コティ

基本情報

正式社名
COTY INC.
英文社名
Coty Inc.
ティッカー
COTY(NYSE)
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Perfumes, Cosmetics & Other Toilet PreparationsSIC 2844
発行済株式数
880,686,464 株直近の提出書類
ROE(自己資本利益率)
▲18.5%FY2026・当サイトの計算
1株あたり利益(EPS)
▲0.70 米ドルFY2026・希薄化後
従業員数
約11,335 人2026-06-30 時点・37か国超

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(億円)(利益率)▲2,000▲2.0%00.0%2,0002.0%4,0004.0%6,0006.0%8,0008.0%10,00010.0%8,433383FY20228,830864FY20239,727869FY20249,369383FY20259,232▲130FY20264.5%9.8%8.9%4.1%▲1.4%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

当社株主に帰属する当期純利益・ROE

当社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)▲1,000▲20.0%▲500▲10.0%00.0%50010.0%1,00020.0%FY22FY23FY24FY25FY26純利益ROE

総資産・純資産・株主資本比率

総資産・純資産・株主資本比率(億円)00.0%6,0008.0%12,00016.0%18,00024.0%24,00032.0%FY22FY23FY24FY25FY26総資産純資産株主資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲2,400▲1,600▲80008001,600FY22FY23FY24FY25FY26営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)▲1▲0001FY22FY23FY24FY25FY26EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20262026-06-30期末9,232億円-1.5%▲130億円▲1.4%▲962億円▲10.4%
FY20252025-06-30期末9,369億円-3.7%383億円4.1%▲585億円▲6.2%
FY20242024-06-30期末9,727億円+10.2%869億円8.9%142億円1.5%
FY20232023-06-30期末8,830億円+4.7%864億円9.8%808億円9.1%
FY20222022-06-30期末8,433億円383億円4.5%413億円4.9%

直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.98円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★2025年6月期と2026年6月期は2期続けて当期純損失です。コティ社株主に帰属する当期純損益は3億67百万ドルの損失、6億4百万ドルの損失でした。★★★営業損益も2026年6月期に8,150万ドルの損失へ転じました。2024年6月期は5億46百万ドルの営業利益だったので、2期で6億28百万ドル悪化しています。2026年6月期は資産の減損3億62百万ドルが営業費用に含まれています。★売上高は5期で53億4百万ドル(2022年6月期)から58億6百万ドル(2026年6月期)へ9.5%増えていますが、2025年6月期・2026年6月期は2期続けて減収です。★★総資産は121億16百万ドル(2022年6月期)から102億ドル(2026年6月期)へ15.8%減りました。★★★普通株式への配当は5期とも支払っていません。転換社債型の優先株式(Convertible Series B Preferred Stock)への配当が年1,320万ドルあり、1株当たり利益はこれを差し引いた後の金額で計算されています。★株式分割はありません。★★当ページの推移の表の「純利益」はコティ社株主に帰属する当期純損益で、1株当たり利益の分子(普通株主に帰属する当期純損益)とは優先株式配当のぶんだけ違います。2026年6月期はそれぞれ6億4百万ドルの損失と6億18百万ドルの損失です。★★★2022年6月期の1株当たり利益0.08ドルは、他の期と分子の取り方が違います。この期は優先株式にかかわる調整が1億98百万ドルあり、コティ社株主に帰属する当期純利益2億59百万ドルから差し引いた6,120万ドルが1株当たり利益の分子になっています。★金額はいずれも会社が公表したものをそのまま載せています。

事業の概要

プレステージ(Prestige)

