物流Logistics
日本の顔ぶれ
- ヤマトホールディングスエクスプレス(宅配)が売上の83.5%。ほかにコントラクト・ロジスティクス8.8%、グローバル5.2%、モビリティ1.2%。子会社45社。アメリカではUPSフェデックス
- SGホールディングスデリバリー63.7%、グローバル物流19.6%、ロジスティクス12.3%、不動産0.9%。純粋持株会社で連結子会社201社。当期からグローバル物流事業を分割した。アメリカではUPSフェデックス
アメリカの対応企業
フェデックスFDX
FEDEX CORP
米国が売上の71.7%。10-Kに、もともと別々に運営していたフェデラルエクスプレスと従来のフェデックスグラウンドの事業とネットワークを統合する過程にあることが記載されている。
- 売上高15.0兆円
- 純利益7,037億円
- 時価総額10.6兆円
- 株価285.85USD
- 掲載企業内シェア51.7%
- 決算期FY2026 · 米国基準
- ヤマトホールディングス
- SGホールディングス
UPSUPS
UNITED PARCEL SERVICE INC
1907年創業。10-Kで自社を世界規模の小包配送と物流の会社と説明し、200を超える国と地域で事業を行うと記載する。空と陸を統合したネットワークを持つ。米国が売上の76.1%。
- 売上高14.1兆円
- 純利益8,844億円
- 時価総額12.6兆円
- 株価93.96USD
- 掲載企業内シェア48.3%
- 決算期FY2025 · 米国基準
- ヤマトホールディングス
- SGホールディングス
カードの下にある「対応する日本企業」は、その米国企業と事業が重なる会社です。
規模の比較
日本企業(オレンジ)と米国企業(青)を同じ物差しで並べています。
日米の構造の違い
まっすぐ対応する、めずらしい業界
これまでのページでは、日米で事業の形が噛み合わないことが何度もありました。小売は業態が違い、自動車部品は区分の軸が逆で、重工は事業の重心が違いました。
物流は違います。4社とも荷物を運ぶことが主たる事業です。事業の一部だけがかろうじて重なる、という組み合わせがこのページには1件もありません。
- ヤマトホールディングス — エクスプレス(宅配)83.5%
- SGホールディングス — デリバリー63.7%
- UPS — 「global package delivery and logistics provider」
- フェデックス — 小包配送
どちらも自国が中心
対応はまっすぐですが、事業の場所は重なりません。
- UPS — 米国76.1% / 米国外23.9%
- フェデックス — 米国71.7% / 米国外28.3%
- ヤマトホールディングス — グローバル事業は売上の5.2%
荷物を届ける事業は、集配の網を国ごとに作る必要があります。通信のページでは、各国の免許を受けて行う事業なので日米の会社が同じ利用者を取り合うことはない、と書きました。物流は同じ事業をそれぞれの国でやっているという形です。事業としては重なりますが、同じ荷物を取り合っているわけではありません。
SGホールディングスは宅配以外が3分の1
SGホールディングスの売上構成は、デリバリー63.7%、グローバル物流19.6%、ロジスティクス12.3%、不動産0.9%です。
宅配以外が売上の3分の1を占めます。当期からは「ロジスティクス事業」に含まれていたフォワーディング事業や海外3PL事業等を「グローバル物流事業」へ分割したと有価証券報告書に記載されています。
ヤマトホールディングスはエクスプレスが83.5%で、より宅配に寄った構成です。UPS・フェデックスの事業の形に近いのはヤマトホールディングスのほうで、SGホールディングスは宅配以外の比重がその分だけ大きくなります。
UPSとフェデックスの内訳も、個票で取得した
★★2026年8月21日時点で、4社とも部門別の内訳が個票に載っています。 当サイトが自動取得しているXBRLには、UPSとフェデックスの事業別の次元がなく 米国と米国外の2区分だけでしたが、10-Kを直接読んで取得しました。
- UPS — U.S. Domestic Package(米国内小包)67.1%、International Package(国際小包)21.0%、Supply Chain Solutions 11.9%
- フェデックス — Federal Express(小口貨物)86.9%、FedEx Freight(LTL貨物)9.3%
★この表(業界ページ)に載せているのは売上高全体です。部門別は各社の個票をご覧ください。
よくある質問
ヤマトホールディングスのアメリカ版はどこですか?
UPSとフェデックスの両方です。どちらもヤマトホールディングスのエクスプレス事業(83.5%)と同じく、荷物を集めて届けることを主たる事業にしています。片方だけを対応先にできる理由がありません。
日本でUPSやフェデックスの荷物を受け取ることがありますが、競合しているのですか?
事業としては同じですが、開示資料からはどちらも自国が中心であることが読み取れます。UPSの米国比率は76.1%、フェデックスは71.7%、ヤマトホールディングスのグローバル事業は5.2%です。
当サイトは競争の状況を判断しません。数値が示す範囲で、事業の場所が重なっていないことだけを記します。
UPSとフェデックスの事業別の内訳はありますか?
★★あります。各社の個票に載せています。UPSは U.S. Domestic Package(米国内小包)67.1%・International Package(国際小包)21.0%・Supply Chain Solutions 11.9%、フェデックスは Federal Express(小口貨物)86.9%・FedEx Freight(LTL貨物)9.3%です。
★当サイトが自動取得しているXBRLには事業別の次元がなく、地域別も米国と米国外の2区分だけでした。個票を作る際に10-Kを直接読んで取得しています。開示されていない、あるいは取得できていないものを推測で補うことはしません。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、UPSは12月末、フェデックスは5月末、日本2社は3月末です。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
注記(2件)
- アメリカの対応企業
- 日米それぞれの開示資料(年次報告書・有価証券報告書)でセグメントを突き合わせ、重なりを確認できたものだけを載せています。どこがどう重なるかは下の「日米の構造の違い」で説明しています。
- 規模の比較
- 米ドルはページ下部のレートで円換算しました。会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません(各社の基準を併記しています)。上のカードの「掲載企業内シェア」は、掲載した米国企業2社の売上高合計に占める割合です。世界市場でのシェアではありません。
出典
売上高・純利益は各社の直近の通年決算(米国企業 FY2025・FY2026/日本企業 2026年3月期)によります。出典は米国SEC(証券取引委員会)の年次報告書(10-K)、金融庁EDINETの有価証券報告書、株価はYahoo Finance。金額の円換算は1米ドル = 158.73円、株価と時価総額は1米ドル = 157.06円。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
更新日