オラクル
基本情報
- 正式社名
- ORACLE CORP
- 英文社名
- Oracle Corporation
- ティッカー
- ORCL(NYSE)
- 会計基準
- 米国会計基準(US GAAP)
- SECへの登録業種
- Services-Prepackaged SoftwareSIC 7372
- 発行済株式数
- 2,880,471,000 株直近の提出書類
- ROE(自己資本利益率)
- 54.3%FY2026・当サイトの計算
- 1株あたり配当金
- 2.00 米ドルFY2026
- 1株あたり利益(EPS)
- 5.83 米ドルFY2026・希薄化後
- 従業員数
- 約141,000 人2026-05-31 時点・常勤。うち米国約49,000人・米国外約92,000人
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当期純利益
総資産・株主資本(マイナス)
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
★★★2022年5月期は株主資本が62億20百万ドルのマイナスでした。自己株式の取得を重ねた結果で、赤字だったからではありません(同期の当期純利益は67億17百万ドル)。分母が負のときのROEと株主資本比率は意味を持たないため、図には描いていません。2023年5月期以降は株主資本がプラスに戻り、2026年5月期は425億8百万ドルです。
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY20262026-05-31期末 | 107,086億円 | +17.3% | 32,760億円 | 30.6% | 27,165億円 | 25.4% |
| FY20252025-05-31期末 | 91,255億円 | +8.4% | 28,105億円 | 30.8% | 19,782億円 | 21.7% |
| FY20242024-05-31期末 | 84,199億円 | +6.0% | 24,409億円 | 29.0% | 16,641億円 | 19.8% |
| FY20232023-05-31期末 | 79,418億円 | +17.7% | 20,816億円 | 26.2% | 13,518億円 | 17.0% |
| FY20222022-05-31期末 | 67,472億円 | — | 17,370億円 | 25.7% | 10,679億円 | 15.8% |
直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.98円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★★2022年5月期の株主資本はマイナス62億20百万ドルです。自己株式の取得を重ねたためで、赤字だったからではありません(同期の当期純利益は67億17百万ドル)。★★売上高は5期で424億40百万ドルから673億57百万ドルへ58.7%増えました(当サイトの計算)。特に2026年5月期は17%増と伸びています。★★当期純利益は67億17百万ドルから170億87百万ドルへ2.5倍になりました。★★★総資産は1,092億97百万ドルから2,617億59百万ドルへ2.4倍に増えています。データセンターへの投資と資金調達によるものです。★1株当たり配当金は1.28ドルから2.00ドルへ増えました。★株式分割はありません。
事業の概要
クラウド&ソフトウェア(Cloud and Software)
クラウドサービスとライセンス。売上高の86.9%を占める
利益構成比90.7%54,798億円・利益率58.9%
- ★★★部門の利益344億68百万ドルは3部門の合計380億18百万ドルの90.7%(当サイトの計算)
- ★★売上高585億30百万ドルは前期の492億30百万ドルから18.9%増えた(当サイトの計算)
- ★★★この部門の中身は、収益の源泉別で見ると「クラウド」339億89百万ドルと「ソフトウェア」245億41百万ドルに分かれる。クラウドが39%増、ソフトウェアが1%減
- ★★クラウドのうちIaaSが181億ドル(77%増)、SaaSが159億ドル(11%増)と会社が示している
- ★★部門の費用も大きく増えている。クラウド&ソフトウェアの費用は前期の115億69百万ドルから175億97百万ドルへ52%増えた
- Oracle Cloud Infrastructure(OCI)
- Fusion(SaaS)
- NetSuite
- Oracle Database
- ミドルウェア
サービス(Services)
