JPモルガン・チェース
基本情報
- 正式社名
- JPMORGAN CHASE & CO
- 英文社名
- JPMorgan Chase & Co.
- ティッカー
- JPM(NYSE)
- 会計基準
- 米国会計基準(US GAAP)
- SECへの登録業種
- National Commercial BanksSIC 6021
- 発行済株式数
- 2,658,186,195 株直近の提出書類
- ROE(自己資本利益率)
- 16.1%FY2025・当サイトの計算
- 1株あたり配当金
- 5.80 米ドルFY2025
- 1株あたり利益(EPS)
- 20.02 米ドルFY2025・希薄化後
- 従業員数
- 318,512 人2025-12-31 時点・66か国。うち米国58%(北米185,208人・アジア太平洋96,499人・欧州中東アフリカ31,030人・中南米カリブ5,775人)
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・株主資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 289,839億円 | +2.8% | 90,628億円 | 31.3% |
| FY20242024-12-31期末 | 282,069億円 | +12.3% | 92,888億円 | 32.9% |
| FY20232023-12-31期末 | 251,167億円 | +22.9% | 78,719億円 | 31.3% |
| FY20222022-12-31期末 | 204,447億円 | +5.8% | 59,853億円 | 29.3% |
| FY20212021-12-31期末 | 193,254億円 | — | 76,784億円 | 39.7% |
直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.86円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★銀行の損益計算書には営業利益の行がありません。収益から費用を引く途中に「営業利益」という小計を置かない形なので、当サイトの推移の図は当期純利益を描いています。★★★売上高は「支払利息を差し引いた後の総収益」(Total net revenue)です。会社はこれを `Revenues` としてSECのXBRLに登録しています。預金の利息など資金の調達費用を引いた後の数字で、一般の会社の売上高とは中身が違います。★★その総収益が5期で50.0%増えました。1,216億49百万ドル(2021年12月期)から1,824億47百万ドル(2025年12月期)です(当サイトの計算)。★★当期純利益は483億34百万ドルから570億48百万ドルへ18.0%増、ROEは16.9%から16.1%です(当サイトの計算)。★2022年12月期だけ当期純利益が376億76百万ドルへ22.1%減っています。★★1株当たり配当金は3.80ドルから5.80ドルへ5期続けて増えています。★★★株主資本比率は7.9%〜8.6%です。一般の会社の自己資本比率とは水準が違います。銀行は預金という負債で資金を集めて貸し出す業態のため、総資産が大きくなります。★総資産は3兆7,435億67百万ドルから4兆4,249億ドルへ増えています。★★営業活動によるキャッシュ・フローの振れが大きいのも銀行の特徴で、2025年12月期は△1,477億82百万ドルです。貸出金や預金の増減がここに入ります。★株式分割はありません。
事業の概要
コマーシャル&インベストメントバンク(CIB)
法人・機関投資家向けの投資銀行業務、決済、市場取引、証券管理。総収益の42.3%を占め、部門の利益でも最大
利益構成比48.7%44,102億円・利益率35.4%
- M&A・資本市場の助言と引受
- 決済・トランザクションバンキング
- 債券・株式の市場取引
- 証券管理(カストディ)
コンシューマー&コミュニティバンキング(CCB)
個人と小規模事業者向けの銀行業務。支店・ATM・スマートフォン・電話で提供する。総収益の41.0%
利益構成比32.0%28,984億円・利益率24.0%
- 預金・資産運用(J.P. Morgan Wealth Management)
- 住宅ローン
- クレジットカード(Card Services)
- 自動車ローン
アセット&ウェルスマネジメント(AWM)
資産運用と富裕層向けの資産管理。顧客資産は7.1兆ドル。総収益の13.0%
利益構成比11.4%10,361億円・利益率27.1%
- 投資信託・年金の運用
- プライベートバンク
- オルタナティブ投資
注目ポイント
