日用品Household Products
日本の顔ぶれ
- 花王洗剤・ヘアケア・化粧品などの消費財に加え、企業向けの化学品事業を持つ。アメリカではP&Gコルゲート・パルモリーブキンバリークラーク
- ユニ・チャーム紙おむつ・生理用品などのパーソナルケアと、ペットケアの2区分。海外の比重が大きい。アメリカではP&Gキンバリークラークコルゲート・パルモリーブ
- ライオンオーラルケアを柱とする一般用消費財に、産業用品と海外事業を加えた3区分。アメリカではコルゲート・パルモリーブP&Gキンバリークラーク
アメリカの対応企業
P&GPG
The Procter & Gamble Company
ファブリック&ホームケア、ベビー/フェミニン/ファミリーケア、ビューティ、ヘルスケア、グルーミングの5セグメント。
- 売上高13.8兆円
- 純利益2.5兆円
- 時価総額53.4兆円
- 株価146.23USD
- 掲載企業内シェア70.3%
- 決算期FY2026 · 米国基準
- 花王
- ユニ・チャーム
- ライオン
コルゲート・パルモリーブCL
Colgate-Palmolive Company
オーラル・パーソナル・ホームケアと、ペット栄養(ヒルズ)の2区分。ペットが売上の2割を超える。
- 売上高3.2兆円
- 純利益3,384億円
- 時価総額10.8兆円
- 株価86.06USD
- 掲載企業内シェア16.5%
- 決算期FY2025 · 米国基準
- ライオン
- 花王
- ユニ・チャーム
キンバリークラークKMB
Kimberly-Clark Corporation
北米と海外パーソナルケアの2セグメント。事業の売却に伴い、製品ではなく地域で区切る形に変わった。
- 売上高2.6兆円
- 純利益3,208億円
- 時価総額5.1兆円
- 株価98.43USD
- 掲載企業内シェア13.3%
- 決算期FY2025 · 米国基準
- 花王
- ユニ・チャーム
- ライオン
カードの下にある「対応する日本企業」は、その米国企業と事業が重なる会社です。
規模の比較
日本企業(オレンジ)と米国企業(青)を同じ物差しで並べています。
日米の構造の違い
同じ棚に並ぶという意味
これまでの4業界では、日米の会社が同じ売り場に並ぶことはありませんでした。建設機械は建設会社が買うもので、通信は国ごとの免許事業です。
日用品は違います。紙おむつの棚には、P&Gのパンパース、花王のメリーズ、ユニ・チャームのムーニーが並びます。日本の消費者が、日米の会社の製品を並べて選んでいるという点で、この業界は特別です。
ペット事業を持つ会社と持たない会社
日米の両方に、ペット関連の事業を持つ会社があります。
- コルゲート・パルモリーブ — ペット栄養(ヒルズ)が売上の22.6%
- ユニ・チャーム — ペットケアが2つの報告セグメントの1つ。米国のハーツも傘下
- ライオン — 一般用消費財のなかでライオンペットがペットフード・ペット用品を扱う
一方、P&G、キンバリークラーク、花王にはペットの事業がありません。同じ日用品の棚でも、会社によって扱う範囲が違います。
化学品(企業向け)を持つのは日本側だけ
花王にはケミカル事業、ライオンには産業用品事業があります。どちらも消費者ではなく企業に売る事業です。
米国側の3社にこれに当たるセグメントはありません。消費者向けに絞っているのが米国側、企業向けの事業も併せ持つのが日本側、という違いがあります。
キンバリークラークだけ区分が地域
キンバリークラークは10-Kで「事業の売却に伴い、継続事業は地域で定義された2つの報告セグメント(北米・海外パーソナルケア)に再編された」と述べています。
そのため、同社については紙おむつがいくら、ティッシュがいくら、という内訳が分かりません。ユニ・チャームとの重なりを製品のレベルまで書いていないのは、それを開示資料から確認できないためです。
SECへの登録業種も、キンバリークラークは SIC 2670(加工紙・板紙製品)で、P&Gの2840(石鹸・洗剤・化粧品)やコルゲートの2844(香水・化粧品)とは別の分類になっています。
よくある質問
花王のアメリカ版はどこですか?
洗剤・ヘアケア・化粧品・紙おむつと重なりが最も広いのはP&Gです。日本のドラッグストアでも、花王のアタックとP&Gのアリエール、花王のメリーズとP&Gのパンパースが並んで売られています。
ただし花王は企業向けの化学品事業を持っており、P&Gにこれに当たる事業はありません。
ライオンとコルゲート・パルモリーブはどこが重なるのですか?
オーラルケアが両社の柱であることに加えて、ペット事業も双方が持つためです。コルゲートはペット栄養(ヒルズ)が売上の22.6%、ライオンは一般用消費財のなかでライオンペットがペットフードを扱っています。事業の組み合わせがよく似ています。
米国3社の日本での売上は分かりますか?
分かりません。3社とも地域別の開示はありますが、日本単独の数字は開示されていません。当サイトは開示された数値だけを載せるため、推定は行いません。
数値はいつ時点のものですか?
売上高は直近の通年決算で、米国企業は米国SEC(証券取引委員会)に提出された年次報告書(10-K)、日本企業は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書が出典です。株価と時価総額はページ下部の更新日時点のものです。
各社の決算期はそろっていません。P&Gは6月期、コルゲート・キンバリークラークは12月期、日本側3社は12月期です。会計基準は日本側3社がIFRS、米国側3社が米国基準です。売上高の範囲は完全には一致しないため、表と図には各社の期と会計基準を併記しています。
注記(2件)
- アメリカの対応企業
- 日米それぞれの開示資料(年次報告書・有価証券報告書)でセグメントを突き合わせ、重なりを確認できたものだけを載せています。どこがどう重なるかは下の「日米の構造の違い」で説明しています。
- 規模の比較
- 米ドルはページ下部のレートで円換算しました。会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません(各社の基準を併記しています)。上のカードの「掲載企業内シェア」は、掲載した米国企業3社の売上高合計に占める割合です。世界市場でのシェアではありません。
出典
売上高・純利益は各社の直近の通年決算(米国企業 FY2025・FY2026/日本企業 2025年12月期)によります。出典は米国SEC(証券取引委員会)の年次報告書(10-K)、金融庁EDINETの有価証券報告書、株価はYahoo Finance。金額の円換算は1米ドル = 158.73円、株価と時価総額は1米ドル = 157.06円。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
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