三井住友フィナンシャルグループ
基本情報
三井住友フィナンシャルグループ8316東京証券取引所
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
ホールセール・リテール・グローバル・市場の4事業部門で、バンク・オブ・アメリカと同じ数。部門の利益は連結業務純益。
売上高は10.8兆円で、バンク・オブ・アメリカ(17.9兆円)の約0.6倍。従業員は約122,970人。
- 時価総額25.4兆円
- 売上高10.8兆円
- 営業利益—
- 純利益1.6兆円
- 株価3,321円
- PER16.1倍
- ROE10.4%
- 配当利回り2.36%
株価
月末の終値です。2021年10月から2026年09月まで。株式分割は反映済みで、配当は含みません。出典はYahoo Finance。
この業界の米国企業の株は、日本の証券会社の米国株取引を通じて買えます。口座・手数料・為替・取引時間・税は米国株を買うにはにまとめました。
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
親会社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 経常利益 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期2026-03-31期末 | 107,909億円 | +6.1% | 23,034億円 | 15,830億円 | 14.7% |
| 2025年3月期2025-03-31期末 | 101,749億円 | +8.8% | 17,195億円 | 11,780億円 | 11.6% |
| 2024年3月期2024-03-31期末 | 93,536億円 | +52.3% | 14,661億円 | 9,629億円 | 10.3% |
| 2023年3月期2023-03-31期末 | 61,422億円 | +49.4% | 11,609億円 | 8,058億円 | 13.1% |
| 2022年3月期2022-03-31期末 | 41,111億円 | — | 10,406億円 | 7,066億円 | 17.2% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
リテール事業部門
国内の個人を中心としたお客さまに対応した業務。連結粗利益の30.8%を占め、4部門で最大
利益構成比16.5%4,277億円・利益率27.5%
- 預金・住宅ローン
- クレジットカード(三井住友カード)
- 消費者金融(SMBCコンシューマーファイナンス)
グローバル事業部門
海外の日系・非日系企業等のお客さまに対応した業務。連結粗利益の30.7%
利益構成比25.3%6,558億円・利益率42.3%
- 海外の法人向け貸出
- プロジェクトファイナンス・航空機リース
- アジアのマルチフランチャイズ(インドネシア・インド・ベトナム・フィリピン)
ホールセール事業部門
国内の大企業及び中堅・中小企業のお客さまに対応した業務。連結粗利益の24.8%で、部門の利益では最大
利益構成比38.5%9,971億円・利益率79.6%
- 法人向け貸出
- 決済・トランザクションバンキング
- 証券(SMBC日興証券)・リース(三井住友ファイナンス&リース)
市場事業部門
金融マーケットに対応した業務。連結粗利益の13.8%
利益構成比19.6%5,087億円・利益率72.9%
- 外国為替・デリバティブ
- 債券・株式の運用
- 資金繰り管理(ALM)
注目ポイント
- ★★★部門の表の「売上高」は連結粗利益で、連結の経常収益ではない★★★この表の「売上高」の欄には連結粗利益が入っています。銀行の有価証券報告書では、部門別の表に一般企業の売上高にあたる欄が置かれません。★4部門と本社管理等を合わせた連結粗利益は4兆8,446億93百万円です。★★★連結の経常収益10兆7,908億53百万円とは別のもので、経常収益は支払利息を引く前の収益の総額、粗利益は引いた後だからです。★★同じ位置に置く数字の呼び方は3社で違います。三井住友フィナンシャルグループは「連結粗利益」、三菱UFJフィナンシャル・グループは「粗利益」、みずほフィナンシャルグループは「業務粗利益(信託勘定償却前)+ETF関係損益等」です。★当サイトは表の見出しを全社共通の「売上高」にそろえ、会社の言い方を注記に書いています。
- ★★★4部門の合計が連結粗利益を上回る★★4部門の連結粗利益を足すと5兆577億円になり、会社が示す合計4兆8,446億93百万円を上回ります。★差の△2,130億7百万円が「本社管理等」で、各事業部門に属さない業務等と、内部取引として消去すべきものが入ります。★★部門の利益(連結業務純益)も同じ形で、4部門の合計2兆5,893億円から本社管理等△2,584億10百万円を引いて2兆3,308億90百万円になります。★★★当サイトのカードの構成比は4部門の合計を分母にしています。連結粗利益を分母にすると4部門の合計が104%を超えてしまうためです。★表では本社管理等の行も出しており、足し算を読者が確かめられます。