- ★★★部門の利益が営業利益ではなく当期純利益★★★会社は部門ごとに法人税まで配分し、当期純利益で部門の成績を示しています。★CCB 182億45百万ドル・CIB 277億61百万ドル・AWM 65億22百万ドル・コーポレート45億20百万ドルで、足すと570億48百万ドルになり連結の当期純利益と一致します。★★★銀行の損益計算書には営業利益の行がありません。収益から費用を引く途中に「営業利益」という小計を置かない形です。★★当サイトの5期の推移の図も当期純利益を描いています。★★日本の3社は部門の利益に営業純益(三菱UFJ)・連結業務純益(三井住友)・業務純益(みずほ)を使っており、いずれも与信関係費用と法人税を引く前です。同じ「部門の利益」でも段階が違います。★バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴも当期純利益で、米国3社はそろっています。
- ★★★部門の数値は managed basis で、連結の総収益と31億ドル違う★★会社は部門の数値を managed basis で示しています。★「米国会計基準の数値から出発し、総収益を FTE(fully taxable-equivalent)ベースにする組み替えを含む」と会社が説明しており、税務上の優遇を受ける収益を課税対象の収益と比べられるようにするための調整です。★★調整項目は△31億34百万ドルで、これを引くと米国会計基準の総収益1,824億47百万ドルになります。★当期純利益への影響はありません。法人税の側で打ち消されるためです。★★★当サイトの5期の推移とページ上部の売上高は、米国会計基準の1,824億47百万ドルです。部門の表の合計だけが managed basis になっています。★バンク・オブ・アメリカも同じ形で、FTEベースの総収益1,137億6百万ドルと米国会計基準の1,130億97百万ドルが6億9百万ドル違います。
- ★★★通期の見通しも中長期の数値目標も公表していない★★★会社は通期の売上高・利益の見通しをGAAPの金額で示していません。2026年7月14日の決算発表資料にも、Form 10-Kにも、通期の予想の表はありません。そのためこのページには「今期の見通し」の節がありません。★★★中長期の数値目標も公表していません。日本の3社が中期経営計画で純利益・ROE・経費率の目標を出しているのとは対照的です。そのため「中長期の目標」の節もありません。★★バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴも同じで、米国3社はいずれも節を落としています。★ウェルズ・ファーゴは2026年7〜9月期の1株当たり配当を0.50ドルに引き上げる見込みだけを示しています。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。
- ★★総資産4兆4,249億ドルは日本3社の合計に近い★★総資産は4兆4,249億ドルで、基準日のレートで約703兆円にあたります。★★三菱UFJフィナンシャル・グループ431兆7,315億円・三井住友フィナンシャルグループ328兆5,111億円・みずほフィナンシャルグループ302兆2,400億円の合計1,062兆円の66%にあたります(当サイトの計算)。★★★株主資本比率は8.2%で、日本3社の3.74%〜5.15%より高い水準です。★株主資本は3,624億38百万ドルです。★ROEは16.1%で、日本3社の10.38%〜11.47%を上回ります。★★★当サイトはこの差の理由を書きません。会計基準・規制・事業構成が違うためで、会社がその比較を示していないからです。
- ★★直近の四半期は純利益が41%増えたが、うち相当部分は一時的な要因★★2026年4〜6月期は総収益573億47百万ドル(27.7%増)・当期純利益211億55百万ドル(41.1%増)・1株当たり利益7.70ドル(前年同期5.24ドル)でした(増減率は当サイトの計算)。★★★会社は「重要項目を除いた当期純利益は169億ドル(1株当たり6.14ドル)」とも示しています。★重要項目はいずれも当四半期のもので、コーポレートに計上したVisa株式に関する46億ドルの純利益と、株式投資の評価益10億ドル(うち7億63百万ドルがコーポレート、2億63百万ドルがCIB)と会社が記載しています。★★会社は「重要項目を除けば当期純利益は13%増、総収益は15%増」と記載しています。★部門別の当期純利益はCCB 53億11百万ドル(3%増)・CIB 96億78百万ドル(46%増)・AWM 19億57百万ドル(33%増)です。★ROEは24%、ROTCEは29%(重要項目を除くと23%)。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。会社が示した数値をそのまま書いています。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kの Note 32 — Business segments & Corporate より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| コマーシャル&インベストメントバンク(CIB) | 124,634億円 | 44,102億円 | 35.4% |
