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マーベル・テクノロジー

基本情報

マーベル・テクノロジーMRVLNasdaq

Marvell Technology, Inc.

報告セグメントは1つで、部門ごとの利益は開示していない。最終市場別はデータセンター74.4%、通信・その他25.6%。

売上高は1.3兆円で、ソシオネクスト(2,008億円)の約6.5倍。従業員は約7,480人。

  • 時価総額37.7兆円
  • 売上高1.3兆円
  • 営業利益2,100億円
  • 純利益4,238億円
  • 株価272.29USD
  • PER88.7倍
  • PBR16.69倍
  • ROE19.3%
  • 配当利回り0.09%
正式社名
Marvell Technology, Inc.
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Semiconductors & Related DevicesSIC 3674
発行済株式数
876,900,000 株
1株あたり利益(EPS)
3.07 米ドルFY2026・希薄化後
1株あたり配当金
0.24 米ドルFY2026
従業員数
約7,480 人南北アメリカ49%・アジア太平洋(インドを含む)42%・欧州中東アフリカ9%

株価

マーベル・テクノロジーの5年の株価の推移(月末の終値)297.89USD37.04USD20222023202420252026

月末の終値です。2021年11月から2026年09月まで。株式分割は反映済みで、配当は含みません。出典はYahoo Finance。

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(億円)(利益率)▲3,000▲15.0%00.0%3,00015.0%6,00030.0%9,00045.0%12,00060.0%15,00075.0%7,083▲552FY20229,396378FY20238,742▲901FY20249,154▲1,143FY202513,0072,100FY2026▲7.8%4.0%▲10.3%▲12.5%16.1%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

純損益・ROE

純損益・ROE(億円)▲1,500▲8.0%00.0%1,5008.0%3,00016.0%4,50024.0%FY22FY23FY24FY25FY26純損益ROE

総資産・自己資本・自己資本比率

総資産・自己資本・自己資本比率(億円)00.0%10,00020.0%20,00040.0%30,00060.0%40,00080.0%FY22FY23FY24FY25FY26総資産自己資本自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲6,000▲3,00003,0006,000FY22FY23FY24FY25FY26営業投資財務

1株あたり損益(EPS・希薄化後)

1株あたり損益(EPS・希薄化後)(米ドル)▲20234FY22FY23FY24FY25FY26EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20262026-01-31期末13,007億円+42.1%2,100億円16.1%4,238億円32.6%
FY20252025-02-01期末9,154億円+4.7%▲1,143億円▲12.5%▲1,405億円▲15.3%
FY20242024-02-03期末8,742億円-7.0%▲901億円▲10.3%▲1,482億円▲16.9%
FY20232023-01-28期末9,396億円+32.7%378億円4.0%▲260億円▲2.8%
FY20222022-01-29期末7,083億円—▲552億円▲7.8%▲668億円▲9.4%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

20億75百万ドル研究開発費2026年1月期。売上高の25.3%(当サイトの計算)で、前期の19億50百万ドルから6.4%増えた。★会社は、2026年1月31日時点で米国などで登録済みと出願中の特許が合わせて10,000件を超えると10-Kに記載している。★直近の四半期(2026年5月3日〜8月1日)の研究開発費は7億41百万ドルで、前年同期から42.8%増えた
82%上位10社の顧客が売上に占める割合2026年1月期(10-Kの記載)。★売上の10%以上を占めた顧客は2社で、1社の代理店(会社は Distributor A と表記)が37%、1社の直接の顧客(Customer A)が14%。★直近の四半期(2026年5月3日〜8月1日)は、その代理店が44%、直接の顧客が16%(10-Q)。★会社は、代理店の販売先が多様な最終顧客と地域に分かれていることが信用リスクを和らげると考えていると記載している
35億34百万ドルセレスティアルAIの取得対価2026年2月2日完了。光で半導体どうしをつなぐ技術(会社は Photonic Fabric と呼ぶ)の会社。現金12億76百万ドル・自社株約2,450万株(19億29百万ドル)・条件付きの対価3億16百万ドルなど(10-Q)。暫定の配分でのれん23億94百万ドル・無形資産9億51百万ドル。★会社は、2028年1月期の後半から売上が出はじめ、同期の第4四半期に年換算5億ドル、2029年1月期の第4四半期に年換算10億ドルの水準になると見込んでいる(2026年2月2日の発表)。★2月10日には PCIe・CXL スイッチの XConn も4億69百万ドルで取得した
20億40百万ドル自社株買い(2026年1月期)2,660万株を取得した(10-K)。配当2億5百万ドルと合わせて22億ドルを株主に戻したと会社は記載している。★自社株買いの枠は2025年9月24日に50億ドルを足して合計97億ドルになり、2026年8月1日時点の残りは51億ドル(10-Q)。★四半期配当は1株0.06ドルで、2026年9月25日に決議した10月29日支払いの分は、優先株にも転換後の株数で支払われる

