コーセーホールディングス

基本情報

正式社名
株式会社コーセーホールディングス
英文社名
KOSÉ Holdings Co., Ltd.
証券コード
4922(東京証券取引所)
会計基準
日本基準
発行済株式数
60,592,541 株
ROE(自己資本利益率)
5.4%2025年12月期
1株あたり配当金
140 円2025年12月期
従業員数
8,566 人2025年12月期末・有価証券報告書・外、平均臨時雇用人員 4,569人

売上高と利益の推移

売上高と経常利益の推移(億円)(利益率)00.0%8002.0%1,6004.0%2,4006.0%3,2008.0%4,00010.0%2,2502242021年12月期2,8912842022年12月期3,0042032023年12月期3,2282162024年12月期3,3022152025年12月期9.9%9.8%6.7%6.7%6.5%売上高経常利益経常利益率

財務ハイライト(過去5期)

親会社株主に帰属する当期純利益・ROE

親会社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)00.0%502.0%1004.0%1506.0%2008.0%'21/12'22/12'23/12'24/12'25/12当期純利益ROE

総資産・純資産・自己資本比率

総資産・純資産・自己資本比率(億円)00.0%1,00020.0%2,00040.0%3,00060.0%4,00080.0%'21/12'22/12'23/12'24/12'25/12総資産純資産自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲300▲1500150300450'21/12'22/12'23/12'24/12'25/12営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)0100200300400'21/12'22/12'23/12'24/12'25/12EPS
決算期売上高前期比経常利益純利益純利益率
2025年12月期2025-12-31期末3,302億円+2.3%215億円151億円4.6%
2024年12月期2024-12-31期末3,228億円+7.4%216億円75億円2.3%
2023年12月期2023-12-31期末3,004億円+3.9%203億円117億円3.9%
2022年12月期2022-12-31期末2,891億円284億円188億円6.5%
2021年12月期2021-12-31期末9か月の変則決算2,250億円224億円133億円5.9%

直近5期の通年決算です。出典は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書で、利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。日本企業は円で決算を出すため、円換算はしていません。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★2021年12月期(第80期)は9か月の変則決算です。決算期を3月31日から12月31日へ変更したための経過期間で、当社と3月決算だった国内連結子会社は2021年4月1日〜12月31日、12月決算だった連結子会社は2021年1月1日〜12月31日を連結対象期間としています。同じ長さの比較にならないため、翌期の前期比は出していません。★★有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」に営業利益の欄がありません。経常利益までなので、推移の図は経常利益で描いています。2025年12月期の連結営業利益は184億67百万円です(部門の表の注記に出しています)。★売上高は5期で伸びていますが、9か月だった2021年12月期を除くと2022年12月期の2,891億36百万円から2025年12月期の3,301億93百万円へ14.2%の増加です。★純利益は2022年12月期の187億71百万円が5期で最も多く、2024年12月期の75億10百万円が最も少ないという動きです。★株式分割はありません。

事業の概要

化粧品事業

百貨店・専門店で売る中〜高価格帯。売上高の79.4%を占める主力

売上構成比 79.4%売上構成比79.4%2,623億円

利益構成比67.8%168億円・利益率6.4%

強み・実績
  • ★★外部顧客への売上高2,623億3百万円は連結の79.4%。前期の2,553億49百万円から2.7%増えた
  • ★★営業利益167億68百万円。前期の150億52百万円から11.4%増えた
  • ★従業員6,141人(ほか平均臨時雇用3,100人)が属する。連結8,566人の71.7%
  • ★★研究開発費55億58百万円・設備投資130億89百万円は、いずれもこの部門が最も多い
主な製品・サービス
  • コスメデコルテ
  • 雪肌精
  • ONE BY KOSÉ
  • アルビオン
  • tarte
  • ジルスチュアート
  • アディクション
  • エレガンス

