チャブ
基本情報
- 正式社名
- Chubb Ltd
- 英文社名
- Chubb Limited
- ティッカー
- CB(NYSE)
- 会計基準
- 米国会計基準(US GAAP)
- SECへの登録業種
- Fire, Marine & Casualty InsuranceSIC 6331
- 発行済株式数
- 387,860,106 株直近の提出書類
- ROE(自己資本利益率)
- 15.0%FY2025・当サイトの計算
- 1株あたり配当金
- 3.82 米ドルFY2025
- 1株あたり利益(EPS)
- 25.68 米ドルFY2025・希薄化後
- 従業員数
- 約45,000 人2025-12-31 時点・アジア40%・北米37%・中南米13%・欧州/ユーラシア/アフリカ10%。平均年齢41.2歳・平均勤続7.3年
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・株主資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 94,367億円 | +6.5% | 16,379億円 | 17.4% |
| FY20242024-12-31期末 | 88,570億円 | +12.1% | 14,730億円 | 16.6% |
| FY20232023-12-31期末 | 79,010億円 | +15.4% | 14,342億円 | 18.2% |
| FY20222022-12-31期末 | 68,465億円 | +5.5% | 8,334億円 | 12.2% |
| FY20212021-12-31期末 | 64,925億円 | — | 13,543億円 | 20.9% |
直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.86円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★保険会社の損益計算書には営業利益の行がありません。収益から費用を引く途中に「営業利益」という小計を置かない形なので、当サイトの推移の図は当期純利益を描いています。★★売上高は総収益(Total revenues)で、既経過保険料に純投資収益などを加えたものです。★★その総収益が5期で45.3%増えました。408億69百万ドル(2021年12月期)から594億2百万ドル(2025年12月期)です(当サイトの計算)。★★当期純利益は85億25百万ドルから103億10百万ドルへ20.9%増、ROEは14.5%から15.0%です(当サイトの計算)。★★★2022年12月期に当期純利益が52億46百万ドルへ38.5%落ち込んでいます。★★★当サイトはこの落ち込みの理由を書きません。会社が5期の推移について要因を数値で示していないためです。★★1株当たり配当金は3.29ドル(2022年12月期)から3.82ドル(2025年12月期)へ増えています。2021年12月期はSECのXBRLに登録がありません。★株主資本比率は25.4%〜29.2%で、保険の日米6社では2番目に高い水準です。★株式分割はありません。★★本社はスイス・チューリッヒで、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
事業の概要
北米商業保険
北米の多国籍企業・中堅中小企業向けの損害保険とリスクエンジニアリング。正味収入保険料の38.4%を占め、部門の利益でも最大
利益構成比53.1%12,008億円・利益率37.1%
- 企業向け財産保険
- 賠償責任保険
- 労災補償保険
- リスクエンジニアリング
海外一般保険
北米以外の損害保険・傷害健康保険。欧州・アジア・中南米で商業保険と個人保険を扱う。正味収入保険料の27.1%
利益構成比22.3%5,031億円・利益率22.0%
- 海外の企業向け保険
- 傷害・健康保険(A&H)
- 個人向け保険
- 華泰グループ(中国)
生命保険
アジアを中心とする生命保険。正味収入保険料の13.6%
利益構成比8.7%1,973億円・利益率17.2%
- 終身・定期保険
- 傷害健康保険
- 華泰人寿(中国)
北米個人保険
北米の富裕層向けの個人保険。住宅・自動車・美術品などを扱う。正味収入保険料の12.8%
利益構成比7.4%1,665億円・利益率15.5%
- 富裕層向け住宅保険
- 高級車の保険
- 美術品・宝飾品の保険
北米農業保険
北米の農業関連保険。作物保険と農業関連の損害保険。正味収入保険料の5.5%
利益構成比4.1%917億円・利益率19.8%
- 作物保険
- 農業関連の賠償責任保険
グローバル再保険
世界の保険会社向けの再保険。正味収入保険料の2.6%
利益構成比4.5%1,007億円・利益率46.9%
- 財産再保険
- 賠償責任再保険
注目ポイント
