ロッキード・マーティン
基本情報
- 正式社名
- LOCKHEED MARTIN CORP
- 英文社名
- Lockheed Martin Corp
- ティッカー
- LMT(NYSE)
- 会計基準
- 米国会計基準(US GAAP)
- SECへの登録業種
- Guided Missiles & Space Vehicles & PartsSIC 3760
- 発行済株式数
- 230,790,753 株直近の提出書類
- ROE(自己資本利益率)
- 76.9%FY2025・当サイトの計算
- 1株あたり配当金
- 13.35 米ドルFY2025
- 1株あたり利益(EPS)
- 21.49 米ドルFY2025・希薄化後
- 従業員数
- 約123,000 人2025-12-31 時点・約93%が米国。約72,000人が技術者・科学者・IT専門職
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・株主資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 118,892億円 | +5.6% | 12,248億円 | 10.3% | 7,948億円 | 6.7% |
| FY20242024-12-31期末 | 112,547億円 | +5.1% | 11,110億円 | 9.9% | 8,453億円 | 7.5% |
| FY20232023-12-31期末 | 107,047億円 | +2.4% | 13,477億円 | 12.6% | 10,963億円 | 10.2% |
| FY20222022-12-31期末 | 104,533億円 | -1.6% | 13,225億円 | 12.7% | 9,081億円 | 8.7% |
| FY20212021-12-31期末 | 106,212億円 | — | 14,453億円 | 13.6% | 10,004億円 | 9.4% |
直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.42円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★売上高は670億44百万ドルから750億48百万ドルへ1.12倍になりました。2022年12月期だけ減っています(670億44百万ドル→659億84百万ドル)。★★営業利益は2024年12月期に85億7百万ドルから70億13百万ドルへ17.6%減り、2025年12月期に77億31百万ドルへ戻りました。★★★当期純利益は4期続けて減っています。63億15百万ドル(2021年)→57億32百万ドル→69億20百万ドル→53億36百万ドル→50億17百万ドル。売上高が増えているのに純利益が減る形です。★★★株主資本比率が11.2〜21.5%と低く、ROEは76.9〜86.0%と高くなっています。自社株買いと配当を長年続けてきた結果で、利益の水準が高いという意味ではありません。★1株当たり配当は10.60ドルから13.35ドルへ増えています。★ROEと株主資本比率は当サイトが計算しています(期首と期末の自己資本の平均を分母にしたROE、期末の自己資本÷期末の総資産)。日本企業は有価証券報告書に載っている会社の数値をそのまま使っており、出どころが違います。
事業の概要
エアロノーティクス(Aeronautics)
戦闘機・輸送機・無人機。売上高の40.3%を占める最大の部門
利益構成比30.9%3,305億円・利益率6.9%
- ★★F-35の機体を作っている部門。F-22、C-130、F-16なども手がける
- ★売上高は286億18百万ドルから302億57百万ドルへ5.7%増えた
- ★★★一方、部門営業利益は25億23百万ドルから20億86百万ドルへ17.3%減った。4部門で最も大きな減益
- ★★★利益の見積り率の修正(profit booking rate adjustments)が△4億95百万ドルあった(前期は+90百万ドル)。会社は「見積総原価が増えたか、受け取ると見込む変動対価が減ったときに率を下げる」と説明している
- ★★部門の利益率6.9%は4部門で最も低い(当サイトの計算)。前期は8.8%だった
- ★★国際顧客向けが109億16百万ドルで、この部門の36.1%にあたる(当サイトの計算)。4部門で最も大きい
- ★★F-35のエンジンはRTXのプラット&ホイットニーが独占的に供給している
- F-35
- F-22
- F-16
- C-130
- 無人機
回転翼・ミッションシステム(Rotary and Mission Systems)
ヘリコプター、艦艇の戦闘システム、レーダー、訓練。売上高の23.1%
利益構成比19.6%2,096億円・利益率7.6%
- ★売上高は172億64百万ドルから173億12百万ドルへ0.3%増にとどまった。4部門で最も伸びが小さい
- ★★部門営業利益は19億21百万ドルから13億23百万ドルへ31.1%減った。4部門で最も減り幅が大きい
- ★★利益の見積り率の修正が△3億ドルあった(前期は+3億10百万ドル)
- ★部門の利益率7.6%は前期の11.1%から下がった(当サイトの計算)
- ★シコルスキー(ヘリコプター)、イージス戦闘システム、訓練・兵站支援などを手がける
