ポーラ・オルビスホールディングス

基本情報

正式社名
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
英文社名
POLA ORBIS HOLDINGS INC.
証券コード
4927(東京証券取引所)
会計基準
日本基準
発行済株式数
229,136,156 株
ROE(自己資本利益率)
5.8%2025年12月期
1株あたり配当金
52 円2025年12月期
従業員数
3,898 人2025年12月期末・有価証券報告書・外、平均臨時雇用人員 1,546人

売上高と利益の推移

売上高と経常利益の推移(億円)(利益率)00.0%4002.5%8005.0%1,2007.5%1,60010.0%2,00012.5%1,7861902021年12月期1,6631492022年12月期1,7331852023年12月期1,7041612024年12月期1,7031702025年12月期10.6%9.0%10.7%9.4%10.0%売上高経常利益経常利益率

財務ハイライト(過去5期)

親会社株主に帰属する当期純利益・ROE

親会社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)00.0%302.0%604.0%906.0%1208.0%'21/12'22/12'23/12'24/12'25/12当期純利益ROE

総資産・純資産・自己資本比率

総資産・純資産・自己資本比率(億円)00.0%60025.0%1,20050.0%1,80075.0%2,400100.0%'21/12'22/12'23/12'24/12'25/12総資産純資産自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲300▲1500150300'21/12'22/12'23/12'24/12'25/12営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)015304560'21/12'22/12'23/12'24/12'25/12EPS
決算期売上高前期比経常利益純利益純利益率
2025年12月期2025-12-31期末1,703億円-0.0%170億円95億円5.6%
2024年12月期2024-12-31期末1,704億円-1.7%161億円93億円5.5%
2023年12月期2023-12-31期末1,733億円+4.2%185億円97億円5.6%
2022年12月期2022-12-31期末1,663億円-6.9%149億円114億円6.9%
2021年12月期2021-12-31期末1,786億円190億円117億円6.6%

直近5期の通年決算です。出典は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書で、利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。日本企業は円で決算を出すため、円換算はしていません。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★売上高は5期でほぼ横ばいです。2021年12月期の1,786億42百万円から2025年12月期の1,702億85百万円へ4.7%減っています。★★有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」に営業利益の欄がありません。経常利益までなので、推移の図は経常利益で描いています。2025年12月期の連結営業利益は156億93百万円です(部門の表の注記に出しています)。★自己資本比率は5期とも82〜83%台で、当サイトが載せている企業の中でも高いほうです。★従業員数は4,261人(2021年12月期)から3,898人(2025年12月期)へ8.5%減りました。株式分割はありません。

事業の概要

ビューティケア事業

化粧品・食品の研究開発・製造・販売。売上高の96.4%

売上構成比 96.4%売上構成比96.4%1,641億円

利益構成比96.1%159億円・利益率9.7%

強み・実績
  • ★★★外部顧客への売上高1,641億48百万円は連結の96.4%。会社の売上高はほぼこの部門でできている
  • ★★営業利益158億56百万円。連結の営業利益156億93百万円をこの部門だけで上回る
  • ★★個性の違うブランドを並べる「マルチブランド戦略」を会社が掲げている。POLA・ORBIS・Jurlique・DECENCIA・THREE・FUJIMI など
  • ★★POLAの委託販売チャネルは全国2,373店・17,498人のビューティーディレクター(2025年12月31日時点)。会社から直接指導を受けた販売パートナーによるカウンセリング販売が特徴と会社が説明している
  • ★エステと化粧品を融合した集客型店舗「ポーラ ザ ビューティー」が407店舗、オルビスの直営店「オルビス・ザ・ショップ」が93店舗(いずれも2025年12月31日時点)
主な製品・サービス
  • B.A
  • ホワイトショット
  • リンクルショット
  • オルビスユー
  • リンクルブライト
  • Jurlique
  • THREE
  • DECENCIA

