メルク
基本情報
- 正式社名
- Merck & Co., Inc.
- 英文社名
- Merck & Co., Inc.
- ティッカー
- MRK(NYSE)
- 会計基準
- 米国会計基準(US GAAP)
- SECへの登録業種
- Pharmaceutical PreparationsSIC 2834
- 発行済株式数
- 2,467,171,638 株直近の提出書類
- ROE(自己資本利益率)
- 36.9%FY2025・当サイトの計算
- 1株あたり配当金
- 3.28 米ドルFY2025
- 1株あたり利益(EPS)
- 7.28 米ドルFY2025・希薄化後
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・株主資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 102,985億円 | +1.3% | 28,916億円 | 28.1% |
| FY20242024-12-31期末 | 101,649億円 | +6.7% | 27,115億円 | 26.7% |
| FY20232023-12-31期末 | 95,229億円 | +1.4% | 578億円 | 0.6% |
| FY20222022-12-31期末 | 93,911億円 | +21.7% | 23,000億円 | 24.5% |
| FY20212021-12-31期末 | 77,152億円 | — | 20,671億円 | 26.8% |
直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.41円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★同社の連結損益計算書には営業利益の行がありません。当サイトが5期そろえて描ける利益が純利益しかないため、推移の図は純利益で描いています。医薬品の米国3社はいずれも同じ形です。★★★2023年12月期だけ純利益が3億65百万ドルまで落ちています。前期の145億19百万ドルから97.5%減で、翌期には171億17百万ドルへ戻りました。売上高は同じ期に593億30百万→601億15百万ドルと増えており、売上と利益で動きが逆です。理由は10-Kの該当箇所を読んでいないため触れていません。★1株当たり配当は2.64ドルから3.28ドルへ、5期とも前期を上回っています。
事業の概要
医薬品(Pharmaceutical)
医療用医薬品とワクチン。★売上高は連結の89.4%で、うちキイトルーダが316億80百万ドル(連結の48.7%)
利益構成比95.5%72,479億円・利益率78.7%
- ★★★キイトルーダ/キイトルーダQlexが316億80百万ドル。前期の294億82百万ドルから7.5%増え、連結の売上高の48.7%を占める
- ★★ガーダシル/ガーダシル9が85億83百万ドルから52億33百万ドルへ39.0%減った
- ★新製品が伸びている。ウィンレベアは4億19百万→14億43百万ドル、カプバクシブは97百万→7億59百万ドル
- キイトルーダ
- ガーダシル
- ジャヌビア/ジャヌメット
- ブリディオン
動物用医薬品(Animal Health)
家畜用と伴侶動物用の医薬品・ワクチン。売上高は連結の9.8%
利益構成比4.5%3,376億円・利益率33.5%
- 家畜用38億96百万ドル・伴侶動物用24億58百万ドルの内訳
- 部門の利益は19億38百万ドルから21億31百万ドルへ10.0%増えた
- 家畜用医薬品
- 伴侶動物用医薬品
注目ポイント
- ★★★1製品で売上の48.7%キイトルーダ/キイトルーダQlexが316億80百万ドルで、連結の売上高650億11百万ドルの48.7%を占めます。当サイトが掲載している医薬品6社のなかで最も1製品への集中が高い会社です(アステラス製薬のXTANDIは44.9%、武田薬品工業のENTYVIOは21.3%)。
- ★ガーダシルが39.0%減ったガーダシル/ガーダシル9は85億83百万ドルから52億33百万ドルへ減りました。一方でウィンレベアが4億19百万→14億43百万ドル、カプバクシブが97百万→7億59百万ドルと新しい製品が伸びています。
- ★★2023年12月期だけ純利益がほぼ消えた純利益は145億19百万ドルから3億65百万ドルへ97.5%減り、翌期には171億17百万ドルへ戻りました。売上高は同じ期に増えており(593億30百万→601億15百万ドル)、売上と利益で動きが逆です。理由は10-Kの該当箇所を読んでいないため触れていません。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期Form 10-K の Product Sales と Segment Profits より
| 部門 | 売上高 | うち外部顧客向け | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 医薬品(Pharmaceutical) | 92,103億円 | 92,103億円 | 72,479億円 | 78.7% |
| 動物用医薬品(Animal Health) | 10,065億円 | 10,065億円 | 3,376億円 | 33.5% |
| その他の収益 | 816億円 | 816億円 | — | — |
| 部門に配分していない費用(Non-segment activity) | 0億円 | — | ▲42,483億円部門に配分していない売上原価・研究開発費・事業構造改革費用など | — |
| 連結(税引前利益) | 102,985億円 | — | 33,372億円 | 32.4% |
★★★部門の利益の定義に注意が要ります。会社は医薬品部門の利益を「部門の売上から標準原価と、その部門が直接負担した販管費を引いたもの」と定義しており、費用の全部を引いていません。そのため利益率が78.7%と極端に高く見えます。動物用医薬品部門は売上原価の全額と販管費・研究開発費を引いており、定義が同じ会社の中で2つの部門で違います。★2部門の利益の合計478億85百万ドルから、部門に配分していない費用268億18百万ドルを引いた210億67百万ドルが税引前利益です。★3区分の売上高の合計は連結と完全に一致します。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の売上
主要製品別の売上高2025年12月期
- キイトルーダ
- 上記以外(動物用医薬品などを含む)
- ガーダシル
- ジャヌビア/ジャヌメット
- ProQuad/M-M-R II/バリバックス
