オラクル
基本情報
オラクルORCLNYSE
ORACLE CORP
クラウド&ソフトウェア(86.9%)・サービス(8.5%)・ハードウェア(4.6%)の3部門。売上高の50.5%がクラウドで、前期から39%増えた。
売上高は10.7兆円で、富士通(3.5兆円)の約3.1倍。従業員は約141,000人。
- 時価総額67.9兆円
- 売上高10.7兆円
- 営業利益3.3兆円
- 純利益2.7兆円
- 株価142.30USD
- PER24.4倍
- PBR10.12倍
- ROE54.3%
- 配当利回り1.41%
株価
月末の終値です。2021年11月から2026年09月まで。株式分割は反映済みで、配当は含みません。出典はYahoo Finance。
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当期純利益
総資産・株主資本(マイナス)
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
★★★2022年5月期は株主資本が62億20百万ドルのマイナスでした。
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20262026-05-31期末 | 106,916億円 | +17.3% | 32,708億円 | 30.6% | 27,122億円 | 25.4% |
| FY20252025-05-31期末 | 91,110億円 | +8.4% | 28,060億円 | 30.8% | 19,751億円 | 21.7% |
| FY20242024-05-31期末 | 84,066億円 | +6.0% | 24,370億円 | 29.0% | 16,614億円 | 19.8% |
| FY20232023-05-31期末 | 79,292億円 | +17.7% | 20,783億円 | 26.2% | 13,497億円 | 17.0% |
| FY20222022-05-31期末 | 67,365億円 | — | 17,343億円 | 25.7% | 10,662億円 | 15.8% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
クラウド&ソフトウェア(Cloud and Software)
クラウドサービスとライセンス。売上高の86.9%を占める
利益構成比90.7%54,711億円・利益率58.9%
- ★★★部門の利益344億68百万ドルは3部門の合計380億18百万ドルの90.7%(当サイトの計算)
- ★★売上高585億30百万ドルは前期の492億30百万ドルから18.9%増えた(当サイトの計算)
- ★★★この部門の中身は、収益の源泉別で見ると「クラウド」339億89百万ドルと「ソフトウェア」245億41百万ドルに分かれる。クラウドが39%増、ソフトウェアが1%減
- ★★クラウドのうちIaaSが181億ドル(77%増)、SaaSが159億ドル(11%増)と会社が示している
- ★★部門の費用も大きく増えている。クラウド&ソフトウェアの費用は前期の115億69百万ドルから175億97百万ドルへ52%増えた
- Oracle Cloud Infrastructure(OCI)
- Fusion(SaaS)
- NetSuite
- Oracle Database
- ミドルウェア
サービス(Services)
コンサルティング・サポート・教育。売上高の8.5%
利益構成比4.0%2,433億円・利益率26.7%
- ★売上高57億43百万ドルは前期の52億33百万ドルから9.7%増えた(当サイトの計算。会社の表記は10%増)
- ★★利益率26.7%は3部門で最も低い(当サイトの計算)
- ★部門の費用は45億56百万ドルで、前期の45億76百万ドルからほぼ横ばい
- ★★クラウドへの移行を支援するコンサルティングが中心の部門
- コンサルティング
- サポート
- 教育
ハードウェア(Hardware)
サーバ・ストレージと保守。売上高の4.6%だが利益率は最も高い
利益構成比5.3%3,202億円・利益率65.4%
- ★★★利益率65.4%は3部門で最も高い(当サイトの計算)。保守収入の比重が高いためとみられるが、会社は内訳を示していない
- ★売上高30億84百万ドルは前期の29億36百万ドルから5%増えた(会社の表記)
- ★★売上高は連結の4.6%にとどまる。5期を通じて29億〜31億ドルの範囲で動いている
- ★部門の費用は8億68百万ドル
- Exadata
- サーバ
