ダウ

基本情報

正式社名
DOW INC.
英文社名
DOW INC.
ティッカー
DOW(NYSE)
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Plastic Materials, Synth Resins & Nonvulcan ElastomersSIC 2821
発行済株式数
720,741,438 株直近の提出書類
ROE(自己資本利益率)
▲15.7%FY2025・当サイトの計算
1株あたり配当金
2.10 米ドルFY2025
1株あたり利益(EPS)
▲3.70 米ドルFY2025・希薄化後

売上高と利益の推移

売上高と純利益の推移(兆円)(利益率)▲2.0▲8.0%0.00.0%2.08.0%4.016.0%6.024.0%8.032.0%10.040.0%8.71.0FY20219.00.7FY20227.10.1FY20236.80.2FY20246.3▲0.4FY202511.5%8.1%1.3%2.6%▲6.6%売上高純利益純利益率

財務ハイライト(過去5期)

当社株主に帰属する当期純利益・ROE

当社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)▲8,000▲30.0%▲4,000▲15.0%00.0%4,00015.0%8,00030.0%12,00045.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・純資産・株主資本比率

総資産・純資産・株主資本比率(兆円)0.00.0%2.510.0%5.020.0%7.530.0%10.040.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産純資産株主資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲12,000▲6,00006,00012,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)▲404812FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比純利益純利益率
FY20252025-12-31期末63,314億円-7.0%▲4,155億円▲6.6%
FY20242024-12-31期末68,060億円-3.7%1,768億円2.6%
FY20232023-12-31期末70,686億円-21.6%933億円1.3%
FY20222022-12-31期末90,139億円+3.5%7,258億円8.1%
FY20212021-12-31期末87,075億円9,997億円11.5%

直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.41円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★同社の連結損益計算書には営業利益の行がありません。「Net sales」から費用を引いて「Income (loss) before income taxes(税引前利益)」へ進む形で、営業利益の小計そのものを置いていません。当サイトが5期そろえて描ける利益が純利益しかないため、推移の図は純利益で描いています。ニューコア・アルコア・TJX・KLAと同じ扱いです。★★純利益は「普通株主に帰属する純利益」です。同社は非支配持分を含む純利益(2025年は24億44百万ドルの損失)とは別に、非支配持分に帰属する分を差し引いた金額を開示しており、当サイトは後者を載せています。2025年の非支配持分に帰属する利益は1億79百万ドルでした。★2025年は26億23百万ドルの純損失で、5期で唯一の赤字です。

事業の概要

パッケージング&スペシャリティプラスチックス

ポリエチレンなどの樹脂と、その原料。3部門で最大で、売上高は部門合計の50.9%

売上構成比 50.9%売上構成比50.9%31,635億円

部門の利益1,310億円・利益率4.1%

強み・実績
  • 部門の利益(オペレーティングEBIT)は2023年の27億ドルから2025年の8億27百万ドルへ減った
  • 3部門で唯一、5期を通じて黒字を保っている
主な製品・サービス
  • ポリエチレン
  • エチレン
  • 包装材料

インダストリアルインターミディエイツ&インフラストラクチャー

ポリウレタン原料・工業用中間体・水処理など。売上高は部門合計の28.4%

売上構成比 28.4%売上構成比28.4%17,683億円

部門の利益▲889億円・利益率—

強み・実績
  • 2025年はオペレーティングEBITが5億61百万ドルの損失。2024年は1億25百万ドルの利益だった
  • 会社は持分法適用会社の損失2億82百万ドルをこの部門に計上している
主な製品・サービス
  • ポリウレタン原料
  • 工業用中間体
  • 水処理薬品

パフォーマンスマテリアルズ&コーティングス

シリコーンと塗料原料。売上高は部門合計の20.7%

売上構成比 20.7%売上構成比20.7%12,885億円

部門の利益485億円・利益率3.8%

強み・実績
  • オペレーティングEBITは3億6百万ドルで、2024年の3億18百万ドルからほぼ横ばい
主な製品・サービス
  • シリコーン
  • 塗料用原料

注目ポイント

  • 5期で売上高が3割近く減った売上高は2022年12月期の568億64百万ドルを山に、446億22百万→429億64百万→399億68百万ドルと3期続けて減っています。2021年12月期の549億68百万ドルと比べても27.3%小さい水準です。
  • ★2025年12月期は26億23百万ドルの純損失5期で唯一の赤字です。1株当たり利益も3.70ドルの損失でした。当サイトはこの期を含めて5期をそのまま並べています。理由は10-Kの該当箇所を読んでいないため触れていません。
  • ★3部門のうち1つが営業赤字部門の利益(オペレーティングEBIT)は、パッケージング&スペシャリティプラスチックス8億27百万ドル、パフォーマンスマテリアルズ&コーティングス3億6百万ドルに対し、インダストリアルインターミディエイツ&インフラストラクチャーは5億61百万ドルの損失です。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期Form 10-K の注記25より

部門売上高うち外部顧客向け部門の利益利益率
パッケージング&スペシャリティプラスチックス31,635億円31,635億円1,310億円4.1%
インダストリアルインターミディエイツ&インフラストラクチャー17,683億円17,683億円▲889億円
パフォーマンスマテリアルズ&コーティングス12,885億円12,885億円485億円3.8%

