プログレッシブ
基本情報
- 正式社名
- PROGRESSIVE CORP/OH/
- 英文社名
- The Progressive Corporation
- ティッカー
- PGR(NYSE)
- 会計基準
- 米国会計基準(US GAAP)
- SECへの登録業種
- Fire, Marine & Casualty InsuranceSIC 6331
- 発行済株式数
- 581,371,770 株直近の提出書類
- ROE(自己資本利益率)
- 40.4%FY2025・当サイトの計算
- 1株あたり配当金
- 13.90 米ドルFY2025
- 1株あたり利益(EPS)
- 19.23 米ドルFY2025・希薄化後
- 従業員数
- 約70,000 人2025-12-31 時点・米国内のみ。年間の定着率は90%
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・株主資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 139,276億円 | +16.3% | 17,964億円 | 12.9% |
| FY20242024-12-31期末 | 119,737億円 | +21.4% | 13,471億円 | 11.3% |
| FY20232023-12-31期末 | 98,668億円 | +25.2% | 6,200億円 | 6.3% |
| FY20222022-12-31期末 | 78,813億円 | +4.0% | 1,147億円 | 1.5% |
| FY20212021-12-31期末 | 75,780億円 | — | 5,323億円 | 7.0% |
直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.86円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★保険会社の損益計算書には営業利益の行がありません。収益から費用を引く途中に「営業利益」という小計を置かない形なので、当サイトの推移の図は当期純利益を描いています。★★売上高は総収益(Total revenues)で、既経過保険料に投資収益・手数料収入などを加えたものです。★★★その総収益が5期で83.8%増えました。477億2百万ドル(2021年12月期)から876億71百万ドル(2025年12月期)です(当サイトの計算)。日米6社で最も伸びた会社です。★★★当期純利益は2022年12月期に7億22百万ドルへ78.4%落ち込み、そこから113億8百万ドルまで15.7倍になりました(当サイトの計算)。★★ROEも4.2%から40.4%へ動いています。★★★当サイトはこの振れの理由を書きません。会社が5期の推移について要因を数値で示していないためです。★会社が公表しているコンバインド・レシオ(引受の損益分岐を100とする指標)は2025年12月期87.6、2022年12月期は95.8です。★★1株当たり配当金は5期で1.90ドルから13.90ドルへ動いています。同社の配当は業績連動の年1回払いが中心で、期によって大きく変わります。★株主資本比率は21.1%〜25.6%です。★株式分割はありません。
事業の概要
パーソナルライン
個人の自動車保険と、キャンピングカー・バイク・ボートなどの特殊車両保険、住宅・賃貸の家財保険。引受収益の86.7%を占める
利益構成比86.4%14,066億円・利益率12.3%
- 代理店経由の自動車保険
- 直販の自動車保険
- 特殊車両保険(Special lines)
- 住宅・賃貸の保険
コマーシャルライン
事業者向けの自動車関連の賠償責任保険など。引受収益の13.3%
利益構成比13.8%2,249億円・利益率12.9%
- 商用車の保険
- 事業者向け賠償責任保険
- 労災補償保険
注目ポイント
- ★★★地域別の内訳が無いのは、米国内だけで事業を行っているため★★★会社は「Progressive offers personal and commercial insurance throughout the United States.」と記載しており、米国内だけで事業を行っています。★★そのためこのページには地域別の節がありません。★★★掲載している日米6社で、事業が1か国に収まっているのはこの会社だけです。★チャブは北米63%・アジア20%・欧州11%・中南米6%(既経過保険料の割合)、メットライフは米国71.6%・日本8.1%・その他20.4%(保険料等収入の割合)を開示しています。★日本の3社はいずれも海外が3割以上です(東京海上ホールディングス58.2%・SOMPOホールディングス44.0%・第一ライフグループ33.7%。いずれも当サイトの計算)。★★★開示されていないことを推測で補うことはしません。