不動産事業

不動産の賃貸など。売上高の1.8%だが利益率は最も高い

売上構成比 1.8%売上構成比1.8%30億円

利益構成比2.6%4億円・利益率12.0%

強み・実績
  • ★★利益率12.0%はビューティケア事業の9.7%より高い(当サイトの計算)
  • ★外部顧客への売上高30億23百万円は、前期の22億14百万円から36.5%増えた
  • ★★部門間の内部売上高が4億82百万円ある。グループ内へ場所を貸している分。この部門の従業員は10人
  • ★営業利益4億21百万円は連結の営業利益156億93百万円の2.7%にとどまる
主な製品・サービス
  • 不動産賃貸
96.4%ビューティケアの割合外部顧客への売上高1,641億48百万円。会社の売上高はほぼこの部門
82.3%自己資本比率純資産1,630億94百万円÷総資産1,979億6百万円。5期とも82〜83%台
17,498人ビューティーディレクターPOLAの委託販売チャネル。全国2,373店(2025年12月31日時点)
13.0%海外売上高比率日本以外の合計221億17百万円(当サイトの計算)。会社の2026年目標は20%

注目ポイント

  • ★★★売上高の96.4%が1つの部門に集まっている報告セグメントはビューティケア事業と不動産事業の2つで、ビューティケア事業が外部顧客への売上高の96.4%を占めます。★不動産事業の外部売上は30億23百万円(1.8%)で、残りは非報告の「その他」(ビルメンテナンス等)です。★★部門で分けても連結とほぼ同じ数字になるため、このページでは地域別の内訳とブランドの違いのほうが手がかりになります。
  • ★★複数ブランドを並べる「マルチブランド戦略」会社は「個性・特徴を持ったブランドを複数保有し、それぞれの事業が成長することでグループ全体の企業価値向上を図っていく『マルチブランド戦略』を展開しております」と記載しています。★持株会社である当社はグループ各社の経営に対するモニタリング機能を持つとし、子会社31社・関連会社18社で構成されています(2025年12月31日時点)。★主なブランドはPOLA(ハイプレステージ)・ORBIS(低中価格帯2,000〜5,000円)・Jurlique(ナチュラル)・DECENCIA(敏感肌)・THREE・FUJIMI です。
  • ★★POLAは委託販売のしくみで売っている会社は、株式会社ポーラがショップオーナー・マネージャーと委託販売契約を締結し、そこから再委託を受けたビューティーディレクターが顧客に販売すると説明しています。★★2025年12月31日時点で全国2,373店・17,498人。売上は販売パートナーが顧客に販売した時点で計上され、販売実績に応じた手数料が支払われます。★会社は「ショップオーナー・マネージャー、ビューティーディレクターは、委託販売契約に基づく販売パートナーである個人事業主であり、ショップは、当社グループ外の独立した組織です」と注記しています。★★この形は化粧品6社の中でポーラ・オルビスだけのものです。
  • ★★配当が1株当たり利益を上回っている2025年12月期の1株当たり当期純利益は42円81銭、年間配当金は52円でした。★★配当が利益を上回っています(当サイトの計算で121.5%)。★会社は経営指標の目標として配当性向60%以上を掲げています。★これは事実の記載であり、当サイトは買うべきか売るべきかを述べません。
  • ★自己資本比率が82%台と高い2025年12月期の自己資本比率は82.3%で、5期とも82〜83%台です。★総資産1,979億6百万円に対し純資産1,630億94百万円。★現金及び現金同等物の期末残高は619億48百万円で、投資活動によるキャッシュ・フローが78億78百万円のプラス(有価証券の売却等)だったことから、前期の473億5百万円から増えました。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期有価証券報告書の注記「セグメント情報等」より

部門売上高うち外部顧客向け部門の利益利益率
ビューティケア事業1,643億円1,641億円159億円9.7%
不動産事業35億円30億円4億円12.0%
その他58億円31億円2億円3.8%
調整額▲33億円▲8億円各報告セグメントに配分していない全社費用と、部門間取引の消去
連結1,703億円1,703億円157億円9.2%