- ストレージ
- ハードウェア保守
注目ポイント
- ★★★売上の半分がクラウドになった収益の源泉別ではクラウドが339億89百万ドルで売上高の50.5%(当サイトの計算)を占め、前期の245億6百万ドルから39%増えました。★★内訳はIaaS(クラウドインフラ)が181億ドルで77%増、SaaS(クラウドアプリケーション)が159億ドルで11%増です。★★★一方でソフトウェアは245億41百万ドルで1%減りました。会社は「顧客のオンプレミスソフトウェアからクラウドへの移行が続いていることを反映している」と説明しています。★四半期で見ると、2026年3〜5月期はクラウドが47%増・IaaSが93%増、直近の2026年6〜8月期はクラウドが62%増・IaaSが121%増です。
- ★★★フリーキャッシュ・フローが237億ドルのマイナス2026年5月期の営業活動によるキャッシュ・フローは319億77百万ドルで54%増え、会社は「過去最高」としています。★★★それでもフリーキャッシュ・フローは237億ドルのマイナスでした。会社は「AIの学習と推論向けのクラウドインフラの需要を支える投資を実行し続けた」と説明しています。★★資金調達も大きく、会社は2026年6月10日の決算発表資料で「2026年5月期に430億ドルの負債と50億ドルの株式で資金を調達した」「2027年5月期には、公表済みの200億ドルの市場価格による株式発行を含め、負債と株式を組み合わせて約400億ドルを調達する見込み」と記載しています。★「2026年暦年中に追加の負債を発行する予定はない」とも記載しています。★★9月10日の決算発表資料では「第1四半期に、市場価格による株式発行の枠で200億ドル(手数料控除前)の株式の売却を完了した」と記載しています。10-Qによると、発行した普通株式は1億41百万株、手取りは199億ドルです。★これは会社が公表した内容であり、当サイトの評価ではありません。
- ★★★残存履行義務は2026年8月末で6,640億ドル★★残存履行義務は、契約済みでまだ売上に計上していない金額です。会社は2026年9月10日の決算発表資料で、2026年8月末の残存履行義務(RPO)が前年同期末から2,090億ドル増えて6,640億ドルになったと記載しています。★2026年5月末は6,380億ドルで、会社は6月10日の資料で「第4四半期に5,530億ドルから6,380億ドルへ850億ドル増えた」と記載していました。6,380億ドルは2026年5月期の売上高673億57百万ドルの約9.5倍にあたります(当サイトの計算)。★会社は6月10日の資料で「オラクルのRPOと売上の大幅な増加は、AIの学習と推論向けのクラウドインフラへの需要の高まりによるものだ」と説明し、9月10日の資料では「第1四半期にAIクラウドの契約を300億ドル超追加で受注し、RPOを6,640億ドルに増やした」と記載しています。★当サイトはこの金額がいつ売上になるかを予測しません。会社は10-Qで、6,640億ドルのうち約13%を今後12か月、37%をその後の13〜36か月目、34%を37〜60か月目、残りをそれ以降に売上として計上する見込みと記載しています。
- ★★★2022年5月期は株主資本がマイナスだった5期の株主資本は△62億20百万ドル(2022年5月期)・10億73百万ドル・87億4百万ドル・204億51百万ドル・425億8百万ドルです。★★マイナスになったのは自己株式の取得を重ねたためで、赤字だったからではありません(2022年5月期の当期純利益は67億17百万ドル)。★★分母が負のときのROEと株主資本比率は意味を持たないため、当サイトは推移の図にこれらを描いていません。★2026年5月期の株主資本比率は16.2%で、5期で最も高い水準です。
- ★★部門の利益率は他社と並べて読めない会社は部門の利益(margin)について「各事業の直接的な管理可能費用のみを反映しており、研究開発費・一般管理費・その他の配賦可能費用の配分を含まない」と注記しています。★★そのため3部門の合計380億18百万ドルは、連結の営業利益206億6百万ドルの1.8倍になります。★差の174億12百万ドルは、研究開発費102億72百万ドル・一般管理費16億18百万ドル・無形資産の償却16億71百万ドル・構造改革等18億38百万ドル・株式報酬16億18百万ドル・配賦等3億95百万ドルです。★★当サイトの部門の表の利益率は当サイトの計算ですが、この定義のうえでのものです。
部門ごとの売上と利益
2026年5月期10-Kの Segment Information より
