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アボット

基本情報

アボットABTNYSE

ABBOTT LABORATORIES

医療機器48.3%、診断薬20.2%、栄養製品19.1%、確立された医薬品12.5%の4セグメント。1900年にイリノイ州で設立。

売上高は7.0兆円で、テルモ(1.1兆円)の約6.2倍。従業員は約115,000人。

  • 時価総額26.8兆円
  • 売上高7.0兆円
  • 営業利益1.3兆円
  • 純利益1.0兆円
  • 株価97.50USD
  • PER26.2倍
  • PBR3.26倍
  • ROE13.1%
  • 配当利回り2.46%
正式社名
ABBOTT LABORATORIES
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Pharmaceutical PreparationsSIC 2834
発行済株式数
1,741,812,429 株
1株あたり利益(EPS)
3.72 米ドルFY2025・希薄化後
1株あたり配当金
2.40 米ドルFY2025
従業員数
約115,000 人うち69%が米国外

株価

アボットの5年の株価の推移(月末の終値)140.74USD85.60USD20222023202420252026

月末の終値です。2021年11月から2026年09月まで。株式分割は反映済みで、配当は含みません。出典はYahoo Finance。

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(兆円)(利益率)0.00.0%1.54.0%3.08.0%4.512.0%6.016.0%7.520.0%6.81.3FY20216.91.3FY20226.41.0FY20236.71.1FY20247.01.3FY202519.6%19.2%16.2%16.3%18.2%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

当社株主に帰属する当期純利益・ROE

当社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)00.0%6,0008.0%12,00016.0%18,00024.0%24,00032.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・純資産・株主資本比率

総資産・純資産・株主資本比率(兆円)0.00.0%4.020.0%8.040.0%12.060.0%16.080.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産純資産株主資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲16,000▲8,00008,00016,00024,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)02468FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20252025-12-31期末70,362億円+5.7%12,783億円18.2%10,356億円14.7%
FY20242024-12-31期末66,588億円+4.6%10,833億円16.3%21,273億円31.9%
FY20232023-12-31期末63,665億円-8.1%10,283億円16.2%9,084億円14.3%
FY20222022-12-31期末69,291億円+1.3%13,273億円19.2%11,005億円15.9%
FY20212021-12-31期末68,373億円—13,373億円19.6%11,224億円16.4%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

メディカルデバイス(Medical Devices)

不整脈管理・電気生理・心不全・血管・構造的心疾患・ニューロモデュレーション・糖尿病ケアの7事業。売上高の48.2%、部門の利益の61.1%を占める最大の部門

売上構成比 48.2%売上構成比48.2%33,948億円

利益構成比61.1%11,448億円・利益率33.7%

強み・実績
  • ★★部門の利益率33.7%は4部門で最も高い。会社は2023年12月期31.4%→2024年32.4%→2025年33.7%と公表している
  • ★★糖尿病ケアが79億98百万ドルで、この部門の37.4%。うち持続血糖測定(CGM)システムの売上は76億ドル(前期64億ドル)と会社が示している
  • 血管29億95百万・電気生理27億64百万・不整脈管理26億49百万・構造的心疾患25億23百万・心不全14億48百万・ニューロモデュレーション10億10百万ドル
  • 2025年の主な承認は、Volt(パルスフィールドアブレーション)のFDA承認とCEマーク、Tendyne(経カテーテル僧帽弁置換)のFDA承認、TriClipの日本での承認
  • ★製造拠点は33か所で、4部門のうち最も多い(全社89か所)
主な製品・サービス
  • FreeStyle Libre(持続血糖測定)
  • XIENCE(薬剤溶出型冠動脈ステント)
  • MitraClip・TriClip(経カテーテル弁修復)
  • HeartMate(補助人工心臓)
  • Aveir(リードレスペースメーカ)

診断製品(Diagnostic Products)

血液センター・病院・検査センター向けの診断システムと検査。コアラボ・迅速診断・分子診断・ポイントオブケアの4事業

売上構成比 20.2%売上構成比20.2%14,186億円

利益構成比14.7%2,762億円・利益率19.5%

強み・実績
  • ★★4部門で唯一の減収(93億41百万→89億37百万ドル、4.3%減)。会社は新型コロナ検査の需要減と中国の市場環境を理由に挙げている
  • ★部門の利益率は2023年12月期24.4%から2025年19.5%へ下がったと会社が公表している
  • コアラボが53億60百万ドルで部門の60.0%。迅速診断は29億97百万→24億54百万ドル(18.1%減)
  • 新型コロナ検査関連の売上は2023年16億ドル→2024年7億47百万→2025年2億97百万ドル
  • ★2026年3月23日にExact Sciencesの買収を完了し、同社の売上をこの部門の「がん診断」として計上している
主な製品・サービス
  • Alinity(検査システム)
  • 免疫検査・臨床化学検査
  • 迅速診断(BinaxNOW ほか)
  • 分子診断
  • ポイントオブケア