コンサルティング・サポート・教育。売上高の8.5%
利益構成比4.0%2,437億円・利益率26.7%
- ★売上高57億43百万ドルは前期の52億33百万ドルから9.7%増えた(当サイトの計算。会社の表記は10%増)
- ★★利益率26.7%は3部門で最も低い(当サイトの計算)
- ★部門の費用は45億56百万ドルで、前期の45億76百万ドルからほぼ横ばい
- ★★クラウドへの移行を支援するコンサルティングが中心の部門
- コンサルティング
- サポート
- 教育
ハードウェア(Hardware)
サーバ・ストレージと保守。売上高の4.6%だが利益率は最も高い
利益構成比5.3%3,207億円・利益率65.4%
- ★★★利益率65.4%は3部門で最も高い(当サイトの計算)。保守収入の比重が高いためとみられるが、会社は内訳を示していない
- ★売上高30億84百万ドルは前期の29億36百万ドルから5%増えた(会社の表記)
- ★★売上高は連結の4.6%にとどまる。5期を通じて29億〜31億ドルの範囲で動いている
- ★部門の費用は8億68百万ドル
- Exadata
- サーバ
- ストレージ
- ハードウェア保守
注目ポイント
- ★★★売上の半分がクラウドになった収益の源泉別ではクラウドが339億89百万ドルで売上高の50.5%(当サイトの計算)を占め、前期の245億6百万ドルから39%増えました。★★内訳はIaaS(クラウドインフラ)が181億ドルで77%増、SaaS(クラウドアプリケーション)が159億ドルで11%増です。★★★一方でソフトウェアは245億41百万ドルで1%減りました。会社は「顧客のオンプレミスソフトウェアからクラウドへの移行が続いていることを反映している」と説明しています。★第4四半期だけで見ると、クラウドは47%増、IaaSは93%増です。
- ★★★フリーキャッシュ・フローが237億ドルのマイナス2026年5月期の営業活動によるキャッシュ・フローは319億77百万ドルで54%増え、会社は「過去最高」としています。★★★それでもフリーキャッシュ・フローは237億ドルのマイナスでした。会社は「AIの学習と推論向けのクラウドインフラの需要を支える投資を実行し続けた」と説明しています。★★資金調達も大きく、会社は「2026年5月期に430億ドルの負債と50億ドルの株式で資金を調達した」「2027年5月期には、公表済みの200億ドルの市場価格による株式発行を含め、負債と株式を組み合わせて約400億ドルを調達する見込み」と記載しています。★「2026年暦年中に追加の負債を発行する予定はない」とも記載しています。★これは会社が公表した内容であり、当サイトの評価ではありません。
- ★★★残存履行義務が1四半期で850億ドル増えた会社は決算発表資料の見出しで、「残存履行義務(RPO)が第4四半期に5,530億ドルから6,380億ドルへ850億ドル増えた」と記載しています。★★残存履行義務は、契約済みでまだ売上に計上していない金額です。2026年5月期の売上高673億57百万ドルの約9.5倍にあたります(当サイトの計算)。★会社は「オラクルのRPOと売上の大幅な増加は、AIの学習と推論向けのクラウドインフラへの需要の高まりによるものだ」と説明しています。★当サイトはこの金額がいつ売上になるかを予測しません。会社が時期別の内訳を決算発表資料に示していないためです。
- ★★★2022年5月期は株主資本がマイナスだった5期の株主資本は△62億20百万ドル(2022年5月期)・10億73百万ドル・87億4百万ドル・204億51百万ドル・425億8百万ドルです。★★マイナスになったのは自己株式の取得を重ねたためで、赤字だったからではありません(2022年5月期の当期純利益は67億17百万ドル)。★★分母が負のときのROEと株主資本比率は意味を持たないため、当サイトは推移の図にこれらを描いていません。★2026年5月期の株主資本比率は16.2%で、5期で最も高い水準です。
- ★★部門の利益率は他社と並べて読めない会社は部門の利益(margin)について「各事業の直接的な管理可能費用のみを反映しており、研究開発費・一般管理費・その他の配賦可能費用の配分を含まない」と注記しています。★★そのため3部門の合計380億18百万ドルは、連結の営業利益206億6百万ドルの1.8倍になります。★差の174億12百万ドルは、研究開発費102億72百万ドル・一般管理費16億18百万ドル・無形資産の償却16億71百万ドル・構造改革等18億38百万ドル・株式報酬16億18百万ドル・配賦等3億95百万ドルです。★★当サイトの部門の表の利益率は当サイトの計算ですが、この定義のうえでのものです。
部門ごとの売上と利益
2026年5月期10-Kの Segment Information より