| 部門 | 売上高 | うち外部顧客向け | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| クラウド&ソフトウェア(Cloud and Software) | 92,905億円 | 92,905億円 | 54,711億円 | 58.9% |
| サービス(Services) | 9,116億円 | 9,116億円 | 2,433億円 | 26.7% |
| ハードウェア(Hardware) | 4,895億円 | 4,895億円 | 3,202億円 | 65.4% |
| 部門に配分していない費用 | — | — | ▲27,638億円研究開発費102億72百万ドル・一般管理費16億18百万ドル・無形資産の償却16億71百万ドル・構造改革等18億38百万ドル・部門にかかる株式報酬16億18百万ドル・配賦等3億95百万ドル | — |
| 連結(営業利益) | 106,916億円 | 106,916億円 | 32,708億円 | 30.6% |
★★3つの報告セグメントは事業別です。
地域別・収益の源泉別の売上
地域別の売上高2026年5月期
- 南北アメリカ(Americas)
- 欧州・中東・アフリカ(EMEA)
- アジア太平洋(Asia Pacific)
2026年5月期の地域別の売上高です。
収益の源泉別の売上高2026年5月期
- クラウド(Cloud)
- ソフトウェア(Software)
- サービス(Services)
- ハードウェア(Hardware)
★★★会社が決算発表資料で示している4区分です。
最新の決算
2026年6〜8月期(2027年5月期 第1四半期)2026-09-10 公表
| 項目 | 2026年6〜8月期(2027年5月期 第1四半期) | 2025年6〜8月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 30,707億円 | 23,692億円 | +29.6% |
| 営業利益 | 10,679億円 | 6,789億円 | +57.3% |
| 税引前利益 | 8,900億円 | 5,440億円 | +63.6% |
| 純利益 | 7,556億円 | 4,646億円 | +62.6% |
| 売上高営業利益率 | 34.8% | 28.7% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
会社が公表している今期の見通し
2027年5月期2026-09-10 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 14兆3,085億円以上 | +33.6%以上(当サイトの計算) |
- ★★もとの金額は900億ドル以上です。会社は2026年9月10日の決算発表で「2027年5月期は、総売上高を少なくとも900億ドル、非GAAPの1株当たり利益を8.10ドルと見込む」と記載しています。売上高はGAAPの金額です。★6月10日の決算発表では「総売上高900億ドルという従来の見通しを確認する」としていました。
- ★★★利益の見通しは非GAAPの1株当たり利益だけです。6月10日に8.05ドルへ引き上げ、9月10日に8.10ドルとしました。★6月10日の発表で会社は8.05ドルを「2026年5月期のAmpereのチップ事業の売却とBloom Energyのワラントという一度きりの事象を調整したうえで18%の成長」と説明しています。そのため上の表は1行だけです。
- ★2027年5月期第2四半期の見通しも示されています。総売上高は現地通貨・米ドルともに30%〜34%増、総クラウド売上高は現地通貨で64%〜70%増・米ドルで65%〜71%増、非GAAPの1株当たり利益は米ドルで1.85〜1.93ドル(前年同期の一度きりの投資利益を除いて21%〜25%増)。★会社は、その投資利益(Ampereの持分の売却益)を含めて比べると米ドルで18%〜14%の減少になると注記しています。
- ★★資金調達について、会社は6月10日に「2027年5月期に、公表済みの200億ドルの市場価格による株式発行を含め、負債と株式を組み合わせて約400億ドルを調達する見込み」と記載しています。★9月10日には「第1四半期に、市場価格による株式発行の枠で200億ドル(手数料控除前)の株式の売却を完了した」「新しい契約の組み立て方から、資金調達の計画に追加の影響は無い」と記載しています。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。
日本企業との違い