注目ポイント

  • ★★★売上の74%がデータセンター向け。2期前は40%だった2026年1月期の売上高81億95百万ドルのうち、データセンター向けが61億ドルで74.4%、通信・その他が20億94百万ドルで25.6%です(構成比は当サイトの計算)。2024年1月期はデータセンター向けが22億17百万ドルで40.2%でした。★★会社は10-Kで、データセンター向けの伸びの理由を「カスタム製品と電気光学製品へのAI関連の需要」と説明しています。★製品の柱は、顧客ごとに設計するカスタムASIC(5nmの設計を重ね、3nmを進め、2nmを開発中と10-Kに記載)、データセンターの中や拠点の間をつなぐ光と電気の接続(PAM DSP・コヒーレントDSP・AEC DSP・PCIeリタイマーなど)、イーサネットスイッチ(Teralynx・Prestera)、プロセッサ(OCTEON)、HDDとSSDのコントローラ(Bravera)です。★★工場を持たないファブレスで、前工程を外部のファウンドリに、組み立てと検査を台湾・カナダ・韓国・シンガポール・中国の委託先に任せています。有形固定資産は9億35百万ドルで、総資産222億85百万ドルの4.2%です(当サイトの計算)。★直近の四半期(2026年5月3日〜8月1日)には、データセンター向けがその四半期の売上の79.3%になっています(当サイトの計算)。
  • ★★★純利益26億70百万ドルは営業利益の2.0倍。車載イーサネット事業の売却益が入った2026年1月期は売上高81億95百万ドル(42.1%増)・営業利益13億23百万ドル・純利益26億70百万ドルでした。★★★純利益が営業利益を大きく上回るのは、2025年8月14日に車載イーサネット事業をインフィニオン・テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)へ25億ドルの現金で売却し、税引前の売却益18億30百万ドルを計上したためです(損益計算書では「受取利息及びその他」に含まれる)。税引前利益30億47百万ドルの60.1%にあたります(当サイトの計算)。この売却で、のれん5億25百万ドルの認識も取りやめています。★★10-Kの用途の一覧では、先進運転支援システム・自動運転・車載ネットワークの3つに「売却した事業に含まれる」と注記されています。★営業利益の段階でも前期の7億20百万ドルの損失から13億23百万ドルの利益に変わりました。売上総利益率は41.3%から51.0%へ上がっています(当サイトの計算)。前期には事業構造改革の費用7億12百万ドル(うち3億58百万ドルが売上原価)がありました。★当サイトは、売却益を除いた利益がいくらになるかを計算しません。会社が示した金額だけを並べます。
  • ★★★エヌビディアが20億ドルを出資し、グーグルにはワラントを発行した★★2026年3月31日、同じ業界ページのエヌビディアが、同社のシリーズA転換優先株2,000,000株を20億ドルで引き受けました(8-K)。転換価格は約91.84ドルで、普通株に転換すると最大で約2,178万株になります。配当は転換後の株数で普通株と同じ扱いで、取締役の選任には議決権がありません。同じ日に両社は、エヌビディアの NVLink Fusion を通じた提携と、シリコンフォトニクスでの協業を発表しています。2026年8月1日時点で転換は行われていません(10-Q)。★★2026年7月29日にはグーグル(Google LLC)とカスタム半導体の商業契約を結び、会社は対象を「TPUのエコシステムにつながるカスタム半導体の幅広いプログラム(AI推論のアクセラレータ・ストレージのコントローラ・ネットワークインターフェースのコントローラ・メモリインターフェースのコントローラ・メモリの近くでの計算)」と記載しています。8月18日には、グーグルに最大58,970,907株を1株206.58ドルで買えるワラントを発行しました。1,360,867株は最初の1年で四半期ごとに確定し、残りは2027年1月期第3四半期から2033年1月期末までのグーグルの購入に応じて、カスタム製品の売上5億ドルごとに1区分ずつ、240区分で確定します。★2025年12月2日には、アマゾンにも Photonic Fabric 製品の購入に応じて最大1,045,171株が確定するワラントを発行しています。★当サイトは、これらの取引が今後の業績にどう効くかを書きません。
  • ★★10-Kの本文に「Japan」は1か所。競合の一覧の最後にソシオネクスト★★★10-Kの本文(主文書)で「Japan」という語が出てくるのは1か所だけで、アルゼンチン・中国・インド・イスラエル・日本・シンガポール・韓国・台湾・ベトナムを「事業を営む国」として並べた箇所です(当サイトが全文を数えました)。★10-Kに添付された子会社の一覧(添付資料21.1)には、日本で設立された会社が1社(Marvell Technology Japan K.K.)載っています。★会社の日本語サイトの所在地の一覧には、日本の拠点として東京・平塚・大阪・大船が載っています。★★2025年1月期の10-Kまでは、出荷先別の売上で日本が国別に示されていました(2025年1月期1億66百万ドル)。2026年1月期の10-Kでは「その他の国」に入っています。★★★10-Kが競合として挙げる24社の最後に、同じ業界ページのソシオネクスト(Socionext Inc.)がいます。一覧で日本の会社はこの1社だけです。同じ一覧には、同じ業界ページのAMD・ブロードコム・インテル・エヌビディア・クアルコムも入っています。★★ルネサスエレクトロニクスとキオクシアホールディングスの社名は10-Kに出てきません(出現0件)。

売上高の内訳

地域別の売上高(出荷先の所在地基準)2026年1月期(52週・2025年2月2日〜2026年1月31日)

  • 中国 36.2%36.2%4,714億円中国
  • その他の国 29.2%29.2%3,799億円その他の国
  • 台湾 20.2%20.2%2,631億円台湾
  • 米国 14.3%14.3%1,864億円米国

2026年1月期(52週・2025年2月2日〜2026年1月31日)の地域別の売上高です。

売上高の内訳(最終市場別)2026年1月期(52週・2025年2月2日〜2026年1月31日)