| コンシューマー&コミュニティバンキング(CCB) | 120,781億円 | 28,984億円 | 24.0% |
| アセット&ウェルスマネジメント(AWM) | 38,243億円 | 10,361億円 | 27.1% |
| コーポレート | 11,160億円 | 7,181億円 | — |
| 調整項目(Reconciling Items) | ▲4,979億円 | 0億円managed basis から米国会計基準の数値に戻すための調整。当期純利益への影響はない | — |
| 連結 | 289,839億円 | 90,628億円 | — |
★★★この表の「売上高」は支払利息を差し引いた後の総収益(Total net revenue)です。一般の会社の売上高とは中身が違います。★★★部門の利益は営業利益ではなく当期純利益です。会社は部門ごとに法人税まで配分しており、3部門とコーポレートの当期純利益を足すと570億48百万ドルになって連結と一致します。★銀行の損益計算書には営業利益の行がありません。★★部門の数値は managed basisで、会社は「税務上の優遇を受ける収益を課税対象の収益と比べられるように調整したもの」と説明しています。調整項目△31億34百万ドルを引くと米国会計基準の総収益1,824億47百万ドルになり、当期純利益への影響はありません。★★部門ごとのROEも開示されており、CCB 32%・CIB 18%・AWM 40%・連結17%です。部門に配分した資本で割った数字で、会社は「各部門とコーポレートに、同格付けの同業他社の資本水準や規制上の所要資本を考慮して資本を配分している」と説明しています。★部門別の資産はCCB 6,646億69百万ドル・CIB 2兆1,425億34百万ドル・AWM 2,880億65百万ドル・コーポレート1兆3,296億32百万ドルです。★CCBの与信費用114億93百万ドルには、Apple Cardの取引に関する貸出コミットメントへの引当22億ドルが含まれると会社が注記しています。★「コーポレート」は財務・投資部門(Treasury and CIO)と、部門に配分していない全社機能です。当サイトはカードを置かず表の金額だけを示しています。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の売上
地域別の総収益2025年12月期
- 北米
- 欧州・中東・アフリカ
- アジア太平洋
- 中南米
2025年12月期の地域別の総収益です。会社がSECに提出されたXBRLの地域別の内訳よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★北米が総収益の76.6%(1,396億89百万ドル)を占めます。★欧州・中東・アフリカ244億78百万ドル(13.4%)・アジア太平洋140億65百万ドル(7.7%)・中南米42億15百万ドル(2.3%)です(いずれも当サイトの計算)。★★4区分の合計は連結の総収益1,824億47百万ドルと一致します。★★★日本の3社より自国の比重がずっと高い形です。三菱UFJフィナンシャル・グループの日本は47.7%、三井住友フィナンシャルグループは46.8%、みずほフィナンシャルグループは45.7%で、いずれも半分を下回ります。★★従業員では海外の比重が大きくなります。北米185,208人(58.1%)・アジア太平洋96,499人(30.3%)・欧州中東アフリカ31,030人(9.7%)・中南米カリブ5,775人(1.8%)で、アジア太平洋が3割を占めます(当サイトの計算)。★会社は従業員が66か国にいると記載しています。
最新の決算
2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-07-14 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 91,103億円 | 71,348億円 | +27.7% |
| 純利益 | 33,607億円 | 23,809億円 | +41.2% |
| 売上高純利益率 | 36.9% | 33.4% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。売上高は支払利息を差し引いた後の総収益(米国会計基準)。★★★総収益27.7%増・当期純利益41.1%増でした(当サイトの計算)。★1株当たり利益は7.70ドル(前年同期5.24ドル)。★★★会社は「重要項目を除いた当期純利益は169億ドル(1株当たり6.14ドル)」とも示しています。重要項目はVisa株式に関する46億ドルの純利益と、株式投資の評価益10億ドルです。★★会社は「重要項目を除けば当期純利益は13%増、総収益は15%増」と記載しています。★managed basis の総収益は580億22百万ドル(同456億80百万ドル)。★資金利益は256億ドルで10%増、非資金利益は324億ドルで45%増(重要項目を除くと20%増)と会社が記載しています。★与信費用は25億ドル(貸倒実績24億ドル・引当の積み増し1億49百万ドル)。★ROEは24%、ROTCEは29%、普通株式等Tier1比率は標準的手法で14.1%です。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。