百貨店や専門店で売る高価格帯。香水が中心で、売上高の65.5%

売上構成比 65.5%売上構成比65.5%6,051億円

部門の利益707億円・利益率11.7%

強み・実績
  • ★★★営業利益4億44百万ドル。2部門で唯一の黒字で、会社が示す利益率は11.7%
  • ★★売上高38億5百万ドルは前期の38億20百万ドルからほぼ横ばい(報告ベース0%、為替と事業構成の影響を除くLFLでは4%減)
  • ★★ブランドはほとんどがライセンス。バーバリー・カルバンクライン・クロエ・グッチ・ヒューゴボス・マーク ジェイコブス・ティファニー・ヴェラ ウォンなど
  • ★★調整後営業利益(非GAAP)は6億69百万ドル・利益率17.6%と会社が示している。報告ベースとの差は減損や事業構造改革の費用
主な製品・サービス
  • グッチ
  • バーバリー
  • ヒューゴボス
  • カルバンクライン
  • マーク ジェイコブス
  • クロエ
  • ティファニー
  • Kylie Cosmetics

コンシューマービューティ(Consumer Beauty)

ドラッグストア等で売る一般価格帯。メイクアップが中心で、売上高の34.5%

売上構成比 34.5%売上構成比34.5%3,181億円

部門の利益▲704億円・利益率▲22.1%

強み・実績
  • ★★★営業損失4億42百万ドル。前期の1億27百万ドルの損失から3.5倍に広がった
  • ★★★会社が示す利益率は△22.1%。2026年6月期の資産の減損3億62百万ドルの多くがこの部門にかかわる
  • ★売上高20億ドルは前期の20億72百万ドルから3.5%減(当サイトの計算。会社の表記は3%減)。LFLでは7%減
  • ★★調整後営業損益(非GAAP)も4,320万ドルの損失で、前期の7,970万ドルの利益から赤字へ転じた
  • ブランドはカバーガール・リンメル・マックスファクター・サリーハンセン・ブルジョワなど、自社保有のものが多い
主な製品・サービス
  • カバーガール
  • リンメル
  • マックスファクター
  • サリーハンセン
  • ブルジョワ
  • アディダス
  • David Beckham
65.5%プレステージの割合売上高38億5百万ドル。営業利益4億44百万ドルは2部門で唯一の黒字
▲22.1%コンシューマービューティの利益率営業損失4億42百万ドル。会社が決算発表資料に印刷している数値
47.3%欧州・中東・アフリカの割合売上高27億45百万ドル。南北アメリカ(40.3%)より大きい
4億ドルグッチビューティの譲渡2026年7月にケリングへ売り戻す契約を公表。期限のおよそ1年前倒し

