セブン&アイ・ホールディングス

基本情報

正式社名
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
英文社名
Seven & i Holdings Co., Ltd.
証券コード
3382(東京証券取引所)
会計基準
日本基準
発行済株式数
2,604,555,849 株
ROE(自己資本利益率)
7.6%2025年度(2026年2月期)
1株あたり配当金
50 円2025年度(2026年2月期)
従業員数
35,967 人2026年2月期末・有価証券報告書・2026年2月28日現在。臨時従業員は月平均50,395人(月間163時間換算・外数)。連結子会社140社・関連会社13社に当社を加えた154社

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(兆円)(利益率)0.00.0%2.51.0%5.02.0%7.53.0%10.04.0%12.55.0%8.70.42022年2月期11.80.52023年2月期11.50.52024年2月期12.00.42025年2月期10.40.42026年2月期4.4%4.3%4.7%3.5%4.1%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

親会社株主に帰属する当期純利益・ROE

親会社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)00.0%8002.5%1,6005.0%2,4007.5%3,20010.0%'22/2'23/2'24/2'25/2'26/2純利益ROE

総資産・純資産・自己資本比率

総資産・純資産・自己資本比率(兆円)0.00.0%3.010.0%6.020.0%9.030.0%12.040.0%'22/2'23/2'24/2'25/2'26/2総資産純資産自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲30,000▲20,000▲10,000010,000'22/2'23/2'24/2'25/2'26/2営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)0306090120'22/2'23/2'24/2'25/2'26/2EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率経常利益純利益純利益率
2026年2月期2026-02-28期末104,303億円-12.9%4,230億円4.1%3,774億円2,928億円2.8%
2025年2月期2025-02-28期末119,728億円+4.4%4,210億円3.5%3,746億円1,731億円1.4%
2024年2月期2024-02-29期末114,718億円-2.9%5,342億円4.7%5,071億円2,246億円2.0%
2023年2月期2023-02-28期末118,113億円+35.0%5,065億円4.3%4,759億円2,810億円2.4%
2022年2月期2022-02-28期末87,498億円3,877億円4.4%3,586億円2,108億円2.4%

直近5期の通年決算です。出典は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書で、利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」(営業利益だけは同社IRサイトの「業績ハイライト」)によります。日本企業は円で決算を出すため、円換算はしていません。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。会社は売上高にあたるものを「営業収益」と呼びます。有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」には営業利益の行がなく、経常利益までしか載っていません。★★2025年度(2026年2月期)は会社の姿が大きく変わった期です。2025年6月24日に株式会社セブン銀行とその子会社9社を、2025年9月1日に株式会社ヨーク・ホールディングス傘下の子会社を、それぞれ連結の範囲から除外しました。営業収益が11兆9,727億円から10兆4,302億円へ減り、従業員数が62,012人から35,967人になったのは主にこのためで、事業そのものが縮んだことによるものではありません。★2024年3月1日付で普通株式1株を3株とする株式分割を行っており、1株当たりの数値は5期とも分割後で並んでいます。★2023年2月期の期首から収益認識に関する会計基準を適用しているため、2022年2月期の営業収益はそれ以降の期と範囲がそろっていません。

事業の概要

国内コンビニエンスストア事業

株式会社セブン‐イレブン・ジャパンを中心とした、直営方式とフランチャイズ方式によるコンビニエンスストア事業

売上構成比 8.7%売上構成比8.7%9,122億円

利益構成比45.4%2,225億円・利益率24.3%

強み・実績
  • 2026年2月末の店舗数は21,722店。ほかにセブン‐イレブン・沖縄が205店
  • 部門の利益率24.3%は5区分でもっとも高い。加盟店から受け取る経営指導料が収益の中心で、加盟店の商品売上そのものは会社の営業収益に入らない
  • 直営店と加盟店を合わせたチェーン全店売上は5兆4,693億円(前期比101.9%)で、部門の営業収益はその6分の1にとどまる。加盟店の商品売上が会社の収益に入らないため
  • 米などの原材料価格の高騰で荒利率が下がり、物価上昇で販管費も増えたため、部門の利益は前期比95.3%
  • 出来立て商品の「セブンカフェ ベーカリー」「セブンカフェ ティー」を全国展開した
主な製品・サービス
  • ファスト・フード(米飯・調理パン・惣菜など)
  • 加工食品
  • 日配食品
  • 非食品(たばこ・雑誌・日用品など)
  • セブンプレミアム(プライベートブランド)
  • セブンカフェ
  • 7NOW(宅配)