日本企業との違い
三菱UFJフィナンシャル・グループ8306
自国で最大の銀行グループどうしで、部門の分け方も個人向け/法人・投資銀行/資産運用という3つの軸が重なる。★★どちらも「売上高」にあたる数字が支払利息を引いた後の収益である(三菱UFJは粗利益、JPモルガン・チェースは Total net revenue)。★規模はJPモルガン・チェース(1,824億47百万ドル・基準日のレートで約28兆9,839億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の1.98倍。★★★ただし部門の利益の段階が違う。三菱UFJは営業純益(与信関係費用・法人税を引く前)、JPモルガン・チェースは当期純利益(法人税を引いた後)。★★通期の開示も違う。三菱UFJは純利益の目標値2兆7,000億円を示すが、JPモルガン・チェースはGAAPの見通しを示さない。
★★★自国で最大の銀行グループどうしです。部門の分け方も個人向け/法人・投資銀行/資産運用という3つの軸が重なります。★★どちらも「売上高」にあたる数字が支払利息を引いた後の収益です(JPモルガン・チェースは Total net revenue、三菱UFJは粗利益)。★規模はJPモルガン・チェース(1,824億47百万ドル・基準日のレートで約28兆9,839億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の1.98倍です。★★★ただし部門の利益の段階が違います。JPモルガン・チェースは当期純利益(法人税を引いた後)、三菱UFJは営業純益(与信関係費用・法人税を引く前)です。★★三菱UFJは持分法による投資損益8,455億45百万円の主因としてモルガン・スタンレーを挙げており、当サイトはモルガン・スタンレーの個票も置いています。
売上高をJPモルガン・チェースと並べる- 三菱UFJフィナンシャル・グループ14.6兆円2026年3月期
- JPモルガン・チェース29.0兆円直近の通期
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ41.6兆円2026-08-22 時点
- JPモルガン・チェース148.5兆円2026-08-22 時点
三井住友フィナンシャルグループ8316
個人向け・法人・市場・資産運用を1つのグループで抱える総合金融という点が重なる。★規模はJPモルガン・チェース(1,824億47百万ドル・約28兆9,839億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の2.69倍。★★ROEは三井住友10.38%、JPモルガン・チェース16.1%。★★★部門の分け方の軸が違う。三井住友は「グローバル事業部門」という地域の軸を持ち、JPモルガン・チェースは顧客の種類だけで分けている。★★通期の開示も違い、三井住友は当期純利益1兆7,000億円の予想を示すが、JPモルガン・チェースはGAAPの見通しを示さない。
個人向け・法人・市場・資産運用を1つのグループで抱える総合金融という点が重なります。★規模はJPモルガン・チェース(約28兆9,839億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の2.69倍です。★★ROEはJPモルガン・チェース16.1%、三井住友10.38%です。★★★部門の分け方の軸が違います。JPモルガン・チェースは顧客の種類だけで分け、三井住友は「グローバル事業部門」という地域の軸を持ちます。★★通期の開示も違い、三井住友は当期純利益1兆7,000億円の予想を示しますが、JPモルガン・チェースはGAAPの見通しを示しません。
売上高をJPモルガン・チェースと並べる- 三井住友フィナンシャルグループ10.8兆円2026年3月期
- JPモルガン・チェース29.0兆円直近の通期
- 三井住友フィナンシャルグループ25.3兆円2026-08-22 時点
- JPモルガン・チェース148.5兆円2026-08-22 時点
みずほフィナンシャルグループ8411
大企業向けの法人業務と市場業務が事業の柱という点が重なる。みずほはCIBC(21.0%)とGCIBC(24.4%)で4割超、JPモルガン・チェースはコマーシャル&インベストメントバンクが42.3%である。★規模はJPモルガン・チェース(1,824億47百万ドル・約28兆9,839億円)がみずほフィナンシャルグループ(9兆854億円)の3.19倍で、日米6社で最も差が大きい組み合わせ。★★部門の利益はみずほが業務純益、JPモルガン・チェースが当期純利益で段階が違う。★★株主資本比率は8.2%対3.74%。
