三菱UFJフィナンシャル・グループ
基本情報
- 正式社名
- 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 英文社名
- Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.
- 証券コード
- 8306(東京証券取引所)
- 会計基準
- 日本基準
- 発行済株式数
- 11,867,710,920 株
- ROE(自己資本利益率)
- 11.3%2026年3月期
- 1株あたり配当金
- 86 円2026年3月期
- 従業員数
- 161,576 人2026年3月期末・有価証券報告書
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
親会社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・自己資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 経常利益 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期2026-03-31期末 | 146,208億円 | +7.3% | 34,102億円 | 24,272億円 | 16.6% |
| 2025年3月期2025-03-31期末 | 136,300億円 | +14.6% | 26,695億円 | 18,629億円 | 13.7% |
| 2024年3月期2024-03-31期末 | 118,904億円 | +28.1% | 21,280億円 | 14,908億円 | 12.5% |
| 2023年3月期2023-03-31期末 | 92,810億円 | +52.8% | 10,207億円 | 11,165億円 | 12.0% |
| 2022年3月期2022-03-31期末 | 60,759億円 | — | 15,376億円 | 11,308億円 | 18.6% |
直近5期の通年決算です。出典は金融庁EDINETに提出された有価証券報告書で、利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。日本企業は円で決算を出すため、円換算はしていません。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★銀行の「売上高」にあたるのは経常収益です。貸出金の利息・有価証券の利息配当金・手数料などの合計で、一般の会社の売上高とは中身が違います。★★★その経常収益が5期で2.4倍になりました。6兆758億87百万円(2022年3月期)から14兆6,208億43百万円(2026年3月期)へ140.6%増です(当サイトの計算)。★★2023年3月期だけで52.8%増えています。★★★当サイトは増えた理由を書きません。会社が経常収益の増加要因を数値で分解していないためです。★★経常利益は2023年3月期に1兆205億28百万円へ落ち込み、そこから3兆4,101億92百万円まで戻しています。★当期純利益は5期で1兆1,308億40百万円から2兆4,272億29百万円へ114.6%増、ROEは6.68%から11.34%へ上がりました(当サイトの計算)。★★1株当たり配当金は28円から86円へ5期続けて増えています。★★★自己資本比率は4.55%から5.15%です。一般の会社の自己資本比率とは水準が違います。銀行は預金という負債で資金を集めて貸し出す業態のため、総資産が大きくなります。★★総資産は373兆7,319億10百万円から431兆7,315億48百万円へ増えています。★営業活動によるキャッシュ・フローの振れが大きいのも銀行の特徴で、2026年3月期は△23兆644億20百万円です。貸出金や預金の増減がここに入ります。
事業の概要
コーポレートバンキング事業本部
国内外の日系大企業に対する金融サービスの提供。粗利益の18.8%を占め、営業純益では最大
部門の利益7,070億円・利益率62.8%
- 法人向け貸出
- 決済・トランザクションバンキング
- M&A・資本政策の助言
リテール・デジタル事業本部
リアル・リモート・デジタルを通じた、個人のお客さま(ウェルスマネジメントを除く)、法人に対する金融サービスの提供。粗利益の17.8%
部門の利益2,859億円・利益率26.9%
- 預金・住宅ローン
- クレジットカード・消費者金融
- スマートフォンアプリ
グローバルCIB事業本部
非日系大企業に対する金融サービスの提供。粗利益の18.1%
部門の利益5,803億円・利益率53.7%
- 海外の大企業向け貸出
- プロジェクトファイナンス
- 証券化・引受
グローバルコマーシャルバンキング事業本部
海外の出資先商業銀行等を通じた、個人、中堅・中小企業に対する金融サービスの提供。粗利益の15.1%
部門の利益3,876億円・利益率42.9%
- クルンシィ(タイ)
- ダナモン銀行(インドネシア)
- 現地の個人・中小企業向け貸出
法人・ウェルスマネジメント事業本部
