーロの現金で公開買付けを行うと発表しました(8-K)。★★会社は株式価値を全株式換算で148億ドル、すでに取得した株式の分を除くと137億ドルと示しています。★★完了には競争法や金融規制の承認と、保有分を含めて発行済株式の50%+1株の応募が必要で、会社は完了を2027年後半と想定しています。Prosus は保有する約17%を応募すると約束しており、会社は経済的な持分が約53%になると説明しています。★同社はすでに大株主です。2026年4〜6月期に23億ドルで株式を買い増して保有比率を24.99%とし、持分法に切り替えました(10-Q)。★資金は手元資金と借入で賄うとしており、ブリッジ融資の枠142億ユーロを設けたあと、2026年8月6日のタームローン契約で枠を40億ユーロ減らしました。★★会社は、配車と配達の両方を提供する市場が34から58に増えると説明しています。デリバリーヒーローの14市場の事業は、別に SSW Partners が約16億ドルで取得する取り決めです。★当サイトは、買収が成立するかどうかや、その評価を書きません。
  • ★★売上の45.7%が米国、20.4%が英国。日本は「配車事業が制限されている国」として2か所だけ2025年12月期に会社が単独で示す国は米国(237億71百万ドル・45.7%)と英国(106億9百万ドル・20.4%)だけで、残りの176億37百万ドル(33.9%)は「その他の国」です(構成比は当サイトの計算)。★★英国では2022年3月14日から自社が運送サービスの提供者となり、運賃の総額を売上高に計上しています(下の国別の売上の注記)。★★★10-Kの全文で「Japan」という語が出てくるのは2か所だけです(当サイトが全文を数えました)。①リスク要因の節で、会社が成長を左右する要素の1つに「現地の規制で現在制限されている主要国(アルゼンチン・ドイツ・イタリア・日本・韓国・スペインなど)で事業を始める、または広げる力」を挙げている箇所 ②同じ節で「アルゼンチン・ドイツ・イタリア・日本・韓国・スペインなどでは、主に法律と重い規制のために、当社の配車事業のモデルが阻まれ、制限され、停止され、あるいはモデルの変更を求められてきた」と記載している箇所です。★日本単独の売上高や利用者数は開示されていません。★★同じ業界ページの楽天グループとリクルートホールディングスを、10-Kは競合として名指ししていません(出現0件)。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)10-Kの注記13(セグメント情報)より

部門売上高部門の利益利益率
モビリティ(Mobility)45,726億円12,174億円26.6%
デリバリー(Delivery)26,582億円5,505億円20.7%
フレイト(Freight)7,858億円▲51億円▲0.6%
部門に配分していない費用など▲9,051億円全社の管理費と基盤の研究開発費△27億8百万・株式報酬費用△18億26百万・減価償却費△7億19百万・訴訟などの引当金△5億64百万・その他△56百万ドル
連結(営業利益)80,166億円8,576億円10.7%

★★★部門の利益は「部門の調整後EBITDA(Segment Adjusted EBITDA)」です。

地域別・国別の売上

地域別の売上高(乗車・配達・輸送が完了した場所の基準)2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)

  • 米国・カナダ 50.9%50.9%40,793億円米国・カナダ
  • 欧州・中東・アフリカ 31.5%31.5%25,219億円欧州・中東・アフリカ
  • アジア太平洋 11.3%11.3%9,027億円アジア太平洋
  • 中南米 6.4%6.4%5,127億円中南米

2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の地域別の売上高です。

国別の売上高(会社が単独で示す米国と英国)2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)

  • 米国 45.7%45.7%36,635億円米国
  • その他の国 33.9%33.9%27,181億円その他の国
  • 英国 20.4%20.4%16,350億円英国

★★★会社が単独で示す国は米国と英国だけで、英国は106億9百万ドルで売上高の20.4%を占めます。

最新の決算

2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-08-05 公表

項目2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2025年4〜6月期増減
売上高21,870億円19,497億円+12.2%
営業利益2,913億円2,235億円+30.3%
純利益3,690億円2,088億円+76.7%
売上高営業利益率13.3%11.5%

