マイクロン・テクノロジー

基本情報

正式社名
MICRON TECHNOLOGY INC
英文社名
MICRON TECHNOLOGY INC
ティッカー
MU(Nasdaq)
会計基準
米国会計基準(US GAAP)
SECへの登録業種
Semiconductors & Related DevicesSIC 3674
発行済株式数
1,129,393,151 株直近の提出書類
ROE(自己資本利益率)
17.2%FY2025・当サイトの計算
1株あたり配当金
0.46 米ドルFY2025
1株あたり利益(EPS)
7.59 米ドルFY2025・希薄化後
従業員数
約53,000 人2025-08-28 時点・主にアジア・北米・欧州に所在する

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(兆円)(利益率)▲1.5▲40.0%0.00.0%1.540.0%3.080.0%4.5120.0%6.0160.0%4.41.0FY20214.91.5FY20222.5▲0.9FY20234.00.2FY20245.91.5FY202522.7%31.5%▲37.0%5.2%26.1%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

純利益・ROE

純利益・ROE(億円)▲80▲16.0%▲40▲8.0%00.0%408.0%8016.0%12024.0%FY21FY22FY23FY24FY25純利益ROE

総資産・自己資本・自己資本比率

総資産・自己資本・自己資本比率(兆円)0.00.0%4.020.0%8.040.0%12.060.0%16.080.0%FY21FY22FY23FY24FY25総資産自己資本自己資本比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲30,000▲15,000015,00030,000FY21FY22FY23FY24FY25営業投資財務

1株あたり利益(EPS・希薄化後)

1株あたり利益(EPS・希薄化後)(米ドル)▲8▲4048FY21FY22FY23FY24FY25EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率純利益純利益率
FY20252025-08-28期末59,209億円+48.9%15,476億円26.1%13,526億円22.8%
FY20242024-08-29期末39,778億円+61.6%2,066億円5.2%1,232億円3.1%
FY20232023-08-31期末24,616億円-49.5%▲9,100億円▲37.0%▲9,240億円▲37.5%
FY20222022-09-01期末48,723億円+11.0%15,369億円31.5%13,761億円28.2%
FY20212021-09-02期末43,887億円9,953億円22.7%9,284億円21.2%

直近5期の通年決算です。出典は米国SECに提出されたXBRLデータで、金額は1米ドル=158.41円で円に直しています。図の売上高と利益は同じ物差しで並べているので、棒の高さの差がそのまま利益の大きさにあたります。★★メモリの市況の振れがそのまま出ています。2022年8月期に売上高307億58百万ドル・営業利益97億2百万ドルだったものが、2023年8月期には売上高155億40百万ドル(49.5%減)・営業損失57億45百万ドルになり、2025年8月期には売上高373億78百万ドル・営業利益97億70百万ドルへ戻りました。★2023年8月期の営業損失には、棚卸資産を正味実現可能価額まで評価減した18億31百万ドルが含まれています(部門に配分していない費用の中)。★★決算期が8月末にもっとも近い木曜日なので、当ページの推移の図に出ている直近の通期(2025年8月期)は、12月決算のインテル・AMDより1年近く手前にあたります。★5期とも52週で、期の空白はありません。★ROEと自己資本比率は会社が公表していないため当サイトが計算しています(ROEの分母は期首と期末の自己資本の平均、自己資本比率は期末の自己資本÷期末の総資産)。

事業の概要

CMBU(クラウドメモリ)

大規模なハイパースケールのクラウド顧客向けのメモリと、すべてのデータセンター顧客向けのHBM(広帯域メモリ)。DDR・LPDDR・GDDRも含む

売上構成比 36.2%売上構成比36.2%21,423億円

利益構成比56.5%9,709億円・利益率45.3%

強み・実績
  • ★★売上高135億24百万ドルで前期の37億92百万ドルから257%増。4部門で最大になった
  • 部門の利益61億29百万ドルで利益率45.3%。4部門で最も高い
  • 2025年8月期第4四半期にはHBM3Eの12段積みが出荷の大半を占めた。HBM4の36GB 12段積みのサンプルも複数の主要顧客へ提供している
主な製品・サービス
  • HBM3E
  • HBM4(サンプル)
  • DDR5・DDR4
  • LPDDR5
  • GDDR6
  • 大容量DIMM

MCBU(モバイル&クライアント)