| 部門 | 売上高 | うち外部顧客向け | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| クラウド&ソフトウェア(Cloud and Software) | 93,053億円 | 93,053億円 | 54,798億円 | 58.9% |
| サービス(Services) | 9,130億円 | 9,130億円 | 2,437億円 | 26.7% |
| ハードウェア(Hardware) | 4,903億円 | 4,903億円 | 3,207億円 | 65.4% |
| 部門に配分していない費用 | — | — | ▲27,682億円研究開発費102億72百万ドル・一般管理費16億18百万ドル・無形資産の償却16億71百万ドル・構造改革等18億38百万ドル・部門にかかる株式報酬16億18百万ドル・配賦等3億95百万ドル | — |
| 連結(営業利益) | 107,086億円 | 107,086億円 | 32,760億円 | 30.6% |
★★3つの報告セグメントは事業別です。3部門の売上高の合計673億57百万ドルは連結の売上高と完全に一致します。★★★「部門の利益」は直接費だけを引いたものです。会社は「報告されているマージンは各事業の直接的な管理可能費用のみを反映しており、研究開発費・一般管理費・その他の配賦可能費用の配分を含まない。また無形資産の償却、構造改革等の費用、株式報酬、支払利息、その他の営業外損益も反映していない」と注記しています。★★★そのため3部門の合計380億18百万ドルは、連結の営業利益206億6百万ドルの1.8倍になります。差の174億12百万ドルの内訳は上の行に書いたとおりです。★★利益率は当サイトの計算です。上の理由から、他社の部門の利益率と並べて読める数字ではありません。★連結の行の30.6%は営業利益206億6百万ドル÷売上高673億57百万ドルです。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別・収益の源泉別の売上
地域別の売上高2026年5月期
- 南北アメリカ(Americas)
- 欧州・中東・アフリカ(EMEA)
- アジア太平洋(Asia Pacific)
2026年5月期の地域別の売上高です。会社が10-Kの Summary of Total Revenues by Geographic Region よりで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★★南北アメリカが444億78百万ドルで売上高の66.0%を占めます。欧州・中東・アフリカ152億97百万ドル(22.7%)、アジア太平洋75億82百万ドル(11.3%)です(割合は当サイトの計算)。★3区分の合計は連結の売上高673億57百万ドルと完全に一致します。★★前期は南北アメリカ363億39百万ドル・欧州中東アフリカ140億25百万ドル・アジア太平洋70億35百万ドルでした。南北アメリカが22.4%増と最も伸びています(当サイトの計算)。★会社は欧州・中東・アフリカについて「Europe, the Middle East and Africa から成る」と注記しています。
収益の源泉別の売上高2026年5月期
- クラウド(Cloud)
- ソフトウェア(Software)
- サービス(Services)
- ハードウェア(Hardware)
★★★会社が決算発表資料で示している4区分です。合計673億57百万ドルは連結の売上高と完全に一致します。★★★クラウドが339億89百万ドルで売上高の50.5%を占め、前期の245億6百万ドルから39%増えました(会社の表記)。内訳はIaaSが181億ドル(77%増)、SaaSが159億ドル(11%増)です。★★ソフトウェアは245億41百万ドルで1%減りました。会社は「顧客のオンプレミスソフトウェアからクラウドへの移行が続いていることを反映している」と説明しています。★★上の部門別の「クラウド&ソフトウェア」は、この枠のクラウドとソフトウェアを足したものです。サービスとハードウェアは両方の枠で同じ金額です。足し合わせないでください。
最新の決算
2026年3〜5月期(2026年5月期 第4四半期)2026-06-10 公表
| 項目 | 2026年3〜5月期(2026年5月期 第4四半期) | 2025年3〜5月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 30,499億円 | 25,283億円 | +20.6% |
| 営業利益 | 9,750億円 | 8,122億円 | +20.0% |