★★部門の利益は会社独自の「オペレーティングEBIT」です。会社は10-Kに「Operating EBIT を、税引前利益から支払利息を除き、重要項目(significant items)の影響を除いた金額と定義する」と記載しています。★3部門の売上高の合計392億67百万ドルは、連結の売上高399億68百万ドルと7億1百万ドル違います。差は会社が「Corporate(全社)」に割り当てている分です。★3部門のオペレーティングEBITの合計は5億72百万ドルで、2024年の28億16百万ドル、2023年の30億43百万ドルから大きく減っています。

「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。

地域別の売上

地域別の売上高(顧客の所在地基準)2025年12月期

  • 米国 36.9%36.9%23,332億円米国
  • その他の地域 31.7%31.7%20,039億円その他の地域
  • 欧州・中東・アフリカ・インド 31.5%31.5%19,942億円欧州・中東・アフリカ・インド

2025年12月期の地域別の売上高です。会社がForm 10-K の注記25で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★会社が分けているのは米国・欧州/中東/アフリカ/インド(EMEAI)・その他の地域の3つだけです。10-Kの注記25にこれより細かい区分はありません。★3地域とも前期から減っており、米国153億4百万→147億29百万ドル、EMEAI 139億58百万→125億89百万ドル、その他137億2百万→126億50百万ドルです。

最新の決算

2026年1〜3月期2026-04-24 公表

項目2026年1〜3月期2025年1〜3月期増減
売上高15,515億円16,524億円-6.1%
純利益▲844億円▲486億円赤字継続

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年1月1日〜3月31日)の数値です。SECに提出された四半期報告書(Form 10-Q)のXBRLから取得しています。★売上高は前年同期比6.1%減で、純利益は5億33百万ドルの損失(前年同期は3億7百万ドルの損失)と赤字が続いています。★利益率は出していません。同社の損益計算書に営業利益の行が無く、他社と同じ物差しの利益率を作れないためです。

日本企業との違い

三菱ケミカルグループ4188

ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ、MMA&デリバティブズが石油化学系の素材で重なる

売上高をダウと並べる
  • 三菱ケミカルグループ3.7兆円2026年3月期
  • ダウ6.3兆円直近の通期
時価総額をダウと並べる
  • 三菱ケミカルグループ1.6兆円2026-08-20 時点
  • ダウ3.7兆円2026-08-20 時点

信越化学工業4063

生活環境基盤材料(塩化ビニル樹脂・か性ソーダ)と機能材料(シリコーン)が、ダウの汎用樹脂・中間体と重なる

売上高をダウと並べる
  • 信越化学工業2.6兆円2026年3月期
  • ダウ6.3兆円直近の通期
時価総額をダウと並べる
  • 信越化学工業12.1兆円2026-08-20 時点
  • ダウ3.7兆円2026-08-20 時点

住友化学4005

エッセンシャル&グリーンマテリアルズが石油化学系の素材で重なる

売上高をダウと並べる
  • 住友化学2.3兆円2026年3月期
  • ダウ6.3兆円直近の通期
時価総額をダウと並べる
  • 住友化学8,490億円2026-08-20 時点
  • ダウ3.7兆円2026-08-20 時点

よくある質問

ダウの日本版はどこですか?

汎用樹脂の領域では、三菱ケミカルグループのベーシックマテリアルズ&ポリマーズ部門と住友化学のエッセンシャル&グリーンマテリアルズ部門が近い事業です。ただしダウはこの領域が会社の全部なのに対し、日本の2社では一部門にすぎません。三菱ケミカルグループは産業ガス、住友化学は医薬品と農薬という、ダウが持たない事業を抱えています。

推移の図が純利益なのはなぜですか?

★★同社の連結損益計算書に営業利益の行が無いためです。「Net sales」から費用を引いて「Income (loss) before income taxes(税引前利益)」へ進む形で、営業利益の小計そのものを置いていません。当サイトが5期そろえて描ける利益が純利益しかないため、純利益で描いています。ニューコア・アルコア・TJX・KLAと同じ扱いです。

今期の見通しはどこですか?

この会社は金額での通期見通しを公表していないため、節を置いていません。米国企業には四半期ごとの決算発表で次の四半期の見通しだけを示す会社が多く、通期の売上高や利益を金額で出す会社は限られます。日本の3社はいずれも通期の業績予想を金額で公表しています。

中期経営計画はありますか?

日本企業の中期経営計画にあたる、年限と数値目標をそろえた計画は公表していません。そのため当サイトはその節を置いていません。日本の3社のうち、信越化学工業も金額の数値目標を持たず「年次ごとの増収、増益」を掲げるだけです。

数値はいつ時点のものですか?

5期の推移と部門別・地域別の内訳は2025年12月期(Form 10-K)、直近の四半期は2026年1〜3月期(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部に記載した基準日の値です。

数値の基準日と出典

決算(通年)
FY2025(2025-12-31 期末)
決算(四半期)
2026年1〜3月期/2026-04-24 公表
資料の確認日
2026-08-20
円換算のレート
1米ドル = 158.41円(2026-08-20 時点・Yahoo Finance)
株価・時価総額
2026-08-20 時点(1米ドル = 158.42円)

部門別・地域別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-XX 公表)Form 10-Q(2026年1〜3月期)(2026-04-24 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.41円(2026-08-20 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。