コスメタリー事業

ドラッグストア等で売る一般価格帯。売上高の19.5%

売上構成比 19.5%売上構成比19.5%645億円

利益構成比25.3%63億円・利益率9.7%

強み・実績
  • ★★利益率9.7%は化粧品事業の6.4%より高い(当サイトの計算)
  • ★外部顧客への売上高644億93百万円は、前期の647億19百万円から0.3%減った
  • ★★営業利益は前期の69億80百万円から62億52百万円へ10.4%減った。5部門ではなく2部門しかないため、この減益が連結に響きやすい
  • ★従業員217人(ほか平均臨時雇用1,034人)。臨時雇用が正社員の4.8倍で、化粧品事業(0.5倍)と構成が大きく違う
主な製品・サービス
  • ソフティモ
  • クリアターン
  • サンカット
  • ジュレーム
  • ヴィセ
  • ファシオ
  • ネイルホリック
  • サロンスタイル
79.4%化粧品事業の割合外部顧客への売上高2,623億3百万円。連結の約8割
34.8%海外売上高比率日本以外の合計1,148億60百万円(当サイトの計算)
5.6%営業利益率営業利益184億67百万円÷売上高3,301億93百万円(当サイトの計算)
2026年1月商号変更持株会社体制へ移行し、株式会社コーセーから株式会社コーセーホールディングスへ

注目ポイント

  • ★★★2026年1月に持株会社体制へ移行した会社は沿革に「2026年1月 持株会社体制へ移行し、株式会社コーセーホールディングスに商号変更」と記載しています。★★2025年12月期の期中は「株式会社コーセー」でしたが、有価証券報告書は新しい商号で提出されています。★当ページの会社名も新しい商号にそろえています。
  • ★★報告セグメントは2つだけ報告セグメントは化粧品事業とコスメタリー事業の2つで、これに「その他」が付きます。★化粧品事業が売上高の79.4%を占めるため、連結の増減はほぼこの部門で決まります。★2つの部門の営業利益の合計230億20百万円から調整額62億49百万円(各部門に配分していない全社費用など)を引くと、連結の営業利益184億67百万円になります。
  • ★★北米がアジアより大きい地域別では日本2,153億33百万円のあと、北米618億48百万円がアジア441億円を上回ります。★★2014年4月に米国のtarte, Inc.の株式を取得して子会社化したことが効いています。★海外売上高比率は34.8%(当サイトの計算)で、会社は2030年に50%以上を目標に掲げています。
  • ★アジアの新しい拠点を続けて取得している会社は沿革に、2024年12月にタイのPURI CO.,LTD.(パンピューリ)の株式を取得して子会社化2025年1月にインドのFoxtale Consumer Pvt. Ltd.への出資と戦略的提携契約を締結と記載しています。★中長期ビジョンでは「グローバルサウス(ASEAN/インド)市場攻略のためにコスメタリー事業を育成する」としています。★これは会社が公表した方針であり、当サイトの予測でも評価でもありません。
  • ★2026年12月期は記念配当を予定している会社の配当予想は年間150円で、期末配当80円の内訳は普通配当70円と記念配当10円です(2026年8月6日の決算短信)。★2025年12月期の年間配当は140円でした。★配当予想の修正は「無」と記載されています。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期有価証券報告書の注記「セグメント情報等」より

部門売上高うち外部顧客向け部門の利益利益率
化粧品事業2,623億円2,623億円168億円6.4%
コスメタリー事業645億円645億円63億円9.7%
その他39億円34億円17億円43.3%
調整額▲5億円▲62億円各報告セグメントに配分していない全社費用など
連結3,302億円3,302億円185億円5.6%

「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。

地域別の売上

地域別の売上高2025年12月期

  • 日本 65.2%65.2%2,153億円日本
  • 北米 18.7%18.7%618億円北米
  • アジア 13.4%13.4%441億円アジア
  • その他 2.7%2.7%89億円その他