- ★★★2024年10月に株式分割をしており、5期の1株当たりの数値は基準が途中で変わる★★★会社は2024年9月30日を基準日、10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しました。★★有価証券報告書は「2023年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております」と注記しています。★★★つまり2023年度(2024年3月期)以降は分割後の基準、2021年度・2022年度は分割前の基準です。★1株当たり当期純利益が590円46銭(2023年3月期)から241円52銭(2024年3月期)へ下がって見えるのはこのためで、利益が減ったわけではありません。★1株当たり配当金も240円から90円へ下がって見えますが、減配ではありません。★★★当サイトの5期の表は、会社が有価証券報告書に載せた値をそのまま写しています。★★さらに2026年5月13日開催の取締役会で、2026年9月30日を基準日として1株につき2株の割合で株式分割を行うことを決議しています。
- ★★通期の業績予想は当期純利益だけ★★★会社が示す2027年3月期の予想は、親会社株主に帰属する当期純利益1兆7,000億円(7.4%増)と1株当たり当期純利益223円58銭だけです。★★経常収益・経常利益の予想は示されていません。★★三菱UFJフィナンシャル・グループは「業績予想に代えて目標値」という書き方をしますが、三井住友フィナンシャルグループは「連結業績予想」として同じ1項目を示しています。呼び方が違うだけで、示される項目は同じ1つです。★決算説明資料には2026年度の連結業務純益2兆4,000億円・経常利益2兆3,900億円という目標も載っていますが、決算短信の予想欄には出ていません。★予想1株当たり当期純利益は、株式分割および自己株式の取得の影響を考慮して算出したと会社が注記しています。
- ★★直近の四半期は経常利益が43.4%増えた★★2026年4〜6月期は経常収益2兆8,504億26百万円(16.6%増)・経常利益6,931億36百万円(43.4%増)・純利益5,013億72百万円(33.0%増)でした。★1株当たり四半期純利益は131円62銭(前年同期97円46銭)。★★自己資本比率は4.9%(前期末4.81%)。★総資産は327兆4,695億63百万円で前期末から1兆円あまり減っています。★★連結の範囲に重要な変更があり、株式会社日本総研ホールディングスが除外されました。★期末自己株式数は1,062万2,119株から2,929万201株へ増えています。★発行済株式数は38億2,749万8,140株で前期末から変わっていません。★★★当サイトは増益の理由を書きません。会社が四半期については要因を数値で分解していないためです。
部門ごとの売上と利益
2026年3月期有価証券報告書の注記「セグメント情報等」より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| リテール事業部門 | 15,556億円 | 4,277億円 | 27.5% |
| グローバル事業部門 | 15,509億円 | 6,558億円 | 42.3% |
| ホールセール事業部門 | 12,534億円 | 9,971億円 | 79.6% |
| 市場事業部門 | 6,978億円 | 5,087億円 | 72.9% |
| 本社管理等 | ▲2,130億円 | ▲2,584億円各事業部門に属さない業務等。内部取引として消去すべきものを含む | — |
| 合計 | 48,447億円 | 23,309億円 | — |
★★★この表の「売上高」の欄は連結粗利益です。
地域別の経常収益
三井住友フィナンシャルグループの海外比率は53.2%です。2026年3月期の地域別の経常収益のうち、日本以外の地域の合計が占める割合で、当サイトが下の区分から計算しました。
地域別の経常収益2026年3月期
- 日本
- 米州
- アジア・オセアニア
- 欧州・中近東
2026年3月期の地域別の経常収益です。
最新の決算
2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)2026-07-31 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 経常収益 | 28,504億円 | 24,444億円 | +16.6% |
| 経常利益 | 6,931億円 | 4,833億円 | +43.4% |
