イーライリリー

基本情報

正式社名
ELI LILLY & Co
英文社名
Eli Lilly and Company
ティッカー
LLY(NYSE)
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Pharmaceutical PreparationsSIC 2834
発行済株式数
941,357,065 株直近の提出書類
ROE(自己資本利益率)
101.2%FY2025・当サイトの計算
1株あたり配当金
6.23 米ドルFY2025
1株あたり利益(EPS)
22.95 米ドルFY2025・希薄化後

売上高と利益の推移

売上高と純利益の推移(兆円)(利益率)0.00.0%2.58.0%5.016.0%7.524.0%10.032.0%12.540.0%4.50.9FY20214.51.0FY20225.40.8FY20237.11.7FY202410.33.3FY202519.7%21.9%15.4%23.5%31.7%売上高純利益純利益率

財務ハイライト(過去5期)

当社株主に帰属する当期純利益・ROE

当社株主に帰属する当期純利益・ROE(億円)00.0%10,00030.0%20,00060.0%30,00090.0%40,000120.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・純資産・株主資本比率

総資産・純資産・株主資本比率(兆円)0.00.0%5.06.0%10.012.0%15.018.0%20.024.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産純資産株主資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲30,000▲15,000015,00030,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)06121824FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比純利益純利益率
FY20252025-12-31期末103,251億円+44.7%32,696億円31.7%
FY20242024-12-31期末71,353億円+32.0%16,776億円23.5%
FY20232023-12-31期末54,056億円+19.6%8,301億円15.4%
FY20222022-12-31期末45,213億円+0.8%9,892億円21.9%
FY20212021-12-31期末44,859億円8,842億円19.7%

直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.41円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★同社の連結損益計算書には営業利益の行がありません。当サイトが5期そろえて描ける利益が純利益しかないため、推移の図は純利益で描いています。医薬品の米国3社はいずれも同じ形です。★★★5期で売上高が2.30倍、純利益が3.70倍になりました。売上高は283億18百万ドルから651億79百万ドルへ、純利益は55億82百万ドルから206億40百万ドルへ増えています。当サイトが掲載している63社のなかで最も伸びた会社のひとつです。理由は10-Kの該当箇所を読んでいないため触れていません。★1株当たり配当は3.53ドルから6.23ドルへ、5期とも前期を上回っています。

事業の概要

注目ポイント

  • ★★★5期で売上2.30倍・純利益3.70倍売上高は283億18百万ドルから651億79百万ドルへ、純利益は55億82百万ドルから206億40百万ドルへ増えました。医薬品6社のなかで群を抜いた伸びです(ファイザーは5期で0.77倍、メルクは1.33倍、武田薬品工業は1.26倍)。理由は10-Kの該当箇所を読んでいないため触れていません。
  • ★★★2製品で売上の56.0%マンジャロ229億66百万ドルとゼップバウンド135億42百万ドルを合わせると365億8百万ドルで、連結の売上高651億79百万ドルの56.0%にあたります。いずれも成分はチルゼパチドで、会社は「肥満症についてはカナダ・日本・米国でゼップバウンドの商品名で販売している」と注記しています。
  • ★トルリシティは40.0%減った同じ心血管代謝領域のトルリシティは、2023年12月期の71億32百万ドルから42億76百万ドルへ減りました。伸びた製品と減った製品が同じ領域の中で入れ替わっています。

売上高の内訳

地域別の売上高2025年12月期

  • 米国 66.7%66.7%68,879億円米国
  • 欧州 17.7%17.7%18,309億円欧州
  • その他の地域 9.3%9.3%9,595億円その他の地域
  • 日本 3.3%3.3%3,377億円日本
  • 中国 3.0%3.0%3,091億円中国

2025年12月期の地域別の売上高です。会社がForm 10-K の注記2で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★米国が売上高の66.7%を占めます。会社は「顧客その他の相手方の所在地に基づいて各国に配分している」と注記しています。★★米国が5期で急伸しました。2023年12月期の217億91百万ドルから434億81百万ドルへ2.00倍です。日本は16億73百万→21億32百万ドル(3.3%を占める)にとどまります。★5区分の合計は連結の売上高と一致します。

治療領域別の売上高2025年12月期

  • 心血管代謝(Cardiometabolic Health) 74.0%74.0%76,387億円心血管代謝(Cardiometabolic Health)
  • オンコロジー 14.4%14.4%14,853億円オンコロジー
  • 免疫 8.1%8.1%8,312億円免疫
  • ニューロサイエンス 2.1%2.1%2,203億円ニューロサイエンス
  • その他 1.4%1.4%1,494億円その他

★★★心血管代謝が売上高の74.0%(482億21百万ドル)を占めます。2023年12月期の196億68百万ドルから2.45倍になりました。★★★うちマンジャロが229億66百万ドル、ゼップバウンドが135億42百万ドルで、この2製品(いずれも成分はチルゼパチド)だけで365億8百万ドル=連結の売上高の56.0%にあたります。マンジャロは2023年12月期の51億63百万ドルから4.4倍、ゼップバウンドは1億76百万ドルから77倍です。★一方トルリシティは71億32百万ドルから42億76百万ドルへ40.0%減っています。★オンコロジーの主力はベージニオ57億23百万ドル、免疫の主力はトルツ35億63百万ドルです。★5区分の合計は連結と1百万ドル差(会社側の丸め)で一致します。

