通信Telecommunications
日本の顔ぶれ
アメリカの対応企業
ベライゾンVZ
Verizon Communications Inc.
個人向けと法人向けの2セグメント。携帯と固定回線の両方を提供する。
- 売上高21.9兆円
- 純利益2.7兆円
- 時価総額30.7兆円
- 株価47.08USD
- 掲載企業内シェア39.2%
- 決算期FY2025 · 米国基準
- KDDI
- NTT
- ソフトバンク
AT&TT
AT&T Inc.
米国の通信事業と、メキシコでの無線事業の2セグメント(2025年12月期)。通信が売上の96%を占める。2026年1〜3月期から3セグメントに組み替えた。
- 売上高19.9兆円
- 純利益3.5兆円
- 時価総額27.3兆円
- 株価25.38USD
- 掲載企業内シェア35.7%
- 決算期FY2025 · 米国基準
- KDDI
- NTT
- ソフトバンク
T-モバイルTMUS
T-Mobile US, Inc.
無線通信に集中。年間契約や超過料金の廃止など、Un-carrierと称する施策を掲げる。
- 売上高14.0兆円
- 純利益1.7兆円
- 時価総額27.9兆円
- 株価165.43USD
- 掲載企業内シェア25.1%
- 決算期FY2025 · 米国基準
- KDDI
- NTT
- ソフトバンク
カードの下にある「対応する日本企業」は、その米国企業と事業が重なる会社です。
規模の比較
日本企業(オレンジ)と米国企業(青)を同じ物差しで並べています。
日米の構造の違い
日本の通信会社は、通信だけの会社ではない
日本側3社は、いずれも通信以外の事業を大きく抱えています。
- NTT — 4つの区分のうち、グローバル・ソリューション事業はコンサルティング、ITソリューション、システム開発、データセンターです。NTTデータグループがここに入ります
- KDDI — パーソナル事業に金融、エネルギー、LX(ライフトランスフォーメーション)が含まれます。持分法適用の共同支配企業にローソンがあります
- ソフトバンク — 5つの報告セグメントのうち、メディア・EC(Yahoo! JAPAN、LINE、ZOZO)とファイナンス(PayPay)で売上の約3割です
一方、米国側は通信に寄っています。AT&Tは2025年12月期に売上の96%が通信セグメント(2026年からは米国の5Gと光回線・銅線・メキシコの3区分)、ベライゾンは個人向けと法人向けという顧客の区分で、どちらも中身は通信です。
「通信会社」という同じ棚に並べても、会社の輪郭が違うというのが、この業界を見るときの最初の注意点になります。
区分の切り方も違う
- ベライゾン — 顧客で切る(個人向け、法人向け)
- AT&T — 2025年12月期までは地理で切る(米国の通信、メキシコ)。2026年1〜3月期からは米国を回線の種類で分け(5Gと光回線のアドバンスト・コネクティビティ、銅線のレガシー)、メキシコと合わせて3区分
- KDDI — 顧客で切る(パーソナル、ビジネス)
- NTT・ソフトバンク — 事業の種類で切る
区分の立て方が一致しているのはKDDIとベライゾンです。このページで構造が最も近い組み合わせになります。
正面から競合する組み合わせがない理由
当サイトは「世界市場で同じ製品・顧客を取り合っている」と書く場合、双方の開示資料でそれを確認します。通信は各国の免許を受けて行う事業で、日本の会社が米国の利用者に携帯電話を売ることはありません。逆も同じです。
同じ理由で、通信会社の売上は基本的に自国の市場から生まれます。AT&Tの海外事業はメキシコだけで、売上の3.5%です。日本側3社も海外はKDDIのモンゴル・ミャンマーなど限られています。
世界で戦う建設機械や自動車のメーカーとは、この点が根本的に違います。
よくある質問
ソフトバンクとソフトバンクグループは違うのですか?
別の会社です。このページで扱っているソフトバンク(証券コード9434)は通信事業を行う会社で、有価証券報告書には親会社がソフトバンクグループ㈱であると書かれています。ソフトバンクグループ(証券コード9984)は投資を主な事業とする会社で、通信の対応表には含めていません。
NTTドコモは対応表にないのですか?
NTTドコモはNTTの連結子会社で、有価証券報告書では総合ICT事業の中に含まれています。上場していないため、このページではNTTとして扱っています。
日米の通信会社を比べる意味はありますか?
同じ顧客を取り合うわけではないので、勝ち負けを比べる意味はありません。このページの目的は、同じ「通信会社」でも会社の形が国によってどう違うかを見ることにあります。日本の会社が通信以外の事業を大きく持つのに対し、米国の会社が通信に寄っているのは、その一例です。
数値はいつ時点のものですか?
売上高は直近の通年決算で、米国企業は米国SEC(証券取引委員会)に提出された年次報告書(10-K)、日本企業は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書が出典です。株価と時価総額はページ下部の更新日時点のものです。
各社の決算期はそろっていません。ベライゾン・AT&T・T-モバイルは12月期、NTT・KDDI・ソフトバンクは3月期です。会計基準は日本3社がIFRS、米国3社が米国基準です。売上高の範囲は完全には一致しないため、表と図には各社の期と会計基準を併記しています。
注記(2件)
- アメリカの対応企業
- 日米それぞれの開示資料(年次報告書・有価証券報告書)でセグメントを突き合わせ、重なりを確認できたものだけを載せています。どこがどう重なるかは下の「日米の構造の違い」で説明しています。
- 規模の比較
- 米ドルはページ下部のレートで円換算しました。会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません(各社の基準を併記しています)。上のカードの「掲載企業内シェア」は、掲載した米国企業3社の売上高合計に占める割合です。世界市場でのシェアではありません。
出典
売上高・純利益は各社の直近の通年決算(米国企業 FY2025/日本企業 2026年3月期)によります。出典は米国SEC(証券取引委員会)の年次報告書(10-K)、金融庁EDINETの有価証券報告書、株価はYahoo Finance。金額の円換算は1米ドル = 158.73円、株価と時価総額は1米ドル = 157.06円。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
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