- ★★★部門の利益が税引前引受利益で、投資収益を含まない★★★会社は部門の成績を税引前引受利益(Pretax underwriting profit)で示しています。引受収益から保険金・損害調査費・販売費等を引いた金額で、投資収益・支払利息・法人税を含みません。★パーソナルライン88億54百万ドル・コマーシャルライン14億16百万ドル・その他△21百万ドルで、合計102億49百万ドルです。★これに投資損益42億76百万ドル・サービス事業△24百万ドル・支払利息△2億78百万ドルを加えると、税引前利益142億23百万ドルになります。★★★チャブのセグメント利益は投資収益を含み、メットライフは調整後利益(非GAAP)で、米国3社とも定義が違います。★★日本の3社は東京海上ホールディングスとSOMPOホールディングスが親会社の所有者に帰属する当期利益、第一ライフグループが経常利益ベースです。★★★6社の部門の利益率をそのまま並べることはできません。
- ★★★会社が掲げる目標は「コンバインド・レシオ96以下」★★★会社は10-Kに「our long-standing goal of growing as fast as we can, at or below a companywide 96 combined ratio on a calendar-year basis, as long as we can provide high-quality customer service」と記載しています。「引受で利益を出す」ことを成長より優先するという書き方です。★コンバインド・レシオは保険金と経費の合計を保険料で割った指標で、100を下回れば引受で利益が出ていることを表します。★★2025年12月期の実績は87.6で、目標の96を8.4ポイント下回っています。★★2026年4〜6月期は87.3(前年同期86.2)です。★★★これが会社の示す唯一の数値目標で、売上高・利益の見通しは公表していません。そのため「今期の見通し」の節がありません。★チャブとメットライフも通期の見通しを公表していません。★★★当サイトはこの目標が達成できるかどうかを述べません。
- ★★総収益が5期で1.8倍になった★★★総収益は477億2百万ドル(2021年12月期)から876億71百万ドル(2025年12月期)へ83.8%増えました(当サイトの計算)。日米6社で最も伸びた会社です。★★保有契約件数は2026年6月30日時点で4,008万件で、前年同期の3,731万件から7%増えています。個人の自動車保険は代理店経由1,121万件(8%増)・直販1,672万件(10%増)です。★★★一方で当期純利益は2022年12月期に7億22百万ドルへ落ち込んでいます。同期のコンバインド・レシオは95.8で、目標の96をわずかに下回る水準でした。★★そこから113億8百万ドルまで戻し、ROEは40.4%になっています。★★★当サイトはこの振れの理由を書きません。会社が5期の推移について要因を数値で示していないためです。
- ★★直近の四半期は総収益7.3%増・当期純利益4.3%増★★2026年4〜6月期は総収益236億9百万ドル(7.3%増)・当期純利益33億11百万ドル(4.3%増)でした(増減率は当サイトの計算)。★会社が公表する既経過保険料は215億73百万ドル(6%増)、1株当たり利益は5.67ドル(前年同期5.40ドル)です。★★コンバインド・レシオは87.3(前年同期86.2)で、1.1ポイント悪化しています。★税引前の有価証券の実現損益は6億4百万ドル(同3億87百万ドル)。★★6月単月では当期純利益が7億79百万ドルで31%減、コンバインド・レシオは90.0(同86.6)でした。★保有契約件数は4,008万件で7%増です。★★★当サイトは増減の理由をこれ以上書きません。会社が示した範囲を超えるためです。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kの Segment Information — Operating Results より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| パーソナルライン | 114,123億円 | 14,066億円 | 12.3% |
| コマーシャルライン | 17,502億円 | 2,249億円 | 12.9% |
| その他(Other Indemnity) | 3億円 | ▲33億円 | — |
| 引受事業 計 | 131,628億円 | 16,282億円 | — |
