ニューコア
基本情報
ニューコアNUENYSE
NUCOR CORP
製鋼所61.6%、鉄鋼製品31.8%、原材料6.7%の3セグメント。1958年にデラウェア州で設立。
売上高は5.2兆円で、日本製鉄(10.1兆円)の約0.5倍。従業員は約33,000人。
- 時価総額8.4兆円
- 売上高5.2兆円
- 営業利益—
- 純利益2,768億円
- 株価235.98USD
- PER31.4倍
- PBR2.56倍
- ROE8.5%
- 配当利回り0.94%
株価
月末の終値です。2021年11月から2026年09月まで。株式分割は反映済みで、配当は含みません。出典はYahoo Finance。
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
純利益・ROE
総資産・自己資本・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株あたり利益(EPS・希薄化後)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 51,578億円 | +5.7% | 2,768億円 | 5.4% |
| FY20242024-12-31期末 | 48,784億円 | -11.5% | 3,217億円 | 6.6% |
| FY20232023-12-31期末 | 55,102億円 | -16.4% | 7,183億円 | 13.0% |
| FY20222022-12-31期末 | 65,892億円 | +13.8% | 12,075億円 | 18.3% |
| FY20212021-12-31期末 | 57,911億円 | — | 10,837億円 | 18.7% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
Steel mills(製鋼所)
電炉による鋼材の製造。外部顧客向け売上の61.6%を占める最大の部門
利益構成比63.3%3,783億円・利益率9.5%
- 部門の売上高250億70百万ドルのうち50億67百万ドルは他部門への販売
- 受注残高は2025年12月末で33億5,000万ドル(前期末は21億3,000万ドル)
- 部門の資産183億54百万ドルは3部門でもっとも大きい
- 会社は構造用鋼・棒鋼などで国内首位だとしている
- 薄板(熱延・冷延・亜鉛めっき)
- 厚板
- 構造用鋼(H形鋼・鋼矢板)
- 棒鋼(異形棒鋼・特殊鋼)
Steel products(鉄鋼製品)
鋼材を加工した製品。部門の利益率11.2%は3部門でもっとも高い
利益構成比32.6%1,951億円・利益率11.2%
- 部門の利益率11.2%は、製鋼所の9.5%を上回る
- スチールジョイスト・デッキ、プレハブ金属建築、鋼管、断熱パネルなどで国内首位だとしている
- 部門の資産117億70百万ドル
- スチールジョイスト・デッキ
- プレハブ金属建築
- 鋼管(電気配管用)
- 断熱金属パネル
- 冷間仕上げ棒鋼
- 鋼矢板
Raw materials(原材料)
スクラップの回収・加工と直接還元鉄。売上の83%はグループ内向け
利益構成比4.1%243億円・利益率1.2%
- 部門の売上高127億70百万ドルのうち106億6百万ドルは他部門への販売
- 会社は北米最大のリサイクル事業者だとしており、2025年に約2,000万グロストンのスクラップを再生した
- 部門の利益率1.2%は3部門でもっとも低い
- 部門の資産40億13百万ドル
- スクラップの回収・加工
- 直接還元鉄(DRI)
- 鉄・非鉄の原材料の調達
注目ポイント
- 損益計算書に営業利益の小計が無い「売上高 →(費用)→ 税引前・非支配持分控除前の利益」という形で、営業利益にあたる行が置かれていない。部門の利益も税引前ベース。当サイトの推移の図は、5期そろって取れる純利益を描いている
- 北米最大のリサイクル事業者スクラップを主原料とする電炉メーカーで、2025年に約2,000万グロストンのスクラップを再生した。原材料部門が自社にスクラップと直接還元鉄を供給し、その売上の83%はグループ内向け
- 設備と顧客の多くが北米にある10-Kに明記されている。国・地域別の売上は開示されていない。従業員約33,000人の大半も米国が拠点で、労働組合には加入していない
- 純利益の40%以上を株主に還元する方針配当と自社株買いを合わせて、長期にわたり純利益の40%以上を目安としている。過去3年間の配当は15億5,000万ドルで、営業キャッシュ・フローの11%にあたる。2026年2月20日に総額40億ドルの自社株買いの枠を新たに決議した
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kのセグメント注記より
| 部門 | 売上高 | うち外部顧客向け | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| Steel mills(製鋼所) | 39,794億円 | 31,751億円 | 3,783億円 | 9.5% |
| Steel products(鉄鋼製品) | 17,411億円 | 16,392億円 | 1,951億円 | 11.2% |
| Raw materials(原材料) | 20,270億円 | 3,435億円 | 243億円 | 1.2% |
| 全社・消去 | ▲25,897億円 | — | ▲1,900億円 | — |
| 連結 | 51,578億円 | 51,578億円 | 4,076億円 | 7.9% |
部門の売上高は、部門間の取引を消去する前の金額。