富士通6702
企業のITという点では重なるが、オラクルは自社のクラウドとソフトウェアを売る会社で、顧客ごとのシステム構築を主たる事業とする富士通とは収益の形が違う
企業のITという点では重なりますが、収益の形が違います。★★★オラクルは自社のクラウドとソフトウェアを売る会社で、売上高の50.5%がクラウドです。富士通は顧客ごとのシステム構築と運用が中心で、サービスソリューションが売上収益の66.1%を占めます。★★1人当たりの売上高は、オラクルが約7,583万円、富士通が約3,531万円です(当サイトの計算)。★規模はオラクル(673億57百万ドル・ページ下部のレートで約10兆6,916億円)が富士通(3兆5,030億円)の3.05倍です。★★利益率も違います。オラクルの売上高営業利益率は30.6%、富士通は9.9%です(いずれも当サイトの計算)。
売上高をオラクルと並べる- 富士通3.5兆円2026年3月期
- オラクル10.7兆円直近の通期
- 富士通7.1兆円
- オラクル67.9兆円
NEC6701
企業のITという点では重なるが、オラクルは自社のクラウドとソフトウェアを売る会社で、NECのように通信機器や防衛システムを作る事業は持たない
企業のITという点では重なりますが、収益の形が違います。★★★オラクルはNECのように通信機器や防衛システムを作る事業を持ちません。NECの社会インフラ事業は売上収益の26.1%を占めます。★★1人当たりの売上高は、オラクルが約7,583万円、NECが約3,519万円です(当サイトの計算)。★規模はオラクル(約10兆6,916億円)がNEC(3兆5,827億円)の2.98倍です。★★利益率も違います。オラクルの売上高営業利益率は30.6%、NECは10.0%です(いずれも当サイトの計算)。
売上高をオラクルと並べる- NEC3.6兆円2026年3月期
- オラクル10.7兆円直近の通期
- NEC6.7兆円
- オラクル67.9兆円
野村総合研究所4307
金融機関向けのシステムという点で一部重なるが、オラクルは自社製品を売る会社、野村総合研究所は顧客ごとのシステムを作って運用する会社
金融機関向けのシステムという点で一部重なります。★★★オラクルは自社製品を売る会社、野村総合研究所は顧客ごとのシステムを作って運用する会社です。★★1人当たりの売上高は、オラクルが約7,583万円、野村総合研究所が約4,822万円で、IT・ソフトウェア6社の中ではこの2社が上位2つです(当サイトの計算)。★規模はオラクル(約10兆6,916億円)が野村総合研究所(8,147億円)の13.12倍です。★★どちらもハードウェアの比重は小さいです(オラクルは4.6%、野村総合研究所は持たない)。
売上高をオラクルと並べる- 野村総合研究所8,147億円2026年3月期
- オラクル10.7兆円直近の通期
- 野村総合研究所2.9兆円
- オラクル67.9兆円
オラクルは米国会計基準、日本3社はいずれもIFRSです。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
★★★稼ぎ方が違います。オラクルは自社で作ったクラウドとソフトウェアを売る会社で、1人当たりの売上高は約7,583万円(当サイトの計算)。日本3社は富士通約3,531万円・NEC約3,519万円・野村総合研究所約4,822万円です。売上高営業利益率も30.6%と、日本3社(9.9%・10.0%・7.2%)より高い水準です(いずれも当サイトの計算)。
★★★「部門の利益」の意味が大きく違います。オラクルの部門の利益は直接費だけを引いたもので、研究開発費102億72百万ドルなどを含みません。3部門の合計380億18百万ドルは連結の営業利益206億6百万ドルの1.8倍です。日本3社の部門の利益は調整後営業利益(富士通・NEC)または営業利益(野村総合研究所)で、連結の営業利益に近い水準です。利益率どうしを会社をまたいで比べることはできません。
★★★キャッシュ・フローの形が違います。オラクルの2026年5月期は営業活動によるキャッシュ・フローが319億77百万ドル(54%増)でしたが、フリーキャッシュ・フローは△237億ドルです。日本3社はいずれも投資が営業キャッシュ・フローの範囲に収まっています。
★★株主資本比率が低いです。オラクルは16.2%、日本3社は富士通59.6%・NEC 49.2%・野村総合研究所45.2%です。2022年5月期のオラクルの株主資本はマイナスでした。
★決算期はオラクルが5月末、日本3社はいずれも3月末です。
よくある質問
オラクルに対応する日本企業はどこですか?