| 純利益 | 5,014億円 | 3,769億円 | +33.0% |
| 経常収益経常利益率 | 24.3% | 19.8% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
会社が公表している今期の見通し
2027年3月期2026-07-31 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 純利益 | 17,000億円 | +7.4% |
| 1株あたり配当金 | 180円 | — |
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。
中期経営計画
新中期経営計画(2026〜2028年度)2026年4月〜2029年3月・最終年度は2028年度
会社が掲げる「掲げる姿」は「Globally connected. Rooted in Japan. Your most trusted partner.」です。
経営目標(財務)
| 指標 | 2025年度(2026年3月期)の実績 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|---|
| 親会社株主純利益(2028年度) | 1兆5,830億円 | 2兆円 |
| ROE(東証基準・2028年度) | 10.4% | 12% |
| ROTE(2028年度) | 11.4% | 13% |
| ROTE(中長期) | 11.4% | 15% |
| 経費率(2028年度) | 54.7% | 50%台前半 |
| CET1比率(2028年度末の運営目標) | 10.3% | 10.5%程度 |
| 親会社株主純利益(2026年度) | 1兆5,830億円 | 1兆7,000億円 |
| 連結業務純益(2026年度) | 2兆3,309億円 | 2兆4,000億円 |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。
アメリカの対応企業
バンク・オブ・アメリカBAC
4つの報告セグメントを持ち、個人向けが最大という形が重なる。三井住友はリテール30.8%、バンク・オブ・アメリカはコンシューマーバンキング37.4%。★★どちらも市場部門を独立した報告セグメントとして持つ(三井住友13.8%・バンク・オブ・アメリカ20.6%)。★規模はバンク・オブ・アメリカ(1,130億97百万ドル・約17兆9,520億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の1.67倍。★★★ただし自国の比重が正反対。三井住友の日本は46.8%、バンク・オブ・アメリカの米国は86.4%である。★★部門の利益は三井住友が連結業務純益、バンク・オブ・アメリカが当期純利益で段階が違う。
★★★4つの報告セグメントを持ち、個人向けが最大という形が重なります。三井住友はリテール30.8%、バンク・オブ・アメリカはコンシューマーバンキング37.4%です。★★どちらも市場部門を独立した報告セグメントとして持ちます(三井住友13.8%・バンク・オブ・アメリカ20.6%)。★規模はバンク・オブ・アメリカ(1,130億97百万ドル・ページ下部のレートで約17兆9,520億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の1.66倍です。★★★ただし自国の比重が正反対です。三井住友の日本は46.8%、バンク・オブ・アメリカの米国は86.4%です。★★部門の利益は三井住友が連結業務純益、バンク・オブ・アメリカが当期純利益で段階が違います。
売上高を三井住友フィナンシャルグループと並べる- バンク・オブ・アメリカ18.0兆円FY2025
- 三井住友フィナンシャルグループ10.8兆円直近の通期
- バンク・オブ・アメリカ59.3兆円
- 三井住友フィナンシャルグループ25.4兆円
JPモルガン・チェースJPM
個人向け・法人・市場・資産運用を1つのグループで抱える総合金融という点が重なる。★規模はJPモルガン・チェース(1,824億47百万ドル・約28兆9,600億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の2.69倍。★★ROEは三井住友10.38%、JPモルガン・チェース16.1%。★★★部門の分け方の軸が違う。三井住友は「グローバル事業部門」という地域の軸を持ち、JPモルガン・チェースは顧客の種類だけで分けている。★★通期の開示も違い、三井住友は当期純利益1兆7,000億円の予想を示すが、JPモルガン・チェースはGAAPの見通しを示さない。