会社が公表した決算資料の数値です。

会社が公表している中長期の目標

2024年2月に示した3年間の見通しと、四半期ごとの見通し2024年2月14日の Form 8-K と2026年8月5日の決算発表資料に記載

会社が掲げる「会社が決算発表資料に掲げる使命」は「移動を通じて機会を生み出す」です。

会社が示している目標と見通し2024年2月14日の Form 8-K と2026年8月5日の決算発表資料に記載

項目テーマ主な重点活動
13年間の見通し(2024年2月14日公表)取扱高の年平均成長率10%台半ば〜後半、調整後EBITDAは30%台後半〜40%会社が示した数値
  • 取扱高の伸び: 年平均で10%台半ば〜後半(8-Kの「今後3年間」)
  • 調整後EBITDAの伸び: 年平均で30%台後半〜40%
  • フリーキャッシュ・フロー: 毎年、調整後EBITDAの90%以上
  • ★★2026年2月4日の決算発表資料に、次期CFOの発言として「3年間の成長と利益の見通しを達成する軌道にしっかり乗っている」と記載している
  • ★★会社は2026年から調整後EBITDAを主要な指標から外したと決算発表資料に記載している(新しい指標への移行のために開示は続けている)
22026年7〜9月期の見通し(2026年8月5日公表)取扱高582億50百万〜602億50百万ドル(為替の影響を除き18〜22%増)会社が示した数値
  • 取扱高 582億50百万〜602億50百万ドル。為替は前年同期比の伸びを約1ポイント押し下げる前提
  • 非GAAPの1株当たり利益 0.84〜0.88ドル(28〜35%増)。調整後EBITDAに換算すると28億60百万〜29億60百万ドル
  • ★★売上高と米国会計基準の利益の見通しは示されていない
3株主還元自社株買いの枠は合計270億ドル(配当は出していない)直近の動き
  • ★2024年2月に70億ドル、2025年7月に200億ドルの枠を設定した。2025年12月31日時点の残りは192億ドル
  • ★2025年12月期に8,000万株を65億ドルで取得して消却し、2026年1〜6月の自社株買いの支出は35億29百万ドル(キャッシュ・フロー計算書)
  • ★★デリバリーヒーローへの買収提案を発表した資料で、自社株買いによる株主還元を含む資本配分の方針は変えないと記載している

★★★会社は通期の見通しを出していません。

経営目標(財務)

指標2025年12月期(実績)会社が掲げた目標
取扱高1,934億54百万ドル(19%増)今後3年間の年平均成長率10%台半ば〜後半/2026年7〜9月期は582億50百万〜602億50百万ドル
調整後EBITDA87億30百万ドル(35%増)今後3年間の年平均成長率30%台後半〜40%/2026年7〜9月期は28億60百万〜29億60百万ドル
フリーキャッシュ・フロー97億63百万ドル(調整後EBITDAの111.8%・当サイトの計算)毎年、調整後EBITDAの90%以上
米国会計基準(GAAP)での売上高・利益の見通し売上高520億17百万ドル・営業利益55億65百万ドル公表されていない

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。

日本企業との違い

楽天グループ4755

報告セグメントは重なりません。ウーバー・テクノロジーズは配車・配達・貨物の3区分で、金融や携帯電話の区分はありません。楽天グループには配車や配達の報告セグメントがありません。★接点は、楽天グループが米国の配車会社 Lyft の株式を持っていたことで、会社の資料によると2025年7〜9月期に全部を先渡売買契約の解除に充てています。Lyft はウーバー・テクノロジーズが10-Kで配車の競争相手に挙げている会社です。★両社とも、相手の社名を資料に書いていません。

