ANAホールディングス
基本情報
- 正式社名
- ANAホールディングス株式会社
- 英文社名
- ANA HOLDINGS INC.
- 証券コード
- 9202(東京証券取引所)
- 会計基準
- 日本基準
- 発行済株式数
- 484,293,561 株
- ROE(自己資本利益率)
- 12.9%2026年3月期
- 1株あたり配当金
- 65 円2026年3月期
- 従業員数
- 47,826 人2026年3月期末・有価証券報告書
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
親会社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 経常利益 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期2026-03-31期末 | 25,392億円 | +12.3% | 2,197億円 | 1,691億円 | 6.7% |
| 2025年3月期2025-03-31期末 | 22,619億円 | +10.0% | 2,001億円 | 1,530億円 | 6.8% |
| 2024年3月期2024-03-31期末 | 20,559億円 | +20.4% | 2,077億円 | 1,571億円 | 7.6% |
| 2023年3月期2023-03-31期末 | 17,075億円 | +67.3% | 1,118億円 | 895億円 | 5.2% |
| 2022年3月期2022-03-31期末 | 10,203億円 | — | ▲1,849億円 | ▲1,436億円 | ▲14.1% |
直近5期の通年決算です。出典は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書で、利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。日本企業は円で決算を出すため、円換算はしていません。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★2022年3月期は経常損失1,849億35百万円・当期純損失1,436億28百万円でした。新型コロナウイルスの影響で売上高が1兆203億24百万円まで落ちた期です。★★★売上高は5期で2.5倍になりました。1兆203億24百万円(2022年3月期)から2兆5,392億33百万円(2026年3月期)です。★★自己資本比率は24.8%から37.7%へ回復しました。★従業員数は42,196人から47,826人へ13.3%増えています。5期のうち2023年3月期に40,507人まで減り、そこから増えました。★★有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」に営業利益の欄がありません。経常利益までなので、推移の図は経常利益で描いています。2026年3月期の連結の営業利益は2,174億37百万円です(部門の表の注記に出しています)。★株式分割はありません。
事業の概要
航空事業
旅客・貨物の航空運送。外部顧客への売上高の89.7%を占める
部門の利益2,219億円・利益率9.6%
- ★★★営業利益2,219億20百万円は4部門で最大。連結の営業利益2,174億37百万円をこの部門だけで上回る
- ★★全日本空輸・ANAウイングス・エアージャパンに加え、LCCのPeach Aviationと貨物航空の日本貨物航空もこの部門に入る。会社は部門を分けていない
- ★★利益率9.6%は4部門で最も高い(当サイトの計算)
- ★子会社6社・関連会社1社が属し、うち子会社5社を連結している
- 国際線旅客
- 国内線旅客
- 貨物
- Peach Aviation(LCC)
- 日本貨物航空
商社事業
航空関連資材の輸出入と店舗・通信販売。外部売上の5.2%
部門の利益76億円・利益率4.9%
- ★全日空商事株式会社を中心とする子会社が行っていると会社が説明している
- ★★外部顧客への売上高1,329億33百万円は、航空事業に次いで2番目
- ★営業利益75億57百万円・利益率4.9%(当サイトの計算)
- ★子会社71社・関連会社1社が属し、うち子会社9社を連結している
- 航空関連資材の輸出入
- 店舗販売
- 通信販売
航空関連事業
空港での地上支援・整備・予約案内。売上高の大半がグループ内向け
部門の利益15億円・利益率0.4%
- ★★★売上高3,616億19百万円のうち3,014億円が部門間の売上。外部顧客への売上高は602億19百万円にとどまる
