メットライフ
基本情報
- 正式社名
- METLIFE INC
- 英文社名
- MetLife, Inc.
- ティッカー
- MET(NYSE)
- 会計基準
- 米国会計基準(US GAAP)
- SECへの登録業種
- Life InsuranceSIC 6311
- 発行済株式数
- 635,476,927 株直近の提出書類
- ROE(自己資本利益率)
- 12.1%FY2025・当サイトの計算
- 1株あたり配当金
- 2.25 米ドルFY2025
- 1株あたり利益(EPS)
- 4.71 米ドルFY2025・希薄化後
- 従業員数
- 約46,000 人2025-12-31 時点
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・株主資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 122,457億円 | +8.6% | 9,749億円 | 8.0% | 5,368億円 | 4.4% |
| FY20242024-12-31期末 | 112,770億円 | +6.1% | 9,525億円 | 8.4% | 7,031億円 | 6.2% |
| FY20232023-12-31期末 | 106,287億円 | -2.7% | 9,092億円 | 8.6% | 2,507億円 | 2.4% |
| FY20222022-12-31期末 | 109,249億円 | +0.1% | 9,497億円 | 8.7% | 8,394億円 | 7.7% |
| FY20212021-12-31期末 | 109,132億円 | — | — | — | 10,890億円 | 10.0% |
直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.86円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★保険会社の損益計算書には営業利益の行がありません。当サイトの推移の図は当期純利益を描いています。★同社はSECのXBRLに `OperatingIncomeLoss` を4期ぶん登録していますが、その中身は「調整後利益(adjusted earnings)」という非GAAPの指標なので、当サイトは使っていません。★★売上高は総収益(Total revenues)で、保険料・手数料に純投資収益などを加えたものです。★★その総収益が5期で12.2%増えました。686億96百万ドル(2021年12月期)から770億84百万ドル(2025年12月期)です(当サイトの計算)。★★★当期純利益の振れが大きいのがこの会社の特徴で、68億55百万ドル(2021年12月期)→52億84百万ドル→15億78百万ドル(2023年12月期)→44億26百万ドル→33億79百万ドル(2025年12月期)と動いています。★★★当サイトはこの振れの理由を書きません。会社が5期の推移について要因を数値で示していないためです。★★★株主資本比率は3.8%で、掲載している日米6社で最も低い水準です。総資産7,451億66百万ドルに対して株主資本は283億98百万ドルです。2021年12月期は8.9%でした。★生命保険会社は責任準備金という長期の負債を大きく抱えるため、総資産が大きくなります。★★1株当たり配当金は1.90ドルから2.248ドルへ5期続けて増えています。★株式分割はありません。
事業の概要
グループベネフィット
米国の企業向け福利厚生。団体生命保険・障害保険・歯科保険など。部門の総収益の37.2%を占め、部門の利益でも最大
利益構成比26.3%2,688億円・利益率6.3%
- 団体生命保険
- 障害・所得補償保険
- 歯科・視力保険
リタイアメント&インカム・ソリューションズ(RIS)
米国の年金・退職給付。企業年金の引受と、年金債務の移管(PRT)。部門の総収益の29.1%
利益構成比26.0%2,655億円・利益率7.9%
- 確定給付年金の引受
- 年金債務移管(PRT)
- 安定価値商品
- 構造化決済
アジア
日本・韓国・中国などアジアの生命保険。部門の総収益の16.5%で、利益ではグループベネフィットに次ぐ
利益構成比26.5%2,704億円・利益率14.2%
- メットライフ生命(日本)
- 個人生命保険
- 医療・介護保険
中南米
メキシコ・チリなど中南米の生命保険と年金。部門の総収益の11.5%
利益構成比12.4%1,268億円・利益率9.6%
- 個人生命保険
- 年金
- 団体保険
欧州・中東・アフリカ(EMEA)
欧州・中東・アフリカの生命保険と傷害健康保険。部門の総収益の4.4%
利益構成比5.7%583億円・利益率11.6%
- 個人生命保険
- 傷害・健康保険
- 従業員給付
メットライフ・インベストメント・マネジメント(MIM)