| 税引前利益 | 8,537億円 | 6,599億円 | +29.4% |
| 純利益 | 6,843億円 | 5,448億円 | +25.6% |
| 売上高営業利益率 | 32.0% | 32.1% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年3月1日〜5月31日)の数値です。★★★売上高は21%増えました。収益の源泉別ではクラウド99億13百万ドル(47%増)・ソフトウェア68億24百万ドル(2%減)・サービス15億23百万ドル(13%増)・ハードウェア9億24百万ドル(9%増)です。★★営業利益は61億33百万ドルで20%増。営業利益率は32%で前年同期と同じです。★★支払利息が14億38百万ドル(前年同期9億78百万ドル)へ増え、営業外収益が6億75百万ドル(同20百万ドル)あったため、税引前利益は29%増の53億70百万ドルになりました。★希薄化後1株当たり利益は1.45ドル(前年同期1.19ドル)。★★優先株式配当81百万ドルが差し引かれており、普通株主に帰属する当期純利益は42億23百万ドルです(前年同期は優先株式配当がありません)。
会社が公表している今期の見通し
2027年5月期2026-06-10 公表
| 項目 | 会社の見通し | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 14兆3,085億円 | +33.6%(当サイトの計算) |
- ★★もとの金額は900億ドルです。会社は「2027年5月期について、総売上高900億ドルという従来の見通しを確認する」と記載しています。GAAPの金額です。
- ★★★利益の見通しは非GAAPの1株当たり利益だけです。会社は「非GAAP EPSの見通しを8.05ドルへ引き上げる。これは2026年5月期のAmpereのチップ事業の売却とBloom Energyのワラントという一度きりの事象を調整したうえで18%の成長にあたる」と記載しています。そのため上の表は1行だけです。
- ★2027年5月期第1四半期の見通しも示されています。総売上高は現地通貨・米ドルともに27%〜29%増、総クラウド売上高は現地通貨で57%〜63%増・米ドルで58%〜64%増、非GAAP1株当たり利益は米ドルで1.72ドル〜1.76ドル(17%〜20%増)。
- ★★資金調達について、会社は「2027年5月期に、公表済みの200億ドルの市場価格による株式発行を含め、負債と株式を組み合わせて約400億ドルを調達する見込み」と記載しています。
これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。★円は1ドル158.983円で直したものです。前期比は当サイトの計算で、2026年5月期の売上高673億57百万ドルと比べています。★1株当たりの金額は円に直していません。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
日本企業との違い
富士通6702
企業のITという点では重なるが、オラクルは自社のクラウドとソフトウェアを売る会社で、顧客ごとのシステム構築を主たる事業とする富士通とは収益の形が違う
企業のITという点では重なりますが、収益の形が違います。★★★オラクルは自社のクラウドとソフトウェアを売る会社で、売上高の50.5%がクラウドです。富士通は顧客ごとのシステム構築と運用が中心で、サービスソリューションが売上収益の66.1%を占めます。★★1人当たりの売上高は、オラクルが約7,590万円、富士通が約3,530万円です(当サイトの計算)。★規模はオラクル(673億57百万ドル・基準日のレートで約10兆7,086億円)が富士通(3兆5,030億円)の約3.1倍です。★★利益率も違います。オラクルの売上高営業利益率は30.6%、富士通は9.9%です(いずれも当サイトの計算)。
売上高をオラクルと並べる- 富士通3.5兆円2026年3月期
- オラクル10.7兆円直近の通期
- 富士通6.3兆円2026-08-22 時点
- オラクル67.0兆円2026-08-22 時点
NEC6701
企業のITという点では重なるが、オラクルは自社のクラウドとソフトウェアを売る会社で、NECのように通信機器や防衛システムを作る事業は持たない
企業のITという点では重なりますが、収益の形が違います。★★★オラクルはNECのように通信機器や防衛システムを作る事業を持ちません。NECの社会インフラ事業は売上収益の26.1%を占めます。★★1人当たりの売上高は、オラクルが約7,590万円、NECが約3,520万円です(当サイトの計算)。★規模はオラクル(約10兆7,086億円)がNEC(3兆5,827億円)の約3.0倍です。★★利益率も違います。オラクルの売上高営業利益率は30.6%、NECは10.0%です(いずれも当サイトの計算)。