スマートフォンとPC向けのメモリとストレージ。Crucialブランドの一般消費者向けSSDとDRAM、単体のDRAM・NANDも含む

売上構成比 31.7%売上構成比31.7%18,785億円

利益構成比18.3%3,138億円・利益率16.7%

強み・実績
  • 売上高118億59百万ドルで前期の116億67百万ドルから1.6%増
  • 部門の利益19億81百万ドル。前期は1百万ドルの損失だった
  • 会社はDRAMの供給を、より単価の高いデータセンター向けへ振り向けたと説明している
主な製品・サービス
  • LPDDR5X
  • managed NAND(e.MMC/UFS)
  • クライアント向けSSD
  • Crucialブランドの製品

CDBU(コアデータセンター)

中堅のクラウド・企業・OEMのデータセンター顧客向けのメモリと、すべてのデータセンター顧客向けのストレージ(データセンター用SSDとNAND)

売上構成比 19.3%売上構成比19.3%11,451億円

利益構成比20.1%3,453億円・利益率30.2%

強み・実績
  • 売上高72億29百万ドルで前期の49億84百万ドルから45.0%増
  • 部門の利益21億80百万ドルで利益率30.2%
  • 2025年8月期に9550シリーズSSDと6550 ION SSDの出荷を始めた
主な製品・サービス
  • データセンター用SSD(9550・6550 ION等)
  • DDR5・DDR4
  • QLC・TLCのNAND

AEBU(車載&組み込み)

車載・産業・民生の各分野に向けたメモリとストレージ。会社が「インテリジェント・エッジ」と呼ぶ、データが生まれる場所の近くで処理する用途

売上構成比 12.7%売上構成比12.7%7,529億円

利益構成比5.1%882億円・利益率11.7%

強み・実績
  • 売上高47億53百万ドルで前期の46億31百万ドルから2.6%増。4部門で最小
  • 部門の利益5億57百万ドルで利益率11.7%。4部門で最も低い
  • 2025年8月期に車載向けの LPDDR5X が量産の準備を整え、4150 SSD が車載認定を得た
主な製品・サービス
  • 車載向けLPDDR5X
  • managed NAND
  • 産業向けメモリ
  • NOR
  • 組み込み向けSSD
158億57百万ドル設備投資額2025年8月期の有形固定資産の取得。前期の83億86百万ドルから89%増えた。★自社で工場を持つため、ファブレスのエヌビディア(61億ドル)やAMD(9億74百万ドル)より大きい
37億98百万ドル研究開発費2025年8月期。前期の34億30百万ドルから10.7%増えた。売上高に対する比率は10.2%
84.6%直近の四半期の売上総利益率2026年8月期第3四半期(2026年3〜5月)。売上高414億56百万ドルに対し売上原価64億ドル。★2025年8月期の通期は39.8%だった
0.46米ドル1株あたり配当金2025年8月期。★四半期ごとに支払っており、2025年9月23日には1株0.115ドルの四半期配当を決議した。会社は配当を続け、時間をかけて増やしていくことを目指すとしている

注目ポイント

  • 4部門すべてがメモリ・ストレージCMBU(クラウド)・CDBU(コアデータセンター)・MCBU(モバイル&クライアント)・AEBU(車載&組み込み)の分け方は製品ではなく用途。★キオクシアが報告セグメント単一でありながら用途別に売上収益を分けているのと、考え方が近い
  • DRAMとNANDの両方を作るキオクシアがNAND型フラッシュメモリの専業であるのに対し、マイクロンはDRAM(電源を切ると消える)とNAND(消えない)の両方を手がける。★HBM(広帯域メモリ)はDRAMを積み上げたもので、AI向けの需要の中心にある
  • 市況で売上高が半分になり、また倍以上になった2022年8月期307億58百万ドル→2023年8月期155億40百万ドル(49.5%減)→2025年8月期373億78百万ドル。営業損益も97億2百万ドル→△57億45百万ドル→97億70百万ドルと振れている
  • 直近の四半期だけで通期を上回る2026年8月期第3四半期(2026年3〜5月)の売上高414億56百万ドルは、上の推移の図に出ている2025年8月期の通期373億78百万ドルを上回る。★売上高営業利益率は80.4%で、売上原価は64億ドルにとどまる

部門ごとの売上と利益

2025年8月期(52週・2024年8月30日〜2025年8月28日)10-Kのセグメント注記より

部門売上高部門の利益利益率
CMBU(クラウドメモリ)21,423億円9,709億円45.3%
MCBU(モバイル&クライアント)18,785億円3,138億円16.7%
CDBU(コアデータセンター)11,451億円3,453億円30.2%
AEBU(車載&組み込み)7,529億円882億円11.7%
その他21億円▲2億円
部門に配分していない費用▲1,704億円
連結59,209億円15,476億円26.1%