機関投資家向けの資産運用。2025年12月期に報告セグメントへ格上げされた。部門の総収益の1.3%
利益構成比3.1%318億円・利益率21.3%
- 債券・不動産の運用
- プライベートクレジット
- PineBridge Investments(2025年12月取得)
注目ポイント
- ★★★部門の利益が非GAAPの「調整後利益」★★★会社は部門の成績を調整後利益(adjusted earnings)で示しており、10-Kで非GAAPの指標であると明記しています。純投資損益・デリバティブ損益・市場リスク便益の再測定などを除いた税引後の利益です。★6部門の合計64億30百万ドルに、その他の△2億93百万ドルを加えると全社の調整後利益61億37百万ドルになります。★★そこから純投資損益△11億45百万ドル・デリバティブ損益△19億39百万ドル・市場リスク便益の再測定5億8百万ドルなどを加減すると、当期純利益34億3百万ドルです。調整後利益は当期純利益の1.8倍にあたります(当サイトの計算)。★★★当サイトの5期の推移とページ上部の利益は、米国会計基準の当期純利益(メットライフ株主に帰属)33億79百万ドルです。★★プログレッシブは税引前引受利益、チャブはセグメント利益で、米国3社とも定義が違います。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。会社が公表した数値をそのまま載せています。
- ★★★2025年12月期に部門を組み替えた★★★2025年12月期の第4四半期に、資産運用を伸ばす戦略に合わせて部門を組み替えました。★機関投資家向け資産運用のMIM(MetLife Investment Management)がその他から報告セグメントへ格上げされ、MetLife Holdingsは報告セグメントから外れて主にその他へ移りました。★あわせて、MetLife Holdingsにあった一部の商品がグループベネフィットとRISへ移されています(こちらは2025年12月期だけの変更)。★★会社は「これらの変更は表示するすべての年度に遡って適用し、過去の連結当期純利益・連結調整後利益には影響しない」と記載しています。★★この結果、報告セグメントはグループベネフィット・RIS・アジア・中南米・EMEA・MIMの6区分になりました。★MIMは2025年12月30日にPineBridge Investmentsの買収を完了しています。★★★当サイトは組み替え後の6区分をそのまま載せています。
- ★★★日本を単独の区分として開示している★★★掲載している日米6社で、日本を単独の地域区分として開示しているのはこの会社だけです。★2025年12月期の保険料・手数料等の収益は米国412億34百万ドル(71.6%)・その他の海外117億26百万ドル(20.4%)・日本46億49百万ドル(8.1%)です(当サイトの計算)。★★前期の日本は47億2百万ドルでしたので、1.1%減っています。★同社は日本で「メットライフ生命保険株式会社」を通じて事業を行っています。★★部門別の「アジア」の総収益119億55百万ドルには、日本のほか韓国・中国などが含まれます。日本だけの総収益は開示されていません。★★★当サイトは推計しません。★チャブは地域別を割合だけで開示(北米63%・アジア20%・欧州11%・中南米6%)、プログレッシブは米国内だけです。
- ★★★株主資本比率3.8%は日米6社で最も低い★★総資産7,451億66百万ドルに対して株主資本は283億98百万ドルです。★★★2021年12月期の8.9%から3.8%へ下がっています。総資産が7,597億8百万ドルからほぼ横ばいの一方、株主資本が674億82百万ドルから283億98百万ドルへ57.9%減ったためです(当サイトの計算)。★★★当サイトはこの減少の理由を書きません。会社が5期の推移について要因を数値で示していないためです。★生命保険会社は責任準備金という長期の負債を大きく抱えるため、総資産が大きくなります。★★第一ライフグループの自己資本比率5.7%も低い水準で、生命保険が中心の会社どうしでは近い形です。★チャブは27.1%、プログレッシブは24.6%で、損害保険が中心の会社は高く出ます。★★ROEは12.1%で、分母の株主資本が小さいぶん高く出ている点に注意が要ります。