栄養製品(Nutritional Products)

成人用・小児用の栄養製品を世界で販売する。米国の小児用・成人用と、国際の小児用・成人用の4区分

売上構成比 19.1%売上構成比19.1%13,414億円

利益構成比13.2%2,473億円・利益率18.4%

強み・実績
  • ★5期を通じて横ばい(84億13百万→84億51百万ドル、0.4%増)
  • ★会社は部門の利益率が2023年12月期16.4%→2024年17.9%→2025年18.4%と上がったと公表している
  • 国際成人用30億29百万・米国小児用21億58百万・国際小児用18億16百万・米国成人用14億48百万ドル
  • 米国の小児用は2.3%減。会社は乳児用調製粉乳の売上減を理由に挙げている
主な製品・サービス
  • Similac(乳児用調製粉乳)
  • Ensure(成人用栄養)
  • Glucerna(糖尿病向け栄養)
  • PediaSure・Pedialyte(小児用)

確立された医薬品(Established Pharmaceutical Products)

ブランド後発医薬品を、米国外の新興国市場で販売する。主要新興国とその他の新興国の2区分

売上構成比 12.5%売上構成比12.5%8,787億円

利益構成比10.9%2,048億円・利益率23.3%

強み・実績
  • ★為替の影響を除くと5期で最も伸びた部門(会社は2025年7.4%増、2024年9.2%増と公表)
  • 主要新興国が41億67百万ドルで部門の75.3%、その他の新興国が13億69百万ドル
  • ★会社は部門の利益率が2023年12月期23.8%から2025年23.3%へ下がったと公表している
  • ★米国では売っていない。会社は「世界で製造し、米国外の新興国で販売する」と記載している
主な製品・サービス
  • Creon(消化酵素)
  • Duphaston・Femoston(女性の健康)
  • Synthroid(甲状腺)
  • Brufen(解熱鎮痛)
  • Klacid(抗菌薬)

注目ポイント

  • ★★医療機器だけの会社ではないメディカルデバイスは売上高の48.2%で、残りは診断製品20.2%・栄養製品19.1%・確立された医薬品12.5%です。当サイトが掲載する医療機器の日米10社で、栄養製品と医薬品の部門を持つのはこの会社だけです。
  • ★★2024年の純利益は税金の戻しによる2024年12月期の純利益134億2百万ドルは、税金費用が63億89百万ドルの戻しになったことによります。会社は「海外子会社の組織再編と税務上の申告ポジションの確定により、75億ドルの非現金の評価性引当額の調整を含む」と注記しています。営業利益は68億25百万ドルで、前後の期と大きくは違いません。
  • ★54年連続で増配している会社は「54年連続で配当を増やしており、S&P 500 Dividend Aristocrats Indexの構成銘柄である」と記載しています。2026年6月12日に決議した四半期配当は1株0.63ドルで、410回連続の四半期配当にあたります。2025年12月期に宣言した配当は1株2.40ドル(前期2.24ドル)でした。
  • ★従業員は約11万5,000人2025年12月31日時点で約115,000人が働いており、69%は米国外です。会社は「160を超える国」で事業を行っていると記載しています。製造拠点は89か所(メディカルデバイス33・診断製品21・確立された医薬品22・栄養製品13)です。

部門ごとの売上と利益

2025年12月期10-Kの注記16(セグメント情報)より

部門売上高部門の利益利益率
メディカルデバイス(Medical Devices)33,948億円11,448億円33.7%
診断製品(Diagnostic Products)14,186億円2,762億円19.5%
栄養製品(Nutritional Products)13,414億円2,473億円18.4%
確立された医薬品(Established Pharmaceutical Products)8,787億円2,048億円23.3%
その他と、部門に配分していない費用27億円▲5,292億円全社機能・年金費用△1億57百万、支払利息(純額)△1億85百万、株式報酬△6億64百万、無形資産の償却△16億82百万、その他(純額)△6億46百万ドル—
連結(税引前利益)70,362億円13,438億円19.1%