  • データセンター 74.4%74.4%9,683億円データセンター
  • 通信・その他 25.6%25.6%3,324億円通信・その他

★★★同社の報告セグメントは1つだけなので、部門ごとの売上と利益の表は置けません。

最新の決算

2027年1月期 第2四半期(2026年5月3日〜8月1日)2026-08-27 公表

項目2027年1月期 第2四半期(2026年5月3日〜8月1日)2025年5月4日〜8月2日増減
売上高4,348億円3,184億円+36.5%
営業利益730億円460億円+58.5%
純利益489億円309億円+58.1%
売上高営業利益率16.8%14.5%—

会社が公表した決算資料の数値です。

会社が公表している中長期の目標

2027年1月期・2028年1月期の売上高の見通しと株主還元2026年8月27日の決算説明資料(会社のIRサイト)と決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)に記載

会社が掲げる「自社の説明(10-Kの冒頭)」は「データセンターの中核からネットワークの末端までをつなぐ、データインフラ向け半導体の主要な供給者」です。

会社が示している見通しと方針2026年8月27日の決算説明資料(会社のIRサイト)と決算発表資料(Form 8-K 添付資料99.1)に記載

項目テーマ主な重点活動
12027年1月期の売上高の見通し(2026年8月27日公表)①約120億ドル(約45%増)。前回(2026年5月27日)の115億ドルから引き上げ会社が示した数値
  • ★売上高 約120億ドル(決算説明資料の表記は「約45%増」。前回の見通しは115億ドル)
  • ★データセンター向けの売上高は約60%増の見通し(前回は約50%増)
  • ★通信・その他は、第3四半期に前四半期比・前年同期比とも10%台前半〜半ばの減収、第4四半期は前四半期比で増収に戻り、通期では10%増の目標に近づくとしている
  • ★★次の四半期(2026年8月2日〜10月31日)は、売上高31億50百万ドル±5%、米国会計基準の売上総利益率52.9〜53.9%、米国会計基準の希薄化後1株当たり利益0.53ドル±0.05ドル(決算発表資料)
22028年1月期の売上高の見通し(2026年8月27日公表)②約180億ドル(約50%増)。前回より約15億ドル高い会社が示した数値
  • ★売上高 約180億ドル(決算説明資料の表記は「約50%増」「前回の見通しより約15億ドル高い」)
  • ★カスタム事業の売上は2028年1月期に前期の2倍を超えると見込んでいる
  • ★★利益の見通しは示されていない(会社は、第3四半期より後の期間について非GAAPの指標と米国会計基準の指標の調整を示さない理由を、事業構造改革の費用・減損・株式報酬費用などを前もって見積もれないためと記載している)
3株主還元③自社株買いの枠は合計97億ドル(残り51億ドル)。四半期配当は1株0.06ドル会社の説明
  • ★2025年9月24日に自社株買いの枠を50億ドル増やして合計97億ドルにした。2026年8月1日時点の残りは51億ドル(10-Q)。枠に期限は無い
  • ★2026年1月期は自社株買い20億40百万ドルと配当2億5百万ドルで、会社は「22億ドルを株主に戻した」と記載している
  • ★2026年9月25日に1株0.06ドルの四半期配当を決議した(10月29日支払い)。会社は、将来の配当は取締役会が業績・手元資金・財務の状況などを考えて決めると記載している

★★★会社は通期の利益の見通しを、米国会計基準でも非GAAPでも示していません。

経営目標(財務)

指標2026年1月期(実績)会社が掲げた目標
売上高81億95百万ドル(42.1%増)2027年1月期は約120億ドル(約45%増)/2028年1月期は約180億ドル(約50%増)
データセンター向けの売上高61億ドル(46.5%増)2027年1月期は約60%増(前回は約50%増)
米国会計基準(GAAP)での通期の利益の見通し営業利益13億23百万ドル・純利益26億70百万ドル公表されていない(次の四半期の1株当たり利益だけ0.53ドル±0.05ドル)

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。

日本企業との違い

ソシオネクスト6526

ともに工場を持たない半導体会社で、顧客ごとのカスタムSoC(ASIC)を設計して供給する。マーベル・テクノロジーの10-K(2026年1月期)は、自社の事業と競合する会社の一覧に「Socionext Inc.」を挙げている。★事業の幅は違う。マーベル・テクノロジーは売上高の74.4%がデータセンター向けで、カスタムASICのほか接続・イーサネットスイッチ・ストレージのコントローラなどの自社製品も売る。ソシオネクストは顧客と仕様を決めて作るカスタムSoCが本業で、売上は量産品の製品売上80.6%と、量産前の設計開発で受け取るNRE売上19.1%(2026年3月期・当サイトの計算)

2026年3月期の売上高は2,008億34百万円(日本基準)。★★規模はマーベル・テクノロジーがソシオネクストの6.48倍です(ページ下部のレートで当サイトが計算)。★★★マーベル・テクノロジーの10-Kは、競合として挙げる24社の最後に Socionext Inc. を挙げています。一覧に入っている日本の会社はこの1社だけです。★どちらも工場を持たないファブレスで、顧客ごとに設計する半導体を手がけます。ソシオネクストは有価証券報告書で、自社を「Solution SoC」というビジネスモデルで顧客にカスタムSoCを開発・提供するファブレスの半導体ベンダーと説明しています。マーベル・テクノロジーは10-Kで、製品の最初にカスタムASICを挙げています。★★ソシオネクストは有価証券報告書のリスクの節で、データセンターやネットワークなどの既存の市場は「より厳しい競争状況にある」と記載しています。マーベル・テクノロジーの売上の74.4%はデータセンター向けです。★ソシオネクストの有価証券報告書は競合を社名ではなく、従来型のASICや汎用的なASSPのベンダーといった種類で説明しており、マーベル・テクノロジーの社名は出てきません(当サイトが全文を数えました)。