- ★★直近の四半期は当期純利益がほぼ横ばい、調整後利益は15%増★★2026年4〜6月期は総収益191億54百万ドル(10.5%増)・当期純利益7億36百万ドル(1.0%増)でした(増減率は当サイトの計算)。★★★会社は「当期純利益は1%増の7億5百万ドル、1株当たり1.09ドル」「調整後利益は15%増の16億ドル、1株当たり2.43ドルで20%増」と示しています。★会社が示す7億5百万ドルは普通株主に帰属する金額で、当サイトが表に載せている7億36百万ドル(メットライフ株主に帰属)とは優先株式の配当のぶん違います。★保険料・手数料等の収益(PFOs)は137億ドルで7%増、純投資収益は67億ドルで18%増と会社が記載しています。★★部門別の調整後利益はグループベネフィット5億3百万ドル(25%増)・RIS 3億77百万ドル(2%増)・アジア4億20百万ドル(21%増)・中南米2億68百万ドル(15%増)・EMEA 1億8百万ドル(8%増)・MIM 57百万ドル(6%増)です。★★調整後ROEは17%で、会社は「2四半期続けて目標レンジの上限」と記載しています。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kの Note 2 — Segment Information より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| グループベネフィット | 42,704億円 | 2,688億円 | 6.3% |
| リタイアメント&インカム・ソリューションズ(RIS) | 33,418億円 | 2,655億円 | 7.9% |
| アジア | 18,992億円 | 2,704億円 | 14.2% |
| 中南米 | 13,192億円 | 1,268億円 | 9.6% |
| 欧州・中東・アフリカ(EMEA) | 5,011億円 | 583億円 | 11.6% |
| メットライフ・インベストメント・マネジメント(MIM) | 1,490億円 | 318億円 | 21.3% |
| 報告セグメント 計 | 114,806億円 | 10,215億円 | — |
★★★部門の利益は調整後利益(adjusted earnings)で、会社が非GAAPと明記している指標です。純投資損益・デリバティブ損益・市場リスク便益の再測定などを除いた税引後の利益で、当期純利益とは別のものです。★6部門の合計64億30百万ドルに、その他(Corporate & Other)の△2億93百万ドルを加えると、全社の調整後利益61億37百万ドルになります。★★そこから純投資損益△11億45百万ドル・デリバティブ損益△19億39百万ドル・市場リスク便益の再測定5億8百万ドルなどを加減すると、当期純利益34億3百万ドルになります(会社の表)。当サイトがページ上部に載せている33億79百万ドルは、非支配持分を除いたメットライフ株主に帰属する金額です。★★★部門の総収益の合計722億68百万ドルは、連結の総収益770億84百万ドルより48億16百万ドル小さい数字です。差はその他の区分の収益(28億27百万ドル)と、部門に含まれない項目です。★★★2025年12月期の第4四半期に部門を組み替えました。資産運用のMIMがその他から報告セグメントへ格上げされ、MetLife Holdingsは報告セグメントから外れて主にその他へ移りました。会社は「これらの変更は表示するすべての年度に遡って適用した」と記載しています。★部門間の資産運用報酬(MIM)は5億63百万ドルです。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の売上
地域別の保険料・手数料等の収益2025年12月期
- 米国
- その他の海外
- 日本
2025年12月期の地域別の保険料・手数料等の収益です。会社が10-Kの Note 2 — Segment Information (Premiums, Fees and Other Revenues by US and Foreign Operations) よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★日本を単独の区分として開示しているのは、掲載している日米6社でこの会社だけです。★米国412億34百万ドル(71.6%)・その他の海外117億26百万ドル(20.4%)・日本46億49百万ドル(8.1%)です(いずれも当サイトの計算)。★★この内訳は保険料・手数料等の収益(576億9百万ドル)に対するもので、ページ上部の総収益770億84百万ドルとは別の数字です。純投資収益などを含みません。★★前期は米国372億66百万ドル・日本47億2百万ドル・その他の海外105億52百万ドルでしたので、日本は1.1%減っています(当サイトの計算)。★同社は日本で「メットライフ生命保険株式会社」を通じて事業を行っています。★★部門別の「アジア」の総収益は119億55百万ドルで、日本のほか韓国・中国などを含みます。日本だけの総収益は開示されていません。★★★当サイトは推計しません。
最新の決算
2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-08-05 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 30,428億円 | 27,547億円 | +10.5% |