★★★この表の「売上高」は引受収益(Total underwriting revenue)で、既経過保険料816億61百万ドルと手数料等11億96百万ドルの合計です。投資収益を含みません。★★★ページ上部の総収益876億71百万ドルとは別の数字で、差の48億14百万ドルは主に投資収益です(当サイトの計算)。★★★部門の利益は税引前引受利益で、投資収益・支払利息・法人税を含みません。★引受事業の合計102億49百万ドルに、投資損益42億76百万ドル・サービス事業△24百万ドル・支払利息△2億78百万ドルを加えると、税引前利益142億23百万ドルになります(会社の表)。★★パーソナルラインが引受収益の86.7%を占めます。会社は「Personal Lines segment accounted for 87% of our total net premiums written in 2025」と記載しています。★★保険金・損害調査費は539億59百万ドル、うち自然災害によるものは14億78百万ドルです(前期25億14百万ドル)。★「その他(Other Indemnity)」は引受収益2百万ドルの小さな区分で、当サイトはカードを置いていません。★★会社が公表する2025年12月期のコンバインド・レシオは87.6です。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
最新の決算
2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-07-15 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 37,506億円 | 34,956億円 | +7.3% |
| 純利益 | 5,260億円 | 5,044億円 | +4.3% |
| 売上高純利益率 | 14.0% | 14.4% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。売上高は総収益(Total revenues)。★★★総収益7.3%増・当期純利益4.3%増でした(当サイトの計算)。★会社が公表する既経過保険料は215億73百万ドル(6%増)、正味収入保険料は210億77百万ドル(5%増)、1株当たり利益は5.67ドル(前年同期5.40ドル)です。★★コンバインド・レシオは87.3(同86.2)で1.1ポイント悪化しています。★税引前の有価証券の実現損益は6億4百万ドル(同3億87百万ドル)。★★6月単月は当期純利益7億79百万ドル(31%減)・コンバインド・レシオ90.0(同86.6)でした。★保有契約件数は2026年6月30日時点で4,008万件(同3,731万件)で7%増です。★★★当サイトは増減の理由をこれ以上書きません。
会社が公表している中長期の目標
コンバインド・レシオ96以下での成長年度ベース(長年の目標)
経営目標(財務)
| 指標 | 2025年12月期の実績 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|---|
| コンバインド・レシオ(年度ベース) | 87.6 | 96以下 |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★★会社は10-Kに「our long-standing goal of growing as fast as we can, at or below a companywide 96 combined ratio on a calendar-year basis, as long as we can provide high-quality customer service」と記載しています。★「引受の収益性を達成することが成長より優先する(Our focus on achieving our underwriting profitability goal takes precedence over growth.)」とも明記されています。★コンバインド・レシオは保険金と経費の合計を保険料で割った指標で、100を下回れば引受で利益が出ていることを表します。★★2025年12月期の実績は87.6、2026年4〜6月期は87.3です。★★★これが会社の示す唯一の数値目標で、売上高・利益・ROEの目標は公表していません。★★チャブは数値目標を公表しておらず、メットライフは調整後ROE15〜17%などを掲げています。★★★当サイトはこの目標が達成できるかどうかを述べません。
日本企業との違い
東京海上ホールディングス8766
損害保険が事業の中心という点が重なる。東京海上ホールディングスは国内損害保険と海外保険で保険収益の96.6%、プログレッシブは自動車保険を中心とするパーソナルラインが引受収益の86.7%である(当サイトの計算)。★規模はプログレッシブ(876億71百万ドル・約13兆9,276億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.57倍。★★★ただし事業の地理が正反対。プログレッシブは米国内だけ、東京海上は保険収益の58.2%が海外である。★★部門の利益もプログレッシブは税引前引受利益(投資収益を含まない)、東京海上は親会社の所有者に帰属する当期利益で段階が違う。
