日本航空

基本情報

正式社名
日本航空株式会社
英文社名
Japan Airlines Co., Ltd.
証券コード
9201(東京証券取引所)
会計基準
IFRS
発行済株式数
437,143,500 株
ROE(自己資本利益率)
12.2%2026年3月期
1株あたり配当金
96 円2026年3月期
従業員数
39,076 人2026年3月期末・有価証券報告書・外、平均臨時雇用人員 2,657人

売上高と利益の推移

売上高とEBIT(財務・法人所得税前利益)の推移(億円)(利益率)▲5,000▲40.0%00.0%5,00040.0%10,00080.0%15,000120.0%20,000160.0%25,000200.0%6,827▲2,3952022年3月期13,7566462023年3月期16,5191,4522024年3月期18,4411,7252025年3月期20,1252,1802026年3月期▲35.1%4.7%8.8%9.4%10.8%売上高EBIT(財務・法人所得税前利益)EBIT(財務・法人所得税前利益)率

財務ハイライト(過去5期)

親会社の所有者に帰属する当期利益・ROE

親会社の所有者に帰属する当期利益・ROE(億円)▲2,400▲24.0%▲1,600▲16.0%▲800▲8.0%00.0%8008.0%1,60016.0%'22/3'23/3'24/3'25/3'26/3当期利益ROE

資産合計・親会社の所有者に帰属する持分・持分比率

資産合計・親会社の所有者に帰属する持分・持分比率(億円)00.0%8,00015.0%16,00030.0%24,00045.0%32,00060.0%'22/3'23/3'24/3'25/3'26/3総資産親会社の所有者に帰属する持分親会社所有者帰属持分比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲4,000▲2,00002,0004,000'22/3'23/3'24/3'25/3'26/3営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)▲600▲400▲2000200400'22/3'23/3'24/3'25/3'26/3EPS
決算期売上高前期比EBIT(財務・法人所得税前利益)EBIT(財務・法人所得税前利益)率純利益純利益率
2026年3月期2026-03-31期末20,125億円+9.1%2,180億円10.8%1,376億円6.8%
2025年3月期2025-03-31期末18,441億円+11.6%1,725億円9.4%1,070億円5.8%
2024年3月期2024-03-31期末16,519億円+20.1%1,452億円8.8%955億円5.8%
2023年3月期2023-03-31期末13,756億円+101.5%646億円4.7%344億円2.5%
2022年3月期2022-03-31期末6,827億円▲2,395億円▲35.1%▲1,776億円▲26.0%

直近5期の通年決算です。出典は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書で、利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。日本企業は円で決算を出すため、円換算はしていません。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★推移の図の利益はEBIT(財務・法人所得税前利益)です。会社は「主要な経営指標等の推移」に営業利益を載せず、この指標で並べています。会社は決算短信で「当社グループの業績を継続的に比較・評価することに資する指標として表示している。四半期利益から法人所得税費用、利息およびその他の財務収益・費用を除いたもの」と定義しています。★2026年3月期の連結の営業利益は2,073億49百万円です(部門の表の注記に出しています)。★★★2022年3月期はEBITが2,394億98百万円の損失、当期損失が1,775億51百万円でした。新型コロナウイルスの影響で売上収益が6,827億13百万円まで落ちた期です。★★★売上収益は5期で2.9倍になりました。6,827億13百万円(2022年3月期)から2兆125億15百万円(2026年3月期)です。★★親会社所有者帰属持分比率は33.7%から40.3%へ上がりました。★1株当たり配当金は5期で25円(2023年3月期)から96円(2026年3月期)へ増えています。2022年3月期は無配でした。★株式分割はありません。