個人向け・法人・市場・資産運用を1つのグループで抱える総合金融という点が重なります。★規模はJPモルガン・チェース(1,824億47百万ドル・約28兆9,600億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の2.69倍です。★★ROEは三井住友10.38%、JPモルガン・チェース16.1%です。★★★部門の分け方の軸が違います。三井住友は「グローバル事業部門」という地域の軸を持ち、JPモルガン・チェースは顧客の種類だけで分けています。★★通期の開示も違い、三井住友は当期純利益1兆7,000億円の予想を示しますが、JPモルガン・チェースは通期の売上高・利益の見通しを金額で示しません。
売上高を三井住友フィナンシャルグループと並べる- JPモルガン・チェース29.0兆円FY2025
- 三井住友フィナンシャルグループ10.8兆円直近の通期
- JPモルガン・チェース139.4兆円
- 三井住友フィナンシャルグループ25.4兆円
ウェルズ・ファーゴWFC
個人向けが最大の部門という点が重なる(三井住友リテール30.8%・ウェルズ・ファーゴのコンシューマーバンキング&レンディング43.6%)。★規模はウェルズ・ファーゴ(836億99百万ドル・約13兆2,856億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の1.23倍。★★★ただし海外の比重が正反対。三井住友は経常収益の53.2%が海外、ウェルズ・ファーゴは地域別を開示せず従業員の約76%が米国である。★★5期の伸びも対照的で、三井住友の経常収益は162.5%増、ウェルズ・ファーゴの総収益は5.7%増。★★どちらも1株当たりの数値に注記がある(三井住友は株式分割、ウェルズ・ファーゴは自己株式の取得で株数が減っている)。
個人向けが最大の部門という点が重なります(三井住友リテール30.8%・ウェルズ・ファーゴのコンシューマーバンキング&レンディング43.6%)。★規模はウェルズ・ファーゴ(836億99百万ドル・約13兆2,856億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の1.23倍です。★★★ただし海外の比重が正反対です。三井住友は経常収益の53.2%が海外、ウェルズ・ファーゴは地域別を開示せず従業員の約76%が米国です。★★5期の伸びも対照的で、三井住友の経常収益は162.5%増、ウェルズ・ファーゴの総収益は5.7%増です。★★どちらも1株当たりの数値に注記があります(三井住友は株式分割、ウェルズ・ファーゴは自己株式の取得で株数が減っています)。
売上高を三井住友フィナンシャルグループと並べる- ウェルズ・ファーゴ13.3兆円FY2025
- 三井住友フィナンシャルグループ10.8兆円直近の通期
- ウェルズ・ファーゴ38.4兆円
- 三井住友フィナンシャルグループ25.4兆円
シティグループC
個人向け・法人・市場・資産運用を1つのグループで抱える総合金融という点と、海外の比重が高い点が重なる。三井住友は経常収益の53.2%が海外、シティグループは総収益の49.6%が米国以外である。★規模はシティグループ(852億25百万ドル・約13兆5,278億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の1.25倍。★★★部門の分け方の軸が違う。三井住友は「グローバル事業部門」という地域の軸を持ち、シティグループは顧客と商品の種類で分けている。★★部門の利益は三井住友が連結業務純益、シティグループが継続事業の税引後利益で段階が違う。★★株主資本比率は8.0%対5.15%。
売上高を三井住友フィナンシャルグループと並べる- シティグループ13.5兆円FY2025
- 三井住友フィナンシャルグループ10.8兆円直近の通期
- シティグループ35.5兆円
- 三井住友フィナンシャルグループ25.4兆円
キャピタル・ワンCOF
どちらもクレジットカードの事業を持つが、位置づけが違う。三井住友はリテール事業部門の一部(三井住友カード)、キャピタル・ワンはカードが総収益の74.0%を占める本業である。★★★地理も正反対で、三井住友は経常収益の53.2%が海外、キャピタル・ワンはほぼ米国内。★規模は三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)がキャピタル・ワン(534億34百万ドル・約8兆4,816億円)の1.27倍で、8社のなかでは近いほう。★★マーケティング費用の位置づけが違う。キャピタル・ワンは損益計算書に独立の行として58億84百万ドル(総収益の11.0%)を出している。
売上高を三井住友フィナンシャルグループと並べる- キャピタル・ワン8.5兆円FY2025
- 三井住友フィナンシャルグループ10.8兆円直近の通期
- キャピタル・ワン18.9兆円
- 三井住友フィナンシャルグループ25.4兆円