| 純利益 | 1,169億円 | 1,158億円 | +1.0% |
| 売上高純利益率 | 3.8% | 4.2% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。売上高は総収益(Total revenues)、純利益はメットライフ株主に帰属する当期純利益。★★★総収益10.5%増・当期純利益1.0%増でした(当サイトの計算)。★★会社は「当期純利益は1%増の7億5百万ドル、1株当たり1.09ドル」と示しています。これは普通株主に帰属する金額で、当サイトの表の7億36百万ドルとは優先株式の配当のぶん違います。★★★会社は「調整後利益は15%増の16億ドル、1株当たり2.43ドルで20%増」とも示しています。調整後利益は会社が非GAAPと明記する指標です。★保険料・手数料等の収益(PFOs)は137億ドルで7%増、純投資収益は67億ドルで18%増。★1株当たり純資産は38.59ドルで8%増。★★部門別の調整後利益はグループベネフィット5億3百万ドル(25%増)・RIS 3億77百万ドル(2%増)・アジア4億20百万ドル(21%増)・中南米2億68百万ドル(15%増)・EMEA 1億8百万ドル(8%増)・MIM 57百万ドル(6%増)です。★★調整後ROEは17%。★この四半期に自己株式取得と配当で11億ドル超を株主に還元しました。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。
会社が公表している中長期の目標
New Frontier(2025年〜2028年)2024年12月の投資家説明会で公表
経営目標(財務)
| 指標 | 2025年12月期の実績 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|---|
| 調整後ROE(特別項目を除く) | 17%(2026年4〜6月期) | 15〜17% |
| 調整後1株当たり利益の成長率 | 20%増(2026年4〜6月期) | 2桁の伸び |
| 直接経費率(2026年) | — | 12.1% |
| 直接経費率(2029年) | — | 11.3% |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★★会社は「New Frontier」戦略を2024年12月の投資家説明会で公表し、4つの重点分野を掲げています。グループベネフィットでの首位の維持/独自の年金プラットフォームの活用/資産運用の成長加速/高成長の海外市場での拡大です。★★財務の目標は、特別項目を除く調整後ROE15〜17%と、特別項目を除く調整後1株当たり利益の2桁の伸びです。★直接経費率(直接経費÷調整後の保険料・手数料等の収益)は2026年に12.1%、2029年に11.3%を目標としています。★★★いずれも会社が非GAAPと明記している指標です。当サイトは会社の定義をそのまま書いています。★2026年4〜6月期の調整後ROEは17%で、会社は「2四半期続けて目標レンジの上限」と記載しています。★★資産運用の加速の一環として、2025年12月30日にPineBridge Investmentsの買収を完了しました。会社は「MetLifeのNew Frontier戦略を支え、規模を大きく広げ、世界の商品と販売網を広げる」と記載しています。★★★通期の売上高・利益の見通しは公表していません。そのため「今期の見通し」の節がありません。★★★当サイトはこれらの目標が達成できるかどうかを述べません。
日本企業との違い
第一ライフグループ8750
生命保険と年金・資産運用を柱とする大手どうしで、海外へ買収で広げてきた形も重なる。第一ライフグループは海外保険事業が外部顧客からの経常収益の30.0%、メットライフは米国外が保険料・手数料等の収益の28.4%である(当サイトの計算)。★★財務の形も近い。第一ライフグループの自己資本比率5.7%、メットライフの株主資本比率3.8%は、日米6社で最も低い2社である。★規模はメットライフ(770億84百万ドル・約12兆2,457億円)が第一ライフグループ(6兆9,441億円)の1.76倍。★★★ただし売上高の中身が違う。第一ライフグループの数値は保険料等収入で投資収益を含まず、メットライフは総収益である。第一ライフグループの経常収益11兆3,082億75百万円と比べれば、ほぼ同じ規模になる(当サイトの計算)。★★メットライフは日本を単独の地域区分として開示しており、日本市場で競合する関係でもある。