★★★正面から重なる会社はありません。オラクルは自社で作ったクラウドとソフトウェアを売る会社で、顧客ごとのシステムを作って運用する日本3社とは収益の形が違うためです。★1人当たりの売上高で近いのは野村総合研究所です。オラクル約7,583万円、野村総合研究所約4,822万円で、6社の中ではこの2社が上位2つです(当サイトの計算)。★規模はオラクル(約10兆6,916億円)が富士通(3兆5,030億円)の3.05倍、NEC(3兆5,827億円)の2.98倍、野村総合研究所(8,147億円)の13.12倍です。
営業キャッシュ・フローが54%増えたのに、フリーキャッシュ・フローがマイナスなのはなぜですか?
★★★データセンターへの投資が営業キャッシュ・フローを上回ったためです。2026年5月期の営業活動によるキャッシュ・フローは319億77百万ドルで会社は「過去最高」としていますが、フリーキャッシュ・フローは△237億ドルでした。★会社は「AIの学習と推論向けのクラウドインフラの需要を支える投資を実行し続けた」と説明しています。★★資金調達も大きく、会社は2026年6月10日の決算発表資料で「2026年5月期に430億ドルの負債と50億ドルの株式で資金を調達した」「2027年5月期には、公表済みの200億ドルの市場価格による株式発行を含め、負債と株式を組み合わせて約400億ドルを調達する見込み」と記載しています。★「2026年暦年中に追加の負債を発行する予定はない」とも記載しています。★★9月10日の決算発表資料では「第1四半期に、市場価格による株式発行の枠で200億ドル(手数料控除前)の株式の売却を完了した」と記載しています。10-Qによると、発行した普通株式は1億41百万株、手取りは199億ドルです。★これは会社が公表した内容であり、当サイトの評価ではありません。
「残存履行義務6,640億ドル」とは何ですか?
★★契約済みで、まだ売上に計上していない金額です。会社は2026年9月10日の決算発表資料で、2026年8月末の残存履行義務(RPO)が前年同期末から2,090億ドル増えて6,640億ドルになったと記載しています。★2026年5月末は6,380億ドルで、会社は6月10日の資料で「残存履行義務(RPO)が第4四半期に5,530億ドルから6,380億ドルへ850億ドル増えた」と記載していました。★★6,380億ドルは2026年5月期の売上高673億57百万ドルの約9.5倍にあたります(当サイトの計算)。★会社は6月10日の資料で「オラクルのRPOと売上の大幅な増加は、AIの学習と推論向けのクラウドインフラへの需要の高まりによるものだ」と説明し、9月10日の資料では「第1四半期にAIクラウドの契約を300億ドル超追加で受注し、RPOを6,640億ドルに増やした」と記載しています。★★★当サイトはこの金額がいつ売上になるかを予測しません。会社は10-Qで、6,640億ドルのうち約13%を今後12か月、37%をその後の13〜36か月目、34%を37〜60か月目、残りをそれ以降に売上として計上する見込みと記載しています。
2022年5月期の株主資本がマイナスなのはなぜですか?
★★★自己株式の取得を重ねたためで、赤字だったからではありません。同期の当期純利益は67億17百万ドルの黒字でした。★★分母が負のときのROEと株主資本比率は意味を持たないため、当サイトは推移の図にこれらを描いていません。★5期の株主資本は△62億20百万ドル・10億73百万ドル・87億4百万ドル・204億51百万ドル・425億8百万ドルと回復しており、2026年5月期の株主資本比率は16.2%で5期で最も高い水準です。★★総資産は1,092億97百万ドルから2,617億59百万ドルへ2.4倍に増えています。
部門の利益の合計が、連結の営業利益の1.8倍あるのはなぜですか?