注目ポイント

  • ★★★2部門の損益が正反対に振れているプレステージは営業利益4億44百万ドル(利益率11.7%)、コンシューマービューティは営業損失4億42百万ドル(利益率△22.1%)で、ほぼ同じ大きさの黒字と赤字が並んでいます。★★そこへ全社費用8,340万ドルが加わり、連結は8,150万ドルの営業損失になりました。★★コンシューマービューティの損失が広がったのは、2026年6月期に資産の減損3億62百万ドルを計上したためです(前期は2億12百万ドル)。★会社は2026年12月末までにコンシューマービューティの戦略的な見直しを終えるとしています。
  • ★★★グッチビューティのライセンスをケリングへ戻す会社は決算発表資料で、2026年7月にグッチビューティのライセンスを、期限のおよそ1年前倒しでケリングへ4億ドル(在庫の対価は別)で売り戻す契約に合意したと公表しています。★★契約時に2億50百万ドルを受け取り、残る1億50百万ドルは2027年9月30日までに受け取る(うち最大3,000万ドルは一定の条件付き)と説明しています。★★★会社は「グッチビューティのライセンスからの撤退は2028年6月期の売上と利益の段差になる」と明記しています。★★この契約は2026年6月30日より後の出来事なので、当ページの2026年6月期の数値には入っていません。★あわせて2025年12月にウエラの残る持分を7億50百万ドルで現金化したとも記載しています。
  • ★★通期の見通しを出していない会社は「2027年6月期は移行の年になる」とし、第1四半期の見通しと、上半期のフリーキャッシュ・フローの見通し(3億ドル超)だけを示しています。★示している指標もLFL売上高の減少率(1桁台前半から半ば)、調整後EBITDAの減少率(10%台前半)、調整後1株当たり利益0.11〜0.13ドル(エクイティスワップを除く)で、GAAPの金額はありません。★★そのため当ページには「今期の見通し」の節がありません。★会社は「戦略的な見直しを2026年12月末までに完了し、Coty.Curatedの実行が進んだ段階で、より広い見通しを示す予定」としています。
  • ★★キャッシュ・フローは前期より増えている2026年6月期の営業活動によるキャッシュ・フローは5億38百万ドル(前期4億93百万ドル)、会社が示すフリーキャッシュ・フロー(非GAAP)は3億48百万ドル(前期2億78百万ドル)でした。★★当期純損失を出しながら、営業キャッシュ・フローは増えています。資産の減損3億62百万ドルなど、現金の支出をともなわない費用が損益に含まれているためです。★財務活動によるキャッシュ・フローは11億61百万ドルの支出です。
  • ★1904年にパリで創業した会社会社は10-Kで「1904年にパリで創業した、世界最大級の美容会社のひとつ」と説明しています。★★ブランドは自社保有とライセンスが混ざっており、10-Kのブランド一覧では自社保有のものに印が付いています。カバーガール・リンメル・マックスファクター・サリーハンセン・philosophy・ランカスターなどが自社保有、グッチ・バーバリー・ヒューゴボス・カルバンクライン・ティファニーなどがライセンスです。★従業員数は約11,335人(2026年6月30日時点)で、37か国を超える国に在籍しています。

部門ごとの売上と利益

2026年6月期決算発表資料の Business Review by Segment より

部門売上高うち外部顧客向け部門の利益利益率
プレステージ(Prestige)6,051億円6,051億円707億円11.7%
コンシューマービューティ(Consumer Beauty)3,181億円3,181億円▲704億円▲22.1%
全社(Corporate)▲133億円部門に配分していない全社費用。前期は2億12百万ドルだったので61%減っている
連結9,232億円9,232億円▲130億円▲1.4%

★★2つの報告セグメントは価格帯別です。プレステージ(高価格帯・香水中心)とコンシューマービューティ(一般価格帯・メイクアップ中心)。★★2部門の売上高の合計58億6百万ドルは連結の売上高と完全に一致します。部門間の取引はありません。★★★プレステージの営業利益4億44百万ドルを、コンシューマービューティの営業損失4億42百万ドルがほぼ打ち消し、全社費用8,340万ドルを引いた連結は8,150万ドルの営業損失になります。★★利益率は会社が決算発表資料に印刷している数値です(プレステージ11.7%、コンシューマービューティ△22.1%、連結△1.4%)。当サイトの計算ではありません。★★会社は2026年12月末までにコンシューマービューティの戦略的な見直しを終えるとしています。★当ページのドルの金額は、百万ドル未満を切り捨てて書いています。会社は10万ドル単位まで印刷しています(例: 売上高5,806.6百万ドル)。

「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。

地域別の売上

地域別の売上高2026年6月期

  • 欧州・中東・アフリカ(EMEA) 47.3%47.3%4,365億円欧州・中東・アフリカ(EMEA)
  • 南北アメリカ(Americas) 40.3%40.3%3,719億円南北アメリカ(Americas)
  • アジア太平洋(Asia Pacific) 12.4%12.4%1,148億円アジア太平洋(Asia Pacific)