「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。

地域別の売上

地域別の売上高2025年12月期

  • 日本 87.0%87.0%1,482億円日本
  • アジア 11.1%11.1%189億円アジア
  • その他海外 1.9%1.9%32億円その他海外

2025年12月期の地域別の売上高です。会社が有価証券報告書の注記「売上高、地域ごとの情報」よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★顧客の所在地を基礎として国または地域に分類したものです(有価証券報告書の注記)。★★★日本が1,481億67百万円で売上高の87.0%を占めます。アジアは189億22百万円(11.1%)、その他海外は31億95百万円(1.9%)です(割合は当サイトの計算)。★★海外の合計は221億17百万円で、連結売上高の13.0%です。★★会社は2026年時点の目標として海外売上高比率20%を掲げています。★Jurliqueブランドはオーストラリア・アジア・米国・欧州など世界20か国以上で販売していると会社が説明しています。★3区分の合計は連結の売上高1,702億85百万円と完全に一致します。

最新の決算

2026年12月期 第2四半期(中間期・2026年1〜6月)2026-08-06 公表

項目2026年12月期 第2四半期(中間期・2026年1〜6月)2025年1〜6月増減
売上高843億円833億円+1.3%
営業利益100億円82億円+21.1%
経常利益121億円63億円+93.2%
純利益65億円46億円+40.8%
売上高営業利益率11.8%9.9%

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★6か月(2026年1月1日〜6月30日)の累計です。純利益は親会社株主に帰属する中間純利益。★★売上高1.3%増・営業利益21.1%増・経常利益93.2%増・中間純利益40.8%増でした。★1株当たり中間純利益は29円55銭(前年同期は20円99銭)。★★中間期の売上高営業利益率11.8%は、通期(2025年12月期)の9.2%より高いです(当サイトの計算)。★自己資本比率は82.3%から81.9%へ下がりました。

会社が公表している今期の見通し

2026年12月期2026-08-06 公表

項目会社の見通し前期比
売上高1,730億円+1.6%
営業利益173億円+10.2%
経常利益173億円+1.6%
純利益90億円-5.0%
1株あたり配当金52円
  • 1株当たり当期純利益の予想は40円67銭です。
  • 年間配当金の予想は1株52円(中間21円・期末31円)で、2025年12月期と同じ額です。
  • ★会社は「直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無」と記載しています。

これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。★★★会社が中期経営計画で掲げた2026年の連結売上高の目標は2,000億円ですが、同じ2026年12月期の会社予想は1,730億円です。どちらも会社が公表した数字で、当サイトはそのまま並べています。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。