- ★★★地域別が割合だけの開示★★★会社は地域別の正味収入保険料を割合だけで開示しており、金額を示していません。★2025年12月期は北米63%・アジア20%・欧州(中東・アフリカを含む)11%・中南米6%です。★★そのため当サイトは地域別の棒グラフを出さず、割合をそのまま書いています。★★★従業員では比重が逆転します。会社は「約45,000人の従業員のうち、アジア40%・北米37%・中南米13%・欧州/ユーラシア/アフリカ10%」と記載しています。★★保険料は北米が6割、人員はアジアが4割という形です。★★★当サイトはこの差の理由を書きません。会社が説明していないためです。★★日米6社で地域別の金額を開示していないのは、チャブとウェルズ・ファーゴ型のプログレッシブ(米国内のみ)の2社です。
- ★★★部門の利益は引受利益に投資収益を加えたもの★★★会社のセグメント利益は、引受利益に純投資収益を加え、その他の収益費用と買収に伴う無形資産の償却を加減した金額です。法人税・支払利息・実現損益を含みません。★たとえば北米商業保険は、引受利益37億83百万ドル+純投資収益38億40百万ドル-その他59百万ドル-無形資産の償却5百万ドル=セグメント利益75億59百万ドルです。★★★投資収益が引受利益とほぼ同じ大きさであることが読み取れます。★★プログレッシブの税引前引受利益は投資収益を含みません。同じ「部門の利益」でも中身が違います。★★メットライフは調整後利益(非GAAP)、東京海上ホールディングスとSOMPOホールディングスは親会社の所有者に帰属する当期利益、第一ライフグループは経常利益ベースで、6社すべて違います。★★★6社の部門の利益率をそのまま並べることはできません。
- ★★★6つの報告セグメントは日米6社で最も多い★★北米商業保険・北米個人保険・北米農業保険・海外一般保険・グローバル再保険・生命保険の6区分で、掲載している保険の日米6社で最も細かく分けています。★北米商業保険が正味収入保険料の38.4%と部門の利益の53.1%を占めます(当サイトの計算)。★★北米農業保険を独立した報告セグメントとして持つのはこの会社だけです。作物保険と農業関連の損害保険を扱い、正味収入保険料29億19百万ドル(5.5%)・セグメント利益5億77百万ドルです。★グローバル再保険は正味収入保険料13億53百万ドル(2.6%)と小さい区分ですが、利益率46.9%と最も高い水準です(当サイトの計算)。★プログレッシブは2区分+その他、メットライフは6区分+その他です。★★日本の3社は東京海上ホールディングス4区分・SOMPOホールディングス4区分+その他・第一ライフグループ3区分です。
- ★★★通期の見通しも中長期の数値目標も公表していない★★★会社は通期の売上高・利益の見通しをGAAPの金額で示していません。2026年7月21日の決算発表資料にも、Form 10-Kにも、通期の予想の表はありません。そのためこのページには「今期の見通し」の節がありません。★★★中長期の数値目標も公表していません。そのため「中長期の目標」の節もありません。★会社が10-Kで示す方針は「引受と投資収益を組み合わせて、長期にわたり1株当たり純資産を伸ばす」という定性的なものです。★★プログレッシブは「コンバインド・レシオ96以下」、メットライフは調整後ROE15〜17%などの数値目標を掲げています。★★日本の3社は中期経営計画で修正利益・修正ROEの目標を掲げています。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。
- ★★直近の四半期は当期純利益が3.8%減、会社が示す中核利益は14.6%増★★2026年4〜6月期は正味収入保険料(既経過)138億89百万ドル(5.8%増)・当期純利益28億54百万ドル(3.8%減)・1株当たり利益7.30ドルでした(増減率は当サイトの計算)。★★★会社は「中核営業利益(core operating income)は28億44百万ドル、1株当たり7.26ドルで18.2%増」とも示しています。中核営業利益は実現損益などを除いた会社独自の指標です。★正味収入保険料(既経過)は前年同期131億25百万ドル、当期純利益は同29億68百万ドルでした。★会社は「連結の正味収入保険料は147億ドルで3.6%増、うち損害保険が3.0%増・生命保険が7.5%増」「損害保険のコンバインド・レシオは83.8%」と記載しています。★★1株当たり純資産は前年同期比12.3%増、1株当たり有形純資産は17.1%増と会社が記載しています。★この四半期に自己株式9億79百万ドル・配当3億95百万ドルを株主に還元しました。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。会社が示した数値をそのまま書いています。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kの Segment Information (Operations By Segment) より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 北米商業保険 | 32,378億円 | 12,008億円 | 37.1% |