事業の概要

フルサービスキャリア事業

国際線・国内線の旅客と貨物郵便。外部顧客への売上収益の76.3%

売上構成比 76.3%売上構成比76.3%15,355億円

利益構成比66.1%1,451億円・利益率9.1%

強み・実績
  • ★★★EBIT 1,450億56百万円は3部門で最大。前期の1,111億48百万円から30.5%増えた
  • ★★外部顧客への売上収益は前期の1兆3,962億94百万円から10.0%増えた
  • ★★従業員29,231人(ほか平均臨時雇用1,556人)が属する。連結39,076人の74.8%
  • ★日本航空のほか、ジェイエア・日本エアコミューター・北海道エアシステム・日本トランスオーシャン航空・琉球エアーコミューターがこの部門
  • ★★利益率9.1%は3部門で2番目(当サイトの計算)
主な製品・サービス
  • 国際線旅客
  • 国内線旅客
  • 貨物郵便
  • JTA(日本トランスオーシャン航空)
  • J-AIR

マイル/金融・コマース事業

マイレージプログラム・クレジットカード・卸売。外部売上の7.4%だが利益率は最も高い

売上構成比 7.4%売上構成比7.4%1,482億円

利益構成比20.8%455億円・利益率20.5%

強み・実績
  • ★★★利益率20.5%は3部門で最も高い(当サイトの計算)。フルサービスキャリア事業の9.1%の2倍以上
  • ★★EBIT 455億35百万円は、3部門のEBIT合計2,001億93百万円の22.7%(当サイトの計算)
  • ★★売上収益2,222億74百万円のうち740億63百万円が部門間の売上。グループ内のマイル発行が大きい
  • ★JALマイレージバンク・ジャルカード・JALUXなどが属する
  • ★外部顧客への売上収益は前期の1,317億79百万円から12.5%増えた
主な製品・サービス
  • JALマイレージバンク
  • JALカード
  • JALUX(卸売)

LCC事業

ZIPAIR Tokyo・スプリング・ジャパンによる低運賃の航空運送。外部売上の5.0%

売上構成比 5.0%売上構成比5.0%1,013億円

利益構成比4.4%96億円・利益率8.4%

強み・実績
  • ★★★報告セグメントとしてLCCを分けているのは、日本の航空2社で日本航空だけ。ANAホールディングスはPeach Aviationを航空事業の中に入れている
  • ★★EBITは前期の115億86百万円から96億1百万円へ17.1%減った。3部門で唯一の減益
  • ★外部顧客への売上収益は前期の918億95百万円から10.2%増えた
  • ★従業員2,046人(ほか平均臨時雇用88人)
  • ★会社は「北米・アジアや日本国内・中国などを結ぶ航空運送事業」と説明している
主な製品・サービス
  • ZIPAIR Tokyo
  • スプリング・ジャパン
76.3%フルサービスキャリアの割合外部顧客への売上収益1兆5,355億25百万円。EBIT 1,450億56百万円も3部門で最大
20.5%マイル事業の利益率EBIT 455億35百万円÷売上収益2,222億74百万円(当サイトの計算)。3部門で最も高い
50.6%海外の割合日本以外の合計1兆184億円。うち米州が4,988億20百万円(24.8%)
2.9倍5期の売上収益の伸び6,827億13百万円(2022年3月期)→2兆125億15百万円(2026年3月期)