大企業向けの法人業務と市場業務が事業の柱という点が重なります。JPモルガン・チェースはコマーシャル&インベストメントバンクが総収益の42.3%、みずほはCIBC(21.0%)とGCIBC(24.4%)で4割超です。★規模はJPモルガン・チェース(約28兆9,839億円)がみずほフィナンシャルグループ(9兆854億円)の3.19倍で、日米6社で最も差が大きい組み合わせです。★★株主資本比率は8.2%対3.74%です。★★部門の利益はJPモルガン・チェースが当期純利益、みずほが業務純益で段階が違います。
売上高をJPモルガン・チェースと並べる- みずほフィナンシャルグループ9.1兆円2026年3月期
- JPモルガン・チェース29.0兆円直近の通期
- みずほフィナンシャルグループ19.8兆円2026-08-22 時点
- JPモルガン・チェース148.5兆円2026-08-22 時点
JPモルガン・チェースは米国会計基準、日本3社は日本基準です。銀行の「売上高」にあたる数字は会社ごとに範囲が違います。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。
★★★日米6社で最も大きいのがJPモルガン・チェースです。総収益1,824億47百万ドル(約28兆9,839億円)は、日本3社の合計34兆4,971億円の0.84倍にあたります(当サイトの計算)。
★★★部門の利益の段階が日米で違います。JPモルガン・チェースは当期純利益で、法人税まで部門に配分しています。日本3社の営業純益・連結業務純益・業務純益は、いずれも与信関係費用も法人税も引く前です。同じ「部門の利益」という欄に入っていても、比べられる数字ではありません。
★★部門の表の合計と連結の総収益が一致しない点は日米に共通です。JPモルガン・チェースは managed basis の調整項目△31億34百万ドル、バンク・オブ・アメリカはFTEベースの差6億9百万ドル、三菱UFJは粗利益と経常収益という別々の数字、三井住友は本社管理等を含む4部門の合計超過という形で、それぞれ理由が違います。
★★★自国の比重が正反対です。JPモルガン・チェースは北米が総収益の76.6%、日本3社は日本が45.7%〜47.7%でいずれも半分を下回ります。★★ただし従業員では逆で、JPモルガン・チェースはアジア太平洋が96,499人(30.3%)を占めます(当サイトの計算)。
★★★通期の見通しの出し方が違います。JPモルガン・チェースはGAAPの金額を1つも示しません。日本3社は当期純利益の目標値または予想を示します。そのためこのページには「今期の見通し」の節がありません。
★★★中長期の数値目標も公表していません。日本3社は中期経営計画でROE・利益・経費率の目標を掲げます。そのためこのページには「中長期の目標」の節もありません。
★決算期はJPモルガン・チェースが12月末、日本3社は3月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。
よくある質問
JPモルガン・チェースに対応する日本企業はどこですか?
三菱UFJフィナンシャル・グループです。★★★自国で最大の銀行グループどうしで、部門の分け方も個人向け/法人・投資銀行/資産運用という3つの軸が重なります。★規模はJPモルガン・チェース(約28兆9,839億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の1.98倍、三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の2.69倍、みずほフィナンシャルグループ(9兆854億円)の3.19倍です(当サイトの計算)。★★三菱UFJは三菱UFJモルガン・スタンレー証券を通じてモルガン・スタンレーと資本関係があり、2026年3月期の持分法による投資損益8,455億45百万円の主因として会社はモルガン・スタンレーを挙げています。
なぜ部門の利益が営業利益ではないのですか?
★★★銀行の損益計算書に営業利益の行が無いためです。収益から費用を引く途中に「営業利益」という小計を置かない形で、SECのXBRLにも `OperatingIncomeLoss` が5期とも登録されていません。★★会社は部門ごとに法人税まで配分し、当期純利益で部門の成績を示しています。CCB 182億45百万ドル・CIB 277億61百万ドル・AWM 65億22百万ドル・コーポレート45億20百万ドルで、足すと570億48百万ドルになり連結と一致します。★★当サイトの5期の推移の図も当期純利益を描いています。★バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴも当期純利益で、米国3社はそろっています。★★★日本3社は与信関係費用も法人税も引く前の利益を使うため、同じ欄でも比べられません。
部門の合計が連結の総収益と合わないのはなぜですか?