海外コンビニエンスストア事業

7-Eleven, Inc.(7-Eleven Stores Pty Ltdを含む)を中心とした直営方式とフランチャイズ方式によるコンビニエンスストア事業。外部顧客への営業収益の82.0%を占める

売上構成比 82.0%売上構成比82.0%85,562億円

利益構成比45.3%2,222億円・利益率2.6%

強み・実績
  • 7-Eleven, Inc.は12,712店(2025年12月末)。ほかに豪州765店・北京400店・天津236店・成都73店
  • 7-Eleven, Inc.単体の営業収益は8兆4,676億円で、連結の81.2%にあたる。経常利益3,167億円・当期純利益2,467億円・総資産7兆8,892億円(連結営業収益の10%を超える子会社としての注記)
  • 部門の利益率2.6%は国内コンビニ(24.3%)と大きく違う。北米は直営店の比率が高く、ガソリンのように売上がそのまま計上される商品を扱うため、同じ物差しでは比べられない
  • 7-Eleven, Inc.の営業利益(のれん償却前)は3,323億円(前期比100.8%)。部門ののれん償却額は1,357億円
  • 7-Eleven International LLCの営業利益(のれん償却前)は207億円(前期比144.9%)
主な製品・サービス
  • ガソリン
  • 加工食品
  • ファスト・フード
  • 日配食品
  • 非食品
  • 7NOW(宅配)

スーパーストア事業

食料品や日用品等の日常生活で必要なものを総合的に提供する小売事業。★2025年9月1日に株式会社ヨーク・ホールディングス傘下の子会社が連結から外れたため、中間期までの業績だけが入っている

売上構成比 6.6%売上構成比6.6%6,876億円

利益構成比3.6%175億円・利益率2.5%

強み・実績
  • 2025年9月1日にヨーク・ホールディングス傘下の子会社を連結の範囲から除外した。営業収益は前期比48.1%
  • 部門の資産は9,804億円から1,146億円へ減り、部門の従業員数は0人になった
  • 残るのは持分法適用会社の株式会社BCJ-95で、イトーヨーカ堂・ヨークベニマル等が同社の傘下にある
  • 2027年2月期からは報告セグメントそのものが無くなる(国内コンビニ・海外コンビニ・その他の3区分へ変更)
主な製品・サービス
  • 食料品
  • 日用品

金融関連事業

銀行業、クレジットカード事業、リース事業等。★2025年6月24日に株式会社セブン銀行とその子会社9社が連結から外れたため、中間期までの業績だけが入っている

売上構成比 1.2%売上構成比1.2%1,218億円

利益構成比4.3%210億円・利益率15.3%

強み・実績
  • 2025年6月24日にセブン銀行と子会社9社を連結の範囲から除外した。営業収益は前期比64.7%
  • セブン銀行は持分法適用会社になった。同社が行った自己株式の取得に、当社子会社が保有株式の一部または全部で応じたことによる
  • 残る連結子会社は株式会社セブン・フィナンシャルサービスと株式会社セブンCSカードサービス
  • 部門の資産は1兆8,205億円から4,170億円へ減った
主な製品・サービス
  • 銀行業(ATMサービス)
  • クレジットカード
  • リース
21,722店国内のセブン‐イレブン2026年2月末。株式会社セブン‐イレブン・ジャパン。ほかにセブン‐イレブン・沖縄が205店。2025年度から2030年度までに国内店舗数を純増約1,000店拡大する方針
154社グループの会社数当社を含む。国内コンビニ9社・海外コンビニ133社・スーパーストア2社・金融関連3社・その他5社・全社1社。うち連結子会社140社、関連会社13社