法人とウェルスマネジメントのお客さまに対する金融サービスの提供。粗利益の14.5%
部門の利益4,080億円・利益率47.1%
- 中堅・中小企業向け貸出
- 事業承継・資産承継
- 富裕層向け資産運用
受託財産事業本部
国内外の投資家、運用会社、事業会社等に対する資産運用・資産管理・年金サービスの提供。粗利益の10.4%
部門の利益1,525億円・利益率24.5%
- 投資信託の運用
- 資産管理・信託
- 企業年金
市場事業本部
顧客に対する為替・資金・証券サービスの提供、市場取引及び流動性・資金繰り管理業務。粗利益の5.1%
部門の利益▲355億円・利益率▲11.6%
- 外国為替
- 債券・株式の運用
- 資金繰り管理
注目ポイント
- ★★★部門の表の「売上高」は粗利益で、連結の経常収益ではない★★★会社は有価証券報告書の注記に「一般企業の売上高に代えて、粗利益を記載しております」と書いています。★粗利益は資金運用収支・信託報酬・役務取引等収支・特定取引収支・その他業務収支の合計で、8部門の合計は5兆9,912億51百万円です。★★★連結の経常収益14兆6,208億43百万円とは別のものです。経常収益は支払利息を引く前の収益の総額で、粗利益は引いた後だからです。★★この違いは銀行に共通で、三井住友フィナンシャルグループは「連結粗利益」、みずほフィナンシャルグループは「業務粗利益(信託勘定償却前)+ETF関係損益等」という名前で同じ位置に置いています。★当サイトは表の見出しを全社共通の「売上高」にそろえ、会社の言い方を注記に書いています。
- ★★★部門の利益は営業純益で、与信関係費用を引く前★★部門の利益は営業純益です。粗利益から経費(人件費・物件費)を引いた金額で、与信関係費用・株式等関係損益・持分法による投資損益を差し引く前です。★会社は差異調整の表を示しています。報告セグメント計2兆3,653億83百万円に、与信関係費用△4,747億48百万円・償却債権取立益967億58百万円・株式等関係損益4,860億48百万円・持分法による投資損益8,455億45百万円などを加減すると、連結の経常利益3兆4,101億92百万円になります。★★★持分法による投資損益8,455億45百万円は経常利益の24.8%にあたります(当サイトの計算)。★★会社は決算ハイライトで、この持分法投資損益の増加の主因として会社はモルガン・スタンレーを挙げています。★当サイトはモルガン・スタンレーの個票も置いています。
- ★★★通期は業績予想ではなく「純利益の目標値」だけを出す★★★会社は2027年3月期について、親会社株主に帰属する当期純利益2兆7,000億円という目標値だけを示しています。★決算短信には「当社グループは、銀行業、信託銀行業、証券業、クレジットカード・貸金業等の金融サービス業を展開しておりますが、これらの業務には、経済情勢、相場環境等に起因するさまざまな不確実性が存在するため、業績予想に代えて、親会社株主に帰属する当期純利益の目標値を記載しております」と書かれています。★★経常収益・経常利益の予想は示されていません。★★中期経営計画の資料には2026年度の業務純益2兆9,000億円・経常利益3兆9,500億円という目標も載っていますが、決算短信の予想欄には出ていません。★当サイトは決算短信に載っている目標値を見通しの節に、中期経営計画の目標を中長期の目標の節に置いています。
- ★★経常収益が5期で2.4倍になった★★★経常収益は6兆758億87百万円(2022年3月期)から14兆6,208億43百万円(2026年3月期)へ140.6%増えました(当サイトの計算)。★2023年3月期に52.8%増、2024年3月期に28.1%増と2期続けて大きく伸びています。★★★当サイトは増えた理由を書きません。会社が経常収益の増加要因を数値で分解していないためです。★★経常利益は同じ動きをしていません。2023年3月期は1兆205億28百万円へ33.6%減っています(当サイトの計算)。経常収益は支払利息を引く前の数字なので、金利が上がると受取と支払の両方が増えます。★当期純利益は5期続けて増えたわけではなく、2023年3月期に1兆1,164億96百万円へわずかに減っています。
- ★★直近の四半期は経常利益が57.8%増えた★★2026年4〜6月期は経常収益3兆9,075億43百万円(20.1%増)・経常利益1兆1,179億34百万円(57.8%増)・純利益8,094億27百万円(48.2%増)でした。★★★会社は決算ハイライトで「第1四半期としての過去最高益を更新」「通期目標2.7兆円に対する進捗率は30%」と記載しています。★同資料の連結業務純益は8,090億円で前年同期比2,660億円の増加、経費率は60.0%から53.4%へ6.6ポイント改善したとしています。★★与信関係費用総額は△720億円で、前年同期の△469億円から増えています。会社は「前年度に大口の貸倒引当金戻入を計上した反動」と記載しています。★自己資本比率は5.2%(前期末5.15%)。★発行済株式数は118億6,771万920株で前期末から変わっていません。
部門ごとの売上と利益