報告セグメントはインターネットサービス・フィンテック・モバイルの3つで、2025年12月期の売上収益は2兆4,965億75百万円(IFRS)。★★規模はウーバー・テクノロジーズが楽天グループの約3.2倍です(ページ下部のレートで当サイトが計算)。★★決算期はどちらも12月末で、同じ期間の数値を並べられます。★★楽天グループの有価証券報告書には、配車や料理の配達にあたる語が出てきません(当サイトが「配車」「配達」「タクシー」「出前」を全文で数えて0件)。ウーバー・テクノロジーズの10-Kも楽天グループを競合として名指ししていません(出現0件)。★部門の利益の物差しも違います。楽天グループはセグメント損益に、楽天モバイルの契約者が同社の他のサービスを多く使う傾向から計算した貢献効果から、各事業からの送客効果を差し引いた「モバイルエコシステム貢献」を反映しています。

売上高をウーバー・テクノロジーズと並べる
  • 楽天グループ2.5兆円2025年12月期
  • ウーバー・テクノロジーズ8.0兆円直近の通期
時価総額をウーバー・テクノロジーズと並べる
  • 楽天グループ1.6兆円
  • ウーバー・テクノロジーズ22.8兆円

リクルートホールディングス6098

報告セグメントは重なりません。ウーバー・テクノロジーズは配車・配達・貨物の3区分、リクルートホールディングスはHRテクノロジー・人材派遣・マーケティング・マッチング・テクノロジーの3区分です。★両社とも、相手の社名を資料に書いていません。★このページで並べているのは、どちらもインターネット上の仕組みで利用者と事業者を結ぶ会社だからです。

報告セグメントはHRテクノロジー・人材派遣・マーケティング・マッチング・テクノロジーの3つで、2026年3月期の売上収益は3兆6,973億51百万円(IFRS)。★★規模はウーバー・テクノロジーズがリクルートホールディングスの約2.2倍です(ページ下部のレートで当サイトが計算)。★決算期は3か月ずれます(ウーバー・テクノロジーズは12月末、リクルートホールディングスは3月末)。★★部門の利益の考え方は近い形です。リクルートホールディングスの部門の利益は「EBITDA+S」(営業利益に減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く)と株式報酬費用を足し、その他の営業収益・費用を加減したもの)で、ウーバー・テクノロジーズの2025年12月期の「部門の調整後EBITDA」も減価償却費と株式報酬費用を引く前です。ただしウーバー・テクノロジーズは2026年1〜3月期から部門の営業利益に切り替えました。リクルートホールディングスの有価証券報告書に配車や料理の配達にあたる語は出てこず(当サイトが「配車」「配達」「タクシー」「出前」を全文で数えて0件)、ウーバー・テクノロジーズの10-Kもリクルートホールディングスを競合として名指ししていません(出現0件)。

売上高をウーバー・テクノロジーズと並べる
  • リクルートホールディングス3.7兆円2026年3月期
  • ウーバー・テクノロジーズ8.0兆円直近の通期
時価総額をウーバー・テクノロジーズと並べる
  • リクルートホールディングス22.8兆円
  • ウーバー・テクノロジーズ22.8兆円

3社は会計基準か決算期が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。ウーバー・テクノロジーズは12月末の米国会計基準、楽天グループは12月末のIFRS、リクルートホールディングスは3月末のIFRSです。★ウーバー・テクノロジーズの数値は2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)で、楽天グループの2025年12月期とは同じ期間、リクルートホールディングスの2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)とは3か月ずれます。★★ウーバー・テクノロジーズの売上高は、多くの市場でドライバーや飲食店の取り分を差し引いた金額で、英国の配車やフレイトのように自社がサービスの提供に責任を負う取引だけが総額です。取扱高1,934億54百万ドルとは別の数字です。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

よくある質問

ウーバー・テクノロジーズと比べる日本企業はどこですか?