2025年12月期の地域別の売上高です。会社が有価証券報告書の注記「売上高、地域ごとの情報」よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★顧客の所在地を基礎として国または地域に分類したものです(有価証券報告書の注記)。★★海外の合計は1,148億60百万円で、連結売上高の34.8%です(当サイトの計算)。★★★北米618億48百万円がアジア441億円を上回っています。会社は北米のうち米国分を614億80百万円と別記しています。2014年4月に米国のtarte, Inc.の株式を取得して子会社化したことが効いています。★「アジア」は台湾・中国・韓国・香港・シンガポール等、「その他」は欧州・豪州等だと会社が注記しています。★4区分の合計は3,301億91百万円で、連結売上高3,301億93百万円と2百万円ずれます。有価証券報告書が百万円単位で切り捨てて印刷しているためです。

最新の決算

2026年12月期 第2四半期(中間期・2026年1〜6月)2026-08-06 公表

項目2026年12月期 第2四半期(中間期・2026年1〜6月)2025年1〜6月増減
売上高1,649億円1,605億円+2.7%
営業利益66億円113億円-41.5%
経常利益88億円96億円-8.2%
純利益57億円71億円-19.9%
売上高営業利益率4.0%7.1%

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★6か月(2026年1月1日〜6月30日)の累計です。純利益は親会社株主に帰属する中間純利益。★★★売上高は2.7%増えましたが、営業利益は41.5%減りました。経常利益は8.2%減、中間純利益は19.9%減です。★1株当たり中間純利益は99円84銭(前年同期は124円36銭)。★自己資本比率は72.2%から72.7%へ上がりました。★★通期予想の営業利益200億円に対し、中間期の実績は66億17百万円です。

会社が公表している今期の見通し

2026年12月期2026-08-06 公表

項目会社の見通し前期比
売上高3,500億円+6.0%
営業利益200億円+8.3%
経常利益210億円-2.2%
純利益121億円-19.9%
1株あたり配当金150円
  • 1株当たり当期純利益の予想は213円21銭です。
  • ★★年間配当金の予想は1株150円(中間70円・期末80円)。期末配当の内訳は普通配当70円と記念配当10円を予定していると会社が記載しています。
  • ★会社は「直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無」と記載しています。

これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。★★増収・営業増益の予想ですが、経常利益と純利益は減る予想です。前期比は会社が決算短信に印刷している数値です。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。

中長期ビジョン

Vision for Lifelong Beauty Partner ― Milestone20302024年11月11日公表・2030年をマイルストーンとする中期戦略

会社が掲げる「会社が掲げるありたい姿」は「Your Lifelong Beauty Partner」です。

前の中期経営計画は「VISION2026」でした。

会社が説明している3つの戦略2024年11月11日公表・2030年をマイルストーンとする中期戦略

区分テーマ主な重点活動
1事業戦略戦略1ハイプレステージを主軸に、コスメタリーでグローバルサウスへ会社の説明
  • ★★2030年にむけて持続的な売上成長を目指す(CAGR +5%以上)と会社が記載している
  • ★★DECORTÉ・ALBION・tarteを中心としたハイプレステージ事業を主軸とした事業構造を維持するとしている
  • グローバルサウス(ASEAN/インド)市場攻略のためにコスメタリー事業を育成するとしている
  • ★プレステージ事業は日本市場を中心に強化し、ブランドの独自価値を高めるとしている
  • ★★2030年まで営業キャッシュフローの約2割の投資枠を設定し、新たなブランド/事業の獲得を積極的に検討すると記載している
2顧客戦略戦略2ジェンダー・ジェネレーション軸での顧客開発会社の説明
  • ★★これからの成長機会の位置づけとして、ジェンダー・ジェネレーション軸での顧客開発を強化すると会社が記載している
  • ★ブランドごとに特に大切にする考え方を目標設定するとしている
3地域戦略戦略3中華圏依存からグローバルサウスへの戦略シフト会社の説明
  • ★★★中華圏市場への高い依存から、次なる成長領域としてグローバルサウス市場への戦略シフトを図るとしている
  • ★★日本の構成比を2023年度の63%から2030年度に50%へ下げ、海外売上比率50%以上を目指すと記載している
  • ★積極的なM&Aや提携によるインオーガニックな成長投資を行うとしている
  • ★地域最適化の実現のため、ビジネスモデルの再構築や事業基盤の強化と同時に、現地への権限移譲を進めるとしている