2026年3月期有価証券報告書の注記「セグメント情報等」より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| コーポレートバンキング事業本部 | 11,259億円 | 7,070億円 | 62.8% |
| リテール・デジタル事業本部 | 10,646億円 | 2,859億円 | 26.9% |
| グローバルCIB事業本部 | 10,815億円 | 5,803億円 | 53.7% |
| グローバルコマーシャルバンキング事業本部 | 9,042億円 | 3,876億円 | 42.9% |
| 法人・ウェルスマネジメント事業本部 | 8,669億円 | 4,080億円 | 47.1% |
| 受託財産事業本部 | 6,218億円 | 1,525億円 | 24.5% |
| 市場事業本部 | 3,069億円 | ▲355億円 | ▲11.6% |
| その他 | 193億円 | ▲1,203億円 | — |
| 合計 | 59,913億円 | 23,654億円 | — |
★★★この表の「売上高」の欄は粗利益です。会社は有価証券報告書の注記に「一般企業の売上高に代えて、粗利益を記載しております」と書いています。★粗利益には資金運用収支・信託報酬・役務取引等収支・特定取引収支・その他業務収支が含まれます。★★★連結の経常収益14兆6,208億43百万円とは別の数字で、粗利益の合計は5兆9,912億51百万円です。★★部門の利益は営業純益で、粗利益から経費(人件費・物件費)を引いた金額です。与信関係費用・株式等関係損益・持分法による投資損益を差し引く前なので、連結の経常利益とは別のものです。★会社は差異調整の表を示しており、報告セグメント計2兆3,653億83百万円に与信関係費用△4,747億48百万円・株式等関係損益4,860億48百万円・持分法による投資損益8,455億45百万円などを加減すると連結の経常利益3兆4,101億92百万円になります。★★★持分法による投資損益8,455億45百万円は経常利益の24.8%にあたります(当サイトの計算)。★8部門の粗利益を足すと5兆9,912億48百万円で、会社が示す合計と3百万円違います。会社が百万円未満を切り捨てているためです。★計数は内部取引消去等の連結調整前の社内管理計数であると会社が注記しています。★当連結会計年度から事業本部間の粗利益・経費の配賦方法を変更しており、前期の数値も変更後の方法で作り直されています。★「その他」は上記事業本部に属さない管理業務等で、当サイトはカードを置かず表の金額だけを示しています。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の経常収益
地域別の経常収益2026年3月期
- 日本
- 米国
- アジア・オセアニア
- 欧州・中近東
- その他
2026年3月期の地域別の経常収益です。会社が有価証券報告書の注記「関連情報 2.地域ごとの情報」よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★日本が経常収益の47.7%で、半分を下回っています。海外が52.3%を占める形です(当サイトの計算)。★米国2兆9,518億39百万円(20.2%)・アジア・オセアニア2兆8,768億18百万円(19.7%)・欧州・中近東1兆3,338億70百万円(9.1%)・その他4,777億17百万円(3.3%)です。★★会社は「一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております」と注記しており、区分はグループ拠点の所在地に基づきます。★前期は日本5兆9,626億65百万円・米国2兆8,448億31百万円・欧州・中近東1兆3,390億16百万円・アジア・オセアニア2兆8,600億30百万円・その他6,234億53百万円でした。★★5区分の合計は連結の経常収益と2百万円違います。会社が百万円未満を切り捨てているためです。★★有形固定資産は3区分で、日本1兆1,105億87百万円・タイ1,428億51百万円・その他1,638億65百万円(合計1兆4,173億4百万円)です。タイが単独で示されているのは、出資先のクルンシィ(アユタヤ銀行)を連結しているためです。
最新の決算
2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)2026-08-06 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 経常収益 | 39,075億円 | 32,539億円 | +20.1% |
| 経常利益 | 11,179億円 | 7,085億円 | +57.8% |
| 純利益 | 8,094億円 | 5,461億円 | +48.2% |