注目ポイント

  • 2025年度にコンビニ専業の会社になった2025年6月24日にセブン銀行とその子会社9社を、2025年9月1日にヨーク・ホールディングス傘下の子会社を連結から外した。営業収益は11兆9,727億円から10兆4,302億円へ、従業員数は62,012人から35,967人へ、総資産は11兆3,861億円から9兆1,429億円へ減っている。会社は2025年9月からコンビニエンスストア事業に特化した体制になったと説明している
  • 営業収益の76.3%が北米所在地別の外部顧客への営業収益は北米7兆9,609億円・日本1兆8,442億円・その他6,249億円。ただし営業利益は北米2,253億円・日本2,111億円でほぼ並ぶ。北米はガソリンの売上が大きく、金額の大きさが利益の大きさに直結しない
  • 営業利益は横ばいだが純利益は69.2%増えた営業利益は4,209億円から4,229億円(前期比100.5%)。一方で親会社株主に帰属する当期純利益は1,730億円から2,927億円になった。会社はヨーク・ホールディングス傘下の子会社の非連結化等の影響と、前期に特別損失として計上していた7-Eleven, Inc.の不採算店の閉店やイトーヨーカドーネットスーパーの事業撤退の影響が無くなったことを挙げている
  • 6,000億円の自己株式を取得した2025年度の自己株式の取得による支出は6,000億円(前期は596億円)。財務活動によるキャッシュ・フローは▲1兆1,098億円になった。変革プランでは2025年度から2030年度までに2兆円の自己株式取得を掲げている

部門ごとの売上と利益

2025年度(2026年2月期)有価証券報告書より

部門売上高うち外部顧客向け部門の利益利益率
国内コンビニエンスストア事業9,146億円9,122億円2,225億円24.3%
海外コンビニエンスストア事業85,568億円85,562億円2,222億円2.6%
スーパーストア事業6,895億円6,876億円175億円2.5%
金融関連事業1,372億円1,218億円210億円15.3%
その他の事業1,797億円1,512億円70億円3.9%
調整額(消去及び全社)▲475億円13億円▲672億円
連結104,303億円104,303億円4,230億円4.1%

部門の営業収益は、部門間の取引を消去する前の金額。5区分を足すと10兆4,778億7百万円で、そこから調整額の475億38百万円を引くと10兆4,302億69百万円になる。外部顧客への営業収益は5区分で10兆4,289億66百万円、調整額に全社分の13億2百万円があり、足すと連結と1百万円合わないが、これは会社が百万円未満を切り捨てているため。「その他の事業」は報告セグメントに含まれない区分で、専門店事業・不動産事業等を含むため、上のカードには置いていない。★当サイトが「部門の利益」と書いている欄は、会社の注記により営業利益ベースの数値。5区分とも同じ基準で、連結損益計算書の営業利益と調整されている。調整額の利益▲672億円はセグメント間取引の消去と全社費用で、グループ共通基盤システムの構築費用等を含む本社費用が入っている。★★部門ごとの利益率をそのまま比べないでください。国内コンビニは加盟店から受け取る経営指導料が収益の中心で分母が小さく、海外コンビニは直営店の商品売上とガソリンがそのまま分母に入ります。

「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。

地域別・商品区分別の売上

所在地別の営業収益(連結・外部顧客への営業収益)2025年度(2026年2月期)

  • 北米 76.3%76.3%79,610億円北米
  • 日本 17.7%17.7%18,443億円日本
  • その他の地域 6.0%6.0%6,250億円その他の地域

2025年度(2026年2月期)の所在地別の外部顧客への営業収益です。会社が有価証券報告書で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。有価証券報告書のセグメント情報に参考情報として載る「所在地別の営業収益及び営業利益」による。国又は地域の区分は地理的近接度によっており、その他の地域に属する国は豪州・中国等。★★営業収益の76.3%が北米ですが、営業利益では北米2,253億円・日本2,111億円とほぼ並びます。その他の地域は12億円の営業損失でした。この3区分の営業利益の合計4,353億円から消去の123億円を引くと連結の4,229億円になります。3区分の営業収益を足すと10兆4,302億68百万円で連結と1百万円合いませんが、これは会社が百万円未満を切り捨てているためで、読み取りの誤りではありません。

7-Eleven, Inc. のチェーン全店売上の内訳2025年度(2026年2月期)