★部門の利益は「営業利益(Operating Earnings)」です。

国別・事業別の売上

国別の売上高2025年12月期

  • 米国 38.6%38.6%27,184億円米国
  • その他の国 36.0%36.0%25,364億円その他の国
  • ドイツ 6.2%6.2%4,379億円ドイツ
  • 中国 4.3%4.3%3,027億円中国
  • スイス 4.2%4.2%2,970億円スイス
  • インド 4.2%4.2%2,970億円インド
  • 日本 3.3%3.3%2,341億円日本
  • 英国 3.0%3.0%2,127億円英国

2025年12月期の国別の売上高です。

メディカルデバイス部門の事業別の売上高2025年12月期

  • 糖尿病ケア 37.4%37.4%12,695億円糖尿病ケア
  • 血管 14.0%14.0%4,754億円血管
  • 電気生理 12.9%12.9%4,387億円電気生理
  • 不整脈管理 12.4%12.4%4,205億円不整脈管理
  • 構造的心疾患 11.8%11.8%4,005億円構造的心疾患
  • 心不全 6.8%6.8%2,298億円心不全
  • ニューロモデュレーション 4.7%4.7%1,603億円ニューロモデュレーション

★★この枠だけ、部門の中の内訳です。

最新の決算

2026年4〜6月期(第2四半期)2026-07-16 公表

項目2026年4〜6月期(第2四半期)2025年4〜6月期増減
売上高19,989億円17,686億円+13.0%
営業利益2,687億円3,257億円-17.5%
純利益1,473億円2,824億円-47.8%
売上高営業利益率13.4%18.4%—

会社が公表した決算資料の数値です。

会社が公表している中長期の目標

2026年12月期の見通しと、株主還元の実績2026年7月16日公表(2026年12月期の見通し)

会社が掲げる「会社が掲げる使命(mission)」は「人々があらゆるライフステージで健やかに生きられるよう手助けする」です。

会社が説明している事業の枠組みと足元の動き2026年7月16日公表(2026年12月期の見通し)

区分テーマ主な重点活動
14つの事業を持つ構成会社の説明診断・医療機器・栄養・ブランド後発医薬品の4分野を持つ会社の説明
  • 10-Kの記載は「診断・医療機器・栄養・ブランド後発医薬品において主要な事業と製品を持つ、世界のヘルスケア企業」
  • ★新興国が全社の売上の37%を占め、為替の影響を除くと2025年は5.1%増・2024年は8.2%増だったと会社が示している
2がん診断への参入2026年の動きExact Sciencesの買収を2026年3月23日に完了した会社の説明
  • ★★2026年3月23日にExact Sciences Corporationの買収を完了した。買収後は同社の売上を診断製品部門の「がん診断(Cancer Diagnostics)」として計上している
  • 10-Kには「がん診断市場への参入を可能にすると見込む」と記載されている(2025年11月19日の最終契約の時点)
  • ★買収による売上・利益の押し上げ額を、会社は部門の内訳として分けて示していない。当サイトでも分解していない
3株主還元実績54年連続で増配し、四半期配当は410回連続会社の説明
  • ★54年連続で配当を増やしており、S&P 500 Dividend Aristocrats Indexの構成銘柄であると会社が記載している
  • 2026年6月12日に決議した四半期配当は1株0.63ドルで、410回連続の四半期配当にあたる
  • 2026年4〜6月期に配当と自己株式の取得で21億ドルを株主に還元したと会社が示している

★★同社は通期の見通しを売上高と利益の金額で示していないため、当ページには「今期の見通し」の節がありません。

経営目標(財務)

指標会社が掲げた目標
比較可能ベースの売上成長率(2026年12月期)6.5〜7.5%
調整後の希薄化後EPS(2026年12月期)5.45〜5.60ドル
調整後の希薄化後EPS(2026年7〜9月期)1.38〜1.46ドル
米国会計基準(GAAP)での売上高・利益の見通し公表されていない
数値の中長期目標公表されていない

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。

日本企業との違い

テルモ4543

アボットの医療機器(48.2%)と重なるが、アボットは栄養製品と医薬品で売上の3割を超える

売上高をアボットと並べる
  • テルモ1.1兆円2026年3月期
  • アボット7.0兆円直近の通期
時価総額をアボットと並べる
  • テルモ3.3兆円
  • アボット26.8兆円

シスメックス6869

アボットの診断薬(20.2%)と重なるが、シスメックスは地域別でしか金額を開示しておらず、製品レベルの重なりを数字で確かめられない

売上高をアボットと並べる
  • シスメックス5,000億円2026年3月期
  • アボット7.0兆円直近の通期
時価総額をアボットと並べる
  • シスメックス1.1兆円
  • アボット26.8兆円

オリンパス7733

アボットの4区分に、消化器内視鏡に当たる区分がない

売上高をアボットと並べる
  • オリンパス1.0兆円2026年3月期
  • アボット7.0兆円直近の通期
時価総額をアボットと並べる
  • オリンパス2.2兆円
  • アボット26.8兆円

よくある質問

アボットの日本版はどこですか?