★★★生命保険と年金・資産運用を柱とする大手どうしで、海外へ買収で広げてきた形も重なります。メットライフは米国外が保険料・手数料等の収益の28.4%、第一ライフグループは海外保険事業が外部顧客からの経常収益の30.0%です(当サイトの計算)。★★財務の形も近い形です。メットライフの株主資本比率3.8%、第一ライフグループの自己資本比率5.7%は、日米6社で最も低い2社です。★規模はメットライフ(770億84百万ドル・基準日のレートで約12兆2,457億円)が第一ライフグループ(6兆9,441億円)の1.76倍です。★★★ただし売上高の中身が違います。第一ライフグループの数値は保険料等収入で投資収益を含まず、メットライフは総収益です。経常収益11兆3,082億75百万円と比べれば、ほぼ同じ規模になります(当サイトの計算)。★★メットライフは日本を単独の地域区分として開示しており、日本市場で競合する関係でもあります。
売上高をメットライフと並べる- 第一ライフグループ6.9兆円2026年3月期
- メットライフ12.2兆円直近の通期
- 第一ライフグループ6.5兆円2026-08-22 時点
- メットライフ9.5兆円2026-08-22 時点
東京海上ホールディングス8766
保険という点で重なるが、東京海上ホールディングスは損害保険が中心、メットライフは生命保険と年金が中心である。★東京海上の国内生命保険事業は保険収益の3.4%にとどまる。★規模はメットライフ(770億84百万ドル・約12兆2,457億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.38倍。★★★財務の形も大きく違う。メットライフの株主資本比率は3.8%、東京海上の自己資本比率は16.96%である。★★メットライフは日本を単独の地域区分として開示しており、保険料・手数料等の収益の8.1%(46億49百万ドル)にあたる。
保険という点で重なりますが、★★★メットライフは生命保険と年金が中心、東京海上ホールディングスは損害保険が中心です。★東京海上の国内生命保険事業は保険収益の3.4%にとどまります。★規模はメットライフ(約12兆2,457億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.38倍です。★★★財務の形も大きく違います。メットライフの株主資本比率は3.8%、東京海上の自己資本比率は16.96%です。★★メットライフは日本を単独の地域区分として開示しており、保険料・手数料等の収益の8.1%(46億49百万ドル)にあたります。
売上高をメットライフと並べる- 東京海上ホールディングス8.9兆円2026年3月期
- メットライフ12.2兆円直近の通期
- 東京海上ホールディングス14.2兆円2026-08-22 時点
- メットライフ9.5兆円2026-08-22 時点
SOMPOホールディングス8630
保険という点で重なるが、SOMPOホールディングスは損害保険が中心、メットライフは生命保険と年金が中心である。★SOMPOの国内生命保険事業は外部顧客からの収益の4.6%にとどまる。★規模はメットライフ(約12兆2,457億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.28倍。★★どちらも直近で部門を組み替えている(SOMPOは2025年3月期のIFRS移行、メットライフは2025年12月期の部門再編)。★★★財務の形は大きく違う。メットライフの株主資本比率は3.8%、SOMPOの親会社所有者帰属持分比率は27.8%である。
保険という点で重なりますが、★★★メットライフは生命保険と年金が中心、SOMPOホールディングスは損害保険が中心です。★SOMPOの国内生命保険事業は外部顧客からの収益の4.6%にとどまります。★規模はメットライフ(約12兆2,457億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.28倍です。★★どちらも直近で部門を組み替えています(メットライフは2025年12月期の部門再編、SOMPOは2025年3月期のIFRS移行)。★★★財務の形は大きく違います。メットライフの株主資本比率は3.8%、SOMPOの親会社所有者帰属持分比率は27.8%です。
売上高をメットライフと並べる- SOMPOホールディングス5.4兆円2026年3月期
- メットライフ12.2兆円直近の通期
- SOMPOホールディングス6.3兆円2026-08-22 時点
- メットライフ9.5兆円2026-08-22 時点
メットライフは米国会計基準、日本3社は日本基準またはIFRSです。保険会社の「売上高」にあたる数字は会社ごとに範囲が違います。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。
★★★日米6社でメットライフは2番目の規模です。総収益770億84百万ドル(約12兆2,457億円)は、東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.38倍、第一ライフグループ(6兆9,441億円)の1.76倍、SOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.28倍にあたります(当サイトの計算)。★★第一ライフグループの経常収益11兆3,082億75百万円と比べれば、ほぼ同じ規模になります。