- ブリディオン
★★★キイトルーダ1製品で連結の売上高の48.7%を占めます(316億80百万ドル)。前期の294億82百万ドルから7.5%増えました。★★ガーダシル/ガーダシル9は85億83百万ドルから52億33百万ドルへ39.0%減っています。理由は当サイトで確認していないため、金額だけを載せています。★「上記以外」には動物用医薬品63億54百万ドルとその他の収益5億15百万ドル、および上に挙げていない医薬品が含まれます。会社が個別に開示している製品はほかにリンパーザ14億50百万・ウィンレベア14億43百万・レンビマ10億53百万・プレビミス9億78百万・バクスニュバンス8億25百万・カプバクシブ7億59百万・ウェリレグ7億16百万ドルなどがあります。
最新の決算
2026年4〜6月期2026-08-07 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期 | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 26,307億円 | 25,038億円 | +5.1% |
| 純利益 | ▲2,115億円 | 7,013億円 | 赤字転落 |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。SECに提出された四半期報告書(Form 10-Q)のXBRLから取得しています。★利益率は出していません。同社の損益計算書に営業利益の行が無く、他社と同じ物差しの利益率を作れないためです。
日本企業との違い
武田薬品工業4502
医療用医薬品とワクチンで重なるが、メルクは動物用医薬品を売上の9.9%持つ
売上高をメルクと並べる- 武田薬品工業4.5兆円2026年3月期
- メルク10.3兆円直近の通期
- 武田薬品工業9.2兆円2026-08-20 時点
- メルク58.7兆円2026-08-20 時点
第一三共4568
医療用医薬品とワクチンで重なるが、メルクは動物用医薬品を持ち、第一三共は一般用医薬品を持つ
売上高をメルクと並べる- 第一三共2.1兆円2026年3月期
- メルク10.3兆円直近の通期
- 第一三共5.2兆円2026-08-20 時点
- メルク58.7兆円2026-08-20 時点
アステラス製薬4503
医療用医薬品で重なるが、メルクは動物用医薬品を売上の9.9%持つ
売上高をメルクと並べる- アステラス製薬2.1兆円2026年3月期
- メルク10.3兆円直近の通期
- アステラス製薬4.2兆円2026-08-20 時点
- メルク58.7兆円2026-08-20 時点
よくある質問
メルクの日本版はどこですか?
1製品への集中という点では、アステラス製薬がいちばん近い形です。メルクはキイトルーダで売上の48.7%、アステラス製薬はXTANDIで44.9%を占めます。ただし規模が違い、メルク(650億11百万ドル)はアステラス製薬(2兆1,392億円)の約4.7倍です。★武田薬品工業は最大製品のENTYVIOでも21.3%で、メルクほど1製品に偏っていません。
部門の利益率が78.7%というのは本当ですか?
★★★会社の定義によるもので、他社の利益率とは比べられません。メルクは医薬品部門の利益を「部門の売上から標準原価と、その部門が直接負担した販管費を引いたもの」と定義しており、費用の全部を引いていません。引かれていない費用(部門に配分していない売上原価・研究開発費・事業構造改革費用など)は268億18百万ドルあり、2部門の利益478億85百万ドルからこれを引いた210億67百万ドルが税引前利益です。★同じ会社の中でも定義が違います。動物用医薬品部門は売上原価の全額と販管費・研究開発費を引いており、利益率は33.5%です。
キイトルーダに48.7%依存しているのは、どういう状態ですか?
★事実として、キイトルーダ/キイトルーダQlexの売上高316億80百万ドルは、連結の650億11百万ドルの48.7%にあたります。前期の294億82百万ドルから7.5%増えました。当サイトが掲載している医薬品6社のなかで最も1製品への集中が高い会社です。★一方でガーダシル/ガーダシル9は85億83百万ドルから52億33百万ドルへ39.0%減っており、ウィンレベア(4億19百万→14億43百万ドル)やカプバクシブ(97百万→7億59百万ドル)といった新しい製品が伸びています。当サイトは良し悪しを判断しません。
2023年12月期に純利益がほぼ消えたのはなぜですか?
純利益は145億19百万ドルから3億65百万ドルへ97.5%減り、翌期には171億17百万ドルへ戻りました。★売上高は同じ期に593億30百万ドルから601億15百万ドルへ増えており、売上と利益で動きが逆です。理由は当サイトで確認していないため、金額だけを載せています。
今期の見通しはどこですか?
★この会社は金額での通期見通しを公表していないため、節を置いていません。日本の3社のうち、第一三共とアステラス製薬は通期の業績予想を金額で公表しています。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移と内訳は2025年12月期(Form 10-K)、直近の四半期は2026年4〜6月期(Form 10-Q)によります。株価と時価総額はページ下部に記載した基準日の値です。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- FY2025(2025-12-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年4〜6月期/2026-08-07 公表
- 資料の確認日
- 2026-08-21
- 円換算のレート
- 1米ドル = 158.41円(2026-08-20 時点・Yahoo Finance)
- 株価・時価総額
- 2026-08-20 時点(1米ドル = 158.42円)
部門別・地域別の売上高、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2025年12月期)(2026-02-24 公表)/Form 10-Q(2026年4〜6月期)(2026-08-07 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.41円(2026-08-20 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
投資判断は自己責任で行ってください。
当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。