★★1社では対応しきれません。アボットは医療機器・診断・栄養・医薬品の4分野を持ち、日本3社はいずれも医療機器と検査に事業が収まっているためです。メディカルデバイス部門(213億87百万ドル)はテルモと、診断製品部門(89億37百万ドル)はシスメックスと重なります。ただし規模が違い、アボットは売上高443億28百万ドル(ページ下部のレートで約7.0兆円)で、テルモ(1兆1,318億円)の約6.2倍、シスメックス(5,000億円)の約14.0倍です。★オリンパスの消化器内視鏡にあたる区分は、アボットの4部門にありません。

部門の合計118億ドルが、連結の営業利益80億53百万ドルと違うのはなぜですか?

★★無形資産の償却が部門に配分されていないためです。会社は注記16に「無形資産の償却は事業セグメントに配分していない」と明記しています。4部門の営業利益の合計118億ドルから、全社機能・年金費用1億57百万、支払利息(純額)1億85百万、株式報酬6億64百万、無形資産の償却16億82百万、その他(純額)6億46百万ドルを引くと、税引前利益84億66百万ドルになります。この橋渡しは1百万ドルの差もなく成り立ちます。

2024年12月期だけ純利益が134億2百万ドルと大きいのはなぜですか?

★★税金費用が63億89百万ドルの戻しになったためです。会社は「海外子会社の組織再編と税務上の申告ポジションの確定により、75億ドルの非現金の評価性引当額の調整を含む」と注記しています。同じ期の営業利益は68億25百万ドルで、前後の期(2023年64億78百万、2025年80億53百万ドル)と大きくは違いません。★ROEが31.1%と高く出ているのも同じ理由です。当サイトのROEは純利益を分子にしているため、この期だけ物差しが変わっています。

直近の四半期で、売上が13.0%増えたのに営業利益が17.5%減ったのはなぜですか?

★2026年3月23日にExact Sciencesの買収を完了しており、その影響が両方に出ています。同じ四半期に無形資産の償却が4億20百万から6億58百万ドルへ、支払利息(純額)が0億50百万から2億99百万ドルへ、その他(純額)が1億5百万から5億24百万ドルへ増えています。会社は比較可能ベースの売上成長率を4.8%としています。★買収による押し上げ額を会社が分けて開示していないため、当サイトでも分解していません。

今期の見通しはどこですか?

★この会社は通期の見通しを売上高と利益の金額で公表していないため、節を置いていません。公表されているのは比較可能ベースの売上成長率6.5〜7.5%と、調整後の希薄化後EPS 5.45〜5.60ドルだけです。★★会社自身が「米国会計基準に基づく将来の数値は示していない」と明記しており、理由として「事業構造改革・無形資産の減損・買収関連費用・為替の時期と影響を、合理的な確からしさをもって予測できない」ことを挙げています。伸び率とEPSの範囲は「中長期の目標」の表に会社の言い方のまま載せています。★日本の3社(テルモ・オリンパス・シスメックス)はいずれも通期の業績予想を金額で公表しています。

「メディカルデバイス部門の事業別」の枠は、他の枠と何が違いますか?

★★この枠だけ、連結ではなく部門の中の内訳です。メディカルデバイス部門213億87百万ドルを会社が7つの事業(糖尿病ケア・血管・電気生理・不整脈管理・構造的心疾患・心不全・ニューロモデュレーション)に分けたもので、7区分の合計はこの部門の売上高と一致します。国別の枠は連結の売上高443億28百万ドルの内訳で、物差しが違います。

アボットの決算はいつ発表されますか?

米国の上場企業は、決算を公表すると米国SEC(証券取引委員会)に決算発表の書類(Form 8-K)を提出します。アボットの直近4回の決算発表の日は次のとおりです(米国の日付)。

決算発表の日は、同じ期間の四半期報告書・年次報告書がSECに提出されてから当ページに載せています。次の発表日は載せていません。

数値はいつ時点のものですか?