- ★国際顧客向けは59億67百万ドルで、この部門の34.5%(当サイトの計算)
- ブラックホーク(ヘリコプター)
- イージス戦闘システム
- レーダー
- 訓練・兵站支援
ミサイル・火器管制(Missiles and Fire Control)
ミサイル・ロケット・火器管制システム。売上高の19.3%
利益構成比29.5%3,151億円・利益率13.8%
- ★★★売上高は126億82百万ドルから144億50百万ドルへ13.9%増えた。4部門で最も伸びが大きい
- ★★★部門営業利益は4億13百万ドルから19億89百万ドルへ4.82倍になった
- ★★★利益の見積り率の修正が+5億ドルあった。前期は△8億5百万ドルで、この振れが利益の差の大半を占める
- ★★部門の利益率13.8%は4部門で最も高い(当サイトの計算)。前期は3.3%だった
- ★★2026年6月にミサイル防衛庁とTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)の複数年契約350億ドルを結んだと会社が公表している
- ★国際顧客向けは42億45百万ドルで、この部門の29.4%(当サイトの計算)
- THAAD
- PAC-3(パトリオット用迎撃ミサイル)
- HIMARS
- JASSM
- 火器管制システム
スペース(Space)
人工衛星・宇宙輸送・戦略打撃/防衛システム。売上高の17.4%
利益構成比19.9%2,131億円・利益率10.3%
- ★売上高は124億79百万ドルから130億29百万ドルへ4.4%増えた
- ★部門営業利益は12億26百万ドルから13億45百万ドルへ9.7%増えた。4部門で唯一、2期続けて増益
- ★★利益の見積り率の修正が+3億70百万ドルあった(前期は+2億25百万ドル)
- ★★★国際顧客向けは2億15百万ドルだけで、この部門の1.7%にとどまる(当サイトの計算)。4部門で最も米国政府に偏る
- ★★契約種類でも特徴がある。費用償還型が95億11百万ドルで、この部門の73.0%(当サイトの計算)。他の3部門は固定価格型が多い
- 会社は「機密扱いのシステムやサービスも担っている」と記載している
- 人工衛星
- 宇宙輸送システム
- 戦略打撃システム
- ミサイル防衛システム
注目ポイント
- ★★★売上高の71.2%が米国政府向け会社は「2025年に総売上高の72%を米国政府から得ており、うち63%は国防総省(2025年からDepartment of War)からである」と記載しています。国際顧客向けは28%です。★当サイトが金額から計算すると、米国政府向け534億12百万ドル(71.2%)・国際顧客向け213億43百万ドル(28.4%)・米国の民間その他2億93百万ドル(0.4%)になります。★RTXは米国政府向けが38%、民間航空その他が48%(会社の公表値)で、形が違います。
- ★★★受注残高は1,936億ドル2025年末で1,936億ドルです。会社は「今後12か月で約37%、24か月で約60%を売上として認識する見込み」と記載しています。★★2026年6月末には2,300億ドルへ増え、会社は「過去最高」「四半期に650億ドルの新規受注があった」と公表しています。2026年6月にミサイル防衛庁とTHAADの複数年契約350億ドルを結んだことが含まれます。
- ★★★「利益の見積り率の修正」が部門の利益を大きく動かす長期の契約では、見積総原価や受け取ると見込む対価が変わると利益率を見直します。2025年12月期はエアロノーティクス△4億95百万ドル・ミサイル火器管制+5億ドル・回転翼ミッションシステム△3億ドル・スペース+3億70百万ドル。前期はミサイル火器管制が△8億5百万ドルでした。★ミサイル火器管制の部門営業利益が4億13百万ドルから19億89百万ドルへ4.82倍になったのは、この振れが大きく効いています。★★2026年4〜6月期も、前年同期に16億ドルの計画損失があったため、部門営業利益が5億71百万ドルから21億62百万ドルへ増えています。
- ★★株主資本比率11.2%・ROE 76.9%総資産598億40百万ドルに対し株主資本は67億21百万ドルです。5期で21.5%から11.2%へ下がりました。ROEは76.9〜86.0%と高く出ますが、分母の自己資本が小さいためで、利益の水準が高いという意味ではありません。★掲載する外食の米国3社は自己資本がマイナスでしたが、ロッキード・マーティンはプラスです。日本3社の親会社所有者帰属持分比率は23.3〜37.4%です。
- ★従業員は約12万3,000人2025年12月31日時点で約123,000人、うち約93%が米国にいます。約72,000人が技術者・科学者・IT専門職で、約19%が労働組合との労働協約の対象です。2025年に約10,800人を新規採用し、うち約1,500人が新卒でした。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kの Business Segment Results より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| エアロノーティクス(Aeronautics) | 47,933億円 | 3,305億円 | 6.9% |
| 回転翼・ミッションシステム(Rotary and Mission Systems) | 27,426億円 | 2,096億円 | 7.6% |