この業界ページに載っている日本企業は、楽天グループとリクルートホールディングスです。★★ただしウーバー・テクノロジーズの10-Kは、2社とも競合として名指ししていません(出現0件)。会社が10-Kで挙げる競合は、配車では Bolt・Didi・Lyft・Ola、料理などの配達では DoorDash・Instacart・Gopuff・Rappi・Delivery Hero・Just Eat Takeaway・Amazon、貨物では C.H. Robinson・Total Quality Logistics・RXO・XPO・Echo Global Logistics・DHL です。★★規模は、ウーバー・テクノロジーズの売上高520億17百万ドル(ページ下部のレートで約8兆166億円)が楽天グループの2025年12月期の売上収益2兆4,965億75百万円の約3.2倍、リクルートホールディングスの2026年3月期の売上収益3兆6,973億51百万円に対しては約2.2倍です(当サイトの計算)。★★2社の有価証券報告書にも、配車や料理の配達にあたる語は出てきません(当サイトが「配車」「配達」「タクシー」「出前」を全文で数えて0件)。★日本での売上は開示されていません(下の質問をご覧ください)。

純利益が営業利益より大きいのはなぜですか?

税金の戻しが入っているためです。★★2025年12月期の純利益は100億53百万ドルで、営業利益55億65百万ドルの1.8倍でした(当サイトの計算)。会社は10-Kで、オランダの繰延税金資産に対する評価性引当金50億ドルを取り崩したと説明しており、法人税は43億46百万ドルの利益側(ベネフィット)になっています。取り崩しの根拠として、会社はオランダで12四半期の累計で利益が出ていることなどを挙げ、将来その繰延税金資産を使える可能性が高いと判断したと記載しています。★★2024年12月期も同じ形で、米国の連邦・州の分64億ドルを取り崩し、純利益98億56百万ドルに対して営業利益は27億99百万ドルでした。★保有する他社株式の評価損益も純利益を動かします(2025年12月期は差し引き97百万ドルの損失、2026年4〜6月期は16億ドルの利益)。★当サイトは、どの期の利益が「本来の姿」かを決めません。会社が示した金額と理由を並べます。

部門の利益率が、連結の営業利益率より高いのはなぜですか?

部門の利益が、減価償却費や株式報酬費用を引く前の金額だからです。★★2025年12月期の10-Kで部門の利益は「部門の調整後EBITDA(Segment Adjusted EBITDA)」で、会社は部門の業績の評価、将来の事業計画の作成、戦略の判断に使うと記載しています。★モビリティ26.6%・デリバリー20.7%・フレイト△0.6%(当サイトの計算)に対して、連結の売上高営業利益率は10.7%です。★★3部門の合計114億38百万ドルから、全社の管理費と基盤の研究開発費27億8百万ドル・株式報酬費用18億26百万ドル・減価償却費7億19百万ドル・訴訟などの引当金5億64百万ドル・その他56百万ドルを引くと、営業利益55億65百万ドルになります。★★★2026年1〜3月期から、部門の物差しは「部門の営業利益」に変わりました。減価償却費(買収で得た無形資産の償却を除く)と株式報酬費用を部門の費用に含める形です。★同じ業界ページのリクルートホールディングスも、営業利益に減価償却費などと株式報酬費用を足し戻した「EBITDA+S」を部門の利益にしています。部門の利益率を他社と並べるときは、物差しの違いに注意が要ります。

取扱高(Gross Bookings)と売上高はどう違いますか?

取扱高は利用者が支払った総額で、売上高は多くの市場で同社の取り分です。★★会社の定義では、取扱高は配車の運賃と配達の注文の総額(税・通行料・手数料を含み、ドライバーや飲食店の取り分・割引・ドライバーへのインセンティブを差し引く前。チップは含まない)に、フレイトの売上高を足したものです。★★2025年12月期の取扱高は1,934億54百万ドル、売上高は520億17百万ドルで、売上高は取扱高の26.9%です(当サイトの計算)。★★売上高の計上の仕方は市場によって違います。会社は多くの取引で仲介者(エージェント)にあたるとして、ドライバーや飲食店の取り分を差し引いた金額を売上高にしています。一方、自社がサービスの提供に責任を負う市場(英国の配車など)と、ほとんどの市場のフレイトでは、利用者や荷主から受け取る総額を売上高に計上し、ドライバーや運送会社への支払いを売上原価に入れています(10-K)。★取扱高は会社が定義した指標で、監査済みの財務諸表の項目ではありません。当サイトの表と図は米国会計基準の売上高です。

英国の売上高が大きいのはなぜですか?