売上高をオラクルと並べる- NEC3.6兆円2026年3月期
- オラクル10.7兆円直近の通期
- NEC6.4兆円2026-08-22 時点
- オラクル67.0兆円2026-08-22 時点
野村総合研究所4307
金融機関向けのシステムという点で一部重なるが、オラクルは自社製品を売る会社、野村総合研究所は顧客ごとのシステムを作って運用する会社
金融機関向けのシステムという点で一部重なります。★★★オラクルは自社製品を売る会社、野村総合研究所は顧客ごとのシステムを作って運用する会社です。★★1人当たりの売上高は、オラクルが約7,590万円、野村総合研究所が約4,820万円で、IT・ソフトウェア6社の中ではこの2社が上位2つです(当サイトの計算)。★規模はオラクル(約10兆7,086億円)が野村総合研究所(8,147億円)の約13.1倍です。★★どちらもハードウェアの比重は小さいです(オラクルは4.6%、野村総合研究所は持たない)。
売上高をオラクルと並べる- 野村総合研究所8,147億円2026年3月期
- オラクル10.7兆円直近の通期
- 野村総合研究所2.9兆円2026-08-22 時点
- オラクル67.0兆円2026-08-22 時点
オラクルは米国会計基準、日本3社はいずれもIFRSです。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。
★★★稼ぎ方が違います。オラクルは自社で作ったクラウドとソフトウェアを売る会社で、1人当たりの売上高は約7,590万円(当サイトの計算)。日本3社は富士通約3,530万円・NEC約3,520万円・野村総合研究所約4,820万円です。売上高営業利益率も30.6%と、日本3社(9.9%・10.0%・7.2%)より高い水準です(いずれも当サイトの計算)。
★★★「部門の利益」の意味が大きく違います。オラクルの部門の利益は直接費だけを引いたもので、研究開発費102億72百万ドルなどを含みません。3部門の合計380億18百万ドルは連結の営業利益206億6百万ドルの1.8倍です。日本3社の部門の利益は調整後営業利益(富士通・NEC)または営業利益(野村総合研究所)で、連結の営業利益に近い水準です。利益率どうしを会社をまたいで比べることはできません。
★★★キャッシュ・フローの形が違います。オラクルの2026年5月期は営業活動によるキャッシュ・フローが319億77百万ドル(54%増)でしたが、フリーキャッシュ・フローは△237億ドルです。日本3社はいずれも投資が営業キャッシュ・フローの範囲に収まっています。
★★株主資本比率が低いです。オラクルは16.2%、日本3社は富士通59.6%・NEC 49.2%・野村総合研究所45.2%です。2022年5月期のオラクルの株主資本はマイナスでした。
★決算期はオラクルが5月末、日本3社はいずれも3月末です。
よくある質問
オラクルに対応する日本企業はどこですか?
★★★正面から重なる会社はありません。オラクルは自社で作ったクラウドとソフトウェアを売る会社で、顧客ごとのシステムを作って運用する日本3社とは収益の形が違うためです。★1人当たりの売上高で近いのは野村総合研究所です。オラクル約7,590万円、野村総合研究所約4,820万円で、6社の中ではこの2社が上位2つです(当サイトの計算)。★規模はオラクル(約10兆7,086億円)が富士通(3兆5,030億円)の約3.1倍、NEC(3兆5,827億円)の約3.0倍、野村総合研究所(8,147億円)の約13.1倍です。
営業キャッシュ・フローが54%増えたのに、フリーキャッシュ・フローがマイナスなのはなぜですか?
★★★データセンターへの投資が営業キャッシュ・フローを上回ったためです。2026年5月期の営業活動によるキャッシュ・フローは319億77百万ドルで会社は「過去最高」としていますが、フリーキャッシュ・フローは△237億ドルでした。★会社は「AIの学習と推論向けのクラウドインフラの需要を支える投資を実行し続けた」と説明しています。★★資金調達も大きく、会社は「2026年5月期に430億ドルの負債と50億ドルの株式で資金を調達した」「2027年5月期には、公表済みの200億ドルの市場価格による株式発行を含め、負債と株式を組み合わせて約400億ドルを調達する見込み」と記載しています。★「2026年暦年中に追加の負債を発行する予定はない」とも記載しています。★これは会社が公表した内容であり、当サイトの評価ではありません。
「残存履行義務6,380億ドル」とは何ですか?