最新の決算
2026年12月期 第2四半期(2026年4月5日〜7月4日)2026-08-12 公表
| 項目 | 2026年12月期 第2四半期(2026年4月5日〜7月4日) | 2025年4月6日〜7月5日 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16,503億円 | 13,422億円 | +23.0% |
| 税引前利益 | 2,579億円 | 1,427億円 | +80.8% |
| 純利益 | 1,835億円 | 957億円 | +91.7% |
| 売上高税引前利益率 | 15.6% | 10.6% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
会社が公表している中長期の目標
Grow the Core, Expand Beyond and Live Our Culture2025年12月期 Form 10-K(2026年2月25日提出)で説明された方針
会社が掲げる「会社が掲げるミッション」は「中核を伸ばし、その先へ広げ、自らの文化を生きる」です。
3つの方針2025年12月期 Form 10-K(2026年2月25日提出)で説明された方針
| 方針 | テーマ | 主な重点活動 |
|---|---|---|
| 1Grow the Core(中核を伸ばす)既存事業製鋼所・鉄鋼製品・原材料の各事業で、既存設備の最適化と新設・買収を進める | 成長の3つの道筋 |
|
| 2Expand Beyond(その先へ広げる)事業領域従来の枠を超えて、提供する製品とサービスを広げる | 考え方 |
|
| 3Live Our Culture(文化を生きる)組織分権的な組織運営を続ける | 組織のかたち |
|
★★会社は売上高・利益の中長期の数値目標を公表していません。
経営目標(財務)
| 指標 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|
| 株主還元(配当+自社株買い) | 長期にわたり純利益の40%以上 |
| 自社株買いの枠 | 総額40億ドル(2026年2月20日決議) |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。
日本企業との違い
日本製鉄5401
双方とも鉄鋼が売上の9割超で事業の構成がもっとも近い(日本製鉄の製鉄91.2%、ニューコアの製鋼所+鉄鋼製品93.4%)。ただしニューコアは10-Kに「設備と顧客の多くが北米にある」と記載し、北米を中心にした会社
製鉄が売上の91.2%を占め、ニューコアの鉄鋼(製鋼所+鉄鋼製品で93.4%)と事業の構成がもっとも近い。ただし日本製鉄は2025年6月にUSスチールを約2兆円で買収し、顧客の所在地別で海外が51.7%と日本を上回った。ニューコアは10-Kに「設備と顧客の多くが北米にある」と記載しており、国・地域別の売上そのものを開示していない。
売上高をニューコアと並べる- 日本製鉄10.1兆円2026年3月期
- ニューコア5.2兆円直近の通期
- 日本製鉄3.5兆円
- ニューコア8.4兆円
JFEホールディングス5411
鉄鋼では重なるが、JFEは商社(26.4%)とエンジニアリング(12.9%)で売上の約4割を占め、鉄鋼専業に近いニューコアとは事業の広がりが違う
鉄鋼事業は外部顧客向け売上の60.7%で、商社事業26.4%とエンジニアリング事業12.9%を合わせると約4割が鉄を作る以外の事業にあたる。鉄鋼が93.4%のニューコアとは事業の広がり方が異なる。なおJFEの商社事業のセグメント利益は鉄鋼事業を上回っている。
売上高をニューコアと並べる- JFEホールディングス4.5兆円2026年3月期
- ニューコア5.2兆円直近の通期
- JFEホールディングス1.1兆円
- ニューコア8.4兆円
3社とも会計基準が異なります。ニューコアは米国会計基準、日本製鉄とJFEホールディングスはIFRSです。決算期も異なり(ニューコアは12月期、日本の2社は3月期)、売上高の範囲は完全には一致しません。ニューコアの金額はページ下部に記載のレートで円換算しています。
よくある質問
ニューコアと正面から重なる日本の会社はどこですか?
日本製鉄です。鉄鋼が売上の9割超という点で事業の構成がもっとも近くなります。JFEホールディングスも鉄鋼事業を持ちますが、商社事業とエンジニアリング事業で売上の約4割を占めます。
なぜ「売上高と利益の推移」の図が純利益なのですか?
同社の損益計算書に営業利益の小計がないためです。「売上高 →(費用)→ 税引前・非支配持分控除前の利益」という形で、営業利益にあたる行が置かれていません。SECのXBRLにも営業利益は5期とも登録されていないため、当サイトは5期そろって取れる純利益を描いています。
「部門の利益」は何の利益ですか?
会社が「segment earnings」と呼ぶ、税引前・非支配持分控除前の利益です。10-Kに「最高経営意思決定者が部門の業績を評価し資源を配分するために用いる利益の指標」と明記されています。営業利益ではありません。3部門の合計37億65百万ドルから全社・消去の11億97百万ドルを引くと、連結の税引前利益25億68百万ドルになります。
なぜ地域別の売上の節がないのですか?
会社が開示していないためです。10-Kに国・地域別の売上の区分そのものがありません。会社は「設備と顧客の多くが北米にある」と記載しています。当サイトは会社が公表していない区分を作らない方針のため、この節を置いていません。
なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?