★★★部門の利益が非GAAPの「調整後利益」なのはメットライフだけです。純投資損益・デリバティブ損益・市場リスク便益の再測定などを除いた税引後の利益で、全社では61億37百万ドルです。当期純利益34億3百万ドルの1.8倍にあたります(当サイトの計算)。プログレッシブは税引前引受利益、チャブはセグメント利益、日本の3社は親会社の所有者に帰属する当期利益または経常利益ベースです。
★★★株主資本比率3.8%は日米6社で最も低いです。第一ライフグループの自己資本比率5.7%と並んで、生命保険が中心の会社は総資産が大きく出ます。チャブは27.1%、プログレッシブは24.6%です。
★★★日本を単独の地域区分として開示しているのはメットライフだけです。保険料・手数料等の収益の8.1%(46億49百万ドル)にあたります。日本の3社は自国を「日本」として開示していますが、米国企業が日本を単独で示す例は他にありません。
★★★通期の見通しは日本側だけです。メットライフはGAAPの金額を1つも示しません。日本の3社はいずれも当期利益の予想または目標を示します。そのためこのページには「今期の見通し」の節がありません。
★★中長期の目標は調整後ROE15〜17%です。日本の3社は修正純利益・修正連結ROE・グループ修正利益という会社独自の指標で目標を掲げます。どの会社も非GAAPの指標という点は共通しています。
★決算期はメットライフが12月末、日本3社は3月末です。ただし直近の四半期はどれも2026年4〜6月期なので、同じ3か月で比べられます。
よくある質問
メットライフに対応する日本企業はどこですか?
第一ライフグループです。★★★生命保険と年金・資産運用を柱とする大手どうしで、海外へ買収で広げてきた形も重なります。★★財務の形も近く、メットライフの株主資本比率3.8%と第一ライフグループの自己資本比率5.7%は日米6社で最も低い2社です。★規模はメットライフ(約12兆2,457億円)が第一ライフグループ(6兆9,441億円)の1.76倍、東京海上ホールディングス(8兆8,723億円)の1.38倍、SOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の2.28倍です(当サイトの計算)。★★第一ライフグループの経常収益11兆3,082億75百万円と比べれば、ほぼ同じ規模になります。★★メットライフは日本を単独の地域区分として開示しており、日本市場で競合する関係でもあります。
部門の利益「調整後利益」とは何ですか?
★★★会社が非GAAPの指標であると10-Kで明記しているものです。純投資損益・デリバティブ損益・市場リスク便益の再測定などを除いた税引後の利益で、当期純利益とは別のものです。★6部門の合計64億30百万ドルに、その他(Corporate & Other)の△2億93百万ドルを加えると全社の調整後利益61億37百万ドルになります。★★そこから純投資損益△11億45百万ドル・デリバティブ損益△19億39百万ドル・市場リスク便益の再測定5億8百万ドル・法人税12億58百万ドルなどを加減すると、当期純利益34億3百万ドルです。★★★調整後利益は当期純利益の1.8倍にあたります(当サイトの計算)。★★当サイトの5期の推移とページ上部の利益は、米国会計基準の当期純利益(メットライフ株主に帰属)33億79百万ドルです。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。会社が公表した数値をそのまま載せています。
2025年12月期の部門の組み替えとは何ですか?
★★★資産運用を伸ばす戦略に合わせて、第4四半期に部門を組み替えました。★機関投資家向け資産運用のMIM(MetLife Investment Management)がその他から報告セグメントへ格上げされ、MetLife Holdingsは報告セグメントから外れて主にその他へ移りました。★あわせて、MetLife Holdingsにあった一部の商品がグループベネフィットとRISへ移されています(こちらは2025年12月期だけの変更)。★★会社は「これらの変更は表示するすべての年度に遡って適用し、過去の連結当期純利益・連結調整後利益には影響しない」と記載しています。★★この結果、報告セグメントはグループベネフィット・RIS・アジア・中南米・EMEA・MIMの6区分になりました。★MIMは2025年12月30日にPineBridge Investmentsの買収を完了しています。★★★当サイトは組み替え後の6区分をそのまま載せています。
日本の事業はどのくらいの規模ですか?