| 経常収益経常利益率 | 28.6% | 21.8% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。純利益は親会社株主に帰属する四半期純利益。★★★経常収益20.1%増・経常利益57.8%増・純利益48.2%増でした。★★会社は決算ハイライトで「第1四半期としての過去最高益を更新」と記載し、通期目標2.7兆円に対する進捗率を30%と示しています。★同資料の連結業務純益は8,090億円(前年同期5,429億円)、経費率は53.4%(同60.0%)です。★★持分法による投資損益は2,615億円(同1,579億円)で、会社は主因としてモルガン・スタンレーを挙げています。★与信関係費用総額は△720億円(同△469億円)で、会社は「前年度に大口の貸倒引当金戻入を計上した反動」と記載しています。★1株当たり四半期純利益は71円77銭(同47円55銭)。★自己資本比率は5.2%(前期末5.15%)。★★★当サイトは増益の理由をこれ以上書きません。会社が示した範囲を超えるためです。
会社が公表している今期の見通し
2027年3月期2026-08-06 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 純利益 | 27,000億円 | +11.2% |
| 1株あたり配当金 | 96円 | — |
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。★★★この行は業績「予想」ではなく「目標値」です。会社は決算短信に「業績予想に代えて、親会社株主に帰属する当期純利益の目標値を記載しております」と書いています。★理由として「銀行業、信託銀行業、証券業、クレジットカード・貸金業等の金融サービス業を展開しておりますが、これらの業務には、経済情勢、相場環境等に起因するさまざまな不確実性が存在するため」と記載しています。★★経常収益・経常利益の予想は示されていません。★前期比11.2%増は当サイトの計算です(2026年3月期の実績2兆4,272億29百万円との比較)。★2026年5月15日公表の目標値から変更はありません。★★配当予想は年96円(中間48円・期末48円)で、2026年3月期の86円から10円の増配です。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
中期経営計画
中期経営計画(2024〜2026年度)2024年4月〜2027年3月・最終年度は2026年度
会社が掲げる「パーパス」は「世界が進むチカラになる。」です。
経営目標(財務)
| 指標 | 2025年度(2026年3月期)の実績 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|---|
| 親会社株主純利益(2026年度) | 2兆4,272億円 | 2兆7,000億円 |
| 業務純益(2026年度) | 2兆3,772億円 | 2兆9,000億円 |
| 経常利益(2026年度) | 3兆4,101億円 | 3兆9,500億円 |
| ROE(東証定義・2026年度) | 11.3% | 12%程度 |
| 与信関係費用総額(2026年度) | △3,558億円 | △3,500億円 |
| 経費率(中計目標) | 58.0% | 60%程度 |
| 普通株式等Tier1比率(ターゲットレンジ) | 9.2% | 9.5〜10.5% |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★★中期経営計画の3本柱は「成長戦略の進化」「社会課題の解決」「企業変革の加速」です。★ROEの目標は12%程度で、会社は決算ハイライトで「ROE目標を12%程度に引き上げ」と記載しています。★★2026年度の業績目標の前提は、本邦政策金利1%程度・米国FF金利3%台半ば・日経平均株価(年度末)5万円台半ば・ドル円(年度末)150円台前半です。★2025年度の前提は本邦政策金利0.5〜0.75%・米国FF金利3.75〜4.5%・日経平均51,063円・ドル円159.88円でした。★★普通株式等Tier1比率9.2%はターゲットレンジ(9.5〜10.5%)を下回っています。会社は「出資による影響で一時的にターゲットレンジを下回るも、26年度内にレンジ内へ回帰する想定」とし、Shriram Finance出資に伴う比率低下△0.65%を含むと注記しています。★★株主還元は2026年度の1株当たり年間配当の予想を96円(前年度比10円増)としており、上期として1,000億円を上限とする自己株式取得を決議しています。★2025年度の総還元性向は60.8%でした。★★リスクアセットは高収益性資産への入れ替えを進めており、会社は「中計目標以上に進展」と記載しています。★★★当サイトはこれらの目標が達成できるかどうかを述べません。
アメリカの対応企業
JPモルガン・チェースJPM
自国で最大の銀行グループどうしで、部門の分け方も個人向け/法人・投資銀行/資産運用という3つの軸が重なる。★★どちらも「売上高」にあたる数字が支払利息を引いた後の収益である(三菱UFJは粗利益、JPモルガン・チェースは Total net revenue)。★規模はJPモルガン・チェース(1,824億47百万ドル・基準日のレートで約28兆9,839億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の1.98倍。★★★ただし部門の利益の段階が違う。三菱UFJは営業純益(与信関係費用・法人税を引く前)、JPモルガン・チェースは当期純利益(法人税を引いた後)。★★通期の開示も違う。三菱UFJは純利益の目標値2兆7,000億円を示すが、JPモルガン・チェースはGAAPの見通しを示さない。