  • ガソリン 58.9%58.9%57,304億円ガソリン
  • 加工食品 19.5%19.5%18,957億円加工食品
  • 非食品 14.6%14.6%14,170億円非食品
  • ファスト・フード 5.4%5.4%5,288億円ファスト・フード
  • 日配食品 1.6%1.6%1,536億円日配食品

★★この枠だけ、上の表とは別の物差しです。有価証券報告書「主要な子会社の売上状況」にある、7-Eleven, Inc. のチェーン全店売上(直営店と加盟店の売上の合計)の内訳です。加盟店の売上を含むため、会社の営業収益には入っていません。上の地域別の枠が連結の営業収益10兆4,302億円の内訳であるのに対し、この枠は9兆7,254億円の内訳で、範囲がまったく違います。★★北米の7-Elevenの店頭で売れているものの58.9%はガソリンです。商品の売上は3兆9,950億円(41.1%)で、そのうち食品計が2兆5,780億円。5区分を足すと9兆7,254億58百万円で、会社の示す合計と3百万円合いませんが、これは会社が百万円未満を切り捨てているためです。★セブン‐イレブン・ジャパンのチェーン全店売上5兆4,693億円は、ファスト・フード1兆5,647億円・加工食品1兆4,988億円・日配食品6,698億円・非食品1兆7,569億円という内訳で、ガソリンの区分がありません(収益認識会計基準の適用前の数値)。

最新の決算

2027年2月期 第1四半期(2026年3〜5月)2026-07-09 公表

項目2027年2月期 第1四半期(2026年3〜5月)2025年3〜5月増減
売上高23,788億円27,774億円-14.3%
営業利益1,050億円651億円+61.4%
経常利益1,007億円533億円+89.1%
純利益606億円490億円+23.6%
売上高営業利益率4.4%2.3%

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。純利益は親会社株主に帰属する四半期純利益。★売上高が14.3%減っているのは、前年同期にセブン銀行とヨーク・ホールディングス傘下の子会社が連結に入っていたためです。会社はこの影響を調整した「実質ベース」も示しており、それによると営業収益は前年同期比102.4%、営業利益は222.4%です。★当四半期から報告セグメントの区分を国内コンビニエンスストア事業・海外コンビニエンスストア事業・その他の事業の3つに変更しており、前年同期も組み替えた数値で示されています。1株当たり四半期純利益は26円21銭(前年同期は18円97銭)。

会社が公表している今期の見通し

2027年2月期2026-07-09 公表

項目会社の見通し前期比
売上高104,300億円+0.0%
営業利益4,250億円+0.5%
経常利益3,900億円+3.3%
純利益2,780億円-5.0%
売上高営業利益率4.1%
1株あたり配当金60円
  • 第2四半期累計の見通しは営業収益5兆5,100億円・営業利益2,340億円・親会社株主に帰属する中間純利益1,180億円
  • 1株当たり当期純利益の見通しは120円89銭。自己株式取得の影響見込みを考慮している
  • 配当は中間30円・期末30円の年間60円を予定している(前期は年間50円)
  • 前提となる為替レートは1ドル157円・1元23円
  • 新しい報告セグメント別では国内コンビニ9,500億円・海外コンビニ9兆4,260億円・その他760億円

これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。会社が2026年7月9日に公表した数値です。当サイトの予測ではありません。2026年4月9日公表の予想(営業収益9兆4,480億円・営業利益4,050億円)から引き上げられたものです。★上方修正額9,820億円の大半は海外コンビニエンスストア事業(9,600億円)ですが、会社は修正の理由を数字の内訳としては説明していません。前提の為替レートは1ドル150円から157円に変わっています。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。

変革プラン

7-Elevenの変革2025年度〜2030年度

会社が掲げる「2030年に目指すグループ像」は「セブン‐イレブン事業を核としたグローバル成長戦略と、テクノロジーの積極活用を通じて流通革新を主導する、「食」を中心とした世界トップクラスのリテールグループ」です。