損害保険が事業の中心という点が重なります。プログレッシブは自動車保険を中心とするパーソナルラインが引受収益の86.7%、東京海上ホールディングスは国内損害保険と海外保険で保険収益の96.6%です(当サイトの計算)。★規模はプログレッシブ(876億71百万ドル・基準日のレートで約13兆9,276億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.57倍です。★★★ただし事業の地理が正反対です。プログレッシブは米国内だけ、東京海上は保険収益の58.2%が海外です。★★部門の利益もプログレッシブは税引前引受利益(投資収益を含まない)、東京海上は親会社の所有者に帰属する当期利益で段階が違います。
売上高をプログレッシブと並べる- 東京海上ホールディングス8.9兆円2026年3月期
- プログレッシブ13.9兆円直近の通期
- 東京海上ホールディングス14.2兆円2026-08-22 時点
- プログレッシブ20.3兆円2026-08-22 時点
SOMPOホールディングス8630
損害保険が事業の中心という点が重なる。SOMPOホールディングスは国内損害保険と海外保険で外部顧客からの収益の91.3%、プログレッシブはパーソナルラインとコマーシャルラインで引受収益の100%である(当サイトの計算)。★規模はプログレッシブ(約13兆9,276億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.59倍。★★★ただし事業の地理が正反対で、プログレッシブは米国内だけ、SOMPOは海外が44.0%である。★★5期の伸びも対照的で、プログレッシブの総収益は83.8%増、SOMPOの保険収益は3期で11.1%増である(当サイトの計算)。★★★SOMPOは介護事業を持ち、プログレッシブに対応する部門が無い。
損害保険が事業の中心という点が重なります。SOMPOホールディングスは国内損害保険と海外保険で外部顧客からの収益の91.3%です(当サイトの計算)。★規模はプログレッシブ(約13兆9,276億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.59倍です。★★★ただし事業の地理が正反対で、プログレッシブは米国内だけ、SOMPOは海外が44.0%です。★★5期の伸びも対照的で、プログレッシブの総収益は83.8%増、SOMPOの保険収益は3期で11.1%増です。★★★SOMPOは介護事業を報告セグメントとして持ち、プログレッシブに対応する部門がありません。
売上高をプログレッシブと並べる- SOMPOホールディングス5.4兆円2026年3月期
- プログレッシブ13.9兆円直近の通期
- SOMPOホールディングス6.3兆円2026-08-22 時点
- プログレッシブ20.3兆円2026-08-22 時点
第一ライフグループ8750
保険という点だけが重なる。★★★プログレッシブは自動車保険を中心とする損害保険会社で、第一ライフグループのような生命保険・年金の事業を持っていない。★規模はプログレッシブ(約13兆9,276億円)が第一ライフグループ(6兆9,441億円)の2.01倍。★★★財務の形が正反対で、プログレッシブの株主資本比率24.6%・ROE40.4%に対し、第一ライフグループは自己資本比率5.7%・ROE11.1%である。★★プログレッシブは米国内だけ、第一ライフグループは経常収益の33.7%が海外である(当サイトの計算)。
保険という点だけが重なります。★★★プログレッシブは自動車保険を中心とする損害保険会社で、第一ライフグループのような生命保険・年金の事業を持っていません。★規模はプログレッシブ(約13兆9,276億円)が第一ライフグループ(6兆9,441億円)の2.01倍です。★★★財務の形が正反対で、プログレッシブの株主資本比率24.6%・ROE40.4%に対し、第一ライフグループは自己資本比率5.7%・ROE11.1%です。★★プログレッシブは米国内だけ、第一ライフグループは経常収益の33.7%が海外です(当サイトの計算)。
売上高をプログレッシブと並べる- 第一ライフグループ6.9兆円2026年3月期
- プログレッシブ13.9兆円直近の通期
- 第一ライフグループ6.5兆円2026-08-22 時点
- プログレッシブ20.3兆円2026-08-22 時点
プログレッシブは米国会計基準、日本3社は日本基準またはIFRSです。保険会社の「売上高」にあたる数字は会社ごとに範囲が違います。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。