| ミサイル・火器管制(Missiles and Fire Control) | 22,892億円 | 3,151億円 | 13.8% |
| スペース(Space) | 20,641億円 | 2,131億円 | 10.3% |
| 部門に配分していない項目 | — | 1,565億円FAS/CAS年金営業調整15億18百万ドル、無形資産の償却△2億54百万ドル、減損等△66百万ドル、その他△2億10百万ドル | — |
| 連結(営業利益) | 118,892億円 | 12,248億円 | 10.3% |
★★4つの報告セグメントは事業別です。★4部門の売上高の合計は連結の売上高750億48百万ドルと完全に一致します(部門間の取引は消去済みで、部門の数値には含まれません)。★★営業利益では調整があります。4部門の合計67億43百万ドルに、FAS/CAS年金営業調整15億18百万ドル・無形資産の償却△2億54百万ドル・減損等△66百万ドル・その他△2億10百万ドルを加減して、連結の営業利益77億31百万ドルになります。★FAS/CAS年金営業調整はプラスで、米国会計基準の年金費用より、米国政府の原価計算基準で契約に賦課する年金費用のほうが大きいことを示します。★★★「利益の見積り率の修正(profit booking rate adjustments)」が部門の利益を大きく動かします。2025年12月期はエアロノーティクス△4億95百万ドル・ミサイル火器管制+5億ドル・回転翼ミッションシステム△3億ドル・スペース+3億70百万ドル。前期はミサイル火器管制が△8億5百万ドルでした。★利益率は当サイトが部門営業利益÷部門の売上高で計算した値です(会社は部門ごとの利益率を公表していません)。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別・顧客区分別の売上
地域別の売上高2025年12月期
- 米国
- 欧州
- アジア太平洋
- 中東
- その他
2025年12月期の地域別の売上高です。会社が10-Kの注記(Disaggregation of Revenue)の地域別の内訳よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★米国が537億5百万ドルで、売上高の71.6%を占めます。欧州88億5百万ドル(11.7%)・アジア太平洋78億15百万ドル(10.4%)・中東28億64百万ドル(3.8%)・その他18億59百万ドル(2.5%)が続きます。★★★顧客の区分でも開示があります。米国政府向け534億12百万ドル(71.2%)・国際顧客向け213億43百万ドル(28.4%)・米国の民間その他2億93百万ドル(0.4%)(比率は当サイトの計算)。会社は「2025年に総売上高の72%を米国政府から得ており、うち63%は国防総省(2025年からDepartment of War)からである」「2025年に総売上高の28%が国際顧客に関わるものだった」と記載しています。★★国際顧客向けは部門で偏りがあります。エアロノーティクス109億16百万ドル・回転翼ミッションシステム59億67百万ドル・ミサイル火器管制42億45百万ドルに対し、スペースは2億15百万ドルだけです。★★契約の種類でも分かれます。固定価格型452億ドル・費用償還型298億48百万ドルで、スペースだけ費用償還型が73.0%を占めます(当サイトの計算)。★5区分の合計は連結の売上高と一致します。
最新の決算
2026年4〜6月期(第2四半期)2026-07-23 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(第2四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 31,784億円 | 28,761億円 | +10.5% |
| 営業利益 | 3,927億円 | 1,185億円 | +231.4% |
| 純利益 | 2,909億円 | 542億円 | +436.8% |
| 売上高営業利益率 | 12.4% | 4.1% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年3月30日〜6月28日)の数値です。★★売上高は10.5%増、営業利益は3.31倍、当期純利益は5.37倍でした。★★★前年同期に16億ドルの計画損失と1億69百万ドルのその他の費用があったため、比較の幅が大きくなっています。会社もそのように記載しています。★希薄化後EPSは7.94ドル(前年同期1.46ドル)。★★受注残高は2,300億ドルで過去最高。会社は「四半期に650億ドルの新規受注があった」「ミサイル防衛庁とTHAADの複数年契約350億ドルを結んだ」と記載しています。★営業キャッシュ・フローは32億ドル(前年同期2億1百万ドル)、フリーキャッシュ・フローは29億ドル(前年同期△1億50百万ドル)でした。★上半期(1〜6月)は売上高380億84百万ドル・営業利益45億42百万ドル・当期純利益33億24百万ドルです。
会社が公表している今期の見通し
2026年12月期2026-07-23 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 126,341億円〜129,509億円 | +6.3%〜+8.9% |
