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航空Airlines

日本の顔ぶれ

アメリカの対応企業

デルタ航空DAL

Delta Air Lines, Inc.

航空(Airline)と石油精製所(Refinery)の2部門。航空会社が製油所を持つのは掲載5社でデルタ航空だけ。国内が売上の70.5%。売上高63.4十億ドルで5社中最大。株主資本比率25.6%で、2021年12月期の5.4%から回復した。

  • 売上高10.1兆円
  • 純利益7,944億円
  • 時価総額8.7兆円
  • 株価84.09USD
  • 掲載企業内シェア35.8%
  • 決算期FY2025 · 米国基準
対応する日本企業
  • ANAホールディングス
  • 日本航空

ユナイテッド航空UAL

United Airlines Holdings, Inc.

報告セグメントは単一。開示される内訳は地域別4区分だけで、国内(米国・カナダ)59.3%は米国3社で最も低く、太平洋11.6%は最も高い。売上高59.1十億ドル。5期とも無配。

  • 売上高9.4兆円
  • 純利益5,322億円
  • 時価総額5.8兆円
  • 株価112.51USD
  • 掲載企業内シェア33.4%
  • 決算期FY2025 · 米国基準
対応する日本企業
  • ANAホールディングス
  • 日本航空

アメリカン航空AAL

American Airlines Group Inc.

報告セグメントは単一で、地域別も旅客収入だけの内訳。国内が旅客収入の70.9%。売上高54.6十億ドル。5期とも株主資本がマイナスで、営業利益は2023年12月期から2期続けて減っている。5期とも無配。

  • 売上高8.7兆円
  • 純利益176億円
  • 時価総額1.4兆円
  • 株価12.94USD
  • 掲載企業内シェア30.9%
  • 決算期FY2025 · 米国基準
対応する日本企業
  • ANAホールディングス
  • 日本航空

カードの下にある「対応する日本企業」は、その米国企業と事業が重なる会社です。

規模の比較

日米の掲載企業の売上高の比較(円換算)デルタ航空FY2025 · 米国基準10.1兆円ユナイテッド航空FY2025 · 米国基準9.4兆円アメリカン航空FY2025 · 米国基準8.7兆円ANAホールディングス2026年3月期 · 日本基準2.5兆円日本航空2026年3月期 · IFRS2.0兆円

日本企業(オレンジ)と米国企業(青)を同じ物差しで並べています。

日米の構造の違い

5社とも直近の四半期が増収減益

日米5社の直近の四半期は、売上高がいずれも2桁増えているのに、営業利益はいずれも減っています。

いずれも当サイトの計算です(会社が示した増減率がある場合はそれと一致します)。

各社とも燃油費に触れています。デルタ航空は「四半期として過去最高の燃油費を吸収した」、ユナイテッド航空は「燃油費が約60億ドル増える中でも」、アメリカン航空は「燃油費が最近上昇したことを踏まえ」と記載しています。ただし各社とも金額での要因分解は公表していないため、当サイトは「燃油費で何円減った」とは書きません。

日本の2社は通期の見通しも減益です。ANAホールディングスは営業利益31.0%減、日本航空はEBIT 17.4%減を見込んでいます。

部門の分け方が5社でばらばら

★★★LCCを部門として分けているのは日本航空だけです。ANAホールディングスはPeach Aviationを航空事業の中に入れており、LCCだけの売上・利益は読み取れません。

★★★マイル事業を部門として分けているのも日本航空だけです。マイル/金融・コマース事業の利益率20.5%は、フルサービスキャリア事業の9.1%の2倍以上です(当サイトの計算)。

★★★航空会社が製油所を持つのはデルタ航空だけです。石油精製所部門の売上高69億61百万ドルのうち18億84百万ドルは部門間で、うち11億50百万ドルが航空部門への販売です。

国内線の比重が会社で違う

★★日本航空だけが海外の比重が半分を超えます。ユナイテッド航空が米国3社の中でもっとも国際線に寄っており、アメリカン航空がもっとも国内線に寄った形です。

★アメリカン航空の地域別は旅客収入だけの内訳で、連結の売上高ではなく旅客収入496億43百万ドルが分母です。デルタ航空とユナイテッド航空は売上高全体を分けているので、3社の割合をそのまま並べることはできません。

通期の見通しの出し方が日米で正反対

★★★米国3社はいずれもGAAPの金額を1つも示していません。そのため3社とも個票に「今期の見通し」の節がありません。

財務の強さが5社で大きく違う

株主資本比率(日本は自己資本比率)は次のとおりです。

★★★アメリカン航空は5期とも株主資本がマイナスです(△73億40百万ドル→△37億27百万ドル)。分母が負のときのROEと株主資本比率は意味を持たないため、当サイトは同社の推移の図にこれらを描いていません。

★配当も分かれます。日本航空96円・ANAホールディングス65円・デルタ航空0.675ドルに対し、ユナイテッド航空とアメリカン航空は5期とも無配です。

規模の差

売上高(直近の通期・米ドルはページ下部のレートで円に直したもの)は次のとおりです。

デルタ航空の売上高はANAホールディングスの約3.9倍、日本航空の約5.0倍です。

表では円換算・同じレートで並べているので、5社を通して比べられます。

よくある質問

ANAホールディングスのアメリカ版はどこですか?