2026年6月期の地域別の売上高です。会社が決算発表資料の Business Review by Region よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★欧州・中東・アフリカが27億45百万ドルで売上高の47.3%を占め、南北アメリカ23億39百万ドル(40.3%)を上回ります(割合は当サイトの計算)。★アジア太平洋は7億21百万ドルで12.4%にとどまります。★★3区分の合計は連結の売上高58億6百万ドルと完全に一致します。前期は南北アメリカ23億73百万ドル・欧州中東アフリカ28億11百万ドル・アジア太平洋7億8百万ドルでした。欧州中東アフリカが2%減、南北アメリカが1%減、アジア太平洋が2%増です。★★欧州・中東・アフリカが最大の地域という形は、当サイトが載せている化粧品6社の中でコティだけです。★会社は「120を超える国と地域で販売している」としています。

最新の決算

2026年4〜6月期(第4四半期)2026-08-19 公表

項目2026年4〜6月期(第4四半期)2025年4〜6月期増減
売上高2,018億円1,991億円+1.3%
営業利益▲68億円25億円赤字転落
税引前利益▲143億円▲117億円赤字継続
純利益▲224億円▲109億円赤字継続
売上高営業利益率▲3.4%1.2%

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。純損益はコティ社株主に帰属する金額。★★売上高は1%増えました(LFLでは1%減)。会社は「報告ベースの増収に戻った」としています。★★★営業損益は前年同期の1,550万ドルの利益から4,270万ドルの損失へ転じました。部門別ではプレステージが470万ドルの損失(前年同期は3,810万ドルの利益)、コンシューマービューティが2,990万ドルの損失(同1,600万ドルの損失)です。★希薄化後1株当たり損失は0.16ドル(前年同期は0.08ドルの損失)。普通株主に帰属する当期純損失1億44百万ドルで計算されています。★地域別の売上高は南北アメリカ5億54百万ドル(9%増)・欧州中東アフリカ5億28百万ドル(8%減)・アジア太平洋1億85百万ドル(11%増)です。★★会社は中東の紛争が売上高に約1%の逆風になったと見積もっています。

日本企業との違い

コーセーホールディングス4922

双方とも高価格帯と一般価格帯の2つの報告セグメントに分けているという、6社の中で唯一そろった形。コーセーホールディングスは化粧品事業とコスメタリー事業、コティはプレステージとコンシューマービューティ

★★★部門の切り方が正面からそろいます。コティはプレステージ(高価格帯・65.5%)とコンシューマービューティ(一般価格帯・34.5%)、コーセーホールディングスは化粧品事業(高価格帯・79.4%)とコスメタリー事業(一般価格帯・19.5%)で、当サイトが載せている化粧品6社の中で、価格帯で2つに分けているのはこの2社だけです。★規模はコティ(58億6百万ドル・基準日のレートで約9,232億円)がコーセーホールディングス(3,302億円)の約2.8倍です。★★直近の通期の損益は正反対です。コティは営業損失8,150万ドル、コーセーホールディングスは営業利益184億67百万円です。★★利益率の出方も逆です。コティは高価格帯が黒字で一般価格帯が赤字、コーセーホールディングスは一般価格帯(9.7%)のほうが高価格帯(6.4%)より利益率が高くなっています。

売上高をコティと並べる
  • コーセーホールディングス3,302億円2025年12月期
  • コティ9,232億円直近の通期
時価総額をコティと並べる
  • コーセーホールディングス3,571億円2026-08-22 時点
  • コティ3,833億円2026-08-22 時点

資生堂4911

双方とも世界展開する化粧品会社だが、コティは香水とライセンスブランドが中心で、資生堂はスキンケアと自社ブランドが中心。地域の重心も違い、コティは欧州中東アフリカが最大

世界展開する化粧品会社という点で重なります。★★中身の重心が違います。コティはプレステージ(香水中心)が65.5%で、ブランドはグッチ・バーバリー・ヒューゴボスなどライセンスが多いのに対し、資生堂はSHISEIDO・クレ・ド・ポー ボーテなど自社ブランドが中心です。★★地域の重心も違います。コティは欧州中東アフリカが47.3%で最大、資生堂は中国&トラベルリテールが35.3%で最大です。★規模はほぼ同じで、資生堂(9,700億円)がコティ(約9,232億円)の約1.05倍です。★★直近の通期はどちらも損失です。コティは営業損失8,150万ドル、資生堂は営業損失287億88百万円です。