2024年11月11日公表の説明資料から、数値や固有名詞が示されている記述を書き写しました。★★会社は達成までを3つのフェーズ(構造改革の完遂と基盤再構築 → 確実な成長スパイラルへの転換 → グローバル企業への進化)に分けています。

経営目標(財務)

指標2023年(会社が示した基準年)会社が掲げた目標
売上高成長率3.9%CAGR +5%以上
海外売上高比率36.8%50%以上
営業利益率5.3%12%以上
EBITDAマージン8.8%18%以上
ROIC3.1%10%以上

経営目標(非財務)

指標2023年(会社が示した基準年)会社が掲げた目標
グローバルキーポスト人材充足率1.4倍2.5倍以上
アダプタビリティ∞に基づく商品/サービス提供率76.0%100%
ウェルビーイングを叶える取り組み件数(2020年からの累積)121件500件以上
環境意識の啓発人数687万人1,000万人以上
CO2排出量削減率 Scope1・2(2018年対比)▲45.1%▲55%
CO2排出量削減率 Scope3(2018年対比)▲26.5%▲30%

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★2024年11月11日公表の説明資料に印刷されている表を書き写しました。基準の列は会社が示した2023年の実績です。★★★前の計画「VISION2026」からは目標を下げています。同じ資料に対比表があり、VISION2026の「売上高5,000億円/営業利益率16%以上/ROE 15%以上」に対し、Milestone2030は「売上高成長率CAGR+5%以上/営業利益率12%以上/ROIC 10%以上」です。会社は2023年度の実績を営業利益率5.3%・ROA 4.7%・ROE 4.4%と併記しています。

アメリカの対応企業

コティCOTY

双方とも高価格帯と一般価格帯の2つの報告セグメントに分けているという、6社の中で唯一そろった形。コーセーホールディングスは化粧品事業とコスメタリー事業、コティはプレステージとコンシューマービューティ

★★★部門の切り方が正面からそろいます。コーセーホールディングスは化粧品事業(高価格帯・79.4%)とコスメタリー事業(一般価格帯・19.5%)、コティはプレステージ(高価格帯・65.5%)とコンシューマービューティ(一般価格帯・34.5%)で、当サイトが載せている化粧品6社の中で、価格帯で2つに分けているのはこの2社だけです。★規模はコティ(5.8十億ドル・基準日のレートで約9,232億円)がコーセーホールディングス(3,302億円)の約2.8倍です。★★直近の通期の損益は正反対です。コーセーホールディングスは営業利益184億67百万円、コティは営業損失8,150万ドルです。★★ブランドの持ち方も違います。コティのプレステージはグッチ・バーバリーなどライセンスが多く、コーセーホールディングスはコスメデコルテ・雪肌精など自社ブランドが中心です。

売上高をコーセーホールディングスと並べる
  • コティ9,224億円FY2026
  • コーセーホールディングス3,302億円直近の通期
時価総額をコーセーホールディングスと並べる
  • コティ3,833億円2026-08-22 時点
  • コーセーホールディングス3,571億円2026-08-22 時点

エスティローダーEL

高価格帯の化粧品という点で重なるが、エスティローダーは高価格帯だけで一般価格帯の部門を持たない。コーセーホールディングスはコスメタリー事業(一般価格帯)を併せ持つ