- ★★利益率0.4%は4部門で最も低い(当サイトの計算)
- ★★グループ外の国内外の航空会社も顧客にしていると会社が説明している
- ★ANA大阪空港・ANAエアポートサービス・ANAテレマート・ANAベースメンテナンステクニクスなど。子会社45社・関連会社5社が属する
- 空港地上支援
- 航空機整備
- 予約案内(コールセンター)
旅行事業
パッケージ旅行の企画・販売。4部門で唯一の営業損失
部門の利益▲1億円・利益率▲0.2%
- ★★★営業損失1億46百万円。4部門で唯一の赤字
- ★ANA X株式会社が「ANAトラベラーズ」ブランドのパッケージ旅行商品を企画・販売していると会社が説明している
- ★外部顧客への売上高501億54百万円は外部売上の2.0%
- ★海外ではANA Sales Americas他が到着地でのサービス提供と航空券・旅行商品の販売を行っている
- ANAトラベラーズ
- パッケージ旅行
注目ポイント
- ★★★売上高がコロナ前の落ち込みから5期で2.5倍になった売上高は2022年3月期の1兆203億24百万円から2026年3月期の2兆5,392億33百万円へ2.5倍になりました。★★2022年3月期は経常損失1,849億35百万円・当期純損失1,436億28百万円でした。★自己資本比率は24.8%から37.7%へ回復し、従業員数も40,507人(2023年3月期)から47,826人へ増えています。★★会社は2023-2025中期経営戦略の総括で「航空事業を中心に想定以上の利益を蓄積、最優先課題だった財務基盤の回復が着実に進捗」と記載する一方、「資産効率性は目標にやや未達(ROA 約5〜6%、目標は6〜7%)」「株価が未回復(コロナ前比△16%)」とも記載しています。
- ★★★LCCも貨物航空も「航空事業」の中に入っている報告セグメントは航空事業・航空関連事業・旅行事業・商社事業の4つ(+その他)です。★★LCCのPeach Aviationも、貨物航空の日本貨物航空も、航空事業の中に入っており、会社は部門を分けていません。★そのため当ページの表からは、LCCや貨物だけの売上・利益を読み取れません。★★会社は2027年3月期から報告セグメントを変更する予定だと中期経営戦略の資料に記載しています。国際旅客事業・国内旅客事業をFSC事業として開示する予定とされています。
- ★★★社債型種類株式を発行している発行済株式総数の合計524,293,561株には、第1回社債型種類株式40,000,000株が含まれています。普通株式は484,293,561株です。★★社債型種類株式は普通株式と別の証券で、配当も別に決まっています。2027年3月期の予想は普通株式が年60円、社債型種類株式が年175円です。★★★当サイトの時価総額は普通株式484,293,561株で計算しています。合計の524,293,561株を使うと8.3%多く出ます(当サイトの計算)。★会社は決算短信で「社債型種類株式の配当金は1株当たりの純利益の算定において控除しています」と注記しています。
- ★★航空関連事業の売上の大半がグループ内向け航空関連事業の売上高3,616億19百万円のうち、3,014億円が部門間の売上です。外部顧客への売上高は602億19百万円にとどまります。★空港での地上支援・整備・予約案内をグループの航空会社へ提供しているためです。★★会社は「空港地上支援業務や整備作業等の役務は、当企業集団以外の国内外の航空会社を顧客としても行っています」と記載しています。★利益率0.4%は4部門で最も低い水準です(当サイトの計算)。
- ★2027年3月期は減益の予想会社の予想は売上高2兆7,700億円(9.1%増)・営業利益1,500億円(31.0%減)・経常利益1,370億円(37.6%減)・親会社株主に帰属する当期純利益960億円(43.2%減)です。★増収なのに大幅な減益という予想です。★★第1四半期の実績も、売上高が22.6%増えた一方で営業利益は43.5%減っています。★当サイトは減益の理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。
部門ごとの売上と利益
2026年3月期有価証券報告書の注記「セグメント情報等」より
| 部門 | 売上高 | うち外部顧客向け | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 航空事業 | 23,132億円 | 22,767億円 | 2,219億円 | 9.6% |
| 商社事業 | 1,542億円 | 1,329億円 | 76億円 | 4.9% |
| 航空関連事業 | 3,616億円 | 602億円 | 15億円 | 0.4% |