売上高をコティと並べる
  • 資生堂9,700億円2025年12月期
  • コティ9,232億円直近の通期
時価総額をコティと並べる
  • 資生堂1.5兆円2026-08-22 時点
  • コティ3,833億円2026-08-22 時点

ポーラ・オルビスホールディングス4927

化粧品という点では重なるが、コティは香水とライセンスブランドが中心で欧州中東アフリカが最大の地域。ポーラ・オルビスホールディングスは日本のスキンケアが中心で、委託販売のしくみを持つ

化粧品という点では重なりますが、性格がかなり違います。★★コティは香水とライセンスブランドが中心で、ポーラ・オルビスホールディングスはPOLA・ORBIS など自社ブランドだけです。★★地域の重心も違います。コティは欧州中東アフリカが47.3%で最大、ポーラ・オルビスホールディングスは日本が87.0%です。★規模はコティ(約9,232億円)がポーラ・オルビスホールディングス(1,703億円)の約5.4倍です。★★財務の形も違います。コティの株主資本比率は29.3%、ポーラ・オルビスホールディングスの自己資本比率は82.3%です。

売上高をコティと並べる
  • ポーラ・オルビスホールディングス1,703億円2025年12月期
  • コティ9,232億円直近の通期
時価総額をコティと並べる
  • ポーラ・オルビスホールディングス3,222億円2026-08-22 時点
  • コティ3,833億円2026-08-22 時点

コティは米国会計基準、日本3社は日本基準(コーセーホールディングス・ポーラ・オルビスホールディングス)とIFRS(資生堂)です。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。

★★★コーセーホールディングスとは部門の切り方がそろいます。どちらも高価格帯と一般価格帯の2区分です。資生堂は地域で5つ、ポーラ・オルビスホールディングスは2つあるがビューティケア事業に96.4%が入ります。

★★ブランドの持ち方が4社の中でコティだけ違います。コティの10-Kのブランド一覧は自社保有とライセンスが混ざっており、印が付いているのが自社保有です。プレステージのグッチ・バーバリー・ヒューゴボス・カルバンクライン・ティファニーはライセンス、コンシューマービューティのカバーガール・リンメル・マックスファクター・サリーハンセンは自社保有です。日本3社のブランドはいずれも自社のものです。

★★地域の重心が4社の中でコティだけ欧州です。コティは欧州中東アフリカが47.3%で最大。資生堂は中国&トラベルリテール35.3%、コーセーホールディングスは日本65.2%、ポーラ・オルビスホールディングスは日本87.0%が最大です。

決算期はコティが6月末、日本3社はいずれも12月末です。

よくある質問

コティに対応する日本企業はどこですか?

コーセーホールディングスです。★★当サイトが載せている化粧品6社の中で、高価格帯と一般価格帯の2つに部門を分けているのはこの2社だけだからです。コティはプレステージ(65.5%)とコンシューマービューティ(34.5%)、コーセーホールディングスは化粧品事業(79.4%)とコスメタリー事業(19.5%)です。★規模はコティ(約9,232億円)がコーセーホールディングス(3,302億円)の約2.8倍です。★★ただし直近の決算は正反対です。コティは営業損失8,150万ドル、コーセーホールディングスは営業利益184億67百万円です。★規模でいえば資生堂(9,700億円)がコティ(約9,232億円)とほぼ同じ大きさです。

なぜ連結が営業損失なのですか?