| 海外一般保険 | 22,835億円 | 5,031億円 | 22.0% |
| 生命保険 | 11,476億円 | 1,973億円 | 17.2% |
| 北米個人保険 | 10,744億円 | 1,665億円 | 15.5% |
| 北米農業保険 | 4,637億円 | 917億円 | 19.8% |
| グローバル再保険 | 2,149億円 | 1,007億円 | 46.9% |
| 報告セグメント 計 | 84,219億円 | 22,601億円 | — |
★★★この表の「売上高」は正味収入保険料(既経過)で、投資収益を含みません。6部門の合計530億14百万ドルは、ページ上部の総収益594億2百万ドルより63億88百万ドル小さい数字です(当サイトの計算)。★★★部門の利益はセグメント利益(Segment income)で、引受利益に純投資収益を加え、その他の収益費用と買収に伴う無形資産の償却を加減した金額です。法人税・支払利息・実現損益を含みません。★★プログレッシブの税引前引受利益は投資収益を含まないので、同じ「部門の利益」でも中身が違います。★6部門の合計142億27百万ドルに、実現損益2億11百万ドル・市場リスク便益△2億88百万ドル・支払利息△7億64百万ドル・統合費用等△79百万ドルなどを加減すると、税引前利益130億44百万ドルになります(会社の表)。★★「Corporate and Other」は別に開示されており、引受損益△7億81百万ドル・純投資収益△93百万ドル・その他の収益6億76百万ドル・無形資産の償却1億48百万ドルです。アスベストと環境汚染の走り書き契約や、非保険子会社の損益が入ります。★部門別の正味収入保険料(既経過)は北米商業203億81百万ドル・海外一般143億74百万ドル・生命72億24百万ドル・北米個人67億63百万ドル・北米農業29億19百万ドル・グローバル再保険13億53百万ドルです。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
最新の決算
2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-07-21 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 正味収入保険料 | 22,064億円 | 20,851億円 | +5.8% |
| 純利益 | 4,534億円 | 4,715億円 | -3.8% |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。★★★この表の「売上高」の欄は正味収入保険料(既経過)です。会社は四半期の決算発表資料で総収益(Total revenues)を示していないため、既経過保険料を載せています。ページ上部と5期の推移の総収益とは別の数字です。★★★正味収入保険料5.8%増・当期純利益3.8%減でした(当サイトの計算)。★1株当たり利益は7.30ドル。★★★会社は「中核営業利益(core operating income)は28億44百万ドル、1株当たり7.26ドルで18.2%増」とも示しています。中核営業利益は実現損益などを除いた会社独自の指標です。★会社は「連結の正味収入保険料(書込ベース)は147億ドルで3.6%増、うち損害保険が3.0%増・生命保険が7.5%増」「損害保険のコンバインド・レシオは83.8%」と記載しています。★1株当たり純資産は前年同期比12.3%増、1株当たり有形純資産は17.1%増。★この四半期に自己株式9億79百万ドル・配当3億95百万ドルを株主に還元しました。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。
日本企業との違い
東京海上ホールディングス8766
世界規模で損害保険を引き受ける大手どうしで、海外の比重が高い点も重なる。東京海上ホールディングスは保険収益の58.2%が海外、チャブは正味収入保険料の37%が北米以外である(当サイトの計算)。★★どちらも生命保険を部門として併せ持つ(東京海上は国内生命保険3.4%、チャブは生命保険13.6%)。★規模はチャブ(594億2百万ドル・基準日のレートで約9兆4,367億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.06倍で、日米6社で最も近い組み合わせである(いずれも当サイトの計算)。★★★ただし売上高の中身が違う。東京海上は日本基準の経常収益、チャブは米国会計基準の総収益で、範囲は完全には一致しない。★★部門の利益も東京海上が親会社の所有者に帰属する当期利益、チャブがセグメント利益(引受利益+純投資収益)で段階が違う。