★★★部門の利益が直接費だけを引いたものだからです。会社は「報告されているマージンは各事業の直接的な管理可能費用のみを反映しており、研究開発費・一般管理費・その他の配賦可能費用の配分を含まない」と注記しています。★3部門の合計380億18百万ドルから、研究開発費102億72百万ドル・一般管理費16億18百万ドル・無形資産の償却16億71百万ドル・構造改革等18億38百万ドル・株式報酬16億18百万ドル・配賦等3億95百万ドルを引くと、連結の営業利益206億6百万ドルになります。★★そのため、当ページの部門の利益率を他社の部門の利益率と並べて読むことはできません。
2027年5月期の見通しはどうなっていますか?
★★総売上高は少なくとも900億ドルです。会社は2026年9月10日の決算発表で「2027年5月期は、総売上高を少なくとも900億ドル、非GAAPの1株当たり利益を8.10ドルと見込む」と記載しています。売上高はGAAPの金額です(6月10日の決算発表では「総売上高900億ドルという従来の見通しを確認する」としていました)。★★★利益の見通しは非GAAPの1株当たり利益だけで、6月10日に8.05ドルへ、9月10日に8.10ドルへ引き上げられました。★★そのため当ページの見通しの表は1行だけです。★第2四半期については、総売上高30%〜34%増、総クラウド売上高が現地通貨で64%〜70%増という見通しも示されています。★これは会社が公表した予想であり、当サイトの予測ではありません。
オラクルの決算はいつ発表されますか?
米国の上場企業は、決算を公表すると米国SEC(証券取引委員会)に決算発表の書類(Form 8-K)を提出します。オラクルの直近4回の決算発表の日は次のとおりです(米国の日付)。
- 2026年9月10日:2026年8月31日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2026年9月11日)
- 2026年6月10日:2026年5月31日までの1年間(年次報告書 Form 10-K の提出は2026年6月22日)
- 2026年3月10日:2026年2月28日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2026年3月11日)
- 2025年12月10日:2025年11月30日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2025年12月11日)
決算発表の日は、同じ期間の四半期報告書・年次報告書がSECに提出されてから当ページに載せています。次の発表日は載せていません。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別・地域別の内訳と従業員数は2026年5月期のForm 10-K(2026年6月22日提出)、通期の収益の源泉別は2026年6月10日公表の決算発表資料、直近の四半期(2026年6〜8月期)の数値・残存履行義務・2027年5月期の見通しは2026年9月10日公表の決算発表資料(いずれもForm 8-K 添付 EX-99.1)、残存履行義務の時期別の内訳は2026年9月11日提出のForm 10-Qによります。円換算のレートはページ下部に記載しています。決算の金額と株価とで別のレートを使っています。
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注記(5件)
- 売上高と利益の推移
- 自己株式の取得を重ねた結果で、赤字だったからではありません(同期の当期純利益は67億17百万ドル)。分母が負のときのROEと株主資本比率は意味を持たないため、図には描いていません。2023年5月期以降は株主資本がプラスに戻り、2026年5月期は425億8百万ドルです。
- ★★★2022年5月期の株主資本はマイナス62億20百万ドルです。自己株式の取得を重ねたためで、赤字だったからではありません(同期の当期純利益は67億17百万ドル)。★★売上高は5期で424億40百万ドルから673億57百万ドルへ58.7%増えました(当サイトの計算)。特に2026年5月期は17%増と伸びています。★★当期純利益は67億17百万ドルから170億87百万ドルへ2.5倍になりました。★★★総資産は1,092億97百万ドルから2,617億59百万ドルへ2.4倍に増えています。データセンターへの投資と資金調達によるものです。★1株当たり配当金は1.28ドルから2.00ドルへ増えました。★株式分割はありません。
- 部門ごとの売上と利益
- 3部門の売上高の合計673億57百万ドルは連結の売上高と完全に一致します。★★★「部門の利益」は直接費だけを引いたものです。会社は「報告されているマージンは各事業の直接的な管理可能費用のみを反映しており、研究開発費・一般管理費・その他の配賦可能費用の配分を含まない。また無形資産の償却、構造改革等の費用、株式報酬、支払利息、その他の営業外損益も反映していない」と注記しています。★★★そのため3部門の合計380億18百万ドルは、連結の営業利益206億6百万ドルの1.8倍になります。差の174億12百万ドルの内訳は上の行に書いたとおりです。★★利益率は当サイトの計算です。上の理由から、他社の部門の利益率と並べて読める数字ではありません。★連結の行の30.6%は営業利益206億6百万ドル÷売上高673億57百万ドルです。