中期経営計画

中期経営計画(2024年〜2026年)2024年開始の3年間・長期経営計画「VISION 2029」の2ndステージ

会社が掲げる「会社が掲げるVision」は「ブランドひとつひとつの異なる個性を生かして、世界中の人々の人生を彩る企業グループ」です。

前の中期経営計画は「VISION 2029(創業100周年の2029年を見据えた長期経営計画)」でした。

会社が掲げる4つの事業成長戦略2024年開始の3年間・長期経営計画「VISION 2029」の2ndステージ

区分テーマ主な重点活動
1国内事業の顧客基盤強化、持続的成長と収益性改善戦略1POLAのサロンチャネル再構築とORBISの顧客層拡張POLAブランド
  • ★★サロンチャネル(従来の委託販売チャネル)の事業基盤再構築を進めると会社が記載している
  • ★★サロンチャネルは二次流通抑制の影響により減収を見込むが、成長店舗群の伸長加速に加え、百貨店・EC・ホテルアメニティチャネルの伸長により国内全体としての増収を目指すとしている
  • ★新高付加価値サロンの展開、ビューティーディレクターの採用・育成の強化を挙げている
  • ★★最高峰シリーズ「B.A」のフルリニューアルを商品戦略に挙げている
ORBISブランド
  • ★「生涯ブランド」を目指し、タッチポイント多角化による顧客基盤拡大と高付加価値スキンケアを軸とした収益構造強化を図るとしている
  • 10〜20代や男性層等との新たな接点創出と、60代以上市場を主ターゲットに設定することを挙げている
2海外事業の更なる成長と新市場での基盤確立戦略2中国は顧客基盤の再構築、ASEANは出店拡大会社の説明
  • ★★中国事業はLTV最大化を軸とした顧客基盤の再構築を進めるとし、2026年は店舗整理の影響により全体で減収見込みの一方、既存店舗は増収を目指すと記載している
  • ★★ASEAN市場では積極的な展開を進めるとし、ASEAN顧客戦略チームの新設と出店拡大を挙げている
  • ★★★Jurliqueブランドは「売上に依存しない損失改善により2026年黒字化を実現すべく、構造改革を着実に推進します」と会社が記載している
  • ★構造改革の中身として、不採算市場からの撤退・不採算店舗の閉鎖・SKUの絞り込み・人員最適化を挙げている
3育成ブランドの成長を伴う黒字化による持続的収益貢献戦略3DECENCIA・THREE・FUJIMI の3ブランド会社の説明
  • DECENCIAは敏感肌研究の一層の強化を通じたブランドプレゼンスの向上及び顧客獲得コストの最適化を図るとしている
  • THREEはホリスティックケアを軸とした顧客基盤形成を促進し、ブランド再生につなげるとしている
  • FUJIMIは自社EC以外のチャネル展開を推進し、接点拡大と新規顧客獲得を進めるとしている

2025年12月期の有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から書き写しました。★★会社は今中期経営計画を「再挑戦と成長基盤確立の3年間」と位置づけています。あわせて経営基盤の強化として「新価値創出に向けた研究開発力強化」「社会課題対応と独自性を兼ね備えたサステナビリティ強化」を掲げています。

経営目標(財務)

指標2025年12月期の実績会社が掲げた目標
連結売上高(2026年)1,702億85百万円2,000億円
売上高の年平均成長率(CAGR)+5%(国内+4%・海外+12%)
海外売上高比率(2026年)13.0%20%
連結営業利益率(2026年)9.2%12〜13%
ROE(2026年)5.8%10%以上
配当性向(2026年)121.5%(当サイトの計算)60%以上

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★目標は2025年12月期の有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 目標とする経営指標」から書き写しました。基準の列は2025年12月期の実績で、海外売上高比率・営業利益率・配当性向は当サイトの計算です。★★★会社が2026年の目標に掲げた連結売上高2,000億円に対し、同じ2026年12月期の会社予想は1,730億円です。どちらも会社が公表した数字です。★4つ目の事業成長戦略「ブランドポートフォリオ拡充と事業領域拡張」は名称のみの記載だったため、上の柱には立てていません。

アメリカの対応企業

エスティローダーEL

双方とも高価格帯のスキンケアを軸に複数ブランドを並べるが、ポーラ・オルビスホールディングスは売上高の87.0%が日本で、エスティローダーは南北アメリカ29.6%が最大という程度に分散している

高価格帯のスキンケアを軸に複数ブランドを並べるという点で重なります。★★★海外の広がりが大きく違います。ポーラ・オルビスホールディングスは売上高の87.0%が日本で、エスティローダーは南北アメリカ29.6%・欧州中東アフリカ25.2%・アジア太平洋24.9%・中国本土20.3%と4区分にほぼ4等分に近い形で分かれています。★規模はエスティローダー(15.0十億ドル・基準日のレートで約2兆3,925億円)がポーラ・オルビスホールディングス(1,703億円)の約14.1倍です。★★利益の出方は違います。ポーラ・オルビスホールディングスは5期とも黒字、エスティローダーは2025年6月期に営業損失7億85百万ドル・当期純損失11億33百万ドルを出しています。★決算期はポーラ・オルビスホールディングスが12月末、エスティローダーが6月末です。

売上高をポーラ・オルビスホールディングスと並べる
  • エスティローダー2.4兆円FY2026
  • ポーラ・オルビスホールディングス1,703億円直近の通期
時価総額をポーラ・オルビスホールディングスと並べる
  • エスティローダー5.9兆円2026-08-22 時点
  • ポーラ・オルビスホールディングス3,222億円2026-08-22 時点