★★★世界規模で損害保険を引き受ける大手どうしで、海外の比重が高い点も重なります。チャブは正味収入保険料の37%が北米以外、東京海上ホールディングスは保険収益の58.2%が海外です(当サイトの計算)。★★どちらも生命保険を部門として併せ持ちます(チャブは生命保険13.6%、東京海上は国内生命保険3.4%)。★規模はチャブ(594億2百万ドル・基準日のレートで約9兆4,367億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.06倍で、日米6社で最も近い組み合わせです。★★★ただし売上高の中身が違います。チャブは米国会計基準の総収益、東京海上は日本基準の経常収益です。★★部門の利益もチャブがセグメント利益(引受利益+純投資収益)、東京海上が親会社の所有者に帰属する当期利益で段階が違います。
売上高をチャブと並べる- 東京海上ホールディングス8.9兆円2026年3月期
- チャブ9.4兆円直近の通期
- 東京海上ホールディングス14.2兆円2026-08-22 時点
- チャブ21.0兆円2026-08-22 時点
SOMPOホールディングス8630
損害保険を軸に海外へ広げた会社どうし。SOMPOホールディングスは海外保険事業が外部顧客からの収益の43.4%、チャブは正味収入保険料の37%が北米以外である(当サイトの計算)。★規模はチャブ(約9兆4,367億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の1.76倍。★★★ただし部門の分け方が違う。SOMPOは地域と業態を混ぜた4区分+その他、チャブは商品と地域を組み合わせた6区分である。★★★SOMPOは介護事業を報告セグメントとして持ち、チャブに対応する部門が無い。★★部門の利益もSOMPOが親会社の所有者に帰属する当期利益、チャブがセグメント利益で段階が違う。
損害保険を軸に海外へ広げた会社どうしです。チャブは正味収入保険料の37%が北米以外、SOMPOホールディングスは海外保険事業が外部顧客からの収益の43.4%です(当サイトの計算)。★規模はチャブ(約9兆4,367億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の1.76倍です。★★★ただし部門の分け方が違います。チャブは商品と地域を組み合わせた6区分、SOMPOは地域と業態を混ぜた4区分+その他です。★★★SOMPOは介護事業を報告セグメントとして持ち、チャブに対応する部門がありません。★★部門の利益もチャブがセグメント利益、SOMPOが親会社の所有者に帰属する当期利益で段階が違います。
売上高をチャブと並べる- SOMPOホールディングス5.4兆円2026年3月期
- チャブ9.4兆円直近の通期
- SOMPOホールディングス6.3兆円2026-08-22 時点
- チャブ21.0兆円2026-08-22 時点
第一ライフグループ8750
生命保険を部門として持つ点が重なる(第一ライフグループは国内保険と海外保険の全体が生命保険中心、チャブは生命保険が正味収入保険料の13.6%)。★規模はチャブ(約9兆4,367億円)が第一ライフグループ(6兆9,441億円)の1.36倍。★★★ただし事業の中心が違う。チャブは損害保険が正味収入保険料の86.4%で、第一ライフグループにはこれに当たる事業がほとんど無い。★★財務の形も大きく違う。チャブの株主資本比率27.1%に対し、第一ライフグループの自己資本比率は5.7%である。★★部門の利益も第一ライフグループが経常利益ベース、チャブがセグメント利益で段階が違う。
生命保険を部門として持つ点が重なります(チャブは生命保険が正味収入保険料の13.6%、第一ライフグループは国内保険と海外保険の全体が生命保険中心)。★規模はチャブ(約9兆4,367億円)が第一ライフグループ(6兆9,441億円)の1.36倍です。★★★ただし事業の中心が違います。チャブは損害保険が正味収入保険料の86.4%で、第一ライフグループにはこれに当たる事業がほとんどありません。★★財務の形も大きく違います。チャブの株主資本比率27.1%に対し、第一ライフグループの自己資本比率は5.7%です。★★部門の利益もチャブがセグメント利益、第一ライフグループが経常利益ベースで段階が違います。
売上高をチャブと並べる- 第一ライフグループ6.9兆円2026年3月期
- チャブ9.4兆円直近の通期
- 第一ライフグループ6.5兆円2026-08-22 時点
- チャブ21.0兆円2026-08-22 時点
チャブは米国会計基準、日本3社は日本基準またはIFRSです。保険会社の「売上高」にあたる数字は会社ごとに範囲が違います。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。