| 旅行事業 | 653億円 | 502億円 | ▲1億円 | ▲0.2% |
| その他 | 497億円 | 192億円 | 23億円 | 4.6% |
| 調整額 | ▲4,049億円 | — | ▲156億円部門間取引の消去と、各報告セグメントに配分していない全社費用 | — |
| 連結 | 25,392億円 | 25,392億円 | 2,174億円 | 8.6% |
★★4つの報告セグメントは事業別です。★★★航空事業が外部顧客への売上高の89.7%を占めます。LCCのPeach Aviationも貨物航空の日本貨物航空も、この航空事業の中に入っており、会社は分けていません。★★「売上高」の列は部門間の取引を含む金額、「うち外部顧客向け」が外部への売上高です。航空関連事業は売上高3,616億19百万円のうち3,014億円が部門間で、グループ内への地上支援・整備の提供が大きいためです。★4部門と「その他」の外部顧客向けの合計2兆5,392億33百万円は、連結の売上高と完全に一致します。★★部門の営業利益の合計2,330億63百万円から調整額156億26百万円を引くと、連結の営業利益2,174億37百万円になります。★★利益率は当サイトの計算です。会社は部門ごとの利益率を公表していません。分母は「売上高」の列(部門間取引を含む計)です。★★会社は2027年3月期から報告セグメントを変更する予定だと中期経営戦略の資料に記載しています(国際旅客事業・国内旅客事業をFSC事業として開示予定)。★「その他」はカードにしていません。ビル管理・人材派遣等で、外部売上の0.8%です。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の売上
地域別の売上高2026年3月期
- 日本
- 海外
2026年3月期の地域別の売上高です。会社が有価証券報告書の注記「関連情報 2.地域ごとの情報」よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★会社が開示している内訳はこの2区分だけです。日本1兆7,397億35百万円(68.5%)、海外7,994億98百万円(31.5%)で、2区分の合計は連結の売上高2兆5,392億33百万円と完全に一致します(割合は当サイトの計算)。★会社は「海外売上高は、当社グループの本邦以外の国又は地域における売上高です」「海外・・・米州、欧州、中国、アジア」と注記しています。★★前期は日本1兆6,089億47百万円・海外6,529億9百万円でした。海外が22.4%増と、日本(8.1%増)より大きく伸びています(当サイトの計算)。★★国や地域ごとの内訳は開示されていません。
最新の決算
2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)2026-07-29 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,727億円 | 5,487億円 | +22.6% |
| 営業利益 | 208億円 | 368億円 | -43.5% |
| 経常利益 | 225億円 | 359億円 | -37.3% |
| 純利益 | 194億円 | 230億円 | -15.4% |
| 売上高営業利益率 | 3.1% | 6.7% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。純利益は親会社株主に帰属する四半期純利益。★★★売上高は22.6%増えましたが、営業利益は43.5%減、経常利益は37.3%減でした。★1株当たり四半期純利益は39円99銭(前年同期48円84銭)。社債型種類株式の配当金は1株当たりの純利益の算定において控除していると会社が注記しています。★★自己資本比率は37.7%から35.6%へ下がりました。期末自己株式数が3,051万株から4,830万株へ増えています(自己株式の取得)。★四半期包括利益は119億77百万円の損失(前年同期は108億98百万円の利益)です。
会社が公表している今期の見通し
2027年3月期2026-07-29 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 27,700億円 | +9.1% |
| 営業利益 | 1,500億円 | -31.0% |
| 経常利益 | 1,370億円 | -37.6% |
| 純利益 | 960億円 | -43.2% |
| 1株あたり配当金 | 60円 | — |
- ★★★増収なのに大幅な減益という予想です。売上高は9.1%増、営業利益は31.0%減を見込んでいます。