会社が通期の売上高や利益の見通しを公表していないためです。★★会社は四半期ごとに、次の四半期の見通しを示しています。2026年7月27日にSECへ提出した8-Kの添付資料(4〜6月期の決算発表)では、第3四半期の連結の利益(報告ベース)が第2四半期より増えると見込み、鉄鋼部門は主要な製品の販売価格の上昇で増益、鉄鋼製品部門は数量と販売価格の上昇で増益、原材料部門は利ざやの縮小で減益としています。★四半期の途中には、1株当たり利益の見通しを数値で示す発表を会社のIRサイトに載せています(第2四半期(2026年4月5日〜7月4日)については2026年6月17日に、希薄化後4.70〜4.80ドル、投資の評価額の上昇による非現金の利益(約0.20ドル)を除く調整後で4.50〜4.60ドル)。★2026年1月26日にSECへ提出した8-Kの添付資料(決算説明会の資料)では、2026年の設備投資を約25億ドル、出荷量を2025年比で約5%増としています。当サイトは会社が公表した数値だけを載せる方針で、通期の売上高や利益の見通しが無いため、この節を置いていません。
原材料部門の利益率が低いのはなぜですか?
当サイトでは理由を判断していません。事実として、同部門の売上高127億70百万ドルのうち106億6百万ドル(83%)はグループ内の他部門への販売です。外部顧客向けは21億64百万ドルで、部門の利益は1億53百万ドル、利益率は1.2%です。
四半期の期間が日本の会社とずれているようですが?
同社は13週を1四半期とし、期末が土曜日になります。当ページに載せている第2四半期は2026年4月5日から7月4日まで、前年同期は2025年4月6日から7月5日までです。
ニューコアの決算はいつ発表されますか?
米国の上場企業は、決算を公表すると米国SEC(証券取引委員会)に決算発表の書類(Form 8-K)を提出します。ニューコアの直近4回の決算発表の日は次のとおりです(米国の日付)。
- 2026年7月27日:2026年7月4日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2026年8月12日)
- 2026年4月27日:2026年4月4日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2026年5月13日)
- 2026年1月26日:2025年12月31日までの1年間(年次報告書 Form 10-K の提出は2026年2月25日)
- 2025年10月27日:2025年10月4日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2025年11月12日)
決算発表の日は、同じ期間の四半期報告書・年次報告書がSECに提出されてから当ページに載せています。次の発表日は載せていません。
数値はいつ時点のものですか?
ページ下部の「出典」に、資料ごとの公表日を記載しています。
同じ業界の掲載企業
日本の掲載企業
米国の掲載企業
注記(4件)
- 売上高と利益の推移
- ★図に描いている利益は純利益です。同社の損益計算書は「売上高 →(費用)→ 税引前利益」という形で、営業利益の小計そのものがありません。そのためSECのXBRLにも営業利益が5期とも登録されておらず、当サイトは5期そろって取れる純利益を描いています(D-2-11-6)。★下の部門ごとの表に出している「部門の利益」は、会社が部門の業績を測る指標として用いている「税引前・非支配持分控除前の利益(segment earnings)」で、これも営業利益とは別のものです。ROEは会社が公表していないため当サイトが計算しています。分母は日本の有価証券報告書と同じ「期首と期末の自己資本の平均」です。自己資本比率も同じく当サイトの計算(期末の自己資本÷期末の総資産)で、日本企業のページが会社の公表値を使っているのとは出どころが違います。EPSは希薄化後で、1株あたりの金額は米ドルのまま載せています。★売上高は2022年12月期の415億ドルから2024年12月期の307億ドルまで下がり、2025年12月期は325億ドルに戻しています。
- 部門ごとの売上と利益
- 3部門を足すと488億9百万ドルで、そこから部門間取引の消去163億15百万ドルを引くと324億94百万ドルになる。★★当サイトが「部門の利益」と書いている欄は、会社が『segment earnings』と呼ぶ「税引前・非支配持分控除前の利益」。10-Kに「最高経営意思決定者が部門の業績を評価し資源を配分するために用いる利益の指標」と明記されている。営業利益ではない。3部門の合計37億65百万ドルから全社・消去の11億97百万ドルを引くと、連結の税引前利益25億68百万ドルになる。★同社の損益計算書には営業利益の小計そのものが無く、売上高から費用を引いて直接この税引前利益に至る。
- 「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。純利益はニューコアの株主に帰属する分。★同社は13週を1四半期とし、期末が土曜日になる。この四半期は2026年7月4日、前年同期は2025年7月5日に終わっている。★営業利益の行が損益計算書に無いため、上の表には税引前利益(税引前・非支配持分控除前の利益)を載せている。利益率も税引前利益で計算している。基本的1株当たり利益は5.05ドル。
- 会社が公表している中長期の目標
- 下の表に載せているのは、10-Kに数値で書かれている資本配分の方針だけです。マニトワック・UPSと同じ扱いで、示されていない達成年や金額を当サイトで補ってはいません。
- 目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社が2025年12月期のForm 10-Kで示した方針です。★同社は中期経営計画にあたる文書を持たず、売上高や利益の中長期の数値目標も公表していません。
出典
部門別の売上高、四半期決算、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-12 公表)/2025年12月期 Form 10-K(2026-02-25 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.73円、株価と時価総額は1米ドル=157.61円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
更新日