★★★日米6社でチャブは3番目の規模です。総収益594億2百万ドル(約9兆4,367億円)は、東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.06倍、第一ライフグループ(6兆9,441億円)の1.36倍、SOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の1.76倍にあたります(当サイトの計算)。★★東京海上ホールディングスとの1.06倍は、日米6社で最も近い組み合わせです。
★★★報告セグメントが6つで、日米6社で最も細かく分けています。日本の3社は東京海上ホールディングス4区分・SOMPOホールディングス4区分+その他・第一ライフグループ3区分です。★北米農業保険を独立した報告セグメントとして持つのはチャブだけです。
★★★部門の利益の定義が6社で6通りです。チャブのセグメント利益は引受利益に純投資収益を加えたもので、法人税・支払利息・実現損益を含みません。プログレッシブの税引前引受利益は投資収益を含まず、メットライフは調整後利益(非GAAP)、東京海上ホールディングスとSOMPOホールディングスは親会社の所有者に帰属する当期利益、第一ライフグループは経常利益ベースです。利益率をそのまま並べることはできません。
★★★地域別を割合だけで開示しているのはチャブだけです(北米63%・アジア20%・欧州11%・中南米6%)。日本の3社はいずれも金額で開示しています。
★★従業員ではアジアが40%を占め、保険料の比重(アジア20%)とは形が違います。
★★★通期の見通しも中長期の数値目標も公表していません。日本の3社はいずれも当期利益の予想または目標を示し、中期経営計画で修正利益・修正ROEの目標も掲げます。そのためこのページには「今期の見通し」と「中長期の目標」の節がありません。
★決算期はチャブが12月末、日本3社は3月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。★本社はスイス・チューリッヒで、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
よくある質問
チャブに対応する日本企業はどこですか?
東京海上ホールディングスです。★★★世界規模で損害保険を引き受ける大手どうしで、生命保険を部門として併せ持つ点も重なります。★規模はチャブ(約9兆4,367億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.06倍で、日米6社で最も近い組み合わせです(当サイトの計算)。★★海外の比重も近い形で、チャブは正味収入保険料の37%が北米以外、東京海上は保険収益の58.2%が海外です。★SOMPOホールディングス(5兆3,729億円)は1.76倍、第一ライフグループ(6兆9,441億円)は1.36倍です。★★★第一ライフグループは生命保険・年金が中心で、事業の形が違います。
部門の表の合計が総収益と合わないのはなぜですか?
★★★部門の表の数字が正味収入保険料(既経過)で、投資収益を含まないためです。★6部門の合計530億14百万ドルは、ページ上部の総収益594億2百万ドルより63億88百万ドル小さい数字です(当サイトの計算)。★★差は主に純投資収益で、会社は部門ごとの純投資収益を別の行で開示しています(北米商業38億40百万ドル・海外一般11億39百万ドル・生命11億27百万ドルなど)。★★★部門の利益(セグメント利益)には、この純投資収益が含まれます。★たとえば北米商業保険は、引受利益37億83百万ドル+純投資収益38億40百万ドル-その他59百万ドル-無形資産の償却5百万ドル=セグメント利益75億59百万ドルです。★★★投資収益が引受利益とほぼ同じ大きさであることが読み取れます。★★プログレッシブの税引前引受利益は投資収益を含みません。同じ「部門の利益」でも中身が違います。
なぜ地域別が割合だけなのですか?
★★★会社が割合だけを開示しており、金額を示していないためです。★2025年12月期の正味収入保険料に占める割合は、北米63%・アジア20%・欧州(中東・アフリカを含む)11%・中南米6%です。前期は北米64%・アジア19%・欧州11%・中南米6%でした。★★会社は「アジアには2023年7月1日以降、華泰グループの連結結果を含む」と注記しています。★★★従業員では比重が逆転します。会社は「約45,000人の従業員のうち、アジア40%・北米37%・中南米13%・欧州/ユーラシア/アフリカ10%」と記載しています。★★保険料は北米が6割、人員はアジアが4割という形です。★★★当サイトはこの差の理由を書きません。会社が説明していないためです。★★★金額を推計することもしません。
なぜ「今期の見通し」と「中長期の目標」の節がないのですか?