最新の決算

2026年4〜6月期2026-08-05 公表

項目2026年4〜6月期2025年4〜6月期増減
売上高36,393億円24,646億円+47.7%
純利益11,239億円8,968億円+25.3%

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。SECに提出された四半期報告書(Form 10-Q)のXBRLから取得しています。★利益率は出していません。同社の損益計算書に営業利益の行が無く、他社と同じ物差しの利益率を作れないためです。

日本企業との違い

アステラス製薬4503

双方が単一セグメントであると開示資料に明記しており、この業界で事業の形がもっとも近い。アステラスは「区分すべき事業セグメントが存在しない」、リリーは「単一の事業セグメント — ヒト用医薬品」と記載する

売上高をイーライリリーと並べる
  • アステラス製薬2.1兆円2026年3月期
  • イーライリリー10.3兆円直近の通期
時価総額をイーライリリーと並べる
  • アステラス製薬4.2兆円2026-08-20 時点
  • イーライリリー189.4兆円2026-08-20 時点

武田薬品工業4502

医療用医薬品で重なるが、リリーはヒト用医薬品の単一セグメントで、ワクチンや血漿分画製剤を事業に挙げていない

売上高をイーライリリーと並べる
  • 武田薬品工業4.5兆円2026年3月期
  • イーライリリー10.3兆円直近の通期
時価総額をイーライリリーと並べる
  • 武田薬品工業9.2兆円2026-08-20 時点
  • イーライリリー189.4兆円2026-08-20 時点

第一三共4568

医療用医薬品で重なるが、リリーはワクチンや一般用医薬品を事業に挙げていない

売上高をイーライリリーと並べる
  • 第一三共2.1兆円2026年3月期
  • イーライリリー10.3兆円直近の通期
時価総額をイーライリリーと並べる
  • 第一三共5.2兆円2026-08-20 時点
  • イーライリリー189.4兆円2026-08-20 時点

よくある質問

イーライリリーの日本版はどこですか?

ありません。イーライリリーは5期で売上が2.30倍、純利益が3.70倍になった会社で、日本3社のなかにこの伸び方をした会社はありません(武田薬品工業は1.26倍で直近は赤字、アステラス製薬は1.65倍、第一三共も同社ほどの伸びではありません)。★領域も重ならず、イーライリリーは心血管代謝(肥満症・糖尿病)が売上の74.0%を占めます。

マンジャロとゼップバウンドは何が違うのですか?

成分は同じチルゼパチドです。会社は注記で「肥満症についてはカナダ・日本・米国でゼップバウンドの商品名で販売している」と記載しています。マンジャロ229億66百万ドルとゼップバウンド135億42百万ドルを合わせると365億8百万ドルで、連結の売上高の56.0%にあたります。マンジャロは2023年12月期の51億63百万ドルから4.4倍、ゼップバウンドは1億76百万ドルから77倍になりました。

5期で売上が2.3倍というのは、どういう状態ですか?

事実として、売上高は283億18百万ドルから651億79百万ドルへ、純利益は55億82百万ドルから206億40百万ドルへ増えました。同じ医薬品でもファイザーは5期で0.77倍(減少)、メルクは1.33倍、武田薬品工業は1.26倍です。★心血管代謝領域が2023年12月期の196億68百万ドルから482億21百万ドルへ2.45倍になったことが大きく効いています。★一方同じ領域のトルリシティは71億32百万ドルから42億76百万ドルへ40.0%減っており、伸びた製品と減った製品が同じ領域の中で入れ替わっています。理由は当サイトで確認していないため、金額だけを載せています。

なぜ部門別の表がないのですか?

★★同社が「a single business segment—human pharmaceutical products(ヒト用医薬品という単一の事業セグメント)」と記載しているためです。代わりに、会社が開示している治療領域別(5区分)と地域別(5区分)の内訳を載せています。★日本の3社も3社とも単一セグメントで、同じ形です。

日本での売上はどのくらいですか?

21億32百万ドルで、連結の売上高の3.3%です。2023年12月期の16億73百万ドルから増えています。★米国が434億81百万ドル(66.7%)と大半を占め、5期で2.00倍になりました(2023年12月期は217億91百万ドル)。

今期の見通しはどこですか?

この会社は金額での通期見通しを公表していないため、節を置いていません。日本の3社のうち、第一三共とアステラス製薬は通期の業績予想を金額で公表しています。

数値はいつ時点のものですか?

5期の推移と内訳は2025年12月期(Form 10-K)、直近の四半期は2026年4〜6月期(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部に記載した基準日の値です。

数値の基準日と出典

決算(通年)
FY2025(2025-12-31 期末)
決算(四半期)
2026年4〜6月期/2026-08-05 公表
資料の確認日
2026-08-21
円換算のレート
1米ドル = 158.41円(2026-08-20 時点・Yahoo Finance)
株価・時価総額
2026-08-20 時点(1米ドル = 158.42円)

売上高の内訳、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-12 公表)Form 10-Q(2026年4〜6月期)(2026-08-05 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.41円(2026-08-20 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。