前の中期経営計画は「中期経営計画 2021-2025(2021年7月公表)およびそのアップデート(2023年3月公表)」でした。

変革の柱2025年度〜2030年度

テーマ主な重点活動
1組織とマネジメントの立て直し1-A・1-B新たな経営陣のもとで意思決定の仕組みを作り直し、本社機能をコンビニ専業へ作り替えるマネジメントプロセスの強化
  • 各事業会社の意思決定を規律のもとで自律させ、経営層のグローバル協働を強める
  • 役割と責任の所在を明確に定義し、期限を切ったオーナーシップと説明責任を置く
HD機能のアップグレード
  • 持株会社の販管費を2030年度までに約810億円から半減させる
  • 現行の本社機能はスーパーストアや金融を含む複数事業の支援を前提に作られており、コンビニ専業には合っていないと会社は説明している
2商品で差をつける2-A・2-Eフレッシュフードとプライベートブランドに投資し、価格を上回る価値を出すフレッシュフードの差別化
  • SEIは2030年度までにレストランを併設する店舗を新たに1,100店設置する(2024年度時点1,080店から2030年度2,000店超へ)
  • SEJは「セブンカフェ ベーカリー」と「セブンカフェ ティー」を全国に導入し、5,000店以上に食品提供力を強化する投資を行う
オリジナル商品・PB商品の拡大
  • SEIのPB商品の売上は2024年度から2030年度までCAGR 6.5%(商品売上合計は2.1%)
  • 2024年度実績で、PB商品の商品荒利率は51.3%、PB以外は33.0%
3店舗網とデリバリーを広げる2-B・2-C新しい店舗形態で出店を加速し、30分以内で届く7NOWを柱の一つにする店舗ネットワークの強化
  • SEIは2030年度までに新形態の店舗を約1,300店増やす。新標準店舗の開店4年目の商品平均日販は8,200ドルで、現状のポートフォリオ(5,700ドル)より45%高い
  • SEJは2030年度までに約1,000店の純増を目指す(標準店舗の純増数。小型店舗等は含まない)
7NOWのお客様価値最大化
  • SEIは2030年度まで年間200店舗ずつ対応店を広げ、北米の人口カバー率50%超を目指す
  • SEJは7NOWの売上を2024年度から10倍超に増やし、2030年度に約1,200億円にする(対応店舗数は約7,000店から約8,500店へ)
4稼ぐ力を上げる2-D・2-F・2-G販管費の伸びを荒利額の伸びより低く抑え、ガソリンのバリューチェーンを取り込むバリューチェーン横断での販管費コントロール
  • SEIは販管費の上昇を荒利額の成長より低く抑える(5年間のCAGRで荒利額約2.6%に対し販管費約0.6%)
  • SEJは2030年度まで販管費率12%未満を維持する(会社は現状のトレンドでは100bpsの増加になるとしている)
ガソリン事業の垂直統合
  • SEIは2030年度までにガソリン事業で約4億ドルのEBITDA増加を見込む
  • 海運やターミナルなど物流インフラへのアクセス確保と投資、ブレンドプログラムの構築による
お客様とのエンゲージメント強化
  • SEJはお客様とのコミュニケーションが質・量ともに不十分でブランド認知に影響していると課題を認め、専属チームで双方向のコミュニケーションを活性化する

2025年8月6日に公表された計画です。会社は「当社初の真のグローバル戦略計画」と説明しています。★会社の資料は取り組みに1-A〜2-Gの記号を付けており、下の表の「柱」の欄はそれを当サイトが4つにまとめたものです。SEJ=株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、SEI=7-Eleven, Inc.(北米)、7IN=7-Eleven International LLC。★キャピタル・アロケーションは、2025年度から2030年度までのキャッシュイン約7.5兆円を、成長投資約3.2兆円(約40%)・株主還元約2.8兆円(約40%。自己株式取得2兆円と配当)・債務返済等約1.4兆円(約20%)に配分する方針です。

経営目標(財務)

指標2024年度(実績)会社が掲げた目標
営業収益10.0兆円2030年度 約11.3兆円(CAGR 約2.0%)
営業総利益2.7兆円2030年度 約3.4兆円(CAGR 約3.9%)
販管費約2.3兆円2030年度 約2.6兆円(販管費率は同水準)
EBITDA約0.9兆円2030年度 約1.3兆円(CAGR 約7.0%)
1株当たり当期純利益(EPS)約86円2030年度 約210円(CAGR 約17.0%)
ROIC4.8%2030年度 約12.6%
Debt / EBITDA2.5倍2030年度 約0.6倍
自己株式取得(2025年度〜2030年度の累計)2兆円

