リア
基本情報
- 正式社名
- LEAR CORP
- 英文社名
- Lear Corporation
- ティッカー
- LEA(NYSE)
- 会計基準
- 米国会計基準(US GAAP)
- SECへの登録業種
- Motor Vehicle Parts & AccessoriesSIC 3714
- 発行済株式数
- 49,324,764 株直近の提出書類
- ROE(自己資本利益率)
- 9.2%FY2025・当サイトの計算
- 1株あたり配当金
- 0.77 米ドルFY2025
- 1株あたり利益(EPS)
- 8.15 米ドルFY2025・希薄化後
- 従業員数
- 約164,300 人2025-12-31 時点・欧州・アフリカ 約62,900人/メキシコ 約48,600人/アジア 約22,000人/中南米 約21,000人/米国・カナダ 約9,800人
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
純利益・ROE
総資産・自己資本・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株あたり利益(EPS・希薄化後)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 37,086億円 | -0.2% | 1,239億円 | 3.3% | 696億円 | 1.9% |
| FY20242024-12-31期末 | 37,161億円 | -0.7% | 1,415億円 | 3.8% | 808億円 | 2.2% |
| FY20232023-12-31期末 | 37,418億円 | +12.3% | 1,488億円 | 4.0% | 913億円 | 2.4% |
| FY20222022-12-31期末 | 33,311億円 | +8.5% | 1,043億円 | 3.1% | 523億円 | 1.6% |
| FY20212021-12-31期末 | 30,715億円 | — | 1,077億円 | 3.5% | 596億円 | 1.9% |
直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=159.45円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。同社の損益計算書には営業利益の行がありません。当サイトが営業利益として並べているのは、会社が部門の業績を測る指標と定めた Segment earnings(税引前利益に、支払利息(純額)とその他費用(純額)を戻し、持分法投資損益を除いたもの)です。2025年12月期は7億7,730万ドルで、会社が注記13に示す調整表と一致します。純利益はLear Corporationに帰属する分です。ROEは会社が公表していないため当サイトが計算しています。分母は日本の有価証券報告書と同じ「期首と期末の自己資本の平均」です。自己資本比率も同じく当サイトの計算(期末の自己資本÷期末の総資産)で、日本企業のページが会社の公表値を使っているのとは出どころが違います。EPSは希薄化後で、1株あたりの金額は米ドルのまま載せています。同社は52週・53週の会計年度を採っており、四半期の区切りは暦の四半期とずれます。
事業の概要
Seating
完成シートとその部品。売上の4分の3を占める、この会社の主力
利益構成比83.6%1,513億円・利益率5.5%
- 外部顧客向け172億8,300万ドルは連結の74.3%
- 部門の利益9億4,880万ドルは連結の部門利益合計7億7,730万ドルを上回る(全社費用が別に引かれるため)
- 部門の総資産85億7,960万ドルは連結148億4,310万ドルの58%
- 2026年4〜6月期は Audi から欧州と北米の完成シートを受注したと会社が発表している
- 完成シート
- シートフレーム
- シートトリム
- ComfortFlex
- FlexAir
- Eagle Ottawa の本革
- Guilford Performance Textiles の表皮材
E-Systems
電気系統。ワイヤーハーネスや接続部品、車載ソフトウェアを扱う
利益構成比16.4%297億円・利益率3.0%
- 外部顧客向け59億7,610万ドルは連結の25.7%
- 部門の売上高62億4,190万ドルのうち2億6,580万ドルは他部門への販売
- 部門の利益は前期の2億4,740万ドルから1億8,620万ドルへ減った
- 2025年に初めてゼネラルモーターズの「Supplier of the Year for Wire」に選ばれたと会社が発表している
- ワイヤーハーネス
- 低電圧・高電圧の配線
- 接続部品
- 電子制御ユニット
- 車載ソフトウェア
注目ポイント
- 売上の4分の3がシート報告部門は Seating と E-Systems の2つで、Seating が74.3%を占める。デンソーやアイシンの製品一覧にシート本体は挙がっておらず、重なりは狭い
- 得意先の上位5社で売上の6割強10-Kによればゼネラルモーターズ21.7%・フォード11.5%・メルセデス・ベンツ9.9%・フォルクスワーゲン9.8%・ステランティス8.9%。上位2社は当サイトが自動車の業界で取り上げている会社
- 従業員164,300人は当サイトが載せる会社で最多の部類シートの組み立ては人手を要する。メキシコ48,600人・欧州アフリカ62,900人が中心で、米国とカナダは9,800人にとどまる。前期の173,700人からは9,400人減った
- 自己株式の取得で株数が大きく減っている会社は2026年4〜6月期にも1億ドルを取得し、取得を始めてからの累計は61億ドル・平均取得単価95.72ドルで、発行済株式の約60%にあたると説明している
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kの注記13より