売上高をマーベル・テクノロジーと並べる
  • ソシオネクスト2,008億円2026年3月期
  • マーベル・テクノロジー1.3兆円直近の通期
時価総額をマーベル・テクノロジーと並べる
  • ソシオネクスト3,990億円
  • マーベル・テクノロジー37.7兆円

ルネサスエレクトロニクス6723

用途がほとんど重ならない。マーベル・テクノロジーは売上の74.4%がデータセンター向けで、2025年8月14日に車載イーサネット事業をインフィニオン・テクノロジーズへ売却した。10-Kの用途の一覧で車載・産業に残るのは産業用イーサネットスイッチ・米国の軍と政府向け・監視カメラ。ルネサスは自動車48.4%・産業・インフラ・IoT 50.8%。★作り方も違い、マーベル・テクノロジーは工場を持たないファブレス、ルネサスは自社工場を持つ。★★接点は別のところに出る。ルネサスは有価証券報告書の役員報酬の節で、報酬を決める際に参照した米国の企業16社(同社の説明では「当社と相関性の高い半導体・ITセクターの企業」)の1社にマーベル・テクノロジーを挙げている。マーベル・テクノロジーの10-Kにルネサスの社名は出てこない

報告セグメントは産業・インフラ・IoT(50.8%)と自動車(48.4%)の2つで、2025年12月期の売上収益は1兆3,212億12百万円(IFRS)。★★規模はマーベル・テクノロジーがルネサスエレクトロニクスの0.98倍です(ページ下部のレートで当サイトが計算)。★★ルネサスエレクトロニクスは有価証券報告書の役員報酬の節で、報酬を決める際に参照した米国の企業16社(同社の説明では「当社と相関性の高い半導体・ITセクターの企業」)の1社にマーベル・テクノロジーを挙げています。一方、マーベル・テクノロジーの10-Kにルネサスエレクトロニクスの社名は出てきません。★★マーベル・テクノロジーは2025年8月14日に車載イーサネット事業をインフィニオン・テクノロジーズへ売却しました。10-Kの用途の一覧で車載・産業に残るのは、産業用イーサネットスイッチ・米国の軍と政府向け・監視カメラです。★マーベル・テクノロジーは工場を持たないファブレスで、ルネサスエレクトロニクスは自社の工場を持ちます。

売上高をマーベル・テクノロジーと並べる
  • ルネサスエレクトロニクス1.3兆円2025年12月期
  • マーベル・テクノロジー1.3兆円直近の通期
時価総額をマーベル・テクノロジーと並べる
  • ルネサスエレクトロニクス6.7兆円
  • マーベル・テクノロジー37.7兆円

キオクシアホールディングス285A

10-Kが挙げる製品にメモリそのものは入っていない。マーベル・テクノロジーはHDDとSSDのコントローラ(Bravera)を製品に挙げ、HDD向けは「現在のHDDメーカーのすべてが使っている」と10-Kに記載する。キオクシアは有価証券報告書で、コントローラ(ICチップとファームウェア)の開発の強化を掲げ、車載向けのUFS 4.1製品に「自社設計のコントローラ技術」を使ったと記載する。★記憶装置の中のメモリとコントローラという別の部品にあたり、両社の書類に相手の社名は出てこない。★工場の持ち方は正反対で、マーベル・テクノロジーはファブレス(有形固定資産は総資産の4.2%)、キオクシアは四日市・北上の工場を持つ

報告セグメントは「メモリ事業」単一で、2026年3月期の売上収益は2兆3,376億28百万円(IFRS)。★★規模はマーベル・テクノロジーがキオクシアホールディングスの0.56倍です(ページ下部のレートで当サイトが計算)。★★マーベル・テクノロジーの10-Kが挙げる製品(カスタムASIC・接続・イーサネット・ファイバチャネル・プロセッサ・ストレージのコントローラ)に、メモリそのものは入っていません。10-Kは製品にHDDとSSDのコントローラ(Bravera)を挙げ、HDD向けのコントローラは「現在のHDDメーカーのすべてが使っている」と記載しています。キオクシアホールディングスは有価証券報告書で、コントローラ(ICチップとファームウェア)の開発の強化を掲げ、車載向けのUFS 4.1製品に「自社設計のコントローラ技術」を使ったと記載しています。★両社の書類に相手の社名は出てきません(当サイトが全文を数えました)。★マーベル・テクノロジーは工場を持たないファブレスで、キオクシアホールディングスは四日市工場と北上工場を持ちます。

売上高をマーベル・テクノロジーと並べる
  • キオクシアホールディングス2.3兆円2026年3月期
  • マーベル・テクノロジー1.3兆円直近の通期
時価総額をマーベル・テクノロジーと並べる
  • キオクシアホールディングス31.7兆円
  • マーベル・テクノロジー37.7兆円

4社は決算期か会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません。マーベル・テクノロジーは1月31日に最も近い土曜日に終わる期の米国会計基準、ルネサスエレクトロニクスは12月末のIFRS、キオクシアホールディングスは3月末のIFRS、ソシオネクストは3月末の日本基準です。★マーベル・テクノロジーの数値は2026年1月期(2025年2月2日〜2026年1月31日)で、ルネサスエレクトロニクスの2025年12月期とは1か月、キオクシアホールディングスとソシオネクストの2026年3月期とは2か月ずれます。

★★部門の利益の開示が違います。マーベル・テクノロジーは報告セグメントが1つで、区分ごとの利益を公表していません。キオクシアホールディングスも報告セグメントが「メモリ事業」単一です。ルネサスエレクトロニクスは2つの報告セグメントの利益を開示しています。

★★地域別の基準も違います。マーベル・テクノロジーは出荷先の所在地、キオクシアホールディングスは自社の事業拠点の所在地で分けています。同じ「地域別」という見出しでも中身が違うので、横に並べて比べることはできません。

★工場の持ち方は2つに分かれます。マーベル・テクノロジーとソシオネクストは工場を持たないファブレス、ルネサスエレクトロニクスとキオクシアホールディングスは自社の工場を持ちます。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

よくある質問

マーベル・テクノロジーと事業が重なる日本の会社はどこですか?