- ★1株当たり当期純利益の予想は209円26銭です。
- ★★普通株式の年間配当金の予想は1株60円(中間30円・期末30円)で、2026年3月期の65円から減る予想です。中間配当は2027年3月期から導入されます。
- ★★社債型種類株式の年間配当金の予想は1株175円(中間87円50銭・期末87円50銭)です。2026年3月期は52円73銭でした。普通株式とは別の表で公表されています。
- ★会社は「当社は第2四半期連結累計期間の業績予想を行っていません」「直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無」と記載しています。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。★当サイトは減益の理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
中期経営戦略
ANAグループ中期経営戦略(価値創造のロードマップ)2026年度〜2030年度・2026年1月30日公表
前の中期経営計画は「2023-2025中期経営戦略」でした。
会社が示した3つの定量的変化2026年度〜2030年度・2026年1月30日公表
| 区分 | テーマ | 主な重点活動 |
|---|---|---|
| 1成長投資を加速変化1設備投資をFY21-25の1兆円規模からFY26-30は2.7兆円規模へ | 会社が示した数値 |
|
| 2利益成長を加速変化22030年度に営業利益3,100億円・営業利益率10% | 会社が示した数値 |
|
| 3株主価値を向上変化3安定的にROE12%以上、EPSの年平均成長率 約10% | 会社が示した数値 |
|
★2026年1月30日公表の中期経営戦略の資料から、数値が示されている記述を書き写しました。★★会社は「2030年度の目標水準を設定しつつ、その達成に向けたロードマップは外部環境の変化に応じて柔軟に見直しする」「単年度の利益計画は各年度初めに公表予定」と記載しています。
経営目標(財務)
| 指標 | 2025年度(2026年3月期)の計画 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|---|
| 営業利益(2030年度) | 2,000億円 | 3,100億円 |
| 営業利益率(2030年度) | 8.1% | 10% |
| ROE(2030年度) | — | 12%以上 |
| EPS(2025年度→2030年度) | — | 年平均成長率 約10% |
| 自己資本比率(2030年度末) | 約37% | 45%水準 |
| 設備投資(2026〜2030年度) | 1兆円規模(2021〜2025年度) | 2.7兆円規模 |
経営目標(非財務)
| 指標 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|
| 事故等発生件数(2030年度) | 0件 |
| CO2排出量削減(2030年度・2019年度比) | △10% |
| 付加価値生産性(2030年度・2018年度比) | +30% |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★2028年度の見通しも同じ表に示されています。営業利益2,500億円・営業利益率9%水準・自己資本比率40%水準・付加価値生産性+20%です。★付加価値生産性は「(人件費+営業利益)÷人員数」の2018年度比、事故等発生件数は「事故・重大インシデント、お客様・社員死亡・重体事故、不法妨害行為による死傷者・運航阻害の件数」と会社が定義しています。★★会社は「2030年度の目標水準を設定しつつ、その達成に向けたロードマップは外部環境の変化に応じて柔軟に見直しする」と記載しています。
アメリカの対応企業
デルタ航空DAL
自国で最大の航空会社どうしで、航空以外の部門を1つ持つ点も重なる(ANAホールディングスは商社・航空関連・旅行、デルタ航空は石油精製所)。国内線の比重が大きい形も近い(日本68.5%・国内70.5%)
★★★自国で最大の航空会社どうしで、航空以外の部門を1つ持つ点も重なります。ANAホールディングスは商社事業・航空関連事業・旅行事業、デルタ航空は石油精製所です。★★国内線の比重も近いです。ANAホールディングスは日本が68.5%、デルタ航空は国内が70.5%。★規模はデルタ航空(63.4十億ドル・基準日のレートで約10兆756億円)がANAホールディングス(2兆5,392億円)の約4.0倍です。★★直近の四半期はどちらも増収減益です。ANAホールディングスは売上高22.6%増・営業利益43.5%減、デルタ航空は18.7%増・11.3%減(当サイトの計算)。