| 部門営業利益(非GAAP) | 13,466億円〜13,783億円 | +26.1%〜+29.0% |
| 営業キャッシュ・フロー | 14,575億円〜14,892億円 | — |
| 設備投資 | 3,168億円〜3,802億円 | — |
| フリーキャッシュ・フロー(非GAAP) | 11,089億円〜11,406億円 | — |
- ★希薄化後1株当たり利益は29.95〜30.65ドル(2025年12月期の実績は21.49ドル)。1株当たりの金額は円に直していません。
- ★もとの数値はドル建てです。売上高797億5,000万〜817億5,000万ドル、部門営業利益85億〜87億ドル、営業キャッシュ・フロー92億〜94億ドル、設備投資20億〜24億ドル、フリーキャッシュ・フロー70億〜72億ドル。ページ下部に記載の基準日のレートで円に直しています。
- ★FAS/CAS年金調整の合計は約13億65百万ドルと会社が示しています。
- ★★部門営業利益とフリーキャッシュ・フローは非GAAPの指標だと会社が明記しています。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。★★会社は「Ultra Maritimeの買収など、公表済みの取引・売却・合弁・税制の変更・特別項目については、実行または成立するまで見通しに織り込まない」と記載しています。★会社は2026年4月時点の見通し(売上高775億〜800億ドル、希薄化後EPS 29.35〜30.25ドル、フリーキャッシュ・フロー65億〜68億ドル)から引き上げたとしています。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
会社が公表している中長期の目標
21st Century Security(会社が掲げる戦略)2026年7月23日公表の決算発表資料と2025年12月期の10-Kから
会社が掲げる「会社が掲げる戦略の要点」は「統合・提携・卓越した実行に焦点を当てる」です。
会社が説明している取り組みと足元の動き2026年7月23日公表の決算発表資料と2025年12月期の10-Kから
| 区分 | テーマ | 主な重点活動 |
|---|---|---|
| 1受注残高会社の説明2026年6月末で2,300億ドル(過去最高) | 会社の説明 |
|
| 2提携と生産能力2026年の動き米国と欧州で他社と組んでいる | 会社の説明 |
|
★★同社は数値の中長期目標を公表していません。下の表は2026年12月期の見通しのうち、上の「今期の見通し」に載せきれない項目です。★会社は「21st Century Security戦略と、その統合・提携・卓越した実行への焦点が効いている」と記載しています。
経営目標(財務)
| 指標 | 会社が掲げた目標 |
|---|---|
| 希薄化後1株当たり利益(2026年12月期) | 29.95〜30.65ドル |
| FAS/CAS年金調整の合計(2026年12月期) | 約13億65百万ドル |
| 受注残高の売上計上時期 | 今後12か月で約37%、24か月で約60% |
これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社が公表した見通しをそのまま並べたものです。数値の中長期目標は公表されていません。
日本企業との違い
三菱重工業7011
防衛航空機・飛しょう体・艦艇・宇宙機器で重なるが、三菱重工業は発電システムやカーエアコンまで持つ総合重工
売上高をロッキード・マーティンと並べる- 三菱重工業5.0兆円2026年3月期
- ロッキード・マーティン11.9兆円直近の通期
- 三菱重工業13.8兆円2026-08-20 時点
- ロッキード・マーティン21.8兆円2026-08-20 時点
川崎重工業7012
防衛航空機で一部重なるのみ。川崎重工業は6セグメントに事業が広がっている
売上高をロッキード・マーティンと並べる- 川崎重工業2.3兆円2026年3月期
- ロッキード・マーティン11.9兆円直近の通期
- 川崎重工業2.3兆円2026-08-20 時点
- ロッキード・マーティン21.8兆円2026-08-20 時点
IHI7013
航空・防衛で一部重なるのみ。IHIは資源・エネルギー・環境や社会基盤が事業の柱
売上高をロッキード・マーティンと並べる- IHI1.6兆円2026年3月期
- ロッキード・マーティン11.9兆円直近の通期
- IHI3.0兆円2026-08-20 時点
- ロッキード・マーティン21.8兆円2026-08-20 時点
よくある質問
ロッキード・マーティンの日本版はどこですか?
★1社では対応しきれません。同社は売上高の71.2%が米国政府向けの会社で(当サイトの計算)、日本3社はいずれも民生の事業を大きく持つ総合重工だからです。★防衛という点では三菱重工業が近い形です。同社の防衛省向け売上収益は1兆60億22百万円で、連結の20.2%にあたります(当サイトの計算)。★規模は売上高でロッキード・マーティン(750億48百万ドル・基準日のレートで約11兆8,891億円)が三菱重工業(4兆9,741億68百万円)の約2.4倍です。★★日本の防衛関連企業には、米国政府向けにあたる比率がここまで高い会社はありません。
「利益の見積り率の修正」とは何ですか?