4つの事業単位がそのまま報告セグメントです。どれもメモリ・ストレージの製品で、分け方は「誰に売るか」という用途です。★部門の売上高は外部顧客への売上高で、4部門と「その他」の合計が連結の売上高と一致します。★「部門に配分していない費用」は10億76百万ドル。会社の説明では、株式報酬費用・棚卸資産の正味実現可能価額への評価減・和解による損益・事業構造改革と資産の減損・のれんの減損が入ります。2023年8月期はこの区分が19億13百万ドルの費用で、うち18億31百万ドルが棚卸資産の評価減でした。2025年8月期に部門の区分を組み替えており、過去の期も新しい区分に直されています。

「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。

地域別の売上

地域別の売上高(顧客の本社所在地基準)2025年8月期(52週・2024年8月30日〜2025年8月28日)

  • 米国 64.5%64.5%38,197億円米国
  • 台湾 15.2%15.2%8,985億円台湾
  • 中国本土(香港を除く) 7.1%7.1%4,180億円中国本土(香港を除く)
  • その他アジア太平洋 5.1%5.1%3,030億円その他アジア太平洋
  • 香港 3.0%3.0%1,803億円香港
  • 日本 2.4%2.4%1,418億円日本
  • 欧州 1.7%1.7%990億円欧州
  • その他 1.0%1.0%607億円その他

2025年8月期(52週・2024年8月30日〜2025年8月28日)の地域別の売上高です。会社が10-Kで開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。★★この区分は「顧客の本社がどこにあるか」で分けたもの(based on the geographic location of our customers' headquarters)で、製品が最終的に使われる場所ではありません。エヌビディアと同じ基準です(インテルとAMDは顧客への請求先、キオクシアは自社の事業拠点の所在地で、基準が違います)。★米国が64.5%を占めます。前期は米国131億68百万ドル(52.4%)で、比率が12ポイント上がりました。AIのデータセンター向けの需要が米国に本社を置く顧客に集中していることによります。★日本を国別に分けて開示している数少ない会社で、2025年8月期は8億95百万ドル(2.4%)でした。★中国本土は前期の30億45百万ドルから26億39百万ドルへ減っています。

最新の決算

2026年8月期 第3四半期(2026年2月27日〜5月28日)2026-06-25 公表

項目2026年8月期 第3四半期(2026年2月27日〜5月28日)2025年2月28日〜5月29日増減
売上高65,669億円14,733億円+345.7%
営業利益52,778億円3,436億円+1,436.1%
純利益44,739億円2,986億円+1,398.3%
売上高営業利益率80.4%23.3%

会社が公表した決算資料の数値です。当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★★売上高が前年同期の4.5倍、売上高営業利益率が80.4%になっています。売上原価は64億ドルで、売上総利益率は84.6%(前年同期37.7%)。メモリの販売価格が短期間で大きく上がったことによります。★★この四半期の売上高414億56百万ドルは、上の推移の図に出ている2025年8月期の通期373億78百万ドルを上回ります。決算期が8月末のため、通期の数字が1年近く手前のものになるためです。★9か月の累計(2025年8月29日〜2026年5月28日)では売上高789億59百万ドル・営業利益555億89百万ドル・純利益472億68百万ドルでした。★希薄化後1株当たり利益は24.67ドル(前年同期1.68ドル)。★同社の四半期は期末が木曜日になります(この四半期は2026年5月28日、前年同期は2025年5月29日)。