コティCOTY

化粧品という点では重なるが、コティは香水とライセンスブランドが中心で欧州中東アフリカが最大の地域。ポーラ・オルビスホールディングスは日本のスキンケアが中心で、委託販売のしくみを持つ

化粧品という点では重なりますが、性格がかなり違います。★★コティは香水とライセンスブランドが中心で、プレステージ(65.5%)のブランドはグッチ・バーバリー・ヒューゴボスなどライセンスが多くを占めます。ポーラ・オルビスホールディングスはPOLA・ORBIS など自社ブランドだけです。★★地域の重心も違います。コティは欧州中東アフリカが47.3%で最大、ポーラ・オルビスホールディングスは日本が87.0%です。★規模はコティ(5.8十億ドル・約9,232億円)がポーラ・オルビスホールディングス(1,703億円)の約5.4倍です。★★直近の通期の損益は正反対です。ポーラ・オルビスホールディングスは営業利益156億93百万円、コティは営業損失8,150万ドルです。

売上高をポーラ・オルビスホールディングスと並べる
  • コティ9,224億円FY2026
  • ポーラ・オルビスホールディングス1,703億円直近の通期
時価総額をポーラ・オルビスホールディングスと並べる
  • コティ3,833億円2026-08-22 時点
  • ポーラ・オルビスホールディングス3,222億円2026-08-22 時点

e.l.f.ビューティーELF

複数ブランドを並べる点と、売上高の8割前後が自国という点は似ているが、価格帯が正反対。ポーラ・オルビスホールディングスは高価格帯、e.l.f.ビューティーは一般価格帯

★★複数ブランドを並べる点と、売上高の8割前後が自国という点は似ています。ポーラ・オルビスホールディングスは日本が87.0%、e.l.f.ビューティーは米国が79.0%です。★★★ただし価格帯が正反対です。ポーラ・オルビスホールディングスは高価格帯(POLAはハイプレステージ)、e.l.f.ビューティーは一般価格帯が中心です。★規模はe.l.f.ビューティー(1.6十億ドル・約2,602億円)がポーラ・オルビスホールディングス(1,703億円)の約1.5倍で、6社の中では近い大きさです。★★伸び方は違います。e.l.f.ビューティーの売上高は5期で4.2倍、ポーラ・オルビスホールディングスは5期で4.7%減っています。★★e.l.f.ビューティーは部門の内訳を開示していません。

売上高をポーラ・オルビスホールディングスと並べる
  • e.l.f.ビューティー2,600億円FY2026
  • ポーラ・オルビスホールディングス1,703億円直近の通期
時価総額をポーラ・オルビスホールディングスと並べる
  • e.l.f.ビューティー9,556億円2026-08-22 時点
  • ポーラ・オルビスホールディングス3,222億円2026-08-22 時点

ポーラ・オルビスホールディングスは日本基準、エスティローダーとe.l.f.ビューティーとコティは米国会計基準です。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。

★★★売る仕組みがほかの3社と違います。ポーラ・オルビスホールディングスのPOLAは委託販売で、会社がショップオーナー・マネージャーと契約し、そこから再委託を受けたビューティーディレクター(全国2,373店・17,498人)が顧客に販売します。会社は「販売パートナーである個人事業主であり、ショップは当社グループ外の独立した組織」と注記しています。エスティローダー・e.l.f.ビューティー・コティにこの形はありません。

★★自己資本比率が大きく違います。ポーラ・オルビスホールディングスは82.3%で、エスティローダー19.3%・コティ29.3%・e.l.f.ビューティー47.2%より高い水準です。

★★海外の広がりが違います。ポーラ・オルビスホールディングスの海外売上高比率は13.0%(当サイトの計算)で、4社の中で最も低い水準です。会社は2026年時点で20%を目標に掲げています。

決算期はポーラ・オルビスホールディングスが12月末、エスティローダーとコティが6月末、e.l.f.ビューティーが3月末です。

よくある質問

ポーラ・オルビスホールディングスのアメリカ版はどこですか?