英国では、配車の運賃の総額を売上高に計上しています。会社は2022年12月期の10-Kで、英国のビジネスモデルの変更などにより配車の売上が差し引き39億ドル増えたと説明しています(多くの市場ではドライバーの取り分を差し引いた金額を計上)。★★2025年12月期の国別の売上高は、米国237億71百万ドル(45.7%)、英国106億9百万ドルで売上高の20.4%、その他の国176億37百万ドル(33.9%)です(構成比は当サイトの計算)。★★英国では2022年3月14日から自社が運送サービスの提供者(merchant of transportation)になり、付加価値税(VAT)を納める立場になりました。★★★2026年1月2日からは、英国の一部の市場で運送サービスの提供者でなくなりました。会社は規制と税を主な理由に挙げ、ドライバーへの支払いを売上高から差し引く形に変えています。この変更で2026年4〜6月期の売上高は11億ドル、1〜6月では21億ドル減ったと会社は記載しています。★英国の税務当局(HMRC)とは付加価値税の扱いで争っており、会社は2022年3月〜2024年9月分として約18億ドル(14億ポンド)を不服申立てのために支払い、申立てが認められると考えて未収入金として資産に計上しています。

デリバリーヒーローの買収はどうなっていますか?

2026年7月16日に契約を結んだ段階で、まだ完了していません。★★会社は、Delivery Hero SE(ドイツ・ベルリン本社)の株式を対象に、1株41.50ユーロの現金で公開買付けを行うと発表しました。株式価値は全株式換算で148億ドル、すでに取得した株式の分を除くと137億ドルと会社は示しています。★★完了には、競争法や金融規制の承認と、保有分を含めて発行済株式の50%+1株の応募が必要で、会社は完了を2027年後半と想定しています。Prosus は保有する約17%を応募すると約束しています。★★同社はすでに大株主です。2026年4〜6月期に23億ドルで買い増して保有比率を24.99%とし、持分法に切り替えました(10-Q)。切り替えの直前に11億ドルの利益を計上しています。★資金は手元資金と借入で賄うとし、ブリッジ融資の枠142億ユーロを設けたあと、2026年8月6日のタームローン契約で枠を40億ユーロ減らしました。★規制上の理由で成立しなかった場合などに、買付けを行う同社の子会社がデリバリーヒーローに7億ユーロを支払う取り決めがあります。★★当サイトは、買収が成立するかどうかや、その評価を書きません。会社が提出書類に記載した条件と経緯だけを示します。

日本での事業はどう書かれていますか?

数値は開示されていません。★★★10-Kの全文で「Japan」という語が出てくるのは2か所だけで、どちらもリスク要因の節です(当サイトが全文を数えました)。①会社が成長を左右する要素の1つに「現地の規制で現在制限されている主要国(アルゼンチン・ドイツ・イタリア・日本・韓国・スペインなど)で事業を始める、または広げる力」を挙げている箇所 ②「アルゼンチン・ドイツ・イタリア・日本・韓国・スペインなどでは、主に法律と重い規制のために、当社の配車事業のモデルが阻まれ、制限され、停止され、あるいはモデルの変更を求められてきた」と記載している箇所です。★②と同じ文は2026年4〜6月期の10-Qにもあります。★地域別の区分は米国・カナダ、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋、中南米の4つで、国別に示されるのは米国と英国だけです。★★同じ業界ページの楽天グループとリクルートホールディングスは、10-Kに出てきません(出現0件)。

2022年12月期に売上高が83%増えたのはなぜですか?