注目ポイント

  • ★★★LCCとマイル事業を部門として分けている報告セグメントはフルサービスキャリア事業・LCC事業・マイル/金融・コマース事業の3つ(+その他)です。★★★LCCを部門として分けているのは、日本の航空2社で日本航空だけです。ANAホールディングスはPeach Aviationを航空事業の中に入れており、LCCだけの売上・利益を読み取れません。★★マイル/金融・コマース事業の利益率20.5%は、フルサービスキャリア事業の9.1%の2倍以上です(当サイトの計算)。JALマイレージバンク・JALカード・JALUXが属します。★LCC事業はZIPAIR Tokyoとスプリング・ジャパンです。
  • ★★★利益の指標が営業利益ではなくEBIT会社は「主要な経営指標等の推移」に営業利益を載せず、EBIT(財務・法人所得税前利益)で並べています。★会社の定義は「四半期利益から法人所得税費用、利息およびその他の財務収益・費用を除いたもの」で、「当社グループの業績を継続的に比較・評価することに資する指標として表示している」と説明しています。★2026年3月期は連結のEBITが2,180億4百万円、連結の営業利益が2,073億49百万円です。★★当サイトの推移の図と表はEBITで描き、見出しに会社の呼び方をそのまま使っています。通期の業績予想もEBITで公表されています。
  • ★★★売上収益が5期で2.9倍になった売上収益は2022年3月期の6,827億13百万円から2026年3月期の2兆125億15百万円へ2.9倍になりました。★★2022年3月期はEBITが2,394億98百万円の損失、当期損失が1,775億51百万円でした。★親会社所有者帰属持分比率は33.7%から40.3%へ上がり、1株当たり配当金は無配から96円になりました。★従業員数は35,423人から39,076人へ10.3%増えています。
  • ★★海外の売上が半分を超えている地域別では日本が49.4%、海外が50.6%です(当サイトの計算)。★★米州が4,988億20百万円(24.8%)で海外では最大、アジア・オセアニアが18.4%、欧州が7.5%。★★前期からの伸びも米州が17.4%増と最大でした(当サイトの計算)。★会社は経営方針で「アジア=北米の人流・物流、インバウンド需要拡大、成田空港の機能強化等の将来の成長に向けた事業機会が拡大しています」と記載しています。
  • ★2027年3月期は減益の予想会社の予想は売上収益2兆950億円(4.1%増)・財務・法人所得税前利益1,800億円(17.4%減)・親会社の所有者に帰属する当期利益1,100億円(20.1%減)です。★増収なのに減益という予想です。★★第1四半期の実績も、売上収益が11.2%増えた一方でEBITは72.1%減っています。★当サイトは減益の理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。

部門ごとの売上と利益

2026年3月期有価証券報告書の注記「セグメント情報」より

部門売上高うち外部顧客向け部門の利益利益率
フルサービスキャリア事業15,875億円15,355億円1,451億円9.1%
マイル/金融・コマース事業2,223億円1,482億円455億円20.5%
LCC事業1,149億円1,013億円96億円8.4%
その他2,591億円2,275億円192億円7.4%
調整額▲1,712億円▲14億円部門間取引の消去など
連結(EBIT)20,125億円20,125億円2,180億円10.8%

★★★3つの報告セグメントは事業別で、フルサービスキャリア・LCC・マイル/金融・コマースに分かれています。LCCとマイル事業を部門として分けているのは、日本の航空2社で日本航空だけです。★★「部門の利益」はEBIT(財務・法人所得税前利益)で、会社は「四半期利益から法人所得税費用、利息およびその他の財務収益・費用を除いたもの」と定義しています。★3部門と「その他」のEBITの合計2,193億69百万円から調整額13億65百万円を引くと、連結のEBIT 2,180億4百万円になります。連結の営業利益は2,073億49百万円です。★★「売上高」の列は部門間の取引を含む金額、「うち外部顧客向け」が外部への売上収益です。3部門と「その他」の外部顧客向けの合計2兆125億15百万円は、連結の売上収益と完全に一致します。★★利益率は当サイトの計算です。会社は部門ごとの利益率を公表していません。分母は「売上高」の列(部門間取引を含む計)です。★「その他」はカードにしていません。旅行の企画販売(ジャルパック)やシステム開発・運用(JALデジタル)などで、外部売上の11.3%です。

「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。

地域別の売上

地域別の売上収益(外部顧客から)2026年3月期

  • 日本 49.4%49.4%9,941億円日本
  • 米州 24.8%24.8%4,988億円米州
  • アジア・オセアニア 18.4%18.4%3,695億円アジア・オセアニア
  • 欧州 7.5%7.5%1,501億円欧州

