コルゲート・パルモリーブ

基本情報

正式社名
COLGATE PALMOLIVE CO
英文社名
Colgate-Palmolive Company
ティッカー
CL(NYSE)
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Perfumes, Cosmetics & Other Toilet PreparationsSIC 2844
発行済株式数
797,172,829 株2026-06-30 時点
ROE(自己資本利益率)
1,603.0%FY2025・当サイトの計算
1株あたり配当金
2.08 米ドルFY2025
1株あたり利益(EPS)
2.63 米ドルFY2025・希薄化後

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(億円)(利益率)00.0%8,0005.0%16,00010.0%24,00015.0%32,00020.0%40,00025.0%27,7395,305FY202128,6084,606FY202230,9816,344FY202332,0066,796FY202432,4545,264FY202519.1%16.1%20.5%21.2%16.2%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

当社株主に帰属する当期純利益・ROE

当社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)00.0%8500.0%161,000.0%241,500.0%322,000.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・純資産・株主資本比率

総資産・純資産・株主資本比率(億円)00.0%8,0001.0%16,0002.0%24,0003.0%32,0004.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産純資産株主資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲8,000▲4,00004,0008,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)01234FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20252025-12-31期末32,454億円+1.4%5,264億円16.2%3,395億円10.5%
FY20242024-12-31期末32,006億円+3.3%6,796億円21.2%4,600億円14.4%
FY20232023-12-31期末30,981億円+8.3%6,344億円20.5%3,662億円11.8%
FY20222022-12-31期末28,608億円+3.1%4,606億円16.1%2,842億円9.9%
FY20212021-12-31期末27,739億円5,305億円19.1%3,449億円12.4%

直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=159.23円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。利益は営業利益です。純利益はコルゲート・パルモリーブに帰属する当期純利益。2025年12月期の営業利益が前期から大きく減っているのは、のれんと無形資産の減損9億1,900万ドルを全社の欄に計上したためです。

事業の概要

オーラル・パーソナル・ホームケア

ハミガキ・ハブラシ・ボディソープ・食器用洗剤。売上の77%を占める主力

売上構成比 77.4%売上構成比77.4%25,109億円

利益構成比78.8%6,304億円・利益率25.1%

強み・実績
  • 連結売上高の77.4%。会社は地域別に5つの報告セグメントとして管理している
  • 会社は年初来の世界シェアをハミガキ41.3%、手用歯ブラシ32.7%と記載
  • ライオンの一般用消費財、花王のハイジーンリビングケアと重なる
主な製品・サービス
  • ハミガキ
  • ハブラシ
  • マウスウォッシュ
  • ボディソープ
  • 食器用洗剤
  • 住居用洗剤
  • 柔軟剤

ペットニュートリション

ヒルズのペットフード。売上の23%を占める2つ目の柱

売上構成比 22.6%売上構成比22.6%7,345億円

利益構成比21.2%1,694億円・利益率23.1%

強み・実績
  • 連結売上高の22.6%。日用品の会社としては珍しい規模の柱
  • 米国内の売上は30億6,200万ドルで、この部門の3分の2
  • ユニ・チャームもペットケアを持つが、同社は売上の16.5%でトイレタリーも扱う
主な製品・サービス
  • ペットフード
  • 療法食
77.4%オーラル・パーソナル・ホームケアが売上に占める割合158億ドル / 連結 204億ドル
22.6%ペットニュートリションが売上に占める割合46億ドル / 連結 204億ドル
16.2%連結の営業利益率営業利益33億ドル / 売上高204億ドル

注目ポイント

  • オーラルケアの世界的な会社会社は決算発表資料で、年初来の世界シェアをハミガキ41.3%、手用歯ブラシ32.7%と記載している。日用品の米国3社の中で、オーラルケアを主力に据えているのはこの会社だけである。
  • ペットフードが売上の2割を超えるペットニュートリション部門は46億ドルで連結売上高の22.6%、営業利益では32.2%を占める。日用品の会社としては珍しい構成で、P&Gとキンバリークラークにはこれにあたる区分がない。
  • 2025年12月期の営業利益は減損で大きく減った営業利益は42億6,800万ドルから33億600万ドルへ減った。全社の欄にのれんと無形資産の減損9億1,900万ドルを計上したことが主な要因である。部門ごとの営業利益はオーラル・パーソナル・ホームケアが39億5,900万ドル、ペットニュートリションが10億6,400万ドルで、合計は50億2,300万ドルある。
  • 売上の3分の2は米国外10-Kによれば、売上の約3分の2が米国外で、うち約45%が新興国(中南米・日本を除くアジア・アフリカ/ユーラシア・中欧)によるもの。最大の取引先はウォルマートで、オーラル・パーソナル・ホームケアの売上を通じて連結売上高の約11%を占める。