経営目標(非財務)

指標会社が掲げた目標
店舗運営に伴うCO2排出量(2013年比)2030年に50%削減
店舗運営に伴うCO2排出量2050年に実質ゼロ

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社が2025年8月6日に公表した数値です。当サイトの予測ではありません。★2024年度の実績として並んでいる数値は、ヨーク・ホールディングスとセブン銀行を通期で持分法適用会社としたと想定して組み替えたもので、上の推移の表に出ている2025年2月期の数値とは範囲が違います。会社は資料に将来に関する記述の留保を記載しています。

アメリカの対応企業

ウォルマートWMT

食品を中心に日常の買い物を担う店舗網という点で重なるが、コンビニエンスストアとスーパーセンターで店の大きさと買い方が違う

食品を中心に日常の買い物を担う店舗網という点で重なる。ただしウォルマートはスーパーセンターが中心で、1回の買い物の大きさも来店の頻度もコンビニとは違う。売上の規模もウォルマートのほうが大きい。両社とも北米が最大の市場で、セブン&アイは営業収益の76.3%が北米にある。

売上高をセブン&アイ・ホールディングスと並べる
  • ウォルマート113.7兆円FY2026
  • セブン&アイ・ホールディングス10.4兆円直近の通期
時価総額をセブン&アイ・ホールディングスと並べる
  • ウォルマート145.1兆円2026-08-18 時点
  • セブン&アイ・ホールディングス5.2兆円2026-08-18 時点

コストコCOST

コストコは会員制の倉庫店でまとめ買いを前提とする。少量・近接で買うコンビニとは客の買い方が違う

会員制の倉庫店でまとめ買いを前提とする会社で、少量・近接で買うコンビニとは客の買い方が違う。日本にも出店している。売上に占める会費収入の比率が高く、収益の作り方も異なる。

売上高をセブン&アイ・ホールディングスと並べる
  • コストコ43.9兆円FY2025
  • セブン&アイ・ホールディングス10.4兆円直近の通期
時価総額をセブン&アイ・ホールディングスと並べる
  • コストコ67.4兆円2026-08-18 時点
  • セブン&アイ・ホールディングス5.2兆円2026-08-18 時点

TJXTJX

TJXは衣料品とホームファッションのオフプライス小売で、食品を扱わない

衣料品とホームファッションのオフプライス小売で、食品を扱わない。セブン&アイの店舗網とは商品も立地も重ならない。同じ「小売」の括りで並べているが、事業としての対応は弱い。

売上高をセブン&アイ・ホールディングスと並べる
  • TJX9.6兆円FY2026
  • セブン&アイ・ホールディングス10.4兆円直近の通期
時価総額をセブン&アイ・ホールディングスと並べる
  • TJX26.6兆円2026-08-18 時点
  • セブン&アイ・ホールディングス5.2兆円2026-08-18 時点

セブン&アイ・ホールディングスは日本基準、ウォルマート・コストコ・TJXは米国会計基準です。決算期も4社とも異なります(セブン&アイは2月末、ウォルマートとTJXは1月末、コストコは8月末)。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。

セブン&アイの営業収益には、加盟店の商品売上が入っていません。フランチャイズ方式の店舗では、会社の収益は加盟店から受け取る経営指導料が中心になります。直営店の比率が高い米国3社と売上高の絶対額を比べるときは、この違いに注意が要ります。同社が公表する「グループ売上」(加盟店の売上を含む)は2025年度で16兆9,920億円でした。

よくある質問

セブン&アイと正面から重なるアメリカの会社はどこですか?

ウォルマートです。食品を中心に日常の買い物を担う店舗網という点で重なります。ただしウォルマートはスーパーセンターが中心で、コンビニエンスストアとは店の大きさと買い方が違います。コストコは会員制の倉庫店、TJXは衣料品のオフプライス小売で、いずれも対応は弱くなります。

売上高が2025年2月期から1兆5,000億円以上減っているのはなぜですか?