★★契約済みで、まだ売上に計上していない金額です。会社は決算発表資料の見出しで「残存履行義務(RPO)が第4四半期に5,530億ドルから6,380億ドルへ850億ドル増えた」と記載しています。★★2026年5月期の売上高673億57百万ドルの約9.5倍にあたります(当サイトの計算)。★会社は「オラクルのRPOと売上の大幅な増加は、AIの学習と推論向けのクラウドインフラへの需要の高まりによるものだ」と説明しています。★★★当サイトはこの金額がいつ売上になるかを予測しません。会社が時期別の内訳を決算発表資料に示していないためです。
2022年5月期の株主資本がマイナスなのはなぜですか?
★★★自己株式の取得を重ねたためで、赤字だったからではありません。同期の当期純利益は67億17百万ドルの黒字でした。★★分母が負のときのROEと株主資本比率は意味を持たないため、当サイトは推移の図にこれらを描いていません。★5期の株主資本は△62億20百万ドル・10億73百万ドル・87億4百万ドル・204億51百万ドル・425億8百万ドルと回復しており、2026年5月期の株主資本比率は16.2%で5期で最も高い水準です。★★総資産は1,092億97百万ドルから2,617億59百万ドルへ2.4倍に増えています。
部門の利益の合計が、連結の営業利益の1.8倍あるのはなぜですか?
★★★部門の利益が直接費だけを引いたものだからです。会社は「報告されているマージンは各事業の直接的な管理可能費用のみを反映しており、研究開発費・一般管理費・その他の配賦可能費用の配分を含まない」と注記しています。★3部門の合計380億18百万ドルから、研究開発費102億72百万ドル・一般管理費16億18百万ドル・無形資産の償却16億71百万ドル・構造改革等18億38百万ドル・株式報酬16億18百万ドル・配賦等3億95百万ドルを引くと、連結の営業利益206億6百万ドルになります。★★そのため、当ページの部門の利益率を他社の部門の利益率と並べて読むことはできません。
2027年5月期の見通しはどうなっていますか?
★★総売上高900億ドルです。会社は「2027年5月期について、総売上高900億ドルという従来の見通しを確認する」と記載しています。GAAPの金額です。★★★利益の見通しは非GAAPの1株当たり利益だけで、8.05ドルへ引き上げられました。会社は「2026年5月期のAmpereのチップ事業の売却とBloom Energyのワラントという一度きりの事象を調整したうえで18%の成長」と説明しています。★★そのため当ページの見通しの表は1行だけです。★第1四半期については、総売上高27%〜29%増、総クラウド売上高が現地通貨で57%〜63%増という見通しも示されています。★これは会社が公表した予想であり、当サイトの予測ではありません。
数値はいつ時点のものですか?
5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、部門別・地域別の内訳と従業員数は2026年5月期のForm 10-K(2026年6月22日提出)、収益の源泉別と第4四半期の数値・2027年5月期の見通しは2026年6月10日公表の決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)によります。円換算のレートはページ下部に記載した記事作成時のもので、株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
数値の基準日と出典
- 決算(通年)
- FY2026(2026-05-31 期末)
- 決算(四半期)
- 2026年3〜5月期(2026年5月期 第4四半期)/2026-06-10 公表
- 資料の確認日
- 2026-08-22
- 円換算のレート
- 1米ドル = 158.98円(2026-08-21 時点・Yahoo Finance)
- 株価・時価総額
- 2026-08-22 時点(1米ドル = 158.86円)
部門別・地域別・収益の源泉別の売上高、四半期決算、今期の見通しは、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(Form 10-K(2026年5月期)(2026-06-22 公表)/2026年5月期 第4四半期・通期決算発表資料(Form 8-K 添付 EX-99.1)(2026-06-10 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.98円(2026-08-21 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。
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