会社は、物流会社の取得と英国での計上の変更などを理由に挙げています。★★売上高は174億55百万ドルから318億77百万ドルへ82.6%増えました。会社は2022年12月期の10-Kで、①2021年11月に取得した Transplace(輸送管理)による貨物の事業の増加(48億ドル)英国のビジネスモデルの変更と、英国のドライバーの区分をめぐる過去の請求の解決に向けた引当による、配車の売上の差し引き39億ドルの増加 ③一部の市場で配達員への支払いを売上原価に計上していることによる配達の売上の8億92百万ドルの増加、を挙げています。★★同じ年の取扱高の伸びは28%(為替の影響を除くと33%)で、会社は売上高の伸びが取扱高の伸びを上回った主な理由として、この3つを挙げています。★Transplace の取得対価(公正価値)は23億ドルでした。

5期の利益の動きをどう読めばよいですか?

営業損益と純損益で、読み方を分ける必要があります。★★営業損益は2021年12月期△38億34百万ドル→2022年12月期△18億32百万ドル→2023年12月期+11億10百万ドル→2024年12月期+27億99百万ドル→2025年12月期+55億65百万ドルで、2023年12月期に黒字になりました。★★★純損益は保有株式の評価損益と税金で大きく動いています。2022年12月期の純損失91億41百万ドルには債券・株式の未実現損失70億45百万ドルが、2024年12月期の純利益98億56百万ドルには米国の評価性引当金の取り崩し64億ドルが、2025年12月期の純利益100億53百万ドルにはオランダ分50億ドルが入っています。★2024年12月期の営業利益には、訴訟・法人税以外の税・規制の引当金の変動と和解11億23百万ドルの費用が含まれています(2025年12月期は5億64百万ドル)。★★ROEは2024年12月期60.1%・2025年12月期41.4%と高く出ますが、税金の戻しを含む純利益で計算した値です。当サイトは、どの期が「本来の姿」かを決めません。各期の数値と、会社が挙げた理由を並べます。

なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?

会社が通期の見通しを出しておらず、四半期の見通しにも米国会計基準の金額が無いためです。★★2026年8月5日に示した2026年7〜9月期の見通しは、取扱高582億50百万〜602億50百万ドル(為替の影響を除き18〜22%増)と、非GAAPの1株当たり利益0.84〜0.88ドル(調整後EBITDAに換算すると28億60百万〜29億60百万ドル)で、売上高・営業利益・純利益の見通しはありません。★会社は、重要な訴訟の和解・保有株式の評価損益・税や規制の引当金の変動・事業再編の費用・買収と資金調達に関わる影響を予測できないため、過大な労力なしには最も近いGAAPの指標との調整を示せないと記載しています。★★そのため当ページには「今期の見通し」の節がなく、中長期の目標の節に会社の言い方のまま載せています。2024年2月14日に示した3年間の見通し(取扱高の年平均成長率10%台半ば〜後半・調整後EBITDAは30%台後半〜40%)も同じ節にあります。

数値はいつ時点のものですか?

推移・基本情報・部門別・地域別と国別は2025年12月期で、根拠は2026年2月13日に提出された年次報告書(Form 10-K)です。★直近の四半期(2026年4月1日〜6月30日)は、2026年8月5日に提出された四半期報告書(Form 10-Q)によります。★月間の利用者・次の四半期の見通しは決算発表資料(2026年2月4日・8月5日)、デリバリーヒーローへの公開買付けは2026年7月16日と8月7日の8-K3年間の見通しは2024年2月14日の8-Kによります。★同社の決算期は12月末で、比べている楽天グループは12月末、リクルートホールディングスは3月末です。★株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。米ドルもページ下部に記載のレートで円換算しています。