★★★自国で最大の銀行グループどうしです。部門の分け方も個人向け/法人・投資銀行/資産運用という3つの軸が重なります。★★どちらも「売上高」にあたる数字が支払利息を引いた後の収益です(三菱UFJは粗利益、JPモルガン・チェースは Total net revenue)。★規模はJPモルガン・チェース(1,824億47百万ドル・基準日のレートで約28兆9,839億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の1.98倍です。★★★ただし部門の利益の段階が違います。三菱UFJは営業純益(与信関係費用・法人税を引く前)、JPモルガン・チェースは当期純利益(法人税を引いた後)です。★★同社は三菱UFJモルガン・スタンレー証券を通じてモルガン・スタンレーと資本関係があり、2026年3月期の持分法による投資損益8,455億45百万円の主因として会社はモルガン・スタンレーを挙げています。
売上高を三菱UFJフィナンシャル・グループと並べる- JPモルガン・チェース29.0兆円FY2025
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ14.6兆円直近の通期
- JPモルガン・チェース148.5兆円2026-08-22 時点
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ41.6兆円2026-08-22 時点
バンク・オブ・アメリカBAC
個人向け・資産運用・法人・市場という4つの事業を持つ点が重なる。★★★ただし自国の比重が正反対。三菱UFJの日本は経常収益の47.7%、バンク・オブ・アメリカの米国は総収益の86.4%である。★規模はバンク・オブ・アメリカ(1,130億97百万ドル・約17兆9,668億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の1.23倍。★★部門の利益は三菱UFJが営業純益、バンク・オブ・アメリカが当期純利益で段階が違う。★★株主資本比率も8.9%対5.15%と開きがある。
個人向け・資産運用・法人・市場という4つの事業を持つ点が重なります。★★★ただし自国の比重が正反対です。三菱UFJの日本は経常収益の47.7%、バンク・オブ・アメリカの米国は総収益の86.4%です。★規模はバンク・オブ・アメリカ(1,130億97百万ドル・約17兆9,668億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の1.23倍です。★★部門の利益は三菱UFJが営業純益、バンク・オブ・アメリカが当期純利益で段階が違います。★★株主資本比率も8.9%対5.15%と開きがあります。
売上高を三菱UFJフィナンシャル・グループと並べる- バンク・オブ・アメリカ18.0兆円FY2025
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ14.6兆円直近の通期
- バンク・オブ・アメリカ68.5兆円2026-08-22 時点
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ41.6兆円2026-08-22 時点
ウェルズ・ファーゴWFC
規模が日米6社で最も近い組み合わせ。★ウェルズ・ファーゴ(836億99百万ドル・約13兆2,966億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の0.91倍で、米国企業のほうが小さい唯一の組み合わせである。★★時価総額でもウェルズ・ファーゴ約40兆2,766億円が三菱UFJ41兆6,319億円の0.97倍と近い(当サイトの計算)。★★★ただし海外の比重が正反対。三菱UFJは経常収益の52.3%が海外、ウェルズ・ファーゴは地域別の内訳を開示していない(従業員の約76%が米国)。★★5期の伸びも対照的で、三菱UFJの経常収益は140.6%増、ウェルズ・ファーゴの総収益は5.7%増。
★★★規模が日米6社で最も近い組み合わせです。★ウェルズ・ファーゴ(836億99百万ドル・約13兆2,966億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の0.91倍で、米国企業のほうが小さい唯一の組み合わせです。★★時価総額でもウェルズ・ファーゴ約40兆2,766億円が三菱UFJ41兆6,319億円の0.97倍と近い水準です(当サイトの計算)。★★★ただし海外の比重が正反対です。三菱UFJは経常収益の52.3%が海外、ウェルズ・ファーゴは地域別の内訳を開示していません(従業員の約76%が米国)。★★5期の伸びも対照的で、三菱UFJの経常収益は140.6%増、ウェルズ・ファーゴの総収益は5.7%増です。