★★★プレステージの営業利益4億44百万ドルを、コンシューマービューティの営業損失4億42百万ドルがほぼ打ち消しているためです。そこへ部門に配分していない全社費用8,340万ドルが加わり、連結は8,150万ドルの営業損失になります。★★コンシューマービューティの損失が広がったのは、2026年6月期に資産の減損3億62百万ドルを計上したためです(前期は2億12百万ドル)。会社が示す利益率は△22.1%です。★会社は2026年12月末までにコンシューマービューティの戦略的な見直しを終えるとしています。★当サイトはこの見直しの結果を予想しません。

グッチビューティのライセンス譲渡とは何ですか?

★★★2026年7月に、グッチビューティのライセンスを期限のおよそ1年前倒しでケリングへ4億ドル(在庫の対価は別)で売り戻す契約に合意したと会社が公表しています。★契約時に250百万ドルを受け取り、残る150百万ドルは2027年9月30日までに受け取る(うち最大30百万ドルは一定の条件付き)としています。★★★会社は「グッチビューティのライセンスからの撤退は2028年6月期の売上と利益の段差になる」と明記しています。金額は示していないため、当サイトも影響額を書きません。★★この契約は2026年6月30日より後の出来事なので、当ページの2026年6月期の数値には入っていません。★会社はあわせて、2025年12月にウエラの残る持分を750百万ドルで現金化したと記載しています。

なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?

★★★会社が通期の見通しを示していないためです。決算発表資料には「FY27(2027年6月期)は移行の年になる」とあり、第1四半期の見通しと、上半期のフリーキャッシュ・フローの見通し(3億ドル超)だけが示されています。★★示している指標もすべて非GAAPです(LFL売上高の減少率、調整後EBITDAの減少率、調整後1株当たり利益0.11〜0.13ドル(エクイティスワップを除く))。★会社は「戦略的な見直しを2026年12月末までに完了し、Coty.Curatedの実行が進んだ段階で、より広い見通しを示す予定」としています。★当サイトが通期の数値を作ることはしません。

推移の表の「純利益」と、1株当たり利益の分子が違うのはなぜですか?

★★会社が3つの水準を示しているためです。2026年6月期は、当期純損失5億90百万ドル(非支配持分を含む)/コティ社株主に帰属する純損失6億4百万ドル/普通株主に帰属する純損失6億18百万ドルです。★当サイトの推移の表は「コティ社株主に帰属する純損益」(米国SECのXBRLと同じ)、1株当たり利益は「普通株主に帰属する純損益」で計算されたものを載せています。★差は転換社債型優先株式(Convertible Series B Preferred Stock)への配当13.2百万ドルです。★★普通株式への配当は5期とも支払われていません。

当期純損失を出しながら、営業キャッシュ・フローが増えているのはなぜですか?

★★現金の支出をともなわない費用が損益に含まれているためです。2026年6月期は資産の減損3億62百万ドルと、償却費2億62百万ドルが営業費用に入っています。★2026年6月期の営業活動によるキャッシュ・フローは5億38百万ドル(前期4億93百万ドル)、会社が示すフリーキャッシュ・フロー(非GAAP)は3億48百万ドル(前期2億78百万ドル)でした。★財務活動によるキャッシュ・フローは11億61百万ドルの支出です。

数値はいつ時点のものですか?

5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別・地域別の内訳と第4四半期の数値・グッチビューティのライセンス譲渡は2026年8月19日公表の決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)、ブランド一覧と従業員数は2026年8月20日提出のForm 10-Kによります。円換算のレートはページ下部に記載した記事作成時のもので、株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。

数値の基準日と出典

決算(通年)
FY2026(2026-06-30 期末)
決算(四半期)
2026年4〜6月期(第4四半期)/2026-08-19 公表
資料の確認日
2026-08-22
円換算のレート
1米ドル = 158.98円(2026-08-21 時点・Yahoo Finance)
株価・時価総額
2026-08-22 時点(1米ドル = 158.86円)

部門別・地域別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2026年6月期)(2026-08-20 公表)2026年6月期 第4四半期・通期決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)(2026-08-19 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.98円(2026-08-21 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。