高価格帯の化粧品という点で重なります。★★エスティローダーは高価格帯だけで、一般価格帯の部門を持ちません。コーセーホールディングスはコスメタリー事業(ドラッグストア等で売る一般価格帯)を併せ持ち、売上高の19.5%を占めます。★規模はエスティローダー(15.0十億ドル・約2兆3,925億円)がコーセーホールディングス(3,302億円)の約7.2倍です。★★部門の切り方も違います。コーセーホールディングスは価格帯で2つ、エスティローダーは製品カテゴリー(スキンケア・メイクアップ・フレグランス・ヘアケア)で4つに分けています。★決算期はコーセーホールディングスが12月末、エスティローダーが6月末です。

売上高をコーセーホールディングスと並べる
  • エスティローダー2.4兆円FY2026
  • コーセーホールディングス3,302億円直近の通期
時価総額をコーセーホールディングスと並べる
  • エスティローダー5.9兆円2026-08-22 時点
  • コーセーホールディングス3,571億円2026-08-22 時点

e.l.f.ビューティーELF

コーセーホールディングスのコスメタリー事業(ドラッグストア等で売る一般価格帯)と、e.l.f.ビューティーの位置づけが重なる。ただしe.l.f.ビューティーは部門の内訳を開示せず、売上高の79.0%が米国

★★コーセーホールディングスのコスメタリー事業と位置づけが重なります。どちらもドラッグストア等で売る一般価格帯が中心です。★★★ただしe.l.f.ビューティーは部門の内訳を開示していません。10-Kに「製品ラインごとの売上高を示すことは実務上不可能である」と注記があり、比べられる材料は米国79.0%・米国以外21.0%の地域の2区分だけです。★規模はコーセーホールディングス(3,302億円)がe.l.f.ビューティー(1.6十億ドル・約2,602億円)の約1.3倍で、6社の中では近い大きさです。★★伸び方は違います。e.l.f.ビューティーの売上高は5期で4.2倍、コーセーホールディングスは9か月決算だった2021年12月期を除くと3期で14.2%の増加です。

売上高をコーセーホールディングスと並べる
  • e.l.f.ビューティー2,600億円FY2026
  • コーセーホールディングス3,302億円直近の通期
時価総額をコーセーホールディングスと並べる
  • e.l.f.ビューティー9,556億円2026-08-22 時点
  • コーセーホールディングス3,571億円2026-08-22 時点

コーセーホールディングスは日本基準、エスティローダーとe.l.f.ビューティーとコティは米国会計基準です。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。

★★★コティとは部門の切り方がそろいます。どちらも高価格帯と一般価格帯の2区分です。エスティローダーは製品カテゴリーで4つ、e.l.f.ビューティーは分けていません。

★★利益率の出方が逆になっています。コーセーホールディングスはコスメタリー事業(9.7%)のほうが化粧品事業(6.4%)より利益率が高いのに対し、コティはプレステージ(11.7%)が黒字でコンシューマービューティ(△22.1%)が赤字です。同じ「高価格帯と一般価格帯」でも、どちらが稼いでいるかは会社によって違います。

★★海外の比重が違います。コーセーホールディングスの海外売上高比率は34.8%(当サイトの計算)で、北米18.7%がアジア13.4%より大きいのが特徴です。米国のtarte, Inc.を持つためです。e.l.f.ビューティーは米国以外が21.0%、コティは欧州中東アフリカが47.3%で最大です。

決算期はコーセーホールディングスが12月末、エスティローダーとコティが6月末、e.l.f.ビューティーが3月末です。

よくある質問

コーセーホールディングスのアメリカ版はどこですか?

コティです。★★当サイトが載せている化粧品6社の中で、高価格帯と一般価格帯の2つに部門を分けているのはこの2社だけだからです。コーセーホールディングスは化粧品事業(79.4%)とコスメタリー事業(19.5%)、コティはプレステージ(65.5%)とコンシューマービューティ(34.5%)です。★規模はコティ(約9,232億円)がコーセーホールディングス(3,302億円)の約2.8倍です。★★ただし直近の決算は正反対です。コーセーホールディングスは営業利益184億67百万円、コティは営業損失8,150万ドルです。

会社の名前が「コーセー」ではなく「コーセーホールディングス」なのはなぜですか?