★★★会社がどちらも公表していないためです。★2026年7月21日の決算発表資料にも、2025年12月期のForm 10-Kにも、通期の売上高・利益の予想の表はありません。★★★中長期の数値目標も示されていません。★会社が10-Kで示す方針は「引受と投資収益を組み合わせて、長期にわたり1株当たり純資産を伸ばす」という定性的なものです。★★プログレッシブは「コンバインド・レシオ96以下」、メットライフは調整後ROE15〜17%などの数値目標を掲げています。★★日本の3社は中期経営計画で修正利益・修正ROEの目標を掲げています。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。
6つの報告セグメントはどう分かれていますか?
★★商品と地域を組み合わせた6区分です。★北米商業保険(正味収入保険料の38.4%)・海外一般保険(27.1%)・生命保険(13.6%)・北米個人保険(12.8%)・北米農業保険(5.5%)・グローバル再保険(2.6%)です(いずれも当サイトの計算)。★★★掲載している日米6社で最も細かい分け方です。★★北米農業保険を独立した報告セグメントとして持つのはこの会社だけで、作物保険と農業関連の損害保険を扱います。正味収入保険料29億19百万ドル・セグメント利益5億77百万ドルです。★グローバル再保険は正味収入保険料13億53百万ドル(2.6%)と小さい区分ですが、利益率46.9%と最も高い水準です(当サイトの計算)。★★このほか「Corporate and Other」が別に開示されており、アスベストと環境汚染の走り書き契約や非保険子会社の損益が入ります。セグメント利益の行は無く、引受損益△7億81百万ドル・純投資収益△93百万ドルなどが個別に示されています。
本社がスイスなのはなぜですか?
★★会社の登記上の本店はスイス・チューリッヒ(Bärengasse 32, CH-8001 Zurich)です。決算発表資料の表紙にもこの住所が記載されています。★ニューヨーク証券取引所に上場しており、SECに10-Kを提出しています。★★★当サイトは本社の所在地が事業や業績に与える影響を書きません。会社が説明していないためです。★★従業員の分布はアジア40%・北米37%・中南米13%・欧州/ユーラシア/アフリカ10%で、欧州の比重は最も小さい形です。★正味収入保険料でも欧州(中東・アフリカを含む)は11%です。
直近の四半期はどうでしたか?
★★2026年4〜6月期は正味収入保険料(既経過)138億89百万ドル(5.8%増)・当期純利益28億54百万ドル(3.8%減)・1株当たり利益7.30ドルでした(増減率は当サイトの計算)。★★★会社は「中核営業利益(core operating income)は28億44百万ドル、1株当たり7.26ドルで18.2%増」とも示しています。中核営業利益は実現損益などを除いた会社独自の指標です。★会社は「連結の正味収入保険料(書込)は147億ドルで3.6%増、うち損害保険が3.0%増・生命保険が7.5%増」「損害保険のコンバインド・レシオは83.8%」と記載しています。★★1株当たり純資産は前年同期比12.3%増、1株当たり有形純資産は17.1%増です。★この四半期に自己株式9億79百万ドル・配当3億95百万ドルを株主に還元し、6か月では自己株式21億2百万ドル・配当7億75百万ドルでした。★★会社は四半期の総収益を示していません。そのため当サイトの表は正味収入保険料で並べています。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別の内訳・地域別の割合・従業員数は2025年12月期のForm 10-K(2026年2月27日提出)、直近の四半期の数値は2026年7月21日公表の決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)によります。円換算のレートはページ下部に記載した記事作成時のもので、株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- FY2025(2025-12-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)/2026-07-21 公表
- 資料の確認日
- 2026-08-22
- 円換算のレート
- 1米ドル = 158.86円(2026-08-22 時点・Yahoo Finance)
- 株価・時価総額
- 2026-08-22 時点(1米ドル = 158.86円)
部門別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-27 公表)/2026年4〜6月期(第2四半期)決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)(2026-07-21 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.86円(2026-08-22 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
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数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。