★★保険料・手数料等の収益で46億49百万ドルで、同じ基準の全体576億9百万ドルに占める割合は8.1%です(当サイトの計算)。★★★日本を単独の地域区分として開示しているのは、掲載している日米6社でこの会社だけです。★同社は日本で「メットライフ生命保険株式会社」を通じて事業を行っています。★前期は47億2百万ドルでしたので、1.1%減っています(当サイトの計算)。★★部門別の「アジア」の総収益は119億55百万ドル(部門の総収益の16.5%)・調整後利益17億2百万ドルですが、この中には日本のほか韓国・中国などが含まれます。日本だけの総収益・部門利益は開示されていません。★★★当サイトは推計しません。★★アジアの調整後利益17億2百万ドルは、6部門でグループベネフィット(16億92百万ドル)を上回り最大です。
株主資本比率3.8%は低くないのですか?
★★★生命保険会社は責任準備金という長期の負債を大きく抱えるため、総資産が大きくなります。一般の会社と同じ物差しでは読めません。★総資産7,451億66百万ドルに対して株主資本は283億98百万ドルです。★★★2021年12月期の8.9%から3.8%へ下がっています。総資産が7,597億8百万ドルからほぼ横ばいの一方、株主資本が674億82百万ドルから283億98百万ドルへ57.9%減ったためです(当サイトの計算)。★★★当サイトはこの減少の理由を書きません。会社が5期の推移について要因を数値で示していないためです。★★第一ライフグループの自己資本比率5.7%も低い水準で、生命保険が中心の会社どうしでは近い形です。★チャブは27.1%、プログレッシブは24.6%で、損害保険が中心の会社は高く出ます。★★ROEは12.1%で、分母の株主資本が小さいぶん高く出ている点に注意が要ります。
なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?
★★★会社が通期の売上高・利益の見通しをGAAPの金額で示していないためです。2026年8月5日の決算発表資料にも、2025年12月期のForm 10-Kにも、通期の予想の表はありません。★★会社が示すのは中長期の目標だけで、特別項目を除く調整後ROE15〜17%、特別項目を除く調整後1株当たり利益の2桁の伸び、直接経費率2026年12.1%・2029年11.3%です。これらは「中長期の目標」の節に置いています。★★プログレッシブとチャブも通期の見通しを公表していません。★★日本の3社はいずれも当期利益の予想または目標を示します。東京海上ホールディングスは8,300億円、SOMPOホールディングスは4,900億円、第一ライフグループは5,130億円です。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。
直近の四半期はどうでしたか?
★★2026年4〜6月期は総収益191億54百万ドル(10.5%増)・当期純利益7億36百万ドル(1.0%増)でした(増減率は当サイトの計算)。★★★会社は「当期純利益は1%増の7億5百万ドル、1株当たり1.09ドル」「調整後利益は15%増の16億ドル、1株当たり2.43ドルで20%増」と示しています。★会社が示す7億5百万ドルは普通株主に帰属する金額で、当サイトの表の7億36百万ドル(メットライフ株主に帰属)とは優先株式の配当のぶん違います。★保険料・手数料等の収益(PFOs)は137億ドルで7%増、純投資収益は67億ドルで18%増と会社が記載しています。★1株当たり純資産は38.59ドルで8%増。★★部門別の調整後利益はグループベネフィット5億3百万ドル(25%増)・RIS 3億77百万ドル(2%増)・アジア4億20百万ドル(21%増)・中南米2億68百万ドル(15%増)・EMEA 1億8百万ドル(8%増)・MIM 57百万ドル(6%増)です。★★調整後ROEは17%で、会社は「2四半期続けて目標レンジの上限」と記載しています。★★★当サイトは調整後の数値を作りません。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別の内訳・地域別・従業員数・中長期の目標は2025年12月期のForm 10-K(2026年2月19日提出)、直近の四半期の数値は2026年8月5日公表の決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)によります。円換算のレートはページ下部に記載した記事作成時のもので、株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- FY2025(2025-12-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)/2026-08-05 公表
- 資料の確認日
- 2026-08-22
- 円換算のレート
- 1米ドル = 158.86円(2026-08-22 時点・Yahoo Finance)
- 株価・時価総額
- 2026-08-22 時点(1米ドル = 158.86円)
部門別・地域別の売上高、四半期決算、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-19 公表)/2026年4〜6月期(第2四半期)決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)(2026-08-05 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.86円(2026-08-22 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。