2026年3月期の地域別の売上収益です。会社が有価証券報告書の注記「セグメント情報 (4)地域に関する情報」よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★日本9,941億13百万円が売上収益の49.4%で、海外が50.6%を占めます(当サイトの計算)。★★★米州が4,988億20百万円(24.8%)で、海外では最大です。アジア・オセアニア3,695億円(18.4%)、欧州1,500億80百万円(7.5%)。★4区分の合計は連結の売上収益2兆125億15百万円と完全に一致します。★会社は「地理的近接度により区分している」とし、アジア・オセアニアに中国・韓国・台湾・インド・インドネシア・オーストラリア・グアム・シンガポール・タイ・フィリピン・ベトナム・マレーシア、米州にアメリカ合衆国(グアムを除く)・カナダ、欧州にイギリス・フランス・ドイツ・フィンランド・カタールが属すると注記しています。★★前期は日本9,246億53百万円・米州4,250億44百万円・アジア・オセアニア3,530億72百万円・欧州1,413億24百万円でした。米州が17.4%増と最も伸びています(当サイトの計算)。★非流動資産については「本邦に所在している非流動資産の金額が連結財政状態計算書の非流動資産の金額の大部分を占めるため、記載を省略しております」と注記しています。

最新の決算

2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)2026-08-03 公表

項目2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)2025年4〜6月期増減
売上収益5,237億円4,711億円+11.2%
EBIT(財務・法人所得税前利益)127億円455億円-72.1%
税引前利益99億円409億円-75.8%
純利益54億円271億円-80.2%
売上収益EBIT(財務・法人所得税前利益)率2.4%9.7%

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。純利益は親会社の所有者に帰属する四半期利益。★★★売上収益は11.2%増えましたが、EBITは72.1%減、税引前四半期利益は75.8%減、四半期利益は80.2%減でした。★基本的1株当たり四半期利益は9円9銭(前年同期60円4銭)。★★親会社所有者帰属持分比率は40.3%から42.9%へ上がりました。★四半期包括利益は166億98百万円の損失(前年同期は259億88百万円の利益)です。★★通期予想のEBIT 1,800億円に対し、第1四半期の実績は127億3百万円です。

会社が公表している今期の見通し

2027年3月期2026-08-03 公表

項目会社の見通し前期比
売上収益20,950億円+4.1%
EBIT(財務・法人所得税前利益)1,800億円-17.4%
純利益1,100億円-20.1%
1株あたり配当金96円
  • ★★★増収なのに減益という予想です。売上収益は4.1%増、EBITは17.4%減を見込んでいます。
  • ★★会社は営業利益の見通しを公表していません。通期の予想は売上収益・EBIT・親会社の所有者に帰属する当期利益の3つです。
  • 年間配当金の予想は1株96円(中間48円・期末48円)で、2026年3月期と同額です。
  • ★会社は「当社は第2四半期連結累計期間の業績予想を行っておりません」「直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無」と記載しています。

これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。当サイトは減益の理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。★★EBITは会社が定義した指標で、「四半期利益から法人所得税費用、利息およびその他の財務収益・費用を除いたもの」です。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。

経営ビジョン

JALグループ経営ビジョン20352026年3月策定・2035年度を目標年度とする

会社が掲げる「会社が掲げる理想の未来社会」は「Sustainable Well-being Future(心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来)」です。