当サイトの半導体のページでは、ルネサスエレクトロニクス・キオクシアホールディングス・ソシオネクストを並べています。★★★マーベル・テクノロジーの10-Kが競合として社名を挙げている日本の会社は、ソシオネクスト(Socionext Inc.)だけです。10-Kは競合として24社を挙げており、ソシオネクストはその最後にあります。ソシオネクストは有価証券報告書で、自社を顧客ごとのカスタムSoCを開発・提供するファブレスの半導体ベンダーと説明しています。★★ルネサスエレクトロニクスとキオクシアホールディングスの社名は10-Kに出てきません(当サイトが全文を数えました)。ただしルネサスエレクトロニクスは有価証券報告書(2025年12月期)の役員報酬の節で、報酬を決める際に参照した米国の企業16社の1社にマーベル・テクノロジーを挙げています。★キオクシアホールディングスとは、記憶装置の中のメモリとコントローラという別の部品で接します。マーベル・テクノロジーの10-Kが挙げる製品にメモリそのものは入っておらず、HDDとSSDのコントローラを扱っています。★規模は、マーベル・テクノロジーの2026年1月期の売上高81億95百万ドル(ページ下部のレートで約1兆3,008億円)が、ルネサスエレクトロニクスの2025年12月期の売上収益1兆3,212億12百万円の0.98倍、キオクシアホールディングスの2026年3月期の売上収益2兆3,376億28百万円の0.56倍、ソシオネクストの2026年3月期の売上高2,008億34百万円の6.48倍です(当サイトの計算)。

マーベル・テクノロジーは何を作っている会社ですか?

データセンターと通信の機器に使う半導体を設計し、製造は外部に任せるファブレスの会社です。10-Kは自社を「データセンターの中核からネットワークの末端までをつなぐ、データインフラ向け半導体の主要な供給者」と説明しています。★★製品は、①顧客ごとに設計するカスタムASIC(10-Kは用途にAI・データセンター・コンピューティング・ネットワーク・通信・ストレージ・航空宇宙と防衛を挙げる)②データセンターの中や拠点の間を光や銅線でつなぐ接続の部品(PAM DSP・コヒーレントDSP・レーザードライバ・TIA・シリコンフォトニクス・AEC DSP・PCIeリタイマーなど)③イーサネットスイッチ(Teralynx・Prestera)と物理層の部品(Alaska)④プロセッサ(OCTEON)とセキュリティ用のプロセッサ(NITROX・LiquidSecurity)⑤HDDとSSDのコントローラ(Bravera)とファイバチャネルの製品(QLogic)です。★★2026年1月期の売上の74.4%がデータセンター向けで、会社は伸びの理由を「カスタム製品と電気光学製品へのAI関連の需要」と説明しています。★2026年2月には、光で半導体どうしをつなぐ技術(Photonic Fabric)のセレスティアルAIと、PCIe・CXL のスイッチの XConn を取得しました。★前工程は外部のファウンドリに、組み立てと検査は台湾・カナダ・韓国・シンガポール・中国の委託先に任せています。有形固定資産は9億35百万ドルで、総資産の4.2%です(当サイトの計算)。

純利益が営業利益の2倍なのはなぜですか?

車載イーサネット事業の売却益が入っているためです。★★2026年1月期の純利益は26億70百万ドルで、営業利益13億23百万ドルの2.0倍でした(当サイトの計算)。会社は2025年8月14日に車載イーサネット事業をインフィニオン・テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)へ25億ドルの現金で売却し、税引前の売却益18億30百万ドルを計上しています(損益計算書では「受取利息及びその他」に含まれる)。税引前利益30億47百万ドルの60.1%にあたります(当サイトの計算)。★法人税は3億77百万ドルで、会社は実効税率を12.4%としています。★ROE 19.3%も、この売却益を含む純利益で計算した値です。★当サイトは、売却益を除いた利益を計算しません。会社が示した金額と理由を並べます。

5期の利益の動きをどう読めばよいですか?

営業損益が黒字だったのは2023年1月期と2026年1月期の2期だけです。★★営業損益は2022年1月期△3億48百万ドル→2023年1月期+2億38百万ドル→2024年1月期△5億68百万ドル→2025年1月期△7億20百万ドル→2026年1月期+13億23百万ドルです。★★会社が財務諸表で示している大きな費用は、買収で得た無形資産の償却(毎年9億42百万〜10億98百万ドル)、2025年1月期の事業構造改革の費用7億12百万ドル、2023年1月期の訴訟の和解金1億ドルです。償却の対象は買収で得た技術や顧客との関係で、2022年1月期には Inphi(総対価99億17百万ドル)と Innovium(10億ドル)を取得しています。★★会社は2025年1月期の事業構造改革を、データセンター向けの研究開発を増やし、ほかの最終市場の新製品の開発を減らす計画と説明しており、一部の製品の今後の発売の取りやめと、取得した技術の無形資産の減損2億40百万ドルを含みます。★2026年1月期は売上高が42.1%増え、営業損益が黒字になり、純利益には売却益18億30百万ドル(税引前)が入っています。★2024年1月期は53週で、ほかの4期は52週です。★当サイトは、どの期が「本来の姿」かを決めません。各期の数値と、会社が挙げた理由を並べます。

エヌビディアの20億ドルの出資とは、どういう取引ですか?