- 「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
- 地域別・収益の源泉別の売上
- 会社が10-Kの Summary of Total Revenues by Geographic Region よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★南北アメリカが444億78百万ドルで売上高の66.0%を占めます。欧州・中東・アフリカ152億97百万ドル(22.7%)、アジア太平洋75億82百万ドル(11.3%)です(割合は当サイトの計算)。★3区分の合計は連結の売上高673億57百万ドルと完全に一致します。★★前期は南北アメリカ363億39百万ドル・欧州中東アフリカ140億25百万ドル・アジア太平洋70億35百万ドルでした。南北アメリカが22.4%増と最も伸びています(当サイトの計算)。★会社は欧州・中東・アフリカについて「Europe, the Middle East and Africa から成る」と注記しています。
- 合計673億57百万ドルは連結の売上高と完全に一致します。★★★クラウドが339億89百万ドルで売上高の50.5%を占め、前期の245億6百万ドルから39%増えました(会社の表記)。内訳はIaaSが181億ドル(77%増)、SaaSが159億ドル(11%増)です。★★ソフトウェアは245億41百万ドルで1%減りました。会社は「顧客のオンプレミスソフトウェアからクラウドへの移行が続いていることを反映している」と説明しています。★★上の部門別の「クラウド&ソフトウェア」は、この枠のクラウドとソフトウェアを足したものです。サービスとハードウェアは両方の枠で同じ金額です。足し合わせないでください。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年6月1日〜8月31日)の数値です。★★★売上高は30%増えました。収益の源泉別ではクラウド116億7百万ドル(62%増)・ソフトウェア55億50百万ドル(3%減)・サービス14億14百万ドル(5%増)・ハードウェア7億74百万ドル(15%増)です。★★クラウドのうちIaaS(クラウドインフラ)は73億88百万ドル(121%増)、SaaS(クラウドアプリケーション)は42億19百万ドル(10%増)です。★会社はソフトウェアの減少について「顧客のオンプレミスソフトウェアからクラウドへの移行が続いていることを反映している」と述べています。★★営業利益は67億28百万ドルで57%増。営業利益率は34.8%(前年同期28.7%)です(当サイトの計算)。★営業費用は126億17百万ドルで18%増です。会社は、主にインフラの費用によってクラウド&ソフトウェアの費用が28億ドル増えた一方、構造改革等の費用、販売・マーケティング費、無形資産の償却が減ったと述べています。★★支払利息は14億28百万ドル(前年同期9億23百万ドル)へ増え、営業外収益は3億7百万ドル(同73百万ドル)でした。会社は支払利息の増加について、主に2026年5月期に発行した430億ドルの社債で平均の借入残高が増えたためと述べています。税引前利益は64%増の56億7百万ドルです。★希薄化後1株当たり利益は1.56ドル(前年同期1.01ドル)。希薄化後の平均株式数は30億株(同29億9百万株)です。★★優先株式配当81百万ドルが差し引かれており、普通株主に帰属する当期純利益は46億79百万ドルです(前年同期は優先株式配当がありません)。
- 会社が公表している今期の見通し
- ★円は1ドル158.983円で直したものです。前期比は当サイトの計算で、2026年5月期の売上高673億57百万ドルと比べています。★1株当たりの金額は円に直していません。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
出典
部門別・地域別・収益の源泉別の売上高、四半期決算、今期の見通しは、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2026年5月期)(2026-06-22 公表)/2026年5月期 第4四半期・通期決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)(2026-06-10 公表)/2027年5月期 第1四半期決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)(2026-09-10 公表)/Form 10-Q(2027年5月期 第1四半期)(2026-09-11 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.73円、株価と時価総額は1米ドル=157.83円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。
投資判断は自己責任で行ってください。
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