会社の範囲が変わったためです。2025年6月24日に株式会社セブン銀行とその子会社9社を、2025年9月1日に株式会社ヨーク・ホールディングス傘下の子会社を、それぞれ連結の範囲から除外しました。同じ期に従業員数も62,012人から35,967人へ減っています。事業そのものが縮んだわけではありません。会社は2025年9月からコンビニエンスストア事業に特化した体制になったと説明しています。

「営業収益」と「売上高」は違うのですか?

同社は損益計算書のいちばん上の行を「営業収益」と呼びます。中身は商品の売上高と、加盟店から受け取る経営指導料などの営業収入です。当サイトは全社を同じ物差しで並べるため、表の見出しは共通の「売上高」にそろえたうえで、この注記で断っています。

加盟店の売上は入っていないのですか?

入っていません。フランチャイズ方式の店舗の商品売上は、会社の営業収益には計上されず、会社が受け取る経営指導料が収益になります。会社は加盟店の売上を含めた「グループ売上」も別に公表しており、2025年度は16兆9,920億円でした。連結の営業収益10兆4,302億円との差はこの仕組みによるものです。

国内コンビニの利益率24.3%と海外コンビニの2.6%は、なぜこれほど違うのですか?

分母の作り方が違うためです。国内コンビニは加盟店から受け取る経営指導料が収益の中心で、営業収益が9,145億円と小さくなります。海外コンビニは直営店の比率が高く、ガソリンのように売上がそのまま計上される商品を扱うため、営業収益が8兆5,568億円と大きくなります。部門ごとの利益率をそのまま比べることはできません。

推移の図の「営業利益」はどこから取っていますか?

同社のIRサイトの「業績ハイライト」です。有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」には営業利益の行がなく、経常利益までしか載っていないため、5期とも同じ定義で公表されているこの数値を使っています。直近2期は有価証券報告書の本文(経営成績の分析)の数値と一致しています。

部門の区分がこれから変わると聞きましたが?

2026年4月9日の取締役会で事業セグメントの変更が決議され、2027年2月期からは「国内コンビニエンスストア事業」「海外コンビニエンスストア事業」「その他の事業」の3区分になります。当ページの部門別の表は2026年2月期のもので、変更前の5区分です。直近の四半期の節はすでに新しい区分の数値になっています。

変革プランの2024年度の実績が、推移の表の2025年2月期と違うようですが?

範囲が違います。変革プランの2024年度実績は、ヨーク・ホールディングスとセブン銀行を通期で持分法適用会社としたと想定して組み替えた数値です。推移の表の2025年2月期は、有価証券報告書に載っている実際の連結の数値です。

地域別の枠と商品区分別の枠で、合計の相手が違うのはなぜですか?

物差しがまったく違うためです。上の地域別は連結の営業収益10兆4,302億円の内訳です。下の商品区分別は、7-Eleven, Inc. のチェーン全店売上9兆7,254億円の内訳で、加盟店の売上を含むため会社の営業収益には入っていません。同じページに並べているのは、北米の店頭で何が売れているかが営業収益の内訳からは読み取れないためです。どちらも会社が有価証券報告書に書いている数値で、当サイトが計算したものではありません。

数値はいつ時点のものですか?

ページ下部の「数値の基準日と出典」に、資料ごとの公表日と当サイトが確認した日を記載しています。

数値の基準日と出典

決算(通年)
2026年2月期(2026-02-28 期末)
決算(四半期)
2027年2月期 第1四半期(2026年3〜5月)/2026-07-09 公表
IR資料の確認日
2026-08-19

部門別・地域別・商品区分別の売上高、四半期決算、今期の見通し、変革プランは、同社のIRサイトで公開されている次の資料から当サイトが書き写しました(2027年2月期 第1四半期決算短信(2026-07-09 公表)/有価証券報告書(2026年2月期)(2026-05-20 公表)/業績ハイライト(同社IRサイト)(2026-08-19 に当サイトが確認)7-Elevenの変革(2025-08-06 公表)2027年2月期 第1四半期 決算補足資料(2026-07-09 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。