★★★長期の契約で、見積総原価や受け取ると見込む対価が変わったときに、利益率を見直すことです。会社は「見積総原価が減るか、受け取ると見込む変動対価が増えれば率を上げる。逆に見積総原価が増えるか、対価が減れば率を下げる」と説明しています。その期に一括して、契約開始からの累計の効果を反映します。★★2025年12月期はエアロノーティクス△4億95百万ドル・ミサイル火器管制+5億ドル・回転翼ミッションシステム△3億ドル・スペース+3億70百万ドル。2024年12月期はミサイル火器管制が△8億5百万ドルでした。★★ミサイル火器管制の部門営業利益が4億13百万ドルから19億89百万ドルへ4.82倍になったのは、この振れが大きく効いています。★個別のどの契約で起きたかは開示されていないため、当サイトも金額だけを載せています。
なぜ2026年4〜6月期の利益がこれほど増えたのですか?
★★前年同期に16億ドルの計画損失と1億69百万ドルのその他の費用があったためです。会社もそのように記載しています。★2025年4〜6月期の当期純利益は3億42百万ドル(1株1.46ドル)で、2026年4〜6月期は18億36百万ドル(1株7.94ドル)でした。★売上高は181億55百万ドルから200億63百万ドルへ10.5%増です。★★受注残高は2,300億ドルで過去最高になり、会社は「四半期に650億ドルの新規受注があった」「ミサイル防衛庁とTHAADの複数年契約350億ドルを結んだ」と記載しています。
株主資本比率が11.2%と低いのはなぜですか?
★★自社株買いと配当を長年続けてきた結果です。総資産598億40百万ドルに対し株主資本は67億21百万ドルで、5期で21.5%から11.2%へ下がりました。★★そのためROEは76.9〜86.0%と高く出ますが、分母の自己資本が小さいためで、利益の水準が高いという意味ではありません。★当期純利益はむしろ4期続けて減っています(63億15百万ドル→57億32百万ドル→69億20百万ドル→53億36百万ドル→50億17百万ドル)。★日本3社の親会社所有者帰属持分比率は23.3〜37.4%です。★なお、掲載する外食の米国3社は自己資本がマイナスでしたが、ロッキード・マーティンはプラスです。
スペース部門だけ性質が違うのですか?
★★★国際顧客向けが2億15百万ドルだけで、この部門の1.7%にとどまります(当サイトの計算)。他の3部門は29.4〜36.1%です。★★契約の種類でも違います。費用償還型が95億11百万ドルで、この部門の73.0%を占めます(当サイトの計算)。連結では固定価格型452億ドル・費用償還型298億48百万ドルで、固定価格型のほうが多くなっています。★★4部門で唯一、2期続けて部門営業利益が増えています(11億58百万ドル→12億26百万ドル→13億45百万ドル)。★会社は「機密扱いのシステムやサービスも担っている」と記載しています。
今期の見通しはどこにありますか?
★★「今期の見通し」の節に置いています。この会社は売上高と希薄化後1株当たり利益を米国会計基準の金額で公表しているためです。★売上高797億5,000万〜817億5,000万ドル、希薄化後EPS 29.95〜30.65ドル、営業キャッシュ・フロー92億〜94億ドル、設備投資20億〜24億ドルです。★★部門営業利益(85億〜87億ドル)とフリーキャッシュ・フロー(70億〜72億ドル)は非GAAPの指標だと会社が明記しています。★★RTXは米国会計基準の金額で公表していないため、そちらのページには「今期の見通し」の節がありません。★会社は「Ultra Maritimeの買収など、公表済みの取引・売却・合弁・税制の変更・特別項目については、実行または成立するまで見通しに織り込まない」と記載しています。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移と部門別・地域別の内訳は2025年12月期(Form 10-K)、直近の四半期と今期の見通しは2026年7月23日公表の第2四半期決算発表資料とForm 10-Qによります。株価と時価総額はページ下部に記載した基準日の値です。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- FY2025(2025-12-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期(第2四半期)/2026-07-23 公表
- 資料の確認日
- 2026-08-21
- 円換算のレート
- 1米ドル = 158.42円(2026-08-20 時点・Yahoo Finance)
- 株価・時価総額
- 2026-08-20 時点(1米ドル = 158.42円)
部門別・地域別・顧客区分別の売上高、四半期決算、今期の見通し、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-01-29 公表)/2026年4〜6月期(第2四半期)決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)とForm 10-Q(2026-07-23 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.42円(2026-08-20 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
投資判断は自己責任で行ってください。
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