★★★2026年1月に持株会社体制へ移行し、商号を変更したためです。会社は有価証券報告書の沿革に「2026年1月 持株会社体制へ移行し、株式会社コーセーホールディングスに商号変更」と記載しています。★2025年12月期の期中は「株式会社コーセー」でしたが、有価証券報告書は新しい商号で提出されています。★当サイトの会社名も新しい商号にそろえています。★「コーセー」は現在、化粧品を製造するグループ会社の名前でもあります(有価証券報告書の「事業の内容」に記載)。

なぜ推移の図が「経常利益」なのですか?

★★有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」に営業利益の欄が無いためです。この表は経常利益までしか載せていません。★2025年12月期の連結の営業利益184億67百万円は、部門の表の注記に書いています。★★同じ理由で、ポーラ・オルビスホールディングスの推移の図も経常利益です。

2021年12月期の売上高が他の期より小さいのはなぜですか?

★★★9か月の変則決算だからです。会社は決算期を3月31日から12月31日へ変更しており、第80期(2021年12月期)がその経過期間にあたります。当社と3月決算だった国内連結子会社は2021年4月1日〜12月31日、12月決算だった連結子会社は2021年1月1日〜12月31日を連結対象期間としています。★★同じ長さの比較にならないため、翌期(2022年12月期)の前期比は出していません。★9か月だった2021年12月期を除くと、売上高は2022年12月期の2,891億36百万円から2025年12月期の3,301億93百万円へ14.2%増えています。

アジアより北米のほうが大きいのはなぜですか?

★★米国のtarte, Inc.を持っているためです。会社は沿革に「2014年4月 米国・Tarte, Inc.の株式を取得して子会社化」と記載しています。★2025年12月期の地域別売上高は北米618億48百万円(うち米国614億80百万円)、アジア441億円です。★★海外売上高比率は34.8%(当サイトの計算)で、会社は2030年に50%以上を目標に掲げています。★会社は中長期ビジョンで「中華圏市場への高い依存から、次なる成長領域としてグローバルサウス(ASEAN/インド)市場への戦略シフト」を進めるとしています。

2026年12月期の見通しはどうなっていますか?

会社は2026年8月6日の決算短信で、売上高3,500億円(6.0%増)・営業利益200億円(8.3%増)・経常利益210億円(2.2%減)・親会社株主に帰属する当期純利益121億円(19.9%減)の予想を示しています。★増収・営業増益の予想ですが、経常利益と純利益は減る予想です。★1株当たり当期純利益の予想は213円21銭、年間配当金の予想は1株150円(中間70円・期末80円)で、期末配当の内訳は普通配当70円と記念配当10円です。★中間期の実績は営業利益66億17百万円(41.5%減)でした。★これは会社が公表した予想であり、当サイトの予測ではありません。

数値はいつ時点のものですか?

5期の推移・部門別・地域別・従業員数は2025年12月期の有価証券報告書(2026年3月24日提出)、直近の決算と通期の予想は2026年8月6日公表の第2四半期(中間期)決算短信、2030年の目標は2024年11月11日公表の中長期ビジョン説明資料によります。株価と時価総額はページ上部に記載した基準日の値です。

数値の基準日と出典

決算(通年)
2025年12月期(2025-12-31 期末)
決算(四半期)
2026年12月期 第2四半期(中間期・2026年1〜6月)/2026-08-06 公表
IR資料の確認日
2026-08-22

部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通し、中長期ビジョンは、同社のIRサイトで公開されている次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2025年12月期・第84期)(2026-03-24 公表)2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-08-06 公表)中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner ― Milestone2030」説明資料(2024-11-11 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。

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