★★★日米6社で最も大きいのがプログレッシブです。総収益876億71百万ドル(約13兆9,276億円)は、東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.57倍、第一ライフグループ(6兆9,441億円)の2.01倍、SOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.59倍にあたります(当サイトの計算)。
★★★総収益の伸びも日米6社で最大です。5期で83.8%増えました(477億2百万ドル→876億71百万ドル)。
★★★事業が1か国に収まっているのはプログレッシブだけです。地域別の内訳がありません。日本の3社はいずれも海外が3割以上(東京海上ホールディングス58.2%・SOMPOホールディングス44.0%・第一ライフグループ33.7%。いずれも当サイトの計算)です。
★★★部門の利益の定義が6社で6通りです。プログレッシブは税引前引受利益で、投資収益・支払利息・法人税を含みません。東京海上ホールディングスとSOMPOホールディングスは親会社の所有者に帰属する当期利益、第一ライフグループは経常利益ベース、チャブはセグメント利益、メットライフは調整後利益(非GAAP)です。利益率をそのまま並べることはできません。
★★株主資本比率24.6%・ROE40.4%は、日本の3社(自己資本比率5.7%〜27.8%、ROE11.1%〜18.68%)と比べてROEが際立って高い形です。
★★★通期の見通しの出し方が違います。プログレッシブはGAAPの金額を1つも示しません。日本の3社はいずれも当期利益の予想または目標を示します。そのためこのページには「今期の見通し」の節がありません。
★★中長期の目標は「コンバインド・レシオ96以下での成長」だけです。日本の3社は修正利益・修正ROEという会社独自の指標で目標を掲げます。
★決算期はプログレッシブが12月末、日本3社は3月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。
よくある質問
プログレッシブに対応する日本企業はどこですか?
★★★正面から重なる1社はありません。★損害保険が中心という点では東京海上ホールディングスとSOMPOホールディングスが近く、プログレッシブはパーソナルラインとコマーシャルラインで引受収益のほぼ全部、東京海上は国内損害保険と海外保険で保険収益の96.6%です(当サイトの計算)。★★★ただし事業の地理が正反対です。プログレッシブは米国内だけ、東京海上は保険収益の58.2%が海外、SOMPOは44.0%が海外です。★規模はプログレッシブ(約13兆9,276億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.57倍、SOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.59倍、第一ライフグループ(6兆9,441億円)の2.01倍です。★★★第一ライフグループは生命保険・年金が中心で、事業の形が違います。
なぜ地域別の節がないのですか?
★★★会社が米国内だけで事業を行っているためです。★会社は10-Kに「Progressive offers personal and commercial insurance throughout the United States.」と記載しており、地域別という区分そのものがありません。★★★掲載している日米6社で、事業が1か国に収まっているのはこの会社だけです。★チャブは北米63%・アジア20%・欧州11%・中南米6%(正味収入保険料の割合)、メットライフは米国71.6%・日本8.1%・その他20.4%(保険料・手数料等の収益の割合)を開示しています。★日本の3社はいずれも海外が3割以上です。★★★開示されていないことを推測で補うことはしません。
部門の利益はなぜ投資収益を含まないのですか?
★★★会社が部門の成績を税引前引受利益(Pretax underwriting profit)で示しているためです。引受収益から保険金・損害調査費・販売費等を引いた金額で、投資収益・支払利息・法人税を含みません。★パーソナルライン88億54百万ドル・コマーシャルライン14億16百万ドル・その他△21百万ドルで、合計102億49百万ドルです。★これに投資損益42億76百万ドル・サービス事業△24百万ドル・支払利息△2億78百万ドルを加えると、税引前利益142億23百万ドルになります(会社の表)。★★★チャブのセグメント利益は投資収益を含みます。同じ「部門の利益」でも中身が違います。★★メットライフは調整後利益(非GAAP)、東京海上ホールディングスとSOMPOホールディングスは親会社の所有者に帰属する当期利益、第一ライフグループは経常利益ベースで、6社すべて違います。
「コンバインド・レシオ96以下」とは何ですか?