三井住友フィナンシャルグループは日本基準、米国5社は米国会計基準です。銀行の「売上高」にあたる数字は会社ごとに範囲が違います。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
★★★日米8社のうち三井住友フィナンシャルグループは6番目の規模です。経常収益10兆7,908億円は、JPモルガン・チェース(約28兆9,600億円)の0.37倍、バンク・オブ・アメリカ(約17兆9,520億円)の0.60倍、シティグループ(約13兆5,278億円)の0.80倍、ウェルズ・ファーゴ(約13兆2,856億円)の0.81倍、キャピタル・ワン(約8兆4,816億円)の1.27倍にあたります(当サイトの計算)。
★★★部門の利益の段階が日米で違います。三井住友の連結業務純益は与信関係費用も法人税も引く前、米国5社の当期純利益・継続事業の税引後利益はどちらも引いた後です。同じ「部門の利益」という欄に入っていても、比べられる数字ではありません。
★★部門の数は4つでバンク・オブ・アメリカと同じです。ただし三井住友の「グローバル事業部門」は地域の軸、バンク・オブ・アメリカの4部門はすべて顧客の種類の軸です。
★★★海外の比重が正反対です。三井住友は経常収益の53.2%が海外で、日本は半分を下回ります。バンク・オブ・アメリカの米国は86.4%、JPモルガン・チェースの北米は76.6%です。ウェルズ・ファーゴとキャピタル・ワンは地域別を開示していません。★★シティグループは北米が51.6%で、自国の比重が三井住友に近い形です。
★★★通期の見通しの出し方が違います。三井住友は当期純利益1兆7,000億円の予想を示し、米国5社は通期の売上高・利益を金額で示しません。そのため米国5社のページには「今期の見通し」の節がありません。
★★中長期の目標の出し方も違います。三井住友は新中期経営計画で2028年度のROE12%・ROTE13%・ボトムライン利益2兆円を掲げます。JPモルガン・チェース・バンク・オブ・アメリカ・ウェルズ・ファーゴ・シティグループの4社はROTCE(有形普通株主資本利益率)の目標を示しており、各社のページの「中長期の目標」の節に載せています(JPモルガン・チェースは景気の一巡を通して17%、バンク・オブ・アメリカは中期に16〜18%、ウェルズ・ファーゴは中期に17〜18%、シティグループは2029〜2031年に約14〜15%)。キャピタル・ワンのページにはこの節がありません。
★決算期は三井住友が3月末、米国5社は12月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。
よくある質問
三井住友フィナンシャルグループに対応する米国企業はどこですか?
バンク・オブ・アメリカです。★★★4つの報告セグメントを持ち、個人向けが最大で、市場部門を独立して持つという形が重なります。★規模はバンク・オブ・アメリカ(約17兆9,520億円)が三井住友フィナンシャルグループ(10兆7,908億円)の1.66倍です。★★規模だけで見ればウェルズ・ファーゴ(約13兆2,856億円)が1.23倍で最も近く、JPモルガン・チェース(約28兆9,600億円)は2.69倍です(当サイトの計算)。★★★ただし自国の比重が違います。三井住友の日本は46.8%、バンク・オブ・アメリカの米国は86.4%です。
なぜ部門の表の「売上高」が連結の経常収益と合わないのですか?
★★★部門の表に入っているのは連結粗利益で、経常収益ではないためです。銀行の有価証券報告書では、部門別の表に一般企業の売上高にあたる欄が置かれません。★4部門と本社管理等を合わせた連結粗利益は4兆8,446億93百万円です。★★連結の経常収益10兆7,908億53百万円は支払利息を引く前の収益の総額で、粗利益は引いた後です。★★★当サイトは表の見出しを全社共通の「売上高」にそろえ、会社の言い方を注記に書いています。★三菱UFJフィナンシャル・グループは「粗利益」、みずほフィナンシャルグループは「業務粗利益(信託勘定償却前)+ETF関係損益等」という名前で同じ位置に置いています。
4部門の構成比を足すと100%なのに、合計より大きいのはなぜですか?
★★★4部門の合計が連結粗利益を上回っているためです。★4部門の連結粗利益は5兆577億円で、そこから本社管理等△2,130億7百万円を引いて4兆8,446億93百万円になります。★★本社管理等には、各事業部門に属さない業務等と、内部取引として消去すべきものが入ります。★★★当サイトのカードの構成比は4部門の合計を分母にしています。連結粗利益を分母にすると4部門の合計が104%を超えてしまうためです。★表では本社管理等の行も出しているので、足し算を確かめられます。★部門の利益(連結業務純益)も同じ形で、4部門の合計2兆5,893億円から本社管理等△2,584億10百万円を引いて2兆3,308億90百万円になります。
1株当たり当期純利益が2024年3月期に半分以下になったのはなぜですか?