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注記(5件)
売上高と利益の推移
★★★5期で売上高は174億55百万ドルから520億17百万ドルへ3.0倍になりました。営業損益が黒字になったのは2023年12月期からです(△38億34百万→△18億32百万→+11億10百万→+27億99百万→+55億65百万ドル)。★★★純損益は営業損益と大きく離れて動いています。会社が10-Kで金額を示している理由は2つです。①保有する他社株式の評価損益。2022年12月期は債券・株式の未実現損失が70億45百万ドルあり(Aurora 30億ドル・Grab 21億ドル・Didi 10億ドル・Zomato 7億47百万ドルなど)、純損失は91億41百万ドルでした。2021年12月期は自動運転の開発部門(ATG)を Aurora に売却した利益16億ドルなどが入り、営業損失38億34百万ドルに対して純損失は4億96百万ドルでした。②税金の戻し(繰延税金資産に対する評価性引当金の取り崩し)。2024年12月期に米国分64億ドル、2025年12月期にオランダ分50億ドルを計上しており、2期とも純利益が営業利益を大きく上回っています。★★2022年12月期は売上高が174億55百万ドルから318億77百万ドルへ82.6%増えています。会社は理由として、2021年11月に取得した Transplace による貨物の事業の増加(48億ドル)、2022年3月からの英国のビジネスモデルの変更などによる配車の売上の増加(差し引き39億ドル)などを挙げています。★ROEは2024年12月期60.1%・2025年12月期41.4%ですが、どちらも税金の戻しを含む純利益で計算した値です。★1株あたり損益(希薄化後)の分子は純損益と少し違います。子会社 Uber Freight Holding Corporation の転換株式の償還を仮定した調整などを加えており(2021年12月期△44百万ドル、2023年12月期△62百万ドルと+2百万ドル)、会社は端数処理前の数値で計算していると注記しています。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。★同社は配当を出していません。
部門ごとの売上と利益
会社は10-Kの注記13に「部門の業績の物差しは部門の調整後EBITDAで、最高経営意思決定者(CEO)が部門の業績の評価、将来の事業計画の作成、戦略の判断に用いる」と記載しています。減価償却費・株式報酬費用・訴訟や法人税以外の税などの引当金の変動と和解・買収関連費用・事業再編費用を引く前で、全社の管理費と基盤の研究開発費(Corporate G&A and Platform R&D)も部門に配分していません。★★★そのため部門の利益率は、連結の売上高営業利益率10.7%と並べて読めません。3部門の合計114億38百万ドルから、全社の管理費と基盤の研究開発費27億8百万ドル・株式報酬費用18億26百万ドル・減価償却費7億19百万ドル・訴訟などの引当金5億64百万ドル・その他56百万ドルを引くと、営業利益55億65百万ドルになります(表の「部門に配分していない費用など」の行)。★利益率は当サイトが部門の利益÷部門の売上高で計算した値です。部門間の売上はありません(3部門の売上高の合計は連結の売上高と一致します)。★★★2026年1〜3月期から、部門の物差しは「部門の営業利益(Segment Operating Income)」に変わりました。減価償却費(買収で得た無形資産の償却を除く)と株式報酬費用を部門の費用に含める形で、会社は2026年1月12日の8-Kで、新しい非GAAPの指標を「以前の調整後EBITDAをGAAPに近づけるもの」と説明しています。この表は変更前の2025年12月期の10-Kによる数値です。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別・国別の売上
会社が10-Kで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★会社が売上を分ける地域は4つで、「乗車や輸送が完了した場所、または料理が届けられた場所」が基準です(10-Kの記載)。★米国・カナダが264億69百万ドルで売上高の50.9%、欧州・中東・アフリカが163億64百万ドル(31.5%)、アジア太平洋が58億57百万ドル(11.3%)、中南米が33億27百万ドル(6.4%)です(構成比は当サイトの計算)。★★欧州・中東・アフリカは125億29百万ドルから163億64百万ドルへ30.6%増え、4地域で最も伸びました(米国・カナダは12.1%増)。★会社はアジア太平洋の区分について「中国と東南アジアを除く」と記載しています。★★★日本単独の売上は開示されていません。10-Kの全文で「Japan」という語が出てくるのは2か所だけで、どちらも配車事業が法律や規制で制限されている国を並べた箇所です(当サイトが全文を数えました)。