★★★会社が10-Kに掲げている唯一の数値目標です。「our long-standing goal of growing as fast as we can, at or below a companywide 96 combined ratio on a calendar-year basis, as long as we can provide high-quality customer service」と記載されています。★コンバインド・レシオは保険金と経費の合計を保険料で割った指標で、100を下回れば引受で利益が出ていることを表します。★★2025年12月期の実績は87.6で、目標の96を8.4ポイント下回っています。2022年12月期は95.8でした。★★2026年4〜6月期は87.3(前年同期86.2)です。★★★会社は「Our focus on achieving our underwriting profitability goal takes precedence over growth.(引受の収益性を達成することが成長より優先する)」とも明記しています。★★★当サイトはこの目標が達成できるかどうかを述べません。
なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?
★★★会社が通期の売上高・利益の見通しをGAAPの金額で示していないためです。2026年7月15日の決算発表資料にも、2025年12月期のForm 10-Kにも、通期の予想の表はありません。★会社が示す数値目標はコンバインド・レシオ96以下だけで、これは「中長期の目標」の節に置いています。★★チャブとメットライフも通期の見通しを公表していません。★★日本の3社はいずれも当期利益の予想または目標を示します。東京海上ホールディングスは8,300億円、SOMPOホールディングスは4,900億円、第一ライフグループは5,130億円です。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。
当期純利益が2022年12月期に落ち込んだのはなぜですか?
★★★当サイトは理由を書きません。会社が5期の推移について要因を数値で示していないためです。★当期純利益は33億50百万ドル(2021年12月期)→7億22百万ドル(2022年12月期)→39億3百万ドル→84億80百万ドル→113億8百万ドル(2025年12月期)という動きです。★2022年12月期のコンバインド・レシオは95.8で、会社の目標96をわずかに下回る水準でした。★★総収益は5期とも増えており、477億2百万ドルから876億71百万ドルへ83.8%増えています(当サイトの計算)。★★ROEは4.2%(2022年12月期)から40.4%(2025年12月期)まで動いています。★★保有契約件数は2026年6月30日時点で4,008万件で、前年同期から7%増えています。
直近の四半期はどうでしたか?
★★2026年4〜6月期は総収益236億9百万ドル(7.3%増)・当期純利益33億11百万ドル(4.3%増)でした(増減率は当サイトの計算)。★会社が公表する既経過保険料は215億73百万ドル(6%増)、正味収入保険料(書込)は210億77百万ドル(5%増)、1株当たり利益は5.67ドル(前年同期5.40ドル)です。★★コンバインド・レシオは87.3(同86.2)で1.1ポイント悪化しています。★税引前の有価証券の実現損益は6億4百万ドル(同3億87百万ドル)。★★6月単月は当期純利益7億79百万ドル(31%減)・コンバインド・レシオ90.0(同86.6)でした。★保有契約件数は4,008万件(同3,731万件)で7%増、うち直販の自動車保険は1,672万件(10%増)です。★★★当サイトは増減の理由をこれ以上書きません。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別の内訳・従業員数・コンバインド・レシオの目標は2025年12月期のForm 10-K(2026年3月2日提出)、直近の四半期の数値と保有契約件数は2026年7月15日公表の決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99)によります。円換算のレートはページ下部に記載した記事作成時のもので、株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- FY2025(2025-12-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)/2026-07-15 公表
- 資料の確認日
- 2026-08-22
- 円換算のレート
- 1米ドル = 158.86円(2026-08-22 時点・Yahoo Finance)
- 株価・時価総額
- 2026-08-22 時点(1米ドル = 158.86円)
部門別の売上高、四半期決算、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-03-02 公表)/2026年6月の月次・四半期決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99)(2026-07-15 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.86円(2026-08-22 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。