★★★株式分割によるものです。会社は2024年9月30日を基準日、10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しました。★★有価証券報告書は「2023年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております」と注記しています。★★★つまり2023年度(2024年3月期)以降は分割後の基準、2021年度・2022年度は分割前の基準です。この5期の1株当たりの数値は途中で基準が変わっています。★1株当たり配当金が240円から90円へ下がって見えるのも同じ理由で、減配ではありません。★★★当サイトの5期の表は、会社が有価証券報告書に載せた値をそのまま写しています。★★さらに2026年9月30日を基準日として1株につき2株の分割を行うことが決議されています。
なぜ通期の予想が当期純利益だけなのですか?
★★★会社が示しているのがこの1項目だけだからです。2027年3月期の連結業績予想は親会社株主に帰属する当期純利益1兆7,000億円(7.4%増)と1株当たり当期純利益223円58銭で、経常収益・経常利益の予想はありません。★★三菱UFJフィナンシャル・グループは同じ1項目を「業績予想に代えた目標値」と呼び、三井住友は「連結業績予想」と呼んでいます。呼び方が違うだけで、示される項目は同じ1つです。★決算説明資料には2026年度の連結業務純益2兆4,000億円・経常利益2兆3,900億円という目標も載っていますが、決算短信の予想欄には出ていません。★予想1株当たり当期純利益は、株式分割および自己株式の取得の影響を考慮して算出したと会社が注記しています。★★★米国5社は通期の売上高・利益を金額で示しません。
新しい中期経営計画の目標はどうなっていますか?
★★★2026年度から2028年度までの3か年計画です。★2028年度の目標はROTE13%・ROE(東証基準)12%・ボトムライン利益2兆円・経費率50%台前半・CET1比率10.5%程度です。★★中長期の目標としてROTE15%を掲げ、その途中のマイルストーンとして2028年度13%を置いています。★2026年3月期の実績はROTE11.4%・ROE10.4%・ボトムライン利益1兆5,830億円・経費率54.7%・CET1比率10.3%です。★2028年度の計画前提は政策金利 日本1.25%・米国3.0%・1ドル=150円です。★★前の中期経営計画(2023〜2025年度)の目標はROCET1 9.5%以上・CET1比率10%程度で、2025年度の実績はROCET1 15.2%・CET1比率10.3%でした。★★★当サイトはこれらの目標が達成できるかどうかを述べません。
自己資本比率4.81%は低くないのですか?
★★★銀行の自己資本比率は、一般の会社と同じ物差しでは読めません。銀行は預金という負債で資金を集めて貸し出す業態のため、総資産が大きくなります。★三井住友の総資産は328兆5,111億45百万円、純資産は15兆9,331億44百万円です。★★日本の3社は3.74%〜5.15%、米国の5社は8.0%〜17.0%という水準です(いずれも会社の数値から当サイトが計算)。★★★当サイトはこの差の理由を書きません。会計基準・規制・事業構成が違うためで、会社がその比較を示していないからです。★★なお会社が資本の厚さの目安として使うのはCET1比率で、2026年3月期末は10.3%、新中期経営計画の2028年度末の運営目標は10.5%程度です。★この10.3%はバーゼルIII最終化時の基準で、その他有価証券評価差額金を除いた比率です。同じ日の規制上の比率(国際統一基準)は12.41%です(有価証券報告書)。
直近の四半期はどうでしたか?
★★2026年4〜6月期は経常収益2兆8,504億26百万円(16.6%増)・経常利益6,931億36百万円(43.4%増)・親会社株主に帰属する四半期純利益5,013億72百万円(33.0%増)でした。★1株当たり四半期純利益は131円62銭(前年同期97円46銭)。★包括利益は7,310億4百万円(同3,035億69百万円)。★★自己資本比率は4.9%(前期末4.81%)、自己資本は16兆987億60百万円です。★★連結の範囲に重要な変更があり、株式会社日本総研ホールディングスが除外されました。★期末自己株式数は1,062万2,119株から2,929万201株へ増えています。★★★当サイトは増益の理由を書きません。会社が四半期については要因を数値で分解していないためです。
三井住友フィナンシャルグループの決算はいつ発表されますか?