★★★正面から重なる会社はありません。売上高の87.0%が日本で、POLAが委託販売のしくみを持つという形が、米国3社のいずれとも重ならないためです。★高価格帯のスキンケアを軸に複数ブランドを並べるという点ではエスティローダーが近いです。規模はエスティローダー(約2兆3,925億円)がポーラ・オルビスホールディングス(1,703億円)の約14.1倍。★規模ではe.l.f.ビューティー(約2,602億円)が約1.5倍で最も近いですが、価格帯が正反対です。

「委託販売」とはどういう仕組みですか?

★★会社が商品の販売を委託し、委託先が顧客へ売る形です。会社は有価証券報告書で、株式会社ポーラがショップオーナー・マネージャーと委託販売契約を締結し、そこから再委託を受けたビューティーディレクターが顧客に商品を販売すると説明しています。★売上は販売パートナーが顧客に販売した時点で計上され、販売実績に応じた手数料が支払われます。★★会社は「ショップオーナー・マネージャー、ビューティーディレクターは、委託販売契約に基づく販売パートナーである個人事業主であり、ショップは、当社グループ外の独立した組織です」と注記しています。★2025年12月31日時点で全国2,373店・17,498人です。★★当サイトが載せている化粧品6社の中で、この形はポーラ・オルビスホールディングスだけです。

なぜ推移の図が「経常利益」なのですか?

★★有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」に営業利益の欄が無いためです。この表は経常利益までしか載せていません。★2025年12月期の連結の営業利益156億93百万円は、部門の表の注記に書いています。★★同じ理由で、コーセーホールディングスの推移の図も経常利益です。

会社が掲げる2026年の売上高目標と、会社予想の数字が違うのはなぜですか?

★★★どちらも会社が公表している数字です。中期経営計画で掲げた2026年時点の目標は連結売上高2,000億円(有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」)で、2026年8月6日の決算短信で示した2026年12月期の予想は1,730億円です。★★会社は両者の差について説明していません。そのため当サイトも理由を書かず、両方をそのまま並べています。★同じ節に載せている他の目標(連結営業利益率12〜13%・ROE 10%以上・海外売上高比率20%・配当性向60%以上)についても、2025年12月期の実績(9.2%・5.8%・13.0%・121.5%)を基準の列に並べています。

配当が1株当たり利益より多いのはなぜですか?

★★2025年12月期の1株当たり当期純利益は42円81銭、年間配当金は52円でした。配当が利益を上回っています(当サイトの計算で121.5%)。★会社は経営指標の目標として配当性向60%以上を掲げています。★★会社は上回っている理由を説明していないため、当サイトも理由を書きません。これは事実の記載であり、当サイトは買うべきか売るべきかを述べません。

2026年12月期の見通しはどうなっていますか?

会社は2026年8月6日の決算短信で、売上高1,730億円(1.6%増)・営業利益173億円(10.2%増)・経常利益173億円(1.6%増)・親会社株主に帰属する当期純利益90億円(5.0%減)の予想を示しています。★1株当たり当期純利益の予想は40円67銭、年間配当金の予想は1株52円(中間21円・期末31円)で、2025年12月期と同額です。★★中間期の実績は営業利益99億54百万円(21.1%増)・経常利益121億35百万円(93.2%増)でした。★これは会社が公表した予想であり、当サイトの予測ではありません。

数値はいつ時点のものですか?

5期の推移・部門別・地域別・従業員数・中期経営計画の目標は2025年12月期の有価証券報告書(2026年3月25日提出)、直近の決算と通期の予想は2026年8月6日公表の第2四半期(中間期)決算短信によります。株価と時価総額はページ上部に記載した基準日の値です。

数値の基準日と出典

決算(通年)
2025年12月期(2025-12-31 期末)
決算(四半期)
2026年12月期 第2四半期(中間期・2026年1〜6月)/2026-08-06 公表
IR資料の確認日
2026-08-22

部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通し、中期経営計画は、同社のIRサイトで公開されている次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2025年12月期)(2026-03-25 公表)2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-08-06 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。

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