会社が挙げている3つの課題2026年3月策定・2035年度を目標年度とする

区分テーマ主な重点活動
1事業ポートフォリオ変革の推進課題12030年度にEBIT 3,000億円、2035年度に3,500億円以上会社の説明
  • ★★★2030年度にEBIT 3,000億円、2035年度に3,500億円以上を目指すと会社が記載している
  • ★★フルサービスキャリア、LCC、CARGOの3本柱で国際路線事業の成長を加速するとしている
  • ★★戦略投資とグローバルでの提携拡大によりマイル・ライフ事業の飛躍的な成長を実現するとしている
  • 国内路線事業構造改革の完遂により収益基盤を強化し、社会インフラとしてサステナブルな国内線ネットワークを確立するとしている
  • ★エコシステムの構築や次世代モビリティの新たなビジネス創出等、社会価値起点の事業領域を拡大するとしている
2変革実現のための全社横断戦略の推進課題2CX・GX・人財/DX・安全の4つ会社の説明
  • ★★CX(顧客体験): 新ブランドスローガン「Soaring Together」の下、お客さまの共感度世界No.1を目指すと記載している
  • ★★★GX(Green Transformation): 2050年のCO2排出量実質ゼロに向け、2030年度の目標であるCO2排出量10%削減(2019年度対比)を着実に達成するとしている
  • 人財/DX: AIやデジタル技術を積極的に活用し、抜本的な生産性向上と日本トップレベルの社員のウェルビーイングを実現するとしている
  • 安全: 先進テクノロジーとプロフェッショナリズムにより、世界最高水準の安全品質を追求し続けるとしている
3財務戦略の推進課題3強固な財務体質と高い資本効率の両立会社の説明
  • 事業ポートフォリオ変革、全社横断戦略を支える基盤として、強固な財務体質と高い資本効率を両立し、戦略的な経営資源配分によって企業価値向上を実現すると記載している
  • ★2026年3月期末の親会社所有者帰属持分比率は40.3%で、5期前の33.7%から上がっている

2026年3月期の有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から書き写しました。★★会社は2026年3月に「JALグループ経営ビジョン2035」を策定・発表したとし、「短期的な計画では実現の難しい抜本的な事業変革に取り組むとともに、顕在化している課題に対しては単年度計画により機動的かつ柔軟に対応してまいります」と記載しています。

経営目標(財務)

指標2026年3月期の実績会社が掲げた目標
EBIT(2030年度)2,180億4百万円3,000億円
EBIT(2035年度)2,180億4百万円3,500億円以上

経営目標(非財務)

指標会社が掲げた目標
CO2排出量削減(2030年度・2019年度対比)10%削減
CO2排出量(2050年)実質ゼロ
お客さまの共感度世界No.1

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★★この節の数値は、有価証券報告書の本文に書かれているものだけです。会社は同じ節に「『JALグループ経営ビジョン2035』において、2030年度の経営目標を以下のとおり定めております」として表を置いていますが、その表の中身は本文の文字として取り出せませんでした(図として作られているため)。★2026年3月に公表された説明資料は、当サイトの作業環境からダウンロードできませんでした。当サイトが読めなかったものを推測で補うことはしません。

アメリカの対応企業

デルタ航空DAL

自国を代表する航空会社どうしだが、日本航空はLCCとマイル事業を部門として分け、デルタ航空は石油精製所を持つ。海外の比重も日本航空(50.6%)のほうが大きい

自国を代表する航空会社どうしです。★★★分け方が違います。日本航空はLCCとマイル事業を部門として分け、デルタ航空は石油精製所を持ちます。★★海外の比重も違います。日本航空は海外が50.6%、デルタ航空は国内以外が29.5%です(当サイトの計算)。★規模はデルタ航空(63.4十億ドル・基準日のレートで約10兆756億円)が日本航空(2兆125億円)の約5.0倍です。★★直近の四半期はどちらも増収減益です。日本航空は売上収益11.2%増・EBIT 72.1%減、デルタ航空は18.7%増・営業利益11.3%減(当サイトの計算)。

売上高を日本航空と並べる
  • デルタ航空10.1兆円FY2025
  • 日本航空2.0兆円直近の通期
時価総額を日本航空と並べる
  • デルタ航空8.6兆円2026-08-22 時点
  • 日本航空1.3兆円2026-08-22 時点

ユナイテッド航空UAL

国際線の比重が大きい点で近いが、ユナイテッド航空は報告セグメントが単一で、日本航空のようにLCCやマイル事業を分けていない

★★国際線の比重が近いです。ユナイテッド航空は国内(米国・カナダ)が59.3%で、国内以外が40.7%。日本航空は海外が50.6%です(当サイトの計算)。★★★ただしユナイテッド航空は報告セグメントが単一で、日本航空のようにLCCやマイル事業を分けていません。★規模はユナイテッド航空(59.1十億ドル・約9兆3,928億円)が日本航空(2兆125億円)の約4.7倍です。★★ユナイテッド航空は5期とも無配です。日本航空の2026年3月期の年間配当は96円です。