★★★部門の数値が managed basis だからです。★会社は「米国会計基準の数値から出発し、総収益をFTE(fully taxable-equivalent)ベースにする組み替えを含む」と説明しており、税務上の優遇を受ける収益を課税対象の収益と比べられるようにするための調整です。★★調整項目は△31億34百万ドルで、これを引くと米国会計基準の総収益1,824億47百万ドルになります。★当期純利益への影響はありません。法人税の側で打ち消されるためです。★★★当サイトの5期の推移とページ上部の売上高は、米国会計基準の1,824億47百万ドルです。部門の表の合計だけが managed basis になっています。★バンク・オブ・アメリカも同じ形で、FTEベースの1,137億6百万ドルと米国会計基準の1,130億97百万ドルが6億9百万ドル違います。
なぜ「今期の見通し」と「中長期の目標」の節がないのですか?
★★★会社がどちらも公表していないためです。★2026年7月14日の決算発表資料にも、2025年12月期のForm 10-Kにも、通期の売上高・利益の予想の表はありません。★★★中長期の数値目標も示されていません。★★日本の3社は当期純利益の目標値または予想を出し、中期経営計画でROE・利益・経費率の目標も掲げます。★★バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴも同じで、米国3社はいずれも節を落としています。★ウェルズ・ファーゴだけが2026年7〜9月期の1株当たり配当を0.50ドルに引き上げる見込みを示しています。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。
直近の四半期の純利益41%増は実力ですか?
★★★当サイトは判断を書きません。会社が示した数値をそのまま載せます。★2026年4〜6月期の当期純利益は211億55百万ドルで、前年同期の149億87百万ドルから41.1%増えました(当サイトの計算)。★★★会社は「重要項目を除いた当期純利益は169億ドル(1株当たり6.14ドル)」とも示しています。★重要項目はいずれも当四半期のもので、コーポレートに計上したVisa株式に関する46億ドルの純利益と、株式投資の評価益10億ドル(うち7億63百万ドルがコーポレート、2億63百万ドルがCIB)です。★★会社は「重要項目を除けば当期純利益は13%増、総収益は15%増」と記載しています。★部門別の当期純利益はCCB 53億11百万ドル(3%増)・CIB 96億78百万ドル(46%増)・AWM 19億57百万ドル(33%増)です。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。
株主資本比率8.2%は低くないのですか?
★★★銀行の株主資本比率は、一般の会社と同じ物差しでは読めません。銀行は預金という負債で資金を集めて貸し出す業態のため、総資産が大きくなります。★JPモルガン・チェースの総資産は4兆4,249億ドル、株主資本は3,624億38百万ドルです。★★米国の3社は8.2%〜8.9%、日本の3社は3.74%〜5.15%という水準です(いずれも会社の数値から当サイトが計算)。★★★当サイトはこの差の理由を書きません。会計基準・規制・事業構成が違うためで、会社がその比較を示していないからです。★★なお会社が資本の厚さの目安として使うのは普通株式等Tier1比率で、2026年6月末は標準的手法で14.1%です。
従業員はどこにいますか?
★★2025年12月31日時点で318,512人で、会社は「66か国に所在し、58%が米国」と記載しています。★地域別は北米185,208人・アジア太平洋96,499人・欧州中東アフリカ31,030人・中南米カリブ5,775人です。★★★アジア太平洋が30.3%を占めます(当サイトの計算)。総収益に占めるアジア太平洋は7.7%なので、収益と人員の比重が大きく違います。★★★当サイトはこの差の理由を書きません。会社が説明していないためです。★部門別はCCB 144,196人・CIB 94,563人・AWM 29,722人・コーポレート50,031人です。★バンク・オブ・アメリカは約213,000人(77%が米国)、ウェルズ・ファーゴは約205,000人(約76%が米国)です。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別の内訳・地域別・従業員数は2025年12月期のForm 10-K(2026年2月13日提出)、直近の四半期の数値は2026年7月14日公表の決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)によります。円換算のレートはページ下部に記載した記事作成時のもので、株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- FY2025(2025-12-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)/2026-07-14 公表
- 資料の確認日
- 2026-08-22
- 円換算のレート
- 1米ドル = 158.86円(2026-08-22 時点・Yahoo Finance)
- 株価・時価総額
- 2026-08-22 時点(1米ドル = 158.86円)
部門別・地域別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-13 公表)/2026年4〜6月期(第2四半期)決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)(2026-07-14 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.86円(2026-08-22 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。