売上高をANAホールディングスと並べる- デルタ航空10.1兆円FY2025
- ANAホールディングス2.5兆円直近の通期
- デルタ航空8.6兆円2026-08-22 時点
- ANAホールディングス1.5兆円2026-08-22 時点
ユナイテッド航空UAL
航空運送という点で重なるが、ユナイテッド航空は報告セグメントが単一で部門の内訳が無く、国際線の比重も大きい(国内59.3%)
航空運送という点で重なります。★★★ユナイテッド航空は報告セグメントが単一で、部門ごとの売上と利益を開示していません。ANAホールディングスは4部門に分けています。★★国際線の比重が違います。ユナイテッド航空は国内(米国・カナダ)が59.3%で、太平洋が11.6%。ANAホールディングスは日本が68.5%、海外が31.5%です。★規模はユナイテッド航空(59.1十億ドル・約9兆3,928億円)がANAホールディングス(2兆5,392億円)の約3.7倍です。★★ユナイテッド航空は5期とも無配です。
売上高をANAホールディングスと並べる- ユナイテッド航空9.4兆円FY2025
- ANAホールディングス2.5兆円直近の通期
- ユナイテッド航空5.8兆円2026-08-22 時点
- ANAホールディングス1.5兆円2026-08-22 時点
アメリカン航空AAL
航空運送という点で重なるが、アメリカン航空は5期とも株主資本がマイナスで、報告セグメントも単一。地域別も旅客収入だけの内訳
航空運送という点で重なります。★★★アメリカン航空は5期とも株主資本がマイナスです(2025年12月期は△37億27百万ドル)。ANAホールディングスの自己資本比率は37.7%です。★★報告セグメントも単一で、地域別も旅客収入だけの内訳です。★規模はアメリカン航空(54.6十億ドル・約8兆6,873億円)がANAホールディングス(2兆5,392億円)の約3.4倍です。★★直近の四半期はどちらも増収減益で、アメリカン航空の営業利益率2.7%はANAホールディングスの3.1%を下回ります(当サイトの計算)。
売上高をANAホールディングスと並べる- アメリカン航空8.7兆円FY2025
- ANAホールディングス2.5兆円直近の通期
- アメリカン航空1.5兆円2026-08-22 時点
- ANAホールディングス1.5兆円2026-08-22 時点
ANAホールディングスは日本基準、米国3社は米国会計基準です。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。
★★★直近の四半期は4社とも増収減益です。ANAホールディングス(売上高22.6%増・営業利益43.5%減)、デルタ航空(18.7%増・11.3%減)、ユナイテッド航空(16.0%増・17.3%減)、アメリカン航空(16.3%増・60.7%減)。いずれも当サイトの計算です。各社とも燃油費に触れていますが、金額での要因分解は公表していません。
★★★通期の見通しの出し方が正反対です。ANAホールディングスは売上高・営業利益・経常利益・当期純利益・1株当たり利益をすべて金額で示しますが、米国3社はいずれも調整後(非GAAP)の1株当たり利益しか示さず、GAAPの金額が1つもありません。そのため米国3社の個票には「今期の見通し」の節がありません。
★★部門の分け方も違います。ANAホールディングスは4部門(+その他)、デルタ航空は2部門(航空・石油精製所)、ユナイテッド航空とアメリカン航空は単一です。
★★財務の強さが違います。ANAホールディングスの自己資本比率37.7%に対し、デルタ航空25.6%・ユナイテッド航空20.0%・アメリカン航空は△6.0%(株主資本がマイナス)です。
★決算期はANAホールディングスが3月末、米国3社はいずれも12月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。
よくある質問
ANAホールディングスのアメリカ版はどこですか?
デルタ航空です。★★自国で最大の航空会社どうしで、航空以外の部門を1つ持つ点も重なります(ANAホールディングスは商社・航空関連・旅行、デルタ航空は石油精製所)。国内線の比重も近く、ANAホールディングスは日本が68.5%、デルタ航空は国内が70.5%です。★規模はデルタ航空(約10兆756億円)がANAホールディングス(2兆5,392億円)の約4.0倍です。★ユナイテッド航空(約3.7倍)とアメリカン航空(約3.4倍)はどちらも報告セグメントが単一で、部門の内訳を比べられません。
時価総額はどう計算していますか?