会社が公表している中長期の目標

配当と投資に関する方針2025年8月期 Form 10-K(2025年10月3日提出)に記載

会社が掲げる「会社が掲げる投資の考え方」は「資本を、事業戦略に最もよく沿い将来の収益を最大にすると考える領域に投じる」です。

会社が示している方針2025年8月期 Form 10-K(2025年10月3日提出)に記載

方針テーマ主な重点活動
1配当を続け、時間をかけて増やす四半期ごとの配当を今後も続け、支払額を時間をかけて増やしていくことを目指す直近の決議
  • 2025年9月23日に、1株0.115ドルの四半期配当を決議した(2025年10月21日支払い)
  • 会社は「将来の配当の決議と支払いは取締役会の裁量による」とし、財務の状況・業績・資金需要などを考慮すると記載している
2資本を最も収益の見込める領域に向ける事業戦略に沿い将来の収益を最大にすると考える領域へ投資し、収益の見込めない事業からは撤退することもある考え方
  • どの設備投資が最良の収益をもたらすかの判断には大きな見極めが要る、と会社は記載している
  • 製品の品揃えを絞り込む過程では、需要への対応や市場での位置づけを保つ面での実行の難しさがある
3先端の製造技術に投資を続けるAI向けの需要に応えるため、HBMをはじめとする先端製品の生産能力を高める2025年8月期の動き
  • HBM3Eの12段積みが第4四半期の出荷の大半を占めた
  • HBM4の36GB 12段積みのサンプルを複数の主要顧客へ提供した
  • 設備投資額は158億57百万ドルで、前期の83億86百万ドルから89%増えた

★★会社は売上高・利益の中長期の数値目標を公表していません。下に並べたのは10-Kに書かれている方針で、金額が示されているのは四半期配当だけなので、それを下の表に置いています。エヌビディア・インテル・AMDと同じ扱いで、示されていない目標を当サイトで補ってはいません。

経営目標(財務)

指標2025年8月期(実績)会社が掲げた目標
四半期配当年間0.46米ドル1株0.115米ドル(2025年9月23日決議)。会社は「時間をかけて増やしていくことを目指す」としている
設備投資158億57百万ドル会社は金額を示していない

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社がForm 10-K(2025年10月3日提出)に記載した内容です。当サイトの予測ではありません。★★売上高や利益の中長期の数値目標は公表されていません。会社は将来に関する記述の留保を資料に記載しています。

日本企業との違い

キオクシアホールディングス285A

双方ともメモリが本業。キオクシアは報告セグメントが「メモリ事業」単一、マイクロンは4区分すべてがメモリ・ストレージの用途別

双方ともメモリが本業で、この業界でいちばん近い組み合わせにあたる。キオクシアは報告セグメントが「メモリ事業」単一、マイクロンは4区分すべてがメモリ・ストレージの用途別である。★製品には違いがある。キオクシアはNAND型フラッシュメモリの専業で、マイクロンはDRAM(電源を切ると消える)とNANDの両方を扱う。AI向けの需要の中心にあるHBM(広帯域メモリ)はDRAMを積み上げたものである。★直近の四半期がどちらも通期を大きく上回る形になっており、メモリの市況が同じ向きに動いていることが読み取れる。

売上高をマイクロン・テクノロジーと並べる
  • キオクシアホールディングス2.3兆円2026年3月期
  • マイクロン・テクノロジー5.9兆円直近の通期
時価総額をマイクロン・テクノロジーと並べる
  • キオクシアホールディングス27.4兆円2026-08-20 時点
  • マイクロン・テクノロジー167.5兆円2026-08-20 時点

ルネサスエレクトロニクス6723

マイクロンはメモリ、ルネサスはマイコン等のロジックで、製品が違う。マイクロンのAEBU(車載・産業向け)と用途は重なるが製品は別

ルネサスはマイコン等のロジック(計算する側)、マイクロンはメモリ(記憶する側)で、製品が違う。★マイクロンのAEBU(車載・産業・民生向け)とルネサスの用途は重なるが、供給する製品は別である。

売上高をマイクロン・テクノロジーと並べる
  • ルネサスエレクトロニクス1.3兆円2025年12月期
  • マイクロン・テクノロジー5.9兆円直近の通期
時価総額をマイクロン・テクノロジーと並べる
  • ルネサスエレクトロニクス6.5兆円2026-08-20 時点
  • マイクロン・テクノロジー167.5兆円2026-08-20 時点

マイクロンは米国会計基準、キオクシアとルネサスはIFRSです。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載の基準日のレートで円換算しています。

★★決算期が3社ともそろっていません。マイクロンは8月末にもっとも近い木曜日、キオクシアは3月31日、ルネサスは12月31日です。当ページの推移の図に出ている直近の通期は2025年8月期(2024年8月30日〜2025年8月28日)で、同じ半導体のインテル・AMDの2025年12月期より1年近く手前にあたります。

★★「地域別」の基準が会社によって違います。マイクロンとエヌビディアは顧客の本社所在地、インテルとAMDは顧客への請求先、キオクシアは自社の事業拠点の所在地です。同じ「地域別」という見出しでも中身が違うので、横に並べて比べることはできません。

部門の分け方の考え方は、キオクシアと近いものがあります。マイクロンの4部門はすべてメモリ・ストレージで、分け方は製品ではなく用途です。キオクシアは報告セグメントが単一ですが、売上収益を用途別(SSD & ストレージ/スマートデバイス/その他)に分けて開示しています。

よくある質問

マイクロンと正面から重なる日本の会社はどこですか?