売上高を三菱UFJフィナンシャル・グループと並べる- ウェルズ・ファーゴ13.3兆円FY2025
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ14.6兆円直近の通期
- ウェルズ・ファーゴ40.3兆円2026-08-22 時点
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ41.6兆円2026-08-22 時点
三菱UFJフィナンシャル・グループは日本基準、米国3社は米国会計基準です。銀行の「売上高」にあたる数字は会社ごとに範囲が違います。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。
★★★日米6社のうち三菱UFJフィナンシャル・グループは3番目の規模です。経常収益14兆6,208億円は、JPモルガン・チェース(約28兆9,839億円)の0.50倍、バンク・オブ・アメリカ(約17兆9,668億円)の0.81倍、ウェルズ・ファーゴ(約13兆2,966億円)の1.10倍にあたります(当サイトの計算)。
★★★部門の利益の段階が日米で違います。三菱UFJの営業純益は与信関係費用も法人税も引く前、米国3社の当期純利益はどちらも引いた後です。同じ「部門の利益」という欄に入っていても、比べられる数字ではありません。
★★部門の表の「売上高」も日米で意味が違います。三菱UFJは粗利益(5兆9,912億51百万円)で、連結の経常収益14兆6,208億43百万円とは別の数字です。米国3社は支払利息を引いた後の総収益で、こちらは連結の売上高とほぼ同じです(JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカには調整項目の差があります)。
★★★海外の比重が正反対です。三菱UFJは経常収益の52.3%が海外で、日本は半分を下回ります。JPモルガン・チェースの北米は76.6%、バンク・オブ・アメリカの米国は86.4%です。ウェルズ・ファーゴは地域別を開示していません。
★★★通期の見通しの出し方が違います。三菱UFJは当期純利益2兆7,000億円という目標値を示し、米国3社はGAAPの見通しを1つも示しません。そのため米国3社のページには「今期の見通し」の節がありません。
★★中長期の目標も日本側だけです。三菱UFJは中期経営計画で2026年度のROE12%程度・業務純益2兆9,000億円などを掲げますが、米国3社は数値目標を公表していません。
★決算期は三菱UFJが3月末、米国3社は12月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。
よくある質問
三菱UFJフィナンシャル・グループに対応する米国企業はどこですか?
JPモルガン・チェースです。★★★自国で最大の銀行グループどうしで、部門の分け方も個人向け/法人・投資銀行/資産運用という3つの軸が重なります。★規模はJPモルガン・チェース(約28兆9,839億円)が三菱UFJフィナンシャル・グループ(14兆6,208億円)の1.98倍です。★★規模だけで見ればウェルズ・ファーゴ(約13兆2,966億円)が0.91倍で最も近く、時価総額でも0.97倍です(当サイトの計算)。★★★ただし海外の比重が違います。三菱UFJは経常収益の52.3%が海外、ウェルズ・ファーゴは従業員の約76%が米国で、地域別の売上を開示していません。★バンク・オブ・アメリカは1.23倍です。
なぜ部門の表の「売上高」が連結の経常収益と合わないのですか?
★★★部門の表に入っているのは粗利益で、経常収益ではないためです。会社は有価証券報告書の注記に「一般企業の売上高に代えて、粗利益を記載しております」と書いています。★粗利益は資金運用収支・信託報酬・役務取引等収支・特定取引収支・その他業務収支の合計で、8部門の合計は5兆9,912億51百万円です。★★連結の経常収益14兆6,208億43百万円は支払利息を引く前の収益の総額で、粗利益は引いた後です。★★★当サイトは表の見出しを全社共通の「売上高」にそろえ、会社の言い方を注記に書いています。★三井住友フィナンシャルグループは「連結粗利益」、みずほフィナンシャルグループは「業務粗利益(信託勘定償却前)+ETF関係損益等」という名前で同じ位置に置いています。
部門の利益(営業純益)は営業利益とどう違うのですか?
★★★営業純益は粗利益から経費(人件費・物件費)を引いただけの金額で、与信関係費用も法人税も引いていません。★会社は差異調整の表を示しており、報告セグメント計2兆3,653億83百万円に与信関係費用△4,747億48百万円・償却債権取立益967億58百万円・株式等関係損益4,860億48百万円・持分法による投資損益8,455億45百万円などを加減すると、連結の経常利益3兆4,101億92百万円になります。★★★持分法による投資損益8,455億45百万円は経常利益の24.8%にあたります(当サイトの計算)。★★米国3社の部門の利益は当期純利益で、法人税まで引いた後です。同じ欄に入っていても比べられる数字ではありません。
なぜ通期の予想が当期純利益だけなのですか?