売上高を日本航空と並べる
  • ユナイテッド航空9.4兆円FY2025
  • 日本航空2.0兆円直近の通期
時価総額を日本航空と並べる
  • ユナイテッド航空5.8兆円2026-08-22 時点
  • 日本航空1.3兆円2026-08-22 時点

アメリカン航空AAL

航空運送という点で重なるが、アメリカン航空は5期とも株主資本がマイナスで報告セグメントも単一。国内線の比重も大きく(旅客収入の70.9%)、海外が半分を超える日本航空とは形が違う

航空運送という点で重なります。★★★アメリカン航空は5期とも株主資本がマイナスです(2025年12月期は△37億27百万ドル)。日本航空の親会社所有者帰属持分比率は40.3%で、日米5社で最も高い水準です。★★国内線の比重も正反対です。アメリカン航空は旅客収入の70.9%が国内、日本航空は海外が50.6%です。★規模はアメリカン航空(54.6十億ドル・約8兆6,873億円)が日本航空(2兆125億円)の約4.3倍です。★★報告セグメントも単一で、地域別も旅客収入だけの内訳です。

売上高を日本航空と並べる
  • アメリカン航空8.7兆円FY2025
  • 日本航空2.0兆円直近の通期
時価総額を日本航空と並べる
  • アメリカン航空1.5兆円2026-08-22 時点
  • 日本航空1.3兆円2026-08-22 時点

日本航空はIFRS、米国3社は米国会計基準です。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。

★★★部門の分け方が4社で最も細かいのが日本航空です。フルサービスキャリア・LCC・マイル/金融・コマースの3部門に分けており、LCCとマイル事業を部門として分けているのは日米5社で日本航空だけです。デルタ航空は航空と石油精製所の2部門、ユナイテッド航空とアメリカン航空は単一です。

★★★利益の指標も違います。日本航空はEBIT(財務・法人所得税前利益)を主な指標にしており、通期の見通しもEBITで公表しています。米国3社は営業利益と調整後(非GAAP)の1株当たり利益です。

★★★海外の比重が4社で最も大きいのも日本航空です。海外が50.6%で、ユナイテッド航空40.7%・デルタ航空29.5%・アメリカン航空29.1%(旅客収入ベース)を上回ります(いずれも当サイトの計算)。

★★★通期の見通しの出し方が正反対です。日本航空は売上収益・EBIT・当期利益を金額で示しますが、米国3社はいずれも調整後(非GAAP)の1株当たり利益しか示さず、GAAPの金額が1つもありません。そのため米国3社の個票には「今期の見通し」の節がありません。

★★財務の強さも違います。日本航空の親会社所有者帰属持分比率40.3%に対し、デルタ航空25.6%・ユナイテッド航空20.0%・アメリカン航空は△6.0%(株主資本がマイナス)です。

決算期は日本航空が3月末、米国3社はいずれも12月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。

よくある質問

日本航空に対応する米国企業はどこですか?

★★★正面から重なる会社はありません。日本航空はLCCとマイル事業を部門として分けており、米国3社のいずれもそうしていないためです。★★海外の比重も日本航空は50.6%で、ユナイテッド航空40.7%・デルタ航空29.5%・アメリカン航空29.1%(旅客収入ベース)を上回ります(いずれも当サイトの計算)。★国際線の比重ではユナイテッド航空が近いです。規模はユナイテッド航空(約9兆3,928億円)が日本航空(2兆125億円)の約4.7倍。★デルタ航空は約5.0倍、アメリカン航空は約4.3倍です。

なぜ利益の指標が「EBIT」なのですか?

★★★会社が「主要な経営指標等の推移」に営業利益を載せず、EBIT(財務・法人所得税前利益)で並べているためです。会社は決算短信で「当社グループの業績を継続的に比較・評価することに資する指標として表示している。四半期利益から法人所得税費用、利息およびその他の財務収益・費用を除いたもの」と定義しています。★2026年3月期は連結のEBITが2,180億4百万円、連結の営業利益が2,073億49百万円です。★★通期の業績予想もEBITで公表されており、営業利益の見通しは公表されていません。当サイトは会社の呼び方をそのまま使っています。

LCCとマイル事業を分けているのはどういうことですか?