2026年3月31日に、エヌビディアがマーベル・テクノロジーのシリーズA転換優先株を20億ドルで引き受けた取引です。★★優先株は2,000,000株で、1株の表示価額は1,000ドル、普通株への転換価格は約91.84ドルです。転換すると最大で約2,178万株の普通株になります(8-K・10-Q)。転換は、保有者の選択によるもの(該当する場合は米国の独占禁止法(ハート・スコット・ロディノ法)の待機期間の満了が条件)と、会社またはエヌビディアの関係者でない相手への売却の直前に自動で行われるものの2つです。配当は転換後の株数で普通株と同じ扱いで受け取り、取締役の選任を除いて普通株と一緒に議決権を持ちます。償還を求める権利はありません。2026年8月1日時点で転換はされていません。★★同じ日に両社は共同で、マーベル・テクノロジーがエヌビディアの NVLink Fusion を通じて同社のAIのエコシステムにつながる提携を発表しました。発表資料では、マーベル・テクノロジーがカスタムのXPUと NVLink Fusion に対応したスケールアップのネットワークを、エヌビディアがCPU・NIC・DPU・NVLink・スイッチなどを提供するとしており、シリコンフォトニクスでも協業します。★この優先株の発行により、1株当たり利益は2種類株式法で計算されています。★当サイトは、この取引の評価を書きません。

グーグルへのワラントとは何ですか?

グーグルがマーベル・テクノロジーの株式を決まった価格で買える権利で、大部分はグーグルの購入額に応じて確定する仕組みです。★★会社は2026年7月29日に Google LLC とカスタム半導体の商業契約を結び、8月18日にワラントを発行しました(8-K)。買える株数は最大58,970,907株、行使価格は1株206.58ドルで、2033年8月18日まで行使できます。★★1,360,867株は契約から1年の間に四半期ごとに等分で確定し、残りは2027年1月期第3四半期から2033年1月期末までのグーグルによるカスタム製品の購入に応じて、売上5億ドルごとに1区分ずつ、240区分で確定します。すべての区分が確定するには、カスタム製品の売上が合わせて1,200億ドルになる計算です(240区分×5億ドル・当サイトの計算)。★対象について会社は、TPUのエコシステムにつながるAI推論のアクセラレータ・ストレージのコントローラ・ネットワークインターフェースのコントローラ・メモリインターフェースのコントローラ・メモリの近くでの計算と記載しています。★同社は以前にも顧客にワラントを発行しており、2025年12月2日の8-Kはそのうちの1件をアマゾンへの発行(最大1,045,171株)と記載しています。10-Qは、2025年1月期と2026年1月期に顧客へ発行したワラント(最大420万株・最大100万株)を、対象の売上を計上する期間にわたって売上高から差し引くと記載しています。グーグルへのワラントの会計処理は、当サイトが確認した10-Qの後発事象の注記には書かれていません。★当サイトは、この契約が業績にどう効くかを書きません。

なぜ部門ごとの売上と利益の表がないのですか?

会社の報告セグメントが1つだけだからです。会社は10-Kに、報告セグメントは「集積回路の設計・開発・販売」の1つで、最高経営意思決定者(CEO)は連結の純損益を使って資源の配分と業績の評価を行っていると記載しています。理由として、自社で開発した技術が多くの製品にまたがって使われ、ほぼすべての製品が似た製造工程で作られることを挙げています。★そのため当ページは、最終市場別(データセンター/通信・その他)と出荷先別の売上を載せています。区分ごとの利益は公表されていません。★★最終市場の区分は2026年1月期の第4四半期に5つから2つになりました。エンタープライズ・ネットワーキング、キャリア・インフラ、コンシューマー、車載・産業の4つを「通信・その他」にまとめ、データセンターの中身は変えていません。★同じ業界ページではアナログ・デバイセズも報告セグメントが1つです。

中国向けの売上が36%と大きいのはなぜですか?

地域別が「出荷先」で分けたものだからです。★★2026年1月期の出荷先別は、中国29億70百万ドル(36.2%)・台湾16億57百万ドル(20.2%)・米国11億74百万ドル(14.3%)・その他の国23億93百万ドル(29.2%)です(構成比は当サイトの計算)。★★会社は10-Kに「出荷先は、最終顧客の所在地や、最終顧客が当社製品を組み込んだ機器を販売する国を必ずしも示さない」と書き、「中国への出荷の大部分は、中国に工場や受託製造の拠点を持つ中国以外の顧客向けで、その製品はその後中国から出荷される」と説明しています。★台湾は前期の5億61百万ドルから16億57百万ドルへ3.0倍になりました。★同じ業界ページのブロードコムも、出荷先・引渡先の基準で地域を分けています。★会社は10-Kで、米国政府による中国の一部の顧客への輸出規制が引き続き売上に影響するとしています。

日本での売上はどれくらいですか?