★★★普通株式484,293,561株で計算しています。発行済株式総数の合計524,293,561株には、第1回社債型種類株式40,000,000株が含まれています。★★社債型種類株式は普通株式と別の証券で、配当も別に決まっています。2027年3月期の予想は普通株式が年60円、社債型種類株式が年175円で、会社自身が決算短信で表を分けています。★★普通株式の株価に掛けてよい株数ではありません。合計を使うと時価総額が8.3%多く出ます(当サイトの計算)。★株式数は2027年3月期第1四半期決算短信の「期末発行済株式数(自己株式を含む)」から取っています。
LCCや貨物の売上はどこに入っていますか?
★★★航空事業の中に入っています。会社は「事業の内容」で、航空事業に全日本空輸・ANAウイングス・エアージャパン・Peach Aviation(LCC)・日本貨物航空が属すると記載しており、部門としては分けていません。★★そのため当ページの表からは、LCCや貨物だけの売上・利益を読み取れません。★★日本航空はLCC事業を部門として分けています。同社のLCC事業(ZIPAIR Tokyo・スプリング・ジャパン)は外部売上の5.0%です。★★会社は2027年3月期から報告セグメントを変更する予定だと中期経営戦略の資料に記載しています(国際旅客事業・国内旅客事業をFSC事業として開示予定)。
なぜ推移の図が「経常利益」なのですか?
★★有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」に営業利益の欄が無いためです。この表は経常利益までしか載せていません。★2026年3月期の連結の営業利益2,174億37百万円は、部門の表の注記に書いています。★★同じ理由で、コーセーホールディングス・ポーラ・オルビスホールディングス・ヤマトホールディングスの推移の図も経常利益です。
2027年3月期が大幅な減益予想なのはなぜですか?
★★会社の予想は売上高2兆7,700億円(9.1%増)・営業利益1,500億円(31.0%減)・経常利益1,370億円(37.6%減)・親会社株主に帰属する当期純利益960億円(43.2%減)です。★増収なのに大幅な減益という予想です。★★第1四半期の実績も、売上高が22.6%増えた一方で営業利益は43.5%減っています。★★★当サイトは理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。★★同じ形は日米5社すべてに見られます。直近の四半期は5社とも増収減益で、各社とも燃油費に触れています。
中期経営戦略の目標はどうなっていますか?
★★2030年度の目標水準は営業利益3,100億円・営業利益率10%・ROE 12%以上・自己資本比率45%水準です。2025年度の計画は営業利益2,000億円・営業利益率8.1%・自己資本比率約37%でした。★★設備投資を2021〜2025年度の1兆円規模から、2026〜2030年度は2.7兆円規模へ引き上げるとしています。★調整後EPSの年平均成長率は約10%を掲げ、調整後EPSを「(当期純利益-特別損益-社債型種類株式に係る優先配当)÷普通株式数(自己株式を除く)」と定義しています。★★会社は「2030年度の目標水準を設定しつつ、その達成に向けたロードマップは外部環境の変化に応じて柔軟に見直しする」「単年度の利益計画は各年度初めに公表予定」と記載しています。★これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測ではありません。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移・部門別・地域別・発行済株式数の内訳は2026年3月期の有価証券報告書(2026年6月25日提出)、直近の決算と通期の予想・普通株式数は2026年7月29日公表の第1四半期決算短信、2030年度の目標は2026年1月30日公表の中期経営戦略によります。株価と時価総額はページ上部に記載した基準日の値です。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- 2026年3月期(2026-03-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)/2026-07-29 公表
- IR資料の確認日
- 2026-08-22
部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通し、中期経営戦略は、同社のIRサイトで公開されている次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2026年3月期)(2026-06-25 公表)/2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-07-29 公表)/ANAグループ中期経営戦略(価値創造のロードマップ)(2026-01-30 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と従業員数は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。発行済株式数は、その後に株式数が変わっているため、2027年3月期 第1四半期決算短信 (2026年7月29日)から当サイトが書き写しました。
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