★★★部門として売上と利益を別に開示しているということです。LCC事業(ZIPAIR Tokyo・スプリング・ジャパン)は外部売上の5.0%、マイル/金融・コマース事業(JALマイレージバンク・JALカード・JALUX)は7.4%です。★★マイル/金融・コマース事業の利益率20.5%は、フルサービスキャリア事業の9.1%の2倍以上です(当サイトの計算)。★★★ANAホールディングスはLCC(Peach Aviation)を航空事業の中に入れており、LCCだけの売上・利益を読み取れません。米国3社も同様です。★日米5社で、LCCとマイル事業を部門として分けているのは日本航空だけです。

海外の売上が半分を超えているのですか?

★★はい。日本が9,941億13百万円で49.4%、海外が50.6%です(当サイトの計算)。★★米州が4,988億20百万円(24.8%)で海外では最大、アジア・オセアニアが18.4%、欧州が7.5%です。★前期からの伸びも米州が17.4%増と最大でした(当サイトの計算)。★会社は経営方針で「アジア=北米の人流・物流、インバウンド需要拡大、成田空港の機能強化等の将来の成長に向けた事業機会が拡大しています」と記載しています。★会社は「地理的近接度により区分している」とし、アジア・オセアニアに中国・韓国・台湾・インド・インドネシア・オーストラリア・グアム等、米州にアメリカ合衆国(グアムを除く)・カナダ、欧州にイギリス・フランス・ドイツ・フィンランド・カタールが属すると注記しています。

2027年3月期が減益予想なのはなぜですか?

★★会社の予想は売上収益2兆950億円(4.1%増)・財務・法人所得税前利益1,800億円(17.4%減)・親会社の所有者に帰属する当期利益1,100億円(20.1%減)です。★増収なのに減益という予想です。★★第1四半期の実績も、売上収益が11.2%増えた一方でEBITは72.1%減っています。★★★当サイトは理由を書きません。会社が要因を数値で示していないためです。★★同じ形は日米5社すべてに見られます。直近の四半期は5社とも増収減益で、各社とも燃油費に触れています。

「経営ビジョン2035」の目標はどうなっていますか?

★★会社は2026年3月に「JALグループ経営ビジョン2035」を策定・発表し、2030年度にEBIT 3,000億円、2035年度に3,500億円以上を目指すとしています。★3つの課題として「事業ポートフォリオ変革の推進」「変革実現のための全社横断戦略の推進」「財務戦略の推進」を挙げています。★★フルサービスキャリア、LCC、CARGOの3本柱で国際路線事業の成長を加速するマイル・ライフ事業の飛躍的な成長を実現するとしています。★非財務では2030年度のCO2排出量10%削減(2019年度対比)、2050年の実質ゼロ、お客さまの共感度世界No.1を掲げています。★★★このページに数値目標の表が2行しかないのは、有価証券報告書の該当の表が図として作られており、本文の文字として取り出せなかったためです。2026年3月公表の説明資料も当サイトの環境からダウンロードできませんでした。読めなかったものを推測で補うことはしません。

数値はいつ時点のものですか?

5期の推移・部門別・地域別・従業員数・経営ビジョン2035の目標は2026年3月期の有価証券報告書(2026年6月22日提出)、直近の決算と通期の予想は2026年8月3日公表の第1四半期決算短信によります。株価と時価総額はページ上部に記載した基準日の値です。

数値の基準日と出典

決算(通年)
2026年3月期(2026-03-31 期末)
決算(四半期)
2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)/2026-08-03 公表
IR資料の確認日
2026-08-22

部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通し、経営ビジョンは、同社のIRサイトで公開されている次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2026年3月期)(2026-06-22 公表)2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(2026-08-03 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。