物流の米国株 — 日本企業から見る対応表

この業界は、日米で事業がまっすぐ対応します

荷物を集めて、運んで、届ける。ヤマトホールディングスのエクスプレス事業は売上の84.6%、UPSは10-Kで自社を「世界規模の小包配送と物流の会社」と説明しています。

ただしどちらも自国が中心です。UPSの米国比率は76.1%、ヤマトホールディングスのグローバル事業は5.3%にとどまります。

この業界の日本の顔ぶれ

ヤマトホールディングス

エクスプレス(宅配)が売上の84.6%。ほかにコントラクト・ロジスティクス8.9%、グローバル5.3%、モビリティ1.2%。子会社45社。

売上の内訳(2026年3月期)
区分構成比
エクスプレス84.6%
コントラクト・ロジスティクス8.9%
グローバル5.3%
モビリティ1.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上高を取得しています。構成比は内訳の合計に占める割合で、会社が開示する区分をそのまま用いています。「その他」に当たる区分は含まれないため、合計は売上高と一致しないことがあります。

アメリカではUPS フェデックス

SGホールディングス

デリバリー66.0%、グローバル物流20.2%、ロジスティクス12.8%、不動産1.0%。純粋持株会社で連結子会社201社。当期からグローバル物流事業を分割した。

売上の内訳(2026年3月期)
区分構成比
デリバリー66.0%
グローバル物流20.2%
ロジスティクス12.8%
不動産1.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上高を取得しています。構成比は内訳の合計に占める割合で、会社が開示する区分をそのまま用いています。「その他」に当たる区分は含まれないため、合計は売上高と一致しないことがあります。

アメリカではUPS フェデックス

アメリカの対応企業

企業ティッカー事業売上高掲載企業内シェア時価総額対応の濃さ
フェデックスFEDEX CORPFDX米国が売上の71.7%。10-Kに、もともと別々に運営していたフェデラルエクスプレスと従来のフェデックスグラウンドの事業とネットワークを統合する過程にあることが記載されている。15.1兆円FY2026 · 米国基準51.7%12.6兆円ヤマトホールディングス
SGホールディングス
UPSUNITED PARCEL SERVICE INCUPS1907年創業。10-Kで自社を世界規模の小包配送と物流の会社と説明し、200を超える国と地域で事業を行うと記載する。空と陸を統合したネットワークを持つ。米国が売上の76.1%。14.1兆円FY2025 · 米国基準48.3%11.9兆円ヤマトホールディングス
SGホールディングス

対応の濃さ: 直接競合(世界市場で同じ製品・顧客を取り合う)/ 同業(業界は同じだが事業構成が異なる)/ 部分対応(一部の事業のみ重なる)

規模の比較

日米の掲載企業の売上高の比較(円換算)フェデックスFY2026 · 米国基準15.1兆円UPSFY2025 · 米国基準14.1兆円ヤマトホールディングス2026年3月期 · 日本基準1.9兆円SGホールディングス2026年3月期 · 日本基準1.6兆円

日本企業(オレンジ)と米国企業(青)を同じ物差しで並べています。米ドルは基準日のレートで円換算しました。会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません(各社の基準を併記しています)。上の表のシェアは、掲載した米国企業2社の売上高合計に占める割合です。世界市場でのシェアではありません。

日米の構造の違い

まっすぐ対応する、めずらしい業界

これまでのページでは、日米で事業の形が噛み合わないことが何度もありました。小売は業態が違い、自動車部品は区分の軸が逆で、重工は事業の重心が違いました。

物流は違います。4社とも荷物を運ぶことが主たる事業です。このページには△が1件もありません。

どちらも自国が中心

対応はまっすぐですが、事業の場所は重なりません

荷物を届ける事業は、集配の網を国ごとに作る必要があります。通信のページで「各国の免許事業だから◎が無い」と書きましたが、物流は同じ事業をそれぞれの国でやっているという形です。事業としては重なりますが、同じ荷物を取り合っているわけではありません。

SGホールディングスは宅配以外が3分の1

SGホールディングスの売上構成は、デリバリー66.0%、グローバル物流20.2%、ロジスティクス12.8%、不動産1.0%です。

宅配以外が売上の3分の1を占めます。当期からは「ロジスティクス事業」に含まれていたフォワーディング事業や海外3PL事業等を「グローバル物流事業」へ分割したと有価証券報告書に記載されています。

ヤマトホールディングスはエクスプレスが84.6%で、より宅配に寄った構成です。そのためSGホールディングスは○、ヤマトホールディングスは◎としています。

UPSとフェデックスの内訳は取れていない

UPSとフェデックスは、当サイトが取得したXBRLに事業別の次元がなく、米国と米国外の2区分だけでした。

そのため、日本側のように「宅配が何%、物流が何%」という比較ができません。表に載せているのは売上高全体です。

よくある質問

ヤマトホールディングスのアメリカ版はどこですか?

UPSとフェデックスの両方です。どちらもヤマトホールディングスのエクスプレス事業(84.6%)と同じく、荷物を集めて届けることを主たる事業にしています。このページで◎が2件あるのはそのためです。

日本でUPSやフェデックスの荷物を受け取ることがありますが、競合しているのですか?

事業としては同じですが、開示資料からはどちらも自国が中心であることが読み取れます。UPSの米国比率は76.1%、フェデックスは71.7%、ヤマトホールディングスのグローバル事業は5.3%です。

当サイトは競争の状況を判断しません。数値が示す範囲で、事業の場所が重なっていないことだけを記します。

UPSとフェデックスの事業別の内訳はありますか?

当サイトが取得したXBRLには事業別の次元がありませんでした。 地域別も米国と米国外の2区分だけです。開示されていない、あるいは取得できていないものを推測で補うことはしません。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、UPSは12月末、フェデックスは5月末、日本2社は3月末です。株価と時価総額はページ上部に記載した基準日の値です。

数値の基準日

売上高(米国企業)
各社の直近の通年決算(FY2025・FY2026)。出典は米国SEC(証券取引委員会)に提出された年次報告書(10-K)
売上高(日本企業)
各社の直近の通年決算(2026年3月期)。出典は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書
株価・時価総額
2026-08-15 時点
為替
1米ドル = 159.31円(2026-08-15 時点)

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。