部門ごとの売上と利益

FY2025(2025年1月〜12月)10-Kのセグメント注記より

部門売上高うち外部顧客向け部門の利益利益率
オーラル・パーソナル・ホームケア25,109億円25,109億円6,304億円25.1%
ペットニュートリション7,345億円7,345億円1,694億円23.1%
全社▲2,734億円
合計32,454億円5,264億円16.2%

部門ごとの利益は営業利益です。会社は「金利費用と法人税というコーポレートの判断による影響を除けるため」営業利益で部門の業績を測ると説明しています。全社の欄の△17億1,700万ドルには、株式報酬・研究開発費・全社の間接費のほか、2025年12月期はのれんと無形資産の減損9億1,900万ドル、ERISA訴訟に関する費用9,900万ドル、生産性向上の計画に伴う費用1,300万ドル、買収関連費用900万ドルが含まれます。

地域別の売上

オーラル・パーソナル・ホームケア部門FY2025(2025年1月〜12月)

  • 中南米7,605億円30.3%
  • 北米6,441億円25.7%
  • 欧州4,716億円18.8%
  • アジア太平洋4,481億円17.8%
  • アフリカ・ユーラシア1,866億円7.4%

FY2025(2025年1月〜12月)のオーラル・パーソナル・ホームケア部門の売上高です。会社が10-Kで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★この内訳は主力部門だけのもので、連結全体ではありません。会社は同部門を地域別に5つの報告セグメントとして管理しており、10-Kのセグメント注記でこの区分の売上高と営業利益を開示しています。合計は同部門の157億6,900万ドルと一致します。ペットニュートリション部門に地域別の内訳はありません。

最新の決算

2026年12月期 第2四半期(2026年4〜6月)2026-07-31 公表

項目2026年12月期 第2四半期(2026年4〜6月)2025年4〜6月増減
売上高8,536億円8,137億円+4.9%
営業利益1,618億円1,720億円-5.9%
純利益1,103億円1,183億円-6.7%
売上高営業利益率19.0%21.1%

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。純利益はコルゲート・パルモリーブに帰属する当期純利益。売上高は4.9%増えましたが、営業利益と純利益は減っています。会社は売上総利益率が61.5%へ1.4ポイント上がった一方、販売費及び一般管理費とその他の費用が増えたと開示しています。希薄化後1株当たり利益は0.86ドル(前年同期0.91ドル)です。

会社が公表している中長期の目標

会社が公表している中長期の目標2026年12月期

会社が示している方針2026年12月期

1一貫した1株当たり利益の成長会社は決算発表資料で、一貫した積み上げ型の1株当たり利益の成長を実現し、長期の株主価値を高めることを目指すと述べている。
2広告費の増額2026年12月期は、広告費を金額でも売上高に対する比率でも増やす見通しを示している。

同社は日本企業のような「中期経営計画」という文書を公表していません。ここに挙げたのは、2026年7月31日の決算発表資料に記載された今期の見通しと、会社が述べている考え方です。会社は「現在の実勢レートに基づく」と付記しています。

経営目標(財務)

指標2025年実績会社が掲げた目標
売上高の伸び+1.4%+2〜6%(2026年12月期)
自社製品の実力ベースの売上の伸び+1〜4%(2026年12月期)
売上総利益率ほぼ横ばい(2026年12月期)
1株当たり利益(GAAP)二桁の伸び(2026年12月期)

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★会社は金額ではなく伸び率で見通しを示しているため、今期の見通しの節は出していません。売上高の伸びには為替の押し上げが低い一桁分含まれ、自社製品の実力ベースの伸びにはプライベートブランドのペットフード事業からの撤退の影響が含まれると会社は記載しています。会社は資料に、実際の業績が見通しと異なりうる旨を記載しています。

日本企業との違い

ライオン4912

オーラルケアが両社の柱で、ペット事業も双方が持つ。事業の組み合わせがよく似ている

一般用消費財事業(日本での日用品と一般用医薬品)が外部売上の53.0%、海外事業が37.5%(2025年12月期・IFRS)。オーラルケアを主力に据える点で最も近い。 ライオンは一般用消費財事業の主要製品の筆頭にハミガキとハブラシを挙げ、コルゲートは年初来の世界シェアをハミガキ41.3%・手用歯ブラシ32.7%と記載している。ただしライオンは解熱鎮痛薬と点眼剤を持ち、コルゲートは売上の2割超をペットフードが占める。

売上高をコルゲート・パルモリーブと並べる
  • ライオン4,221億円2025年12月期
  • コルゲート・パルモリーブ3.2兆円直近の通期
時価総額をコルゲート・パルモリーブと並べる
  • ライオン5,280億円2026-08-17 時点
  • コルゲート・パルモリーブ11.7兆円2026-08-17 時点