2026年1月期の10-Kでは開示されていません。★★2025年1月期の10-Kまでは、出荷先別の売上で日本が国別に示されていました(2025年1月期1億66百万ドル・売上高の2.9%、2024年1月期1億69百万ドル・3.1%、2023年1月期2億60百万ドル・4.4%。構成比は当サイトの計算)。2026年1月期の10-Kは国別の行を中国・台湾・米国に絞り、日本は「その他の国」に入っています。会社は「その他の国」の中の国はどれも売上高の10%を超えないと記載しています。★★★10-Kの本文(主文書)で「Japan」という語が出てくるのは1か所だけで、事業を営む国としてアルゼンチン・中国・インド・イスラエル・日本・シンガポール・韓国・台湾・ベトナムを並べた箇所です(当サイトが全文を数えました。2026年8月1日までの四半期の10-Qには出てきません)。★10-Kに添付された子会社の一覧には、日本で設立された会社が1社(Marvell Technology Japan K.K.)載っています。会社の日本語サイトの所在地の一覧には、東京・平塚・大阪・大船の4か所が載っています。★出荷先別の数字は、最終顧客の所在地を示すものではありません(上の質問をご覧ください)。

なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?

会社が通期の利益の見通しを示しておらず、通期の売上高の見通しもSECに提出した決算発表資料には金額が無いためです。★★2026年8月27日の決算発表資料(8-Kの添付資料)には、CEOの「2027年1月期と2028年1月期の売上高の見通しを再び引き上げる」という発言だけがあります。金額は同じ日の決算説明資料(会社のIRサイトのPDF)にあり、2027年1月期の売上高は約120億ドル(約45%増・前回は115億ドル)、2028年1月期は約180億ドル(約50%増)です。データセンター向けは2027年1月期に約60%増、カスタム事業は2028年1月期に2倍を超えるとしています。★★金額で示した見通しのうち米国会計基準の利益を含むのは、次の四半期(2026年8月2日〜10月31日)の分だけで、売上高31億50百万ドル±5%、米国会計基準の売上総利益率52.9〜53.9%、米国会計基準の希薄化後1株当たり利益0.53ドル±0.05ドルです。★そのため当ページには「今期の見通し」の節がなく、中長期の目標の節に会社の言い方のまま載せています。★★会社は2026年10月6日にニューヨークで投資家説明会を開き、長期の戦略を示すと決算発表資料に記載しています。

決算期はいつですか?

1月31日に最も近い土曜日に終わる、52週または53週の1年です。5年か6年に1回、第4四半期が14週になる53週の年があり、当ページの5期では2024年1月期(2023年1月29日〜2024年2月3日)が53週でした。★当サイトは「2026年1月期」のように期末の月で呼んでいます。会社は同じ期を fiscal 2026 と呼びます。★2027年1月期は2027年1月30日に終わる52週です(会社の委任状説明書と10-Qの記載)。★同じ業界ページのエヌビディアも、決算期が1月末に近い日に終わります。

マーベル・テクノロジーの決算はいつ発表されますか?

米国の上場企業は、決算を公表すると米国SEC(証券取引委員会)に決算発表の書類(Form 8-K)を提出します。マーベル・テクノロジーの直近4回の決算発表の日は次のとおりです(米国の日付)。

決算発表の日は、同じ期間の四半期報告書・年次報告書がSECに提出されてから当ページに載せています。次の発表日は載せていません。

数値はいつ時点のものですか?

推移・基本情報・最終市場別と出荷先別は2026年1月期で、根拠は2026年3月11日に提出された年次報告書(Form 10-K)です。★直近の四半期(2026年5月3日〜8月1日)は2026年8月28日提出の四半期報告書(Form 10-Q)、次の四半期の見通しは2026年8月27日の決算発表資料、2027年1月期と2028年1月期の売上高の見通しは同じ日の決算説明資料(会社のIRサイト)によります。★エヌビディアへの優先株の発行は2026年3月31日、グーグルへのワラントは2026年8月19日、四半期配当の決議は2026年9月25日の8-Kによります。★同社の決算期は1月末で、比べているルネサスエレクトロニクスは12月末、キオクシアホールディングスとソシオネクストは3月末です。★株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。米ドルもページ下部に記載のレートで円換算しています。