キオクシアホールディングスです。両社ともメモリが本業で、この業界でいちばん近い組み合わせにあたります。ただしキオクシアはNAND型フラッシュメモリの専業、マイクロンはDRAMとNANDの両方という違いがあります。AI向けの需要の中心にあるHBMはDRAMを積み上げたもので、マイクロンはこれを手がけています。

直近の四半期の売上高が、通期より大きいのはなぜですか?

決算期が8月末だからです。当ページの推移の図と部門の表に出ている直近の通期は2025年8月期(2024年8月30日〜2025年8月28日)の373億78百万ドルで、最新の決算の節は2026年8月期第3四半期(2026年2月27日〜5月28日)の414億56百万ドルです。1年近く離れた期間を見比べていることになります。加えて、この間にメモリの販売価格が大きく上がっています。

売上高営業利益率80.4%というのは本当ですか?

10-Qの数値ではそうなります。2026年8月期第3四半期は売上高414億56百万ドルに対し、売上原価が64億ドル、営業利益が333億18百万ドルでした。売上総利益率は84.6%(前年同期37.7%)です。2025年8月期の通期は売上高営業利益率26.1%・売上総利益率39.8%で、短期間で大きく変わっています。

2023年8月期に営業損失なのはなぜですか?

メモリの市況が悪化したためです。売上高が前期の307億58百万ドルから155億40百万ドルへ49.5%減り、営業損失57億45百万ドルになりました。この損失には、棚卸資産を正味実現可能価額まで評価減した18億31百万ドルが含まれています(部門に配分していない費用の中)。

4つの部門は何が違うのですか?

製品ではなく、誰に売るかが違います。4部門ともメモリ・ストレージの製品で、CMBUは大規模なハイパースケールのクラウド顧客とHBM、CDBUは中堅のクラウド・企業・OEMのデータセンターとデータセンター用ストレージ、MCBUはスマートフォンとPC、AEBUは車載・産業・民生向けです。

部門の利益を足しても、連結の営業利益になりません。なぜですか?

部門に配分していない費用があるためです。会社の説明では、株式報酬費用・棚卸資産の正味実現可能価額への評価減・和解による損益・事業構造改革と資産の減損・のれんの減損が入ります。2025年8月期は10億76百万ドルでした。

配当はありますか?

あります。2025年8月期は1株あたり0.46米ドルで、四半期ごとに支払っています。2025年9月23日には1株0.115米ドルの四半期配当を決議しました。会社は「配当を続け、時間をかけて増やしていくことを目指す」としていますが、将来の決議と支払いは取締役会の裁量によるとも記載しています。

なぜ「今期の見通し」の節がないのですか?

同社が通期の業績予想を公表していないためです。決算発表の資料で次の四半期の見通しを示していますが、10-Kにも10-Qにも通期の予想は載っていません。

中期経営計画はありますか?

売上高や利益の数値目標は公表されていません。10-Kに配当と投資の方針が書かれており、当ページの「中長期の目標」の節にはそれを載せています。金額が示されているのは四半期配当(1株0.115米ドル)だけです。

数値はいつ時点のものですか?

ページ下部の「数値の基準日と出典」に、資料ごとの公表日と当サイトが確認した日を記載しています。

数値の基準日と出典

決算(通年)
FY2025(2025-08-28 期末)
決算(四半期)
2026年8月期 第3四半期(2026年2月27日〜5月28日)/2026-06-25 公表
資料の確認日
2026-08-19
円換算のレート
1米ドル = 158.41円(2026-08-19 時点・Yahoo Finance)
株価・時価総額
2026-08-20 時点(1米ドル = 158.41円)

部門別・地域別の売上高、四半期決算、中長期の目標は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2026年8月期 第3四半期 Form 10-Q(2026-06-25 公表)2025年8月期 Form 10-K(2025-10-03 公表)2023年8月期 Form 10-K(2023-10-06 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数は、米国SECに提出されたXBRLデータによります。金額は1米ドル=158.41円(2026-08-19 時点)で円に直しています。この換算レートは記事を作成した時点のもので、上に書いた株価・時価総額の基準日とは別に固定しています。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は基準日時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。