三井住友フィナンシャルグループの決算期末は3月31日で、決算は四半期ごとに発表されます。直近の決算の発表日のうち、当サイトが決算短信などで確かめたものは次のとおりです。
- 2026年7月31日:2027年3月期 第1四半期
- 2026年5月13日:2026年3月期(通期)
- 2026年1月30日:2026年3月期 第3四半期
次の決算の発表予定日は、東京証券取引所が「決算発表予定日」で公表しています(会社から連絡のあった予定をまとめたもので、変わることがあります)。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移・部門別・地域別・従業員数は2026年3月期の有価証券報告書(2026年6月19日提出)、直近の四半期の実績・通期の予想・配当予想・株式分割の決議は2026年7月31日公表の第1四半期決算短信、新中期経営計画の財務目標は2026年5月13日公表の決算説明資料によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
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注記(6件)
- 売上高と利益の推移
- 利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。★★★銀行の「売上高」にあたるのは経常収益です。貸出金の利息・有価証券の利息配当金・手数料などの合計で、一般の会社の売上高とは中身が違います。★★★その経常収益が5期で2.6倍になりました。4兆1,111億27百万円(2022年3月期)から10兆7,908億53百万円(2026年3月期)へ162.5%増です(当サイトの計算)。★★2024年3月期だけで52.3%増えています。★★★当サイトは増えた理由を書きません。会社が経常収益の増加要因を数値で分解していないためです。★★経常利益・当期純利益は5期続けて増えています。経常利益は1兆406億21百万円から2兆3,033億50百万円へ121.3%増、当期純利益は7,066億31百万円から1兆5,829億73百万円へ124.0%増です(当サイトの計算)。★★ROEは5.91%から10.38%へ上がりました。★★★1株当たり当期純利益が2024年3月期に590円46銭から241円52銭へ下がって見えるのは、株式分割によるものです。会社は2024年10月1日に1株を3株にする分割を行い、2023年度(2024年3月期)の期首に分割があったものとして1株当たりの数値を算定しています。2021年度・2022年度は分割前の基準のままなので、この5期の1株当たりの数値は途中で基準が変わっています。★1株当たり配当金が240円から90円へ下がって見えるのも同じ理由で、減配ではありません。★★★自己資本比率は4.81%です。一般の会社の自己資本比率とは水準が違います。銀行は預金という負債で資金を集めて貸し出す業態のため、総資産が大きくなります。★総資産は257兆7,046億25百万円から328兆5,111億45百万円へ増えています。★★2026年10月1日には、1株を2株にする株式分割の効力も発生しました。上の5期の1株当たりの数値はその前の基準で、ページ上部の株価・時価総額・発行済株式数は分割後の値です。1株当たりの数値を今回の分割の後にそろえると、2023年度以降の期は表の数値の2分の1、それより前の2期は6分の1にあたります(当サイトは会社が公表していない数値を作らないため、そのままにしています)。
- 部門ごとの売上と利益
- 銀行の有価証券報告書では、部門別の表に一般企業の売上高にあたる欄が置かれず、粗利益が入ります。★★★連結の経常収益10兆7,908億53百万円とは別の数字で、連結粗利益の合計は4兆8,446億93百万円です。経常収益は支払利息を引く前の収益の総額、粗利益は引いた後だからです。★★部門の利益は連結業務純益で、連結粗利益から営業経費を引き、持分法による投資損益と社内管理上の協働収益等を加減した金額です。与信関係費用・株式等損益を差し引く前なので、連結の経常利益とは別のものです。★会社は差異調整の表を示しており、連結業務純益2兆3,308億90百万円にその他経常収益5,777億4百万円を加え、その他経常費用△6,052億43百万円を引くと連結の経常利益2兆3,033億50百万円になります。★★★4部門の合計は連結粗利益を上回ります。4部門で5兆577億円、そこから本社管理等△2,130億7百万円を引いて4兆8,446億93百万円です。当サイトのカードの構成比は4部門の合計を分母にしています。★「その他」の行には持分法による投資損益および社内管理上の協働収益等が含まれると会社が注記しています。★★資産は事業セグメント別の管理を行っていないと会社が明記しており、部門別の資産は開示されていません。
- 「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
- 地域別の経常収益