| 部門 | 売上高 | うち外部顧客向け | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| Seating | 27,566億円 | 27,557億円 | 1,513億円 | 5.5% |
| E-Systems | 9,953億円 | 9,529億円 | 297億円 | 3.0% |
| その他(全社費用・部門間の消去) | ▲432億円 | — | ▲570億円 | — |
| 連結 | 37,086億円 | 37,086億円 | 1,239億円 | 3.3% |
当サイトが「部門の利益」と書いている欄は、会社が Segment earnings と呼ぶ指標です。会社はこれを「持分法投資損益・支払利息(純額)・その他費用(純額)を差し引く前の税引前利益」と定義しており、連結の合計7億7,730万ドルは、この会社の損益計算書には行として現れません(同社の損益計算書に営業利益の小計が無いため)。会社が示す調整は、7億7,730万ドルから支払利息(純額)1億80万ドルとその他費用(純額)5,140万ドルを引くと税引前利益6億2,510万ドルになる、というものです。「その他」の行には全社費用と部門間取引の消去が入り、部門には配分されません。部門の売上高は部門間の取引を含みます。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
国・地域別の売上
国・地域別の売上高(連結・外部顧客向け)2025年12月期
- その他
- 米国
- メキシコ
- 中国
- モロッコ
- ドイツ
2025年12月期の外部顧客向けの売上高(国・地域別)です。会社が10-Kの注記13「Segment Reporting」で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。会社が個別に開示しているのはこの5か国だけで、残りは「その他」にまとめられています。「その他」が88億9,470万ドル(38.2%)ともっとも大きく、内訳は開示されていません。モロッコが単独で開示されているのは、同社がワイヤーハーネスの生産を同国に大きく置いているためです。なお会社は有形固定資産の所在地も国別に開示しており、そちらではメキシコ6億7,210万ドルが最大です。
最新の決算
2026年12月期 第2四半期(2026年7月4日に終了した3か月)2026-07-31 公表
| 項目 | 2026年12月期 第2四半期(2026年7月4日に終了した3か月) | 2025年6月28日に終了した3か月 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,901億円 | 9,615億円 | +3.0% |
| 営業利益 | 427億円 | 396億円 | +8.0% |
| 税引前利益 | 384億円 | 347億円 | +10.8% |
| 純利益 | 307億円 | 263億円 | +16.7% |
| 売上高営業利益率 | 4.3% | 4.1% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。同社は52週・53週の会計年度を採っており、四半期の区切りは暦の四半期とずれます。当四半期は2026年7月4日に終了した3か月、前年同期は2025年6月28日に終了した3か月です。営業利益として並べているのは会社の Segment earnings で、10-Qの注記から書き写しました。純利益はLear Corporationに帰属する分で、希薄化後の1株あたり利益は3.79ドル(前年同期3.06ドル)です。1株あたり利益が24%増えたのに純利益の増加が17%にとどまるのは、自己株式の取得で株数が減っているためです。部門別では Seating が2億8,620万ドル(前年同期2億8,450万ドル)、E-Systems が8,510万ドル(同5,520万ドル)でした。
会社が公表している今期の見通し
2026年12月期2026-07-31 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 235億4,000万〜240億1,000万米ドル | — |
| コア営業利益 | 10億8,000万〜12億米ドル | — |
| 調整後EBITDA | 17億〜18億2,000万米ドル | — |
| 事業構造改革費用 | 約1億7,500万米ドル | — |
| 営業キャッシュ・フロー | 12億5,000万〜13億5,000万米ドル | — |
| 設備投資 | 約6億6,000万米ドル | — |
| フリー・キャッシュ・フロー | 5億9,000万〜6億9,000万米ドル | — |
- 会社は2026年7月31日に、4〜6月期の決算発表にあわせて多くの項目で見通しの中央値を引き上げ、幅を狭めた
- 見通しの中央値では、リアの売上構成で重みづけした世界の自動車生産台数が2025年から約2%減ると想定している
- 前提の為替レートは1ユーロ=1.16ドル、1ドル=6.82人民元
- 会社は、今後の関税の変更や、同社または業界全体の生産の中断による影響は見通しに含めていないと明記している
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。会社は営業利益と純利益の金額を米国会計基準の見通しとして公表していません。米国企業には日本企業のような通期の業績予想を出す慣行がなく、上の表は会社が決算発表資料の表に数値で書いた項目です。コア営業利益と調整後EBITDA、フリー・キャッシュ・フローは米国会計基準によらない指標で、会社は「将来の項目を見積もることが難しいため、これらの見通しについては米国会計基準の指標との調整表を示さない」と記載しています。金額は会社の書き方どおり幅のまま載せており、当サイトで中央値を作ることも円に換算することもしていません。この見通しは四半期の決算発表で更新されます。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
日本企業との違い
デンソー6902
リアはシートが売上の74.3%。デンソーの製品一覧にシート本体は挙がっていない(シート空調はある)