米国は237億71百万ドル(45.7%)、その他の国は176億37百万ドル(33.9%)です(構成比は当サイトの計算)。★★同社の売上高は、多くの市場でドライバーや飲食店の取り分を差し引いた金額です。英国では2022年3月14日から自社が運送サービスの提供者(merchant of transportation)になり、運賃の総額を売上高に計上しています(ドライバーへの支払いは売上原価)。会社は2022年12月期の10-Kで、この変更などで配車の売上が差し引き39億ドル増えたと説明しています。★★★2026年1月2日からは、英国の一部の市場で運送サービスの提供者でなくなりました(10-Q)。会社は規制と税を主な理由に挙げ、ドライバーへの支払いを売上高から差し引く形に変えており、この変更で2026年4〜6月期の売上高は11億ドル減ったと記載しています。★英国の税務当局(HMRC)とは付加価値税(VAT)の扱いで争っており、会社は2022年3月〜2024年9月分として約18億ドル(14億ポンド)を不服申立てのために支払い、申立てが認められると考えて未収入金として資産に計上しています。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。SECに提出された四半期報告書(Form 10-Q、2026年8月5日)によります。★★売上高は12.2%増の141億91百万ドルで、内訳はモビリティ73億63百万ドル・デリバリー52億45百万ドル・フレイト15億83百万ドルです。★★★取扱高は24%増の580億22百万ドルでしたが、モビリティの売上高は1.0%増にとどまりました。会社は、2026年1月2日から英国の一部の市場で運送サービスの提供者でなくなり、ドライバーへの支払いを売上原価ではなく売上高から差し引くようになったと説明しており、この変更で四半期の売上高は11億ドル減っています。★★営業利益は30.3%増の18億90百万ドル、売上高営業利益率は13.3%(前年同期11.5%)です。★★★純利益23億94百万ドル(76.7%増)には、保有株式の評価益などが差し引き16億ドル(税引前)入っています。会社は、Delivery Hero 株を持分法に切り替える直前に計上した利益11億ドル、Aurora の8億99百万ドルの利益、Didi の4億37百万ドルの損失を挙げています。★この期から部門の物差しが部門の営業利益に変わりました(モビリティ22億15百万ドル・デリバリー10億55百万ドル・フレイト24百万ドルの損失)。★会社は同じ日の決算発表資料で、非GAAPの1株当たり利益を0.81ドルと示しています。物差しが違うため、当サイトの表には並べていません。
会社が公表している中長期の目標
示しているのは次の四半期の取扱高と非GAAPの1株当たり利益(調整後EBITDAへの換算つき)だけで、売上高・営業利益・純利益の見通しは米国会計基準でも示されていません。会社は、重要な訴訟の和解・保有株式の評価損益・税や規制の引当金の変動・事業再編の費用・買収と資金調達に関わる影響を予測できないため、過大な労力なしには最も近いGAAPの指標との調整を示せないと記載しています。★そのため当ページには「今期の見通し」の節を置かず、ここに会社の言い方のまま載せています。★★中期の目標にあたるのは、2024年2月14日に示した「今後3年間」の見通しで、数値は取扱高と調整後EBITDAの伸び率とフリーキャッシュ・フローの割合です。会社は対象の年を明記していません。
目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社がSECに提出した8-K(2024年2月14日)と決算発表資料(2026年8月5日)に記載した内容です。★★取扱高・調整後EBITDA・フリーキャッシュ・フロー・非GAAPの1株当たり利益は、いずれも会社が定義した指標で、当ページの表や図に並べている米国会計基準の実績とは物差しが違います。会社は将来に関する記述の留保を資料に記載しています。★★3年間の見通しは、2026年7月のデリバリーヒーローとの契約より前の2024年2月に示されたものです。

投資判断は自己責任で行ってください。

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