★★★会社が「業績予想に代えて、親会社株主に帰属する当期純利益の目標値を記載しております」と決算短信に明記しているためです。★理由として「当社グループは、銀行業、信託銀行業、証券業、クレジットカード・貸金業等の金融サービス業を展開しておりますが、これらの業務には、経済情勢、相場環境等に起因するさまざまな不確実性が存在するため」と記載しています。★2027年3月期の目標値は2兆7,000億円で、2026年5月15日公表の値から変更はありません。★★中期経営計画の資料には2026年度の業務純益2兆9,000億円・経常利益3兆9,500億円という目標も載っていますが、決算短信の予想欄には出ていません。★★当サイトは決算短信の目標値を見通しの節に、中期経営計画の目標を中長期の目標の節に分けて置いています。★★★米国3社はGAAPの見通しを1つも示しません。
自己資本比率5.15%は低くないのですか?
★★★銀行の自己資本比率は、一般の会社と同じ物差しでは読めません。銀行は預金という負債で資金を集めて貸し出す業態のため、総資産が大きくなります。★三菱UFJの総資産は431兆7,315億48百万円、純資産は23兆7,441億52百万円です。★★日本の3社は3.74%〜5.15%、米国の3社は8.2%〜8.9%という水準です(いずれも会社の数値から当サイトが計算)。★★★当サイトはこの差の理由を書きません。会計基準・規制・事業構成が違うためで、会社がその比較を示していないからです。★★なお会社が資本の厚さの目安として使うのは普通株式等Tier1比率で、2026年3月期末は9.2%、中期経営計画のターゲットレンジは9.5〜10.5%です。★会社はレンジを下回る理由を「Shriram Finance出資に伴う比率低下△0.65%を含む」「26年度内にレンジ内へ回帰する想定」と記載しています。
経常収益が5期で2.4倍になったのはなぜですか?
★★★当サイトは理由を書きません。会社が経常収益の増加要因を数値で分解していないためです。★6兆758億87百万円(2022年3月期)から14兆6,208億43百万円(2026年3月期)へ140.6%増えています(当サイトの計算)。★★同じ期間に経常利益は1兆5,376億49百万円から3兆4,101億92百万円へ121.8%増で、伸び方が違います。★★★経常収益は支払利息を引く前の数字なので、金利が上がると受取と支払の両方が増えます。★2023年3月期は経常収益が52.8%増えた一方で、経常利益は33.6%減っています。★★三井住友フィナンシャルグループも162.5%増、みずほフィナンシャルグループも129.2%増で、日本の3社に共通した動きです。
直近の四半期はどうでしたか?
★★2026年4〜6月期は経常収益3兆9,075億43百万円(20.1%増)・経常利益1兆1,179億34百万円(57.8%増)・親会社株主に帰属する四半期純利益8,094億27百万円(48.2%増)でした。★★★会社は決算ハイライトで「第1四半期としての過去最高益を更新」と記載し、通期目標2.7兆円に対する進捗率を30%と示しています。★同資料の連結業務純益は8,090億円(前年同期5,429億円)、経費率は53.4%(同60.0%)です。★★持分法による投資損益は2,615億円(同1,579億円)で、会社は主因としてモルガン・スタンレーを挙げています。★与信関係費用総額は△720億円(同△469億円)で、会社は「前年度に大口の貸倒引当金戻入を計上した反動」と記載しています。★★★当サイトはこれ以上の説明を書きません。会社が示した範囲を超えるためです。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移・部門別・地域別・従業員数は2026年3月期の有価証券報告書(2026年6月24日提出)、直近の四半期の実績・通期の目標・配当予想は2026年8月6日公表の第1四半期決算短信、中期経営計画の財務目標と四半期の補足の数値は2026年5月15日・8月3日公表の決算ハイライトによります。株価と時価総額はページ上部に記載した基準日の値です。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- 2026年3月期(2026-03-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期(2027年3月期 第1四半期)/2026-08-06 公表
- IR資料の確認日
- 2026-08-22
部門別の売上高と地域別の経常収益、四半期決算、今期の見通し、中期経営計画は、同社のIRサイトで公開されている次の資料から当サイトが書き写しました(有価証券報告書(2026年3月期)(2026-06-24 公表)/2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026-08-06 公表)/2025年度 決算ハイライト(中期経営計画の財務目標を含む)(2026-05-15 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。