有価証券報告書(2026年3月期)の報告セグメントは日本・北米・欧州・アジアの4つで、いずれも地域です。製品別の売上は別に開示されており、モビリティエレクトロニクス・サーマルシステム・パワトレインシステム・エレクトリフィケーションシステム・先進デバイスに非車載事業分野を加えた形です。この一覧にシート本体は挙がっておらず(シート空調はサーマルシステムにあります)、リアの売上の74.3%を占める Seating とは重なりません。E-Systems のワイヤーハーネスや接続部品も、デンソーが主たる製品として挙げている範囲とは異なります。
売上高をリアと並べる- デンソー7.5兆円2026年3月期
- リア3.7兆円直近の通期
- デンソー5.6兆円2026-08-18 時点
- リア9,822億円2026-08-18 時点
アイシン7259
リアはシートが売上の74.3%で、アイシンの製品一覧の中心とは異なる
有価証券報告書(2026年3月期)の報告セグメントは日本・北米・欧州・中国・アセアン・インドの5つで、いずれも地域です。製品の区分はパワートレイン関連・走行安全関連・車体関連が中心で、車体関連にニューマチックシート(シート内の空気圧調整)が挙がっていますが、完成シートを主力に据えるリアとは事業の重心が違います。アイシンの製品別の売上は「大部分が自動車部品」として記載を省略されているため、重なりの大きさを数字で確かめることもできません。
売上高をリアと並べる- アイシン5.1兆円2026年3月期
- リア3.7兆円直近の通期
- アイシン1.6兆円2026-08-18 時点
- リア9,822億円2026-08-18 時点
3社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。リアは12月期・米国会計基準(52週・53週の会計年度)で、日本2社は3月期・IFRSです。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
よくある質問
リアと重なる日本の会社はどこですか?
正面から重なる会社はありません。リアは売上の74.3%が完成シートで、デンソーとアイシンはどちらもシート本体を主力製品として挙げていません。当サイトが両社との対応を「△」としているのはこのためです。電気系統(E-Systems)の範囲ではデンソーの電装品と一部重なりますが、双方とも製品ごとの利益を開示していないため、重なりの大きさは確かめられません。
「営業利益」として並べている数値は何ですか?
会社が Segment earnings と呼ぶ指標です。同社の損益計算書には営業利益の行がありません。Segment earnings は、持分法投資損益・支払利息(純額)・その他費用(純額)を差し引く前の税引前利益で、会社が部門の業績を測る指標として10-Kの注記13に定義しています。2025年12月期は7億7,730万ドルで、ここから支払利息(純額)1億80万ドルとその他費用(純額)5,140万ドルを引くと税引前利益6億2,510万ドルになります。
「中長期の目標」の節がないのはなぜですか?
当サイトが確認できた資料に、年と金額を伴う中長期の目標がなかったためです。会社がForm 10-Kと四半期の決算発表資料で公表しているのは通期の見通しまでで、それはこのページの「今期の見通し」に載せています。なお会社のIRサイトには「2026 Investor Overview」という資料がありますが、当サイトの作業環境からは取得できませんでした。取得できていない資料を根拠にすることはしないため、この節を出していません。
国・地域別の「その他」が大きいのはなぜですか?
会社が個別に開示しているのが米国・メキシコ・中国・モロッコ・ドイツの5か国だけで、残りをすべて「その他」にまとめているためです。「その他」は88億9,470万ドルで連結売上高の38.2%にあたりますが、内訳は開示されていません。当サイトは、会社が出していない内訳を推計して埋めることはしていません。
四半期の期間が「7月4日に終了した3か月」となっているのはなぜですか?
同社が52週・53週の会計年度を採っているためです。四半期の区切りが暦の四半期とずれるので、前年同期は2025年6月28日に終了した3か月になります。日本企業の4〜6月期とそのまま比べることはできません。
数値はいつ時点のものですか?
ページ下部の「数値の基準日と出典」に、資料ごとの公表日と当サイトが確認した日、円換算に使ったレートを記載しています。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- FY2025(2025-12-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年12月期 第2四半期(2026年7月4日に終了した3か月)/2026-07-31 公表
- 資料の確認日
- 2026-08-18
- 円換算のレート
- 1米ドル = 159.45円(2026-08-18 時点・Yahoo Finance)
- 株価・時価総額
- 2026-08-18 時点(1米ドル = 159.45円)
部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通しは、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-13 公表)/Form 10-K(2023年12月期)(2024-02-08 公表)/2026年12月期 第2四半期 決算発表(Form 8-K の添付資料 99.1)(2026-07-31 公表)/Form 10-Q(2026年7月4日に終了した四半期)(2026-07-31 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=159.45円(2026-08-18 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。