花王4452

オーラルケアとホームケアで重なるが、コルゲートはペット栄養が2割超、花王は化学品を持つ

グローバルコンシューマーケア事業とケミカル事業の2本柱で、連結売上高は1兆6,886億円(2025年12月期・IFRS)。オーラルケア(歯みがき・歯ブラシ)とホームケア(台所用洗剤・住居用洗剤)でコルゲートと重なる。ただし花王は化粧品を大きな柱として持ち、売上の4分の1をケミカル事業(界面活性剤・トナー・半導体製造用薬剤)が占める。コルゲートにはこれらにあたる区分がない。

売上高をコルゲート・パルモリーブと並べる
  • 花王1.7兆円2025年12月期
  • コルゲート・パルモリーブ3.2兆円直近の通期
時価総額をコルゲート・パルモリーブと並べる
  • 花王3.2兆円2026-08-17 時点
  • コルゲート・パルモリーブ11.7兆円2026-08-17 時点

ユニ・チャーム8113

ペット事業でのみ重なる

パーソナルケア(紙おむつ・生理用品・大人用排泄ケア)が連結売上高の81.9%、ペットケアが16.5%(2025年12月期・IFRS)。両社ともペット関連を大きな柱として持つ点が似ている。ただしコルゲートのペット事業はヒルズのペットフードが中心で、ユニ・チャームはペットトイレタリーも手がける。主力どうしは重ならず、コルゲートは紙おむつや生理用品を扱っていない。

売上高をコルゲート・パルモリーブと並べる
  • ユニ・チャーム9,453億円2025年12月期
  • コルゲート・パルモリーブ3.2兆円直近の通期
時価総額をコルゲート・パルモリーブと並べる
  • ユニ・チャーム1.8兆円2026-08-17 時点
  • コルゲート・パルモリーブ11.7兆円2026-08-17 時点

4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。コルゲート・パルモリーブは12月期の米国会計基準、日本3社は12月期のIFRSです。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。

よくある質問

コルゲート・パルモリーブと正面から重なる日本の会社はどこですか?

ライオンです。オーラルケアを主力に据える点が最も近く、ハミガキで両社とも代表的なブランドを持っています。花王はオーラルケアとホームケアの範囲で、ユニ・チャームはペット関連という柱の持ち方で似ていますが、主力どうしは重なりません。

地域別の内訳が連結売上高と合わないのはなぜですか?

この内訳がオーラル・パーソナル・ホームケア部門だけのものだからです。会社は同部門を地域別に5つの報告セグメント(北米・中南米・欧州・アジア太平洋・アフリカ/ユーラシア)として管理しており、10-Kでこの区分の売上高と営業利益を開示しています。5区分の合計157億6,900万ドルは同部門の売上高と一致します。ペットニュートリション部門に地域別の内訳はありません。

2025年12月期に営業利益が大きく減ったのはなぜですか?

会社は全社の欄に、のれんと無形資産の減損9億1,900万ドルを計上しています。ほかにERISA訴訟に関する費用9,900万ドル、生産性向上の計画に伴う費用1,300万ドル、買収関連費用900万ドルも同じ欄に含まれます。部門ごとの営業利益はオーラル・パーソナル・ホームケアが39億5,900万ドル、ペットニュートリションが10億6,400万ドルで、合計は50億2,300万ドルあります。

今期の見通しの節がないのはなぜですか?

会社が金額ではなく伸び率でしか見通しを示していないためです。売上高は2〜6%増、自社製品の実力ベースの売上は1〜4%増、1株当たり利益(GAAP)は二桁の伸びという形で公表されています。当サイトが金額に直すと当サイトの計算になってしまうため、伸び率のまま「会社が公表している中長期の目標」の節に載せています。

ペットフードの会社でもあるのですか?

ペットニュートリション部門は46億ドルで連結売上高の22.6%、営業利益では32.2%を占めます。ヒルズのペットフードが中心です。日用品の米国3社の中で、この規模のペット事業を持つのはコルゲートだけです。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は4社とも12月末ですが、会計基準はコルゲート・パルモリーブが米国会計基準、日本3社がIFRSです。第2四半期の実績と今期の見通しは、会社が2026年7月31日に公表した決算発表資料によります。株価と時価総額はページ下部に記載した基準日の値です。

数値の基準日と出典

決算(通年)
FY2025(2025-12-31 期末)
決算(四半期)
2026年12月期 第2四半期(2026年4〜6月)/2026-07-31 公表
資料の確認日
2026-08-18
円換算のレート
1米ドル = 159.23円(2026-08-17 時点・Yahoo Finance)
株価・時価総額
2026-08-17 時点(1米ドル = 159.23円)

部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通し、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-23 公表)2026年12月期 第2四半期の決算発表(Form 8-K 添付資料99)(2026-07-31 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=159.23円(2026-08-17 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。