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注記(4件)
売上高と利益の推移
★★5期で売上高は44億62百万ドルから81億95百万ドルへ1.8倍になりました。★★★営業損益が黒字だったのは5期のうち2期だけです(2022年1月期△3億48百万ドル→2023年1月期+2億38百万ドル→2024年1月期△5億68百万ドル→2025年1月期△7億20百万ドル→2026年1月期+13億23百万ドル)。★★会社が財務諸表で示している大きな費用は次の3つです。①買収で得た無形資産の償却(2022年1月期9億79百万ドル・2023年1月期10億87百万ドル・2024年1月期10億98百万ドル・2025年1月期10億53百万ドル・2026年1月期9億42百万ドル)②2025年1月期の事業構造改革の費用7億12百万ドル(会社の説明では、データセンター向けの研究開発を増やし、ほかの最終市場の新製品の開発を減らす計画で、取得した技術の無形資産の減損2億40百万ドルを含む)③2023年1月期の訴訟の和解金1億ドル。★2022年1月期には、光接続による高速なデータ転送の半導体を手がける Inphi を2021年4月20日に総対価99億17百万ドルで、データセンター向けのネットワーク製品の Innovium を2021年10月5日に10億ドルで取得しています。★★★2026年1月期の純利益26億70百万ドルには、車載イーサネット事業をインフィニオン・テクノロジーズに25億ドルで売却した税引前の売却益18億30百万ドルが入っています。この期のROE 19.3%もこの利益を含めて計算した値です。★2024年1月期は53週(2023年1月29日〜2024年2月3日)で、ほかの4期は52週です。★1株あたり配当は5期とも0.24米ドルです。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。
売上高の内訳
会社が10-Kの注記3(収益)で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★この区分は「出荷先」(destination of shipment)で分けたもので、最終顧客の所在地ではありません。会社は10-Kに「出荷先は、最終顧客の所在地や、最終顧客が当社製品を組み込んだ機器を販売する国を必ずしも示さない」と書き、「中国への出荷の大部分は、中国に工場や受託製造の拠点を持つ中国以外の顧客向けで、その製品はその後中国から出荷される」と説明しています。★中国が29億70百万ドルで36.2%、台湾が16億57百万ドル(20.2%)、米国が11億74百万ドル(14.3%)、その他の国が23億93百万ドル(29.2%)です(構成比は当サイトの計算)。★★台湾は5億61百万ドルから16億57百万ドルへ3.0倍になりました。★会社は、アジアに拠点を持つ顧客への出荷が2026年1月期の売上の約77%(2025年1月期75%・2024年1月期70%)と記載しています。★★★日本は2025年1月期の10-Kまで国別に示されていました(2025年1月期1億66百万ドル・2024年1月期1億69百万ドル・2023年1月期2億60百万ドル)。2026年1月期の10-Kは国別の行を中国・台湾・米国に絞っており、日本は「その他の国」に入ります。会社は「その他の国」の中の国はどれも売上高の10%を超えないと記載しています。
会社は10-Kに「報告セグメントは集積回路の設計・開発・販売の1つ」と書き、最高経営意思決定者(CEO)は連結の純損益を使って資源の配分と業績の評価を行っていると記載しています。★ここに載せたのは会社が開示している最終市場別の売上で、区分ごとの利益は公表されていません。★★データセンター向けは41億64百万ドルから61億ドルへ46.5%増え、売上高の74.4%を占めます(構成比は当サイトの計算)。会社は伸びの理由を「カスタム製品と電気光学製品へのAI関連の需要」と10-Kに記載しています。★通信・その他は16億3百万ドルから20億94百万ドルへ30.6%増え、会社は在庫調整のあとの回復と説明しています。★★2期前の2024年1月期は、データセンター向けが22億17百万ドル(40.2%)、それ以外が32億91百万ドル(59.8%)でした。★★2026年1月期の第4四半期から、エンタープライズ・ネットワーキング、キャリア・インフラ、コンシューマー、車載・産業の4つを「通信・その他」(Communications and other)にまとめました。データセンターの中身は変わっていません。★会社は区分を「製品を買う顧客の種類・売る製品の機能・組み込まれる最終製品についての知識など複数の材料」で決めており、分類は主観を含み、時間とともに変わりうると記載しています。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年5月3日〜8月1日)の数値です。SECに提出された四半期報告書(Form 10-Q、2026年8月28日)によります(決算の発表は2026年8月27日)。★★売上高は36.5%増の27億39百万ドルで、会社は四半期の売上高として過去最高と記載しています。内訳はデータセンター21億72百万ドル(45.7%増・構成比79.3%)、通信・その他5億68百万ドル(10.1%増)です(構成比は当サイトの計算)。会社はデータセンター向けの伸びを「AI関連の強い需要」によると説明しています。★営業利益は58.5%増の4億60百万ドル、売上高営業利益率は16.8%(前年同期14.5%)、売上総利益率は53.1%(同50.4%)です。★研究開発費は7億41百万ドル(42.8%増)、株式報酬費用は3億26百万ドル(前年同期1億54百万ドル)でした。★純利益は58.1%増の3億8百万ドルです。営業外では、セレスティアルAIの取得の条件付きの対価の公正価値の変動(関連する株式の先渡し購入契約と差し引き)で52百万ドルの費用が出ています(会社の非GAAPの調整表)。★この期には、2026年2月に取得したセレスティアルAIと XConn の業績が含まれます(会社はセレスティアルAIの売上と利益を重要でないとしています)。★希薄化後1株当たり利益は0.33ドル(前年同期0.22ドル)で、2026年3月31日の優先株の発行により2種類株式法で計算しています。会社は同じ日の決算発表資料で非GAAPの1株当たり利益を0.94ドルと示していますが、物差しが違うため当サイトの表には並べていません。
会社が公表している中長期の目標
通期について数値があるのは売上高だけで、それも2026年8月27日の決算説明資料(会社のIRサイトのPDF)に書かれています。同じ日の決算発表資料(SECに提出した8-Kの添付資料)には、CEOの「2027年1月期と2028年1月期の売上高の見通しを再び引き上げる」という発言だけがあり、金額はありません。★金額で示した見通しのうち米国会計基準の利益を含むのは、次の四半期(2027年1月期第3四半期)の分だけです。★そのため当ページには「今期の見通し」の節を置かず、ここに会社の言い方のまま載せています。★★会社は2026年10月6日にニューヨークで投資家説明会(Investor Day)を開き、長期の戦略を示すと決算発表資料に記載しています。この節は、その日より前の資料によります。
目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社が2026年8月27日の決算説明資料と決算発表資料に記載した内容です。★★売上高の見通しは会社のIRサイトの資料にある数値で、SECに提出した決算発表資料には金額が書かれていません。★次の四半期の見通しを除き、利益の見通しはありません。★会社は将来に関する記述の留保を資料に記載しています。★★2027年1月期と2028年1月期の売上高の見通しは、2026年10月6日の投資家説明会より前に示されたものです。

投資判断は自己責任で行ってください。

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数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。

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