5期の推移と内訳は2025年12月期(Form 10-K)、直近の四半期は2026年4〜6月期(Form 10-Q)、今期の目標は2026年7月16日の決算発表資料によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。

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日本の掲載企業

米国の掲載企業

注記(5件)
売上高と利益の推移
★5期の売上高は430億75百万ドルから443億28百万ドルへ2.9%増にとどまります。2023年12月期に401億9百万ドルまで下がったのは、新型コロナの検査関連の売上が減ったためです(2023年16億ドル、2024年7億47百万ドル、2025年2億97百万ドル)。★★2024年12月期の純利益134億2百万ドルは、税金費用が63億89百万ドルの戻しになったことによります。会社は「海外子会社の組織再編と税務上の申告ポジションの確定により、75億ドルの非現金の評価性引当額の調整を含む」と注記しています。同じ期の営業利益は68億25百万ドルで、前後の期と大きくは違いません。ROEも同じ理由で31.1%と高く出ています。★推移の図は営業利益で描いています(5期とも損益計算書に行があります)。★ROEと株主資本比率は当サイトが計算しています(期首と期末の自己資本の平均を分母にしたROE、期末の自己資本÷期末の総資産)。日本企業は有価証券報告書に載っている会社の数値をそのまま使っており、出どころが違います。
部門ごとの売上と利益
会社は「最高経営責任者(CODM)が部門の業績評価と資源配分に売上高と営業利益率を用いており、部門の営業利益には売上原価と営業費用が含まれる」と注記しています。★★無形資産の償却は部門に配分されていません。そのため4部門の合計118億ドルは、連結の損益計算書の営業利益80億53百万ドルより大きくなります。表の下の行で、税引前利益84億66百万ドルまでの差を示しています。★表の売上高は「外部顧客への売上高(Net Sales to External Customers)」で、会社は部門間の売上を示していません。★利益率は会社が公表した値です(当サイトは計算していません)。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
国別・事業別の売上
会社が10-Kの注記16(セグメント情報)よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★米国が売上高の38.6%です。会社は「国別の売上高は製品を販売した国に基づく」と注記しています。★★中国だけが減っています(21億13百万→19億7百万ドル、9.8%減)。会社は診断製品について「中国の市場環境が厳しく、数量ベースの調達制度の影響がある」と記載しています。★日本は14億75百万ドルで3.3%を占めます。★8区分の合計は連結の売上高と一致します。★新興国は全社の売上の37%を占めると会社が示しています(国別の内訳とは別の区分です)。
メディカルデバイス部門213億87百万ドルを会社が7つの事業に分けたもので、連結の売上高の内訳ではありません。★★糖尿病ケアが部門の37.4%(79億98百万ドル)を占め、前期の68億5百万ドルから17.5%増えました。うち持続血糖測定(CGM)システムが76億ドル(前期64億ドル)と会社が示しています。★心不全13.2%増・構造的心疾患12.3%増・電気生理12.0%増・不整脈管理10.9%増と、7事業のすべてが前期を上回っています。★7区分の合計はこの部門の売上高と一致します。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。SECに提出された四半期報告書(Form 10-Q)によります。★★売上高は13.0%増える一方、営業利益は17.5%減りました。会社は比較可能ベースの売上成長率を4.8%としています。★★2026年3月23日にExact Sciencesの買収を完了しており、同社の売上は診断製品部門に「がん診断」として計上されています。同じ四半期に無形資産の償却が4億20百万→6億58百万ドル、支払利息(純額)が0億50百万→2億99百万ドル、その他(純額)が1億5百万→5億24百万ドルへ増えています。★部門別では診断製品が21億73百万→30億92百万ドル、メディカルデバイスが53億69百万→58億53百万ドルでした。★買収の影響の内訳を当サイトで分解してはいません。会社が示した金額だけを載せています。
会社が公表している中長期の目標
公表されているのは比較可能ベースの売上成長率と調整後EPSの範囲だけです。金額に直すと当サイトの計算になり、会社が公表した数値ではなくなるため、下の表に会社の言い方のまま載せています(D-2-11-3-2)。★★会社は「米国会計基準に基づく将来の数値は示していない」と明記しています。理由として「事業構造改革・無形資産の減損・買収関連費用・為替の時期と影響を、合理的な確からしさをもって予測できないため」を挙げています。★★数値の中長期目標は公表されていません。下の表はすべて2026年12月期(今期)のものです。
目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。★★調整後の数値は、当ページの表や図に並べている米国会計基準の実績とは物差しが違います。同じ表に並べると読者が同じ基準だと思って比べてしまうため、ここに会社の言い方のまま置いています。

出典

部門別・国別・事業別の売上高、四半期決算、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-20 公表)/Form 10-Q(2026年4〜6月期)(2026-07-28 公表)/2026年4〜6月期 決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)(2026-07-16 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.73円、株価と時価総額は1米ドル=157.83円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。

投資判断は自己責任で行ってください。

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