デルタ航空です。★★自国で最大の航空会社どうしで、航空以外の部門を1つ持つ点も重なります(ANAホールディングスは商社・航空関連・旅行、デルタ航空は石油精製所)。国内線の比重も近く、ANAホールディングスは日本が68.5%、デルタ航空は国内が70.5%です。★規模はデルタ航空(約10兆578億円)がANAホールディングス(2兆5,392億円)の約3.9倍です。★ユナイテッド航空(約3.7倍)とアメリカン航空(約3.4倍)はどちらも報告セグメントが単一で、部門の内訳を比べられません。

日本航空に対応する米国企業はどこですか?

★★★正面から重なる会社はありません。日本航空はLCCとマイル事業を部門として分けており、米国3社のいずれもそうしていないためです。★★海外の比重も日本航空は50.6%で、米国3社(デルタ航空29.5%・ユナイテッド航空40.7%・アメリカン航空は旅客収入の29.1%)より大きい形です。★国際線の比重ではユナイテッド航空が近いです。規模はユナイテッド航空(約9兆3,762億円)が日本航空(2兆125億円)の4.66倍。★デルタ航空は約5.0倍、アメリカン航空は約4.3倍です。

なぜ米国3社の個票に「今期の見通し」の節がないのですか?

★★★3社ともGAAPの金額を1つも示していないためです。示しているのは調整後(非GAAP)の1株当たり利益で、デルタ航空6.50〜7.50ドル、ユナイテッド航空9.00〜11.00ドル、アメリカン航空△0.65〜0.65ドルです。★デルタ航空はこれに加えてフリーキャッシュ・フロー30〜40億ドルとグロス・レバレッジ約2倍を示していますが、これらも非GAAPの指標です。★★日本の2社はGAAPの金額で通期予想を出しています。ANAホールディングスは売上高・営業利益・経常利益・当期純利益の4つ、日本航空は売上収益・EBIT・当期利益の3つです。★当サイトが通期の数値を作ることはしません。

5社とも増収なのに減益なのはなぜですか?

★★各社とも燃油費に触れています。デルタ航空は「四半期として過去最高の燃油費を吸収した」、ユナイテッド航空は「燃油費が約60億ドル増える中でも通期の調整後1株当たり利益の見通しを引き上げた」、アメリカン航空は「燃油費が最近上昇したことを踏まえ」通期の見通しを示したと記載しています。★★★ただし各社とも金額での要因分解を公表していないため、当サイトは「燃油費で何円減った」とは書きません。★日本の2社は通期の見通しも減益です(ANAホールディングスは営業利益31.0%減、日本航空はEBIT 17.4%減)。

ANAホールディングスの時価総額はどう計算していますか?

★★★普通株式484,293,561株で計算しています。同社の発行済株式総数の合計524,293,561株には、第1回社債型種類株式40,000,000株が含まれています。★★社債型種類株式は普通株式と別の証券で、配当も別に決まっています(2027年3月期の予想は普通株式が年60円、社債型種類株式が年175円)。普通株式の株価に掛けてよい株数ではありません。★合計の524,293,561株を使うと時価総額が8.3%多く出ます(当サイトの計算)。★株式数は2027年3月期第1四半期決算短信の「期末発行済株式数(自己株式を含む)」から取り、`data/shares-overrides.json` に登録しています。

アメリカン航空の株主資本がマイナスなのはなぜですか?

★★★5期ともマイナスです(△73億40百万ドル→△57億99百万ドル→△52億2百万ドル→△39億77百万ドル→△37億27百万ドル)。マイナスの幅は5期で36億13百万ドル縮まっています(当サイトの計算)。★★分母が負のときのROEと株主資本比率は意味を持たないため、当サイトは同社の推移の図にこれらを描いていません。★★当サイトは理由を書きません。会社が要因を数値で分解していないためです。★他の4社の株主資本比率(自己資本比率)は、日本航空40.3%・ANAホールディングス37.7%・デルタ航空25.6%・ユナイテッド航空20.0%です。

5社の決算期はそろっていますか?

★そろっていません。日本の2社(ANAホールディングス・日本航空)はいずれも3月末、米国3社(デルタ航空・ユナイテッド航空・アメリカン航空)はいずれも12月末です。★★そのため「直近の通期」が指す期間が違います。日本の2社は2026年3月期、米国3社は2025年12月期です。★★一方、直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、こちらは同じ3か月で比べられます。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)と、そのあとに公表された決算短信・決算発表資料によります。日本の2社は2026年3月期、米国3社は2025年12月期です。直近の四半期はいずれも2026年4〜6月期です。株価と時価総額、米ドルの円換算レートはページ下部に記載しています。

注記(2件)
アメリカの対応企業
日米それぞれの開示資料(年次報告書・有価証券報告書)でセグメントを突き合わせ、重なりを確認できたものだけを載せています。どこがどう重なるかは下の「日米の構造の違い」で説明しています。
規模の比較
米ドルはページ下部のレートで円換算しました。会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません(各社の基準を併記しています)。上のカードの「掲載企業内シェア」は、掲載した米国企業3社の売上高合計に占める割合です。世界市場でのシェアではありません。

出典

売上高・純利益は各社の直近の通年決算(米国企業 FY2025/日本企業 2026年3月期)によります。出典は米国SEC(証券取引委員会)の年次報告書(10-K)、金融庁EDINETの有価証券報告書、株価はYahoo Finance。金額の円換算は1米ドル = 158.73円、株価と時価総額は1米ドル = 157.83円。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。

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