- 会社が有価証券報告書の注記「関連情報 2.地域ごとの情報」よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★日本が経常収益の46.8%で、半分を下回っています。海外が53.2%を占める形です(当サイトの計算)。★米州2兆5,684億58百万円(23.8%)・アジア・オセアニア1兆6,828億49百万円(15.6%)・欧州・中近東1兆4,877億84百万円(13.8%)です。★★米州のうち米国は2兆3,086億86百万円と会社が注記しており、経常収益の21.4%にあたります(当サイトの計算)。★★会社は「一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております」と注記しており、区分は海外店および各社の所在地に基づきます。★「米州」にはアメリカ合衆国・ブラジル連邦共和国・カナダ等、「欧州・中近東」には英国・ドイツ連邦共和国等、「アジア・オセアニア」には中華人民共和国・シンガポール共和国・インドネシア共和国等が属すると記載されています。★前期は日本4兆5,402億39百万円・米州2兆4,965億64百万円・欧州・中近東1兆4,713億5百万円・アジア・オセアニア1兆6,667億86百万円でした。★★4区分の合計は連結の経常収益と1百万円違います。会社が百万円未満を切り捨てているためです。★有形固定資産は日本8,858億17百万円・アジア・オセアニア790億92百万円・米州720億58百万円・欧州・中近東377億3百万円(合計1兆746億73百万円)です。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。純利益は親会社株主に帰属する四半期純利益。★★★経常収益16.6%増・経常利益43.4%増・純利益33.0%増でした。★1株当たり四半期純利益は131円62銭(前年同期97円46銭)。★包括利益は7,310億4百万円(同3,035億69百万円)。★★自己資本比率は4.9%(前期末4.81%)、自己資本は16兆987億60百万円です。★★連結の範囲に重要な変更があり、株式会社日本総研ホールディングスが除外されました。★四半期連結財務諸表に対する公認会計士等のレビューは受けていないと会社が記載しています。★★★当サイトは増益の理由を書きません。会社が四半期については要因を数値で分解していないためです。
- 会社が公表している今期の見通し
- ★★★会社が示す通期の予想はこの1項目だけです。経常収益・経常利益の予想は示されていません。★1株当たり当期純利益の予想は223円58銭で、株式分割および自己株式の取得の影響を考慮して算出したと会社が注記しています。★直近に公表されている業績予想からの修正はありません。★★配当予想は年180円(中間90円・期末90円)で、株式分割を考慮する前の金額です。2026年9月30日を基準日とする1株→2株の分割を考慮すると、期末は45円になります。★2026年3月期の実績は157円(中間78円・期末79円)でした。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
- 中期経営計画
- 目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★★2026年度から新しい3か年計画に入りました。前の中期経営計画(2023〜2025年度)の目標はROCET1 9.5%以上・CET1比率10%程度で、2025年度の実績はROCET1 15.2%・CET1比率10.3%でした。★★中長期の目標としてROTE15%を掲げ、その途中の3年間のマイルストーンとして2028年度13%を置いています。★2026年度の計画前提は政策金利 日本0.75%・米国3.5%・1ドル=150円、2028年度の目標の前提は政策金利 日本1.25%・米国3.0%・1ドル=150円です。★★会社はROTE15%の実現に向けて、経費率・RORA・財務レバレッジの3つを挙げています。RORAは+0.5%、総経費は横ばい以下、含み益の活用による財務レバレッジの改善にも取り組むとしています。★2025年度のボトムライン利益1兆5,830億円と1株当たり利益412円は、いずれも過去最高と会社が記載しています。★★★当サイトはこれらの目標が達成できるかどうかを述べません。
出典
部門別の売上高と地域別の経常収益、四半期決算、今期の見通し、中期経営計画は、次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2026年3月期)(2026-06-19 公表)/2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-07-31 公表)/2025年度 決算説明資料(新中期経営計画の財務目標を含む)(2026-05-13 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。米国企業の金額は1米ドル=158.73円(業界ページと同じ固定レート)、株価と時価総額は1米ドル=157.83円で円に直しています。
投資判断は自己責任で行ってください。
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